JP2548887Y2 - 按摩装置 - Google Patents

按摩装置

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JP2548887Y2
JP2548887Y2 JP6091792U JP6091792U JP2548887Y2 JP 2548887 Y2 JP2548887 Y2 JP 2548887Y2 JP 6091792 U JP6091792 U JP 6091792U JP 6091792 U JP6091792 U JP 6091792U JP 2548887 Y2 JP2548887 Y2 JP 2548887Y2
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功一 阿部
享 星野
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Tec Corp
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Toshiba TEC Corp
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  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は振動式の按摩装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば足用の従来の按摩装置として、平
面形状が矩形の本体ケースの足が置かれるケース壁の一
部に、使用者の土踏まずの部分が接するのに適した凸曲
部を幅方向に設け、この凸曲部に一対の通孔を設けると
ともに、本体ケースに按摩器およびこの按摩器を動作さ
せる制御装置等を内蔵し、前記按摩器の指圧子を通孔に
通すものが知られている。前記按摩器は、一つのモータ
の動力を伝達機構を介し一対のカムに伝え、これらのカ
ムに夫々別々に指圧子を連動させる構成となっている。
この按摩装置は、前記ケース壁に取付けられたコントロ
ーラパネルでの操作を介して按摩器を運転することによ
り、通孔を出入りするように指圧子を上下方向に動かし
て使用され、指圧子は凸曲部上に載せた足裏に接して足
裏をマッサージするようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記構成のものでは、
モータから指圧子に至る伝達系での動力損失が大きいと
ともに、一対の指圧子に対してモータが共用されている
ため、一つの指圧子に与えることができる動力が小さ
く、したがって、強い力でマッサージをすることが困難
であるという問題があった。
【0004】本考案の目的は、一対の振動子により強い
力でマッサージできるとともに、フットマッサージャと
して使用する場合に本体ケースの姿勢の安定性を確保で
きる按摩装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の按摩装置は、使用時に正面となるケース壁
に通孔が形成された本体ケースと、互いの間を結ぶ直線
が四角形をなすように本体ケースの底壁に突設された4
つ以上の脚と、前記通孔を通って前記本体ケース外に突
出されるヘッドを設けたヘッドフレームに内蔵された偏
心重りの回転により振動する振動子、前記偏心重りに第
1コイルばねを介して接続され前記偏心重りを回転させ
るモータ、および前記振動子を片持ち支持して使用時に
前記振動子が患部で押された際に前記振動子を前記患部
方向に付勢する第2コイルばねを有して、前記本体ケー
スにその幅方向に並べて内蔵された一対の振動式按摩器
とを具備し、前記一対の按摩器の振動子を夫々前記四角
形の内側に配設したものである。
【0006】
【作用】本考案の按摩装置の構成において、振動式按摩
器のモータは第1コイルばねを介して振動子のヘッドフ
レーム内の偏心重りを回転させ、偏心重りはその回転に
伴うアンバランス量により振動子全体を振動させる。按
摩器の第2コイルばねは、本体ケースの開口から突出さ
れたヘッドフレームのヘッドが、使用者の足裏等の患部
で押された際に弾性変形して振動子全体を患部方向に押
