JP2591937Y2 - 按摩装置 - Google Patents

按摩装置

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JP2591937Y2
JP2591937Y2 JP1993000166U JP16693U JP2591937Y2 JP 2591937 Y2 JP2591937 Y2 JP 2591937Y2 JP 1993000166 U JP1993000166 U JP 1993000166U JP 16693 U JP16693 U JP 16693U JP 2591937 Y2 JP2591937 Y2 JP 2591937Y2
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vibrator
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coil spring
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貞男 小林
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Toshiba TEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コイルばねにより片持
ち支持された振動子を備える振動式の按摩装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6〜図9は、最近本出願人により提案
され、足裏等をマッサージするのに適する振動式の按摩
装置を示している。この按摩装置の構成について説明す
れば、図6〜図8中符号1は合成樹脂製の本体ケースで
あり、これは、ケース部材2,3を互いの開口面を合わ
せて図示しないねじにより連結して形成されている。な
お、図7中符号2aはケース部材2に形成された通気孔
である。
【0003】図6に示されるように本体ケース1は、そ
の幅方向中央部にリモコン収納凹部4を有しているとと
もに、この収納凹部4を境にして互いに対をなしかつリ
モコン収納凹部4を介して一体につなげられた第1,第
2マッサージ部5,6を有している。リモコン収納凹部
4は、上向きに開口されているとともに、本体ケース1
の幅方向と直交する方向に延びて形成されている。この
リモコン収納凹部4の一端部には溝4aを有したストッ
パ部4bが形成されている。
【0004】本体ケース1は、持ち運びが容易な重量お
よび大きさであって、しかも、比較的薄い厚みをもって
形成されている。この本体ケース1は、主として第1,
第2マッサージ部5,6に対して2個ずつ取付けられた
ゴム製の脚7(図7参照)を水平な載置面上に置いて、
使用されるようになっている。
【0005】第1,第2マッサージ部5,6は平面形状
が略小判形をなしている。そして、本体ケース1の使用
時に正面となるケース壁3a、つまり上側のケース部材
3の上面壁は、略平坦であって、一端から他端に向かう
にしたがい次第に高くなるように傾斜されていて、使用
者の足を置き易くなっている。このケース壁3aには、
一対の通孔11(図7および図8に一方のみ図示)が第
1,第2マッサージ部5,6に位置して設けられてい
る。
【0006】これら通孔11は使用者の足に略等しい大
きさのカバー12で夫々別々に覆い隠されている。この
ような大きさのカバー12を用いることにより、ケース
壁3のカバー12で覆われる部分が受圧部3a1として使
用され、足が直接ケース部材3に接するのを妨げて足を
載せた際の感触を良くするとともに、このカバー12に
合わせて足を置いた際に、後述する振動子が足の土踏ま
ずに丁度当たるようにできる。
【0007】図6〜図8に示されるようにカバー12の
周縁部は、ケース部材3のケース壁3aに通孔11およ
びその回りを夫々別々に取囲んで設けた環状の取付け溝
13に嵌め込まれて、この溝13に嵌入されるリング状
のカバー取付け枠14を取付け溝13にねじ止めするこ
とにより、これらの間に挟着されている。カバー12
は、厚さ 0.9mm程度の薄い塩化ビニル樹脂層の裏面に
補強用の布を接着してなるシートであって、後述する振
動子34の振動に追従するために可撓性を有している。
