JPH0652300A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0652300A
JPH0652300A JP4206549A JP20654992A JPH0652300A JP H0652300 A JPH0652300 A JP H0652300A JP 4206549 A JP4206549 A JP 4206549A JP 20654992 A JP20654992 A JP 20654992A JP H0652300 A JPH0652300 A JP H0652300A
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JP4206549A
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English (en)
Inventor
Makoto Saito
誠 斉藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶装置に格納されている所定領域の四角形
に対して高速に拡大、縮小等の処理を行った画像を表示
用CRTに表示する画像処理装置を提供する。 【構成】 画像データを格納する記憶手段と、記憶手段
に格納されている画像データの4点の座標を指定する第
1指定手段と、表示用CRT上に長方形を形成する4点
の座標を指定する第2指定手段と、第1指定手段により
指定された4点が形成する四角形と、第2指定手段によ
り指定された4点が形成する長方形に基づいて、対応す
る頂点を定め、上記四角形を上記長方形に変形し、これ
を出力する出力手段とを備え、上記出力手段は、上記長
方形の長辺及び短辺の画素数を求め、これに基づいて、
上記四角形の対応する辺を分割する点を求め、対辺同士
の上記分割する点を結ぶことで形成される各線分が、交
差して生じる各格子点、及び上記分割する点の画素のデ
ータを上記記憶手段から抽出し、これを出力することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶装置に格納された
画像データの所定領域の画像を拡大、縮小、移動等の変
形を行って表示用CRTやプリンタに出力する画像処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記憶装置に格納されている画像データの
所定領域の画像を拡大、縮小、移動等してディスプレイ
上に表示するには、従来ではアフィン変換が画像データ
の処理に用いられていた。このアフィン変換は、次の行
列式「数1」に示される。
【数1】
【0003】ここで、(x,y)は、該画像の備える各
画素の入力座標であり、(X,Y)はこの行列式から導
かれる出力座標である。また、e,fは、座標原点の移
動度を示し、b=c=0ならば単に拡大縮小を表す。a
=d=kcosθ、c=−b=ksinθなら角度θの回転と
k倍の拡大を示す。一般に上記「数1」は、ベクトルA
=(1,0)、B=(0,1)をA’=(a+e,c+
f)、B’=(b+e,d+f)に写像するような座標
変換を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ア
フィン変換により画像を拡大、縮小等する際には、該画
像の全画像データについて、上記「数1」の演算を行う
必要があり、大容量のメモリと演算処理のための多くの
時間を要する。実際のテレビゲームにおける画像処理で
は、演算処理の正確さよりも、むしろ処理速度の高速化
の方が優先される。
【0005】そこで、本発明は、記憶装置に格納されて
いる画像データに対して高速に拡大、縮小等の処理を行
い表示用CRTやプリンタに出力することが可能な画像
処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された画
像処理装置は、画像データを格納する記憶手段と、記憶
手段に格納されている画像データの4点の座標を指定す
る第1指定手段と、表示用CRT上に長方形を形成する
4点の座標を指定する第2指定手段と、第1指定手段に
より指定された4点が形成する四角形と、第2指定手段
により指定された4点が形成する長方形に基づいて、対
