JPH0651786A - 車室内騒音の低減装置 - Google Patents

車室内騒音の低減装置

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JPH0651786A
JPH0651786A JP4204962A JP20496292A JPH0651786A JP H0651786 A JPH0651786 A JP H0651786A JP 4204962 A JP4204962 A JP 4204962A JP 20496292 A JP20496292 A JP 20496292A JP H0651786 A JPH0651786 A JP H0651786A
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JP
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microphone
passenger
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speakers
seat
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JP4204962A
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Hideyuki Idonuma
秀之 井戸沼
Masahiro Nakamura
政弘 中村
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車等の車室内の低周波の騒音をアクティ
ブに低減する装置に用いる車室内騒音の低減装置に関
し、乗員が居ない所の制御は行わずに乗員が居る領域の
騒音低減量を向上させる。 【構成】 乗員の乗車位置を検出してその乗車位置のマ
イク出力のみを選択し、制御系において選択したマイク
と全てのスピーカとの組合せについて予め求めた空間伝
達特性を用いて該制御系内の全スピーカの出力制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車室内騒音の低減装置に
関し、特に自動車等の車室内の低周波の騒音をアクティ
ブに低減(Active Noise Control)する装置に用いる車室
内騒音の低減装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車室内の騒音は、広閉空間を
形成する車室が一定の条件下で共振現象を起こすことに
因るものであり、その原因たる起振力は騒音源であるエ
ンジンの爆発による回転次数成分等によるものと考えら
れており、このような車室内騒音を適応的に低減しよう
とする試みが最近なされており、その一例が図7に示さ
れている。
【0003】図において、1は自動車等の車両、10は
車両1内の車室、11はエンジン、12はエンジン11
の回転に同期した基準信号を検出する手段としてのエン
ジン振動センサ又はエンジン回転数センサ、13は車室
10内の騒音レベルを検出するマイク、14は騒音を減
少させる音を発生するスピーカ、そして、15は車室1
0内のシートである。
【0004】また、2は、車両1内に設置されセンサ1
2及びマイク13の出力によりエンジンの振動で励起さ
れる車体の振動系を含む車室内空間伝達系の伝達特性の
逆伝達特性を同定するコントローラで、センサ12のア
ナログ出力をディジタル出力に変換するA/D変換器2
1と、このA/D変換器21のディジタル出力信号に対
して予め測定したスピーカ−マイク間の空間伝達特性G
Dを与えるフィルタ22と、このフィルタ22の出力信
号を基準信号として入力する適応フィルタ23と、適応
フィルタ23の出力信号をアナログ信号に変換するD/
A変換器24と、このアナログ信号をオン/オフするス
イッチ25と、このスイッチ25の出力信号を増幅して
スピーカ14に与える電力増幅器26と、マイク13の
アナログ出力をディジタル信号に変換して適応フィルタ
22に制御信号として与えるA/D変換器27と、ホワ
イトノイズ源31と、このホワイトノイズ源27からの
ホワイトノイズをオン/オフするスイッチ32と、スイ
ッチ32からのディジタル信号をアナログ信号に変換し
て電力増幅器26を介してスピーカ14に与えるD/A
変換器34と、キースイッチ16のオン/オフに基づい
てスイッチ25,32を制御するタイマ35とで構成さ
れている。
【0005】このような図7の構成の動作においては、
