JP2004267641A - マッサージ機構 - Google Patents

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Zhenhai Zhang
震海 張
Satoru Shiraishi
悟 白石
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Daito Electric Machine Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】マッサージ体を往復運動させる作動体を簡素で安価な構造で保持する。
【解決手段】支軸16に支持されたマッサージ体17と、このマッサージ体17を前記支軸16の周方向一定範囲で往復運動させる第1動作機構18と有し、該第1動作機構18は、前記マッサージ体17に係合して往復運動する作動体45と、この往復運動を許容しつつマッサージ体17との係合状態を維持するように前記作動体45の姿勢を弾性的に保持する弾性保持体60とを有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マッサージ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
下記特許文献1に記載されているマッサージ機構は、左右方向に架設された回転軸と、この回転軸の回転に伴って一端部及び他端部が左右方向において互いに逆向きに揺動するように当該回転軸に連動連結されている左右一対のアームと、このアームの一端部及び他端部にそれぞれ取り付けられた揉み玉とを有している。
前記回転軸には、この軸心に対して互いに逆向きに傾斜したカム面を有する左右一対の筒部材が固定されており、この各筒部材に対して径外方向に突設するレバーを相対回転自在に設け、該レバーの先端に前記各アームの中央部を回動自在に連結している。
【0003】
したがって、回転軸を回転すると、筒部材のカム面によってレバーを介してアームが左右に揺動し、各アームにおける一端部側の揉み玉同士、他端部側の揉み玉同士が互いに接近、離反することによって揉みマッサージを行われるようになっている。
また、上記マッサージ機構には、回転軸と平行に叩き用回転軸が設けられ、この回転軸には、同回転軸の軸心に対して偏心した軸部を有する筒部材が設けられ、この筒部材の軸部にロッドの一端部が枢結され、ロッドの他端が上記レバーに枢結されている。
【0004】
したがって、叩き用回転軸を回転するとロッドが筒部材を介して押し引き往復運動され、これによってレバーが回転軸回りに往復揺動されるとともに揺動アームが患部に対して突出・後退を繰り返し、この揺動アームに取り付けた揉み玉によって叩きマッサージが行われるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−237257号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、ロッドの先端に球状頭部を形成し、レバーに球状の凹部を形成し、この凹部に球状頭部を嵌め込むことによって、ロッドを抜け止めした状態でレバーに連結するようになっていた。
前記凹部は2つの挟み部材の対向内側に形成され、球状頭部を組み付けるときに挟み部材を分解・接合しなければならないため組付作業が面倒であり、構造が細かくなって製造コストもかかるものとなっていた。
【0007】
また、ロッドは、揉み又は叩きマッサージ動作によって球状頭部を支点に揺動を繰り返すため凹部との間で早期に摩耗しやすく、これに加えて叩きマッサージの際に凹部から抜け出る方向の引っ張り力が付与されるため、連結状態を長期に渡り維持するのは困難であった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、マッサージ体を往復運動させるための作動体を簡素で安価な構造で保持することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じている。
本発明にかかるマッサージ機構は、支軸16に支持されたマッサージ体17と、このマッサージ体17を前記支軸16の周方向一定範囲で往復運動させる第1動作機構18と有し、該第1動作機構18は、前記マッサージ体17に係合して往復運動する作動体45と、この往復運動を許容しつつ前記マッサージ体17との係合状態を維持するように前記作動体45の姿勢を弾性的に保持する弾性保持体60とを有しているものである。
【0009】
これによって、安価で簡素な構成により作動体の支持構造を得ることができるようになる。
前記弾性保持体は、一端部が前記支軸を支持する基体に固定され且つ他端部が前記作動体に固定されており、該作動体の往復運動をその曲げ変形により許容するように設けられていることが好ましく、また、その曲げ変形部分が他の部分よりも薄肉に形成されていることが好ましい。