付ける。そして、このような振動式按摩器を一対備え
て、夫々のモータの動力で一対の振動子を個々に駆動す
るので、これら一対の振動子により患部を強くマッサー
ジできる。しかも、振動子上に足を載せて、この按摩装
置をフットマッサージャとして使用する際に、足により
按摩装置に加えられる荷重の作用点を、本体ケースに設
けた脚に対する一対の振動子の配置により、足の置き方
のいかんを問わず本体ケースの底壁に突設された4つ以
上の脚の互いの間を結ぶ直線がなす四角形の内側にでき
る。したがって、足の置き方によって本体ケースが傾く
ような不具合がなく、足を振動子上に載せて使用する際
の本体ケースの姿勢の安定性を確保できる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図11を参照して本考案の一実
施例を説明する。図2〜図6中符号1は合成樹脂製の本
体ケースであり、これは、ケース部材2,3を互いの開
口面を合わせて図示しないねじにより連結して形成され
ている。なお、図1,図3,図5,および図6中符号2
aはケース部材2に形成された通気孔である。
【0008】図2および図4に示されるように本体ケー
ス1は、その幅方向中央部にリモコン収納凹部4を有し
ているとともに、この収納凹部4を境にして互いに対を
なしかつリモコン収納凹部4を介して一体に繋げられた
第1,第2マッサージ部5,6を有している。
【0009】リモコン収納凹部4は、上向きに開口され
ているとともに、本体ケース1の幅方向と直交する方向
に延びて形成されている。このリモコン収納凹部4の一
端部には溝4aを有したストッパ部4bが形成されてい
る。ストッパ部4bは本体ケース1の使用時に正面とな
るケース壁3a(つまり、上側のケース部材3の上面)
よりも低い位置にある。リモコン収納凹部4の相対向す
る立上り壁面は上方に向かって僅かながら開いている。
【0010】本体ケース1は、リモコン収納凹部4の中
心軸線(図示しない)を境に線対称をなして形成されて
いるとともに、持ち運びが容易にできる形態、つまり、
持ち運びが容易な重量および大きさであって、しかも、
比較的薄い厚みをもって形成されている。
【0011】図4および図5に示されるようにフットマ
ッサージャとして使用する際に底壁となる本体ケース1
のケース部材2には、4つのゴム製の脚9a〜9dが、
その下面からねじ込まれるねじを介して夫々突設されて
いる。脚9a,9bは第1マッサージ部5の長手方向両
端部に夫々取付けられ、脚9c,9dは第2マッサージ
部6の長手方向両端部に夫々取付けられている。それに
より、各脚9a〜9dは互いの間を結ぶ直線a〜dが四
角形をなすように配設されている。
【0012】第1,第2マッサージ部5,6は図2,図
4に示されるように平面形状が略小判形をなしている。
そのため、本体ケース1には凹部7が設けられている。
この凹部7は本体ケース1をそのケース部材2を底にし
て置いた場合に上向きに開口されるものである。
【0013】凹部7は、図4に示されるように両マッサ
ージ部5,6の一端部の円弧状周面の互いに対向する部
分、つまり曲面からなる対向面5a,6aと、これらに
連なったリモコン収納凹部4の一端面4dとで形取られ
ていて、対向面5a,6a間の間隔が奥に向けて(換言
すれば、リモコン収納凹部4に向かうに従い)次第に狭
まる構造をなしている。なお、図2,図4中符号8はリ
モコン収納凹部4の他端側に形成された凹部である。こ
れらの凹部7,8により本体ケース1を構成する材料の
使用量を減じるとともに、主としてフットマッサージャ
として使用されるものとしてふさわしい外観を本体ケー
ス1に与えているが、これらは本考案において省略して
も良い。
【0014】前記ケース壁3aは、略平坦であって、凹
部7側の一端から凹部8側の他端に向かうにしたがい次
第に高くなるように傾斜されていて、使用者の足を置き
易くなっている。このケース壁3aには、第1,第2マ
ッサージ部5,6に位置して一対の通孔11a,11b
(図4および図6参照)が夫々設けられている。これら
通孔11a,11bは図4に示されるように凹部7の奥
