JPH0652827U - 按摩装置 - Google Patents

按摩装置

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JPH0652827U
JPH0652827U JP16693U JP16693U JPH0652827U JP H0652827 U JPH0652827 U JP H0652827U JP 16693 U JP16693 U JP 16693U JP 16693 U JP16693 U JP 16693U JP H0652827 U JPH0652827 U JP H0652827U
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貞男 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、非通電状態で足踏み式のマッ
サージをするのに適する按摩装置を得ることにある。 【構成】通孔11が形成された本体ケース1に内蔵された
振動式按摩器15は、通孔を通って本体ケース外に突出さ
れるヘッド32が設けられたヘッドフレーム26に内蔵され
た偏心重り25の回転で振動する振動子34、偏心重りに第
1コイルばね24を介して接続され偏心重りを回転させる
モータ22、及び振動子を片持ち支持して使用時に振動子
が使用者の患部で押された際に振動子を患部方向に付勢
する第2コイルばね29を有する。本体ケースに内蔵され
た振動子支え41は、振動子の患部と反対側方向への変位
を妨げる第1位置及びこの第1位置から外れて振動子の
患部と反対側方向への変位を許す第2位置とに渡り移動
でき、この支えは、操作機構42により第1位置と第2位
置とに選択的に配置されることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コイルばねにより片持ち支持された振動子を備える振動式の按摩装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6〜図9は、最近本出願人により提案され、足裏等をマッサージするのに適 する振動式の按摩装置を示している。 この按摩装置の構成について説明すれば、図6〜図8中符号1は合成樹脂製の 本体ケースであり、これは、ケース部材2,3を互いの開口面を合わせて図示し ないねじにより連結して形成されている。なお、図7中符号2aはケース部材2 に形成された通気孔である。
【0003】 図6に示されるように本体ケース1は、その幅方向中央部にリモコン収納凹部 4を有しているとともに、この収納凹部4を境にして互いに対をなしかつリモコ ン収納凹部4を介して一体につなげられた第1,第2マッサージ部5,6を有し ている。リモコン収納凹部4は、上向きに開口されているとともに、本体ケース 1の幅方向と直交する方向に延びて形成されている。このリモコン収納凹部4の 一端部には溝4aを有したストッパ部4bが形成されている。
【0004】 本体ケース1は、持ち運びが容易な重量および大きさであって、しかも、比較 的薄い厚みをもって形成されている。この本体ケース1は、主として第1,第2 マッサージ部5,6に対して2個ずつ取付けられたゴム製の脚7(図7参照)を 水平な載置面上に置いて、使用されるようになっている。
【0005】 第1,第2マッサージ部5,6は平面形状が略小判形をなしている。そして、 本体ケース1の使用時に正面となるケース壁3a、つまり上側のケース部材3の 上面壁は、略平坦であって、一端から他端に向かうにしたがい次第に高くなるよ うに傾斜されていて、使用者の足を置き易くなっている。このケース壁3aには 、一対の通孔11(図7および図8に一方のみ図示)が第1,第2マッサージ部 5,6に位置して設けられている。
【0006】 これら通孔11は使用者の足に略等しい大きさのカバー12で夫々別々に覆い 隠されている。このような大きさのカバー12を用いることにより、ケース壁3 のカバー12で覆われる部分が受圧部3a1として使用され、足が直接ケース部材 3に接するのを妨げて足を載せた際の感触を良くするとともに、このカバー12 に合わせて足を置いた際に、後述する振動子が足の土踏まずに丁度当たるように できる。
