JPH0651839A - 位置決め制御方法およびその装置 - Google Patents

位置決め制御方法およびその装置

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JPH0651839A
JPH0651839A JP20249692A JP20249692A JPH0651839A JP H0651839 A JPH0651839 A JP H0651839A JP 20249692 A JP20249692 A JP 20249692A JP 20249692 A JP20249692 A JP 20249692A JP H0651839 A JPH0651839 A JP H0651839A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置決め制御方法およびその装置を、機械系
への悪影響を低減することができ、かつ、定常特性を明
確に設計することができるようにする。 【構成】 位置偏差−速度位相平面上に、アンダーシュ
ート抑制用スライディング曲線Sun=0,等価制御入力
制御用スライディング曲線Se =0およびオーバーシュ
ート抑制用スライディング曲線Sov=0をそれぞれ設定
し、Uref =KV{(KPe−KS)(Xref−X)−V}
で設計される加速度指令Uref に対しては、たとえば、
位置決め中の位相面軌跡が第1の領域Aに入った場合
に、位相面軌跡が第3の領域Cに入るまでは、KS=0
とする。位置決め中の位相面軌跡が第4の領域Dに入っ
た場合に、位相面軌跡が第2の領域Bに入るまでは、K
S》KPe 2/KV とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置決め制御方法およ
びその装置に関し、特に、数値制御工作機やロボットな
どに好適な位置決め制御方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、位置決め制御装置の一従来例を
説明するためのブロック図である。位置決め制御装置10
0 は、第1の減算器101 と位置ループ制御ブロック102
と微分器103 と第2の減算器104 と速度ループ制御ブロ
ック105 とモータ定数ブロック106 とサーボモータ107
とを含むフィードバック制御系からなる。ここで、第1
の減算器101 は、基準位置Xref から位置Xを減じて位
置偏差Xref−X を求めるものである。位置ループ制御
ブロック102 は、第1の減算器101 の出力信号(位置偏
差Xref−X )に位置ループゲインKP を乗じるもので
ある。微分器103 は、位置Xを時間微分して速度Vを求
めるものである。第2の減算器104 は、位置ループ制御
ブロック102 の出力信号から微分器103 の出力信号(速
度V)を減じるものである。速度ループ制御ブロック10
5 は、第2の減算器104 の出力信号に速度ループゲイン
V を乗じて加速度指令Urefpを求めるものである。モ
ータ定数ブロック106 は、速度ループ制御ブロック105
の出力信号(加速度指令Urefp)にモータ定数Jm/K
am を乗じるものである。サーボモータ107 は、モータ
定数ブロック106 の出力信号により制御される。
【0003】なお、各構成ブロックの伝達関数はそれぞ
れ、以下のようになっている。 (1)位置ループ制御ブロック102 の伝達関数=位置ル
ープゲインKP 。 (2)速度ループ制御ブロック105 の伝達関数=速度ル
ープゲインKV 。 (3)モータ定数ブロック106 の伝達関数=Jm/K
am 。ただし、Jm =慣性モーメントの設計値,Kam
トルク定数の設計値。 (4)サーボモータ107 の伝達関数=(aeam)/
(Jm2) 。ただし、ae=モデル誤差係数,s=複素
数演算子。 位置決め制御装置100 では、速度ループ制御ブロック10
5 から出力される加速度指令Urefpは、 Urefp=KVP(Xref−X)−KVV (1) で表される。また、系のモデル(制御モデル)が正確で
あれば(すなわち、モデル誤差係数ae =1であれ
ば)、実際の加速度Uと加速度指令Urefpとは一致する
ため、入出力伝達関数Gp(s)は、 Gp(s)=KVP/(s2+KVs+KVP) (2) で表される。したがって、ωn 2=KVPおよび2ζωn
=KVと定義すると、ζ≧1すなわちKV≧4KPであれ
ば、オーバーシュートを発生しない系を実現することが
できる。なお、ζ=1の状態は臨界制動と呼ばれ、理想
的にはこの状態を目標として、位置決め制御装置100 の
設計が行われる。この状態のときには、 KV=4KP (3) が成り立つ。
【0004】しかし、制御モデルが正確でない場合(す
