JPH0651747U - 熱媒体循環装置 - Google Patents
熱媒体循環装置Info
- Publication number
- JPH0651747U JPH0651747U JP8739392U JP8739392U JPH0651747U JP H0651747 U JPH0651747 U JP H0651747U JP 8739392 U JP8739392 U JP 8739392U JP 8739392 U JP8739392 U JP 8739392U JP H0651747 U JPH0651747 U JP H0651747U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レシーバタンクへの人手による水差しを不要
にして、レシーバタンクに自動的に水を補給することが
できる熱媒体循環装置を提供する。 【構成】 レシーバタンク14の補水供給口14aに貯
湯タンク2から膨張水を排出するドレン管7を接続す
る。沸き上げによって膨張した貯湯タンク2内の膨張水
は、ドレン管7からレシーバタンク14に入り、レシー
バタンク14内の水の不足分を自動的に補う。余剰の膨
張水は配管14bを通して排出する。
にして、レシーバタンクに自動的に水を補給することが
できる熱媒体循環装置を提供する。 【構成】 レシーバタンク14の補水供給口14aに貯
湯タンク2から膨張水を排出するドレン管7を接続す
る。沸き上げによって膨張した貯湯タンク2内の膨張水
は、ドレン管7からレシーバタンク14に入り、レシー
バタンク14内の水の不足分を自動的に補う。余剰の膨
張水は配管14bを通して排出する。
Description
【0001】
本考案は、温水床暖房装置等のように熱媒体を循環させる熱媒体循環装置に関 するものである。
【0002】
図4は、熱媒体循環装置の代表例である従来の温水床暖房装置の概略構成を示 している。同図において1は貯湯式電気温水器のケースであり、ケース1内には 貯湯タンク2が配置されている。貯湯タンク2の下部には給水管3と排水管4と が接続され、貯湯タンク2の上部には給湯管5が接続されている。給湯管5には 逃がし弁6を介して膨張水を排出するドレン管7が接続されている。貯湯タンク 2の内部の下部領域には貯湯タンク2内の湯を全体的に沸き上げる主ヒータ8が 配置され、貯湯タンク2内部の上部領域には追い焚き用ヒータ9と循環熱媒体加 熱用熱交換器10とが配置されている。熱交換器10は、熱媒体循環路11を介 して床暖房用パネル12に内蔵された放熱用熱交換器13に接続されている。熱 媒体循環路11の途中には、レシーバタンク14と循環ポンプ15とが配置され ている。16は浴槽であり、17は減圧弁である。レシーバタンク14は、貯湯 タンク2に隣接して設けられ、熱媒体循環路11,熱交換器10及び13を通っ て循環する液状の熱媒体(不凍液が入った水等の水を主成分とする媒体)の一部 を収容する機能を有しており、また熱媒体から水分が蒸発した場合に、不足した 水分を補う機能も有している。図示していないが、レシーバタンク14内には、 液面レベルセンサ等のセンサが設けられており、レシーバタンク14内の熱媒体 の量が所定レベル以下になると、警報ランプや警報ブザー等の警報装置が作動し てレシーバタンク14への水の補給すなわち水差しが必要であることが装置の使 用者に知らされる。
【0003】
従来の装置では、レシーバタンク14に水差し口14aとオーバフロー水を排 出する配管14bとが設けられており、警報が出ると、人手に頼って補水供給口 14aから水をレシーバタンク14内に補給していた。しかしながら人手に頼っ ての水差しは、使用者にとって非常に煩わしい作業である上、水差しを忘れたり 、センサや警報装置が故障すると熱媒体が不足して安全装置が働き、装置全体が 停止してしまうという不具合が生じる。
【0004】 本考案の目的は、レシーバタンクへの人手による水差しを不要にして、レシー バタンクに自動的に水を補給することができる熱媒体循環装置を提供することに ある。
【0005】
