JPH0652509U - 滑り止め具 - Google Patents

滑り止め具

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JPH0652509U
JPH0652509U JP9362192U JP9362192U JPH0652509U JP H0652509 U JPH0652509 U JP H0652509U JP 9362192 U JP9362192 U JP 9362192U JP 9362192 U JP9362192 U JP 9362192U JP H0652509 U JPH0652509 U JP H0652509U
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JP
Japan
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slip
footwear
road surface
elastic body
stopper
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Pending
Application number
JP9362192U
Other languages
English (en)
Inventor
俊▲ひろ▼ 阿部
Original Assignee
俊▲ひろ▼ 阿部
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Publication date
Application filed by 俊▲ひろ▼ 阿部 filed Critical 俊▲ひろ▼ 阿部
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Publication of JPH0652509U publication Critical patent/JPH0652509U/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 氷面に近い路面でも滑ることがなく、また、
歩行中に履き物から離脱することがなく、しかも見栄え
の良い滑り止め具を提供する。 【構成】 履き物の底の両側部に係合可能なフック部2
0a,25aを有した芯材20,25を前部11と後部
12とに各々有し、少なくとも履き物の底の前後方向に
伸縮可能な弾性体10と、弾性体10の下面に多数の硬
質粒子を接着剤で島状に固着して形成した防滑材30と
を具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、履き物の防滑に用いられる滑り止め具に関し、特に、凍結路面等の 極めて滑りやすい路面での歩行を可能にした滑り止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の滑り止め具として、図4に示すようなものがあった。
【0003】 図4に示す滑り止め具100は、硬質ゴム等で形成された滑り止め具本体10 2の下面に複数の凸部104を形成し、滑り止め具本体102の上面に両面接着 テープ110を貼り付けた構造になっていた。
【0004】 そして、図5に示すように、両面接着テープ110を介して滑り止め具100 を靴底120に貼り付けることにより、歩行時の凸部104による路面に対する 摩擦力で防滑を図っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の滑り止め具100では、次のような問題がある。
【0006】 雨で濡れた路面や雪が積もって僅かに滑りやすくなった路面では、滑り止め具 100の凸部104の作用によってそれなりに滑り止め効果を発揮する。
【0007】 しかしながら、凍結した路面や圧雪路面等、氷面に近い路面では、凸部104 の路面に対する摩擦力だけでは、防滑作用はほとんど生ぜず、このような路面を 歩行する際には滑る危険性がある。
【0008】 また、滑り止め具100と靴底120との接合を両面接着テープ110の接着 力でのみ行っているので、歩行の際、足の回転力等が加わると、滑り止め具10 0がずれて靴底120から剥がれるおそれがある。これに対して、滑り止め具1 00にバンドを付けて靴に嵌め込むことも考えられるが、バンドが外部から丸見 えになり、見栄えが悪い。
【0009】 本考案は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、氷面に近 い路面でも滑ることがなく、また、歩行中に履き物から離脱することがなく、し かも見栄えの良い滑り止め具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、 履き物の底の両側部に係合可能なフック部を有した芯材を前部と後部とに各々 有し、少なくとも履き物の底の前後方向に伸縮可能な弾性体と、 この弾性体の下面に多数の硬質粒子を接着剤で島状に固着して形成した防滑材 とを具備することを特徴としている。
【0011】
【作用】
前記構成の本考案においては、履き物の底に弾性材の上面を当て、引き伸ばし た状態で底前部と後部の両側部に芯材のフック部を係合させて、滑り止め具を取 り付ける。
【0012】 この状態で歩行すると、弾性体下面の防滑材が路面に喰い込んで滑りが防止さ れる。そして、防滑材が硬質粒子を接着剤で島状に固着して形成したものである ので、凍結した路面や圧雪路面等、氷面に近い路面に対しても喰い込み、このよ うな氷面に近い路面を歩行しても滑ることはない。
【0013】 また、滑り止め具は弾性体の伸縮力によってフック部が履き物に係合するので 、歩行中に履き物から滑り止め具が離脱することはほとんどない。
【0014】 さらに、滑り止め具の大部分が履き物の底に隠れ、底両側部に係合したフック 部が僅かに露出するだけなので、滑り止め具が外部から見えず、見栄えの良い滑 り止め具の取り付け状態を得ることができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0016】 図1は、本考案の一実施例に係る滑り止め具を示す平面図であり、図2は滑り 止め具の側面図である。
【0017】 図において、滑り止め具1は、弾性体としてのゴム体10と、ゴム体10の下 面に取り付けられた防滑材30とを有している。
【0018】 ゴム体10は、全体として略矩形状に形成され、ゴム体10の外周部は厚肉に 設定されている。
【0019】 具体的には、前縁部(図1の上部)と後縁部(図1の下部)とに、各々が中央 に向けて湾曲した幅広の前厚肉部11と後厚肉部12とが形成されている。そし て、これら前及び後厚肉部11,12には、両側に開口する孔11a,12aが 形成されている。また、両側縁部には、前及び後厚肉部11,12に両端が連続 した直状の幅狭の側厚肉部13が形成されている。そして、これらの厚肉部11 ,12,13に囲まれた薄肉部14の表面には摩擦作用を生じる網目模様が形成 されている。
【0020】 この薄肉部14には、高さが厚肉部11,12,13の厚さと略等しい円形の 防滑材取り付け部15が5つ形成されている。これらの防滑材取り付け部15の 1つは薄肉部14の中央部に、他の4つの防滑材取り付け部15は、薄肉部14 の4隅に線対称に配設されている。
