JPH0652078B2 - ロ−タリコンプレツサの消音装置 - Google Patents

ロ−タリコンプレツサの消音装置

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JPH0652078B2
JPH0652078B2 JP60049404A JP4940485A JPH0652078B2 JP H0652078 B2 JPH0652078 B2 JP H0652078B2 JP 60049404 A JP60049404 A JP 60049404A JP 4940485 A JP4940485 A JP 4940485A JP H0652078 B2 JPH0652078 B2 JP H0652078B2
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JP
Japan
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chamber
muffler
discharge
discharge chamber
resonance frequency
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JP60049404A
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雅彦 佐々木
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野〕 本発明はロータリコンプレッサの消音装置に係り、特に
回転軸を軸支する副軸受側に形成される吐出室とこれに
連通する主軸受側に形成されるマフラ室とを通過する圧
縮冷媒の各第1次共鳴周波数を、少なくとも相互に整数
倍にならないように異ならせることのできるロータリコ
ンプレッサの消音装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 一般に、空気調和機等に採用されているロータリコンプ
レッサでは圧縮部より吐出される圧縮冷媒を消音するた
めの消音装置が設けられている。
従来、この種の消音装置としては、第4図に示すように
回転軸を軸支する副軸受側に、けられるバルブカバー1
が知られている。このバルブカバー1は副軸受にこれを
覆うように設けられ、圧縮部より吐出される圧縮冷媒の
環状の吐出室2を形成している。この環状に形成される
吐出室2内では圧縮部の吐出ポート3から吐出される圧
縮冷媒の脈動を緩衝させてこれをバルブカバー吐出口4
より系外に吐出させるようになっている。
また、この吐出室2を形成するバルブカバー1を有する
とともに、第5図に示すように回転軸を軸支する主軸受
側にマフラ室5を有する消音装置が知られている。この
マフラ室5は主軸受にこれに沿って囲繞するように環状
のアッパカバー6により区画され、上記吐出室2に連通
孔7を介して接続されている。このように形成されたマ
フラ室5は吐出室2より吐出される圧縮冷媒を更に消音
させてアッパカバー吐出口8より系外に吐出させるよう
になっている。
ところが、前者のように、バルブカバー1によって区画
される吐出室2を設けただけでは圧縮冷媒の充分な消音
効果を得ることができず、また、後者のように更にアッ
パカバー6を設けても共鳴周波数を低減させることが困
難である問題があった。
すなわち、後者にあっては吐出室2及びマフラ室5の周
長さが同一に形成されているため、これらを通過する圧
縮冷媒の各1次共鳴周波数が一致し、吐出室2で形成さ
れる1次共鳴周波数の騒音をマフラ室5で低減できない
という問題があった。
[発明の目的] 本発明は従来のロータリコンプレッサの消音装置におけ
る問題点を有効に解決すべく創案されたものである。
本発明の目的は吐出室に吐出される圧縮冷媒の1次共鳴
周波数の騒音を、吐出室に連通するマフラ室で低減させ
ることを可能にし、圧縮冷媒の低騒音化を達成できるロ
ータリコンプレッサの消音装置を提供することにある。
[発明の概要] 上記目的を達成するために、本発明は圧縮部の一側部を
区画する副軸受側に吐出室を形成し、圧縮部の他側部を
区画する主軸受側にマフラ室を形成し、吐出室に吐出さ
れた冷媒をマフラ室から吐出させるべくこれら吐出室と
マフラ室とを連通孔を介して連通すると共に、これら吐
出室の1次共鳴周波数とマフラ室の1次共鳴周波数とを
整数倍にならないように異ならせて設定し、1段目の吐
