JPH0653182B2 - ゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents
ゴルフクラブヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JPH0653182B2 JPH0653182B2 JP60120581A JP12058185A JPH0653182B2 JP H0653182 B2 JPH0653182 B2 JP H0653182B2 JP 60120581 A JP60120581 A JP 60120581A JP 12058185 A JP12058185 A JP 12058185A JP H0653182 B2 JPH0653182 B2 JP H0653182B2
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- Japan
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- syntactic foam
- foam composition
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はゴルフクラブヘッドの製造方法に係わり、更
に詳しくはウッドクラブヘッドの製造方法に関するもの
である。
に詳しくはウッドクラブヘッドの製造方法に関するもの
である。
一般に、ウッドクラブと呼称されているゴルフクラブの
クラブヘッドは、従来から柿の木を主材料として製造さ
れているが、最近、繊維強化プラスチックを主材料とし
て製造するクラブヘッドが開発され使用されるようにな
って来た。
クラブヘッドは、従来から柿の木を主材料として製造さ
れているが、最近、繊維強化プラスチックを主材料とし
て製造するクラブヘッドが開発され使用されるようにな
って来た。
そして、この種のクラブヘッドは、中空構造のものか、
もしくは芯材に型物成形または注入発泡せしめた発泡性
合成樹脂材を用いたものが大部分である。然しながら、
中空構造のクラブヘッドの場合には、ヘッド内部が中空
であるために、ゴルフクラブの重要な製品特性であるボ
ールの飛距離や打撃時のフィーリングを悪化させ、ウッ
ド・クラブの性能として問題が多いために最近では芯材
を用いた構造のクラブヘッドが一般的に使用されてい
る。
もしくは芯材に型物成形または注入発泡せしめた発泡性
合成樹脂材を用いたものが大部分である。然しながら、
中空構造のクラブヘッドの場合には、ヘッド内部が中空
であるために、ゴルフクラブの重要な製品特性であるボ
ールの飛距離や打撃時のフィーリングを悪化させ、ウッ
ド・クラブの性能として問題が多いために最近では芯材
を用いた構造のクラブヘッドが一般的に使用されてい
る。
ところで、従来の発泡性合成樹脂材を芯材として用いる
クラブヘッドの成形方法には、予め発泡性合成樹脂材に
より芯体を成形し、しかる後クラブヘッド本体と一体成
形する方法、クラブヘッドの外殻を先に成形し、しかる
後に発泡性合成樹脂材の組成物を充填し、発泡硬化させ
る方法(特公昭51-21436号公報)とが知られている。ま
た、繊維強化プラスチック製のウッドゴルフクラブヘッ
ドは、長い歴史を持つ柿材等から成るクラブヘッドと同
じ大きさの形状に成形する関係上、重量的には柿材に見
合うヘッド重量にする必要性から、芯材としては比重の
軽い発泡性合成樹脂材が用いられており、またその殆ど
が硬質ウレタンフオームから成るものであった。
クラブヘッドの成形方法には、予め発泡性合成樹脂材に
より芯体を成形し、しかる後クラブヘッド本体と一体成
形する方法、クラブヘッドの外殻を先に成形し、しかる
後に発泡性合成樹脂材の組成物を充填し、発泡硬化させ
る方法(特公昭51-21436号公報)とが知られている。ま
た、繊維強化プラスチック製のウッドゴルフクラブヘッ
ドは、長い歴史を持つ柿材等から成るクラブヘッドと同
じ大きさの形状に成形する関係上、重量的には柿材に見
合うヘッド重量にする必要性から、芯材としては比重の
