JPH0652700B2 - 電子ビーム露光装置における電子ビーム露光方法 - Google Patents
電子ビーム露光装置における電子ビーム露光方法Info
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- JPH0652700B2 JPH0652700B2 JP15266181A JP15266181A JPH0652700B2 JP H0652700 B2 JPH0652700 B2 JP H0652700B2 JP 15266181 A JP15266181 A JP 15266181A JP 15266181 A JP15266181 A JP 15266181A JP H0652700 B2 JPH0652700 B2 JP H0652700B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
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- H01J2237/317—Processing objects on a microscale
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- H01J2237/31761—Patterning strategy
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- H01J2237/317—Processing objects on a microscale
- H01J2237/3175—Lithography
- H01J2237/31761—Patterning strategy
- H01J2237/31767—Step and repeat
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メインチャンバ,交換供給部及び制御部を有
し、メインチャンバは半導体装置の製造工程における半
導体ウエハ又はマスク(以下単に試料という)への電子
ビームによる露光のための露光部を備え、交換供給部は
未露光及び露光済試料をメインチャンバとの間で出し入
れする時に一時格納するサブチャンバと、サブチャン
バ,メインチャンバ間及びサブチャンバ,外部間の開閉
機構と、試料の移送機構と、サブチャンバ内の排気・吸
気のための機構とを備え、制御部は露光部と交換供給部
とを制御する機能を有する電子ビーム露光装置を使用
し、メインチャンバ内での複数回の露光操作によって1
試料の露光が完了するようにして、試料上に電子回路の
如きパターンを露光する電子ビーム露光方法の技術分野
に属する。
し、メインチャンバは半導体装置の製造工程における半
導体ウエハ又はマスク(以下単に試料という)への電子
ビームによる露光のための露光部を備え、交換供給部は
未露光及び露光済試料をメインチャンバとの間で出し入
れする時に一時格納するサブチャンバと、サブチャン
バ,メインチャンバ間及びサブチャンバ,外部間の開閉
機構と、試料の移送機構と、サブチャンバ内の排気・吸
気のための機構とを備え、制御部は露光部と交換供給部
とを制御する機能を有する電子ビーム露光装置を使用
し、メインチャンバ内での複数回の露光操作によって1
試料の露光が完了するようにして、試料上に電子回路の
如きパターンを露光する電子ビーム露光方法の技術分野
に属する。
第4図は従来の電子ビーム露光装置での電子ビーム露光
方法を説明するための図である。
方法を説明するための図である。
図においては1はメインチャンバ、2はメインチャンバ
用排気系、3は移動テーブル、4及び4′は被露光試料
である半導体ウエハまたはマスクを載置するホルダ、
5′は転送手段、6はサブチャンバ、7,8はメインチ
ャンバ,サブチャンバ間及びサブチャンバ,外部間を開
閉するゲートバルブ、9はリークバルブ、10は低真空
ポンプ、11は高真空ポンプ、12,13はバルブ、1
4はホルダ移送機構、16はメインチャンバに設けられ
た誘導機構を示し、またA乃至Dはホルダ4の移送によ
る各位置を示す。
用排気系、3は移動テーブル、4及び4′は被露光試料
である半導体ウエハまたはマスクを載置するホルダ、
5′は転送手段、6はサブチャンバ、7,8はメインチ
ャンバ,サブチャンバ間及びサブチャンバ,外部間を開
閉するゲートバルブ、9はリークバルブ、10は低真空
ポンプ、11は高真空ポンプ、12,13はバルブ、1
4はホルダ移送機構、16はメインチャンバに設けられ
た誘導機構を示し、またA乃至Dはホルダ4の移送によ
る各位置を示す。
またメインチャンバには電子ビームの流れの下方に被露
光物である試料の露光位置が設けられている。
光物である試料の露光位置が設けられている。
かかる構成においてサブチャンバと、サブチャンバ,メ
インチャンバ間及びサブチャンバ,外部間を開閉するゲ
ートバルブ7,8と、リークバルブ9、バルブ12,1
3、真空ポンプ10,11からなるサブチャンバ内の排
気・吸気のための機構と、試料を載置するホルダの移送
機構とが交換供給部を構成し、露光部及び交換供給部を
制御するのが制御部である。
インチャンバ間及びサブチャンバ,外部間を開閉するゲ
ートバルブ7,8と、リークバルブ9、バルブ12,1
3、真空ポンプ10,11からなるサブチャンバ内の排
気・吸気のための機構と、試料を載置するホルダの移送
機構とが交換供給部を構成し、露光部及び交換供給部を
制御するのが制御部である。
かかる電子ビーム露光装置では、露光の対象である試料
としての半導体ウエハやフォトマスクの面積に比較して
露光装置での正確に偏向できる電子ビームの面積が小さ
いため、ウエハやマスクを載置するテーブルを移動させ
ることによって大きな面積のチップパターンを露光して
いる。即ち1試料は複数回の露光操作で露光が完了する
ようにしている。
としての半導体ウエハやフォトマスクの面積に比較して
露光装置での正確に偏向できる電子ビームの面積が小さ
いため、ウエハやマスクを載置するテーブルを移動させ
ることによって大きな面積のチップパターンを露光して
いる。即ち1試料は複数回の露光操作で露光が完了する