出室の1次共鳴周波数の騒音を、2段目のマフラ室で低
減するようにしたものである。
[発明の実施例] 以下本発明の一実施例を添付図面に従って詳述する。
ロータリコンプレッサは例えば第3図に示す如き構成が
採用される。
図示するように、密閉ケース9が設けられ、この密閉ケ
ース9内には電動要素A及び圧縮要素Bが収容されてい
る。
圧縮要素Bはその圧縮部Cが主にシリンダ10と、この
シリンダー10の一側部を区画するとともに回転軸11
を軸支する副軸受12と、シリンダ10の他側部を区画
するとともに回転軸11を軸支する主軸受13とにより
構成されている。
圧縮部Cの一側部を区画する副軸受12はこれより圧縮
部Cで圧縮された冷媒を圧縮部C外に吐出させるための
吐出機構Dを有している。この吐出機構Dは副軸受12
を貫通する吐出ポート3と、この吐出ポート3を開閉す
るための吐出弁14と、吐出弁押え15とから主に構成
されている。
また、副軸受12にはこれに沿ってその吐出機構Dを覆
うようにバルブカバー1が設けられている。このバルブ
カバー1は第3図及び従来例の第4図に示すように副軸
受12をその周方向に沿って囲繞するように環状に形成
されている。すなわち、本実施例ではバルブカバー1が
設けられることにより、その内部に環状の吐出室2が形
成されるように構成されている。
一方、このように形成された吐出室2から吐出される圧
縮冷媒を密閉ケース9内に吐出させるためのマフラ室5
aが設けられる。このマフラ室5aはシリンダ10,主
軸受13及び副軸受12をそれぞれ貫通する連通孔7を
介して上記吐出室2に連通し、圧縮部Cの他側部を区画
する主軸受13側に形成される。
特に、主軸受13側に形成されるマフラ室5aは第1図
及び第3図に示すように主軸受13をその周方向に沿っ
て環状に覆うアッパカバー6aによって区画され、これ
によって形成される環状の空洞部の3分の1の容積を占
めるように形成されている。すなわち、環状の空洞部を
形成する吐出室2の3分の1の周長さを有するようにマ
フラ室5aが設定されている。
このように形成されたマフラ室5aはその周長さを吐出
室2の3分の1の容積に設定されることにより、圧縮部
Cから吐出される圧縮冷媒の吐出室2における1次共鳴
周波数と、マフラ室5aにおける1次共鳴周波数とをこ
れらが少なくとも整数倍の関係にならないように異なら
せるように構成されている。本実施例ではマフラ室5a
における1次共鳴周波数を、吐出室2における1次共鳴
周波数の約 1.5倍になるようにマフラ室5aが設定され
ている。
尚、このマフラ室5aを区画するアッパカバー6aには
これを貫通して吐出室2と密閉ケース9内とを連通する
アッパカバー吐出口8が設けられている。
次に以上の構成からなる本発明の作用について述べる。
第3図及び第4図に示すように、吐出機構Dより環状の
吐出室2に吐出された圧縮冷媒は吐出ポート3の下流で
最大圧力となり、これにより1次の定在波を形成する。
この1次定在波はバルブカバー1内をこれに沿って周回
し、第4図に示す如き圧力分布を形成する。
このときの吐出室2内の1次共鳴周波数は次式により表
わされる。
式中、fvは吐出室2の1次共鳴周波数[Hz]、Cは圧
縮冷媒の音速[cm/s]、λvは吐出室2の周長さ[c
m]、lはバルブカバー1の周長さ[cm]である。
一方、吐出室2からの圧縮冷媒は連通孔7を介してマフ
ラ室5aを形成するアッパカバー6a内に吐出されるこ
とになる。
アッパカバー6a内に吐出された圧縮冷媒は1次の定在
波として第1図に示す如き圧力分布を形成し、このとき
の1次共鳴周波数は次式により求められる。
式中、fuはマフラ室5aの1次共鳴周波数[Hz]、C
は圧縮冷媒の音速[cm/s]、λuはマフラ室5aの周
長さ[cm]である。ここで、λuはアッパカバー6aの
周長さlに対してλu=l/3であるから、マフラ室5
aの1次共鳴周波数は次式で表わされる。
したがって、マフラ室5a内の1次共鳴周波数fuはバ
ルブカバー1の1次共鳴周波数fvに対してfu= 1.5
fvとなる。
このように本発明はマフラ室5aの周長さを変えて、マ
フラ室5aの1次共鳴周波数を波出室2の1次共鳴周波
数の約の 1.5倍とすることにより、吐出室2の1次共鳴
周波数の騒音をマフラ室5aで低減させることができ
る。したがって、ロータリコンプレッサの流体騒音特性
の平滑化及び低減化が図れる。
[変形実施例] この実施例においてはバルブカバー1aは第2図に示す
如き構成が採用され、アッパカバー6は従来例の第5図
