JPH065255U - 偏向歪補正回路 - Google Patents
偏向歪補正回路Info
- Publication number
- JPH065255U JPH065255U JP4243792U JP4243792U JPH065255U JP H065255 U JPH065255 U JP H065255U JP 4243792 U JP4243792 U JP 4243792U JP 4243792 U JP4243792 U JP 4243792U JP H065255 U JPH065255 U JP H065255U
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- JP
- Japan
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- deflection
- distortion correction
- circuit
- correction signal
- coil
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- Pending
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- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右糸巻歪補正のため水平偏向電流が垂直周
期で変化する場合、リニアリティコイルのインダクタン
スにラスタの中央と上下で差異が生じ、左右糸巻歪の左
右のアンバランスとなって現われるのを解消する。 【構成】 リニアリコイルとトランス結合された制御巻
線16に、偏向歪補正信号発生回路18で発生した信号
に応じた垂直周期の制御電流を偏向歪補正信号出力回路
18から流し、リニアリティコイル14のインダクタン
スを水平偏向電流の大きさに応じて変化させる。これに
より、リニアリティコイル14のインダクタンスのラス
タ中央と上下での差異をなくし、左右糸巻歪の左右のア
ンバランスを解消する。
期で変化する場合、リニアリティコイルのインダクタン
スにラスタの中央と上下で差異が生じ、左右糸巻歪の左
右のアンバランスとなって現われるのを解消する。 【構成】 リニアリコイルとトランス結合された制御巻
線16に、偏向歪補正信号発生回路18で発生した信号
に応じた垂直周期の制御電流を偏向歪補正信号出力回路
18から流し、リニアリティコイル14のインダクタン
スを水平偏向電流の大きさに応じて変化させる。これに
より、リニアリティコイル14のインダクタンスのラス
タ中央と上下での差異をなくし、左右糸巻歪の左右のア
ンバランスを解消する。
Description
【0001】
本考案は、テレビ、ディスプレイ等の水平偏向装置に関し、特に、偏向歪補正 回路に関する。
【0002】
一般のテレビ、ディスプレイに用いられている水平偏向回路では水平直線性を 良好にするため、直線性補正を行なっている。また、左右糸巻歪をなくすため、 左右糸巻歪補正を行なっている。
【0003】 図5に、リニアリティコイルにより、直線性補正を行なう従来の水平偏向回路 の回路図を示す。同図において1は水平同期信号入力端子、2は水平発振回路、 3は水平偏向ドライブ回路、4は水平出力トランジスタ、5はダンパーダイオー ド、6は共振コンデンサ、7はチョークコイル(またはフライバックトランスの 1次巻線)、8は水平偏向電源端子、9は水平偏向コイル、10はサイドピント ランス、11は左右糸巻歪補正信号出力回路、12は左右糸巻歪補正信号発生回 路、13はドライブ用電源端子、14はリニアリティコイル、15はS字コンデ ンサである。
【0004】 図5に示した水平偏向回路を用いて、左右糸巻歪の補正を行うには、左右糸巻 歪補正信号発生回路12において、垂直周期のパラボラ波を発生させ、左右糸巻 歪補正信号出力回路11からサイドピントランス10の制御巻線に、垂直周期の パラボラ波に応じた電流を流すことで、サイドピントランス10の2次巻線(水 平巻線)のインダクタンスを変化させる。このことにより、図6に示すように水 平偏向電流が垂直周期で変調され、左右糸巻歪補正がなされる。
【0005】 また、水平直線性の補正は、リニアリティコイル14の特性を図7に示すよう に、偏向電流の向きによってインダクタンスの変化率を大きく変えることによっ て行なっている。
【0006】
この様な従来の水平偏向回路では、リニアリティコイル14のインダクタンス は図7に示すような特性となるが、水平偏向電流は図6に示すように、左右糸巻 歪を補正するために垂直周期で変化しているので(最大±aA0-P、最小±bA 0-P )、リニアリティコイル14のインダクタンスも垂直周期で変化してしまう (偏向電流−aA:L1,偏向電流−bA:L2)。またリニアリティコイル1 4は、水平偏向電流の向きによってインダク タンスの変化率が大きく異なるた め、結果としてラスタの中央と上下でインダクタンスの差異が生じ、左右糸巻歪 の左右のアンバランスとなって画面にあらわれてしまう問題点があった。
【0007】 それ故に本考案の目的は、左右糸巻歪の左右のアンバランスを補正する偏向歪 補正回路を提供することにある。
【0008】
従って本考案は、上述の目的を達成するために、水平周波数の鋸歯状波電流が 供給される水平偏向コイルと、少なくともこの水平偏向コイルに直列に接続され たリニアリティコイルとを備えた偏向歪補正回路において、前記リニアリティコ イルとトランス結合された制御巻線と、この制御巻線に接続された偏向歪補正信 号出力回路と、この偏向歪補正信号出力回路に接続された偏向歪補正信号発生回 路とを備えたものである。
【0009】
偏向歪補正信号発生回路は、水平偏向電流が大きいときは、リニアリティコイ ルのインダクタンスの可変範囲を小さくするように補正信号を発生し、水平直線 性の補正量を減少させている。また、水平偏向電流が小さいときはリニアリティ コイルのインダクタンスの可変範囲を大きくするように補正信号を発生し、水平 直線性の補正量を増加させている。
