JP2548888Y2 - 按摩装置 - Google Patents

按摩装置

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JP2548888Y2
JP2548888Y2 JP6091892U JP6091892U JP2548888Y2 JP 2548888 Y2 JP2548888 Y2 JP 2548888Y2 JP 6091892 U JP6091892 U JP 6091892U JP 6091892 U JP6091892 U JP 6091892U JP 2548888 Y2 JP2548888 Y2 JP 2548888Y2
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光久 米川
忠男 宮林
博 鵜沢
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Tec Corp
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Toshiba TEC Corp
Tec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一対の振動式按摩器を
備えて、これら按摩器の振動子を患部に押し当ててマッ
サージをする按摩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の按摩器を備える按摩装置は、前記
按摩器の振動子が所定の間隔をもって並設されるため、
例えばフットマッサージャとして使用するものでは、両
足を一度にマッサージするのに適し、また背中のマッサ
ージに使用するものでは、背骨の両側にあるつぼを一度
にマッサージするのに適する。
【0003】そして、この種按摩装置が備える一対の按
摩器には、モータの回転で偏心重りを回転させることに
よって、この重りを内蔵した振動子を振動させるととも
に、振動子が患部で押された場合に弾性変形して振動子
を患部方向に付勢するコイルばねで振動子を片持ち支持
した振動式のものが採用されている。その上、つぼに対
して重点的にマッサージが行えるように振動子には指圧
用の突起が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記構成の按摩装置は
前記指圧突起に患部を押し当ててマッサージを行う。そ
の際に振動子はコイルばねの弾性変形を伴いながら患部
から遠ざかるように変位されるが、従来は一対の振動子
は相互に動きを拘束されることなく互いに自由に動くこ
とができるので、前記振動子の変位に伴ってコイルばね
が周方向に捩じれる。この捩じれは、患部から指圧突起
に作用する力の方向がコイルばねの巻きを緩める方向に
一致した時に最も大きく発生する。
【0005】そのために、振動子の指圧突起が所定の位
置からずれ易く、一対の振動子の指圧突起相互の間隔を
一定の保持できない。したがって、効果的にマッサージ
をすることができないことがあるという問題がある。
【0006】本考案の目的は、一対の振動式按摩器の振
動子が有する指圧突起の患部への正しい押し当て状態を
保持してマッサージができるとともに、一対の振動子が
その並び方向に振動することを少なくできる按摩装置を
得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の按摩装置は、使用時に正面となるケース壁
に通孔が形成された本体ケースと、前記通孔を通って前
記本体ケース外に突出される指圧突起付きのヘッドフレ
ームに内蔵された偏心重りの回転により振動する振動
子、前記偏心重りに第1コイルばねを介して接続され前
記偏心重りを回転させるモータ、および前記振動子を片
持ち支持して使用時に前記振動子が患部で押された際に
前記振動子を前記患部方向に付勢する第2コイルばねを
有して、前記本体ケースにその幅方向に並べて内蔵され
た一対の振動式按摩器と、前記一対の振動子部間に渡っ
て設けられた高剛性の連結体とを具備し、前記一対の按
摩器の偏心重りを互いに逆方向に回転させたものであ
る。
【0008】
【作用】本考案の按摩装置の構成において、振動式按摩
器のモータは第1コイルばねを介して振動子のヘッドフ
レーム内の偏心重りを回転させ、偏心重りはその回転に
伴うアンバランス量により振動子全体を振動させる。按