ようにしている。
1試料としての半導体ウエハまたはマスク(試料)は複
数のチップを備え、1チップの露光操作が終了すれば、
次のチップが露光位置に移り、このチップの露光操作が
行なわれ、かかる露光操作が繰り返され、総べてのチッ
プの露光操作が終了すると、この試料の露光は完了す
る。
数のチップを備え、1チップの露光操作が終了すれば、
次のチップが露光位置に移り、このチップの露光操作が
行なわれ、かかる露光操作が繰り返され、総べてのチッ
プの露光操作が終了すると、この試料の露光は完了す
る。
そしてかかる電子ビーム露光装置によって試料の露光を
行なう場合、第4図において交換供給部では、次の如き
準備操作が行なわれる。即ち露光済試料をメインチャン
バ1のAからサブチャンバ6のCへ移行の際、メインチ
ャンバとサブチャンバとの間のゲートバルブ7が開か
れ、露光済試料はメインチャンバのAからBへ、さらに
サブチャンバのCへ移され、続いて再び上記のゲートバ
ルブ7が閉じられる。この後サブチャンバ6内がリーク
バルブ9の開放によって大気圧状態に戻されると、リー
クバルブは閉結され、サブチャンバと外気との間のゲー
トバルブ8が開かれ、露光済試料はサブチャンバのCか
ら外部のDに移送される。一方新たな未露光試料がDか
らサブチャンバ内のCへ送られる。
行なう場合、第4図において交換供給部では、次の如き
準備操作が行なわれる。即ち露光済試料をメインチャン
バ1のAからサブチャンバ6のCへ移行の際、メインチ
ャンバとサブチャンバとの間のゲートバルブ7が開か
れ、露光済試料はメインチャンバのAからBへ、さらに
サブチャンバのCへ移され、続いて再び上記のゲートバ
ルブ7が閉じられる。この後サブチャンバ6内がリーク
バルブ9の開放によって大気圧状態に戻されると、リー
クバルブは閉結され、サブチャンバと外気との間のゲー
トバルブ8が開かれ、露光済試料はサブチャンバのCか
ら外部のDに移送される。一方新たな未露光試料がDか
らサブチャンバ内のCへ送られる。
ここでサブチャンバと外気との間を開閉するゲートバル
ブ8は再び閉じられ、続いてサブチャンバと真空ポンプ
との間の結合を開閉するバルブ 12,13を開放する
ことにより、真空ポンプ 10,11によってサブチャ
ンバ6内は低真空状態を経て高真空状態とされ、バルブ
12,13は再び閉結される。
ブ8は再び閉じられ、続いてサブチャンバと真空ポンプ
との間の結合を開閉するバルブ 12,13を開放する
ことにより、真空ポンプ 10,11によってサブチャ
ンバ6内は低真空状態を経て高真空状態とされ、バルブ
12,13は再び閉結される。
この状態となると、サブチャンバとメインチャンバ間の
ゲートバルブ7が開かれることによって未露光試料はメ
インチャンバ1の露光位置に移され、サブチャンバとメ
インチャンバとの間のゲートバルブ7は再び閉じられ、
交換供給部での準備操作は終了し、高真空状態にあるメ
インチャンバ内で試料に対する露光が開始される。
ゲートバルブ7が開かれることによって未露光試料はメ
インチャンバ1の露光位置に移され、サブチャンバとメ
インチャンバとの間のゲートバルブ7は再び閉じられ、
交換供給部での準備操作は終了し、高真空状態にあるメ
インチャンバ内で試料に対する露光が開始される。
さて、電子ビーム露光によって描画時間が大幅に短縮さ
れることに伴なってかかる準備操作を短縮することが望
まれている。即ちメインチャンバ内で露光が行なわれて
いる間に、露光済試料をサブチャンバから外部へ移した
後、未露光済試料を外部からサブチャンバ内へ移し、ま
たメインチャンバ内で露光が完了した試料と、サブチャ
ンバ内の未露光試料とがメインチャンバとサブチャンバ
との間で交換しうるようにして、試料の露光と、露光済
試料及び未露光試料の移送とを並行して行なうようにす
ることによって工程の短縮化を行なうことが試みられて
いる。
れることに伴なってかかる準備操作を短縮することが望
まれている。即ちメインチャンバ内で露光が行なわれて
いる間に、露光済試料をサブチャンバから外部へ移した
後、未露光済試料を外部からサブチャンバ内へ移し、ま
たメインチャンバ内で露光が完了した試料と、サブチャ
ンバ内の未露光試料とがメインチャンバとサブチャンバ
との間で交換しうるようにして、試料の露光と、露光済
試料及び未露光試料の移送とを並行して行なうようにす
ることによって工程の短縮化を行なうことが試みられて
いる。
しかしながら露光済試料をサブチャンバから外部へ移す
時及び未露光試料を外部からサブチャンバへ移す時の試
料を載置するホルダの移送機構の操作、サブチャンバと
外部との間のゲートバルブの開閉、サブチャンバを外気
圧とする際のリークバルブの開閉及び吸気の立上り時、
サブチャンバ内を高真空にするための真空ポンプとサブ
チャンバとの間のバルブの開閉及び排気の立上り時にお
けるそれぞれの準備操作の際に発生する機械的振動ある
いは衝撃、または電気的あるいは磁気的ノイズは、描画
のための露光に妨害を与えるという問題がある。
時及び未露光試料を外部からサブチャンバへ移す時の試
料を載置するホルダの移送機構の操作、サブチャンバと
外部との間のゲートバルブの開閉、サブチャンバを外気
圧とする際のリークバルブの開閉及び吸気の立上り時、
サブチャンバ内を高真空にするための真空ポンプとサブ
チャンバとの間のバルブの開閉及び排気の立上り時にお
けるそれぞれの準備操作の際に発生する機械的振動ある
いは衝撃、または電気的あるいは磁気的ノイズは、描画
のための露光に妨害を与えるという問題がある。
即ち機械的振動または衝撃は試料の配置位置を変化さ
せ、電気的あるいは磁気的ノイズは電子ビームの偏向を
乱し、これによって試料上へのパターンに位置ずれを生
じることになる。
せ、電気的あるいは磁気的ノイズは電子ビームの偏向を
乱し、これによって試料上へのパターンに位置ずれを生
じることになる。
本発明は、交換供給部での準備操作に露光部での露光妨
害とならないものもあるということを見出したことに基
づくもので、その解決しようとする課題は、上記技術分
野において、交換供給部での準備操作を1試料の露光と
並列になし、かつ1試料の複数回の露光操作と露光妨害
となる交換供給部での準備操作とを時分割的に行なうよ