このように、弾性保持体の曲げ変形により作動体の往復運動を許容する構成とすることによって、弾性保持体の圧縮変形や伸び(引っ張り)変形等による場合に比べて作動体にかかる弾発力(反力)が小さくなり、作動体の往復運動が阻害されることも少なくなる。
【0010】
前記作動体は、前記マッサージ体に係合する係合具と、この係合具を外囲いするように形成された取付具とを有し、該取付具の内側で係合具が回動自在に連結されるとともに前記取付具の外側に前記弾性保持体が固定されていることが好ましい。
前記第1動作機構の構成としては、第1駆動体と、この第1駆動体により回転駆動される第1回転軸と、この第1回転軸に設けられていて該第1回転軸の軸心に対して偏心した軸心を有するクランク体と、一端部がクランク体に枢結され他端部が前記マッサージ体に係合された前記作動体とを有したものとすることができる。
【0011】
この場合、第1駆動体によって第1回転軸を回転することで、その軸心に対して偏心したクランク体を介して作動体が往復運動し、この作動体に係合しているマッサージ体も支軸回りに往復運動するようになる。
前記マッサージ体は、前記支軸の周方向に離れた配置で複数の第1マッサージ部を一体的に突出して備えていることが好ましい。これによって、第1マッサージ部による効果的な叩きマッサージが可能となるし、第1マッサージ部を一体的に突出することによって製造コストを低減できる。
【0012】
また、マッサージ体は支軸の周方向一定範囲で往復運動されるため、その周方向一端側の第1マッサージ部と他端側の第1マッサージ部とが患部に対して交互に突出・後退とを繰り返すようになり、これによって効果的な叩きマッサージを行えるようになっている。
前記マッサージ体は前記支軸に対して一対支持されたものとすることができる。
また、本発明のマッサージ機構は、前記支軸を回転駆動する第2駆動体と、前記支軸に一体回転自在に設けられた一対の回転体と、前記各マッサージ体が相対回転自在に取り付けられ且つ前記支軸に対して互いに逆向きに傾斜するように一対の回転体に形成されたカム面と、を有する第2動作機構を備えていることが好ましい。
【0013】
この第2動作機構によって一対のマッサージ体が相互に遠近移動されるようになり、その間に挟んだ患部を揉みマッサージすることが可能となる。
上記の場合、一対のマッサージ体は、それぞれ前記支軸の周方向に離れた配置で複数の第1マッサージ部を突出して備え、互いの対向面に第2マッサージ部を備えていることが好ましい。これによって第1マッサージ部により叩きマッサージを行え、第2マッサージ部によって揉みマッサージを行える。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図8及び図9に示されているマッサージ装置1は、ケーシング2と、該ケーシング2に内蔵された本発明の実施形態にかかるマッサージ機構3とを有している。
ケーシング2は下部ケース4と上部ケース5とを備え、平面視で略矩形状を呈している。下部ケース4は上部に開口4Aを有し、この開口4Aは上部ケース5で覆われている。前記マッサージ機構3は、開口4Aを介して下部ケース4内に装着されるようになっている。
【0015】
下部ケース4の下面4隅には脚部4Bが下方突出状に設けられている。この脚部4Bは、後部側のものが前部側のものよりもやや長く形成されており、このため、ケーシング2を床面等に置いたとき、その上面が前下がり傾斜状に配置されるようになっている。
上部ケース5は平面視矩形状を呈し、下部ケース4の内側に弾性脚(図示略)を介して取り付けられており、この弾性脚の弾性変形でその上面に沿った方向(ほぼ水平方向)に移動自在とされている。
【0016】
また、上部ケース5は、下部ケース4内に配設された振動マッサージ用の動作機構(第3動作機構)6に接続されている。この動作機構6の作動によりその上面に沿った方向に振動させられるようになっている。
なお、第3動作機構6は、電動モータ等によって縦軸回りに回転駆動される偏心カム7を上部ケース5の裏面に接続し、この偏心カム7の回転によって上部ケース5を振動させるものとなっている。
上部ケース5の上面左右両側には多数の突起8が形成されており、この突起8部分に人体の部位(患部)、例えば足の裏等を載せた状態で上部ケース5を振動させることにより、振動マッサージを行えるようになっている。
【0017】
下部ケース4の左右両側には開口又は凹部よりなる把手9が形成されており、一方の把手9部分の上面には、マッサージ機構3の操作スイッチを有するコントロール部10が設けられている。
図4および図9に示すように、上部ケース5の左右中央部には上下に貫通する開口部5Aが形成されている。この開口部5Aには、ケーシング2内に配設されたマッサージ機構3のマッサージ体17が挿通され、外側(上方)へ突出されている。
【0018】
マッサージ体17の開口部5Aから突出した部分はカバー部材13により覆われている。このカバー部材13は、ゴム材、合成樹脂材、布等の可撓性を有する材質とされ、患部を押し当てたときに変形することで、その内部のマッサージ体17によるマッサージを可能としている。