応する頂点を定め、上記四角形を上記長方形に変形し、
これを出力する出力手段とを備える。
【0007】また、請求項2に記載された画像処理装置
は、請求項1に記載した画像処理装置において、上記出
力手段は、上記長方形の長辺及び短辺の画素数を求め、
これに基づいて、上記四角形の対応する辺を分割する点
を求め、対辺同士の上記分割する点を結ぶことで形成さ
れる各線分が、交差して生じる各格子点、及び上記分割
する点の画素のデータを上記記憶手段から抽出し、これ
を出力することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載された画像処理装置では、表示
手段が、第1指定手段により指定された4点が形成する
四角形と、第2指定手段により指定された4点が形成す
る長方形に基づいて、対応する頂点を求め、上記四角形
を上記長方形に変形し、これを例えば、表示用CRTに
出力する。
【0009】また、請求項2に記載された画像処理装置
は、請求項1に記載した画像処理装置において、上記表
示手段が、上記長方形の長辺及び短辺の画素数を求め、
これに基づいて、上記四角形の対応する辺を分割する点
を求め、対辺同士の上記分割する点を結ぶことで形成さ
れる各線分が、交差して生じる各格子点、及び上記分割
する点の画素のデータを上記記憶手段から抽出し、これ
を例えば、表示用CRTに出力する。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面を用いて本発明に係る画像
処理装置の実施例について以下の順で詳細に説明する。 (1)画像処理の概略説明 (2)画像処理装置の全体構成 (3)ドットアドレス計算システム (4)画像処理の実例
【0011】(1)画像処理の概略説明 本発明の画像処理装置は、使用者が画像データを記憶す
るRAM内のデータマップの4点を指定することで、特
定される第1画像(図6、図7〜図9の(a)を参
照。)を、同じく使用者により特定される長方形の画像
(以下、第2画像とする。図6、図7〜図9の(b)を
参照。)に、強制的に変形することを特徴とする。
【0012】より具体的には、第1画像と第2画像の対
応する頂点を定め、長方形である第2画像の長辺及び短
辺の画素数を求める、次に、該画素数に基づいて、上記
第1画像の対応する辺を分割する点を求め、更には、対
辺同士の上記分割する点を結ぶことで形成される各線分
が、交差して生じる各格子点を求める。次に、該格子点
及び上記分割する点の画素のデータを記憶装置(RA
M)から抽出し、これを表示用CRTに出力すること
で、第2画像に変形された第1画像を表示する。
【0013】本発明の画像処理装置では、アフィン変換
のように大規模な行列演算処理は実行せず、使用者によ
り指定されたRAM内の第1画像の4点の座標と、同じ
く使用者により指定される第2画像の4点の座標の、計
8点の座標の値に基づいて、上記演算処理を実行する。
このように、従来例で示したアフィン変換を用いる精度
の高い画像処理とは全く異なり、疑似的に画像を変形す
る処理を実行することで、処理速度の飛躍的な高速化を
図ることができる。
【0014】さらに、本発明の画像処理装置では、以下
に示すように、第1画像の回転、拡大、縮小等の他に、
指定する第1画像の形状によっては、アフィン変換では
実現不可能な画像の変形を実行することが可能となると
いった特徴を備える。
【0015】図8〜図10は、使用者により設定される
第1画像と、これを処理することで表示用CRT104
上に表示される第2画像との関係の例を示したものであ
る。
【0016】図8は、アフィン変換では得られない画像
の変形の例を示すものである。図8(a)は、第1画像
の形状が、平行四辺形であることを示す。図7(b)
は、第1画像の画像データを前記した画像処理部200
で処理することで、使用者により設定された第2画像の
領域に表示される画像を示す。このように、使用者によ
り設定される第1画像の形状が平行四辺形である場合に
は、辺ABもしくは辺CDを上もしくは下にシフトする
ことになるため、第2画像は、第1画像を疑似的に矩形
変化した図となる。これは、従来のアフィン変換では得
られない効果である。
【0017】図9には、第1画像内の画像を疑似的に回
転して表示用CRT104上に表示する例を示す。図9