うにすることである。
害とならないものもあるということを見出したことに基
づくもので、その解決しようとする課題は、上記技術分
野において、交換供給部での準備操作を1試料の露光と
並列になし、かつ1試料の複数回の露光操作と露光妨害
となる交換供給部での準備操作とを時分割的に行なうよ
うにすることである。
上記課題を解決するため、本発明は、露光部での露光妨
害とならない準備操作としてのサブチャンバ内の排気・
吸気のための機構での定常状態での排気・吸気を行なっ
ている時には、それに並行して露光部での露光操作を行
ない、1試料の1〜数回の露光操作の終了後、次の露光
操作までの露光中断間のいずれかに、露光部での露光妨
害となるような交換供給部における複数の準備操作とし
ての開閉機構の開閉、移送機構による試料の移送、サブ
チャンバ内の排気・吸気のための機構でのバルブの開閉
及び排気・吸気の立上り時におけるそれぞれの操作のい
ずれか少なくとも1操作が行なわれ、その操作での露光
妨害状態の終了後、次の露光操作が開始されるようにす
る、という手段を講じた。
害とならない準備操作としてのサブチャンバ内の排気・
吸気のための機構での定常状態での排気・吸気を行なっ
ている時には、それに並行して露光部での露光操作を行
ない、1試料の1〜数回の露光操作の終了後、次の露光
操作までの露光中断間のいずれかに、露光部での露光妨
害となるような交換供給部における複数の準備操作とし
ての開閉機構の開閉、移送機構による試料の移送、サブ
チャンバ内の排気・吸気のための機構でのバルブの開閉
及び排気・吸気の立上り時におけるそれぞれの操作のい
ずれか少なくとも1操作が行なわれ、その操作での露光
妨害状態の終了後、次の露光操作が開始されるようにす
る、という手段を講じた。
かかる手段を講じたことにより、交換供給部での準備操
作が1試料の露光と並列になされ、かつ1試料の複数回
の露光操作と露光妨害となる準備操作とが時分割的に行
なわれるようになる。
作が1試料の露光と並列になされ、かつ1試料の複数回
の露光操作と露光妨害となる準備操作とが時分割的に行
なわれるようになる。
以下本発明の1実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の1実施例を実施するための電子ビーム
露光装置の機構の概要を示し、第4図と同一番号は同一
名称を示す。
露光装置の機構の概要を示し、第4図と同一番号は同一
名称を示す。
図において5はエレベータで15に示す如き上下2段の
ホルダ上下棚を備えている。
ホルダ上下棚を備えている。
かかる構成においてサブチャンバと、サブチャンバ及び
メインチャンバ間、サブチャンバ及び外部間のそれぞれ
の開閉機構としてのゲートバルブ7,8と、リークバル
ブ9、バルブ12,13、真空ポンプ10,11からな
る排気・吸気機構と、試料を載置するホルダの移送機構
とが交換供給部を構成し、露光部及び交換供給部を制御
するのが制御部である。
メインチャンバ間、サブチャンバ及び外部間のそれぞれ
の開閉機構としてのゲートバルブ7,8と、リークバル
ブ9、バルブ12,13、真空ポンプ10,11からな
る排気・吸気機構と、試料を載置するホルダの移送機構
とが交換供給部を構成し、露光部及び交換供給部を制御
するのが制御部である。
本実施例のエレベータ5は上記の如く第1図中実線で示
すように上下2段のホルダ上下棚15を備え、上中下3
階の移動を行なうもので、図中の実線は下階にある状態
を示し、上昇し中階となるとエレベータのホルダ上下棚
はホルダBとCの位置となり、さらに上昇して上階にな
るとホルダCとDの位置となる。
すように上下2段のホルダ上下棚15を備え、上中下3
階の移動を行なうもので、図中の実線は下階にある状態
を示し、上昇し中階となるとエレベータのホルダ上下棚
はホルダBとCの位置となり、さらに上昇して上階にな
るとホルダCとDの位置となる。
電子ビーム露光を終了した試料としての半導体ウエハま
たはマスクを保持するホルダ及び未露光試料のホルダの
移送は次の如くなる。即ち第一のホルダ4はメインチャ
ンバ1内のホルダ送り機構(図中に表示されていない)
によりホルダ誘導機構16に従って位置Aから位置Bへ
移送され、エレベータ5の上部のホルダ上下棚15上に
乗る。エレベータ5が下階から中階を経由して上階へ上
昇すると、ホルダ4は位置Dに移動する。ゲートバルブ
7が開かれ、未露光の試料を保持する第二のホルダ4′
がコンベアベルト等のホルダ移送機構14及びメインチ
ャンバ1内のホルダ送り機構により位置Eからエレベー
タ5の下部のホルダ上下棚15の位置Cへ移送される。
たはマスクを保持するホルダ及び未露光試料のホルダの
移送は次の如くなる。即ち第一のホルダ4はメインチャ
ンバ1内のホルダ送り機構(図中に表示されていない)
によりホルダ誘導機構16に従って位置Aから位置Bへ
移送され、エレベータ5の上部のホルダ上下棚15上に
乗る。エレベータ5が下階から中階を経由して上階へ上
昇すると、ホルダ4は位置Dに移動する。ゲートバルブ
7が開かれ、未露光の試料を保持する第二のホルダ4′
がコンベアベルト等のホルダ移送機構14及びメインチ
ャンバ1内のホルダ送り機構により位置Eからエレベー
タ5の下部のホルダ上下棚15の位置Cへ移送される。
エレベータ5が中階に下降して第一のホルダ4は位置C
へ、第二のホルダ4′は位置Bへ移動する。次いで第二
のホルダ4′は移動テーブル3上の位置Aへ移送され、
他方、第一のホルダ4はサブチャンバ6内の位置E、即
ちサブチャンバ6内へ移送される。
へ、第二のホルダ4′は位置Bへ移動する。次いで第二
のホルダ4′は移動テーブル3上の位置Aへ移送され、
他方、第一のホルダ4はサブチャンバ6内の位置E、即
ちサブチャンバ6内へ移送される。
以上の順序操作によって移動テーブル3上に配置された
第二のホルダ4′に保持された未露光試料に対して電子
ビーム露光が準備される。
第二のホルダ4′に保持された未露光試料に対して電子
ビーム露光が準備される。
一方、サブチャンバ6側における制御部の制御による順
序操作は次の通りである。即ち制御部は第一のホルダ4
上に載置された露光済試料をサブチャンバ6内に受け入
れた後、ゲートバルブ7を閉じ、リークバルブ9を開
