JPH0653243A - 半導体装置の製法 - Google Patents

半導体装置の製法

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Publication number
JPH0653243A
JPH0653243A JP20000192A JP20000192A JPH0653243A JP H0653243 A JPH0653243 A JP H0653243A JP 20000192 A JP20000192 A JP 20000192A JP 20000192 A JP20000192 A JP 20000192A JP H0653243 A JPH0653243 A JP H0653243A
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JP
Japan
Prior art keywords
resist film
electron beam
film
gate electrode
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP20000192A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Takasugi
知 高杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP20000192A priority Critical patent/JPH0653243A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脚部が細く頂部が太い、断面がT字形のゲー
ト電極を有する高周波増幅器用の半導体装置を安価に信
頼性高く製造する方法を提供する。 【構成】 半導体基板1表面に電子ビーム用レジスト膜
2、層間膜3、第2のレジスト膜4を順次積層し、イオ
ン打込みと電子ビーム照射で溝6a付き凹部6を形成
し、該溝付き凹部に電極材料を積層して頂部が太く脚部
が細い断面がT字形のゲート電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界効果トランジスタ
(以下、FETという)を有する半導体装置の製法に関
する。さらに詳しくは、高周波で使用されるFETのゲ
ート電極で半導体基板側の下部が細く、上部が太い、断
面がT字形のゲート電極を有する半導体装置の製法に関
する。ここにT字形には、マッシュルーム形をも含む意
味である。
【0002】
【従来の技術】近年衛星放送が普及しつつあり、衛星放
送受信機用コンバータにはマイクロ波帯の低雑音高利得
の増幅器が必要である。この高周波、とくにマイクロ波
帯で低雑音の増幅器を実現するため、ゲート長の短縮と
ゲート抵抗の低減を同時に満たすFETが求められてい
る。そのため、この種のFETのゲート電極は半導体基
板側の下部を細くしてゲート長を短くすると共に、上部
を太くしてゲート抵抗を低減させる形状に形成され、そ
の断面形状はT字形になっている。
【0003】この断面がT字形のゲート電極を有する半
導体装置の従来の製法の一例を図2に基づいて説明す
る。半導体基板21上に電子ビーム(EB)用ポジ型レジ
ストを塗布しレジスト膜22を形成する。ついで収束イオ
ンビーム(FIB)を照射する(図2(a)参照)。イ
オンは物質の中で止まり易い性質を有し、イオンビーム
のエネルギーを調節することにより、レジスト膜22の途
中で大部分のイオンを停止させることができる。
【0004】つぎに、現像することにより、前工程のF
IB照射された部分が除去され、図2(b)に示すよう
に凹部23が形成される。さらに凹部23の中心部を電子ビ
ーム(EB)で照射する。
【0005】再度現像することにより、レジスト膜22の
残存した底部で電子ビームにより照射された部分が除去
され、細い溝23a( 0.1〜 0.3μm幅)が形成される。
引き続き露出した半導体基板21をエッチングし、ゲート
電極の脚部を形成する場所にリセス24を形成し、ゲート
メタルを蒸着する。このゲートメタルを蒸着すると凹部
23、23a内ではリセス24および凹部23の底部上に堆積さ
れ頂部25bが太く脚部25aが細い断面がT字形のゲート
電極25が形成され、凹部23のない部分はレジスト膜22上
にゲートメタル26が堆積される。
【0006】ついで、アセトンでレジスト膜を除去する
ことにより、ゲートメタル26も除去され(リフトオ
フ)、図2(d)に示すように、半導体基板21のゲート