なわち、モデル誤差係数ae ≠1の場合)には、実際の
加速度Uと加速度指令Urefpとの関係は、 U=aerefp (4) となるため、入出力伝達関数Gp(s)は、 Gp(s)=aeVP/(s2+aeVs+aeVP) (5) で表される。したがって、この場合には、上記(3)式
を満足するように位置ループゲインKP および速度ルー
プゲインKV を設計しても、モデル誤差係数ae>1の
ときにはζ>1となってアンダーシュートが発生し、ま
た、モデル誤差係数ae <1のときにはζ<1となって
オーバーシュートが発生するという問題がある。
【0005】スライディングモード制御は、上記問題を
解決する目的で開発されたものであり、後述する図1に
示す位置偏差−速度位相平面上に、通常、関係式S=C
(X ref−X)−V を定義し、不等式S・(dS/d
t)<0を満足するようにS=0を境界にして、S>0
の領域およびS<0の領域で加速度指令を切換えるもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスライディングモード制御では、S=0を境界
にして常に加速度指令が切換るため、機械系を加振する
ことがあり、さらに、X ref−X=0 の定常点では、加
速度指令がどの関数で与えられるか判断しにくく、剛性
などの定常特性を明確に設計することが困難であるとい
う問題がある。本発明の目的は、機械系への悪影響を低
減することができ、かつ、定常特性を明確に設計するこ
とができる位置決め制御方法およびその装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の位置決め制御方
法は、基準位置から位置を減じて位置偏差を求め、該位
置偏差に位置ループゲインを乗じ、該位置ループゲイン
が乗じられた位置偏差から速度を減じたのち速度ループ
ゲインを乗じて加速度指令を求める位置決め制御方法に
おいて、位置偏差−速度位相平面上に、アンダーシュー
ト抑制用スライディング曲線,等価制御入力制御用スラ
イディング曲線およびオーバーシュート抑制用スライデ
ィング曲線をそれぞれ設定し、前記位置から前記位置偏
差−速度位相平面上の位相面軌跡を求め、該求めた位相
面軌跡に応じて前記位置ループゲインの値を変える。
【0008】ここで、前記位置偏差−速度位相平面の原
点近傍に定常状態領域を設定し、該定常状態領域内に前
記求めた位相面軌跡があるときは、前記位置ループゲイ
ンの値を大きくしてもよい。本発明の位置決め制御装置
は、基準位置から位置を減じて位置偏差を求め、該位置
偏差に位置ループゲインを乗じ、該位置ループゲインが
乗じられた位置偏差から速度を減じたのち速度ループゲ
インを乗じて加速度指令を求める位置決め制御装置にお
いて、前記位置偏差に位置ループゲインを乗じる位置ル
ープ制御ブロックと、該位置ループ制御ブロックと互い
に並列に設けられた、ゲインが切換え可能なゲイン切換
ブロックと、前記位置ループ制御ブロックの出力信号か
ら前記ゲイン切換ブロックの出力信号を減じる減算器
と、前記ゲイン切換ブロックのゲインの切換制御を行う
制御ブロックとを含み、該制御ブロックが、アンダーシ
ュート抑制用スライディング曲線,等価制御入力制御用
スライディング曲線およびオーバーシュート抑制用スラ
イディング曲線がそれぞれ設定された位置偏差−速度位
相平面上の位相面軌跡を前記位置から求め、該求めた位
相面軌跡に応じて前記ゲイン切換ブロックのゲインを切
換える。
【0009】ここで、前記制御ブロックが、前記位置偏
差−速度位相平面の原点近傍に設定された定常状態領域
内に前記求めた位相面軌跡があるときは、前記ゲイン切
換ブロックのゲインを所定の負のゲインに切換えてもよ
い。
【0010】
【作用】本発明の位置決め制御方法は、位置偏差−速度
位相平面上に、アンダーシュート抑制用スライディング
曲線,等価制御入力制御用スライディング曲線およびオ
ーバーシュート抑制用スライディング曲線をそれぞれ設
定し、位置から位置偏差−速度位相平面上の位相面軌跡
を求め、求めた位相面軌跡に応じて位置ループゲインの
値を変えることにより、制御モデルに誤差(モデル誤差
係数ae ≠1)が存在しても、位置偏差−速度位相平面
上のオーバーシュートおよびアンダーシュートが発生し
ない領域に位相面軌跡が入るように位置ループゲインを
変えることができるとともに、位置偏差−速度位相平面
上のオーバーシュートおよびアンダーシュートが発生し
ない領域に位相面軌跡が入っているときは、位置ループ
ゲインを変えないようにすることができる。
【0011】また、位置偏差−速度位相平面の原点近傍
に定常状態領域を設定し、求めた位相面軌跡が定常状態
領域内にあるときは、位置ループゲインの値を大きくす
ることにより、定常状態領域では、所定の高剛性が得ら