【0008】ケース壁3aの取付け溝13で囲まれる内
側部分は、図8に代表して示されるように足Aを載せた
際において足Aの土踏まずの両側部分を受け止める受圧
部3a1として使用されるものであって、この受圧部3a1
はカバー12で覆い隠されている。したがって、この受
圧部3a1内に前記通孔11が形成されている。
【0009】図7および図8に示されるように本体ケー
ス1内には、第1,第2マッサージ部5,6に夫々配置
される2個(一方のみ図示)の振動式按摩器15が所定
の距離を隔てて並設されている。さらに、本体ケース1
内には、2個の按摩器15間のスペースを利用して按摩
器15に対する必要な運転制御をするための制御装置
(図示しない)、および反射形のフォトスイッチ(図示
しない)等も内蔵されている。
【0010】なお、図6中16は運転状態を表示するた
めに第1,第2マッサージ部5,6に夫々取付けられた
表示装置、17は前記制御装置に接続されるとともに本
体ケース1外に突出された電源コード、18は前記制御
装置に接続されるとともに本体ケース1外に突出された
伸縮可能な可撓性のスパイラルコードである。多芯コー
ドからなるスパイラルコード18には細長いリモートコ
ントローラ19が接続されている。
【0011】リモートコントローラ19には、この振動
式按摩装置の運転モードを選択する複数の押し釦などの
操作部、電源釦、および選択されたモードを点灯動作に
より表示する表示部や表示文字などが設けられていて、
その操作部の操作により制御信号が前記制御装置に送ら
れるようになっている。
【0012】リモートコントローラ19の厚みは、リモ
コン収納凹部4の深さより薄く形成されていて、リモコ
ン収納凹部4に対して着脱可能に収納される。そして、
リモートコントローラ19とスパイラルコード18との
接続部に設けられたコードブッシュ18aは、リモコン
収納凹部4の溝4aに着脱可能に嵌め込まれて、その嵌
め込みによって、リモコン収納凹部4に対するリモート
コントローラ19の位置決めがなされるようにしてあ
る。
【0013】前記2個の按摩器15は同一構成であり、
図9に示されるように構成されている。すなわち、同図
中21はケース部材2に防振構造をもって固定されるモ
ータ取付けフレームで、これには、整流子付きのモータ
22が取付けられているとともに、このモータ22の出
力軸22aの突出方向側に位置するばね受け部23が一
体に設けられている。出力軸22aには回転力伝達用の
第1コイルばね24の一端部が固定され、このばね24
の他端部には、ばね24の軸線に対して偏心した位置に
重心を有する偏心重り25が固定されている。
【0014】偏心重り25は、ヘッドフレーム26内に
収納されているとともに、このフレーム26に対して軸
受け27を介して回転自在に支持されている。ヘッドフ
レーム26は、概ね両端が閉じられた円筒状をなしてい
るとともに、そのモータ22側一端壁にばね受け部23
に対向するばね受け部28が設けられている。両ばね受
け部23,28には第2コイルばね29の端部が夫々嵌
入固定されている。第2コイルばね29は患部への振動
子34の押付け力を得るための付勢用のものであって、
このばね29を介してヘッドフレーム26がばね受け部
23に片持ち支持されている。この第2コイルばね29
の内部には軸方向に沿って前記第1コイルばね24が通
されている。
【0015】ヘッドフレーム26に形成されたヘッド取
付け部26aには、ポジスタからなる温熱治療用の発熱
素子30を有した発熱体31が取付けられているととも
に、この発熱体31を覆ってアルミダイキャスト等から
なる金属製のヘッド32が取付けられている。ヘッド3
2は先端部が半球状をなす突起33を備えている。
【0016】前記偏心重り25,ヘッドフレーム26,
軸受け27,発熱体31,およびヘッド32により、前
記第2コイルばね29を介して支持される指圧子として
の振動子34が形成されている。
【0017】この振動子34においてそのヘッド32の
少なくとも突起33は、ヘッド32が患部により最大限
に押された場合でも通孔11を通って本体ケース1外に
突出配置されるようにしてある。この構成は、モータ2
2の出力軸22aの軸線からヘッド32の先端までの高