図8の初期設定同定モードと図9の通常同定モードとに
分けることができ、キースイッチ16がオンになるとタ
イマ35が一定期間だけスイッチ32をオンにすると共
にスイッチ25をオフにして図8の初期同定モードに入
り、この一定期間が経過した後は最新の適応フィルタ3
3のタップ係数をフィルタ22に空間伝達関数GDとし
て複写すると共にタイマ35が今度はスイッチ32をオ
フにし且つスイッチ25をオンにすることにより図9の
通常同定モードに移行する。
【0006】まず図8の初期同定モードについて説明す
ると、車両環境で気圧・気温・湿度等が異なっており、
それぞれのスピーカ−マイク間の伝達遅れを考慮しない
と制御不能もしくは動作が不安定となり収束時間が遅れ
残留騒音の低減効果が悪くなってしまうので、スピーカ
−マイク間の空間伝達特性(音響特性)GDを求めるた
め、図8に示したシステムでは、エンジン11からの振
動成分を用いず、その代わりにコントローラ2中に設け
たホワイトノイズ(乱数列)源31から発生されるディ
ジタル信号のホワイトノイズをD/A変換器34と増幅
器26とによりアナログ信号に変換してスピーカ14か
ら出力し、このホワイトノイズ信号を車室10を経由し
てマイク13で拾い、A/D変換器25でディジタル信
号に変換してホワイトノイズを受けている適応フィルタ
33を制御する。
【0007】図10には、上記の適応フィルタ33の構
成例が示されており、この場合の適応アルゴリズムとし
ては周知の最急降下法や、学習同定法や、LMS法等が
挙げられるが、LMS法を用いると次のようになる。
【0008】即ち、Z-1は入力信号X(n) を各サンプル
毎に遅延させるための遅延素子を示し、h(0) 〜h(n-
1) は各遅延素子Z-1の出力信号に対して乗算するため
のフィルタ(タップ)係数であり、各フィルタ係数はL
MSアルゴリズム、即ち、 h(n+1)=h(n) +2μe(n) X(n) に従ってサンプル毎に更新される。但し、n=0…i,
μは上述したステップサイズであり、この場合のステッ
プサイズμを選択することにより、フィルタ係数を各サ
ンプルの入力信号X(n) に掛け且つ加算するという畳み
込み演算を行うことによりスピーカ14への出力信号y
(n) が求められる。
【0009】そして、このスピーカ出力y(n) を、車室
10を経由してマイク13に伝達することによりマイク
13からは車室10によって減衰された成分Y(n) だけ
減少した誤差成分e(n) =Y(n) −y(n) が発生され、
これをLMSアルゴリズムによりマイク出力e(n) を最
小値に収束させるようにフィルタ係数をサンプル毎に更
新すれば、車室内空間伝達系の特性GDを同定すること
ができる。
【0010】このようにして車室内空間伝達系の特性G
Dを実際に測定して得たので、図9に示す通常同定モー
ドの適応制御では、スピーカ14からマイク13までの
空間伝達特性GDとエンジンマウントからスピーカ14
までの伝達系の伝達特性GCとから成るエンジンマウン
トからマイク13までの伝達特性GPはGP=GD+G
Cとなり、従ってタイマ35で設定された一定時間が経
過した後は残りの伝達特性GCのみを図9における適応
フィルタ23で同定することになる。
【0011】尚、この図9の適応制御の場合には、入力
信号は振動センサ12からのエンジン振動成分X(n) と
なり、成分Y(n) は座席における乗員の耳元騒音に対応
することとなる。
【0012】このようにして、予め測定したスピーカ−
マイク間の空間伝達特性GDのフィルタ22は適応フィ
ルタ33で求めたフィルタ係数h1…hnが与えられる
ことにより図11に示すようなフィルタ構成となり、こ
れを適応フィルタ23の前に挿入することにより、スピ
ーカ−マイク間の伝達遅れを考慮した形で最初から適応
制御を施すことができ、エンジン回転数変化に伴う周波
数変化に追従し、エンジン振動から車室内騒音となる振
動伝達系の特性変化に追従し、更には乗員の人数によっ
て変化する伝達特性に追従することとなり、収束度が向
上し、残留騒音の低減効果も向上する。
【0013】一方、乗用車等の車室内では、騒音を低減
させたい制御(評価)ポイントは上記のように一点だけ
では無く多点に及び、また各制御ポイントにおける音圧
レベル(大きさ)もそれぞれ異なっており騒音源である
エンジン回転によって周波数も変化する。
【0014】このような観点から、マイクとスピーカを
複数個組み合わせた種々の従来技術が提案されており、
例えば特開平3-203490号においては図12に概略的に示