カバー部材13は、窪み部を挟んで左右両側が上方に膨出した形状となっている。また、各膨出部13Aの前後中間もやや窪んだ形状となっている。
マッサージ機構3は、基体15と、この基体15に回転自在に支持された支軸16と、この支軸16に支持されたマッサージ体17と、このマッサージ体17にマッサージ動作させる第1,第2動作機構18,19と、前記上部ケース(振動マッサージ体)5にマッサージ動作させる前記第3動作機構6と、を有している。
【0019】
そして、このマッサージ機構3はケーシング2に内蔵され、このケーシング2の上面に形成した開口5Aからマッサージ体17を上方に突出させたものとなっている。
図4に示すように、基体15は、金属製や合成樹脂製等の板材とされ、この基体15の左右両側に軸受20を有する支持台21が設けられ、この支持台21に左右方向に配設された前記支軸16が回転自在に支持されている。
前記第1動作機構18は、マッサージ体17に叩きマッサージを行わせるものであり、第2動作機構19は、マッサージ体17に揉みマッサージを行わせるものである。
【0020】
まず、第2動作機構19について説明する。
図4〜図6に示すように、第2動作機構19は、前記支軸(第2回転軸)16と、該支軸16を回転駆動する第2駆動体22と、前記支軸16に固定された回転体23とを有している。
第2駆動体22は電動モータよりなり、この第2駆動体22の出力軸と支軸16とが連動装置24を介して接続されている。連動装置24は、ギヤケース25と、このギヤケース25内に配設されたギヤ機構26とを有しており、該ギヤ機構26としては、第2駆動体22の出力軸にウォームを設け、支軸16に前記ウォームに咬合するウォームホイールを設けた構成等を採用できる。
【0021】
第2駆動体22は、ケーシング2内の左右一側部に配設され、支軸16の端部に接続されている。
回転体23は支軸16に対して左右一対設けられており、その外周部にはカム面27が形成されている。
左右のカム面27は、支軸16の軸心に対して互いに逆向きに傾斜して形成されており、このカム面27に対して前記マッサージ体17の下部が相対回転自在に取り付けられている。
【0022】
マッサージ体17は合成樹脂材により形成されており、その下部が前記カム面27に嵌合するボス部28とされている。ボス部28はリング状に形成され、その内周面とカム面27との間には、両者の相対回転を可能とするようにボールベアリング等の軸受33が介在されてる。
ボス部28の上部には可撓アーム29が上方に突出して設けられ、この可撓アーム29の上端にマッサージ部30が設けられている。ボス部28、可撓アーム29、マッサージ部30は、合成樹脂材により一体に成型されている。
【0023】
可撓アーム29は、ボス部28、マッサージ部30に比べて薄く前後幅も小さく形成された板材よりなり、比較的容易に左右に弾性変形しうるように形成されている。
マッサージ部30は、下部側から上部側へ行くに従い前後幅が大きくなるように形成されており、可撓アーム29から上方に連なる側面板31と、この側面板31の外周縁から左右外方に折曲した周面板32とを有する。
左右マッサージ部30の側面板31は互いに対向して配設され、主として揉みマッサージを行う部分(揉み(第2)マッサージ部)とされている。
【0024】
この側面板31の対向面には、ゴム等により形成された突起37や、ゴムスポンジ等により形成された弾性パッドが貼り付けられている。
前記周面板32は、前後中央部が窪み、前後両側(支軸16の周方向両側)が上方に突出した形状となっており、前後2つの突出した部分が、主として叩きマッサージを行う部分(叩き(第1)マッサージ部)32A,32Bとされている。
マッサージ体17には、バックアップ部材34が添設されている。このバックアップ部材34は、下部がボス部28の側面に固定され上部が側面板31の背面に配設された支持板35と、この支持板35の上部に取り付けられた弾性体36とを有しており、支持板35は合成樹脂性の板材により形成されていて曲げ変形可能であり、弾性体36はゴム等の弾性材料より形成されている。
【0025】
このバックアップ部材34によってマッサージ体17が左右外側へ過度に曲げ変形するのを抑制し、適度な反力を付与するようになっている。
マッサージ体17の下面には被係合具40が突設されている。この被係合具40はロッド形状に形成され、後述する係合具53に係合されている。この係合具53と被係合具40との係合によって、マッサージ体17が支軸16の回転に連れ回りしないように規制されている。
次に上記第2動作機構19によるマッサージ動作についてを説明する。
【0026】
第2駆動体22を作動すると、連動装置24を介して支軸16が軸心回りに回転する。これに伴って回転体23も一体的に回転する。この回転体23に形成されたカム面27は支軸16に対して傾斜して形成されているので、これに嵌合するマッサージ体17は、左右に揺動しながら捩れる(うねる)ような動作を行う。