さ、およびモータ22の高さ位置に基づく、ケース壁3
aの受圧部3a1に対するヘッド32の突出高さ、第2コ
イルばね29のばね力の大きさ等を適当に選定すること
により得ている。
【0018】図7および図8に示されるように前記構成
の按摩器15が備える振動子34のヘッド32は、前記
通孔11に夫々別々に通されて、本体ケース1の外に突
出されている。これら振動子34のヘッド32は、第2
コイルばね29のばね力により常に前記カバー12の内
面に押し付けられ、したがって、前記ばね力でカバー1
2は張設状態に維持されるようになっている。
【0019】図7および図8に示されるようにケース部
材2の底壁と振動子34との間には、夫々スポンジゴム
などで形成された弾性体35が挟設されている。弾性体
35は振動子34が患部で押された際にさらに圧縮しな
がら弾性変形して、その弾性力で振動子34を患部方向
に付勢するものである。なお、図7および図8中36は
一対の振動子34に渡って架設された連結板で、第2コ
イルばね29に起因する両振動子34の捩れを防止し
て、これらの患部への正しい押し当て状態を得るために
設けられている。なお、前記反射形のフォトスイッチ
は、連結板36からの反射光を受光した際にオンして前
記両按摩器15のモータ22を同時期に起動させるよう
になっている。
【0020】前記構成の振動式按摩装置は主としてフッ
トマッサージャとして使用されるものである。その際、
使用者は椅子に腰掛けて、両足の土踏まずを夫々カバー
12を介して一対の振動子34上に別々に載せることに
より使用する。そうすると、足の重さにより振動子34
が押し下げられるに伴って、連結板36がフォトスイッ
チの光路と交差するので、このスイッチが連結板36か
らの反射光を受けてオンされる。それにより、一対の按
摩器15のモータ22が起動される。
【0021】そのため、モータ22の出力軸22aが第
1コイルばね24を介して偏心重り25を回転させるた
め、この回転に伴って振動子34全体が振動をするもの
であり、この振動がヘッド32によりカバー12を介し
て土踏まずに伝えられて、両足の裏を夫々マッサージで
きる。
【0022】以上のような振動式按摩装置の使用時にお
いては、図9に示される足裏のマッサージに代表される
ように、カバー12を介して足Aで押される振動子34
が例えば一点鎖線で示すように7mm下がった時にモー
タ22が動作されるものであり、また、足Aは更に第2
コイルばね29のばね力に抗して振動子34を押し下げ
て、フットマッサージャとしての使用の際に足載せ部と
なるケース壁3aの受圧部3a1に支持される。
【0023】このようにして使用者の患部の近傍をケー
ス壁3aで支持できるから、患部側の重さが振動子34
のヘッド32のみに集中して掛かることを防止できる。
したがって、患部に痛みを与えることを少なくしてマッ
サージができる。
【0024】さらに、患部近傍を支持するケース壁3a
の受圧部3a1は、患部を振動子34に対して動かす際の
支点となる。そのため、使用者の好みに応じて振動子3
4に対する患部の当たり位置や当たる強さを容易に調整
できるので、使い勝手が良いものである。
【0025】しかも、既述のように按摩器の15の第2
コイルばね29の弾性変形により、本体ケース1の通孔
11から常に突出状態に維持される振動子34のヘッド
32を、使用者の足裏等の患部に押付けてマッサージを
行うため、患部が平らであっても、凹んでいても、丸み
を帯びて突出していても、これらの患部に応じて第2コ
イルばね29が、弾性変形してヘッド32を患部に対し
後退て逃げながら、そのばね力でヘッド32を患部に押
付けて、この患部に振動を及ぼして重点的にマッサージ
をすることができる。
【0026】
【考案が解決しようとする課題】以上のように前記構成
の振動式按摩装置は、通電している間は振動子34を振
動させて患部を十分にマッサージできるが、非通電時に
おいて振動子34を押し下げた場合には、加えた荷重に
応じて第2コイルばね29の弾性変形を伴って振動子3
4が患部に対し後退して逃げる。このように振動子34
が逃げ動くことにより、患部への強く押し付けることが
できないから、前記構成の振動式按摩装置を利用して、
足踏み式のマッサージをすることには適さないという問