すように、前部座席(以下、前席と言う)15A付近に
マイク13a〜13dを設置し、後部座席(以下、後席
と言う)15B付近にマイク13e〜13hを設置する
と共に、車室10の前部にスピーカ14a及び14bを
設置し、後部にスピーカ14c及び14dを設置してい
る。
【0015】そして、これらのマイク13a〜13fの
出力信号に基づいてスピーカ14a〜14dの出力制御
を行うコントローラ2を設けている。このコントローラ
2は図示していないが、エンジンの回転に同期した基準
信号を検出する手段としての振動センサの出力信号を受
け、更に車室内の前席15Aの側に設けたマイク13a
〜13dからの情報の2乗和と後席15Bの側に設けた
マイク13e〜13hからの情報の2乗和と、その差に
より1つのコントローラ2が4つのスピーカ14a〜1
4dの出力が最小となるように制御している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな特開平3-203490号の場合には人が乗車しないエリア
も制御の対象に含めてしまう。即ち、例えば後席に人が
乗車していなくても後席の制御を行うように構成されて
いるため、人が乗車している前席の騒音低減量が、後席
を制御しない場合に比べて小さくなってしまうと共に、
このように人が乗車しないエリアを制御するエネルギー
が無駄であるという問題点があった。
【0017】従って本発明は、エンジンの振動に同期し
た基準信号を検出し、車室内に複数のスピーカと複数の
マイクを設け、ホワイトノイズにより予め測定されたス
ピーカ−マイク間の空間伝達特性を用いて該基準信号に
より車体の振動系の各マイクまでの伝達特性の逆伝達特
性を同定し各マイクの入力が最小になるように適応型コ
ントローラが該スピーカの出力を制御する車室内騒音の
低減装置において、乗員が居ない所の制御は行わずに乗
員が居る領域の騒音低減量を向上させることを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車室内騒音の低減装置は、乗員の乗車
位置を検出する手段と、乗員が検出された乗車位置のマ
イクのみを選択するマイク選択部とを設け、全てのスピ
ーカとマイクの組合せについて予め求めた空間伝達特性
を該コントローラに記憶しておき、該コントローラが、
該マイク選択部の出力信号と該基準信号とにより全スピ
ーカの出力制御を行うことを特徴としたものである。
【0019】
【作用】本発明においては先ず乗員の乗車位置を検出す
る手段によって乗員の乗車位置が検出されると、この検
出結果を受けたマイク選択部は乗員が存在していないと
ころのマイクの出力信号は必要ないので乗員が存在して
いるところのマイクの出力信号のみを選択してコントロ
ーラに与える。
【0020】このようにマイク選択部から必要なマイク
出力信号のみを受けたコントローラは基準信号との演算
を行って各制御系における全てのスピーカの出力制御を
実行する。
【0021】この場合、コントローラは制御系における
全てのスピーカとマイクの組合せについて空間伝達特性
を予め求めて記憶しておくので、マイク選択部からのマ
イク出力信号に応じて必要な空間伝達特性を用いてこれ
と基準信号との演算により上記のように制御系内の全て
のスピーカの出力制御を行っている。
【0022】このようにして本発明では乗員の存在が検
出されたところのみ騒音低減の制御が実行されることと
なり、騒音低減制御が最も効率的に行われるため、騒音
低減量(消音量)を向上させることが出来る。
【0023】
【実施例】図1は本発明に係る車室内騒音の低減装置の
システム概要を示したもので、この実施例では制御系C
Sにおいては4つのスピーカSP1〜SP4と4つのマ
イクMIC1〜MIC4とを含んでおり、マイク選択部
40を経由してコントローラ2に接続されている。
【0024】マイク選択部40は後述する乗員位置セン
サからの出力信号を受けて制御系CSにおけるマイクM
IC1〜MIC4の出力信号を適宜選択し、コントロー
ラ2にマイク信号Ft・RH(右側前席),Ft・LH
(左側前席),Rr・RH(右側後席),Rr・LH
(左側後席)を与えるようになっている。尚、コントロ
ーラ2には図7に示したエンジン振動センサ12からの
基準信号が与えられている。
【0025】図2及び図3は乗員の乗車位置を検出する
手段としての乗員位置センサの実施例を示したもので、
図2はシートベルトスイッチによる乗員検出の例を示し
ており、図3はドアスイッチによる乗員検出の例を示し
ている。
【0026】まず図2に示したシートベルトスイッチの
