JPH0849682A - スクリュー流体機械 - Google Patents

スクリュー流体機械

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JPH0849682A
JPH0849682A JP18322294A JP18322294A JPH0849682A JP H0849682 A JPH0849682 A JP H0849682A JP 18322294 A JP18322294 A JP 18322294A JP 18322294 A JP18322294 A JP 18322294A JP H0849682 A JPH0849682 A JP H0849682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
casing
screw fluid
flow passage
fluid machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP18322294A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Takeuchi
崇雄 竹内
Yoshiyuki Maruta
芳幸 丸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出ケーシング内で生じる共鳴による騒音を
低減すると共に、吐出チャンバ空間に吐出される気体の
圧力脈動を減衰して騒音を低減する。 【構成】 吐出チャンバ(12)内に突出する吐出ケー
シング(20)の吐出流路に、少くとも2つの曲がり部
(a)、(b)を形成し、吐出流路に消音手段(ピース
22)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリュー流体機械に
関し、特に油冷式スクリュー圧縮機の消音構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】先ず、従来の油冷式スクリュー圧縮機の
一例を図8及び図9について説明する。
【0003】吸込口2を備えた主ケーシング1内には、
互いに噛み合うロータ3a、3bが回転自在に設けら
れ、図示しない手段で回転されるようになっている。
【0004】その主ケーシング1に一側がフランジ結合
され、他側に吐出口11が形成された吐出チャンバケー
シング10が設けられ、吐出チャンバ12には、デミス
タ13が収められている。
【0005】他方、両ロータ3a、3bの吐出ポート4
を開閉するスライド弁5が設けられている。また、吐出
チャンバ12内には、主ケーシング1にフランジ結合さ
れた吐出ケーシング8が突設され、その吐出ケーシング
8には、シリンダ6が一体に形成されている。このシリ
ンダ6のピストン7は、スライド弁5に連絡され、吐出
ケーシング8には、側方に開口する吐出口9が形成され
ている。
【0006】このように構成され、ロータ3a、3bで
圧縮された気体は矢印×で示すように、ロータ軸に直角
方向に曲げられ、吐出口9から直接に吐出チャンバ12
の空間に吐出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】スクリュー圧縮機にお
いては、ロータ3a、3bで圧縮された気体が吐出ポー
ト4に開いた瞬間に、ロータ3a、3b内の空間と吐出
ポート4の空間の両空間の圧力差から圧力変動が発生す
る。この圧力変動は、圧力変動の波にのって吐出ポート
4から吐出ケーシング8に伝幡し、圧力脈動として吐出
チャンバ12に吐出され、騒音が発生する。
【0008】従来の吐出ケーシング8では、吐出口9で
音響インピーダンスの差異により、吐出口9(境界面)
で音波が反射し吐出ポート4から吐出口9までの空間で
音の共鳴を生じて騒音レベルが増大する場合があった。
【0009】本発明は、吐出ケーシング内で生じる共鳴
による騒音を低減すると共に、吐出チャンバ空間に吐出
される気体の圧力脈動を減衰させて騒音を低減するスク
リュー流体機械を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、主ケー
シング内に互いに噛合う一対のロータを有し、主ケーシ
ングに設けた吐出チャンバケーシング内の吐出チャンバ
の内側にスライド弁とそのスライド弁に連結されたピス
トンを設けたスクリュー流体機械において、前記吐出チ
ャンバの内部に突出する吐出ケーシングの吐出流路に、
少くとも2つの曲がり部を形成している。
【0011】さらに本発明では、前記曲り部が吐出ケー
シングの内壁で構成されている。
【0012】さらに本発明では、前記内壁によって形成
される吐出ポートから吐出チャンバケーシングの吐出口
に至る吐出流路に消音手段を設けている。
【0013】さらに本発明では、消音手段が、断面積が
流れ方向に指数関数的に変化する流路で構成されてい
る。
【0014】さらに本発明では、消音手段が、断面積が
流れ方向に指数関数的に変化する流路及び該流路に直交
するサイドブランチで構成されている。
【0015】
【作用】上記のように構成されたスクリュー流体機械に
おいては、吐出流路の少くとも2つの曲がり部により、
高周波音が効果的に消音される。
【0016】また、吐出流路の水平部は、無反射端管と
なり共鳴を防止する。
【0017】また、吐出流路の急激な断面積の変化がな
く、共鳴の発生が防止される。
【0018】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0019】なお、これらの図面において、図8及び図
9に対応する部分については、同じ符号を付して重複説
明を省略する。
【0020】図1及び図2において、吐出ケーシング2
0の一部には、シリンダ6が一体に形成されている。そ
の吐出ケーシング20の内壁21により画成された吐出
ポート4から吐出口22に至る吐出流路は、垂直流路部