題がある。しかも、敢えて足踏み式のマッサージを繰り
返し行う場合には、第2コイルばね29の変形量が大き
いために、このばね29がへたる恐れが高いという問題
もある。
【0027】本考案の目的は、非通電状態で足踏み式の
マッサージをするのに適するとともに、その際に振動子
を片持ち支持したコイルばねがへたるおそれを防止でき
る按摩装置を得ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の按摩装置は、通孔が形成された本体ケース
と、前記通孔を通って前記本体ケース外に突出されるヘ
ッドが設けられたヘッドフレームに内蔵された偏心重り
の回転により振動する振動子、前記偏心重りに第1コイ
ルばねを介して接続され前記偏心重りを回転させるモー
タ、および前記振動子を片持ち支持して使用時に前記振
動子が使用者の患部で押された際に前記振動子を前記患
部方向に付勢する第2コイルばねを有して、前記本体ケ
ースに内蔵された振動式按摩器と、前記振動子の前記患
部と反対側方向への変位を妨げる第1位置およびこの第
1位置から外れて前記振動子の前記患部と反対側方向へ
の変位を許す第2位置とにわたって移動可能に前記本体
ケースに内蔵された振動子支えと、この振動子支えを前
記第1位置と前記第2位置とに選択的に配置させる操作
機構とを具備したものである。
【0029】
【作用】本考案に係る前記按摩装置の構成において、振
動式按摩器のモータは第1コイルばねを介して振動子の
ヘッドフレーム内の偏心重りを回転させ、偏心重りはそ
の回転に伴うアンバランス量により振動子全体を振動さ
せる。按摩器の第2コイルばねは、振動子のヘッドの少
なくとも一部を本体ケースの通孔から突出状態に維持す
るとともに、この振動子が使用者の足裏などの患部で押
された際に弾性変形して、振動子全体を患部方向に押し
付ける。操作機構は、振動子支えを第1位置と第2位置
とにわたり移動させる。振動子支えは、第1位置に配置
された際に振動子の患部と反対側方向への変位を妨げ、
第2位置に配置された際に振動子の患部と反対側方向へ
の変位を許す。
【0030】したがって、操作機構により振動子支え第
2位置に配置させた後にモータを通電した状態で、振動
子を患部で押すことにより、振動子を患部に弾性的に押
し付けながら振動させて、患部をマッサージできる。
【0031】また、モータへの通電を停止させた後に操
作機構で振動子支えを第1位置に配置することにより、
振動子が患部で押された際に、振動子支えはストッパと
なって、振動子が第2コイルばねの弾性変形を伴って患
部と反対側方向に逃げ動くことを妨げて、振動子をその
ヘッドが本体ケースの通孔から突出された状態に保持す
る。
【0032】
【実施例】図1〜図5を参照して本考案の一実施例を説
明する。なお、この実施例の説明に当たり、図6〜図9
を参照して既に説明した従来の按摩装置と同一構成部分
については、従来と同一符号を付してその説明を省略
し、以下、前記従来の按摩装置とは異なる構成について
のみ説明する。
【0033】この一実施例が前記従来の按摩装置と異な
る構成は、本体ケース1に移動可能な振動子支え41
と、この支え41を移動させる操作機構42とを設けた
点にある。
【0034】詳しくは、本体ケース1のケース部材2の
内面にはガイド板43が固定されている。このガイド板
43は、図5に示されるように一対の振動子34の離間
間隔よりも長いガイド底壁43aの両側に互いに平行な
ガイド側壁43bを直角に折り曲げて形成されており、
この内面には振動子支え41がガイド板43の幅方向に
沿ってスライド可能に支持されている。
【0035】振動子支え41は、軽金属や合成樹脂等の
ように剛性が高い材料でブロック状に形成されており、
その底面をガイド底壁43aに接するとともに、長手方
向両端面をガイド側壁43bに接して設けられ、第1位
置と第2位置とにわたって移動可能である。
【0036】第1位置は、図2に示されるように振動子
34の真下の位置であって、この位置に振動子支え41
が配置された際に、振動子34のこれを押す患部と反対
側方向への変位を、振動子支え41がストッパとなって
妨げるようになっている。第2位置は、図3に示される
ように振動子34の下方ではあるが、第1位置から外れ
た位置であって、この第2位置に振動子支え41が配置