【0007】 図6〜図8に示されるようにカバー12の周縁部は、ケース部材3のケース壁 3aに通孔11およびその回りを夫々別々に取囲んで設けた環状の取付け溝13 に嵌め込まれて、この溝13に嵌入されるリング状のカバー取付け枠14を取付 け溝13にねじ止めすることにより、これらの間に挟着されている。カバー12 は、厚さ 0.9mm程度の薄い塩化ビニル樹脂層の裏面に補強用の布を接着してな るシートであって、後述する振動子34の振動に追従するために可撓性を有して いる。
【0008】 ケース壁3aの取付け溝13で囲まれる内側部分は、図8に代表して示される ように足Aを載せた際において足Aの土踏まずの両側部分を受け止める受圧部3 a1として使用されるものであって、この受圧部3a1はカバー12で覆い隠されて いる。したがって、この受圧部3a1内に前記通孔11が形成されている。
【0009】 図7および図8に示されるように本体ケース1内には、第1,第2マッサージ 部5,6に夫々配置される2個(一方のみ図示)の振動式按摩器15が所定の距 離を隔てて並設されている。さらに、本体ケース1内には、2個の按摩器15間 のスペースを利用して按摩器15に対する必要な運転制御をするための制御装置 (図示しない)、および反射形のフォトスイッチ(図示しない)等も内蔵されて いる。
【0010】 なお、図6中16は運転状態を表示するために第1,第2マッサージ部5,6 に夫々取付けられた表示装置、17は前記制御装置に接続されるとともに本体ケ ース1外に突出された電源コード、18は前記制御装置に接続されるとともに本 体ケース1外に突出された伸縮可能な可撓性のスパイラルコードである。多芯コ ードからなるスパイラルコード18には細長いリモートコントローラ19が接続 されている。
【0011】 リモートコントローラ19には、この振動式按摩装置の運転モードを選択する 複数の押し釦などの操作部、電源釦、および選択されたモードを点灯動作により 表示する表示部や表示文字などが設けられていて、その操作部の操作により制御 信号が前記制御装置に送られるようになっている。
【0012】 リモートコントローラ19の厚みは、リモコン収納凹部4の深さより薄く形成 されていて、リモコン収納凹部4に対して着脱可能に収納される。そして、リモ ートコントローラ19とスパイラルコード18との接続部に設けられたコードブ ッシュ18aは、リモコン収納凹部4の溝4aに着脱可能に嵌め込まれて、その 嵌め込みによって、リモコン収納凹部4に対するリモートコントローラ19の位 置決めがなされるようにしてある。
【0013】 前記2個の按摩器15は同一構成であり、図9に示されるように構成されてい る。すなわち、同図中21はケース部材2に防振構造をもって固定されるモータ 取付けフレームで、これには、整流子付きのモータ22が取付けられているとと もに、このモータ22の出力軸22aの突出方向側に位置するばね受け部23が 一体に設けられている。出力軸22aには回転力伝達用の第1コイルばね24の 一端部が固定され、このばね24の他端部には、ばね24の軸線に対して偏心し た位置に重心を有する偏心重り25が固定されている。
【0014】 偏心重り25は、ヘッドフレーム26内に収納されているとともに、このフレ ーム26に対して軸受け27を介して回転自在に支持されている。ヘッドフレー ム26は、概ね両端が閉じられた円筒状をなしているとともに、そのモータ22 側一端壁にばね受け部23に対向するばね受け部28が設けられている。両ばね 受け部23,28には第2コイルばね29の端部が夫々嵌入固定されている。第 2コイルばね29は患部への振動子34の押付け力を得るための付勢用のもので あって、このばね29を介してヘッドフレーム26がばね受け部23に片持ち支 持されている。この第2コイルばね29の内部には軸方向に沿って前記第1コイ ルばね24が通されている。
【0015】 ヘッドフレーム26に形成されたヘッド取付け部26aには、ポジスタからな る温熱治療用の発熱素子30を有した発熱体31が取付けられているとともに、 この発熱体31を覆ってアルミダイキャスト等からなる金属製のヘッド32が取 付けられている。ヘッド32は先端部が半球状をなす突起33を備えている。
【0016】 前記偏心重り25,ヘッドフレーム26,軸受け27,発熱体31,およびヘ ッド32により、前記第2コイルばね29を介して支持される指圧子としての振 動子34が形成されている。