き、サブチャンバ内を大気圧とする。その状態でゲート
バルブ8を開き、第一のホルダ4をサブチャンバ6外の
位置Fへ移送し、未露光の試料の載置された第三のホル
ダ 4″(図中に表示されていない)を位置Fからサブ
チャンバ内の位置Eへ移送する。続いてゲートバルブ8
を閉じ、リークバルブ9を閉じ、バルブ12を開いてサ
ブチャンバ6内の排気を開始し、次いでバルブ12を閉
じ、バルブ13を開いてサブチャンバ6を所定の高真空
状態とし、メインチャンバ1との次の試料の交換のため
のホルダの交換を持つことになる。
序操作は次の通りである。即ち制御部は第一のホルダ4
上に載置された露光済試料をサブチャンバ6内に受け入
れた後、ゲートバルブ7を閉じ、リークバルブ9を開
き、サブチャンバ内を大気圧とする。その状態でゲート
バルブ8を開き、第一のホルダ4をサブチャンバ6外の
位置Fへ移送し、未露光の試料の載置された第三のホル
ダ 4″(図中に表示されていない)を位置Fからサブ
チャンバ内の位置Eへ移送する。続いてゲートバルブ8
を閉じ、リークバルブ9を閉じ、バルブ12を開いてサ
ブチャンバ6内の排気を開始し、次いでバルブ12を閉
じ、バルブ13を開いてサブチャンバ6を所定の高真空
状態とし、メインチャンバ1との次の試料の交換のため
のホルダの交換を持つことになる。
この実施例における制御部の制御にもとづく露光部と交
換供給部との並列操作を第2図及び第3図を参照しなが
ら説明する。第2図は、制御部と露光部及び交換供給部
との間における命令と情報との関係を示し、制御部から
露光部への命令であるEXは露光開始命令、Trはテー
ブル移動命令であり、露光部から制御部への情報である
exは露光終了情報、trはテーブル移動完了情報、s
iは露光妨害情報である。
換供給部との並列操作を第2図及び第3図を参照しなが
ら説明する。第2図は、制御部と露光部及び交換供給部
との間における命令と情報との関係を示し、制御部から
露光部への命令であるEXは露光開始命令、Trはテー
ブル移動命令であり、露光部から制御部への情報である
exは露光終了情報、trはテーブル移動完了情報、s
iは露光妨害情報である。
一方制御部から交換供給部への命令であるV7,V8,
V9,V12,V13はゲートバルブ7,8,リークバ
ルブ9,バルブ12,13の開閉命令であり、ホルダ移
送命令はHTである。
V9,V12,V13はゲートバルブ7,8,リークバ
ルブ9,バルブ12,13の開閉命令であり、ホルダ移
送命令はHTである。
また交換供給部から制御部への情報v7,v8,v9,
v12,v13はゲートバルブ7,8,リークバルブ
9,バルブ12,13の開閉完了情報、htはサブチャ
ンバと外部との間のホルダ移送完了情報であり、s1は
メインチャンバからサブチャンバへのホルダの移送終結
情報、s2,s3はサブチャンバ内圧力情報である。
v12,v13はゲートバルブ7,8,リークバルブ
9,バルブ12,13の開閉完了情報、htはサブチャ
ンバと外部との間のホルダ移送完了情報であり、s1は
メインチャンバからサブチャンバへのホルダの移送終結
情報、s2,s3はサブチャンバ内圧力情報である。
第3図はメインチャンバ内の露光済試料とサブチャンバ
内の未露光試料との交換操作以後のメインチャンバ内で
の露光操作と交換供給部における各準備操作の関係を説
明するための図である。
内の未露光試料との交換操作以後のメインチャンバ内で
の露光操作と交換供給部における各準備操作の関係を説
明するための図である。
いまゲートバルブ7は開状態にあり、第3図において交
換供給部でのホルダ移送(C→E)に示す操作によって
露光済試料を載置する第一のホルダ4が第1図における
メインチャンバ1内の位置Cからゲートバルブ7を介し
てサブチャンバ6内の位置Eへ移送され、そのEへの到
着を第3図の左側に示すセンサS1 が検知すると、交換
供給部から制御部へ、ホルド4のメインチャンバからサ
ブチャンバへの移送終結情報s1を送り、これを受けた
制御部は交換供給部へゲートバルブ7を閉じる命令V7
を与える。ゲートバルブ7を閉じる操作(第3図中矩形
内に一斜線を加えた操作の表示はバルブを閉じる操作を
示す)が完了すると、その情報v7が交換供給部から制
御部へ送られる。一方、露光部では未露光の試料を載置
した第二のホルダ4′が露光部内の移動テーブル3の移
動によって露光位置に達すると、露光部より制御部へテ
ーブル移動完了情報trが送られる。制御部は交換供給
部からの情報v7を受けるとリークバルブ9を開く命令
V9を交換供給部へ与える。リークバルブ9を開いたこ
とにより大気の急激な流入(吸気の立上り)による露光
妨害が所定時間持続する(第3図中矩形内に多数の斜線
を加えた表示は妨害持続時間を示す)。
換供給部でのホルダ移送(C→E)に示す操作によって
露光済試料を載置する第一のホルダ4が第1図における
メインチャンバ1内の位置Cからゲートバルブ7を介し
てサブチャンバ6内の位置Eへ移送され、そのEへの到
着を第3図の左側に示すセンサS1 が検知すると、交換
供給部から制御部へ、ホルド4のメインチャンバからサ
ブチャンバへの移送終結情報s1を送り、これを受けた
制御部は交換供給部へゲートバルブ7を閉じる命令V7
を与える。ゲートバルブ7を閉じる操作(第3図中矩形
内に一斜線を加えた操作の表示はバルブを閉じる操作を
示す)が完了すると、その情報v7が交換供給部から制
御部へ送られる。一方、露光部では未露光の試料を載置
した第二のホルダ4′が露光部内の移動テーブル3の移
動によって露光位置に達すると、露光部より制御部へテ
ーブル移動完了情報trが送られる。制御部は交換供給
部からの情報v7を受けるとリークバルブ9を開く命令
V9を交換供給部へ与える。リークバルブ9を開いたこ
とにより大気の急激な流入(吸気の立上り)による露光
妨害が所定時間持続する(第3図中矩形内に多数の斜線
を加えた表示は妨害持続時間を示す)。
一方リークバルブ9を開く操作完了の情報v9を受けた
制御部は、情報V9を受けた後予め設定された所定時間
の或いは露光部に設けられた図示されない妨害検出セン
サ群Siからの露光妨害情報siの終止を待って、露光
