JPH029366Y2 - - Google Patents

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JPH029366Y2
JPH029366Y2 JP1987076747U JP7674787U JPH029366Y2 JP H029366 Y2 JPH029366 Y2 JP H029366Y2 JP 1987076747 U JP1987076747 U JP 1987076747U JP 7674787 U JP7674787 U JP 7674787U JP H029366 Y2 JPH029366 Y2 JP H029366Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、サーボ制御装置に関し、詳細には常
時位置帰還がかけられている閉ループ位置決め制
御系のサーボ制御装置に関する。
例えば、XYプロツタやロボツトなどの多軸制
御においては、目標位置が与えられると共に、該
目標位置に向う間の速度が指示速度として与えら
れる。このような位置決め装置は、特開昭47−
21585号公報等に開示されている。
このような指示速度を与えつつ目標位置に向う
制御を行なう場合、1つの重要な技術上の問題点
が存在する。それは、サーボ系の取り得る最大加
速度を考慮することである。
つまり、位置帰還をかけたサーボ制御装置にお
いて、現在位置と目標位置との間の差である移動
量をステツプ状の比較位置関数として与えて位置
制御を行なおうとすると、この比較位置関数に忠
実に従つて制御するためには、最高速度がほぼ無
限大に近いような速度特性をもつ移動装置を使用
しなければならないことになる。
しかしながら、現実には移動装置の最高速度は
それほど高くなく、また加速性能も低いので、そ
の結果、目標位置付近において振動を生ずるとい
う状態を呈し、また最大加速度を超えた指示が与
えられると、サーボ装置はそれに追従できず、位
置偏差が徐々に増大し、結果的にサーボ装置が暴
走するということも生じる。
また、目標位置と速度指令を同時に与えるよう
な位置決め装置においては、エンコーダ等の位置
検出器により得た現位置情報をフイードバツク
し、この現位置情報と目標位置との偏差に基づい
て作成した速度指令と与えられた速度指令とを比
較して両指令の切替えを行なうようにしている。
従つて、前述の位置決め装置においては、フイ
ードバツクループ中に被制御体の機械系特有の遅
れ要素や共振周波数を含み、更に前述のような速
度指令の切替によるスイツチング現象、速度指令
発生用の平方根の関数発生器等の非線形要素を含
むことになり、機械共振系の制御を確実に行なう
ことができないといつた問題があつた。
従つて、本考案の目的は、位置帰還がかけられ
ている閉ループ位置決め制御系において、機械共
振系の制御を確実に行なうことが可能となり、且
つ正確な位置決めを迅速且つ安全に行なうことが
できるサーボ制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案は、サーボ装
置の移動によつて与えられる位置を検出し、該位
置が与えられた目標位置と合致するよう制御する
位置決めサーボ制御装置において、 上記制御の間における指示速度情報と上記制御
系に固有の最大加速度を越えない範囲の加速度を
もつて時間的に変化する第1の比較速度情報とが
入力される比較手段を有し、該比較手段の出力に
よつて上記第1の比較速度情報を上記指示速度情
報に追従するよう変化させる第1の比較速度情報
生成部、 上記与えられた目標位置に対応する目標位置情
報と入力される比較位置情報との偏差値にもとづ
いて当該偏差値が零となる時点で速度が零となる
ような第2の比較速度情報を生成する第2の比較
速度情報生成部、 入力される第1と第2の比較速度情報を比較
し、小さい方の比較速度情報を出力するよう切替
える切替手段、 および上記小さい方の比較速度情報にもとづい
て比較位置情報を生成すると共にサーボ装置の上
記比較速度情報の生成情報にもとづいた比較加速
度情報を生成する比較位置情報兼比較加速度情報
生成部、 を有する関数発生部と、 上記比較位置情報兼比較加速度情報生成部によ
つて得られた比較位置情報と上記サーボ装置の移
動によつて与えられる位置に対応する現位置情報
との偏差を算出する位置偏差算出部、および上記
位置偏差にもとづいて速度偏差を推定して算出す
る速度偏差算出部を有し、上記位置偏差および速
度偏差にもとづいて、当該サーボ装置に対する操
作量の補正値を生成し、当該操作量補正値に上記
比較加速度情報を合成して操作量とし、当該サー
ボ装置を駆動する制御部と、 を備えることを特徴とする。
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明す
る。
第1図は本考案の一実施例構成、第2図および
第3図は動作を説明する説明図を示す。
第1図において、1は第1の比較器であつて図
示指示速度vcと後述するカウンタ4の内容で与え
られる比較速度vrとの大きさを比較してスイツチ
3を駆動する。2は発振器であつてサーボ系の取
り得る最大加速度に対応して定められる周波数を
もつており、カウンタ4の内容をカウント・アツ