摩器の第2コイルばねは、本体ケースの開口から突出さ
れたヘッドフレームのヘッドが、使用者の足裏等の患部
で押された際に弾性変形して振動子全体を患部方向に押
付ける。そして、このような振動式按摩器を一対備え
て、夫々のモータの動力で一対の振動子を個々に駆動す
るので、これら一対の振動子により患部を強くマッサー
ジできる。しかも、振動子上に足を載せて、この按摩装
置をフットマッサージャとして使用する際に、足により
按摩装置に加えられる荷重の作用点を、本体ケースに設
けた脚に対する一対の振動子の配置により、足の置き方
のいかんを問わず本体ケースの底壁に突設された4つ以
上の脚の互いの間を結ぶ直線がなす四角形の内側にでき
る。したがって、足の置き方によって本体ケースが傾く
ような不具合がなく、足を振動子上に載せて使用する際
の本体ケースの姿勢の安定性を確保できる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本考案の一実施
例を説明する。図2〜図5中符号1は合成樹脂製の本体
ケースであり、これは、ケース部材2,3を互いの開口
面を合わせて図示しないねじにより連結して形成されて
いる。なお、図3,図5,および図6中符号2aはケー
ス部材2に形成された通気孔である。
【0010】図2および図4に示されるように本体ケー
ス1は、その幅方向中央部にリモコン収納凹部4を有し
ているとともに、この収納凹部4を境にして互いに対を
なしかつリモコン収納凹部4を介して一体に繋げられた
第1,第2マッサージ部5,6を有している。
【0011】リモコン収納凹部4は、上向きに開口され
ているとともに、本体ケース1の幅方向と直交する方向
に延びて形成されている。このリモコン収納凹部4の一
端部には溝4aを有したストッパ部4bが形成されてい
る。ストッパ部4bは本体ケース1の使用時に正面とな
るケース壁3a(つまり、上側のケース部材3の上面)
よりも低い位置にある。リモコン収納凹部4の相対向す
る立上り壁面は上方に向かって僅かながら開いている。
【0012】本体ケース1は、リモコン収納凹部4の中
心軸線(図示しない)を境に線対称をなして形成されて
いるとともに、持ち運びが容易にできる形態、つまり、
持ち運びが容易な重量および大きさであって、しかも、
比較的薄い厚みをもって形成されている。なお、図3〜
図5中9はケース部材2に第1、第2マッサージ部5,
6に対して2個ずつ取付けられたゴム製の脚であり、通
常はこれら脚9を水平な載置面上において使用されるよ
うになっている。
【0013】第1,第2マッサージ部5,6は図2,図
4に示されるように平面形状が略小判形をなしている。
そのため、本体ケース1には凹部7が設けられている。
この凹部7は本体ケース1をそのケース部材2を底にし
て置いた場合に上向きに開口されるものである。
【0014】凹部7は、図4に示されるように両マッサ
ージ部5,6の一端部の円弧状周面の互いに対向する部
分、つまり曲面からなる対向面5a,6aと、これらに
連なったリモコン収納凹部4の一端面4dとで形取られ
ていて、対向面5a,6a間の間隔が奥に向けて(換言
すれば、リモコン収納凹部4に向かうに従い)次第に狭
まる構造をなしている。なお、図2,図4中符号8はリ
モコン収納凹部4の他端側に形成された凹部である。こ
れらの凹部7,8により本体ケース1を構成する材料の
使用量を減じるとともに、主としてフットマッサージャ
として使用されるものとしてふさわしい外観を本体ケー
ス1に与えているが、これらは本考案において省略して
も良い。
【0015】前記ケース壁3aは、略平坦であって、凹
部7側の一端から凹部8側の他端に向かうにしたがい次
第に高くなるように傾斜されていて、使用者の足を置き
易くなっている。このケース壁3aには、第1,第2マ
ッサージ部5,6に位置して一対の通孔11a,11b
(図4および図5参照)が夫々設けられている。これら
通孔11a,11bは図4に示されるように凹部7の奥
端(つまりリモコン収納凹部4の一端面4d)の両側近
傍に形成されている。
【0016】これら通孔11a,11bは使用者の足に
略等しい大きさのカバー12で夫々別々に覆い隠されて
いる。図4および図5に示されるようにカバー12の周
縁部は、ケース部材3のケース壁3aに通孔11a,1
1bを夫々別々に取囲んで設けた環状の取付け溝13に
嵌め込まれて、この溝13に嵌入されるリング状のカバ