部に対して試料の例えば第一チップaの露光開始命令E
xを与え、そのチップに対する露光操作が開始される。
制御部は、情報V9を受けた後予め設定された所定時間
の或いは露光部に設けられた図示されない妨害検出セン
サ群Siからの露光妨害情報siの終止を待って、露光
部に対して試料の例えば第一チップaの露光開始命令E
xを与え、そのチップに対する露光操作が開始される。
その露光操作が終了すると露光部からの露光終了情報e
xが制御部へ与えられる。なお、この時点では、リーク
バルブ9を通してのサブチャンバ内への大気の流入は緩
やかとなっているので、かかる流入は露光妨害とならな
い。したがってこの間制御部は露光部に対し、次のチッ
プbを露光位置に移すための移動テーブル3への移動命
令Trを与え、移動テーブル3の移動完了情報trを露
光部から制御部が受けると、そのチップbに対する露光
開始命令Exが露光部へ与えられ、露光操作が行なわれ
る。
xが制御部へ与えられる。なお、この時点では、リーク
バルブ9を通してのサブチャンバ内への大気の流入は緩
やかとなっているので、かかる流入は露光妨害とならな
い。したがってこの間制御部は露光部に対し、次のチッ
プbを露光位置に移すための移動テーブル3への移動命
令Trを与え、移動テーブル3の移動完了情報trを露
光部から制御部が受けると、そのチップbに対する露光
開始命令Exが露光部へ与えられ、露光操作が行なわれ
る。
さてサブチャンバ内の圧力が外気圧に達すると、ゲート
バルブ8を開放することになるが、このゲートバルブ8
の開放操作は露光妨害となるので、その時露光操作が継
続中であれば、その露光操作の終了後ゲートバルブ8の
開放操作を行なうこととなる。第3図ではチップbの露
光の終了後ゲートバルブ8が開放される例を示してい
る。
バルブ8を開放することになるが、このゲートバルブ8
の開放操作は露光妨害となるので、その時露光操作が継
続中であれば、その露光操作の終了後ゲートバルブ8の
開放操作を行なうこととなる。第3図ではチップbの露
光の終了後ゲートバルブ8が開放される例を示してい
る。
即ちリークバルブ9から流入した空気により、サブチャ
ンバ6内の圧力が外気圧に達したことをセンサS2が検
出し、交換供給部から制御部へサブチャンバ内圧力情報
s2が送られ、続いて露光部から露光終了情報exが制
御部へ与えられると、制御部は露光部へ次のチップcの
移動のためのテーブル移動命令Trを、また交換供給部
へゲートバルブ8を開く操作命令V8を与え、ゲートバ
ルブ8は開かれる。しかし制御部は露光部からテーブル
移動完了情報trを得ても露光部へチップcに対する露
光開始命令Exを与えることを保留する。
ンバ6内の圧力が外気圧に達したことをセンサS2が検
出し、交換供給部から制御部へサブチャンバ内圧力情報
s2が送られ、続いて露光部から露光終了情報exが制
御部へ与えられると、制御部は露光部へ次のチップcの
移動のためのテーブル移動命令Trを、また交換供給部
へゲートバルブ8を開く操作命令V8を与え、ゲートバ
ルブ8は開かれる。しかし制御部は露光部からテーブル
移動完了情報trを得ても露光部へチップcに対する露
光開始命令Exを与えることを保留する。
それは、ゲートバルブ8の開操作、既に露光済である試
料を載置している第一のホルダ4のサブチャンバ6内の
位置Eから第1図の外部の位置Fへの移送及び未露光の
新たな試料を載置している第三のホルダ4″(図中に表
示されていない)の外部からのサブチャンバ内への移
送、ゲートバルブ8の閉操作、リークバルブ9の閉操
作、バルブ12の開操作及びこれに続く斜線で示す時間
までの低真空ポンプ10による急激な排気(排気の立ち
上がり)は、それぞれ、このとおりに順番が定められて
いる準備操作であると共にいずれも露光妨害となる準備
操作であり、これらの準備操作のいづれかの間を分離
し、その間に次の1乃至複数のチップの露光を行なえ
ば、チップの露光後には露光部でのテーブルの移動が必
要となるのに対し、連続して行なえば、テーブルの移動
は1回で、その移動時間(第3図におけるチップbの露
光終了後のテーブル移動命令Trとテーブル移動完了情
報trとの間)と1回の移動命令とのみで済むため、こ
れらを別個に分離して行なうことよりも連続させて行な
うことが、準備操作をも含めた露光工程全般の短縮と制
御部の簡素化ができるからであり、また、1試料の露光
工程中にサブチャンバ6内の試料の交換を完了しておく
ことは、本発明に係る電子ビーム露光方法における露光
工程全般の短縮の上で好ましいからである。
料を載置している第一のホルダ4のサブチャンバ6内の
位置Eから第1図の外部の位置Fへの移送及び未露光の
新たな試料を載置している第三のホルダ4″(図中に表
示されていない)の外部からのサブチャンバ内への移
送、ゲートバルブ8の閉操作、リークバルブ9の閉操
作、バルブ12の開操作及びこれに続く斜線で示す時間
までの低真空ポンプ10による急激な排気(排気の立ち
上がり)は、それぞれ、このとおりに順番が定められて
いる準備操作であると共にいずれも露光妨害となる準備
操作であり、これらの準備操作のいづれかの間を分離
し、その間に次の1乃至複数のチップの露光を行なえ
ば、チップの露光後には露光部でのテーブルの移動が必
要となるのに対し、連続して行なえば、テーブルの移動
は1回で、その移動時間(第3図におけるチップbの露
光終了後のテーブル移動命令Trとテーブル移動完了情
報trとの間)と1回の移動命令とのみで済むため、こ
れらを別個に分離して行なうことよりも連続させて行な
うことが、準備操作をも含めた露光工程全般の短縮と制
御部の簡素化ができるからであり、また、1試料の露光
工程中にサブチャンバ6内の試料の交換を完了しておく
ことは、本発明に係る電子ビーム露光方法における露光
工程全般の短縮の上で好ましいからである。
即ち第3図に示すように、ゲートバルブ8が開状態にな
ると制御部は交換供給部に第一のホルダ4をサブチャン
バ6から外部へ移送する命令HTを与え、第一のホルダ
4はゲートバルブ8を介してサブチャンバから外部へ移
送され、続いて外部から未露光試料の載置された第三の
ホルダ4″がサブチャンバ内へ移送されると、サブチャ
ンバと外部との間でのホルダの移送完了情報htが交換
