JPH0652342U - 負荷結線の異常検出器 - Google Patents

負荷結線の異常検出器

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JPH0652342U
JPH0652342U JP9214192U JP9214192U JPH0652342U JP H0652342 U JPH0652342 U JP H0652342U JP 9214192 U JP9214192 U JP 9214192U JP 9214192 U JP9214192 U JP 9214192U JP H0652342 U JPH0652342 U JP H0652342U
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load
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current
relay
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JP9214192U
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English (en)
Inventor
秀夫 安藤
靖史 斉藤
Original Assignee
日電アネルバ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流電源装置の出力発生部と負荷を接続した
負荷結線の断線や未接地などの異常状態を検出できるよ
うにした負荷結線の異常検出器を提供する。 【構成】 出力発生部2の一方の出力端と地電位8間
に、地電位8側から、定電流源11とリレー12からな
る回路13と、出力端から地電位8側に流れる電流を阻
止する回路16を直列に接続して構成する。負荷結線5
が異常状態では定電流源11のバイアス電流がリレー1
2に流れ、異常を検出することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、直流電源装置における負荷結線の異常検出器に関し、特に高電圧 、大電流の出力を有する直流電源装置の使用上の安全性を高めたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、直流電源装置の出力は図3に示したように負荷と結線されている。図中 1が直流電源装置、2が出力発生部、3が負荷装置であり、負荷装置3の負荷4 と出力発生部2が負荷結線5を介して接続される。例えば、半導体基板の表面に 薄膜を形成するスパッタリング装置で具体的に説明すれば直流電源装置1はスパ ッタリング用の高電圧、大電流出力(1Kv50A )のスパッタ電源、負荷装置3 がスパッタリング装置、負荷4が基板とターゲット間の放電空間に対応する。
【0003】 前記電流電源1は、交流電力設備6と給電線7で接続されると共に、出力発生 部2の出力の一方を地電位8に接地線9で接続して、A点の電位を地電位に固定 し、他方の出力側のB点の対地電位が出力発生部2の最大出力電圧と等しくなる ようにし、出力発生部2の出力が地電位に対して不定(浮いた状態)となる危険 が無いようにしていた。又、負荷装置3の負荷4の一端も接地線10で地電位7 に接続していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような従来の結線では、負荷4に電力を供給する場合、アノード電流I は、負荷結線5側にながれる電流Iと、接地線9側を流れる電流Iとに分 流されることになる。従って電流Iが大きくなると、当然電流Iも増大し、 A点の電位が地電位に対して変動し電源装置1内に内蔵された制御回路などの関 連システムに接地電位の変動による誤動作を誘発させたり、接地線9を焼損する などの欠点があった。
【0005】 負荷装置3の負荷4側も接地線10で地電位7に接続してある為、直流電源装 置1側の接地線9による地電位との接続を無くしても、前記A点の電位を地電位 に固定することができる。このようにすることによってアノード電流Iの分流 (I)を無くすることができるが、負荷装置3側の接地線10が断線した場合 、即ちD点で断線した場合や、負荷4の抵抗値が無限大で負荷結線のC点で断線 が生じた場合などには、出力の対地電位が不定となって、負荷装置3の点検作業 中などに重大な感電事故を起す危険性があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は前記のような問題点に鑑みてなされたもので、直流電源装置の出力 発生部と負荷を接続した負荷結線の断線や未接地などの異常状態を検出できるよ うにした。負荷結線の異常検出器を提供することを目的としている。
【0007】 斯る目的を達成するこの考案の検出器は、直流電源装置の出力発生部と負荷を 接続する負荷結線の異常検出器であって、前記出力発生部の一方の出力端と地電 位間に、地電位側から、定電流源と電流検出手段からなる回路と、前記出力端か ら地電位側に流れる電流を阻止する回路を直列に接続してあることを特徴として いる。
【0008】 前記電流検出手段はリレーをはじめとしてフォトカプラーなど電流が流れるこ とによって一定の動作が生じる素子であれば使用することができる。また、地電 位側に流れる電流を阻止する回路は、ダイオードを使用することができる。
【0009】
【作用】
この考案の負荷結線の異常検出器によれば、負荷結線が正常な状態では、定電 流源のバイアス電流が負荷結線側に流れるのに対して、負荷結線が異常な状態で は、負荷結線側への導通が遮断されて、バイアス電流は電流検出手段側に流れ、 この電流検出手段を介して、負荷結線の異常状態を検出することができる。
【0010】
【実施例】
以下この考案の実施例を図1を参照して説明する。尚、図2と同一の構成部分 は同一の符号を付して説明を省略する。異常検出器はA点と地電位8間に設置さ れたもので、地電位8側から、定電流源11とリレー12からなる回路13と、 ダイオード14、14と抵抗器15、15からなる、地電位側に流れる電流を阻 止する回路16が直列接続してある。
【0011】 前記定電流源11は、規定電流(I)がリレー12の定格動作電流と等しく し、最大電圧(V)がリレー12の定格動作電圧と等しくなるように設定する 。又、定電流源11から負荷結線側に電流が流れるので、主回路の電気的特性を 損なわないように、主回路の最大定格電流に比べて充分小さい電流の定電流源と する。