プあるいはカウント・ダウンする。3はスイツチ
であつて比較器1の比較結果によつて、図示「a
<c」位置、「a=c」位置、および「a>c」
位置をとるようにされる。4はカウンタであつて
上述の如く発振器2の出力をカウント・アツプあ
るいはカウント・ダウンして、上述の比較速度vr
をつくる。5は減算器であつて与えられる目標位
置xcと後述する比較位置xrとの差をつくる。6は
平方根発生用ROMであつて入力|xc−xr|の平
方根に対応した出力を発し、制御の最終ステツプ
における目標位置xcに向う減速を定加速度による
ようにする。7は第2の比較器であつて上記最終
ステツプの制御に切替わる切替わり点を検出す
る。8はスイツチであつて上記最終ステツプにお
いて図示の状態から下方に切替えられる。9は
D/A変換器で上記比較速度vrのアナログ値をつ
くる。10は電圧・周波数変換回路であつて比較
速度vrのアナログ電圧の大きさに応じた周波数を
発生して後述のカウンタ11にデジタル入力を与
える。11はカウンタであつて変換回路10の出
力をカウントして即ち比較速度vrを積分して比較
位置xrを生成する。12は微分回路であつて比較
速度vrを微分して比較加速度arをつくる。13は
減算回路であつて増幅器14を制御する。14は
増幅器であつてモータ15に対する駆動電流を与
える。15はサーボ・モータ、16はエンコーダ
であつてサーボ・モータ15の回転数を検出する
ものを夫々表わしている。
また17はカウンタであつてエンコーダ16の
出力をカウントして、サーボ装置の現位置xを生
成する。18は減算器であつて上記比較位置xr
上記現位置xとの差即ち位置偏差(x−xr)をつ
くる。19はD/A変換器であつて上記偏差のア
ナログ値をつくる。20は速度偏差推定器であつ
て速度偏差を生成する。21は閉ループ制御器で
あつていわゆるフイード・バツク係数を与える。
なお、本願考案にいう「第1の比較速度情報生成
部」は第1図図示の符号1,2,3,4に対応す
る部分に該当し、「第2の比較速度情報生成部」
は第1図図示の符号5,6に対応する部分に該当
し、「切替手段」は第1図図示の符号7,8に対
応する部分に該当し、「比較位置情報兼比較加速
度情報生成部」は第1図図示の符号9,10,1
1,12に対応する部分に該当し、「関数発生部」
は第1図図示の符号1ないし12に対応する部分
に該当し、「制御部」は第1図図示の符号13,
14,15,16,17,18,19,20,2
1に対応する部分に該当している。
以下、動作を第2図および第3図を参照しつつ
説明する。
第1図において、静止時にカウンタ4の値は零
であり、V/F変換回路10の発振は停止してい
て、カウンタ11の値はそれ以前から与えられて
いる目標位置xcの値と一致したまま動かない。ま
たカウンタ17の値は閉ループ制御器21の働ら
きによつて同じ値に保持されている。
次の移動のために新らたな目標位置xcが設定さ
れかつ適当な指示速度vc1(第2図)が与えられる
と、比較器1によつてスイツチ3が動作して発振
器2のパルス列はカウンタ4をカウント・アツプ
する。一方目標位置xcはステツプ状に変化されて
も、カウンタ11の値xrはいまだ殆んど動いてい
ないので、ROM6の出力は第2図図示bの如く
大きい値(|xc−xr|)が大)となつているため
に、比較器7によつてスイツチ8はa<b側に倒
れている。したがつて、カウンタ4の値がD/A
変換器9に供給されている。D/A変換器9の出
力は第2図図示a即ち比較速度vrであり、この信
号をもとにしてサーボモータを駆動する。即ち、
V/F変換器10とカウンタ11とによつて積分
されたデジタル量の比較位置信号xrと微分器12
を通して得たアナログ量の比較加速度arとが閉ル
ープ制御系に送られ、サーボモータ15を回転駆
動する。
この状態でカウンタ4の値が指示速度vc1に等
しくなると、スイツチ3はa=c位置に切替わ
り、以後定速制御に入る。以下、指示速度がvc2
vc3……のように切替わるたびにスイツチ3が動
かされ、カウンタ4の値を増減する。
そのうちに、カウンタ11の値xrが目標位置xc
に近づいてくると、ROM6の出力は|xc−xr
の減小につれて小さくなり、カウンタ4の値以下
になると、比較器7が動作してスイツチ8をa≧
b側に倒し、ROM6の出力がD/A変換器9に
導びかれて最終ステツプに入つて第2図の線bに
したがつた減速が行なわれる。そしてxc=xrとな
つたときROM6の出力は零となり、V/F変換
器10は発振を停止して再び静止状状態になる。
この場合、発振器の発振周波数とROM6の平
方根関数の利得とを適当に調整することによつ
て、加速・減速時の加速度を第2図図示の加速度
グラフのように同じにすることができる。なお、
発振器2の発振周波数と加速度との間には次の関
係がある。
(加速度)=(カウンタ4の1LSBに対応する速度)
×(発振周波数) −(1) またROM6のサイズ(アドレス数やビツト
数)は有限であるので、第3図図示のように|xc
−xr|の大きい所で出力を飽和させるようにする
と、第3図図示P点を境として定加速領域
(ROM6の非飽和領域)と定速領域(ROM6の
飽和領域)ができる。この点Pは第2図図示の点
Pに対応しており、スイツチ8の切替えがROM