供給部から制御部へ与えられる。これによって制御部は
ゲートバルブ8の閉命令V8及びリークバルブ9の閉命
令V9を順次交換供給部に与える。これによってゲート
バルブ8は閉じられ、またリークバルブ9も閉じられ、
交換供給部から制御部へ閉情報v8,v9が与えられ
る。続いて制御部は交換供給部バルブ12の開命令V1
2を与える。バルブ12が開状態となると交換供給部は
制御部へ開完了情報v12を与える。しかしバルブ12
の開直後の低真空ポンプ10による急激な排気(排気の
立上り)は露光妨害となり、その後の定常状態での排気
は露光妨害とはならないので、バルブ12が開状態とな
った後矩形内に斜線で示す所定時間後、あるいは露光部
に設けられた露光妨害センサS1 からの露光妨害情報s
iの終了を待って制御部は露光部への次のチップcに対
する露光開始命令EXを与える。
ると制御部は交換供給部に第一のホルダ4をサブチャン
バ6から外部へ移送する命令HTを与え、第一のホルダ
4はゲートバルブ8を介してサブチャンバから外部へ移
送され、続いて外部から未露光試料の載置された第三の
ホルダ4″がサブチャンバ内へ移送されると、サブチャ
ンバと外部との間でのホルダの移送完了情報htが交換
供給部から制御部へ与えられる。これによって制御部は
ゲートバルブ8の閉命令V8及びリークバルブ9の閉命
令V9を順次交換供給部に与える。これによってゲート
バルブ8は閉じられ、またリークバルブ9も閉じられ、
交換供給部から制御部へ閉情報v8,v9が与えられ
る。続いて制御部は交換供給部バルブ12の開命令V1
2を与える。バルブ12が開状態となると交換供給部は
制御部へ開完了情報v12を与える。しかしバルブ12
の開直後の低真空ポンプ10による急激な排気(排気の
立上り)は露光妨害となり、その後の定常状態での排気
は露光妨害とはならないので、バルブ12が開状態とな
った後矩形内に斜線で示す所定時間後、あるいは露光部
に設けられた露光妨害センサS1 からの露光妨害情報s
iの終了を待って制御部は露光部への次のチップcに対
する露光開始命令EXを与える。
第5図では3個のチップc,d,eに対する露光操作が
それぞれチップの移行動作を含んで繰り返される例が示
されている。
それぞれチップの移行動作を含んで繰り返される例が示
されている。
低真空ポンプによる排気操作が完了し、これをセンサS
3 が検出し、交換供給部から制御部へサブチャンバ内圧
力情報s3が送られた後はバルブ12が制御部からの閉
命令V12で再び閉じられる。続いてバルブ13が開か
れるが、バルブ12の場合と同様にバルブ13が開かれ
ても所定時間経過するまでの排気の立上りは露光妨害と
なるので、この間の露光操作が中断されることは第3図
に示す通りであり、その後の高真空ポンプ11による定
常状態での排気操作は露光妨害とはならないので、第3
図のようにチップf,g,h等の露光操作が順次行なわ
れる。サブチャンバ内が一定の高真空状態になると図示
されないセンサが検知し、交換供給部からサブチャンバ
内圧力情報を制御部へ与える。
3 が検出し、交換供給部から制御部へサブチャンバ内圧
力情報s3が送られた後はバルブ12が制御部からの閉
命令V12で再び閉じられる。続いてバルブ13が開か
れるが、バルブ12の場合と同様にバルブ13が開かれ
ても所定時間経過するまでの排気の立上りは露光妨害と
なるので、この間の露光操作が中断されることは第3図
に示す通りであり、その後の高真空ポンプ11による定
常状態での排気操作は露光妨害とはならないので、第3
図のようにチップf,g,h等の露光操作が順次行なわ
れる。サブチャンバ内が一定の高真空状態になると図示
されないセンサが検知し、交換供給部からサブチャンバ
内圧力情報を制御部へ与える。
しかしサブチャンバ内が一定の高真空状態となり、高真
空ポンプ11への連通の必要がなくなるとバルブ13を
閉じることになるが、バルブ13の閉操作は前述のよう
にに露光妨害となるので、閉操作はその時継続中のチッ
プ、例えばチップhの露光操作が終了した後行なわれ
る。
空ポンプ11への連通の必要がなくなるとバルブ13を
閉じることになるが、バルブ13の閉操作は前述のよう
にに露光妨害となるので、閉操作はその時継続中のチッ
プ、例えばチップhの露光操作が終了した後行なわれ
る。
バルブ13が閉じられた後は、この例では交換供給部で
の露光妨害となる準備操作は終了しているので、1試料
の残りの総べてのチップの露光操作が連続して行なわ
れ、1試料の露光操作が総べて完了する。
の露光妨害となる準備操作は終了しているので、1試料
の残りの総べてのチップの露光操作が連続して行なわ
れ、1試料の露光操作が総べて完了する。
そして1試料の露光が完全に終了した段階では、次に露
光されるべき試料が排気状態となっているサブチャンバ
内のゲートバルブ7の前方位置で、メインチャンバへ移
送されるための準備状態となっている。
光されるべき試料が排気状態となっているサブチャンバ
内のゲートバルブ7の前方位置で、メインチャンバへ移
送されるための準備状態となっている。
この実施例での試料の移動方式はステップ・アンド・レ
ピート方式で説明しているが、試料の移動方式は連続移
動露光方式としてもよい。
ピート方式で説明しているが、試料の移動方式は連続移
動露光方式としてもよい。
〔発明の効果〕 本発明によれば、露光部での露光妨害とならない準備操
作としての、サブチャンバ内の排気・吸気のための機構
での定常状態での排気・吸気を行なっている時には、そ
れに並行して露光部での露光操作を行なうため、露光を
行なっている間は全く準備操作を行なうことのなかった
従来の技術に比較し、準備操作をも含めた露光工程全般
が短縮される。
作としての、サブチャンバ内の排気・吸気のための機構
での定常状態での排気・吸気を行なっている時には、そ
れに並行して露光部での露光操作を行なうため、露光を
行なっている間は全く準備操作を行なうことのなかった
従来の技術に比較し、準備操作をも含めた露光工程全般
が短縮される。
また、1試料の1〜数回の露光操作の露光中断の少なく
とも1回に、露光部での露光妨害となるような交換供給
部における複数の準備操作としての、開閉機構の開閉、