電極形成場所に断面がT字形のゲート電極25が形成され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のレジスト膜22に
凹部23を形成するのにFIBを照射して描画するが、F
IB描画はFIB描画装置という特殊な装置を必要と
し、また描画に非常に時間がかかり、量産性に適さない
という問題がある。
【0008】本発明の目的は叙上の問題を解決して短時
間でイオン照射ができ、量産性に優れたT字形ゲート電
極を形成できる半導体装置の製法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製法は、(a)半導体基板表面に電子ビーム用レジス
ト膜、層間膜、第2のレジスト膜を順次設け、(b)前
記半導体基板のゲート電極形成場所の上の第2のレジス
ト膜をエッチングして開口部を形成し、(c)該開口部
下の電子ビーム用レジスト膜が一定深さまで照射される
ように全面にイオン注入し、(d)第2のレジスト膜お
よび層間膜を除去したのち現像して前記イオン注入で照
射された部分の電子ビーム用レジスト膜を除去して凹部
を形成し、(e)該凹部の中心部にさらに電子ビームを
照射したのち現像して前記凹部の底に細い溝を形成し、
(f)全面に電極材料を被膜したのち前記電子ビーム用
レジスト膜を除去して断面がT字形のゲート電極を形成
せしめることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、電子線ビーム用レジストの一
部を底部に残存させて凹部を形成するのに第2のレジス
トでマスクしてイオン注入法によりイオン照射をし現像
して形成しているため、描画時間は短時間で行え、かつ
照射の深さも自由に調整することができる。さらに第2
のレジスト膜と電子ビーム用レジスト膜とのあいだに層
間膜を形成しているため、第2のレジスト膜のみを電子
ビーム用レジスト膜と分離して除去できる。その結果短
時間で簡単に、しかも寸法精度のよい断面がT字形のゲ
ート電極を形成することができる。
【0011】
【実施例】つぎに、図面を参照しながら本発明の一実施
例である断面がT字形のゲート電極を有する半導体装置
の製法について説明する。図1は本発明の一実施例であ
る高周波用FETの製造工程を示す断面説明図である。
【0012】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板表面に電子ビーム用ポジ型レジスト膜、層間膜、第2
のフォトレジスト膜を順次設ける。ついで、前記半導体
基板のゲート電極形成場所の上の前記第2のレジスト膜
をエッチングして開口部を形成する。引き続き該開口部
下の電子ビーム用レジスト膜が一定深さまで露光される
ように全面にイオン注入する。具体例としては、半導体
基板の表面に電子ビーム用レジストを塗布して0.6 〜1.
0 μm厚の電子ビーム用レジスト膜(たとえばPMM
A)2を形成し、その表面にエレクトロン・サイクロト
ロン・レゾナンス(ECR)プラズマCVD法により層
間膜としてのSiN膜3を0.03〜0.1 μm形成する。さ
らにその上に第2のレジスト膜としてフォトレジスト膜
4を形成し、通常のフォトリソグラフィ工程によりレジ
ストパターンを形成し、ゲート電極形成領域上のみに開
口部5を形成する。引き続き全面にArを打ち込む
と、フォトレジスト膜4が残存しているところはフォト
レジスト膜4内でイオンは阻止され、フォトレジスト膜
4が除去されて開口部5が形成された場所はSiN膜3
を透過して電子ビーム用レジスト膜2中に照射される。
この際、イオン打込みの打込みエネルギーを調整するこ
とにより、イオン打込みの深さをコントロールでき、電
子ビーム用レジスト膜2の底面がゲート電極の脚部の長
さに相当する厚さだけ現像後に残るように打込みエネル
ギーを調整する。具体的にはSiN膜3が0.05μm、電
子ビーム用レジスト膜2が0.8 μmに形成され、底部に
0.2 〜0.3μm厚さの電子ビーム用レジスト膜2を残す
ためにはArの打込みエネルギーを100 〜200 keV
で行う。
【0013】つぎに、図1(b)に示すように、フォト
レジスト膜4および層間膜3を除去したのち、現像して
前記イオン注入でイオン照射された電子ビーム用レジス
ト膜を除去して凹部6を形成する。具体例としては、酸
素プラズマを用いてフォトレジスト膜4を除去し、つい
で表面全面からリアクティブイオンエッチング(RI
E)法によりSiN膜3を除去する。さらに現像するこ
とにより、前述のArで照射された電子ビーム用レジ
スト膜の部分のみが除去されて図1(b)に示すように
凹部6が形成され、凹部6の下にはイオン照射されなか