ー取付け枠14を取付け溝13にねじ止めすることによ
り、これらの間に挟着されている。カバー12は、厚さ
0.9mm程度の薄い塩化ビニル樹脂層の裏面に補強用の
布を接着してなるシートであって、後述する振動子55
の振動に追従するために可撓性を有している。
【0017】図6に示されるように本体ケース1内に
は、第1,第2マッサージ部5,6に夫々配置される2
個の振動式按摩器21A,21Bが、本体ケース21の
幅方向に所定の距離を隔てて並設されている。さらに、
本体ケース1内には、按摩器21A,21Bに対する必
要な運転制御をするための制御装置22が内蔵されてい
る。制御装置22は、各種の回路部品23と、これらが
実装された制御用プリント配線基板24とにより形成さ
れ、後述のモータを制御するモータ制御回路、この回路
を駆動する直流電源回路、後述のリモートコントローラ
からの制御信号の判別回路などの回路を有している。こ
の制御装置22は2個の按摩器21A,21B間にこれ
らの間のスペースを利用して配置されている。
【0018】なお、図5および図6中34A,34Bは
第1,第2マッサージ部5,6の前記凹部8側の端部に
位置して夫々本体ケース1に内蔵された表示用プリント
配線基板、25はプリント配線基板34A,34Bに夫
々実装されたLED等の表示ランプ、26は黒色または
灰色のスポンジからなるランプカバーである。ランプカ
バー26は、その厚み方向に貫通する孔を表示ランプ2
5と同数有し、これらの孔に各表示ランプ25を夫々別
々に収納して、プリント配線基板34A,34Bとケー
ス部材3の内面との間に挟まれて、これらの間でびびり
音が生じないようにしている。
【0019】図2および図4中29は、制御装置22に
接続されるとともに本体ケース1外に突出された電源コ
ード、30は同じく制御装置22に接続されるとともに
本体ケース1外に突出された伸縮可能な可撓性のスパイ
ラルコードである。スパイラルのコード30には細長い
リモートコントローラ31が接続されている。スパイラ
ルコード30は、リモートコントローラ31に内蔵され
た図示しない電子回路を駆動する直流電源の電力を送る
電力線、および制御信号を送る信号線を被覆してなる多
芯コードである。
【0020】図4に示されるようにリモートコントロー
ラ31には、この按摩装置Mの運転モードを選択する複
数の押し釦などの操作部32、電源釦35、および選択
されたモードを点灯動作により表示する表示部33や表
示文字などが設けられていて、その操作部32の操作に
より制御信号が制御装置22に送られるようになってい
る。
【0021】リモートコントローラ31の厚みは、リモ
コン収納凹部4の深さより小さく形成されていて、リモ
コン収納凹部4に対して着脱可能に収納されるものであ
る。そして、リモートコントローラ31とスパイラルコ
ード30との接続部に設けられたコードブッシュ36
は、リモコン収納凹部4の一端部に形成された溝4aに
着脱可能に嵌め込まれて、その嵌め込みによって、リモ
コン収納凹部4に対するリモートコントローラ31の位
置決めがなされるようにしてある。
【0022】前記2個の按摩器21A,21Bは同一構
成であり、図7に示されるように構成されている。すな
わち、これらの図中41はケース部材2に前記防振構造
をもって3か所を固定されるモータ取付けフレームで、
これには、整流子付きのモータ42が取付けられている
とともに、このモータ42の出力軸42aの突出方向側
に位置するばね受け部43が一体に設けられている。出
力軸42aには回転力伝達用の第1コイルばね44の一
端部が固定され、このばね44の他端部には、ばね44
の軸線に対して偏心した位置に重心を有する偏心重り4
5が固定されている。
【0023】偏心重り45は、ヘッドフレーム46内に
収納されているとともに、このフレーム46に対して軸
受け47を介して回転自在に支持されている。ヘッドフ
レーム46は、概ね両端が閉じられた円筒状をなしてい
るとともに、そのモータ42側一端壁にばね受け部43
に対向するばね受け部48が設けられている。両ばね受
け部43,48には第2コイルばね49の端部が夫々嵌
入固定されている。第2コイルばね49は患部への振動
子の押付け力を得るための付勢用のものであって、この
ばね49を介してヘッドフレーム46がばね受け部43
に片持ち支持されている。この第2コイルばね49の内
部には軸方向に沿って前記第1コイルばね44が通され