移送機構の試料の移送、サブチャンバ内の排気・吸気の
ための機構でのバルブの開閉及び排気・吸気の立上がり
時におけるそれぞれのひずれか少なくとも1操作が行な
われるため、1試料に対する露光操作のすべてが終了し
ない間は、交換供給部における複数の準備操作の1が次
の準備操作に進むことのなかった上記従来の技術に比較
し、この点においても、準備操作をも含めた露光工程全
般が短縮される。
とも1回に、露光部での露光妨害となるような交換供給
部における複数の準備操作としての、開閉機構の開閉、
移送機構の試料の移送、サブチャンバ内の排気・吸気の
ための機構でのバルブの開閉及び排気・吸気の立上がり
時におけるそれぞれのひずれか少なくとも1操作が行な
われるため、1試料に対する露光操作のすべてが終了し
ない間は、交換供給部における複数の準備操作の1が次
の準備操作に進むことのなかった上記従来の技術に比較
し、この点においても、準備操作をも含めた露光工程全
般が短縮される。
第1図は本発明の1実施例を実施するための電子ビーム
露光装置の機構の概要を示し、第2図は制御部と、露光
部及び交換供給部との間の命令と情報の関係を示し、第
3図は1試料の各チップの露光操作と交換供給部の準備
操作との時間関係の1例を説明する図、第4図は電子ビ
ーム露光装置における従来の露光方法を説明するための
図である。 図において、1はメインチャンバ、2はメインチャンバ
用排気系、3は移動テーブル、4は第一のホルダ、4′
は第二のホルダ、5はエレベータ、5′は転送手段、6
はサブチャンバ、7,8はゲートバルブ、9はリークバ
ルブ、10は低真空ポンプ、11は高真空ポンプ、1
2,13はバルブ、14はホルダ移送機構、15はホル
ダ上下棚、16はホルダ誘導機構を示す。
露光装置の機構の概要を示し、第2図は制御部と、露光
部及び交換供給部との間の命令と情報の関係を示し、第
3図は1試料の各チップの露光操作と交換供給部の準備
操作との時間関係の1例を説明する図、第4図は電子ビ
ーム露光装置における従来の露光方法を説明するための
図である。 図において、1はメインチャンバ、2はメインチャンバ
用排気系、3は移動テーブル、4は第一のホルダ、4′
は第二のホルダ、5はエレベータ、5′は転送手段、6
はサブチャンバ、7,8はゲートバルブ、9はリークバ
ルブ、10は低真空ポンプ、11は高真空ポンプ、1
2,13はバルブ、14はホルダ移送機構、15はホル
ダ上下棚、16はホルダ誘導機構を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−68622(JP,A) 特開 昭57−136320(JP,A) 実公 昭55−40760(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】メインチャンバ,交換供給部及び制御部を
有し、メインチャンバは半導体装置の製造工程における
半導体ウエハ又はマスク(以下単に試料という)への電
子ビームによる露光のための露光部を備え、交換供給部
は未露光及び露光済試料をメインチャンバとの間で出し
入れする時に一時格納するサブチャンバと、サブチャン
バ,メインチャンバ間及びサブチャンバ,外部間の開閉
機構と、試料の移送機構と、サブチャンバ内の排気・吸
気のための機構とを備え、制御部は露光部と交換供給部
とを制御する機能を有する電子ビーム露光装置を使用
し、メインチャンバ内での複数回の露光操作によって1
試料の露光が完了するようにして、試料上に電子回路の
如きパターンを露光する電子ビーム露光方法において、
露光部での露光妨害とならない準備操作としての、サブ
チャンバ内の排気・吸気のための機構での定常状態での
排気・吸気操作を行なっている時には、それに並行して
露光部での露光操作を行ない、1試料の1〜数回の露光
操作の露光中断の少なくとも1回に、露光部での露光妨
害となるような交換供給部における複数の準備操作とし
ての開閉機構の開閉、移送機構による試料の移送、サブ
チャンバ内の排気・吸気のための機構でのバルブの開閉
及び排気・吸気の立上り時におけるそれぞれの操作のい
ずれか少なくとも1操作が行なわれ、その操作での露光
妨害状態の終了後、次の露光操作が開始されるようにす
る電子ビーム露光装置における電子ビーム露光方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15266181A JPH0652700B2 (ja) | 1981-09-26 | 1981-09-26 | 電子ビーム露光装置における電子ビーム露光方法 |
EP82305030A EP0076107B1 (en) | 1981-09-26 | 1982-09-23 | Scanning electron beam exposure system |
DE8282305030T DE3278056D1 (en) | 1981-09-26 | 1982-09-23 | Scanning electron beam exposure system |
US06/423,644 US4516030A (en) | 1981-09-26 | 1982-09-27 | Scanning electron beam exposure system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15266181A JPH0652700B2 (ja) | 1981-09-26 | 1981-09-26 | 電子ビーム露光装置における電子ビーム露光方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5853831A JPS5853831A (ja) | 1983-03-30 |
JPH0652700B2 true JPH0652700B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=15545315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15266181A Expired - Lifetime JPH0652700B2 (ja) | 1981-09-26 | 1981-09-26 | 電子ビーム露光装置における電子ビーム露光方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4516030A (ja) |