軽い発泡性合成樹脂材が用いられており、またその殆ど
が硬質ウレタンフオームから成るものであった。
ところが、硬質ウレタンフオーム等の低比重な発泡性合
成樹脂材は、圧縮強度や衝撃破壊強度に弱く、またウッ
ドゴルフクラブとしての過酷な使用条件により破壊し易
く、芯材として長期の使用に耐え難いものであり、しか
も硬質ウレタンフオームは、強度並びに反発弾性に劣
り、ボールの飛距離や打撃時のフィーリングにも難点が
あった。
成樹脂材は、圧縮強度や衝撃破壊強度に弱く、またウッ
ドゴルフクラブとしての過酷な使用条件により破壊し易
く、芯材として長期の使用に耐え難いものであり、しか
も硬質ウレタンフオームは、強度並びに反発弾性に劣
り、ボールの飛距離や打撃時のフィーリングにも難点が
あった。
上記のようなウッドゴルフクラブの問題点を解消するも
のとして、従来低比重で、かつ圧縮強度が著しく高いシ
ンタクチックフォームを芯材としたウッドクラブヘッド
が本願出願人から提案されている(特開昭60-68873号公
報)。
のとして、従来低比重で、かつ圧縮強度が著しく高いシ
ンタクチックフォームを芯材としたウッドクラブヘッド
が本願出願人から提案されている(特開昭60-68873号公
報)。
しかし、係るシンタクチックフォームを芯材としたウッ
ドクラブヘッドにおいても、まだその製造方法には、ヘ
ッド本体の強度に対するシンタクチックフォーム組成物
の配合設計や、加工工程の簡略化及び繊維強化プラスチ
ックから成るクラブヘッドの肉厚の設計等の未解決部分
が残っている。
ドクラブヘッドにおいても、まだその製造方法には、ヘ
ッド本体の強度に対するシンタクチックフォーム組成物
の配合設計や、加工工程の簡略化及び繊維強化プラスチ
ックから成るクラブヘッドの肉厚の設計等の未解決部分
が残っている。
この発明は、係る従来の問題点に着目して案出されたも
ので、その目的とするところは繊維強化プラスチックか
らなるクラブヘッドの製造に際して、従来の問題点を解
決すると共に、ゴルフクラブの生命であるゴルフボール
の飛距離や打撃時のフィーリングを満足させることが出
来るようにクラブヘッドを製造するゴルフクラブヘッド
の製造方法を提供するものである。
ので、その目的とするところは繊維強化プラスチックか
らなるクラブヘッドの製造に際して、従来の問題点を解
決すると共に、ゴルフクラブの生命であるゴルフボール
の飛距離や打撃時のフィーリングを満足させることが出
来るようにクラブヘッドを製造するゴルフクラブヘッド
の製造方法を提供するものである。
この発明は、上記目的を達成するため、以下の各工程か
ら成ることを要旨とするものである。
ら成ることを要旨とするものである。
.樹脂を含浸させたカーボン繊維からなるシートモー
ルディングコンパウンドを適量計量し、これをクラブヘ
ッド圧縮成形用金型に敷設した後圧縮成形し、加熱硬化
させてクラブヘッド本体の外殻を成形する工程。
ルディングコンパウンドを適量計量し、これをクラブヘ
ッド圧縮成形用金型に敷設した後圧縮成形し、加熱硬化
させてクラブヘッド本体の外殻を成形する工程。
.クラブヘッド本体の外殻を成形した後、その外殻の
中空凹部内に、芯材として使用する、エポキシ樹脂組成
物にガラス質微小中空球を配合し、かつ均一に配合して
成るペースト状の未硬化シンタクチックフォーム組成物
を充填する工程。
中空凹部内に、芯材として使用する、エポキシ樹脂組成
物にガラス質微小中空球を配合し、かつ均一に配合して
成るペースト状の未硬化シンタクチックフォーム組成物
を充填する工程。
.前記ペースト状の未硬化シンタクチックフォーム組
成物を充填した後、前記未硬化シンタクチックフォーム
組成物を加熱して反応硬化させることにより、外殻の中
空凹部内にシンタクチックフォーム組成物を一体的に埋
設する工程。
成物を充填した後、前記未硬化シンタクチックフォーム
組成物を加熱して反応硬化させることにより、外殻の中
空凹部内にシンタクチックフォーム組成物を一体的に埋
設する工程。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図及び第2図は本発明の実施例からなるゴルフクラ