【0010】 従って、水平偏向電流の変化に対応して垂直周期で上述の作用を繰り返すこと によって、リニアリティコイルのインダクタンスのラスタ中央と上下での差異を なくし、左右糸巻歪の左右のアンバランスを解消することが可能となる。
【0011】
次に、本考案の一実施例について図1〜図4を参照して説明する。
【0012】 図1は、本考案の一実施例を示す水平偏向回路の原理図である。この回路では 図5に示す従来の水平偏向回路と比較して偏向歪補正信号発生回路18と、偏向 歪補正信号出力回路17と、リニアリティコイル14とトランス結合された制御 巻線16を設けた点が異なっている。
【0013】 図1に示した回路において、偏向歪補正信号発生回路18では、水平偏向電流 の変化に対応して発生する補正信号を垂直周期で変化させ、偏向歪補正信号出力 回路17では、図2に示すように偏向歪補正信号発生回路18で発生した補正信 号に基づき、制御巻線16に制御電流を供給している。そして、この制御巻線1 6に流れる制御電流によってリニアリティコイル14のインダクタンスの可変範 囲を図3に示すように変化させている。この働きにより、水平偏向電流の垂直周 期の変化に対応して、水平直線性の補正量を変化させ、左右糸巻線歪の左右のア ンバランスを補正するようにしている。
【0014】 次に、図1の中の偏向歪補正信号発生回路18と、偏向歪補正信号出力回路1 7の具体的回路について説明する。
【0015】 図4は、図1の中の偏向歪補正信号発生回路18と、偏向歪補正信号出力回路 17の具体的回路例の回路図である。 図4において、19、20は入力端子、35は出力端子、21、29はコンデン サ、22、23、24、25、26、27、30、31、34は抵抗、28、3 2はオペアンプ、33はトランジスタである。この図に示した回路は、抵抗22 、23、24、25、26、27、オペアンプ28から成る減算回路、オペアン プ32、トランジスタ33、抵抗34から成る電圧−電流変換回路から構成され ている。
【0016】 この図4に示した回路は、入力端子19より入力される垂直偏向コイルを通っ た後の垂直出力電圧波形から入力端子20より入力されるノコギリ波電圧を前記 減算回路にて減じることによりパラボラ波電圧を作り出している。そして、前記 電圧−電流変換回路によってパラボラ波電流に変換した後、出力端子35から図 1の中の制御巻線16に供給している。 図4に示した回路の長所は、トランジスタ33のVBEの温度ドリフトを吸収でき ることである。
【0017】
以上説明したように本考案は、水平偏向電流の垂直周期の変化に対応して、水 平直線性の補正量を変化させることにより、左右糸巻歪の左右のアンバランスを 解消する効果を有する。
【図1】本考案の一実施例を示す回路の原理図である。
【図2】リニアリティコイルの制御巻線に流す制御電流
波形を示す波形図である。
波形を示す波形図である。
【図3】リニアリティコイルの直流重畳特性と制御電流
との関係を示す特性図である。
との関係を示す特性図である。
【図4】図1の中の偏向歪補正信号出力回路と、偏向歪
補正信号発生回路の具体的回路図である。
補正信号発生回路の具体的回路図である。
【図5】従来の水平偏向回路の回路図である。
【図6】水平偏向電流の波形を示す波形図である。
【図7】リニアリティコイルの直流重畳特性を示す特性
図である。
図である。
14 リニアリティコイル 16 制御巻線 17 偏向歪補正信号出力回路 18 偏向歪補正信号発生回路
Claims (1)
- 【請求項1】 水平周波数の鋸歯状波電流が供給される
水平偏向コイルと、少なくともこの水平偏向コイルに直
列に接続されたリニアリティコイルとを備えた偏向歪補
正回路において、 前記、リニアリティコイルとトランス結合された制御巻
線と、この制御巻線に接続された偏向歪補正信号出力回
路と、この偏向歪補正信号出力回路に接続された偏向歪
補正信号発生回路とを備えたことを特徴とする偏向歪補
正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4243792U JPH065255U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 偏向歪補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4243792U JPH065255U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 偏向歪補正回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065255U true JPH065255U (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=12636054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4243792U Pending JPH065255U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 偏向歪補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065255U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01109701U (ja) * | 1988-01-13 | 1989-07-25 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP4243792U patent/JPH065255U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01109701U (ja) * | 1988-01-13 | 1989-07-25 |
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