ている。
【0024】ヘッドフレーム46に形成されたヘッド取
付け部46aには、ポジスタからなる温熱治療用の発熱
素子50を有した発熱体51が取付けられているととも
に、この発熱体51を覆ってアルミダイキャスト等から
なる金属製のヘッド52が取付けられている。ヘッド5
2には互いに径が異なるとともに先端部が半球状をなす
大小一対の指圧突起53,54が設けられている。
【0025】前記偏心重り45,ヘッドフレーム46,
軸受け47,発熱体51,およびヘッド52により、前
記第2コイルばね49を介して支持される指圧子として
の振動子55が形成されている。この振動子55を備え
る一対の振動式按摩器21A.21Bは、一対の振動子
55の偏心重り45を互いに逆方向に回転させるように
なっている。この回転は前記制御装置22によるモータ
42への電流の流れ方向の制御で行われる。
【0026】なお、両按摩器21A,21Bの振動子5
5は、図1に示されるようにヘッド52の大径な指圧突
起53同志が近く、小径な指圧突起54同志が遠く配置
されるように設けられている。指圧突起53相互の間隔
は、使用者の背骨の両側にある背中のつぼの背骨を挟む
ように位置されるつぼの間隔と略同じに定められてい
る。
【0027】このようなヘッド52相互の配置によっ
て、椅子に座って足の土踏まずをマッサージする際には
主として小径な指圧突起54を使用して、両足の接触を
なくすとともに、土踏まずへの当たり面積が小さい指圧
突起54を用いてマッサージするにも拘らず、椅子に体
重を預けることにより土踏まずに過大に負荷が与えられ
て、土踏まずが痛くなることを防止できる。さらに、背
中や腰等の患部をマッサージする際には、主として大径
な指圧突起53を使用して、患部への当たり面積を大き
く確保して、体重の作用により患部が痛くなり過ぎるこ
とを防止できる。
【0028】そして、両按摩器21A,21Bの振動子
55は、図1および図6に示されるように高剛性の連結
体としてのステンレス製連結板62で機械的に連結され
ている。この連結板62は相離間された一対の振動ヘッ
ド55に渡る長さを有して、その両端部をヘッドフレー
ム46の先端面にねじ止めして設けられている。さら
に、連結板62は図6に示されるように中間部2か所で
折曲げられており、この曲げ部62a(図1参照)を中
心に弾性変形可能に形成されている。
【0029】図5で代表して示されるように前記構成の
按摩器21A,21Bが備える振動子55のヘッド52
は、前記通孔11a,11bに夫々別々に通されて、本
体ケース1の外に突出されている。これら振動子55の
ヘッド52は、第2コイルばね49のばね力により常に
前記カバー12の内面に接して、このカバー12を押し
上げて張設状態に維持するようになっている。
【0030】図4に示されるように一対の振動子55と
本体ケース1の凹部7側の一端との間の長手方向の距離
Eは、一対の振動子55と本体ケース1の凹部8側の他
端との間の長手方向の距離Fよりも小さくしてある。前
記距離Eは、本体ケース1をその凹部7を下に向けて立
てた時に、座った使用者の腰部の高さに一対の振動子5
5が対応する長さに定められているとともに、前記距離
Fは、本体ケース1をその凹部8を下に向けて立てた時
に、座った使用者の背中における肩胛骨腰との間の部分
の高さに一対の振動子55が対応する長さに定められて
いる。
【0031】図1および図5に示されるように本体ケー
ス1のケース部材2の底壁と振動子55との間には、夫
々スポンジゴムなどで形成された弾性体61が挟設され
ている。弾性体61は振動子55が患部で押された際に
圧縮しながら弾性変形して、その弾性力で振動子55を
患部方向に付勢するものである。さらに、図6中63は
ケース部材2の内面に固定された反射形のフォトスイッ
チで、これは連結板62からの反射光を受光した際にオ
ンして前記両按摩器21A,21Bのモータ42を同時
期に起動させるようになっている。
【0032】前記構成の按摩装置Mは主としてフットマ
ッサージャとして使用されるものである。その際、使用
者Cは図8(A)に示されるように椅子に腰掛けて、両
足の土踏まずを夫々カバー12を介して一対の振動子5
5上に別々に載せることにより使用する。そうすると、
足の重さにより振動子55が押し下げられるに伴って、
連結板62がフォトスイッチ63の光路と交差するの