端(つまりリモコン収納凹部4の一端面4d)の両側近
傍に形成されている。
【0015】これら通孔11a,11bは使用者の足に
略等しい大きさのカバー12で夫々別々に覆い隠されて
いる。図4および図6に示されるようにカバー12の周
縁部は、ケース部材3のケース壁3aに通孔11a,1
1bを夫々別々に取囲んで設けた環状の取付け溝13に
嵌め込まれて、この溝13に嵌入されるリング状のカバ
ー取付け枠14を取付け溝13にねじ止めすることによ
り、これらの間に挟着されている。カバー12は、厚さ
0.9mm程度の薄い塩化ビニル樹脂層の裏面に補強用の
布を接着してなるシートであって、後述する振動子55
の振動に追従するために可撓性を有している。
【0016】図1に示されるように本体ケース1内に
は、第1,第2マッサージ部5,6に夫々配置される2
個の振動式按摩器21A,21Bが、本体ケース21の
幅方向に所定の距離を隔てて並設されている。さらに、
本体ケース1内には、按摩器21A,21Bに対する必
要な運転制御をするための制御装置22が内蔵されてい
る。制御装置22は、各種の回路部品23と、これらが
実装された制御用プリント配線基板24とにより形成さ
れ、後述のモータを制御するモータ制御回路、この回路
を駆動する直流電源回路、後述のリモートコントローラ
からの制御信号の判別回路などの回路を有している。こ
の制御装置22は2個の按摩器21A,21B間にこれ
らの間のスペースを利用して配置されている。
【0017】なお、図1および図6中34A,34Bは
第1,第2マッサージ部5,6の前記凹部8側の端部に
位置して夫々本体ケース1に内蔵された表示用プリント
配線基板、25はプリント配線基板34A,34Bに夫
々実装されたLED等の表示ランプ、26は黒色または
灰色のスポンジからなるランプカバーである。ランプカ
バー26は、その厚み方向に貫通する孔を表示ランプ2
5と同数有し、これらの孔に各表示ランプ25を夫々別
々に収納して、プリント配線基板34A,34Bとケー
ス部材3の内面との間に挟まれて、これらの間でびびり
音が生じないようにしている。
【0018】図2および図4中29は、制御装置22に
接続されるとともに本体ケース1外に突出された電源コ
ード、30は同じく制御装置22に接続されるとともに
本体ケース1外に突出された伸縮可能な可撓性のスパイ
ラルコードである。スパイラルのコード30には細長い
リモートコントローラ31が接続されている。スパイラ
ルコード30は、リモートコントローラ31に内蔵され
た図示しない電子回路を駆動する直流電源の電力を送る
電力線、および制御信号を送る信号線を被覆してなる多
芯コードである。
【0019】図4に示されるようにリモートコントロー
ラ31には、この按摩装置Mの運転モードを選択する複
数の押し釦などの操作部32、電源釦35、および選択
されたモードを点灯動作により表示する表示部33や表
示文字などが設けられていて、その操作部32の操作に
より制御信号が制御装置22に送られるようになってい
る。
【0020】リモートコントローラ31の厚みは、リモ
コン収納凹部4の深さより小さく形成されていて、リモ
コン収納凹部4に対して着脱可能に収納されるものであ
る。そして、リモートコントローラ31とスパイラルコ
ード30との接続部に設けられたコードブッシュ36
は、リモコン収納凹部4の一端部に形成された溝4aに
着脱可能に嵌め込まれて、その嵌め込みによって、リモ
コン収納凹部4に対するリモートコントローラ31の位
置決めがなされるようにしてある。
【0021】前記2個の按摩器21A,21Bは同一構
成であり、図7および図8に示されるように構成されて
いる。すなわち、これらの図中41はケース部材2に前
記防振構造をもって3か所を固定されるモータ取付けフ
レームで、これには、整流子付きのモータ42が取付け
られているとともに、このモータ42の出力軸42aの
突出方向側に位置するばね受け部43が一体に設けられ
ている。出力軸42aには回転力伝達用の第1コイルば
ね44の一端部が固定され、このばね44の他端部に
は、ばね44の軸線に対して偏心した位置に重心を有す
る偏心重り45が固定されている。