この捩れるような動作とは、各マッサージ体17の前後一端部(前後一方のマッサージ部32A)と他端部(他方のマッサージ部32B)とが互いに逆向きに左右移動するような動作であり、具体的には、前後一端部が左側に移動したときに他端部が右側に移動し、一端部が右側に移動したときに他端部が左側に移動するような動作である。
【0027】
そして、左右回転体23のカム面27は支軸16に対して互いに逆向きに傾斜した関係にあるので、左右マッサージ体17は、その一端部32A,32A同士が近づくと他端部32B,32B同士が遠ざかり、一端部32A,32A同士が遠ざかると他端部32B,32B同士が近づくといった遠近移動を行う。
そして、この左右のマッサージ体17の間に患部、例えば、足、腕、首等を挟むことによって揉みマッサージが行われるようになっている。
次に第1動作機構18について説明する。
【0028】
図1〜図3に示すように、第1動作機構18は、第1回転軸42と、第1駆動体43と、クランク体44と、作動体45とを有している。
第1回転軸42は、支軸(第2回転軸)16と平行に配設され、基体15に設けられた軸受46を有する左右の支持台47に回転自在に支持されている。
第1駆動体43は電動モータよりなり、この第1駆動体43の出力軸と第1回転軸42とが連動装置48を介して連動連結されている。連動装置48は、ギヤケース49と、このギヤケース49内に配設されたギヤ機構50とを有している。このギヤ機構50としては、第1駆動体43の出力軸にウォームを設け、第1回転軸42に前記ウォームに咬合するウォームホイールを設けた構成等が採用できる。
【0029】
第1駆動体43は、ケーシング2内で前記第2駆動体22の左右反対側の側部に配設され、第1回転軸42の端部に接続されている。この第1駆動体43と第2駆動体22とをケーシング2内で左右振り分け状に配設することによって、ケーシング2を持ち運ぶ際等の左右重量バランスを良好にすることができるようになっている。
クランク体44は、第1回転軸42に一体回転自在として左右一対設けられている。このクランク体44は略円柱状に形成されており、その中心軸心が第1回転軸42の軸心に対して偏心している。また、左右のクランク体44は、互いに第1回転軸42に対して180°反対側に偏心している。
【0030】
作動体45は連動具52と係合具53とを有している。
連動具52は、その一端部が前記クランク体44に嵌合する嵌合部52Aとされている。この嵌合部52Aはリング状に形成されており、この内周面とクランク体44の外周面との間には軸受54が介在され、両者が相対回転自在とされている。
前記連動具52の他端には取付具52Bが一体的に形成されており、この取付具52Bは、平面視で矩形枠状を呈している。
【0031】
係合具53は、左右方向に長く上下方向に貫通した係合孔53Aを有し、その一側部が左右方向の取付軸55を介して取付具52Bの枠内側に回動自在に取り付けられている。
前記係合孔53Aにはマッサージ体17に形成されている前記被係合具40がその軸方向に挿通され、これによって被係合具40と係合具53とが係合されている。
そして、この係合により、前記第2動作機構19によるマッサージ動作の際に、マッサージ体17が支軸16の回転に連れ回りするのが規制されている。
【0032】
また、係合孔53Aが左右方向に長く形成されているので、マッサージ体17の左右揺動に伴う被係合具40の左右揺動が許容される(被係合具40の左右揺動がガイドされる)ようになっている。
次に、第1動作機構18によるマッサージ動作についてを説明する。
第1駆動体43の駆動によって第1回転軸42を回転すると、左右のクランク体44が回転し、このクランク体44に連結されている連動具52がその長手方向に(支軸16の周方向に)往復(押し引き)運動される。
【0033】
この連動具52の往復運動によって、係合具53に係合されている被係合具40を介してマッサージ体17が支軸16の周方向一定範囲で往復運動し、マッサージ体17の前後各叩きマッサージ部32A,32Bが患部(例えば、首、肩等)に対して交互に突出と後退を繰り返し、これによって叩きマッサージが行われる。
また、左右のクランク体44は、第1回転軸42の軸心に対して互いに逆側に偏心しているため、左右の連動具52は互いに逆向きに往復運動される。その結果、左右マッサージ体17は、左右に対応する叩きマッサージ部32A,32A同士;32B,32B同士が患部に対して交互に突出と後退を繰り返すようになっている。
【0034】