ブを示すもので、第1図は要部すなわちクラブヘッド本
体1を示す斜視説明図、第2図は第1図II−II矢視断面
説明図を示し、クラブヘッド本体1は、クラブシャフト
Sの先端に、カーボン繊維を主材料とした繊維強化プラ
スチックを主材料として成形した外殻2と、この外殻2
に形成された中空凹部3内に芯材6として使用するペー
スト状の未硬化のシンタクチックフォーム組成物4と、
前記中空凹部3の開口部3aを閉鎖するソールプレート
5とにより構成されている。
ブを示すもので、第1図は要部すなわちクラブヘッド本
体1を示す斜視説明図、第2図は第1図II−II矢視断面
説明図を示し、クラブヘッド本体1は、クラブシャフト
Sの先端に、カーボン繊維を主材料とした繊維強化プラ
スチックを主材料として成形した外殻2と、この外殻2
に形成された中空凹部3内に芯材6として使用するペー
スト状の未硬化のシンタクチックフォーム組成物4と、
前記中空凹部3の開口部3aを閉鎖するソールプレート
5とにより構成されている。
そしてクラブヘッド本体1を製造する場合には、カーボ
ン繊維強化プラスチックを主材料として圧縮成形により
クラブヘッド本体1の外殻2を成形し、この成形時に形
成された外殻2の中空凹部3内に、エポキシ樹脂組成物
に適量のガラス質微小中空球を配合し、均一に混合して
得たペースト状の未硬化シンタクチックフォーム組成物
4を充填し、ソールプレート5を取付けた後、加熱して
反応硬化させて製造するものである。
ン繊維強化プラスチックを主材料として圧縮成形により
クラブヘッド本体1の外殻2を成形し、この成形時に形
成された外殻2の中空凹部3内に、エポキシ樹脂組成物
に適量のガラス質微小中空球を配合し、均一に混合して
得たペースト状の未硬化シンタクチックフォーム組成物
4を充填し、ソールプレート5を取付けた後、加熱して
反応硬化させて製造するものである。
またシンタクチックフォーム組成物4を構成する微小中
空球としては、上述のようにガラス質を主成分とした無
機質から成る球状中空体を用いるが、球径は平均5μか
ら100μのものを用いることが好ましい。またシンタ
クチックフォーム組成物4をクラブヘッド本体1の外殻
2への充填は、シンタクチックフォーム組成物4を完全
に充填するばかりでなく、部分的に空隙を設けたり、密
度の異なるシンタクチックフォーム組成物や、他の材質
からなる物質を中に混入させたり、芯体の一部をそれら
で置換させることも可能である。
空球としては、上述のようにガラス質を主成分とした無
機質から成る球状中空体を用いるが、球径は平均5μか
ら100μのものを用いることが好ましい。またシンタ
クチックフォーム組成物4をクラブヘッド本体1の外殻
2への充填は、シンタクチックフォーム組成物4を完全
に充填するばかりでなく、部分的に空隙を設けたり、密
度の異なるシンタクチックフォーム組成物や、他の材質
からなる物質を中に混入させたり、芯体の一部をそれら
で置換させることも可能である。
例えば、シンタクチックフォーム組成物4にシンタクチ
ックフォームよりも比重が小さいフォームや、バルーン
等を入れることにより、芯体全体の圧縮強度、特に打球
部分の圧縮破壊強度を大きく低下させることなく、芯体
全体の軽量化を図ることも可能である。
ックフォームよりも比重が小さいフォームや、バルーン
等を入れることにより、芯体全体の圧縮強度、特に打球
部分の圧縮破壊強度を大きく低下させることなく、芯体
全体の軽量化を図ることも可能である。
なお、前記ソールプレート5の取付け方法としては、上
記のようにシンタクチックフォーム組成物4の充填時に
一緒に行うことに限定されず、シンタクチックフォーム
組成物4を充填し反応硬化後にソールプレート5を取付
けることも可能であり、更に第4図に示すように、芯材
6とソールプレート5との間にゴムやプラスチック等か
ら成るプレート7を介在させることにより、使用時のソ
ール側から受ける芯材6への衝撃を吸収緩和することが
可能となる。
記のようにシンタクチックフォーム組成物4の充填時に