された際に、振動子34のこれを押す患部と反対側方向
への変位を許すようになっている。
【0037】本実施例において操作機構42は、引っ張
りコイルばね44と、ソレノイド45とを備えている。
引っ張りコイルばね44は、図4および図5に示される
ように一対の振動子34相互間に位置してケース部材2
に成形されたばね受け46と振動子支え41の長手方向
中央部とに、両端を夫々固定されて設けられ、そのばね
力で振動子支え41を第1位置に常に配置するように振
動子支え41を付勢している。
【0038】ソレノイド45は、図2および図4に示さ
れるように一対の振動子34相互間に位置してケース部
材2の内面に、振動子支え41を境に引っ張りコイルば
ね44と反対側に固定されている。このソレノイド45
は前記モータ22の通断電と同時に通断電されるもので
あるとともに、その通電に伴う励磁で生じる磁気吸引力
により軸方向に引っ張り移動されるプランジャ47を備
えている。プランジャ47は振動子支え41の長手方向
中央部に連結されている。ソレノイド45の磁気吸引力
は引っ張りコイルばね44のばね力よりも大きい。
【0039】なお、図4中51は、2個の按摩器15間
のスペースを利用して按摩器15等に対する必要な運転
制御をするための制御回路部品を実装したプリント配線
板、52は反射形のフォトスイッチを示している。
【0040】前記構成を備える一実施例の按摩装置は、
その電源コード17を介して商用交流電源に接続した後
に、リモートコントローラ19の電源釦等をオン操作す
ることにより使用される。この使用時にはソレノイド4
5およびモータ22への通電が同時になされる。
【0041】この通電に伴いソレノイド45に発生する
磁気吸引力により、プランジャ47および振動子支え4
1が、ガイド板43を案内として引っ張りコイルばね4
4のばね力に抗してプランジャ47の軸方向に引張ら
れ、振動子支え41は図2に示される第1位置から図3
に示される第2位置に移動される。すなわち、振動子支
え41は振動子34の振動を妨げない位置に配置され
る。一方、モータ22への通電によりリモートコントロ
ーラ19で選択された運転モードで振動子34は既述の
ようにして振動される。そのため、カバー12を介して
振動子34上に置かれる足等に対し振動力を与えて、足
裏などをマッサージすることができる。
【0042】また、非通電状態では、ソレノイド45が
磁気吸引力を発生することはないので、引っ張りコイル
ばね44のばね力により、振動子支え41は、図2に示
されるように振動子34の真下に位置であって振動子3
4の振動を妨げる第1位置に保持される。
【0043】そして、このように振動子支え41が第1
位置にある場合に、振動子34上に足などを載せると、
振動子34は直ちに振動子支え41の上面に当たって支
持される。すなわち、振動子支え41がストッパとなる
から、加えた荷重に応じて第2コイルばね29の弾性変
形を伴って振動子34が患部に対して下方に沈むように
逃げ動くことがなく、そのヘッド32の少なくとも突起
33が本体ケース1の通孔11から突出された状態に支
持される。
【0044】このようにして振動子34が固定状態に保
持されるから、この振動子34にカバー12を介して加
えた荷重に応じて、患部に対して振動子34を相対的に
強く押し付けることができる。したがって、振動子34
が第2コイルばね29で片持ち支持されている構成を備
える前記振動式按摩装置を利用して足踏み式のマッサー
ジをすることができる。
【0045】しかも、この足踏み式のマッサージを繰り
返し行う場合において、第2コイルばね29は殆ど変形
することがないから、このばね29がへたる恐れも少な
く、その耐久性を向上できる。
【0046】なお、本考案は前記一実施例には制約され
ない。例えば、本考案は一対の按摩器ではなく、一つの
按摩器を備える按摩装置に適用しても良いとともに、カ
バーは省略しても良い。
【0047】また、前記一実施例では、操作機構42を
通電の有無により、振動子支えを第1位置と第2位置と
にわたって自動的に移動させる構成としたが、これに代
えて、手動操作により振動子支えを第1位置と第2位置
とにわたって移動させる構成の操作機構を用いてもよ
い。
【0048】さらに、前記一実施例では、操作機構42