れる程度の位置ループゲインを得ることができる。本発
明の位置決め制御装置は、制御ブロックが、アンダーシ
ュート抑制用スライディング曲線,等価制御入力制御用
スライディング曲線およびオーバーシュート抑制用スラ
イディング曲線がそれぞれ設定された位置偏差−速度位
相平面上の位相面軌跡を位置から求め、求めた位相面軌
跡に応じてゲイン切換ブロックのゲインを切換えること
により、本発明の位置決め制御方法を実現することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は、本発明の位置決め制御方法の一
実施例を説明するための位置偏差−速度位相平面を示す
グラフである。図1に示す位置偏差−速度位相平面上
に、以下に示す各スライディング曲線を設定する。 (1)アンダーシュート抑制用スライディング曲線Sun
=0 (2)等価制御入力制御用スライディング曲線Se =0 (3)オーバーシュート抑制用スライディング曲線Sov
=0 また、図1に示す位置偏差−速度位相平面上に、以下に
示す各領域を設定する。 (1)定常状態領域SST 原点を中心とした一定半径内の領域である。 (2)第1の領域A Xref−X≧0かつSun≧0の領域とXref−X≦0かつ
un≦0の領域とであって、定常状態領域SSTを除く領
域である。すなわち、第1象限の全領域と第2象限のア
ンダーシュート抑制用スライディング曲線Sun=0より
も図示下方の領域と第3象限の全領域と第4象限のアン
ダーシュート抑制用スライディング曲線Sun=0よりも
図示上方の領域であって、定常状態領域SSTを除く領域
である。 (3)第2の領域B Xref−X≦0かつSun≧0かつSe ≦0の領域とXref
−X≧0かつSun≦0かつSe ≧0領域とであって、定
常状態領域SSTを除く領域である。すなわち、アンダー
シュート抑制用スライディング曲線Sun=0と等価制御
入力制御用スライディング曲線Se =0とで挟まれた領
域であって、定常状態領域SSTを除く領域である。 (4)第3の領域C Xref−X≦0かつSe ≧0かつSov≦0の領域とXref
−X≧0かつSe ≦0かつSov≧0領域とであって、定
常状態領域SSTを除く領域である。すなわち、等価制御
入力制御用スライディング曲線Se =0とオーバーシュ
ート抑制用スライディング曲線Sov=0とで挟まれた領
域であって、定常状態領域SSTを除く領域である。 (5)第4の領域D Xref−X≦0かつSov≧0の領域とXref−X≧0かつ
ov≦0の領域とであって、定常状態領域SSTを除く領
域である。すなわち、−V軸とオーバーシュート抑制用
スライディング曲線Sov=0とで挟まれた領域であっ
て、定常状態領域SSTを除く領域である。
【0013】さらに、加速度指令Uref の比例ゲイン
を、以下のように設定する。 (1)ケース1a 位置決め中の位相面軌跡が第1の領域Aに入った場合
に、位相面軌跡が第3の領域Cに入るまでは、 Se・(dSe/dt)<0 (6) を満足するようにする。 (2)ケース1b 位置決め中の位相面軌跡が第1の領域Aに入った場合
に、位相面軌跡が第3の領域Cに入ったあとは、位相面
軌跡が第3の領域Cおよび第2の領域Bに入っている限
り、 Se・(dSe/dt)≒0 (7) を満足するようにする。 (3)ケース2a 位置決め中の位相面軌跡が第4の領域Dに入った場合
に、位相面軌跡が第2の領域Bに入るまでは、上記
(6)式を満足するようにする。 (4)ケース2b 位置決め中の位相面軌跡が第4の領域Dに入った場合
に、位相面軌跡が第2の領域Bに入ったあとは、位相面
軌跡が第3の領域Cおよび第2の領域Bに入っている限
り、上記(7)式を満足するようにする。
【0014】なお、上記(6)式は、位相面軌跡が等価
制御入力制御用スライディング曲線Se =0に近付くた
めの条件である。また、上記(7)式は、位相面軌跡が
等価制御入力制御用スライディング曲線Se =0の近傍
にあるための条件である。次に、具体的な設計例につい
て説明する。制御対象であるサーボモータの伝達関数P
(s)が、 P(s)=(aeam)/(Jm2) (8) ただし、ae>0 で表されるとき、加速度指令Uref が Uref =KV{(KPe−KS)(Xref−X)−V} (9) を満足するように設計する。また、アンダーシュート抑
制用スライディング曲線,等価制御入力制御用スライデ
ィング曲線およびオーバーシュート抑制用スライディン
グ曲線を、以下のようにそれぞれ定義する。
【0015】 Sun=KPun(Xref−X)−V=0 (10) Se =KPe(Xref−X)−V=0 (11) Sov=KPov(Xref−X)−V=0 (12) ただし、KPov>KPe>KPun さらに、定常状態領域SSTを SST=KST(Xref−X)2+V2−δ (13) ただし、δ>0,KST>0 で定義し、SST≦0を定常状態とする。このとき、上記