(a)に示される第1画像は、辺BCが水平軸から所定
の角度回転された位置に在る状態の長方形である。この
ような第1画像を処理すると、図8(b)に示すよう
に、表示用CRT104上には、第1画像中の家を回転
した形状の第2画像が得られる。
【0018】また、使用者により設定される第1画像が
長方形の場合、第2画像の縦横比及びサイズとの関係に
より、第1画像の疑似的な拡大縮小を行うことが可能と
なる。図10に示される第1画像と第2画像とは、共
に、長方形である。(a)及び(b)に示されるよう
に、第1画像と第2画像とを互いに相似形とすると、第
2画像が第1画像よりも大きな場合には、第1画像を拡
大して表示することとなり、第2画像が第1画像よりも
小さな場合には、第1画像を縮小して表示することとな
る。また、第1画像と第2画像とが互いに相似形でない
場合には、縦横独立変倍の処理を実行して表示すること
となる。
【0019】(2)画像処理装置の全体構成 図1は、本発明に係る画像処理装置の全体構成図を示
す。画像処理装置は、装置全体の制御を行う中央演算処
理装置(以下、CPUとする。)101と、システムプ
ログラムを格納するROM102と、ディスプレイに表
示する画像データを格納する記憶装置であるRAM10
3と、処理された画像を表示する表示用CRT104
と、使用者が本画像処理装置を操作するための操作パネ
ル150と、本発明に係る画像処理部200とを備え
る。
【0020】図2は、操作パネル150の上部平面図を
示す。操作パネル150には、座標値を設定するための
テンキー151と、設定された座標値を確認するための
表示パネル152と、RAM103に格納されている画
像データの4点の座標値を設定するための第1設定キー
153と、表示用CRTに表示する所定の長方形を特定
するために4点の座標値を設定するための第2設定キー
154と、画像処理を実行するためのスタートキー15
5とから構成される。
【0021】画像処理を実行する際には、使用者は、ま
ず、操作パネル150上の第1設定キー153を4回押
下し、RAM103に格納されている画像データの4点
の座標をテンキー151を用いて設定する。次に使用者
は、第2設定キー154を押下し、画像処理の施された
画像を表示用CRT104に表示する所定の長方形の4
点の座標をテンキー151を用いて設定する。座標値の
設定が終了した後、使用者は、スタートキー155を押
下する。これにより、画像処理部200において本発明
の画像処理が実行される。
【0022】使用者によって図2に示した操作パネル1
50上の第1設定キー153が、押下されると、表示パ
ネル152上にRAM103内のデータマップの所定の
4点、A(x1,y1)、B(x2,y2)、C(x3,
3)、D(x4,y4)の値をテンキー151から入力す
る旨が表示される。ここで、使用者が、各座標値を入力
することによって、これら4点で区切られる所定の画像
領域が特定される(以下、この画像領域を第1画像とす
る。)。
【0023】使用者によって第2設定キー154が押下
されると、表示パネル152上に表示用CRT104内
の4点、E(x5,y5)、F(x6,y6)、G(x7,
7)、H(x8,y8)の値をテンキー151から入力す
る旨が表示される。ここで、使用者が、各座標の値を入
力することで、これら4点で区切られる表示用CRT内
の所定の長方形が特定される(以下、この長方形を第2
画像とする。)。なお、第2画像は第1画像と異なり、
長方形であるため、x5=x6,x7=x8,y6=y8,y
5=y7の各関係を有する。CPU101は、使用者から
入力された点A〜点Hの座標の値を画像処理部200に
出力し、以下の処理を施す。
【0024】(3)ドットアドレス計算システム 図3は、CRT表示画面よりも数倍大きな表示用の画像
のデータを記憶するRAM103内のデータマップの構
成を示す図である。RAM103は、各座標に対応する
画素データを格納する。画素データは、CRT104上
で表示される1画素の色情報を示す。
【0025】図4は、表示用CRT104内のデータマ
ップの構成を示す図である。画像処理部200は、操作
パネル150からの点A〜点Hの各座標値を用いて、図
5(a)に示す第1画像から、第2画像を構成する水平
