JPH0652324U - 管と受口との連結構造 - Google Patents
管と受口との連結構造Info
- Publication number
- JPH0652324U JPH0652324U JP6739193U JP6739193U JPH0652324U JP H0652324 U JPH0652324 U JP H0652324U JP 6739193 U JP6739193 U JP 6739193U JP 6739193 U JP6739193 U JP 6739193U JP H0652324 U JPH0652324 U JP H0652324U
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- Japan
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- corrugated pipe
- pipe
- outer diameter
- corrugated
- coupling
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- Pending
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で、波付管と受口とを確実に連結
できる管と受口との連結構造を提供する。 【構成】 外周に大外径部11及び小外径部12により
パラレルな波を形成し、隣接する2つ以上の大外径部1
1の一部を切り欠いて切溝13を形成した波付管10
と、波付管10の大外径部11が挿入される管挿入部2
1を備え、波付管10の端面に露出した切溝13を通過
して波付管10の大外径部11に係止する係止突起22
を内面に設けた受口としてのカップリング20とから構
成した。
できる管と受口との連結構造を提供する。 【構成】 外周に大外径部11及び小外径部12により
パラレルな波を形成し、隣接する2つ以上の大外径部1
1の一部を切り欠いて切溝13を形成した波付管10
と、波付管10の大外径部11が挿入される管挿入部2
1を備え、波付管10の端面に露出した切溝13を通過
して波付管10の大外径部11に係止する係止突起22
を内面に設けた受口としてのカップリング20とから構
成した。
Description
【0001】
本考案は、外面にパラレルな波を形成した波付管を筒状の受口に連結するため の管と受口との連結構造に関するものである。
【0002】
従来、この種の係止構造を有する波付管としては、本出願人が既に特願昭61 −167700号(特開昭63−28209号)において開示した図11に示す 外面波付管90が挙げられる。 この外面波付管90は、その谷部91(小外径部)の外周に突出形成された係 止突起92を備えた構成となっており、ボックス93等の配管装置の管挿入孔9 4に設けられた切欠に前記係止突起92が挿入された後、波付管90が回転され ることによって波付管90の係止突起92と山部95(大外径部)との間にボッ クス93の管挿入孔94の周壁を嵌入してボックス93に対し固定されるように なっている。
【0003】
ところが、前記従来の外面波付管90においては、ボックス93等の壁面に透 設された管挿入孔94に波付管90を挿入固定する場合には非常に適しているが 、カップリングやコネクタ等に設けられた円筒状の管挿入部に波付管を挿入固定 する場合には管挿入部に嵌入されるべき周壁がないため、カップリングに対しこ の波付管90を接続固定することはできない。 従って、カップリング等に対し波付管を確実に接続固定するには、図12に示 すようにカップリング96の管挿入部97に環状の固定部材98を取り付け、そ の固定部材98の内周面に突設された係止爪99を波付管90の谷部91に対応 させて山部95を係止するようにしてから固定部材98のビス98aを締め付け るようにしている。若しくは、カップリングの管挿入部の内面に弾性を有する別 体の環状係止爪を設け、その係止爪を波付管の谷部に係入させて山部を係止する ようにしている。 このように、従来の波付管においては、カップリング96の固定部材98のビ ス98aを締め付けたり、カップリングに弾性を有する別体の環状係止爪を設け なければカップリングに対し確実に接続固定することができないといった問題が あった。
【0004】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構造で、 波付管と受口とを確実に連結できる管と受口との連結構造を提供するにある。
【0005】
外周に山部及び谷部によりパラレルな波を形成し、隣接する2つ以上の山部の 一部を切り欠いて切溝を形成した波付管と、 この波付管の山部が挿入される管挿入部を備え、前記波付管の端面に露出した 切溝を通過して前記波付管の山部に係止する係止突起を内面に設けた受口とから 構成されているところに特徴を有する。
【0006】
本考案の管と受口との連結構造によれば、波付管を、切溝が形成された2個の 山部の中央即ち谷部で切断すれば、端面に切溝が露出される。そこで、受口の管 挿入部に波付管の山部を挿入し、係止突起を波付管の端面に露出した切溝を通過 して前記波付管の山部に係止すれば、波付管と受口が抜け止め状態となって確実 に連結される。