った電子ビーム用レジスト膜が残存する。
【0014】つぎに凹部6の中心部にさらに電子ビーム
を照射して凹部6の下に残存した電子ビーム用レジスト
膜2を反応させ、現像して細い溝6aを形成する(図1
(c)参照)。
【0015】ついで、全面に電極材料を被膜したのち
(図1(d)参照)前記電子ビーム用レジスト膜2を除
去して断面がT字形のゲート電極8を形成する(図1
(e)参照)。具体例としてはウェットエッチングによ
りGaAs層にリセス7を形成する。つぎに蒸着法によ
り電極材料としてのTi、Pt、Auの各膜をそれぞれ
0.05〜0.1 μm、0.05〜0.1 μm、0.3 〜0.5 μm積層
し、脚部8aと頂部8bを有する断面がT字形のゲート
電極8を形成する。この電極材料を蒸着により積層する
際、電子ビーム用レジスト膜2に凹部6の形成されてい
るところは溝6aの底部であるリセス7上および凹部6
の底部の上に積層されて断面がT字形のゲート電極8が
形成され、凹部6の形成されていないところは電子ビー
ム用レジスト膜2上に電極材料膜9が積層される。引き
続き、アセトンでレジスト膜を除去する。その結果電子
ビーム用レジスト膜2上に積層されていた電極材料膜9
も除去され(リフトオフ)、GaAs層上に頂部8bが
太く、脚部8aが細い断面がT字形のゲート電極8を半
導体基板上に形成できる。
【0016】前述の実施例ではイオン打込みのイオンを
Arの例で説明したが、Arに限らず、他のイオン
種でもよく、電極膜の材料も前述のTi、Pt、Auの
3層構造の例に限らず、他の金属で形成することもでき
る。
【0017】さらに、層間膜はECR−SiN膜に限ら
ず、スパッタSiO2 膜、真空蒸着による金属膜など、
電子ビーム用レジスト膜が耐えられる 200℃以下で形成
できる膜で、レジスト膜とエッチングの選択比を高くと
れるものであればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、プロセスが簡単でT字
形ゲート電極を簡単に、短時間で形成できる。従って製
造コストが下がり、信頼性の高い高周波増幅器をうるこ
とができ、衛星放送やマイクロ波通信に大いに寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体装置の製法の工
程断面図である。
【図2】従来のT字形ゲート形成方法の工程断面図であ
る。
【図3】従来のT字形ゲートの段切れを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 電子ビーム用レジスト膜 3 SiN膜 4 フォトレジスト膜 5 開口部 6 凹部 6a 細い溝 8 ゲート電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板表面に電子ビーム用レ
    ジスト膜、層間膜、第2のレジスト膜を順次設け、 (b)前記半導体基板のゲート電極形成場所の上の第2
    のレジスト膜をエッチングして開口部を形成し、 (c)該開口部下の電子ビーム用レジスト膜が一定深さ
    まで照射されるように全面にイオン注入し、 (d)第2のレジスト膜および層間膜を除去したのち現
    像して前記イオン注入で照射された部分の電子ビーム用
    レジスト膜を除去して凹部を形成し、 (e)該凹部の中心部にさらに電子ビームを照射したの
    ち現像して前記凹部の底に細い溝を形成し、 (f)全面に電極材料を被膜したのち前記電子ビーム用
    レジスト膜を除去して断面がT字形のゲート電極を形成
    せしめることを特徴とする半導体装置の製法。
JP20000192A 1992-07-27 1992-07-27 半導体装置の製法 Pending JPH0653243A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7698856B2 (en) 2005-03-31 2010-04-20 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run for automobile

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7698856B2 (en) 2005-03-31 2010-04-20 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run for automobile

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