【0012】 抵抗器15、15はダイオード14、14が逆バイアス状態となった時に、各 ダイオード14の電圧分担率が等しくなるようにする為のものであり、又、リレ ー12のコイルインピーダンスより充分高い抵抗値として、ダイオード14が逆 バイアス状態の時には、定電流源11の電流がリレー12側に流れる動作が妨げ られないようにする。
【0013】 負荷装置3の負荷4の両端に設けたスイッチ17、18は仮想のスイッチであ って、負荷結線5の断線や接地線10の断線状態等が、接点の組合せで表現でき るようにしたもので、実際の装置ではこのようなスイッチ17、18が設けられ るものではない。例えば、接地線10の断線は仮想のスイッチ18が接点ハに選 択された状態に対応する。
【0014】 次に上記実施例の異常検出器の動作について説明する。負荷結線5と負荷4が 正しく接続され負荷4の一端が地電位8に正しく接続された状態(仮想のスイッ チ17が接点ハ、スイッチ18が接点ニの状態と対応)では、出力発生部2のA 点の対地電位は0ボルトに固定される。この結果、ダイオード14、14は定電 流源11によって導通状態となり、定電流源11によるバイアス電流は、大部分 がダイオード14、14を通して主回路(出力発生部2と負荷4の回路)側に流 れ、接地線10を経由して定電流源11に戻る経路が成立し、リレー12には動 作に必要な電流が流れないことになり、リレー12は動作しない。
【0015】 上記に反して、負荷4と地電位8の接続が断線した状態(仮想のスイッチ17 が接点ハ、スイッチ18が接点ハの状態と対応)では、A点の対地電位は、定電 流源11の対地電位と等しくなる結果、ダイオード14、14は非導通状態とな る。ダイオード14、14が非導通では定電流源11のバイアス電流は、主回路 への流入が断たれるので、その全てがリレー12へ流れ、リレー12をON状態 とするので、リレー12の接点(図示していない)を介して、負荷結線側の異常 を検出することができる。
【0016】 又、負荷結線5と負荷4の間が断線した状態(仮想のスイッチ17が接点ハ、 スイッチ18が接点ロの状態と対応)では、A点の対地電位は出力発生部2の最 大出力電圧に達し、ダイオード14、14に対しては逆方向の電圧となるので、 ダイオード14、14は非導通状態となる。従って、定電流源11のバイアス電 流は、前記と同様に、リレー12へ流れて接点を動作させ、負荷結線の異常を検 出することができる。
【0017】 負荷結線5と負荷4の接続を逆に接続した状態(仮想のスイッチ17が接点ニ 、スイッチ18が接点ハの状態と対応)では、A点が出力発生部2の最大出力電 圧に達し前記と同様、バイアス電流がリレー12に流れるので、異常を検出する ことができる。
【0018】 仮想のスイッチ18が接点ニで、スイッチ17が接点イ、ロまたはニの状態の 場合も負荷結線の接続は異常であるが、これらの場合、定電流源11のバイアス 電流はリレー12に流れないので、リレー12による検出はされないが、これら の場合、危険は伴なわないので特に問題はない。又、これらの場合、負荷結線5 で出力発生部の最大無負荷電圧を検出したり、最大定格電流を越える電流を検出 することで、結線の異常を検出するようにすれば良い。
【0019】 以上の動作および他の負荷結線の異常状態をまとめて、仮想のスイッチ17、 18の接点で対応させて表1に示した。表中、I(リレー12に流れる電流) の欄にIの値がある状態では、リレー12が動作し、異常が検出される。前記 の正しい接続状態はNo.12であり、その他は全て異常接続状態である。尚表 中、Iはダイオード14、14に流れる電流、Vはダイオード14、14の 電圧、Vは地電位8に対応するA点の電位であり、Iは定電流源11による バイアス電流、Vは定電流源11の最大電圧、Vは出力発生部2の端子間電 圧で、最大値がVである。
【0020】
【表1】
【0021】 以上、実施例について説明したが、検出器は出力発生部2のマイナス側に設置 することもできる。この場合、定電流源11、ダイオード14、リレー12の極 性は反対の極性とすることになる。
【0022】 バイアス電流を通電又は非通電させるリレー12は、フォトカプラーなどの他 の電流検出手段とすることも可能である。
【0023】
【考案の効果】
この考案によれば、負荷結線の異常状態を、電流検出手段を介して自動的に検 出できるので、感電事故などを未然に防止でき、安全性を確保できる効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の回路図である。
【図2】従来の直流電源装置と負荷装置の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 直流電源装置 2 出力発生部 3 負荷装置 4 負荷 5 負荷結線 6 交流電力設備 7 給電線 8 地電位 9、10 接地線 11 定電流源 12 リレー 13 定電流源とリレーからなる回路 14 ダイオード 15 抵抗器 16 電流を阻止する回路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源装置の出力発生部と負荷を接続
    する負荷結線の異常検出器であって、前記出力発生部の
    一方の出力端と地電位間に、地電位側から、定電流源と
    電流検出手段からなる回路と、前記出力端から地電位側
    に流れる電流を阻止する回路を直列に接続してあること
    を特徴とする負荷結線の異常検出器。
  2. 【請求項2】 電流検出手段は、リレーとした請求項1
    記載の負荷結線の異常検出器。
  3. 【請求項3】 地電位側に流れる電流を阻止する回路
    は、ダイオードで構成した請求項1記載の負荷結線の異
    常検出器。
JP9214192U 1992-12-21 1992-12-21 負荷結線の異常検出器 Pending JPH0652342U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013157289A1 (ja) * 2012-04-19 2013-10-24 三菱電機株式会社 車載電源装置

Cited By (3)

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JP2013221903A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Mitsubishi Electric Corp 車載電源装置
US9656569B2 (en) 2012-04-19 2017-05-23 Mitsubishi Electric Corporation Vehicle power source apparatus

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