方向及び垂直方向の各画素に対応する画素データを抽出
する。そして、図5(b)に示すように、抽出した画素
データを第2画像を構成する画素データとして用い、表
示用CRTに表示する。
【0026】画像処理部200において上記処理を施す
ことで、従来のアフィン変換を用いなくとも、画像の拡
大、縮小、回転、移動等の処理を実行することが可能と
なる。また、本実施例のように、不規則な変形も行うこ
とが可能となる。以下に、この処理方法について詳細に
説明する。
【0027】図6は、本発明に係る画像処理部200の
ブロック図を示す。使用者により設定された各点の座標
値の内、点A(x1,y1)及び点B(x2,y2)、点E
(x5,y5)及び点F(x6,y6)(もしくは点G(x
7,y7)及び点H(x8,y))の座標値が、スター
トポイントアドレス計算回路202へ入力される。
【0028】また、使用者により設定された各点の座標
値の内、点C(x,y3)及び点D(x4,y4)、点
E(x5,y5)及び点F(x6,y6)(もしくは点G
(x7,y7)及び点H(x8,y8))の座標値が、エン
ドポイントアドレス計算回路204へ入力される。また
更に、後に説明する変量計算部206へは、点E
(x5,y5)及び点H(x8,y8)、もしくは点F(x
6,y6)及び点G(x7,y7)の座標値が出力される。
【0029】スタートポイントアドレス計算回路202
では、入力された点A(x1,y1)及び点B(x2
2)、点E(x5,y5)及び点F(x6,y6)(もし
くは点G(x7,y7)及び点H(x8,y8))の各座標
値を用いて、以下の「数2」に示す計算を実行し、第2
画像の辺EF間の画素数で第1画像の辺ABを等分割し
て、各画素間の変化量、SΔX/Y及びSΔY/Yを求
める。
【数2】(x2−x1)/(y6−y5)=SΔX/Y (y2−y1)/(y6−y5)=SΔY/Y
【0030】次に、スタートポイントアドレス計算回路
202は、上記「数2」により算出される変化量SΔX
/Y及びSΔY/Yの各値を用いて、第2画像を構成す
る水平方向の走査線毎に対応するスタートポイントアド
レスの座標値を求める(図7参照)。 第1走査線のスタートポイントアドレス (x1 ,y1 ) 第2走査線のスタートポイントアドレス (x1+ SΔX/Y,y1+ SΔY/Y) 第3走査線のスタートポイントアドレス (x1+2SΔX/Y,y1+2SΔY/Y) : 第n+1走査線のスタートポイントアドレス(x1+nSΔX/Y,y1+nSΔY/Y) ただし、n=y6−y5である。従って、図5(a)及び
(b)に示す第1画像及び第2画像との場合にはn=6
となる。
【0031】以上のようにしてスタートポイントアドレ
ス計算回路202により求められた各走査線のスタート
ポイントアドレスは、スタートポイントアドレス用のメ
モリ203に格納される。
【0032】一方、エンドポイントアドレス計算回路2
04では、入力された点C(x3,y3)及び点D
(x4,y4)、点E(x5,y5)及び点F(x6,y6
(もしくは点G(x7,y7)及び点H(x8,y8))の
座標値を用いて、以下「数3」に示される計算を実行
し、第2画像の辺GH間の画素数で第1画像の辺CDを
等分割し、各画素間の変化量、EΔX/Y及びEΔY/
Yを求める。
【数3】(x3−x4)/(y6−y5)=EΔX/Y (y3−y4)/(y6−y5)=EΔY/Y 次に、エンドポイントアドレス計算回路204は、上記
「数3」により求められる変化量EΔX/Y及びEΔY
/Yを用いて第1画像の辺CD間のエンドポイントアド
レスの座標値を求める(図7参照)。 第1走査線のエンドポイントアドレス (x1 ,y1 ) 第2走査線のエンドポイントアドレス (x1+ EΔX/Y,y1+ EΔY/Y) 第3走査線のエンドポイントアドレス (x1+2EΔX/Y,y1+2EΔY/Y) : 第n+1走査線のエンドポイントアドレス(x1+nEΔX/Y,y1+nEΔY/Y) ただし、n=y6−y5である。従って、図5(a)及び
(b)に示す第1画像及び第2画像の場合にはn=6と
なる。
【0033】以上のようにしてエンドポイントアドレス
計算回路204により求められた各エンドポイントアド
レスの座標は、エンドポイントアドレス用のメモリ20
5に格納される。