【0022】偏心重り45は、ヘッドフレーム46内に
収納されているとともに、このフレーム46に対して軸
受け47を介して回転自在に支持されている。ヘッドフ
レーム46は、概ね両端が閉じられた円筒状をなしてい
るとともに、そのモータ42側一端壁にばね受け部43
に対向するばね受け部48が設けられている。両ばね受
け部43,48には第2コイルばね49の端部が夫々嵌
入固定されている。第2コイルばね49は患部への振動
子の押付け力を得るための付勢用のものであって、この
ばね49を介してヘッドフレーム46がばね受け部43
に片持ち支持されている。この第2コイルばね49の内
部には軸方向に沿って前記第1コイルばね44が通され
ている。
【0023】ヘッドフレーム46に形成されたヘッド取
付け部46aには、ポジスタからなる温熱治療用の発熱
素子50を有した発熱体51が取付けられているととも
に、この発熱体51を覆ってアルミダイキャスト等から
なる金属製のヘッド52が取付けられている。ヘッド5
2には互いに径が異なるとともに先端部が半球状をなす
大小一対の突起53,54が設けられている。
【0024】前記偏心重り45,ヘッドフレーム46,
軸受け47,発熱体51,およびヘッド52により、前
記第2コイルばね49を介して支持される指圧子として
の振動子55が形成されている。
【0025】ケース部材2にモータ取付けフレーム41
が防振的に固定される前記構成の一対の振動式按摩器2
1A,21Bは、図1に示されるようにその振動子55
を前記脚9a〜9d間を結ぶ直線a〜dがなす四角形の
内側において、例えば脚9b,9dの近傍に配設して設
けられている。しかも、両按摩器21A,21Bの振動
子55は、図1に示されるようにヘッド52の大径な突
起53同志が近く、小径な突起54同志が遠く配置され
るように設けられている。突起53相互の間隔は、使用
者の背骨の両側にある背中のつぼの背骨を挟むように位
置されるつぼの間隔と略同じに定められている。
【0026】このようなヘッド52相互の配置によっ
て、椅子に座って足の土踏まずをマッサージする際には
主として小径な突起54を使用して、両足の接触をなく
すとともに、土踏まずへの当たり面積が小さい突起54
を用いてマッサージするにも拘らず、椅子に体重を預け
ることにより土踏まずに過大に負荷が与えられて、土踏
まずが痛くなることを防止できる。さらに、背中や腰等
の患部をマッサージする際には、主として大径な突起5
3を使用して、患部への当たり面積を大きく確保して、
体重の作用により患部が痛くなり過ぎることを防止でき
る。
【0027】しかも、一対の振動式按摩器21A,21
Bは、その振動子55相互間が狭くモータ42相互間が
広くなるように図1において逆ハ字状に配置されてい
て、これら按摩器21A,21B間のスペースを利用し
て前記制御装置22がケース部材2に取付けられてい
る。これにより、制御装置22の配設スペースを広く確
保できるので、プリント配線基板24も大きくでき、そ
の回路パターンの設計を容易にできる。さらに、制御装
置22とモータ42とを互いに近い位置に設け得るの
で、これらの間に渡るリード線の長さを短くできる。
【0028】図6で代表して示されるように前記構成の
按摩器21A,21Bが備える振動子55のヘッド52
は、前記通孔11a,11bに夫々別々に通されて、本
体ケース1の外に突出されている。これら振動子55の
ヘッド52は、第2コイルばね49のばね力により常に
前記カバー12の内面に接して、このカバー12を押し
上げて張設状態に維持するようになっている。
【0029】図4に示されるように一対の振動子55と
本体ケース1の凹部7側の一端との間の長手方向の距離
Eは、一対の振動子55と本体ケース1の凹部8側の他
端との間の長手方向の距離Fよりも小さくしてある。前
記距離Eは、本体ケース1をその凹部7を下に向けて立
てた時に、座った使用者の腰部の高さに一対の振動子5
5が対応する長さに定められているとともに、前記距離
Fは、本体ケース1をその凹部8を下に向けて立てた時
に、座った使用者の背中における肩胛骨腰との間の部分
の高さに一対の振動子55が対応する長さに定められて
いる。
