JPH065184U - 電熱ヒーター - Google Patents

電熱ヒーター

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JPH065184U
JPH065184U JP011470U JP1147092U JPH065184U JP H065184 U JPH065184 U JP H065184U JP 011470 U JP011470 U JP 011470U JP 1147092 U JP1147092 U JP 1147092U JP H065184 U JPH065184 U JP H065184U
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JP
Japan
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heating
electric heater
heating pipe
heater
pipe
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Pending
Application number
JP011470U
Other languages
English (en)
Inventor
多喜生 杉本
Original Assignee
サミー工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄形化を可能とした電熱ヒーターを提供する。 【構成】薄形偏平状加熱パイプ(4)内に、面状電熱発
熱体(5)がその厚さ方向を加熱パイプ(4)の厚さ方
向に合致された状態で収容されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電熱ヒーター、特に食品用フライヤー等のように油を加熱するのに 好適に用いられる電熱ヒーターに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、食品用フライヤーは一般に、油槽に臨んで加熱手段が配置されるとと もに、この加熱手段により油槽内の被加熱媒体であるてんぷら油を加熱する構成 となされている。そして、かかる加熱手段として、加熱パイプ内に加熱源として の電熱発熱体が収容された電熱ヒーターが用いられる場合がある。
【0003】 ところで、図9に矢印で示すように、加熱時における油槽(20)内のてんぷら 油の流れは、電熱ヒーター(21)の下部側から両側部に沿って上昇するパターン を示すため、電熱ヒーター(21)は油の上昇を妨げる側方突出部を可及的少なく した断面偏平状の薄形であることが望ましい。また、特にフライヤー等では落下 してきた揚げカスが電熱ヒーター(21)上に溜まるのを防ぐためにもやはり薄形 のものが好ましい。なお図9において(22)はすのこ状の仕切板である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、従来の電熱ヒーターは、加熱パイプ内にニクロム線等の発熱ワイヤ ーをコイル状等にして収容するとともに、酸化マグネシウム等の絶縁物をパイプ 内に充填封入したものであったため、薄形成形に限界があり、上記のような要請 に十分対応することができなかった。
【0005】 この考案は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、薄形化を可能 とした電熱ヒーターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は、加熱源として面状の電熱発熱体を用いることで、上記目的を達成 し得たものである。
【0007】 即ちこの考案は、図面の符号を参照して示すと、薄形偏平状加熱パイプ(4) 内に、面状電熱発熱体(5)がその厚さ方向を加熱パイプ(4)の厚さ方向に合 致された状態で収容されてなることを特徴とする電熱ヒーターを要旨とする。
【0008】
【作用】
電熱ヒーター(3)の厚さが極めて薄くなるから、例えば食品用フライヤーの ような油加熱用ヒーターに適用した場合において、ヒーターの厚さ方向を水平方 向にして配置することで加熱された油がヒーターのほぼ垂直な側面に沿ってスム ーズに上昇し、ひいては対流速度が速くなり効率良く加熱される。
【0009】
【実施例】
次に、この考案を食品用フライヤーに適用した実施例に基いて説明する。
【0010】 図3及び図4において、(1)はフライヤーであり、該フライヤーはその上部 に油槽(2)を備えるとともに、油槽(2)内の下部に臨んで平行状に配置され た複数個の電熱ヒーター(3)を備えている。
【0011】 各電熱ヒーター(3)は図1及び図2に示すように、幅(w)が大きく厚さ( t)が小さい断面長円形の偏平状加熱パイプ(4)と、該加熱パイプ(4)内に 収容された加熱源としての面状電熱発熱体(5)とからなる。