【0007】
次に、本考案の一実施例について図面に従って説明する。 まず図1及び図2において、連結構造30は、波付管10と受口としての筒状 のカップリング20とから構成されている。 波付管10は、図4にも示すように、外周に一定の間隔をなして環状に複数突 出形成された山部としての大外径部11を備え、各大外径部11の両側方には、 谷部としての小外径部12が形成されてパラレルな波を形成している。 さらに、この波付管10は、2つの隣りあった大外径部11の一部を切欠形成 した複数個例えば2個の切溝13が連続して設けられている。この切溝13は、 長手方向に所定間隔離間して設けられているとともに、図5に示すように大外径 部11の外周上の180度離間した対向位置に一対設けられている。この切溝1 3の深さは、特に限定されるものではなく、後記するカップリング20の係止突 起22が通過できさえすれば浅いものであってもよい。
【0008】 尚、前記所定間隔は、必要に応じて数cmから数mといった広い範囲で適宜選 択されるものである。さらに、この切溝13は、図6に示すように3つ以上の複 数の隣りあった大外径部11に連続するように設けて実施してもよく、又、波付 管10の全長にわたって連続するように設けてもよい。この場合、波付管10の 切断位置を適宜変更して全て有効に使用することができる。 さらに、切溝13は、大外径部11の外周上の90度若しくは60度等の離間 した対向位置に複数設けて実施してもよい。 又、本実施例の波付管10においては、図1に示すように前記切溝13が設け られた大外径部11の側面に凹部14が形成されている。
【0009】 次に、この波付管10が接続される受口としてのカップリング20について説 明すると、このカップリング20は、図1、図2及び図7に示すように波付管1 0の大外径部11が挿入される円筒状の管挿入部21と、この管挿入部21の両 端部の内面に切溝13に対応して各2個づつ突設された係止突起22とを備えて いる。前記係止突起22は、図3に示すように切溝13を通過することができ、 かつ、小外径部12の幅とほぼ同一となるように設けられ、又、その側面には、 前記凹部14に係合する突部23が形成されている。
【0010】 次に、この波付管10と受口としてのカップリング20を連結する手順につい て説明する。 (1),波付管10を切溝13が設けられた二つの隣あった大外径部11の間 にあたる小外径部12において切断する(図4におけるA−A線)。すると、図 5に示すように切断された波付管10の双方の端部の大外径部11に切溝13が 露出することになる。従って、波付管10は、切断された両方の何れの端部側も 連結構造の受口に接続することができるようになり大変便利である。
【0011】 次いで、カップリング20の係止突起22を波付管10の切溝13に合致させ て波付管10の大外径部11を管挿入部21に挿入する。すると、図3に示すよ うにカップリング20の係止突起22は、切溝13を通過して小外径部12に対 応する。そこで、カップリング20若しくは波付管10を回転させ図2に示すよ うに係止突起22の突部23を大外径部11の凹部14に係合させる。
【0012】 これにより、係止突起22が大外径部11に当接し、また、係止突起22の突 部23が凹部14に係合して回り止め状態に保持される。従って、簡単な構成で ありながら波付管10とカップリング20とを簡単且つ確実に連結することがで き、さらに、その波付管10とカップリング20との接続状態は確実に保持され る。 又、カップリング20の係止突起22は、波付管10の大外径部11によって 、確実に抜け止めされるため、大きな力が波付管10に加わってもカップリング 20から波付管10が抜けてしまうことはない。
【0013】 図8〜図10は、2本の波付管10をカップリング20で連結して波付管10 を延長させる状態を示したものである。即ち、前述と同様に、2本の波付管10 を夫々端部に切溝13が露出するように切断する。一方の波付管10は前述の手 順によりカップリング20の一方の端部に連結する。 カップリング20の他方の端部に対しても同様に、係止突起22に切溝13を 合致させて管挿入部21に波付管10の端部を挿入すると、図8に示すように係 止突起21は、切溝13を通過して小外径部12に対応する。そこで、カップリ ング20若しくは波付管10を回転させ図9に示すように係止突起21の突部2 3を大外径部11の凹部14に係合させれば、図10に示すように波付管10と カップリング29とを簡単かつ確実に接続することができる。 尚、この波付管10が接続される連結構造としては、カップリング、コネクタ ー等の筒状管受口(管挿入部)を備えたものであれば波付管の端末を保護するエ ンドカバーや仮枠ブッシング等であってもよいことは勿論である。
【0014】 又、この考案は、外周にパラレルな波を形成し、山部(大外径部)と谷部(小 外径部)を備えた外面波付管であれば、その材質、形状、太さ及び用途(電線が 挿通される波付管若しくは流体管が挿通される波付管等)を本考案の趣旨から逸 脱しない範囲で適宜変更した波付管に実施してもよい。
【0015】