で、このスイッチ63が連結板62からの反射光を受け
てオンされる。それにより、一対の按摩器21A,21
Bのモータ42が起動される。
【0033】それによりモータ42の出力軸42aが第
1コイルばね44を介して偏心重り45を回転させるた
め、この回転に伴って振動子55全体が振動をするもの
であり、この振動がヘッド52によりカバー12を介し
て土踏まずに伝えられて、両足の裏を夫々マッサージで
きる。
【0034】このようにフットマッサージャとして使用
する場合において、一対の振動子55間にあるリモコン
収納凹部4(なお、リモートコントローラ31が収納さ
れているかどうかは問わない。)は、椅子に腰掛けた使
用者Cの足を定位置、つまり一対のマッサージ部5,6
上に夫々のせる際の目安として利用でき、リモコン収納
凹部4の両側のマッサージ部5,6に足を置かせるのに
役立つものである。しかも、リモコン収納凹部4にリモ
ートコントローラ31が収納されていても、リモートコ
ントローラ31の厚みはリモコン収納凹部4の深さより
も薄いから、リモコン収納凹部4に収納されたリモート
コントローラ31が、リモコン収納凹部4上に突出され
て、足を本体ケース1上に置く場合の邪魔になることが
ない。したがって、一対の振動子55上に両足を夫々容
易にセットする(載せる)ことができる。
【0035】また、図8(B)に示されるように床に座
った状態で両足のふくら脛を一対の振動子55上に夫々
別々に載せることにより、両足のふくら脛を夫々マッサ
ージできる。
【0036】そして、図8(C)に示されるように椅子
に座った状態で、椅子の背凭れと背中との間に按摩装置
Mをその凹部7が上を向くようにして入れて、背中で寄
り掛かることにより、一対の按摩器21A,21Bのモ
ータ42を起動させて一対の振動子55により背中をマ
ッサージできる。
【0037】同様に、椅子の背もたれと腰部との間に按
摩装置Mをその凹部7が下を向くようにして入れて、背
凭れに寄り掛かることにより、一対の振動子55を夫々
振動させて腰部をマッサージできる。
【0038】図8(C)の使用の際には、リモートコン
トローラ31はリモコン収納凹部4から取外されて、使
用者Cの手元に置かれるものである。そのため、この使
用の途中で運転モードを変更する場合には、手元操作で
対応することができ、いちいち椅子の背凭れと使用者C
の上半身との間から按摩装置Mを取出して、運転モード
の変更を余儀なくされる面倒がない。また、図8(B)
の使用の際にも、リモートコントローラ31を手元に置
いて運転することは可能である。
【0039】以上のような按摩装置Mの使用において、
一対の振動式按摩器21A,21Bの振動子55は、こ
れを片持ち支持した第2コイルばね49の巻き方向に応
じて図1中時計回りまたは反時計回りに捩じれようとす
る。しかし、一対の振動子55は連結板62を介して機
械的に連結されて互いの動きを拘束されているので、一
方の振動子55が捩じれようとする動きが連結板62に
より他方の振動子55に伝えられて、この他方の振動子
55が前記捩じれに対する抵抗となる。
【0040】そのため、両振動子55が捩れることが抑
制されるので、これら一対の振動子55間の所定の間隔
が開いたり狭まったりすることが防止されて、両振動子
55の指圧突起53,54の患部への正しい押し当て状
態が保持される。よって、患部を効果的にマッサージで
きる。
【0041】ところで、このように一対の振動子55を
連結板62で連結してある場合に、これら振動子55に
内蔵された偏心重り45が同じ方向に回転されて振動子
55を回転させるとした場合に、その回転の途中で図1
において各偏心重り45の回転中心を通る垂直線(図示
しない)に対し、一方の偏心重り45の一方が前記垂直
線の右側に位置された時には他方の偏心重り45もその
回転中心を通る垂直線に対して右側に位置され、同様に
一方の偏心重り45が垂直線の左側に位置された時に
も、他方の偏心重り45が垂直線に対して左側に位置さ
れる。このようにして一対の偏心重り45が同期して同
方向に変位されることに伴い、一対に振動子55が連結
板62で連結されていることに起因して、一対の振動子
55が同時に本体ケース1の幅方向の振動を起こすもの
であり、按摩装置M全体の振動が大きくなり、場合によ
っては振動子55が通孔11a,11bの縁に当たるよ
うな恐れも考えられる。
【0042】しかし、実際には偏心重り45を互いに逆