【0034】スタートポイントアドレス計算回路202
及びエンドポイントアドレス計算回路204により算出
された各スタートポイントアドレス及びエンドポイント
アドレスの座標値はメモリ203及び205にそれぞれ
格納されると共に、変量計算回路206に入力される。
変量計算回路206では、上記垂直方向の各走査線に対
応したスタートポイントアドレス(以下、Xstart,Y
startとする)と、エンドポイントアドレス(以下、X
end,Yendとする)とを用いて、変量ΔX/X及びΔY
/Xを求める。ここで、変量とは、第2画像の各走査線
の水平方向の各画素に対応する第1画像の画素の座標値
を計算するための数値であり、以下の「数4」によって
求められる(図7参照)。
【数4】(Xend−Xstart)/(x8−x5)=ΔX/X (Yend−Ystart)/(x8−x5)=ΔY/X
【0035】以上の計算から求められる変量は、変量用
メモリ207に格納される。次の「表1」に、スタート
ポイントアドレス用メモリ203とエンドポイントアド
レス用メモリ205と変量用メモリ207とにそれぞれ
格納されるデータを示す。
【表1】
【0036】上記各メモリ203,205及び207に
格納された情報を基に、アドレス計算回路208は、第
2画像の各画素に対応する第1画像の画素の各座標値
を、CPU101に出力する。座標値の入力されたCP
U101は、RAM103から該座標の画素データを読
み出し、これを第2画像の各画素の画素データとして表
示用CRT104に出力し、表示させる。
【0037】アドレス計算回路208では、例えば、第
1走査線の場合には、第1画像の点A(x1,y1)の画
素データが、第2画像の1ドット目、即ち点E(x5
5)の画素データとなる。また、この点Aに各変量を
加算した点A'(x1+ΔX/X,y1+ΔY/X)の画
素データが、2ドット目、即ち点E'(x5+1,y5
の画素データとなり、更に点A’に変量を加算した点
A''(x1+2ΔX/X,y1+2ΔY/X)が3ドット
目、即ち点E''(x5+2,y5)の画素データとなる。
この計算を、第1画像のD点(x4,y4)まで繰り返す
ことで、第1走査線の画素データ生成処理を終了する。
そして、上記計算を第n走査線まで繰り返す。
【0038】使用者により設定された8点の座標値に基
づいて、以上のような処理を施すことで、前に示した図
5(a)の画像を、図5(b)に示す画像へ変形して表
示用CRT104上に表示することができる。
【0039】(4)画像処理の実例 図11には、RAM103内のデータマップが1024
×1024画素からなり、表示用CRT104内のデー
タマップが600×500画素からなる場合であって、
使用者によりRAM103内のデータマップの4点の座
標、点A(50,50)、点B(50,100)、点C
(100,100)、点D(100,50)が設定さ
れ、更に表示用CRT内のデータマップの4点の座標、
点E(50,50)、点F(50,499)、点G(4
49,449)、点H(449,50)が設定された場
合の様子を示す。ここでは、画像処理部200による画
像処理について実際に演算を実行する。
【0040】まず、使用者により第1設定キー153が
押下され、操作パネル150を介して上記点A,点B,
点C及び点Dの各点の座標が入力設定される。また、使
用者により第2設定キー154が押下され、操作パネル
150を介して上記点E,点F,点G及び点Hの各点の
座標が入力設定される。使用者によりスタートキー15
5が押下されると、点A及び点B、点E及び点Fの各座
標値は、スタートポイントアドレス計算回路202に入
力され、前記した「数2」に示す演算処理が施され、S
ΔX/Y=0、SΔY/Y=0.1253が求められ
る。更に、スタートポイントアドレス計算回路202
は、上記変化量、SΔX/Y及びSΔY/Yの値を用い
て、CRTの水平方向の各走査線に対応したRAM10
3内のスタートポイントアドレスの座標を計算する。こ
の計算により求められる各走査線に対応するスタートポ