【0030】図1および図6に示されるように本体ケー
ス1のケース部材2の底壁と振動子55との間には、夫
々スポンジゴムなどで形成された弾性体61が挟設され
ている。弾性体61は振動子55が患部で押された際に
圧縮しながら弾性変形して、その弾性力で振動子55を
患部方向に付勢するものである。なお、図1および図6
中62は一対の振動子55に渡って架設された連結板
で、第2コイルばね49に起因する両振動子55の捩れ
を防止して、これらの患部への正しい押し当て状態を得
るために設けられている。さらに、図1中63はケース
部材2の内面に固定された反射形のフォトスイッチで、
これは連結板62からの反射光を受光した際にオンして
前記両按摩器21A,21Bのモータ42を同時期に起
動させるようになっている。
【0031】前記構成の按摩装置Mは主としてフットマ
ッサージャとして使用されるものである。その際、使用
者Cは図9(A)に示されるように椅子に腰掛けて、両
足の土踏まずを夫々カバー12を介して一対の振動子5
5上に別々に載せることにより使用する。そうすると、
足の重さにより振動子55が押し下げられるに伴って、
連結板62がフォトスイッチ63の光路と交差するの
で、このスイッチ63が連結板62からの反射光を受け
てオンされる。それにより、一対の按摩器21A,21
Bのモータ42が起動される。
【0032】それによりモータ42の出力軸42aが第
1コイルばね44を介して偏心重り45を回転させるた
め、この回転に伴って振動子55全体が振動をするもの
であり、この振動がヘッド52によりカバー12を介し
て土踏まずに伝えられて、両足の裏を夫々マッサージで
きる。
【0033】このようにフットマッサージャとして使用
する場合において、一対の振動子55間にあるリモコン
収納凹部4(なお、リモートコントローラ31が収納さ
れているかどうかは問わない。)は、椅子に腰掛けた使
用者Cの足を定位置、つまり一対のマッサージ部5,6
上に夫々のせる際の目安として利用でき、リモコン収納
凹部4の両側のマッサージ部5,6に足を置かせるのに
役立つものである。しかも、リモコン収納凹部4にリモ
ートコントローラ31が収納されていても、リモートコ
ントローラ31の厚みはリモコン収納凹部4の深さより
も薄いから、リモコン収納凹部4に収納されたリモート
コントローラ31が、リモコン収納凹部4上に突出され
て、足を本体ケース1上に置く場合の邪魔になることが
ない。したがって、一対の振動子55上に両足を夫々容
易にセットする(載せる)ことができる。
【0034】また、図9(B)に示されるように床に座
った状態で両足のふくら脛を一対の振動子55上に夫々
別々に載せることにより、両足のふくら脛を夫々マッサ
ージできる。
【0035】そして、図9(C)に示されるように椅子
に座った状態で、椅子の背凭れと背中との間に按摩装置
Mをその凹部7が上を向くようにして入れて、背中で寄
り掛かることにより、一対の按摩器21A,21Bのモ
ータ42を起動させて一対の振動子55により背中をマ
ッサージできる。
【0036】同様に、椅子の背もたれと腰部との間に按
摩装置Mをその凹部7が下を向くようにして入れて、背
凭れに寄り掛かることにより、一対の振動子55を夫々
振動させて腰部をマッサージできる。
【0037】図9(C)の使用の際には、リモートコン
トローラ31はリモコン収納凹部4から取外されて、使
用者Cの手元に置かれるものである。そのため、この使
用の途中で運転モードを変更する場合には、手元操作で
対応することができ、いちいち椅子の背凭れと使用者C
の上半身との間から按摩装置Mを取出して、運転モード
の変更を余儀なくされる面倒がない。また、図9(B)
の使用の際にも、リモートコントローラ31を手元に置
いて運転することは可能である。
【0038】以上のような按摩装置Mの使用において、
一対の振動式按摩器21A,21Bを備えて、夫々のモ
ータ42の動力で一対の振動子55を個別に駆動するの
で、一台のモータで複数の振動子を駆動させる場合のよ
うに振動子の数に応じてモータの動力が各振動子に分散
されることがなく、したがって、これら一対の振動子に
より患部を強くマッサージできる。
