JPH0652574U - 組立式靴収納棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 上側四隅に連結部１を設けると共に下側四隅
に連結部２を設けた複数の靴受け３と、複数の連結体４
とからなり、前記靴受け３の前方二隅と後方二隅に交互
に連結体４を介して複数の靴受け３を縦方向に連結した
ものとしている。 【効果】 縦方向に連結する靴受け３の段数を自由に増
やしたり減らしたりすることができるので、靴受けの段
数を必要とする段数に簡単に調節することができる。ま
た、靴受け３は前方および後方に交互に傾斜したものと
なるので、収納空間に無駄な部分がなくなり靴の収納量
を多くすることができる。そして、この交互に傾斜した
靴受け３には前方および後方から靴の出し入れを行うこ
とができるので、多数人が同時に使用する場合等にも使
用し易くなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、新規な組立式の靴収納棚に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の組立式靴収納棚は、通常、木や合成樹脂等で作成されており、縦長形状 とした二枚の側板間の上部に天板を、下部に底板をネジ止めして取り付け、これ ら天板と底板間に複数の靴受け棚を水平方向に渡し、複数の収納空間を形成した ものが存在する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記組立式靴収納棚は、形成される収納空間を狭くしたり広く することによりある程度は靴受け棚の段数を変更することはできるが、靴受け棚 の段数は側板の長さに制限され、靴受け棚の段数を極端に増やしたり減らしたり することはできないという課題を有していた。また、靴受け棚が水平方向に形成 されているため収納空間にどうしても無駄な部分ができ靴の収納量が少なくなる という課題を有していた。さらに、靴の出し入れは一方向から行うものとしてい るので、多数人が同時に使用する場合等には混雑して使用し難いという課題を有 していた。

【０００４】 そこで、この考案は、上記従来の組立式靴収納棚が有する課題を解決すること を目的としてなされたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そのため、この考案の組立式靴収納棚は、上側四隅に連結部１を設けると共に 下側四隅に連結部２を設けた複数の靴受け３と、複数の連結体４とからなり、前 記靴受け３の前方二隅と後方二隅に交互に連結体４を介して複数の靴受け３を縦 方向に連結したものとしている。そして、前記靴受け３の連結部１を嵌合穴とす ると共に連結部２を嵌合突起とし、連結体４の上端を嵌合穴とすると共に下端を 嵌合突起とすることができる。また、最上段の靴受け３の前方二隅の連結部１に キャップ６を取り付けると共に後方二隅の連結部１に小物入れ７を取り付けるこ ともできる。さらに、最下段の靴受け３の前方二隅の連結部２にキャスター１０ を取り付けると共に後方二隅の連結部２に連結した連結体４の下端にキャスター １０を取り付けることもできる。

【０００６】

【作用】

この考案の組立式靴収納棚は、上記手段を施したため、縦方向に連結する靴受 け３の段数を自由に増やしたり減らしたりすることができる。また、靴受け３の 前方二隅と後方二隅に交互に連結体４を介しているため、靴受け３は前方および 後方に交互に傾斜したものとなる。そして、この交互に傾斜した靴受け３には前 方および後方から靴の出し入れを行うことができる。

【０００７】

【実施例】

以下、この考案の組立式靴収納棚の構成を、実施例として示した図面に基づい て詳細に説明する。 この考案の組立式靴収納棚は、上側四隅に連結部１を設けると共に下側四隅に 連結部２を設けた複数の靴受け３と、複数の連結体４とからなり、靴受け３の前 方二隅と後方二隅に交互に連結体４を介して複数の靴受け３を縦方向に連結した ものとしている。

【０００８】 図示した実施例では、連結部１を嵌合穴とすると共に連結部２を嵌合突起とし ているが、これを逆にして実施することもできる。また、連結体４の上端を嵌合 穴とすると共に下端を嵌合突起としているが、前記連結部１の嵌合穴と連結部２ の嵌合突起を逆にした場合には、これも逆にして実施することができる。 前記靴受け３は、合成樹脂製の板体等から皿状に形成されており、必要に応じ その表面には滑り止めの小突起５を多数設けている。この実施例では、前記靴受 け３単体には靴が一足しか収納することができないが、靴受け３単体を必要に応 じ靴二足分以上の収納幅とすることもできる。

【０００９】 前記連結体４は、合成樹脂製のパイプ等から構成されている。この実施例では 、略円筒としているが、四角筒や六角筒等の多角筒、その他任意形状の筒体等と して実施することができる。 また、最上段の靴受け３の前方二隅の連結部１にはキャップ６を取り付けてお り、最上段の靴受け３の後方二隅の連結部１には小物入れ７を取り付けている。 前記キャップ６は、必要に応じクツベラやブラシ等を引っ掛けておくための掛部 ８を設けており、嵌合突起とした下部を、靴受け３の前方二隅の嵌合穴とした連 結部１に嵌め込むようにしている。前記小物入れ７は、靴ズミ等を収納しておく ための収納部９を設けており、下部両端に設けた嵌合突起を、靴受け３の後方二 隅の嵌合穴とした連結部１に嵌め込むようにしている。

【００１０】 さらに、最下段の靴受け３の前方二隅の連結部２にはキャスター１０を取り付 けており、最下段の靴受け３の後方二隅の連結部２に連結した連結体４の下端に はキャスター１０を取り付けている。これらキャスター１０により、この考案の 組立式靴収納棚は移動させたり、方向を転換させたりすることができる。

【００１１】

【考案の効果】

この考案の組立式靴収納棚は、以上に述べたように構成されており、縦方向に 連結する靴受け３の段数を自由に増やしたり減らしたりすることができるので、 靴受けの段数を必要とする段数に簡単に調節することができる。また、靴受け３ は前方および後方に交互に傾斜したものとなるので、収納空間に無駄な部分がな くなり靴の収納量を多くすることができる。そして、この交互に傾斜した靴受け ３には前方および後方から靴の出し入れを行うことができるので、多数人が同時 に使用する場合等にも使用し易くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の組立式靴収納棚の斜視図である。

【図２】この考案の組立式靴収納棚の部分分解斜視図で
ある。

【図３】この考案の組立式靴収納棚の部分断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 連結部 ２ 連結部 ３ 靴受け ４ 連結体 ６ キャップ ７ 小物入れ １０ キャスター

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上側四隅に連結部（１）を設けると共に
   下側四隅に連結部（２）を設けた複数の靴受け（３）
   と、複数の連結体（４）とからなる組立式靴収納棚であ
   って、前記靴受け（３）の前方二隅と後方二隅に交互に
   連結体（４）を介して複数の靴受け（３）を縦方向に連
   結したことを特徴とする組立式靴収納棚。
2. 【請求項２】 前記靴受け（３）の連結部（１）を嵌合
   穴とすると共に連結部（２）を嵌合突起とし、連結体
   （４）の上端を嵌合穴とすると共に下端を嵌合突起とし
   たことを特徴とする請求項１記載の組立式靴収納棚。
3. 【請求項３】 最上段の靴受け（３）の前方二隅の連結
   部（１）にキャップ（６）を取り付けると共に後方二隅
   の連結部（１）に小物入れ（７）を取り付けたことを特
   徴とする請求項１記載の組立式靴収納棚。
4. 【請求項４】 最下段の靴受け（３）の前方二隅の連結
   部（２）にキャスター（１０）を取り付けると共に後方
   二隅の連結部（２）に連結した連結体（４）の下端にキ
   ャスター（１０）を取り付けたことを特徴とする請求項
   １記載の組立式靴収納棚。