イントアドレスの座標値は、以下のようになる。 第1走査線のスタートポイントアドレス(x1,y1)=(50,50) 第2走査線のスタートポイントアドレス(x1+SΔX/Y,y1+SΔY/Y) =(50+0,50+0.1253) =(50,50.1253) 第3走査線のスタートポイントアドレス(x1+2SΔX/Y,y1+2SΔY/Y) =(50+0,50+0.2506) =(50,50.2506) : 第400走査線のスタートポイントアドレス(x1+399SΔX/Y,y1+399SΔY/Y) =(50+0,50+50) =(50,100) 以上の各走査線のスタートポイントアドレスの座標値を
メモリ203に記憶する。
【0041】一方、上記点C及び点D、点G及び点Hの
各座標値は、エンドポイントアドレス計算回路204に
入力され、前記した「数3」に示した演算処理が施さ
れ、EΔX/Y=0、EΔY/Y=0.1253が求め
られる。エンドポイントアドレス計算回路204では、
更に変化量EΔX/Y、EΔY/Yの値に基づいて、C
RTの水平方向の各走査線に対応したRAM103内の
エンドポイントアドレスの座標を算出する。この計算に
より求められる各走査線毎に対応するエンドポイントア
ドレスの座標値は、以下のようになる。 第1走査線のエンドポイントアドレス(x1,y1)=(100,50) 第2走査線のエンドポイントアドレス(x1+EΔX/Y,y1+EΔY/Y) =(100+0,50+0.1253) =(100,50.1253) 第3走査線のエンドポイントアドレス(x1+2EΔX/Y,y1+2EΔY/Y) =(100+0,50+0.2506) =(100,50.2506) : 第400走査線のエンドポイントアドレス(x1+399EΔX/Y,y1+399EΔY/Y) =(100+0,50+50) =(100,100) 以上の各走査線のエンドポイントアドレスの座標値をメ
モリ205に記憶する。
【0042】次に、前記した「数2」及び「数3」によ
り算出されたスタートポイントアドレス及びエンドポイ
ントアドレスの各走査線毎に対応する座標値を変量計算
回路205に入力する。ここで、前記した「数4」によ
り水平方向の各ドットのアドレスを計算するための変量
計算を行なう。 第1走査線の変量計算。XEND−YSTART/(水平方向の表示画素数−1) =(100-50)/(400-1)=0.1253(ΔX/X) YEND−YSTART/(水平方向の表示画素数−1) =(50.1253ー50.1253)/(400-1)=0(ΔY/X) 第2走査線の変量計算。ΔX/X=(10-50)/(400-1)=0.1253 ΔY/X=(50.2506-50.2506)/(400-1)=0 : : 第400走査線の変量計算。ΔX/X=(100-50)/(400-1)=0.1253 ΔY/X=(100-100)/(400-1)=0 これより求められる変量、ΔX/X及びΔY/Xの値を
変量メモリ207に格納する。
【0043】以上の各処理を実行することにより各メモ
リ203,205及び207に格納される結果を以下の
「表2」に示す。
【表2】
【0044】各メモリ203,205及び207に格納
された情報を基に、アドレス計算回路208は、第2画
像の各画素に対応する第1画像の画素の各座標値を、C
PU101に出力する。座標値の入力されたCPU10
1は、RAM103から該座標の画素データを読み出
し、これを第2画像の各画素の画素データとして表示用
CRT104に出力し、表示させる。
【0045】アドレス計算回路208は、RAM103
内の座標値を1ドット表示時間毎(単位サイクル)に計
算する。また、RAM103内には、1ドット毎のデー
タが格納されているのでアドレス計算上発生する小数点
以下の値は切り捨てることとする。
【0046】図12に、アドレス計算回路208から出
力される第1画像の座標値に基づいて、CPU101が
CRT104上に作成する画像データを示す。ここで、
CRT104上のアドレス(50,50)〜(58,5
8)の領域の画素データは、RAM103内のアドレス
(50,50)に格納されている画素データである。C
RT104上のアドレス(59,50)〜(66,5
8)の領域の画素データは、RAM103内のアドレス
(51,50)に格納されている画素データである。C
RT104上のアドレス(50,59)〜(58,6
6)の領域の画素データは、RAM103内のアドレス
(50,51)に格納されている画素データである。C