【0017】 この振動子34においてそのヘッド32の少なくとも突起33は、ヘッド32 が患部により最大限に押された場合でも通孔11を通って本体ケース1外に突出 配置されるようにしてある。この構成は、モータ22の出力軸22aの軸線から ヘッド32の先端までの高さ、およびモータ22の高さ位置に基づく、ケース壁 3aの受圧部3a1に対するヘッド32の突出高さ、第2コイルばね29のばね力 の大きさ等を適当に選定することにより得ている。
【0018】 図7および図8に示されるように前記構成の按摩器15が備える振動子34の ヘッド32は、前記通孔11に夫々別々に通されて、本体ケース1の外に突出さ れている。これら振動子34のヘッド32は、第2コイルばね29のばね力によ り常に前記カバー12の内面に押し付けられ、したがって、前記ばね力でカバー 12は張設状態に維持されるようになっている。
【0019】 図7および図8に示されるようにケース部材2の底壁と振動子34との間には 、夫々スポンジゴムなどで形成された弾性体35が挟設されている。弾性体35 は振動子34が患部で押された際にさらに圧縮しながら弾性変形して、その弾性 力で振動子34を患部方向に付勢するものである。なお、図7および図8中36 は一対の振動子34に渡って架設された連結板で、第2コイルばね29に起因す る両振動子34の捩れを防止して、これらの患部への正しい押し当て状態を得る ために設けられている。なお、前記反射形のフォトスイッチは、連結板36から の反射光を受光した際にオンして前記両按摩器15のモータ22を同時期に起動 させるようになっている。
【0020】 前記構成の振動式按摩装置は主としてフットマッサージャとして使用されるも のである。その際、使用者は椅子に腰掛けて、両足の土踏まずを夫々カバー12 を介して一対の振動子34上に別々に載せることにより使用する。そうすると、 足の重さにより振動子34が押し下げられるに伴って、連結板36がフォトスイ ッチの光路と交差するので、このスイッチが連結板36からの反射光を受けてオ ンされる。それにより、一対の按摩器15のモータ22が起動される。
【0021】 そのため、モータ22の出力軸22aが第1コイルばね24を介して偏心重り 25を回転させるため、この回転に伴って振動子34全体が振動をするものであ り、この振動がヘッド32によりカバー12を介して土踏まずに伝えられて、両 足の裏を夫々マッサージできる。
【0022】 以上のような振動式按摩装置の使用時においては、図9に示される足裏のマッ サージに代表されるように、カバー12を介して足Aで押される振動子34が例 えば一点鎖線で示すように7mm下がった時にモータ22が動作されるものであ り、また、足Aは更に第2コイルばね29のばね力に抗して振動子34を押し下 げて、フットマッサージャとしての使用の際に足載せ部となるケース壁3aの受 圧部3a1に支持される。
【0023】 このようにして使用者の患部の近傍をケース壁3aで支持できるから、患部側 の重さが振動子34のヘッド32のみに集中して掛かることを防止できる。した がって、患部に痛みを与えることを少なくしてマッサージができる。
【0024】 さらに、患部近傍を支持するケース壁3aの受圧部3a1は、患部を振動子34 に対して動かす際の支点となる。そのため、使用者の好みに応じて振動子34に 対する患部の当たり位置や当たる強さを容易に調整できるので、使い勝手が良い ものである。
【0025】 しかも、既述のように按摩器の15の第2コイルばね29の弾性変形により、 本体ケース1の通孔11から常に突出状態に維持される振動子34のヘッド32 を、使用者の足裏等の患部に押付けてマッサージを行うため、患部が平らであっ ても、凹んでいても、丸みを帯びて突出していても、これらの患部に応じて第2 コイルばね29が、弾性変形してヘッド32を患部に対し後退て逃げながら、そ のばね力でヘッド32を患部に押付けて、この患部に振動を及ぼして重点的にマ ッサージをすることができる。
【0026】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように前記構成の振動式按摩装置は、通電している間は振動子34を振 動させて患部を十分にマッサージできるが、非通電時において振動子34を押し 下げた場合には、加えた荷重に応じて第2コイルばね29の弾性変形を伴って振 動子34が患部に対し後退して逃げる。このように振動子34が逃げ動くことに より、患部への強く押し付けることができないから、前記構成の振動式按摩装置 を利用して、足踏み式のマッサージをすることには適さないという問題がある。 しかも、敢えて足踏み式のマッサージを繰り返し行う場合には、第2コイルばね 29の変形量が大きいために、このばね29がへたる恐れが高いという問題もあ る。