方向に回転させて振動子55を夫々振動させる構成であ
るため、これら偏心重り45が本体ケース1の幅方向に
位置される際には、互いに近付いたり離れたする。した
がって、一対の偏心重り45がその偏心回転に伴い本体
ケース1の幅方向に振動子55を動かそうとする作用力
を、連結板62を介して互いに相殺することができ、そ
れにより本体ケース1の幅方向に沿う振動を小さくでき
るものである。
【0043】しかも、このような相殺作用に伴って連結
板62には力が作用するが、この連結板62は、折り曲
げ部62aを有して弾性変形が可能であるから、一対の
偏心重り45が互いに近付く場合には、折り曲げ部62
aの曲げを深くするように弾性変形するとともに、一対
の偏心重り45が互いに遠ざかる場合には折り曲げ部6
2aの曲げを浅くするように弾性変形する。したがっ
て、連結板62と振動子55との固定箇所に作用する負
荷を小さくして、連結板62の所定の取付け状態を長期
間にわたって維持できる。
【0044】なお、本考案は前記一実施例には制約され
ない。例えば、本体ケース1の通孔11a,11bは一
つの通孔としても良い。また、カバー12を省略して振
動子55に直接患部が当たるようにして実施しても良
い。
【0045】
【考案の効果】以上詳記したように本考案の按摩装置に
よれば、患部に押し当てられる指圧突起を有した一対の
振動子をつないだ連結体により、指圧突起を患部に押し
当てた際における両振動子の捩れを抑制して、両振動子
の指圧突起相互を所定の位置関係に維持できるから、患
部への正しい押し当て状態を保持して患部を効果的にマ
ッサージできるとともに、振動子に振動を与える偏心重
りの回転方向を逆にしたから、連結された一対の振動子
がその並び方向に偏心重りの偏心回転に基づいて振動す
ることを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る按摩装置の要部の構成
を図6中Z−Z線に沿って示す断面図。
【図2】同一実施例に係る按摩装置全体の構成を示す斜
視図。
【図3】同一実施例に係る按摩装置全体の構成を示す側
面図。
【図4】同一実施例に係る按摩装置全体の構成を示す平
面図。
【図5】同一実施例に係る按摩装置の構成を図4中Y−
Y線に沿って示す断面図。
【図6】同一実施例に係る按摩装置の内部構造を示す平
面図。
【図7】同一実施例に係る按摩装置が備える振動式按摩
器の構成を示す断面図。
【図8】(A)は足裏をマッサージする際の使用態様を
示す図。(B)はふくら脛をマッサージする際の使用態
様を示す図。(C)は背中をマッサージする際の使用態
様を示す図。
【符号の説明】
1…本体ケース、3a…ケース壁、11a,11b…通
孔、21A,21B…按摩器、42…モータ、44…第
1コイルばね、45…偏心重り、46…ヘッドフレー
ム、49…第2コイルばね、52…ヘッド、53,53
…指圧突起、55…振動子、62…連結板(連結体)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−26420(JP,A) 特開 昭57−72643(JP,A) 特開 昭51−98558(JP,A) 特開 昭49−116891(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用時に正面となるケース壁に通孔が形
    成された本体ケースと、 前記通孔を通って前記本体ケース外に突出される指圧突
    起付きのヘッドフレームに内蔵された偏心重りの回転に
    より振動する振動子、前記偏心重りに第1コイルばねを
    介して接続され前記偏心重りを回転させるモータ、およ
    び前記振動子を片持ち支持して使用時に前記振動子が患
    部で押された際に前記振動子を前記患部方向に付勢する
    第2コイルばねを有して、前記本体ケースにその幅方向
    に並べて内蔵された一対の振動式按摩器と、 前記一対の振動子部間に渡って設けられた高剛性の連結
    体とを具備し、 前記一対の按摩器の偏心重りを互いに逆方向に回転させ
    ることを特徴とする按摩装置。
JP6091892U 1992-08-31 1992-08-31 按摩装置 Expired - Lifetime JP2548888Y2 (ja)

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