RT104上のアドレス(59,59)〜(66,6
6)の領域の画素データは、RAM103内のアドレス
(51,51)に格納されている画素データである。
【0047】以上、使用者により指定された4点で区切
られる第1画像を、本発明にかかる画像処理装置200
により、表示用CRT104上の第2画像に拡大して表
示する場合の画像処理演算の一例を示したが、使用者に
より指定される画像領域を、縮小もしくは回転して表示
する場合も同様の処理で実行することが可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明による画像処理装置を用いると、
アフィン変換等の複雑な演算を実行することなく、第1
指定手段により指定される4点で形成される四角形を、
第2指定手段により指定される4点で形成される長方形
に変形することがかのうになり、で、上記四角形を疑似
的に回転、拡大、縮小等の変形処理を施すことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像処理装置の全体構成図である。
【図2】 操作パネル150の上部平面図である。
【図3】 RAM103内のデータマップを示す図であ
る。
【図4】 表示用CRT104内のデータマップを示す
図である。
【図5】 (a)は、本実施例で用いる第1画像であ
り、(b)は、第2画像である。
【図6】 画像処理のシステム構成ブロック図である。
【図7】 表示用CRTの各ドットに対応するRAM1
03上の座標を示す図である。
【図8】 (a)は、第1画像が平行四辺形である場合
を示す図であり、(b)は、これを画像処理部200で
処理した場合の第2画像である。
【図9】 (a)は、第1画像が水平軸に対して所定の
角度だけ回転した長方形である場合を示す図であり、
(b)は、これを画像処理部200で処理した場合の第
2画像である。
【図10】 (a)は、第1画像が長方形である場合を
示す図であり、(b)は、これを画像処理部200で処
理した場合の第2画像である。
【図11】 RAM103内のデータマップに設定され
る第1画像を、拡大して表示用CRT104に設定され
る第2画像とする場合の画像処理の一例を示す図であ
る。
【図12】 表示用CRT104に表示される第2画像
の各アドレスに格納されるRAM103の画素データを
示す図である。
【符号の説明】
101…CPU 102…ROM 103…RAM 104…表示用CRT 150…操作パネル 151…テンキー 152…表示パネル 153…第1設定キー 154…第2設定キー 155…スタートキー 200…画像処理部 201…スタートポイントアドレス計算回路 202…スタートポイントアドレス用メモリ 203…エンドポイントアドレス計算回路 204…エンドポイントアドレス用メモリ 205…変量計算回路 206…変量用メモリ 207…ドットアドレス計算回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを格納する記憶手段と、 記憶手段に格納されている画像データの4点の座標を指
    定する第1指定手段と、 表示用CRT上に長方形を形成する4点の座標を指定す
    る第2指定手段と、 第1指定手段により指定された4点が形成する四角形
    と、第2指定手段により指定された4点が形成する長方
    形に基づいて、対応する頂点を定め、上記四角形を上記
    長方形に変形し、これを出力する出力手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した画像処理装置におい
    て、上記出力手段は、 上記長方形の長辺及び短辺の画素数を求め、これに基づ
    いて、上記四角形の対応する辺を分割する点を求め、対
    辺同士の上記分割する点を結ぶことで形成される各線分
    が、交差して生じる各格子点、及び上記分割する点の画
    素のデータを上記記憶手段から抽出し、これを出力する
    ことを特徴とする画像処理装置。
JP4206549A 1992-08-03 1992-08-03 画像処理装置 Pending JPH0652300A (ja)

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