(7)式を満足するためには、(1)位相面軌跡が第1
の領域Aまたは第2の領域Bに入っているときには、 KS<KPe 2/(aeV) (14) を満たせばよく、(2)位相面軌跡が第3の領域Cまた
は第4の領域Dに入っているときには、 KS>KPe 2/(aeV) (15) を満たせばよい。また、SST=0付近で、上記(7)式
を満足するためには、 KS=KPe 2/(aeV) (16) となる必要がある。
【0016】そこで、KS を以下に示すように設計す
る。 (1)定常状態(SST≦0)のとき KS=−KPST (17) ここで、KPST>0 とする。このとき、制御モデルに誤差がない(モデル誤
差係数ae =1)とすると、剛性は、 1/{(KP+KPST)KV} 〔m/N〕 となる。 (2)上述したケース1bおよび上述したケース2bの
ときには、 KS=KPe 2/KV (18) とする。 (3)上述したケース1aのときには、 KS=0 (19) とする。 (4)上述したケース2aのときには、 KS》KPe 2/KV (20) とする。
【0017】以上のようにして位置決め制御を行うこと
により、以下に示す効果が得られる。 (1)制御モデルに誤差(モデル誤差係数ae ≠1)が
存在しても、位相面軌跡が第2の領域Bまたは第3の領
域Cに入るように位置ループゲインが切換えられるた
め、オーバーシュートおよびアンダーシュートが発生し
ない。 (2)位相面軌跡が第2の領域Bまたは第3の領域Cに
入っているときは、基本的に、位置ループゲインが切換
えられることがないため、機械系への悪影響が低減され
る。 (3)定常状態領域SSTにおいては、十分な大きさの位
置ループゲインが設定されるため、所定の剛性が得られ
る。
【0018】図2は、上述した本発明の位置決め制御方
法の一実施例が実現可能な位置決め制御装置の一実施例
を示すブロック図である。位置決め制御装置10は、図
3に示した位置ループ制御ブロック102 の代わりに、位
置偏差Xref−X に位置ループゲインKPeを乗じる位置
ループ制御ブロック21と、位置ループ制御ブロック2
1と互いに並列に設けられた、ゲインKSが切換え可能
なゲイン切換ブロック22と、位置ループ制御ブロック
21の出力信号からゲイン切換ブロック22の出力信号
を減じる第3の減算器23と、ゲイン切換ブロック22
のゲインKS の切換制御を行う制御ブロック25とを含
み、また、制御ブロック25が、アンダーシュート抑制
用スライディング曲線Sun=0,等価制御入力制御用ス
ライディング曲線Se =0およびオーバーシュート抑制
用スライディング曲線Sov=0がそれぞれ設定された位
置偏差−速度位相平面上の位相面軌跡を位置Xから求
め、求めた位相面軌跡に応じてゲイン切換ブロック22
のゲインKS を切換える点で、図3に示した従来の位置
決め制御装置100と異なる。
【0019】すなわち、位置決め制御装置10では、制
御ブロック25は位置Xを入力して、以下に示すように
して、ゲイン切換ブロック22のゲインKS を切換え
る。 (1)定常状態(SST≦0)のときには、 KS=−KPST (17) ここで、KPST>0 とする。 (2)上述したケース1bおよび上述したケース2bの
ときには、 KS=KPe 2/KV (18) とする。 (3)上述したケース1aのときには、 KS=0 (19) とする。 (4)上述したケース2aのときには、 KS》KPe 2/KV (20) とする。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次の効果を奏する。請求項1および請求項3記載
の発明は、制御モデルに誤差(モデル誤差係数a e
1)が存在しても、位置偏差−速度位相平面上のオーバ
ーシュートおよびアンダーシュートが発生しない領域に
位相面軌跡が入るように位置ループゲインを変えること
ができるとともに、位置偏差−速度位相平面上のオーバ
ーシュートおよびアンダーシュートが発生しない領域に
位相面軌跡が入っているときは、位置ループゲインを変
えないようにすることができるため、機械系への悪影響
を低減することができる。請求項2および請求項4記載
の発明は、定常状態領域では十分な大きさの位置ループ
ゲインを得ることができるため、所定の高剛性を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置決め制御方法の一実施例を説明す
るための位置偏差−速度位相平面を示すグラフである。
【図2】本発明の位置決め制御方法の一実施例が実現可
