JPH065194Y2 - ノック式シャープペンシル - Google Patents
ノック式シャープペンシルInfo
- Publication number
- JPH065194Y2 JPH065194Y2 JP1987023235U JP2323587U JPH065194Y2 JP H065194 Y2 JPH065194 Y2 JP H065194Y2 JP 1987023235 U JP1987023235 U JP 1987023235U JP 2323587 U JP2323587 U JP 2323587U JP H065194 Y2 JPH065194 Y2 JP H065194Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck
- core
- ball
- gripping portion
- lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、消耗して短小となった芯でも最後まで筆記可
能として無駄なくすることができるシャープペンシルに
関する。
能として無駄なくすることができるシャープペンシルに
関する。
(従来の技術) 従来、実公昭58−45100号公報、特開昭60−2
7600号公報に見られるように、芯繰り出し用の第1
チャックの前方の口金先端部に第2のチャックを配し
て、第1のチャックで把持できない程度に消耗して短小
となった芯でも第2のチャックで把持して筆記を可能と
することにより芯の無駄をなくすように構成されたシャ
ープペンシルが公知である。
7600号公報に見られるように、芯繰り出し用の第1
チャックの前方の口金先端部に第2のチャックを配し
て、第1のチャックで把持できない程度に消耗して短小
となった芯でも第2のチャックで把持して筆記を可能と
することにより芯の無駄をなくすように構成されたシャ
ープペンシルが公知である。
ところで、この口金先端部に配される第2のチャックは
筆圧に耐え得る芯把持力を備えなければならないのは当
然だが、第1のチャックが芯を繰り出す場合はスムーズ
に芯を通過させる必要がある。即ち、芯が後方へ向かう
ときは大きな芯把持力を発揮し、逆に芯が前方へ向かう
ときは芯の把持力が後方に向うときに比べ相当小さいと
いう機能が要求される。
筆圧に耐え得る芯把持力を備えなければならないのは当
然だが、第1のチャックが芯を繰り出す場合はスムーズ
に芯を通過させる必要がある。即ち、芯が後方へ向かう
ときは大きな芯把持力を発揮し、逆に芯が前方へ向かう
ときは芯の把持力が後方に向うときに比べ相当小さいと
いう機能が要求される。
しかしながら、上記公知例のシャープペンシルで使用さ
れている第2のチャックは、その外面が口金の内面と直
に接触して摺動するタイプであり、このようなチャック
が上記の機能を具えるには、チャック片のバネ定数を非
常に小さくし且つチャック外面と口金内面との摩擦が非
常に小さくなるように加工する必要があって、この加工
の困難性のために安定した品質のものを得るのが困難
で、又、コストが上昇する等の問題がある。
れている第2のチャックは、その外面が口金の内面と直
に接触して摺動するタイプであり、このようなチャック
が上記の機能を具えるには、チャック片のバネ定数を非
常に小さくし且つチャック外面と口金内面との摩擦が非
常に小さくなるように加工する必要があって、この加工
の困難性のために安定した品質のものを得るのが困難
で、又、コストが上昇する等の問題がある。
なお、チャックには実公大14−31480号公報に見
られるようにボールを使用したタイプもあるが、これを
前記公知例のチャックの代わりに第2のチャックとして
口金先端部に配設すると、ボールが直に芯を挟む構造で
ボールと芯の接触面積が小さく芯の把持力が不十分なの
で、筆圧を受けた場合に芯が滑って後退する又は芯を潰
してしまう虞があり、上記の機能を具えることができな
い。
られるようにボールを使用したタイプもあるが、これを
前記公知例のチャックの代わりに第2のチャックとして
口金先端部に配設すると、ボールが直に芯を挟む構造で
ボールと芯の接触面積が小さく芯の把持力が不十分なの
で、筆圧を受けた場合に芯が滑って後退する又は芯を潰
してしまう虞があり、上記の機能を具えることができな
い。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、芯繰り出し用のチャックで把持できない程度
に消耗して短小となった芯でも筆圧に耐得る状態に把持
して筆記を可能とし、よって筆記できずに排除される残
芯の長さをできる限り短かくして芯の無駄を減らすこと
ができ、しかも上記公知例のように加工が困難であると
いう問題がなく、低コストで安定した品質を有するノッ
ク式シャープペンシルの提供を目的とする。
に消耗して短小となった芯でも筆圧に耐得る状態に把持