以上に説明したとおり、上記のマッサージ機構3は、左右方向に架設された第2回転軸(支軸)16と、この第2回転軸16に相対回転自在に支持された左右一対のマッサージ体17と、前記第2回転軸16の周方向に離れた配置で左右各マッサージ体に形成された2つの第1マッサージ部32A,32Bと、前記マッサージ体17が前記第2回転軸16の回転に伴って連れ回りするのを規制するように前記マッサージ体17に係合された係合具53と、前記第2回転軸16の回転に伴い前記マッサージ体17の各第1マッサージ部32A,32Bを左右方向において互いに逆向きに揺動させる第2動作機構19と、前記係合具53を介して前記マッサージ体17を第2回転軸16の軸心回り一定範囲で往復運動させる第1動作機構18と、を備えたものとなっている。
【0035】
そして、この構成によって、第2動作機構19の作動により左右マッサージ体17の間に挟んだ患部を効果的に揉みマッサージすることができるとともに、第1動作機構の作動により各マッサージ体17の2つの第1マッサージ部32A,32Bを患部に対して交互に突出させる効果的な叩きマッサージを行えるようになっている。
つまり、従来技術で例示したマッサージ機構では、左右のアームがレバーに回動自在に枢結されているため、叩きマッサージを行う際にアームの両端に設けられた2つの揉み玉同士は交互に叩き運動することができず、その分マッサージ効果が減退していたが、本実施形態のマッサージ機構では、マッサージ体17の2つのマッサージ部32A,32Bが交互に叩き運動を行うことから、従来技術と比較して効果の高い叩きマッサージを行えるようになっている。
【0036】
図1〜図3,図6,図7に示すように、第1動作機構18は、前記作動体45の姿勢を保持する弾性保持体60を有している。
この弾性保持体60はゴム等の弾性材製の板材よりなり、その一端部(上端部)が連動具52の先端(取付具52Bの枠外側)にネジや接着等により固定され、他端部(下端部)が基体15に対してネジや接着等により固定されている。
基体15に対する弾性保持体60の固定部分の具体的構成は、基体15の外縁の一部を下方に屈曲し、この屈曲部分15Aと連動具52の下端部側面とを面合わせしてネジ止めしたものとなっている。
【0037】
弾性保持体60の上下中途部60Aは、他の部分(上部および下部)よりも薄肉に形成されている。
このように作動体45は、弾性保持体60によってその姿勢が保持されているため、マッサージ体17との係合状態が好適に維持されるようになっている。
つまり、係合具53が被係合具40に対して下方(被係合具40の軸方向;支軸16の径方向外方)に抜け落ちないように保持されるようになっている。
なお、被係合具40の下端には、係合具53の係合孔の幅よりも大きな(大径の)抜け止め部材63が設けられており、これによっても被係合具40に対する係合具53の離脱が防止されている。
【0038】
また、作動体45の往復運動は、弾性保持体60が弾性変形(特に、曲げ変形)することによって許容されるため、叩きマッサージの動作には何ら支障はなく、弾性保持体60の上下中途部分(曲げ変形部分)を薄肉としているために、作動体45の往復運動の抵抗が小さくなり、第1駆動体43に過負荷をかけるようなことも防止されている。
なお、叩きマッサージ動作に伴う作動体45の運動方向は前後方向(作動体45の長手方向又は支軸16の周方向)であるのに対して、マッサージ体17に対して作動体45が係合・離脱する方向は上下方向(被係合具40の軸方向又は支軸16の径方向)となっている。このため、叩きマッサージ動作の際の作動体45の運動ではマッサージ体17から離脱する方向の力は作用しないようになっている。
【0039】
マッサージ装置1の作動形態として、上記第1、第2動作機構18,19はそれぞれ単独で作動してもよいし、同時に作動してもよい。また、第3動作機構6も単独又は他の動作機構18,19と同時に作動してもよい。
また、第2動作機構19は、第1動作機構18によって叩きマッサージを行う際に一時的に作動させることによって左右マッサージ体17の間隔を患部の幅に応じて変更する位置変更機構としても利用することができる。
また、第1動作機構19は、第1回転軸の回転速度を遅くすることによって、マッサージ体17の第1マッサージ部32A,32Bにより押圧(指圧)マッサージを行うものとすることができる。
【0040】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。
例えば、係合具53と被係合具40の形状としては、被係合具40を二股形状又は長孔を有する形状等に形成し、係合具53を被係合具40に挿通するロッド状に形成することができる。
弾性保持体60は、作動体45の先端部(取付具52B)を支持しているが、長手方向中途部(連動具52の長手方向中途部)等を保持するようにしてもよい。
【0041】
マッサージ体17に形成した第1マッサージ部32A,32Bは、2つに限らず3以上とすることも可能である。