場合は、従来から用いられているシートベルト61の先
端に設けられた金属部62を、同図(a) に示す未装着状
態(OFF)においては、反対側のシートベルトのバッ
クル(受金具)63内にバネ64によって結合されたリ
ミットスイッチ65を設けている。また、同図(b) に示
すような装着状態(ON)においてはバネ64の反発力
に抗してシートベルト61の金属部62が接点65を接
触させるので、乗員が存在している信号を発生してマイ
ク選択部40に与えることが出来る。
【0027】図3に示すドアスイッチの場合には、同図
(a) に示すようにドアパット71の車室内側に通常設け
られているドアインサイドハンドル72の内部に同図
(b) に示すようにドアインサイドスイッチ73を設けた
ものであり、乗員が車室内からドアを閉めるときにドア
インサイドハンドル72を握ることとなるので、このと
きにONとなり、乗員の乗車を知らせることが出来る。
従って、荷物等を乗せるときにはドアインサイドスイッ
チ73が握られないので乗員の乗車とは判定されないこ
ととなる。
【0028】この他、簡易な方法として、各ドアに付い
ているドアスイッチ(リミットスイッチ)からの信号を
利用してドアが開いているときをONとし、閉じている
ときをOFFとして乗員の乗車位置を判定することも出
来る。
【0029】次に図1に示した本発明の実施例の動作を
説明すると、先ずエンジン始動後、マイク選択部40は
図2及び図3にそれぞれ示したシートベルトスイッチ又
はドアスイッチ等の乗員位置センサより乗員の位置を検
出する。尚、この際、シートベルトの装着等が遅れる場
合もあるので、エンジン始動後の一定期間はシートベル
トの装着確認保護期間として設定することが好ましい。
【0030】このようにしてマイク選択部40が乗員位
置センサの出力信号から例えばドライバ席にしか乗員が
乗車していないと判定されたときには、マイク選択部4
0はマイク出力信号Ft・RHのみを選択して出力して
コントローラ2に与える。即ち、乗員が検出された乗車
位置のマイク出力を選択してコントローラに与えるよう
にしている。
【0031】このようにして入力信号を受けるコントロ
ーラ2はスピーカSP1〜SP4の出力を制御するが、
図4にはこのときのコントローラ2の適応制御の状態が
示されており、これについて以下に説明する。
【0032】先ず制御系CSにおいては、4つのスピー
カSP1〜SP4と4つのマイクMIC1〜MIC4と
の全ての組合せにより図1に示したように16個の空間
伝達特性GD11,GD12,GD13,GD14; GD21,G
22,GD23,GD24; GD 31,GD32,GD33,GD
34; GD41,GD42,GD43,GD44が図8に示したよ
うな初期同定モードにより求められるので、これらの空
間伝達特性GD11〜GD44を予めコントローラ2の演算
部50に格納しておく。
【0033】そして、この演算部50では、全て空間伝
達特性GD11〜GD44とセンサ12(図7参照)からの
エンジン振動成分X(n) との畳み込み演算を行ってその
値R 11〜R44=X(n) *GD44を出力する。
【0034】また、マルチチャネル演算部51では、こ
れらの演算値R11〜R44とマイクMIC1〜MIC4の
各出力信号にステップサイズ2μを乗じた値とのマトリ
ックス演算を行ってタップ係数H1 〜H4 を求めると
き、図4に示すように乗員が乗って居るためにアクティ
ブとなるマイクはマイクMIC1だけであることがマイ
ク選択部40から知らされるので、図示のように空間伝
達特性GD11とGD21とGD31とGD41(これらのみが
図1で実線で示されている)による演算値R11とR21
31とR41のみを用いて4つのスピーカSP1〜SP4
に対するタップ係数H1 〜H4 を求めて制御信号を与え
ることにより、各スピーカSP1〜SP4の入力レベル
を最小に適応制御している。
【0035】また、例えば必ず乗員が存在するドライバ
席(Fr・RH)の他に後部の右側座席(Rr・RH)
にも乗員が乗車しているときには、マイクMIC3の出
力信号もマルチチャネル演算部51に入力されることと
なり、またこのマイクMIC3と関わっている空間伝達
特性GD13, GD23, GD33, GD43も必要となるので
これらの空間伝達特性GD13, GD23, GD33, GD43
による演算値R13, 23, 33, 43もマルチチャネル
演算部51におけるマトリックス演算に用いられ、タッ
プ係数H1 〜H4 を更新することとなり、スピーカSP
1〜SP4の出力が最小となるように適応制御を行うこ