一緒に行うことに限定されず、シンタクチックフォーム
組成物4を充填し反応硬化後にソールプレート5を取付
けることも可能であり、更に第4図に示すように、芯材
6とソールプレート5との間にゴムやプラスチック等か
ら成るプレート7を介在させることにより、使用時のソ
ール側から受ける芯材6への衝撃を吸収緩和することが
可能となる。
この発明は、上記のように、樹脂を含浸させたカーボン
繊維からなるシートモールディングコンパウンドを適量
計量し、これをクラブヘッド圧縮成形用金型に敷設した
後圧縮成形し、加熱硬化させてクラブヘッド本体の外殻
を成形し、クラブヘッド本体の外殻を成形した後、その
外殻の中空凹部内に、芯材として使用する、エポキシ樹
脂組成物にガラス質微小中空球を配合し、かつ均一に配
合して成るペースト状の未硬化シンタクチックフォーム
組成物を充填し、前記ペースト状の未硬化シンタクチッ
クフォーム組成物を充填した後、前記未硬化シンタクチ
ックフォーム組成物を加熱して反応硬化させることによ
り、外殻の中空凹部内にシンタクチックフォーム組成物
を一体的に埋設するので、以下のような優れた効果を奏
するものである。
繊維からなるシートモールディングコンパウンドを適量
計量し、これをクラブヘッド圧縮成形用金型に敷設した
後圧縮成形し、加熱硬化させてクラブヘッド本体の外殻
を成形し、クラブヘッド本体の外殻を成形した後、その
外殻の中空凹部内に、芯材として使用する、エポキシ樹
脂組成物にガラス質微小中空球を配合し、かつ均一に配
合して成るペースト状の未硬化シンタクチックフォーム
組成物を充填し、前記ペースト状の未硬化シンタクチッ
クフォーム組成物を充填した後、前記未硬化シンタクチ
ックフォーム組成物を加熱して反応硬化させることによ
り、外殻の中空凹部内にシンタクチックフォーム組成物
を一体的に埋設するので、以下のような優れた効果を奏
するものである。
.この発明にかかる製造方法によると、芯材の低比重
化が可能となり、ヘッドの大型化或いはヘッド重量の軽
量化が図れるので、バラエティーに富んだゴルフクラブ
の製造が可能となる。
化が可能となり、ヘッドの大型化或いはヘッド重量の軽
量化が図れるので、バラエティーに富んだゴルフクラブ
の製造が可能となる。
.製造工程が簡単であり、生産性が上がると共に、コ
ストダウンが可能となる。
ストダウンが可能となる。
.外殻の厚さを略均一の厚さに成形することが出来
る。
る。
.外殻を先に成形するので、芯材には成形圧がかから
ず、耐圧性に制限を設けることなく成形できると共に、
品質精度の向上を図ることが出来、更に生産性の向上を
図ることが出来る。
ず、耐圧性に制限を設けることなく成形できると共に、
品質精度の向上を図ることが出来、更に生産性の向上を
図ることが出来る。
.外殻材料のシートモールディングコンパウンドに制
限がないので、長繊維を使用しても繊維の流れが良く、
品質の精度を高めることが出来る。
限がないので、長繊維を使用しても繊維の流れが良く、
品質の精度を高めることが出来る。
.ゴルフクラブヘッドの生命であるボールの飛距離や
打撃時のフィーリングを満足させることが出来る。
打撃時のフィーリングを満足させることが出来る。
.シンタクチックフォームは、エポキシ樹脂組成物に
ガラス質微小中空球を配合して成る組成物を、加熱硬化
するのみ(発泡しない)であるので、シンタクチックフ
ォームの特性である高圧縮強度,耐衝撃破壊強度をヘッ
ド芯体に利用することにより、クラブヘッドとしての強
度,反発性等の性能を高めることが出来る。
ガラス質微小中空球を配合して成る組成物を、加熱硬化
するのみ(発泡しない)であるので、シンタクチックフ
ォームの特性である高圧縮強度,耐衝撃破壊強度をヘッ
ド芯体に利用することにより、クラブヘッドとしての強
度,反発性等の性能を高めることが出来る。
以下、この発明の実施例について説明する。
適量のビニルエステルタイプの樹脂を予め含浸させたカ
ーボン繊維からなるシートモールディングコンパウンド
(SMC)を適量計量し、クラブヘッド圧縮成形用金型
に挿入して加圧し、加熱硬化により第3図に示すよう