【0039】その上、一対の振動式按摩器21A,21
Bの振動子55を、使用者の背中や腰のつぼの間隔に適
合させて離間させるとともに、これら振動子55を四つ
の脚9a〜9d間を結ぶ直線a〜dがなす四角形の内側
に配設して一対の按摩器21A,21Bが本体ケース1
に内蔵されているから、一対の振動子55上に足を載せ
て、この按摩装置をフットマッサージャとして使用する
際に、本体ケース1の姿勢の安定性を確保できる。
【0040】すなわち、以上のような本体ケース1に設
けた4つの脚9a〜9dに対する一対の振動子55の配
置により、足により按摩装置Mに加えられる荷重の作用
点を、足の置き方のいかんを問わず、本体ケース1の底
壁に突設された4つの脚9a〜9dの互いの間を結ぶ直
線がなす四角形の内側にできる。したがって、足の置き
方によって本体ケース1が傾くような不具合がなく、足
を振動子55上に載せた際の本体ケース1の姿勢の安定
性を確保でき、使い勝手が良いものである。
【0041】なお、本考案は前記一実施例には制約され
ない。例えば、本体ケース1の通孔11a,11bは一
つの通孔としても良い。また、カバー12を省略して振
動子55に直接患部が当たるようにして実施しても良
い。
【0042】
【考案の効果】以上詳記したように本考案の按摩装置に
よれば、振動式按摩器を一対備え、夫々のモータの動力
で一つの振動子を個々に駆動するので、これら一対の振
動子により患部を強くマッサージできるとともに、一対
の振動子の本体ケースに設けた4つの脚に対する配置に
より、この按摩装置をフットマッサージャとして使用す
る際に、足の置き方によって本体ケースが傾く不具合が
なく、足を振動子上に載せた際の本体ケースの姿勢の安
定性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る按摩装置の内部構造を
示す平面図。
【図2】同一実施例に係る按摩装置全体の構成を示す斜
視図。
【図3】同一実施例に係る按摩装置全体の構成を示す側
面図。
【図4】同一実施例に係る按摩装置全体の構成を示す平
面図。
【図5】同一実施例に係る按摩装置全体の構成を示す底
面図。
【図6】同一実施例に係る按摩装置の構成を図4中Z−
Z線に沿って示す断面図。
【図7】同一実施例に係る按摩装置が備える振動式按摩
器の構成を示す平面図。
【図8】図7中Y−Y線に沿って示す振動式按摩器の断
面図。
【図9】(A)は足裏をマッサージする際の使用態様を
示す図。(B)はふくら脛をマッサージする際の使用態
様を示す図。(C)は背中をマッサージする際の使用態
様を示す図。
【符号の説明】
1…本体ケース、2a…呼吸口、3a…ケース壁、9a
〜9d…脚、a〜d…脚相互を結ぶ直線、11b…通
孔、21A,21B…按摩器、42…モータ、49…第
2コイルばね、55…振動子。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用時に正面となるケース壁に通孔が形
    成された本体ケースと、 互いの間を結ぶ直線が四角形をなすように本体ケースの
    底壁に突設された4つ以上の脚と、 前記通孔を通って前記本体ケース外に突出されるヘッド
    を設けたヘッドフレームに内蔵された偏心重りの回転に
    より振動する振動子、前記偏心重りに第1コイルばねを
    介して接続され前記偏心重りを回転させるモータ、およ
    び前記振動子を片持ち支持して使用時に前記振動子が患
    部で押された際に前記振動子を前記患部方向に付勢する
    第2コイルばねを有して、前記本体ケースにその幅方向
    に並べて内蔵された一対の振動式按摩器とを具備し、 前記一対の按摩器の振動子を夫々前記四角形の内側に配
    設したことを特徴とする按摩装置。
JP6091792U 1992-08-31 1992-08-31 按摩装置 Expired - Lifetime JP2548887Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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