に示す如き構成が採用される。
特に、第2図に示すようにバルブカバー1aはこれによ
って形成される吐出室2aの周長さを、バルブカバー1
aによって形成される環状の空洞部の4分の3になるよ
うに構成されている。すなわち、マフラ室5の4分の3
を占める容積になるように吐出室2aが設定されてい
る。
このように構成することにより、吐出室2aの1次共鳴
周波数は次式のようになる。
一方、マフラ室5の1次共鳴周波数は次式のように表わ
される。
したがって、fv=2/3・fuとなり、上記実施例と同様
に吐出室2aの1次共鳴周波数の騒音をマフラ室5で低
減することができる。
尚、本発明は上記実施例及び変形実施例に限定されるも
のではなく、吐出室2,2a及びマフラ室5,5aの各
1次共鳴周波数をこれらが相互に整数倍の関係にならな
い限り、騒音低減が必要な周波数に変更することが可能
である。
また、吐出室4から吐出された冷媒の一部を吐出経路の
途中に分岐するように接続された共鳴形マフラに流す共
鳴形消音装置では、その共鳴周波数は吐出経路の断面積
により決定される特定の周波数において消音効果が得ら
れるに過ぎず、他の周波数では全く消音効果は得られな
いのに対し、本発明においては1段目の吐出室2,2a
の1次共鳴周波数を2段目のマフラ室5,5aで低減さ
せるので、圧縮機の低速運転から高速運転に亘る広範囲
で消音効果が得られる。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば次の如き優れた効果を発揮
する。
(1) 副軸受側に形成される吐出室の1次共鳴周波数
と、主軸受側に形成されるマフラ室の1次共鳴周波数と
を、これらが整数倍にならないように異ならせて設定し
たので、吐出室の1次共鳴周波数の騒音を、マフラ室で
低減させることができ、ロータリコンプレッサの流体騒
音特性の平滑化及び低減化を達成できる。
(2) 1段目の吐出室の1次共鳴周波数を2段目マフラ
室で低減させるもので、圧縮機の低速運転から高速運転
に亘る広範囲で消音効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のアッパカバーによって区画
されるマフラ室を示す概略平断面図、第2図はバルブカ
バーによって区画される吐出室の変形例を示す概略平断
面図、第3図はロータリコンプレッサを示す側断面図、
第4図はバルブカバーによって区画される吐出室を示す
概略平断面図、第5図はアッパカバーによって区画され
るマフラ室を示す概略平断面図である。 図中、2,2aは吐出室、5,5aはマフラ室、12は
副軸受、13は主軸受、Cは圧縮部である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮部の一側部を区画する副軸受側に吐出
    室を形成し、圧縮部の他側部を区画する主軸受側にマフ
    ラ室を形成し、吐出室に吐出された冷媒をマフラ室から
    吐出させるべくこれら吐出室とマフラ室とを連通孔を介
    して連通すると共に、これら吐出室の1次共鳴周波数と
    マフラ室の1次共鳴周波数とを整数倍にならないように
    異ならせて設定したことを特徴とするロータリコンプレ
    ッサの消音装置。
  2. 【請求項2】上記吐出室とマフラ室とがそれぞれ環状に
    形成されると共にそれぞれ周の長さを異ならせた上記特
    許請求の範囲第1項記載のロータリコンプレッサの消音
    装置。
  3. 【請求項3】上記吐出室が上記副軸受の周方向に囲繞す
    るようにこれを覆う環状のバルブカバーによって区画さ
    れ、該バルブカバー内にその4分の3を占めるように形
    成された上記特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    ロータリコンプレッサの消音装置。
  4. 【請求項4】上記マフラ室が上記主軸受の周方向に囲繞
    するようにこれを覆うアッパカバーによって区画され、
    該アッパカバー内にその3分の1を占めるように形成さ
    れた上記特許請求の範囲第1項または第2項記載のロー
    タリコンプレッサの消音装置。
JP60049404A 1985-03-14 1985-03-14 ロ−タリコンプレツサの消音装置 Expired - Lifetime JPH0652078B2 (ja)

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