【0012】 前記加熱パイプ(4)は、面状電熱発熱体(5)による熱を受領して発熱し、 油槽(2)内のてんぷら油を加熱する役割を果たすもので、熱伝導性の良い金属 で形成されている。この加熱パイプは押出扁平パイプを用いても良く、あるいは 図6に示すように金属板を偏平パイプ形状に曲成したのちその両側縁突き合せ部 (4a)(4a)を溶接したものを用いても良い。なお、図6に示す(13)は溶接部 である。
【0013】 前記面状電熱発熱体(5)は、フィルムないし薄いシート状をなす電気式の発 熱体である。この実施例では、図5に示すように、可撓性を有する絶縁性のフィ ルム基板(5a)上に銅系、カーボン系、ニッケルクロム系等の発熱材(5b)が、 発熱材の種類に応じてエッチング、印刷等の適宜手段により所望のパターンに形 成されるとともに、発熱材(5b)を中間にして他の絶縁性フィルム(5c)が積層 貼合されてなるものを用いている。なお、絶縁性フィルムの材料としては、例え ばシリコン、マイカ等が用いられる。また、前記発熱材(5b)には通電コード( 6)が接続されており、通電によって発熱材(5b)が発熱し、ひいては面状電熱 発熱体(5)の全体が発熱するものとなされている。なお、面状電熱発熱体(5 )の構成は図示実施例のものに限定されることはなく、ニクロム線等の従来の発 熱用の細線を2枚の可撓性絶縁フィルムないしシートで挟むことにより構成した ものであっても良い。
【0014】 前記面状電熱発熱体(5)は長尺帯状に形成されるとともに、その厚さ方向を 加熱パイプ(4)の厚さ方向に、幅方向を加熱パイプ(4)の幅方向に合致され た状態で、加熱パイプ(4)内に収容されている。そして、面状電熱発熱体(5 )と加熱パイプ(4)との熱伝導性を高めるべく、加熱パイプはその厚さ方向両 側から加圧されることにより面状電熱発熱体(5)の両面が加熱パイプ(4)内 面の両側壁部に密着した状態となされている。なお、加熱パイプ(4)の内面と 面状電熱発熱体(5)とは必ずしも密着させなければならないものではなく、伝 熱性を極端に妨げない範囲で隙間を生じていても良いが、両者を密着させた方が 伝熱性の向上とヒーターのさらなる薄肉化を図り得る点で好ましい。。
【0015】 なお、上記の加熱パイプ(4)の表面積と面状電熱発熱体(5)の発熱量とは 、加熱パイプ(4)からてんぷら油へ供給される表面電力密度がてんぷら油の許 容最大電力密度を越えないように設計されている。また、図3及び図4に示す( 10)は油槽内における電熱ヒーター(3)の上方位置に配置されたすのこ状の仕 切板である。
【0016】 而して上記のような電熱ヒーター(3)の複数個が、幅方向を垂直方向に厚さ 方向を水平方向に合致された縦置き配置にて、相互に揚げカス落下空間(11)を 隔ててフライヤーの油槽(2)内に平行配置されている。かつ、各ヒーター(3 )の一端部には、支持パイプ(12)が垂直状に延出されており、各支持パイプ( 12)の先端部は操作ボックス(30)に連結されている。そして、ヒーター(3) 内の面状電熱発熱体(5)に接続された通電コード(6)は支持パイプ(12)を 通って操作ボックス(30)内に引き出され、操作ボックス内で所定の配線が施さ れており、操作ボックスに設けられたスイッチ(31)等を操作することでヒータ ーの動作制御が行われるものとなされている。また、この実施例では、操作ボッ クス(30)と電熱ヒーター(3)とを一括的に取り外すことにより、あるいは電 熱ヒーター(3)を上方へ回動させてはねあげることにより、電熱ヒーター(3 )を油槽(2)から適宜排除できるようになっている。このように、電熱ヒータ ーを油槽内から取り外し可能に構成することで、不使用時に油槽内の清掃等を行 う上で便利となる。
【0017】 上記のフライヤーにおいては、図示しない電源から通電コード(6)を介して 各電熱ヒーター(3)の面状電熱発熱体(5)に通電され、面状電熱発熱体(5 )が発熱する。面状電熱発熱体(5)の熱は加熱パイプ(4)に伝導され、加熱 パイプ(4)は急速に加熱される。加熱パイプ(4)の温度上昇により、加熱パ イプと接している油槽(2)内のてんぷら油が加熱される。
【0018】 油槽(2)内のてんぷら油は加熱により図4に矢印で示すように、加熱パイプ (4)の下部側から両側面に沿って上昇するが、加熱パイプ(4)は薄形に形成 されているから、油は加熱パイプ(4)による抵抗をほとんど受けることなくス ムーズに上昇し、ひいては急速な対流作用を生じて加熱の立上がりも速くなる。 しかも、加熱パイプ(4)の薄形化により揚げカスが加熱パイプ上に溜まること なく揚げカス落下空間(11)を通って下方へと落下する。このような油流れの円 滑効果等を十分に発揮させるためには、加熱パイプの厚さ(t)を3〜5mm、 幅(w)を15〜30mm、油槽内に配置する各電熱ーターのピッチを20〜6 0mmに設定するのが良い。