本発明にかかるマッサージ機構3は、実施形態で示したような載置式(床置き式)のマッサージ装置に採用することが好適であるが、例えば、いす型マッサージ装置の背もたれ部に内蔵したり、壁等に立てかけて使用する立てかけ式マッサージ装置に内蔵することも可能である。また、上記実施形態のマッサージ装置1は、把手9を介して手に持った状態でマッサージを行うようにした手持ち式のマッサージ装置としても利用することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、マッサージ体を往復運動させる作動体を簡素で安価な構造で保持することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるマッサージ機構の第1動作機構を示す側面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】第1動作機構の平面図である。
【図4】第2動作機構の正面断面図である。
【図5】マッサージ機構を前上側から見た斜視図である。
【図6】マッサージ機構を後上側から見た斜視図である。
【図7】第1動作機構を斜め下から見た斜視図である。
【図8】上部ケースを省略した状態のマッサージ装置を前上側から見た斜視図である。
【図9】マッサージ装置を後上側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 マッサージ装置
3 マッサージ機構
16 支軸(第2回転軸)
17 マッサージ体
18 第1動作機構
19 第2動作機構
22 第2駆動体
23 回転体
27 カム面
31 側面板(第2マッサージ部)
32 周面板
32A,32B 第1マッサージ部
42 第1回転軸
43 第1駆動体
44 クランク体
45 作動体
52B 取付具
53 係合具
60 弾性保持体

Claims (8)

  1. 支軸(16)に支持されたマッサージ体(17)と、このマッサージ体(17)を前記支軸(16)の周方向一定範囲で往復運動させる第1動作機構(18)と有し、該第1動作機構(18)は、前記マッサージ体(17)に係合して往復運動する作動体(45)と、この往復運動を許容しつつ前記マッサージ体(17)との係合状態を維持するように前記作動体(45)の姿勢を弾性的に保持する弾性保持体(60)とを有していることを特徴とするマッサージ機構。
  2. 前記弾性保持体(60)は、一端部が前記支軸(16)を支持する基体(15)に固定され且つ他端部が前記作動体(45)に固定されており、該作動体(45)の往復運動をその曲げ変形により許容するように設けられていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機構。
  3. 前記弾性保持体(60)は、その曲げ変形部分が他の部分よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項2記載のマッサージ機構。
  4. 前記作動体(45)は、前記マッサージ体(17)に係合する係合具(53)と、この係合具(53)を外囲いするように形成された取付具(52B)とを有し、該取付具(52B)の内側で係合具(53)が回動自在に連結されるとともに前記取付具(52B)の外側に前記弾性保持体(60)が固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機構。
  5. 前記第1動作機構(18)は、第1駆動体(43)と、この第1駆動体(43)により回転駆動される第1回転軸(42)と、この第1回転軸(42)に設けられていて該第1回転軸(42)の軸心に対して偏心した軸心を有するクランク体(44)と、一端部がクランク体(44)に枢結され他端部が前記マッサージ体(17)に係合された前記作動体(45)とを有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機構。
  6. 前記マッサージ体(17)は、前記支軸(16)の周方向に離れた配置で複数の第1マッサージ部(32A,32B)を一体的に突出して備えていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機構。
  7. 前記マッサージ体(17)は前記支軸(16)に対して一対支持されており、前記支軸(16)を回転駆動する第2駆動体(22)と、前記支軸(16)に一体回転自在に設けられた一対の回転体(23)と、前記各マッサージ体(17)が相対回転自在に取り付けられ且つ前記支軸(16)に対して互いに逆向きに傾斜するように一対の回転体(23)に形成されたカム面(27)と、を有する第2動作機構(19)が備えられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機構。
  8. 一対のマッサージ体(17)は、それぞれ前記支軸(16)の周方向に離れた配置で複数の第1マッサージ部(32A,32B)を突出して備え、互いの対向面に第2マッサージ部(31)を備えていることを特徴とする請求項7記載のマッサージ機構。
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