EP (1) | EP0076107B1 (ja) |
JP (1) | JPH0652700B2 (ja) |
DE (1) | DE3278056D1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JPH02137312A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-25 | Fujitsu Ltd | 電子ビーム露光装置 |
US6724001B1 (en) * | 2003-01-08 | 2004-04-20 | International Business Machines Corporation | Electron beam lithography apparatus with self actuated vacuum bypass valve |
US7375809B2 (en) * | 2003-06-20 | 2008-05-20 | International Business Machines Corporation | Alignment routine for optically based tools |
WO2005015615A1 (ja) * | 2003-08-07 | 2005-02-17 | Nikon Corporation | 露光方法及び露光装置、ステージ装置、並びにデバイス製造方法 |
EP1816668A2 (en) * | 2006-02-01 | 2007-08-08 | FEI Company | Particle-optical apparatus with a predetermined final vacuum pressure |
JP5008477B2 (ja) * | 2007-06-27 | 2012-08-22 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | 荷電粒子ビーム描画方法 |
JP5566234B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2014-08-06 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 |
JP2016207755A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 株式会社ニコン | 露光システム及び交換方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3612815A (en) * | 1970-01-16 | 1971-10-12 | Smith Corp A O | Electron beam apparatus |
DE2028862A1 (de) * | 1970-06-11 | 1971-12-16 | Steigerwald K | Druckschleusensystem fur eine Kammer, in der ein vom Umgebungsdruck abweichender Druck herrscht |
DE2449265A1 (de) * | 1974-10-16 | 1976-04-22 | Steigerwald Strahltech | Vorrichtung zum herstellen von mittels elektronenstrahlen fein perforierten folien-zuschnitten, insbesondere schuh-oberteilen |
JPS5616104Y2 (ja) * | 1978-09-11 | 1981-04-15 | ||
JPS5566847A (en) * | 1978-11-14 | 1980-05-20 | Nichidenshi Tekunikusu:Kk | Electron microscope with sample preparing apparatus |
US4353160A (en) * | 1980-11-24 | 1982-10-12 | Spire Corporation | Solar cell junction processing system |
JPS57136320A (en) * | 1981-02-17 | 1982-08-23 | Toshiba Corp | Exchanger for sample in electron-ray drawing device |
-
1981
- 1981-09-26 JP JP15266181A patent/JPH0652700B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1982
- 1982-09-23 DE DE8282305030T patent/DE3278056D1/de not_active Expired
- 1982-09-23 EP EP82305030A patent/EP0076107B1/en not_active Expired
- 1982-09-27 US US06/423,644 patent/US4516030A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3278056D1 (en) | 1988-03-03 |
EP0076107A3 (en) | 1985-04-24 |
EP0076107A2 (en) | 1983-04-06 |
JPS5853831A (ja) | 1983-03-30 |
EP0076107B1 (en) | 1988-01-27 |
US4516030A (en) | 1985-05-07 |
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