【0021】 このようなゴム体10の前部と後部とには、硬質金属製の芯材20,25が装 着されている。
【0022】 芯材20(25)は、厚肉部11(12)の孔11a(12a)内に嵌め込ま れており、その両端には、フック部20a,20a(25a,25a)が形成さ れている。
【0023】 フック部20aは、図2に示すように、ゴム体10の裏側で内側方向に向けて 略コ字状に折り曲げ形成された鉤状体であり、図3に示すように、靴底50の両 側に係合できるようになっている。
【0024】 また、薄肉部14の前記各防滑材取り付け部15には、多数の硬質粒子でなる 防滑材30が取り付けられている。
【0025】 防滑材30は、セラミック粒子又は超硬粒子を山状に接着剤で固めて防滑材取 り付け部15上に形成したもので、これにより、ゴム体10に表面に5つの硬質 の防滑材30が島状に対称位置に分布している。
【0026】 セラミックス粒子としては、例えばアルミナ系物質粒子,マグネシア系物質粒 子,ジルコニア系物質粒子,チタニア系物質粒子,フェライト系物質粒子等が用 いられる。また、超硬粒子としては、例えば、WC−Co系合金粒子,WC−T iC−Co系合金粒子,WC−TiC−TaC−Co系合金粒子等が用いられる 。
【0027】 また、防滑材30として、W−Ti,W−Ta,W−Ni,W−Si等の合金 やWC、TiC,B,C,SiC等の炭素化合物、TiN,ZrN,SiN等の 窒素化合物、ガラスあるいは硅砂等の自然の砂や岩石の粒子を用いることもでき る。
【0028】 次に、この滑り止め具1の使用例について説明する。
【0029】 図3は、滑り止め具の使用例を示す平面図である。
【0030】 靴底50は、幅広のつま先部51とつま先部51の前後に位置した指先部52 及び土踏まず部53とを有しているので、まず、滑り止め具後部の芯材25のフ ック部25aを土踏まず部53の両側に係合させる。
【0031】 そして、滑り止め具前部の芯材20部分を持って、矢印で示すように、指先部 52方向にゴム体10を引っ張って延ばし、芯材20のフック部20aを幅狭の 指先部52に嵌めて、ゴム体10への引っ張り力を解放する。
【0032】 すると、滑り止め具1のゴム体10がつま先部51側に縮み、芯材20のフッ ク部20aが幅広のつま先部51に係った状態で、靴底50の両側に係合する。
【0033】 この状態で路面上を歩行すると、蹴り出し時に歩行者の体重がつま先部51に 加わり、滑り止め具1下側に山状に突出した5つの防滑材30が路面に喰い込む 。したがって、凍結した路面や圧雪路面等、氷面に近い路面を歩行する際にも、 滑り止め具1の防滑材30が路面にアイゼンのように喰い込み、歩行者がこのよ うな路面で滑ることはない。
【0034】 また、滑り止め具1は、ゴム体10の裏面を靴底50のつま先部51に当接さ せた状態にあり、フック部20a,25aがゴム体10の縮み力で靴底50の両 側に係合しているので、歩行時に足の回転力やずれ力が滑り止め具1に加わって も、フック部20a,25aが靴底50に係合したまま、ゴム体10のみがその 力方向に多少伸縮するだけである。したがって、歩行中に、滑り止め具1が靴底 50から離脱するおそれはない。
【0035】 さらに、滑り止め具1の大部分は靴底50の下に隠れ、フック部20a,25 aの先端が僅かに外部に露出するだけなので、滑り止め具1が外部からほとんど 見えず、見栄えの良い滑り止め具1の取り付け状態を得ることができる。
【0036】 なお、本実施例では、滑り止め具1の弾性体にゴム体10を用いたが、これに 限るものではなく、少なくとも前後方向に伸縮可能な弾性と所定の強度とを有し た合成樹脂等を用いても良いことは勿論である。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の滑り止め具においては、防滑材が硬質粒子を接 着剤で島状に固着して形成されているので、歩行時に防滑材が凍結した路面や圧 雪路面等、氷面に近い路面に対してしっかり喰い込み、このような氷面に近い路 面でも滑ることはない。
【0038】 また、滑り止め具は弾性体の伸縮力によってフック部を介して履き物に係合す るので、歩行中に履き物から滑り止め具が離脱することはほとんどない。
【0039】 さらに、滑り止め具の大部分が履き物の底に隠れ、底両側部に係合したフック 部が僅かに露出するだけなので、滑り止め具が外部から見えず、見栄えの良い滑 り止め具の取り付け状態を得ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る滑り止め具を示す平面
図である。
【図2】滑り止め具の側面図である。
【図3】滑り止め具の使用例を示す平面図である。
【図4】従来の滑り止め具を示す概略斜視図である。
【図5】従来の滑り止め具の使用例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 滑り止め具 10 ゴム体 20,25 芯材 20a,25a フック部 30 防滑材 50 靴底

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履き物の底の両側部に係合可能なフック
    部を有した芯材を前部と後部とに各々有し、少なくとも
    履き物の底の前後方向に伸縮可能な弾性体と、 この弾性体の下面に多数の硬質粒子を接着剤で島状に固
    着して形成した防滑材とを具備することを特徴とする滑
    り止め具。
JP9362192U 1992-12-28 1992-12-28 滑り止め具 Pending JPH0652509U (ja)

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JP9362192U JPH0652509U (ja) 1992-12-28 1992-12-28 滑り止め具

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JP9362192U JPH0652509U (ja) 1992-12-28 1992-12-28 滑り止め具

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JPH0652509U true JPH0652509U (ja) 1994-07-19

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ID=14087398

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JP9362192U Pending JPH0652509U (ja) 1992-12-28 1992-12-28 滑り止め具

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JP (1) JPH0652509U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101337201B1 (ko) * 2012-03-12 2013-12-10 백진호 눈 밀개

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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