ととなる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車室内
騒音の低減装置によれば、乗員の乗車位置を検出してそ
の乗車位置のマイク出力のみを選択し、制御系において
選択したマイクと全てのスピーカとの組合せについて予
め求めた空間伝達特性を用いて該制御系内の全スピーカ
の出力制御を行うように構成したので、乗員が存在する
位置に対してのみ騒音低減の制御を行うこととなり騒音
低減効率が良くなる。
【0037】即ち、図5に示すような余分な適応制御を
する従来の場合(ドライバ席のみ乗車時に助手席も適応
制御をかけた場合)と比べて、本発明によれば図6に示
すようにドライバ席のみ乗車時にその他の座席に対して
は適応制御をかけない場合は騒音低減量が大きくするこ
とができると共に、乗員のいないエリアを制御するエネ
ルギーの無駄を省くことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車室内騒音の低減装置のシステム
概要を示したブロック図である。
【図2】本発明に用いる乗員の乗車位置を検出する手段
としてのシートベルトスイッチを示した図である。
【図3】本発明に用いる乗員の乗車位置を検出する手段
としてのドアスイッチを示した図である。
【図4】複数の空間伝達特性による適応制御例を示した
ブロック図である。
【図5】本発明においてドライバ席のみ乗車時に助手席
も適応制御をかけた場合の騒音低減特性を示したグラフ
図である。
【図6】本発明においてドライバ席のみ乗車時にその他
の座席は適応制御をかけない場合の騒音低減特性を示し
たグラフ図である。
【図7】従来の車室内騒音の低減装置の構成例を示した
ブロック図である。
【図8】初期同定モードにおいてスピーカ−マイク間の
空間伝達特性を測定するための構成を示すブロック図で
ある。
【図9】通常同定モードにおいて車体の振動系を含めた
車室内空間伝達系の伝達特性に対する逆伝達特性を測定
するための構成を示すブロック図である。
【図10】本発明及び従来例における車室内騒音の低減
装置に用いられる適応フィルタの構成を示したブロック
図である。
【図11】初期同定によって得られたフィルタ係数を有
するフィルタの構成を示したブロック図である。
【図12】特開平3-203490号に示された従来例を概略的
に示したブロック図である。
【符号の説明】
1 車両 2 コントローラ 10 車室 11 エンジン 12 エンジン振動センサ(エンジン回転数センサ) MIC1〜MIC4 マイク SP1〜SP4 スピーカ CS 制御系 22 フィルタ 23,33 適応フィルタ GD11〜GD44 空間伝達特性 40 マイク選択部 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの振動に同期した基準信号を検
    出し、車室内に複数のスピーカと複数のマイクを設け、
    ホワイトノイズにより予め測定されたスピーカ−マイク
    間の空間伝達特性を用いて該基準信号により車体の振動
    系の各マイクまでの伝達特性の逆伝達特性を同定し各マ
    イクの入力が最小になるように適応型コントローラが該
    スピーカの出力を制御する車室内騒音の低減装置におい
    て、 乗員の乗車位置を検出する手段と、乗員が検出された乗
    車位置のマイクのみを選択するマイク選択部とを設け、
    全てのスピーカとマイクの組合せについて予め求めた空
    間伝達特性を該コントローラに記憶しておき、該コント
    ローラが、該マイク選択部の出力信号と該基準信号とに
    より全スピーカの出力制御を行うことを特徴とした車室
    内騒音の低減装置。
JP4204962A 1992-07-31 1992-07-31 車室内騒音の低減装置 Withdrawn JPH0651786A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014207990A1 (ja) 2013-06-27 2014-12-31 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 制御装置、及び、制御方法
JPWO2019106748A1 (ja) * 2017-11-29 2020-04-02 三菱電機株式会社 音響信号制御装置及び方法、並びにプログラム及び記録媒体

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