により移動される振動子支え41が第1位置に配置され
た際に、これと振動子34との相互対向面に少しの隙間
(図2参照)を設けて、振動子支え41の移動において
振動子34が邪魔にならないように構成したが、これに
代えて、振動子支え41の引張りコイルばね44側の上
面に斜面を設けて、振動子34の真下への挿脱を容易に
するだけでなく、第1位置に配置された際に振動子34
の下端に振動子支え41の上面が接するようにしてもよ
い。このようにする場合には、非通電時において第1位
置に配置された振動子支え41が振動子34を支持する
ので、第2コイルばね29および弾性体35に対する振
動子34による負荷を軽減して、これらのへたりを防止
して耐久性を向上させることができる。
【0049】
【考案の効果】以上詳記したように本考案の按摩装置に
よれば、操作機構で振動子支えを第2位置から第1位置
に配置することにより、モータへの通電を停止させた後
に振動子が患部で押された際に、振動子を片持ち支持す
る第2コイルばねの弾性変形を伴って振動子が患部と反
対側方向に逃げ動くことを、振動子支えのストッパ作用
で妨げて、振動子をそのヘッドが本体ケースの通孔から
突出された状態に保持できる構成であるから、非通電状
態で足踏み式のマッサージをするのに適するとともに、
その際に振動子を片持ち支持した第2コイルばねがへた
るおそれも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る按摩装置全体の構成を
示す斜視図。
【図2】図1に示された按摩装置の要部の構成を示す断
面図。
【図3】図2に示された要部を拡大して示す断面図。
【図4】同一実施例に係る按摩装置の内部構造を示す平
面図。
【図5】図4中Y−Y線に沿う断面図。
【図6】従来例に係る按摩装置全体の構成を示す斜視
図。
【図7】図6に示された按摩装置の要部の構成を示す断
面図。
【図8】図7に示された要部を拡大して示す断面図。
【図9】同従来例に係る按摩装置が備える振動式按摩器
の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…本体ケース、11…通孔、15…按摩器、24…第
1コイルばね、25…偏心重り、26…ヘッドフレー
ム、29…第2コイルばね、32…ヘッド、33…ヘッ
ドの突起、34…振動子、41…振動子支え、42…操
作機構、44…引っ張りコイルばね、45…ソレノイ
ド、47…プランジャ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−21637(JP,U) 実開 平6−21635(JP,U) 実開 平6−50642(JP,U) 実開 平6−23533(JP,U) 実開 平6−23532(JP,U) 実開 平6−23531(JP,U) 実開 平6−23529(JP,U) 実開 平6−23528(JP,U) 実開 平6−23525(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 23/02 380

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通孔が形成された本体ケースと、 前記通孔を通って前記本体ケース外に突出されるヘッド
    が設けられたヘッドフレームに内蔵された偏心重りの回
    転により振動する振動子、前記偏心重りに第1コイルば
    ねを介して接続され前記偏心重りを回転させるモータ、
    および前記振動子を片持ち支持して使用時に前記振動子
    が使用者の患部で押された際に前記振動子を前記患部方
    向に付勢する第2コイルばねを有して、前記本体ケース
    に内蔵された振動式按摩器と、 前記振動子の前記患部と反対側方向への変位を妨げる第
    1位置およびこの第1位置から外れて前記振動子の前記
    患部と反対側方向への変位を許す第2位置とにわたって
    移動可能に前記本体ケースに内蔵された振動子支えと、 この振動子支えを前記第1位置と前記第2位置とに選択
    的に配置させる操作機構とを具備した按摩装置。
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