して筆記を可能とし、よって筆記できずに排除される残
芯の長さをできる限り短かくして芯の無駄を減らすこと
ができ、しかも上記公知例のように加工が困難であると
いう問題がなく、低コストで安定した品質を有するノッ
ク式シャープペンシルの提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案のノック式シャープ
ペンシルは、芯繰り出し用のチャック1の前方の口金2
の先端口内面部に後方へ向って内径を縮小するテーパ面
3を設け、前端芯把持部6の外面に凹部4を設けてボー
ル5を嵌入すると共に芯把持部6の後方に芯把持部6の
内径を拡大させる作用を有するバネ片部7を設け更に芯
把持部6の前端縁からバネ片部7の後端近傍まで側面壁
に軸方向のスリ割り9を設けた構造のボールチャック1
1をチャックバネ10で後方へ付勢してボール5が前記
口金2のテーパ面3に接触する状態に装着したことを特
徴とするものである。
ペンシルは、芯繰り出し用のチャック1の前方の口金2
の先端口内面部に後方へ向って内径を縮小するテーパ面
3を設け、前端芯把持部6の外面に凹部4を設けてボー
ル5を嵌入すると共に芯把持部6の後方に芯把持部6の
内径を拡大させる作用を有するバネ片部7を設け更に芯
把持部6の前端縁からバネ片部7の後端近傍まで側面壁
に軸方向のスリ割り9を設けた構造のボールチャック1
1をチャックバネ10で後方へ付勢してボール5が前記
口金2のテーパ面3に接触する状態に装着したことを特
徴とするものである。
(作用) 口金2の先端部に装着したボールチャック11は、筆圧
を受けた場合にボール5が口金2の内面に設けたテーパ
面3を転動して後退することにより求心して芯把持部6
を締め付けるので、芯把持部6に把持された芯を確実に
固定して筆記を可能とする。従って芯が消耗により芯繰
り出し用チャック1で把持できない程度に短小となって
も、ボールチャック11で把持できる限り筆記可能であ
る。また、芯が芯繰り出し用チャック1により前方へ移
動させられるときは、芯把持部6はチャックバネ10の
みで締め付けられているので、この状態での芯の把持力
を小さく設定しておくことで芯のスムーズな繰り出しが
可能となる。公知のレッドホルダータイプのチャックに
比べ、ボールチャックは芯を締め付けるために後退する
抵抗が非常に小さいため上記バネ力を小さく設定できる
ものである。
を受けた場合にボール5が口金2の内面に設けたテーパ
面3を転動して後退することにより求心して芯把持部6
を締め付けるので、芯把持部6に把持された芯を確実に
固定して筆記を可能とする。従って芯が消耗により芯繰
り出し用チャック1で把持できない程度に短小となって
も、ボールチャック11で把持できる限り筆記可能であ
る。また、芯が芯繰り出し用チャック1により前方へ移
動させられるときは、芯把持部6はチャックバネ10の
みで締め付けられているので、この状態での芯の把持力
を小さく設定しておくことで芯のスムーズな繰り出しが
可能となる。公知のレッドホルダータイプのチャックに
比べ、ボールチャックは芯を締め付けるために後退する
抵抗が非常に小さいため上記バネ力を小さく設定できる
ものである。
(実施例) 図示した実施例について説明する。軸の内部に芯繰り出
し用のチャック1を備え、その前方で軸の前端に螺着し
た口金2の先端口内面部に内径が後方へ向って次第に縮
小するテーパ面3を設けている。この口金2の先端部に
はボールチャック11を装着している。このボールチャ
ック11は、前端に芯把持部6を有してその外面に設け
た凹部4にボール5を嵌入し、芯把持部6の後方に芯把
持部6の内径を拡大させる作用を有するバネ片部7を設
け、芯把持部6の前端縁からバネ片部7の後端近傍まで
側面壁に軸方向のスリ割り9を設け、バネ片部7の後端
に鍔部8を設け、バネ片部7の外周部にチャックバネ1
0を取り付けた構造となっている。このボールチャック
11は、後端を鍔部8の前面に当接すると共に前端を口
金2の内面段部12に当接するチャックバネ10により
後方へ付勢され、ボール5が口金2のテーパ面3に接触
する状態に装着されている。
し用のチャック1を備え、その前方で軸の前端に螺着し
た口金2の先端口内面部に内径が後方へ向って次第に縮
小するテーパ面3を設けている。この口金2の先端部に
はボールチャック11を装着している。このボールチャ
ック11は、前端に芯把持部6を有してその外面に設け
た凹部4にボール5を嵌入し、芯把持部6の後方に芯把
持部6の内径を拡大させる作用を有するバネ片部7を設
け、芯把持部6の前端縁からバネ片部7の後端近傍まで
側面壁に軸方向のスリ割り9を設け、バネ片部7の後端
に鍔部8を設け、バネ片部7の外周部にチャックバネ1
0を取り付けた構造となっている。このボールチャック
11は、後端を鍔部8の前面に当接すると共に前端を口