【0027】 本考案の目的は、非通電状態で足踏み式のマッサージをするのに適するととも に、その際に振動子を片持ち支持したコイルばねがへたるおそれを防止できる按 摩装置を得ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の按摩装置は、通孔が形成された本体ケー スと、前記通孔を通って前記本体ケース外に突出されるヘッドが設けられたヘッ ドフレームに内蔵された偏心重りの回転により振動する振動子、前記偏心重りに 第1コイルばねを介して接続され前記偏心重りを回転させるモータ、および前記 振動子を片持ち支持して使用時に前記振動子が使用者の患部で押された際に前記 振動子を前記患部方向に付勢する第2コイルばねを有して、前記本体ケースに内 蔵された振動式按摩器と、前記振動子の前記患部と反対側方向への変位を妨げる 第1位置およびこの第1位置から外れて前記振動子の前記患部と反対側方向への 変位を許す第2位置とにわたって移動可能に前記本体ケースに内蔵された振動子 支えと、この振動子支えを前記第1位置と前記第2位置とに選択的に配置させる 操作機構とを具備したものである。
【0029】
【作用】
本考案に係る前記按摩装置の構成において、振動式按摩器のモータは第1コイ ルばねを介して振動子のヘッドフレーム内の偏心重りを回転させ、偏心重りはそ の回転に伴うアンバランス量により振動子全体を振動させる。按摩器の第2コイ ルばねは、振動子のヘッドの少なくとも一部を本体ケースの通孔から突出状態に 維持するとともに、この振動子が使用者の足裏などの患部で押された際に弾性変 形して、振動子全体を患部方向に押し付ける。操作機構は、振動子支えを第1位 置と第2位置とにわたり移動させる。振動子支えは、第1位置に配置された際に 振動子の患部と反対側方向への変位を妨げ、第2位置に配置された際に振動子の 患部と反対側方向への変位を許す。
【0030】 したがって、操作機構により振動子支え第2位置に配置させた後にモータを通 電した状態で、振動子を患部で押すことにより、振動子を患部に弾性的に押し付 けながら振動させて、患部をマッサージできる。
【0031】 また、モータへの通電を停止させた後に操作機構で振動子支えを第1位置に配 置することにより、振動子が患部で押された際に、振動子支えはストッパとなっ て、振動子が第2コイルばねの弾性変形を伴って患部と反対側方向に逃げ動くこ とを妨げて、振動子をそのヘッドが本体ケースの通孔から突出された状態に保持 する。
【0032】
【実施例】
図1〜図5を参照して本考案の一実施例を説明する。なお、この実施例の説明 に当たり、図6〜図9を参照して既に説明した従来の按摩装置と同一構成部分に ついては、従来と同一符号を付してその説明を省略し、以下、前記従来の按摩装 置とは異なる構成についてのみ説明する。
【0033】 この一実施例が前記従来の按摩装置と異なる構成は、本体ケース1に移動可能 な振動子支え41と、この支え41を移動させる操作機構42とを設けた点にあ る。
【0034】 詳しくは、本体ケース1のケース部材2の内面にはガイド板43が固定されて いる。このガイド板43は、図5に示されるように一対の振動子34の離間間隔 よりも長いガイド底壁43aの両側に互いに平行なガイド側壁43bを直角に折 り曲げて形成されており、この内面には振動子支え41がガイド板43の幅方向 に沿ってスライド可能に支持されている。
【0035】 振動子支え41は、軽金属や合成樹脂等のように剛性が高い材料でブロック状 に形成されており、その底面をガイド底壁43aに接するとともに、長手方向両 端面をガイド側壁43bに接して設けられ、第1位置と第2位置とにわたって移 動可能である。
【0036】 第1位置は、図2に示されるように振動子34の真下の位置であって、この位 置に振動子支え41が配置された際に、振動子34のこれを押す患部と反対側方 向への変位を、振動子支え41がストッパとなって妨げるようになっている。第 2位置は、図3に示されるように振動子34の下方ではあるが、第1位置から外 れた位置であって、この第2位置に振動子支え41が配置された際に、振動子3 4のこれを押す患部と反対側方向への変位を許すようになっている。