に、クラブヘッド本体1の外殻2を成形した。
ーボン繊維からなるシートモールディングコンパウンド
(SMC)を適量計量し、クラブヘッド圧縮成形用金型
に挿入して加圧し、加熱硬化により第3図に示すよう
に、クラブヘッド本体1の外殻2を成形した。
ここでは、カーボン繊維はPAN系(ポリアクリロニト
ル)の1インチ長さの繊維で、かつカーボン含有量は5
0重量%のものを用いた。
ル)の1インチ長さの繊維で、かつカーボン含有量は5
0重量%のものを用いた。
そして、これにN,N,N′,N′−テトラグリシジル
メタキシレンジアミン(TETRAD−X(登録商
標),三菱ガス化学製)31.7重量部,無水メチルハイミ
ック酸(日立化成製)68.3重量部,ガラス微小中空球
(A16/500(スリーエム製))28.7重量部を撹拌機を用
いてガラス中空球を破壊させないように均一に混合し、
ペース状とした未硬化のシンタクチックフォーム組成物
を先に成形したクラブヘッド本体1の外殻2の中空凹部
3内に充填し、ソールプレート5を取付けた後、150 ℃
で60分間ギャーオーブンに入れて反応硬化させてゴルフ
クラブヘッドを作成した。
メタキシレンジアミン(TETRAD−X(登録商
標),三菱ガス化学製)31.7重量部,無水メチルハイミ
ック酸(日立化成製)68.3重量部,ガラス微小中空球
(A16/500(スリーエム製))28.7重量部を撹拌機を用
いてガラス中空球を破壊させないように均一に混合し、
ペース状とした未硬化のシンタクチックフォーム組成物
を先に成形したクラブヘッド本体1の外殻2の中空凹部
3内に充填し、ソールプレート5を取付けた後、150 ℃
で60分間ギャーオーブンに入れて反応硬化させてゴルフ
クラブヘッドを作成した。
このクラブヘッドを、ウッドゴルフクラブと呼称させて
いるゴルフ・クラブに仕立て試打ちしたところ、シンタ
クチックフォーム製芯材を予め成形してクラブヘッドを
一体成形した場合のゴルフ・クラブと同様に、一般に従
来品、即ち硬質ウレタンフォーム製の芯体を用いたゴル
フ・クラブに比較し、飛距離で6%以上の向上が見ら
れ、打撃時のフィーリングも良好であった。
いるゴルフ・クラブに仕立て試打ちしたところ、シンタ
クチックフォーム製芯材を予め成形してクラブヘッドを
一体成形した場合のゴルフ・クラブと同様に、一般に従
来品、即ち硬質ウレタンフォーム製の芯体を用いたゴル
フ・クラブに比較し、飛距離で6%以上の向上が見ら
れ、打撃時のフィーリングも良好であった。
更に、シンタクチックフォーム製の芯材を予め成形した
後、一体成形した場合のゴルフクラブのヘッド製造方法
に比較し、この発明の製造方法には下記のような多くの
利点が確認することが出来た。
後、一体成形した場合のゴルフクラブのヘッド製造方法
に比較し、この発明の製造方法には下記のような多くの
利点が確認することが出来た。
(1).一体成形法に見られるような圧縮成形による芯材の
移動の恐れは全くなく、従って繊維強化プラスチックを
主材とする外殻2の肉厚の均一成形が可能となった。更
に薄肉厚化によりヘッド重量の軽量化も可能となった。
移動の恐れは全くなく、従って繊維強化プラスチックを
主材とする外殻2の肉厚の均一成形が可能となった。更
に薄肉厚化によりヘッド重量の軽量化も可能となった。
(2).芯材成形のための加工工程の排除と、それに用いら
れる金型等の設備も不要となり、生産効率を高めること
ができた。
れる金型等の設備も不要となり、生産効率を高めること
ができた。
(3).より圧縮強度の低い低比重のシンタクチックフォー
ム組成物の使用も可能となり、ヘッドの軽量化も更に行
い易くなった。
ム組成物の使用も可能となり、ヘッドの軽量化も更に行
い易くなった。
(4).ヘッドの重量調整,並びに重心位置の調整を目的と
した鉛塊等のウエイトの埋め込みも容易になった。
した鉛塊等のウエイトの埋め込みも容易になった。
第1図及び第2図は本発明の実施例からなるゴルフクラ
ブを示すもので、第1図は要部すなわちクラブヘッド部
を示す斜視説明図、第2図は第1図II−II矢視断面説明