能な位置決め制御装置の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】位置決め制御装置の一従来例を説明するための
ブロック図である。
【符号の説明】
10 位置決め制御装置 11 第1の減算器 13 微分器 14 第2の減算器 15 速度ループ制御ブロック 16 モータ定数ブロック 17 サーボモータ 21 位置ループ制御ブロック 22 ゲイン切換ブロック 23 第3の減算器 25 制御ブロック Sun=0 アンダーシュート抑制用スライディング曲
線 Se =0 等価制御入力制御用スライディング曲線 Sov=0 オーバーシュート抑制用スライディング曲
線 SST 定常状態領域 A 第1の領域 B 第2の領域 C 第3の領域 D 第4の領域 Xref 基準位置 X 位置 Xref−X 位置偏差 V 速度 Uref 加速度指令 KPe 位置ループゲイン KV 速度ループゲイン Jm 慣性モーメントの設計値 Kam トルク定数の設計値 ae モデル誤差係数 s 複素数演算子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準位置から位置を減じて位置偏差を求
    め、該位置偏差に位置ループゲインを乗じ、該位置ルー
    プゲインが乗じられた位置偏差から速度を減じたのち速
    度ループゲインを乗じて加速度指令を求める位置決め制
    御方法において、 位置偏差−速度位相平面上に、アンダーシュート抑制用
    スライディング曲線,等価制御入力制御用スライディン
    グ曲線およびオーバーシュート抑制用スライディング曲
    線をそれぞれ設定し、 前記位置から前記位置偏差−速度位相平面上の位相面軌
    跡を求め、 該求めた位相面軌跡に応じて前記位置ループゲインの値
    を変えることを特徴とする位置決め制御方法。
  2. 【請求項2】 前記位置偏差−速度位相平面の原点近傍
    に定常状態領域を設定し、 該定常状態領域内に前記求めた位相面軌跡があるとき
    は、前記位置ループゲインの値を大きくすることを特徴
    とする請求項1記載の位置決め制御方法。
  3. 【請求項3】 基準位置から位置を減じて位置偏差を求
    め、該位置偏差に位置ループゲインを乗じ、該位置ルー
    プゲインが乗じられた位置偏差から速度を減じたのち速
    度ループゲインを乗じて加速度指令を求める位置決め制
    御装置において、 前記位置偏差に位置ループゲインを乗じる位置ループ制
    御ブロックと、 該位置ループ制御ブロックと互いに並列に設けられた、
    ゲインが切換え可能なゲイン切換ブロックと、 前記位置ループ制御ブロックの出力信号から前記ゲイン
    切換ブロックの出力信号を減じる減算器と、 前記ゲイン切換ブロックのゲインの切換制御を行う制御
    ブロックとを含み、 該制御ブロックが、 アンダーシュート抑制用スライディング曲線,等価制御
    入力制御用スライディング曲線およびオーバーシュート
    抑制用スライディング曲線がそれぞれ設定された位置偏
    差−速度位相平面上の位相面軌跡を前記位置から求め、
    該求めた位相面軌跡に応じて前記ゲイン切換ブロックの
    ゲインを切換えることを特徴とする位置決め制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御ブロックが、 前記位置偏差−速度位相平面の原点近傍に設定された定
    常状態領域内に前記求めた位相面軌跡があるときは、前
    記ゲイン切換ブロックのゲインを所定の負のゲインに切
    換えることを特徴とする請求項3記載の位置決め制御装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6574544B1 (en) 1999-11-01 2003-06-03 Unisia Jecs Corporation Apparatus and method of valve timing control for internal combustion engine
US6985230B2 (en) 2000-12-08 2006-01-10 L'oreal S.A. Comparison sample for simulating the color of keratinous elements, and related methods
JP2014067168A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Keihin Corp 電子制御装置

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