【0037】 本実施例において操作機構42は、引っ張りコイルばね44と、ソレノイド4 5とを備えている。引っ張りコイルばね44は、図4および図5に示されるよう に一対の振動子34相互間に位置してケース部材2に成形されたばね受け46と 振動子支え41の長手方向中央部とに、両端を夫々固定されて設けられ、そのば ね力で振動子支え41を第1位置に常に配置するように振動子支え41を付勢し ている。
【0038】 ソレノイド45は、図2および図4に示されるように一対の振動子34相互間 に位置してケース部材2の内面に、振動子支え41を境に引っ張りコイルばね4 4と反対側に固定されている。このソレノイド45は前記モータ22の通断電と 同時に通断電されるものであるとともに、その通電に伴う励磁で生じる磁気吸引 力により軸方向に引っ張り移動されるプランジャ47を備えている。プランジャ 47は振動子支え41の長手方向中央部に連結されている。ソレノイド45の磁 気吸引力は引っ張りコイルばね44のばね力よりも大きい。
【0039】 なお、図4中51は、2個の按摩器15間のスペースを利用して按摩器15等 に対する必要な運転制御をするための制御回路部品を実装したプリント配線板、 52は反射形のフォトスイッチを示している。
【0040】 前記構成を備える一実施例の按摩装置は、その電源コード17を介して商用交 流電源に接続した後に、リモートコントローラ19の電源釦等をオン操作するこ とにより使用される。この使用時にはソレノイド45およびモータ22への通電 が同時になされる。
【0041】 この通電に伴いソレノイド45に発生する磁気吸引力により、プランジャ47 および振動子支え41が、ガイド板43を案内として引っ張りコイルばね44の ばね力に抗してプランジャ47の軸方向に引張られ、振動子支え41は図2に示 される第1位置から図3に示される第2位置に移動される。すなわち、振動子支 え41は振動子34の振動を妨げない位置に配置される。一方、モータ22への 通電によりリモートコントローラ19で選択された運転モードで振動子34は既 述のようにして振動される。そのため、カバー12を介して振動子34上に置か れる足等に対し振動力を与えて、足裏などをマッサージすることができる。
【0042】 また、非通電状態では、ソレノイド45が磁気吸引力を発生することはないの で、引っ張りコイルばね44のばね力により、振動子支え41は、図2に示され るように振動子34の真下に位置であって振動子34の振動を妨げる第1位置に 保持される。
【0043】 そして、このように振動子支え41が第1位置にある場合に、振動子34上に 足などを載せると、振動子34は直ちに振動子支え41の上面に当たって支持さ れる。すなわち、振動子支え41がストッパとなるから、加えた荷重に応じて第 2コイルばね29の弾性変形を伴って振動子34が患部に対して下方に沈むよう に逃げ動くことがなく、そのヘッド32の少なくとも突起33が本体ケース1の 通孔11から突出された状態に支持される。
【0044】 このようにして振動子34が固定状態に保持されるから、この振動子34にカ バー12を介して加えた荷重に応じて、患部に対して振動子34を相対的に強く 押し付けることができる。したがって、振動子34が第2コイルばね29で片持 ち支持されている構成を備える前記振動式按摩装置を利用して足踏み式のマッサ ージをすることができる。
【0045】 しかも、この足踏み式のマッサージを繰り返し行う場合において、第2コイル ばね29は殆ど変形することがないから、このばね29がへたる恐れも少なく、 その耐久性を向上できる。
【0046】 なお、本考案は前記一実施例には制約されない。例えば、本考案は一対の按摩 器ではなく、一つの按摩器を備える按摩装置に適用しても良いとともに、カバー は省略しても良い。
【0047】 また、前記一実施例では、操作機構42を通電の有無により、振動子支えを第 1位置と第2位置とにわたって自動的に移動させる構成としたが、これに代えて 、手動操作により振動子支えを第1位置と第2位置とにわたって移動させる構成 の操作機構を用いてもよい。