以上詳述したように本考案の管と受口との連結構造においては、外周に山部及 び谷部によりパラレルな波を形成し、隣接する2つ以上の山部の一部を切り欠い て切溝を形成した波付管と、この波付管の山部が挿入される管挿入部を備え、前 記波付管の端面に露出した切溝を通過して前記波付管の山部に係止する係止突起 を内面に設けた受口とから構成したので、波付管を、適宜な長さにおける切溝の 中間で切断すれば、管の長さを調整しつつ波付管を受口に連結することができ、 簡単な構成で管と受口を確実に連結することができ、さらには、管の延長が自由 に実施できるという優れた効果を奏する。
【0016】
【図1】連結構造の分解斜視図である。
【図2】波付管とカップリングを連結した状態を示す一
部を破断した側面図である。
部を破断した側面図である。
【図3】波付管をカップリングに挿入する過程を示す一
部を破断した側面図である。
部を破断した側面図である。
【図4】外面波付管の斜視図である。
【図5】波付管の正面図である。
【図6】波付管の変形例の斜視図である。
【図7】カップリングの正面図である。
【図8】2本の波付管をカップリングに挿入する過程を
示す一部を破断した側面図である。
示す一部を破断した側面図である。
【図9】2本の波付管とカップリングを連結した状態を
示す一部を破断した側面図である。
示す一部を破断した側面図である。
【図10】2個の波付管をカップリングにより連結した
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図11】従来のボックスに波付管を連結する連結構造
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図12】従来用いられているカップリングの斜視図で
ある。
ある。
10 波付管 11 山部としての大外径部 12 谷部としての小外径部 13 切溝 14 凹部 20 受口としてのカップリング 21 管挿入部 22 係止突起 30 連結構造
Claims (1)
- 【請求項1】 外周に山部及び谷部によりパラレルな波
を形成し、隣接する2つ以上の山部の一部を切り欠いて
切溝を形成した波付管と、 この波付管の山部が挿入される管挿入部を備え、前記波
付管の端面に露出した切溝を通過して前記波付管の山部
に係止する係止突起を内面に設けた受口とから構成され
たことを特徴とする管と受口との連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6739193U JPH0652324U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 管と受口との連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6739193U JPH0652324U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 管と受口との連結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652324U true JPH0652324U (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=13343641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6739193U Pending JPH0652324U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 管と受口との連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652324U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5817837A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-02-02 | Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd | オゾン分解触媒 |
JPS6328209A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-02-05 | 未来工業株式会社 | 係止構造を備えた外面波付管 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP6739193U patent/JPH0652324U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5817837A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-02-02 | Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd | オゾン分解触媒 |
JPS6328209A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-02-05 | 未来工業株式会社 | 係止構造を備えた外面波付管 |
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