図、第3図はクラブヘッドのソール部側から見た底面
図、第4図はソールプレートの取付け方法の他の実施例
を示す断面図である。 1……クラブヘッド本体、2……外殻、3……中空凹
部、3a……開口部、4……シンタクチックフォーム組
成物、5……ソールプレート、6……芯材。
ブを示すもので、第1図は要部すなわちクラブヘッド部
を示す斜視説明図、第2図は第1図II−II矢視断面説明
図、第3図はクラブヘッドのソール部側から見た底面
図、第4図はソールプレートの取付け方法の他の実施例
を示す断面図である。 1……クラブヘッド本体、2……外殻、3……中空凹
部、3a……開口部、4……シンタクチックフォーム組
成物、5……ソールプレート、6……芯材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−194766(JP,A) 特開 昭59−22569(JP,A) 特開 昭59−6072(JP,A) 特公 昭51−21436(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】以下の各工程から成ることを特徴とするゴ
ルフクラブヘッドの製造方法。 (1).樹脂を含浸させたカーボン繊維からなるシートモー
ルディングコンパウンドを適量計量し、これをクラブヘ
ッド圧縮成形用金型に敷設した後圧縮成形し、加熱硬化
させてクラブヘッド本体の外殻を成形する工程。 (2).クラブヘッド本体の外殻を成形した後、その外殻の
中空凹部内に、芯材として使用する、エポキシ樹脂組成
物にガラス質微小中空球を配合し、かつ均一に配合して
成るペースト状の未硬化シンタクチックフォーム組成物
を充填する工程。 (3).前記ペースト状の未硬化シンタクチックフォーム組
成物を充填した後、前記未硬化シンタクチックフォーム
組成物を加熱して反応硬化させることにより、外殻の中
空凹部内にシンタクチックフォーム組成物を一体的に埋
設する工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120581A JPH0653182B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120581A JPH0653182B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61279266A JPS61279266A (ja) | 1986-12-10 |
JPH0653182B2 true JPH0653182B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=14789820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60120581A Expired - Fee Related JPH0653182B2 (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653182B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2534501B2 (ja) * | 1987-06-01 | 1996-09-18 | 横浜ゴム株式会社 | ゴルフクラブ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59194766A (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-05 | ヤマハ株式会社 | ゴルフ用ウツドクラブヘツドの製法 |
-
1985
- 1985-06-05 JP JP60120581A patent/JPH0653182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61279266A (ja) | 1986-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |