JPH0652591B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH0652591B2
JPH0652591B2 JP61005406A JP540686A JPH0652591B2 JP H0652591 B2 JPH0652591 B2 JP H0652591B2 JP 61005406 A JP61005406 A JP 61005406A JP 540686 A JP540686 A JP 540686A JP H0652591 B2 JPH0652591 B2 JP H0652591B2
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tape
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敏 菊谷
修 財津
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テープの始終端にテープと光透過率の異なる
検出テープを有するテープカセットを使用し、それらの
テープを介して一対の発光及び受光素子を設け、光の透
過の有無を検出してテープ走行の停止等を行なうもの
で、特に、複数種類のカセットテープの使用が可能な記
録再生装置に関するものである。
従来の技術 この種の装置として本出願人は先に特願昭60−149
00号明細書に示すものを提案している。即ち、第3図
に裏面斜視図を示すように標準テープカセット100の
底面100′には前面に架張されるテープ101の内側
に開口部102が設けられる。そして装置に装着する際
はテープ101を前面および裏面より覆うそれぞれ前蓋
103,裏蓋104を回動し、テープ101を露出させ
ると共に、その開口部102内に挿入されるポスト(図
示せず)によりテープ101を標準テープカセット10
0より引き出し第4図に示す如く、トランスデューサー
の内蔵されるテープガイドシリンダ109に巻回し、走
行させるものである。一方、テープ101の始終端は、
テープ101とは、光透過率を異にする検出テープ(例
えば透明テープ)を介して、それぞれ巻取、供給リール
105,106に係止されている。
また、標準テープカセット100の底面100′には孔
107が設けられる。そして第4図の如く孔107には
装置110に設けられる発光素子111が挿入され、テ
ープカセット100外に設けられる受光素子112,1
13との間に光路114,115を形成する。光路11
4,115は同時に標準テープカセット100の内部に
架張されるテープ101を介して形成され、通常のテー
プ101が光路114,115中を走行する時は例えば
光が遮られ、テープ101と光透過率を異にする例えば
透明な検出テープ(図示せず)が走行する際には光路1
14,あるいは115が形成され、受光素子112ある
いは113の信号によりテープ101の始端あるいは終
端を検出し、テープ101の走行を停止する等の制御を
行なうものである。
一方、標準テープカセット100に対して、第5図に裏
面斜視図を示す如き、短時間テープカセット116が考
えられる。これは標準テープカセット100の開口部1
02(図上破線で示す)の範囲を包含し、巻取リール1
17および供給リール118のフランジ径を小さく構成
した分に対応して拡張した開口部119を有するもの
で、他の外形寸法,構造等は同一であり、標準テープカ
セット100用の装置にも装着使用可能な、所謂、互換
性を有するものである。なお、開口部119には凹部1
20が有り、また、開口部119の壁面には、光路を形
成するための透明部119′が供給,巻取リール11
8,117側にそれぞれ設けられている。そして、第4
図に示した装置110に装着された後には第6図の如く
テープガイド109を含む、テープパス系全体を開口部
119内に進入させ、装置全体としては所謂カセットサ
イズの記録再生装置を実現できるものである。この場合
のテープ始終端検出用の光路120,121は、第4図
の位置より移動した発光素子111と図示はしていない
が標準テープカセット100でも同様に設けられている
光路孔116′および前蓋103に設けられる光路孔1
03′を経由して、受光素子112,113の間に形成
される。
この発光素子111の移動を第7図および第8図を用い
て説明すれば、発光素子111はアーム122に設置さ
れ、アーム122は軸123を中心に回動可能でバネ
(図示せず)により図上反時計方向に附勢され、かつス
トッパー(図示せず)により位置決められている。さら
に、アーム122は供給リール台124,および巻取リ
ール台125を載置する駆動基板126に設けられるガ
イド溝126によりガイドされ、図上、左右方向にも移
動可能に構成されている。また、駆動基板126には受
光素子112,113が取付けられており、標準テープ
カセット100用の光路112,113を形成可能とし
ている。一方、短時間テープカセット116が使用され
る際には、テープガイド109が載置されるシリンダ基
板127が駆動基板126に対し相対的に近接すべく移
動し、やがてアーム122をシリンダ基板127上の凹
部127′で係合しつつガイド溝126に泪った移動お
よび軸123を中心とした回動を行なわせ、そして同時
に第8図の如く発光素子111を載置したアーム122
を駆動基板126に設けられるV型溝126′に位置決
めするものであり、それに伴ない短時間テープカセット
116用の光路120,121を受光素子112,11
3との間に形成するものである。
このように、発光素子111を移動させて新たな光路1
20,121を形成する場合は次のような問題がある。
すなわち、受発光素子の発光および受光角度が所定の光
路に対して、変化してしまうことである。これに対し、
発光素子には発光角度の大きいフィラメント方式の発光
素子の採用も考えられるが、フィラメント方式は、消費
電力が発光ダイオード等に比べ、極めて大きく、バテリ
ー仕様のポータブルの装置等には不適当である。また、
発光角度の比較的広い発光ダイオードを背中合わせに2
個使用することも可能と思われるが、これとて、受光面
に至る有効な発光角度はテープカセットの光路孔に制限
されると同時に、発光角度特性も、角度の増加に伴ない
急激な光量減少が起り受光検出に誤動作を伴ないやす
い。一方、受光素子においても、受光指向性の弱い、す
なわち広い受光範囲をもつ受光素子を採用することも考
えられるが、この場合は装置の外部よりの光をも受光し
やすく、誤動作の大きな原因となる。また、従来例で示
す如き受発光素子の移動では、移動により光路長が変化
してしまい検出出力レベルを低い方に合わせる必要があ
ることから、外乱光の影響を受けやすい等の問題があっ
た。これに対し、指向性の高い受発光素子を使用し、そ
れぞれ独立に移動および回転させ新たな光路を形成する
方法も考えられるが、テープカセットの種類に応じた切
換機構,回転機構等極めて複雑な構成になり、また光路
角度の再現性を得るためにも大がかりな機構を必要とす
る。
さらに一方においては、テープカセットの光路孔にも光
量にも光量が制限される等、このような課題に対して同
一の強い指向性を持つ受発光素子を使用して、複数種類
のテープカセットでのテープ始終端検出を安定して行な
うことが極めて困難であった。
発明が解決しようとする問題点 このような問題に対し、本発明は低消費電力で強い指向
性を持つ、一対の受発光素子を使用して、複数種類のテ
ープカセットにそれぞれ内蔵させるテープの始終端検出
を安定して、かつ極めて簡素な機構にて実現せんとする
ものである。
問題点を解決するための手段 以上に問題点に対し、本発明は一端に発光素子を他端に
受光素子を対向して載置し、前記発光素子あるいは前記
受光素子のいずれか一方が裁置される位置の近傍を回動
中心として回動する第1の載置部材を有し、前記載置部
材の第1の回動位置において第1のテープカセット内に
架張されるテープを介して前記発光素子と前記受光素子
の間に第1の光路を形成し、前記載置部材の第2の回動
位置において第2のテープカセット内に架張されるテー
プを介して第2の光路を形成することを特徴とする記録
再生装置である。
作用 すなわち、一対の対向する受発光素子を両端に載置する
載置部材を一端の近傍を中心に回動させることにより、
光路長が不変で、かつ受発光素子の対向角度を最適に設
定したまま複数の光路を安定にかつ極めて簡素な構成で
形成せんとするものである。
実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。第2図
は、本発明の実施例の動作原理図である。なお以下の説
明で使用されるテープカセットは、従来例で説明したと
同様であることから理解を容易とするため、同一箇所に
は同一符号を附して示す。第2図において、駆動基板1
上に標準テープカセット100あるいは短時間テープカ
セット116が装着された際には、装着時に相対的にX
+Yに対応する離れた位置に、テープガイドシリンダ3
を載置したシリンダ基板がある。この装着動作に伴な
い、標準テープカセット100(第7図参照)の底面1
00′に設けられる孔107に対応する位置に背中合わ
せに駆動基板1上に設けられる発光素子4,6が進入す
る。そして、同じく駆動基板1上に図上θの標準テー
プカセット100の長手方向に対する角度をもった位置
に対照的に受光素子5,7が設けられる。そして、それ
ぞれ標準テープカセット100あるいは短時間テープカ
セット116内に架張されるテープ101を介して発受
光素子の対4,5および6,7によりそれぞれ光路1
0,11を形成するものである。この位置でテープガイ
ドシリンダ3にテープ101を巻回させて、テープ走行
させることはもちろん従来周知の例の如く可能である
が、標準テープカセット100を使用の場合はシリンダ
基板2を図上Xだけ駆動基板1に近接させ、テープガイ
ドシリンダ3を標準テープカセット100の開口部10
2の範囲内に進入させ、装置全体を小型化させてテープ
走行させることも可能である。その際にもテープ101
の始終端の検出は光路10,11が形成されていること
から当然可能である。一方、短時間テープカセット11
6を使用する際には開口部119がさらに大きいことか
ら図上X+Yだけシリンダ基板2と駆動基板1の相対位
置を近接させてテープ走行させることが可能になる。そ
の場合には発光素子4を受光素子5の近傍を中心に図上
矢印8の方向に発光素子6を受光素子7の近傍を中心に
図上矢印9の方向にそれぞれ対向した状態で一体付に回
転させ、短時間テープカセット116の長手方向に対し