金2の内面段部12に当接するチャックバネ10により
後方へ付勢され、ボール5が口金2のテーパ面3に接触
する状態に装着されている。
(考案の効果) 本考案は上記の通りであり、芯繰り出し用のチャック1
で把持できない程度に消耗して短小となった芯でも、ボ
ール5によって締め付けられる芯把持部6で把持される
ことにより滑ることなく確実に固定されるので、芯把持
部6で把持される限り筆記が可能であり、残芯が極めて
短小となるまで使用することができ芯の無駄をなくすこ
とができ、しかも前記公知例で口金先端部に装着された
チャックのように加工が困難ではないので、コストダウ
ンと品質の安定化がもたらされる効果がある。
で把持できない程度に消耗して短小となった芯でも、ボ
ール5によって締め付けられる芯把持部6で把持される
ことにより滑ることなく確実に固定されるので、芯把持
部6で把持される限り筆記が可能であり、残芯が極めて
短小となるまで使用することができ芯の無駄をなくすこ
とができ、しかも前記公知例で口金先端部に装着された
チャックのように加工が困難ではないので、コストダウ
ンと品質の安定化がもたらされる効果がある。
図は本考案実施例の要部断面図である。 1…芯繰り出し用のチャック、2…口金、3…テーパ
面、4…凹部、5…ボール、6…芯把持部、7…バネ片
部、8…鍔部、9…スリ割り、10…チャックバネ、1
1…ボールチャック。
面、4…凹部、5…ボール、6…芯把持部、7…バネ片
部、8…鍔部、9…スリ割り、10…チャックバネ、1
1…ボールチャック。
Claims (1)
- 【請求項1】芯繰り出し用のチャック1の前方の口金2
の先端口内面部に後方へ向って内径を縮小するテーパ面
3を設け、前端芯把持部6の外面に凹部4を設けてボー
ル5を嵌入すると共に芯把持部6の後方に芯把持部6の
内径を拡大させる作用を有するバネ片部7を設け更に芯
把持部6の前端縁からバネ片部7の後端近傍まで側面壁
に軸方向のスリ割り9を設けた構造のボールチャック1
1をチャックバネ10で後方へ付勢してボール5が前記
口金2のテーパ面3に接触する状態に装着したことを特
徴とするノック式シャープペンシル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987023235U JPH065194Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | ノック式シャープペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987023235U JPH065194Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | ノック式シャープペンシル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63130286U JPS63130286U (ja) | 1988-08-25 |
JPH065194Y2 true JPH065194Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30821352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987023235U Expired - Lifetime JPH065194Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | ノック式シャープペンシル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065194Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845100U (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-26 | 富士通株式会社 | 塗装剥ぎ工具 |
DE3326678C2 (de) * | 1983-07-23 | 1986-09-04 | Gottlieb Roll GmbH & Co, 6580 Idar-Oberstein | Befestigungsanordnung von Halteklips an hülsenförmigen metallischen Teilen von Schreibgeräten |
-
1987
- 1987-02-19 JP JP1987023235U patent/JPH065194Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63130286U (ja) | 1988-08-25 |
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