6の非飽和領域のどの点で行なわれても同じ加速
度をもつて減速を行なうことが可能となる。なお
例えば点PにおけるROM6の入・出力デジタル
量と位置の差|xc−xr|、および速度vrの対応付
けから、加速度は (加速度)=(P点における速度)2/2×(P点にお
ける位置の差)−(2) で与えられる。
以上説明したように、本考案によれば、関数発
生器の内部で閉ループ制御系固有の最大加速度を
超えない範囲の速度関数を発生し、且つ位置、速
度、加速度の関数が相互に調和のとれた関数とし
て発生させているので、サーボ装置が暴走すると
いう問題もなく、正確な位置決めが可能となる。
更に本考案では、目標位置に基づいて速度指令を
生成する際に、比較位置関数(カウンタ11の出
力)と目標位置との偏差値に基づいて速度指令を
生成するようにしているので、関数発生器と閉ル
ープ制御部を夫々独立したフイードバツクループ
とすることができ、モータをフイードバツク制御
する閉ループ制御系内に非線形要素が入らない形
とすることが可能となる。
従つて、閉ループ制御系では、理論的に確立し
ている線形制御理論を用いて共振系の制御を行な
うことが可能となり、位置決めを迅速且つ安定に
行なうことができる。また第1図図示の比較位置
情報xrを目標位置情報xcにフイードバツクせしめ
ており、制御態様の切替をスムーズに行なうこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例構成、第2図および
第3図は動作を説明する説明図を示す。 図中、1は比較器、2は発振器、3はスイツ
チ、4はカウンタ、6は平方根発生用ROM、7
は比較器、11はカウンタ、12は微分回路、1
5はサーボ・モータ、16はエンコーダ、17は
カウンタ、21は閉ループ制御器を表わす。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サーボ装置の移動によつて与えられる位置を検
    出し、該位置が与えられた目標位置と合致するよ
    う制御する位置決めサーボ制御装置において、 上記制御の間における指示速度情報と上記制御
    系に固有の最大加速度を越えない範囲の加速度を
    もつて時間的に変化する第1の比較速度情報とが
    入力される比較手段を有し、該比較手段の出力に
    よつて上記第1の比較速度情報を上記指示速度情
    報に追従するよう変化させる第1の比較速度情報
    生成部、 上記与えられた目標位置に対応する目標位置情
    報と入力される比較位置情報との偏差値にもとづ
    いて当該偏差値が零となる時点で速度が零となる
    ような第2の比較速度情報を生成する第2の比較
    速度情報生成部、 入力される第1と第2の比較速度情報を比較
    し、小さい方の比較速度情報を出力するよう切替
    える切替手段、 および上記小さい方の比較速度情報にもとづい
    て比較位置情報を生成すると共にサーボ装置の上
    記比較速度情報の生成情報にもとづいた比較加速
    度情報を生成する比較位置情報兼比較加速度情報
    生成部、 を有する関数発生部と、 上記比較位置情報兼比較加速度情報生成部によ
    つて得られた比較位置情報と上記サーボ装置の移
    動によつて与えられる位置に対応する現位置情報
    との偏差を算出する位置偏差算出部、および上記
    位置偏差にもとづいて速度偏差を推定して算出す
    る速度偏差算出部を有し、上記位置偏差および速
    度偏差にもとづいて、当該サーボ装置に対する操
    作量の補正値を生成し、当該操作量補正値に上記
    比較加速度情報を合成して操作量とし、当該サー
    ボ装置を駆動する制御部と、 を備えることを特徴とするサーボ制御装置。
JP1987076747U 1987-05-21 1987-05-21 Expired JPH029366Y2 (ja)

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JP1987076747U JPH029366Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

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JPS62199813U JPS62199813U (ja) 1987-12-19
JPH029366Y2 true JPH029366Y2 (ja) 1990-03-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5088482A (ja) * 1973-12-08 1975-07-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5088482A (ja) * 1973-12-08 1975-07-16

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JPS62199813U (ja) 1987-12-19

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