θの角度を成すよう回動させるものであり、結果とし
てそれぞれと短時間テープカセット116用の光路1
2,13を形成するものである。この時、発光素子4,
6は当初近接しているが、回動後は開口部119内で分
離配置されるものである。第1図は第2図の動作原理に
基づく具体構成例を示す部分分解斜視図である。
第1図において、駆動基板1は供給リール台14,巻取
リール台15,キャプスタン16,標準および短時間テ
ープカセット100および116の位置決めおよび高さ
決めポスト(それぞれ17および18)等のテープ10
1の走行に必要な主要構成部品を載置すると同時に、保
持部材19,20により保持されたガイド軸21,22
が取付けられている。そして、テープガイドシリンダ3
を載置するシリンダ基板2には、それぞれガイド軸2
1,22によって摺動自在にガイドされるガイド部材2
3,24が取付けられ、シリンダ基板2の駆動基板1に
対する相対的な近接,離間動作を可能にしている。
また、発光素子6および受光素子7は対向して光路11
を形成すべく、それぞれ載置レバー25の両端に固定さ
れている。そして載置レバー25は駆動基板1に植立し
た軸26を中心に回動自在に軸支され、さらに捩りコイ
ルバネ27により図上矢印9とは逆方向に回転附勢され
その回転位置は、位置決めポスト17に当接することに
より規制され第2図に示した所定の光路11を形成す
る。なお光路10についても第1図では詳細には図示し
ないが、載置レバー28の両端にそれぞれ発光素子4あ
るいは受光素子5が配される既述の光路11の基本構成
と同一であるので割愛する。そして、それぞれ載置レバ
ー25,28が位置決めポスト17によりその回動位置
が規制され、それにより発光素子4,6が近接した位置
において、位置決めされ、標準テープカセット100が
装着される。
その際、発光素子4,6は標準テープカセット100の
底面に設けられた孔107(第3図参照)に進入する。
そして、第2図上Xで示した距離に対応する分、シリン
ダ基板2が第1図上矢印29方向に駆動基板1に近接す
る間は、載置レバー26,28はその位置を保持され
る。一方、短時間テープカセット116が装着された際
には第2図上X+Yに対応する距離だけシリンダ基板2
が近接する場合は第1図に示すシリンダ基板2に設けら
れる切り起し2a,2bがそれぞれ載置レバー25,2
8と当接し図上一点鎖線で示す位置まで回動させ、新た
な光路12,13(第2図参照)を形成するものであ
る。なおシリンダ基板2が矢印29とは逆方向に移動す
る際には、逆の回動動作を行なうとは自明である。な
お、本実施例では受光素子の近傍を回動中心として回動
させる例を示したが、受発光素子を入れ換えて発光素子
を回動中心側に配しても良いことも自明のことである。
発明の効果 以上の如く、本発明によれば複数種類のテープカセット
を使用して、それぞれに内蔵されるテープの始終端検出
を、低消費電力で強指向性を持つ一対の受発光素子に
て、光路長の変化による光量変化もなく、極めて簡素な
構成にて安定に行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例を示す部分分解斜視図、第
2図は同実施例の動作原理説明図、第3図は本発明に適
用される標準テープカセットの裏面斜視図、第4図は従
来例を示す平面図、第5図は本発明に適用される短時間
テープカセットの裏面斜視図、第6図,第7図,第8図
は従来例を示す平面図である。 4,6……発光素子、5,7……受光素子、10,1
1,12,13……光路、25,28……載置レバー、
100……標準テープカセット、101……テープ、1
16……短時間テープカセット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に発光素子を他端に受光素子を対向し
    て載置し、前記発光素子あるいは前記受光素子のいずれ
    か一方が載置される位置の近傍を回動中心として回動す
    る第1の載置部材を有し、前記載置部材の第1の回動位
    置において第1のテープカセット内に架張されるテープ
    を介して前記発光素子と前記受光素子の間に第1の光路
    を形成し、前記載置部材の第2の回動位置において第2
    のテープカセット内に架張されるテープを介して第2の
    光路を形成することを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】一端に発光素子を他端に受光素子を対向し
    て載置し、前記発光素子あるいは前記受光素子のいずれ
    か一方が載置される位置の近傍を回動中心として回動す
    る第2の載置部材をさらに有し、第1の載置部材に載置
    され、記録再生装置の内側に配置された前記発光素子あ
    るいは受光素子と、前記第2の載置部材に載置され、記
    録再生装置の内側に配置された発光素子あるいは受光素
    子を、第1の回動位置にある場合は近接させ、第2の回
    動位置にある場合は離間させることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の記録再生装置。
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