【0048】 さらに、前記一実施例では、操作機構42により移動される振動子支え41が 第1位置に配置された際に、これと振動子34との相互対向面に少しの隙間(図 2参照)を設けて、振動子支え41の移動において振動子34が邪魔にならない ように構成したが、これに代えて、振動子支え41の引張りコイルばね44側の 上面に斜面を設けて、振動子34の真下への挿脱を容易にするだけでなく、第1 位置に配置された際に振動子34の下端に振動子支え41の上面が接するように してもよい。このようにする場合には、非通電時において第1位置に配置された 振動子支え41が振動子34を支持するので、第2コイルばね29および弾性体 35に対する振動子34による負荷を軽減して、これらのへたりを防止して耐久 性を向上させることができる。
【0049】
【考案の効果】
以上詳記したように本考案の按摩装置によれば、操作機構で振動子支えを第2 位置から第1位置に配置することにより、モータへの通電を停止させた後に振動 子が患部で押された際に、振動子を片持ち支持する第2コイルばねの弾性変形を 伴って振動子が患部と反対側方向に逃げ動くことを、振動子支えのストッパ作用 で妨げて、振動子をそのヘッドが本体ケースの通孔から突出された状態に保持で きる構成であるから、非通電状態で足踏み式のマッサージをするのに適するとと もに、その際に振動子を片持ち支持した第2コイルばねがへたるおそれも防止で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る按摩装置全体の構成を
示す斜視図。
【図2】図1に示された按摩装置の要部の構成を示す断
面図。
【図3】図2に示された要部を拡大して示す断面図。
【図4】同一実施例に係る按摩装置の内部構造を示す平
面図。
【図5】図4中Y−Y線に沿う断面図。
【図6】従来例に係る按摩装置全体の構成を示す斜視
図。
【図7】図6に示された按摩装置の要部の構成を示す断
面図。
【図8】図7に示された要部を拡大して示す断面図。
【図9】同従来例に係る按摩装置が備える振動式按摩器
の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…本体ケース、11…通孔、15…按摩器、24…第
1コイルばね、25…偏心重り、26…ヘッドフレー
ム、29…第2コイルばね、32…ヘッド、33…ヘッ
ドの突起、34…振動子、41…振動子支え、42…操
作機構、44…引っ張りコイルばね、45…ソレノイ
ド、47…プランジャ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通孔が形成された本体ケースと、 前記通孔を通って前記本体ケース外に突出されるヘッド
    が設けられたヘッドフレームに内蔵された偏心重りの回
    転により振動する振動子、前記偏心重りに第1コイルば
    ねを介して接続され前記偏心重りを回転させるモータ、
    および前記振動子を片持ち支持して使用時に前記振動子
    が使用者の患部で押された際に前記振動子を前記患部方
    向に付勢する第2コイルばねを有して、前記本体ケース
    に内蔵された振動式按摩器と、 前記振動子の前記患部と反対側方向への変位を妨げる第
    1位置およびこの第1位置から外れて前記振動子の前記
    患部と反対側方向への変位を許す第2位置とにわたって
    移動可能に前記本体ケースに内蔵された振動子支えと、 この振動子支えを前記第1位置と前記第2位置とに選択
    的に配置させる操作機構とを具備した按摩装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116725846A (zh) * 2023-08-09 2023-09-12 成都博森数智科技有限公司 一种振动结构及包含该振动结构的按摩装置

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CN116725846A (zh) * 2023-08-09 2023-09-12 成都博森数智科技有限公司 一种振动结构及包含该振动结构的按摩装置
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JP2591937Y2 (ja) 1999-03-10

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