23a、その垂直流路部23aに直交する水平流路部2
3b及びこの水平流路部23bに直交する垂直流路部2
3cの3部より構成され、したがって、吐出流路には、
2つの曲がり部a、bが形成されている。また、水平流
路部23bには、下流側から上流側に向けて指数関数的
に縮径する消音手段であるピース24が吐出ケーシング
20から突設されている。なお、水平流路部23bの出
口部の断面積は、吐出口22の断面積と等しく形成され
ている。したがって、水平流路部23bの断面積は、流
れ方向に指数関数的に縮小されている。
【0021】次に、作用について説明する。
【0022】吐出ケーシング20の吐出流路には、2つ
の曲がり部a、bが形成されている。したがって、各曲
がり部a、bにより高周波音が効果的に消音される。
【0023】また、水平流路部23bは、無反射端管と
なり、吐出口ポート4から吐出口22間における音の共
鳴が防止され、比較的高周波の音が緩和される。
【0024】また、水平流路部23bの断面積は、流れ
方向に遂次縮小されているので、断面積急変による音響
インピーダンス急変に起因する共鳴の発生が抑えられ
る。
【0025】図3は本発明の別の実施例を示し、吐出ケ
ーシング20Aの水平流路部23bの出口部に、水平流
路部23bに直交するサイドブランチ25を形成し、他
を図2と同様に構成した例である。このサイドブランチ
25の長さLは、音の波長λの1/4にとられている。
これは、圧力脈動の周波数は、ロータ3aの歯数Zと回
転数Nの積ZNが基本周波数で、その整数倍の周波数の
騒音が発生するので、この特定の周波数の音を消音すれ
ば、騒音オーバオールレベルを低下できるからである。
【0026】図4は本発明の別の実施例を示し、吐出ケ
ーシング20Bの内壁21aを流れ方向に下方に湾曲
し、水平流路部23Aの断面積を、流れ方向に拡大する
ように構成し、他を図3と同様に構成した例である。こ
の実施例でも、図3と同様の作用効果を奏する。
【0027】図5は本発明の別の実施例を示し、吐出ケ
ーシング20Cの内壁21bを流れ方向に上方に湾曲
し、水平流路部23Bの断面積を、流れ方向に縮小する
ように構成し、他を図2と同様に構成した例である。こ
の実施例でも、図2と同様の作用効果を奏する。
【0028】図6は本発明の別の実施例を示し、吐出ケ
ーシング20Dの内壁21cで画成された水平流路部2
3Cの断面を、流れ方向に一旦縮小したのち拡大し、吐
出口22aを軸方向に開口した例である。この実施例で
も、図2と同様の作用効果がある。
【0029】図7は本発明の別の実施例を示し、吐出ケ
ーシング20Eの水平流路部23Dに、オリフィス状の
ピース26を取付け、他を図2と同様に構成した例であ
る。この実施例では、既存の流路の断面積を変更するこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、吐出ケーシング内で生じる共鳴による騒音
を低減すると共に、吐出チャンバ空間に吐出される気体
の圧力脈動を減衰して騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す側断面図。
【図2】図1の吐出ケーシングの水平断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す図2に相当する図
面。
【図4】本発明の第3実施例を示す図2に相当する図
面。
【図5】本発明の第4実施例を示す図2に相当する図
面。
【図6】本発明の第5実施例を示す図2に相当する図
面。
【図7】本発明の第6実施例を示す図2に相当する図
面。
【図8】従来の油冷式スクリュー圧縮機の一例を示す側
断面図。
【図9】図8の吐出ケーシングの水平断面図。
【符号の説明】
a、b・・・曲がり部 1・・・主ケーシング 2・・・吸込口 3a、3b・・・ロータ 4・・・吐出ポート 5・・・スライド弁 6・・・シリンダ 7・・・ピストン 8・・・吐出ケーシング 9・・・吐出口 10・・・吐出チャンバケーシング 11・・・吐出口 12・・・吐出チャンバ 13・・・デミスタ 20、20A〜20E・・・吐出ケーシング 21、21a〜21d・・・内壁 22、22a・・・吐出口 23a、23c・・・垂直流路部 23b、23A〜23D・・・水平流路部 24・・・ピース 25・・・サイドブランチ 26・・・ピース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ケーシング内に互いに噛合う一対のロ
    ータを有し、主ケーシングに設けた吐出チャンバケーシ
    ング内の吐出チャンバの内側にスライド弁とそのスライ
    ド弁に連結されたピストンを設けたスクリュー流体機械
    において、前記吐出チャンバの内部に突出する吐出ケー
    シングの吐出流路に、少くとも2つの曲がり部を形成し
    たことを特徴とするスクリュー流体機械。
  2. 【請求項2】 前記曲り部が吐出ケーシングの内壁で構
    成された請求項1記載のスクリュー流体機械。
  3. 【請求項3】 前記内壁によって形成される吐出ポート
    から吐出チャンバケーシングの吐出口に至る吐出流路に
    消音手段を設けた請求項2記載のスクリュー流体機械。
  4. 【請求項4】 消音手段が、断面積が流れ方向に指数関
    数的に変化する流路で構成されている請求項3記載のス
    クリュー流体機械。
  5. 【請求項5】 消音手段が、断面積が流れ方向に指数関
    数的に変化する流路及び該流路に直交するサイドブラン
    チで構成されている請求項2記載のスクリュー流体機
    械。
JP18322294A 1994-08-04 1994-08-04 スクリュー流体機械 Pending JPH0849682A (ja)

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