【0019】 図7はこの考案の他の実施例を示すものである。この実施例では、加熱パイプ (4´)が水平面内で蛇行状に曲成されるとともに、パイプの先端は閉塞され、 後端は垂直状に立設された支持パイプ(12´)に連通されている。かつ支持パイ プ(12´)の先端部は操作ボックス(30´)に連結されている。この実施例にお いても、ヒーター(3´)を操作ボックスと共に一括的に取り外すことにより、 あるいはヒーターを上方へ回動させてはねあげることにより、電熱ヒーター(3 ´)を油槽から適宜排除できるものとなされている。
【0020】 また、電熱ヒーターはこれを必ずしも油槽から取り外し可能に構成しなければ ならないものではなく、図8に示すように、フライヤー(1´)の油槽(2´) 内に電熱ヒーター(3)を固着した据え付式のものとして構成しても良い。
【0021】
【考案の効果】
この考案は、上述の次第で、薄形偏平状加熱パイプ内に、面状電熱発熱体がそ の厚さ方向を加熱パイプの厚さ方向に合致された状態で収容されてなることを特 徴とするものであるから、電熱ヒーターの厚さを極めて薄くすることができる。 このため、例えば食品用フライヤーのような油加熱用ヒーターに適用した場合に おいては、ヒーターの厚さ方向を水平方向にして配置することで、加熱された油 をヒーターのほぼ垂直な側部に沿ってスムーズに上昇させることができ、ひいて は対流速度を速めて効率の良い加熱が可能となる。しかも、フライヤー用ヒータ ーとして用いた場合には揚げカス等が加熱パイプ上に溜まるのを抑制することも でき、溜まった揚げカスによって油の加熱が妨げられるというような不都合もな くし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案に係る電熱ヒーターの断面斜視
図である。
【図2】同じく電熱ヒーターの分解斜視図である。
【図3】図1に示した電熱ヒーターを用いた食品用フラ
イヤーの斜視図である。
【図4】図3に示すフライヤーの正面断面図である。
【図5】面状電熱発熱体の断面図である。
【図6】加熱パイプの変形例を示す断面図である。
【図7】この考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図8】この考案のさらに他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図9】従来の電熱ヒーターを用いたフライヤーの正面
断面図である。
【符号の説明】
1…フライヤー 2…油槽 3…電熱ヒーター 4…加熱パイプ 5…面状電熱発熱体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄形偏平状加熱パイプ(4)内に、面状
    電熱発熱体(5)がその厚さ方向を加熱パイプ(4)の
    厚さ方向に合致された状態で収容されてなることを特徴
    とする電熱ヒーター。
JP011470U 1992-03-06 1992-03-06 電熱ヒーター Pending JPH065184U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP011470U JPH065184U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 電熱ヒーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP011470U JPH065184U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 電熱ヒーター

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JPH065184U true JPH065184U (ja) 1994-01-21

Family

ID=11778967

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JP011470U Pending JPH065184U (ja) 1992-03-06 1992-03-06 電熱ヒーター

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015192768A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 公立大学法人兵庫県立大学 電磁波加熱調理器
JP2019046632A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 坂口電熱株式会社 フィルム状ヒータ

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517560U (ja) * 1974-07-04 1976-01-20
JPS59175582A (ja) * 1983-03-25 1984-10-04 三洋電機株式会社 ヒ−タ装置
JPS6226785A (ja) * 1985-07-26 1987-02-04 三洋電機株式会社 扁平シ−ズヒ−タの製造方法

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