本考案は、貯湯式温水器の温水タンク内に設けられた第1の熱交換器と、温水 タンクの外部に設けられて放熱または集熱のために用いられる第2の熱交換器と 、第1の熱交換器と第2の熱交換器とを連結して液状の熱媒体を循環させる熱媒 体循環路と、熱媒体循環路の途中に設けられた循環ポンプと、熱媒体循環回路の 途中に設けられて熱媒体の一部を蓄えるレシーバタンクとを具備してなる熱媒体 循環装置を対象とする。
【0006】 請求項1の考案では、温水タンクから膨張水を排出するドレン管から排出され る膨張水の少なくとも一部をレシーバタンクに導入する導入路を設ける。
【0007】 請求項2の考案では、ドレン管をレシーバタンクに直接接続して導入路を形成 する。
【0008】
貯湯式温水器の1回の沸き上げで温水タンクの容量の数%が膨張水としてドレ ン管から排出される。温水タンクの容量が370リットルで、容量の3%が膨張 水として排出されると仮定すると、約11.1リットルの膨張水が湯を沸き上げ る毎に排出されることになる。請求項1の考案のように、貯湯式温水器のドレン 管から排出される膨張水の少なくとも一部をレシーバタンクに導入する導入路を 設けると、排出される膨張水によってレシーバタンクに水を補給できる。従って 本考案によれば、従来のように、人手によってレシーバタンクに水を補給する必 要がなくなる。
【0009】 導入路を通してレシーバタンクに補給する水の量は適宜に調節することが可能 である。例えば、ドレン管の途中に分路配管を設けてこの分路配管により導入路 を形成する場合には、分路配管の径寸法を適宜に選定したり、分路配管の途中に 流量調節弁を設けることにより、補給する水の量を調節することができる。また 遠隔制御可能な三方弁をドレン管と分路配管との間に設け、従来と同様にレシー バタンクに液面レベルセンサを配置し、レシーバタンク内の液面レベルが設定レ ベル以下になると三方弁を駆動して分路配管側に膨張水を導くようにすることに より、レシーバタンクに補給する水の量を調節することも可能である。
【0010】 レシーバタンクに補給する水の量は必ずしも調節する必要はない。例えば熱媒 体として普通の水が用いられる場合等には、請求項2の考案のように、ドレン管 をレシーバタンクに直接接続して導入路を形成することができる。このようにす ると配管設備が簡単になる。なお膨張水を全て補給タンクに導入した場合でも、 余剰の水はオーバーフロー水排出口から排出できるため特に支障は生じない。
【0011】
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。図1は本考案を温水床 暖房装置に適用した実施例の概略図を示しており、同図において図4に示した実 施例と同様の部分には図4に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。本 実施例において、図4の実施例と異なるのは、貯湯式電気温水器の貯湯タンク2 から膨張水を排出するドレン管7がレシーバタンク14の補水供給口14aに直 接接続されている点である。本実施例において、ドレン管7はそれ自身で温水タ ンクから排出される膨張水をレシーバタンク14に導入する導入路を構成してい る。
【0012】 次に本実施例の動作について説明する。貯湯タンク2内には給水管3から水が 供給されており、深夜電力時間になると所定の通電モードに従って主ヒータ8へ の通電が行われ、貯湯タンク2内の水が所定の温度まで沸き上げられる。沸き上 げの際に、貯湯タンク2内で膨張した膨張水は、逃がし弁6を介してドレン管7 へと流れ、ドレン管7からレシーバタンク14へと流れ込む。レシーバタンク1 4に流れ込んだ膨張水のうち余剰分はオーバフロー水を排出する配管14bから 排出される。貯湯タンク2の容量が370リットルで沸き上げの際に発生する膨 張水がタンク容量の3%であるとすると、11.1リットルの膨張水がレシーバ タンク14に自動的に供給されることになる。主として水からなる熱媒体は、貯 湯タンク2内に配置した循環熱媒体加熱用熱交換器10(第1の熱交換器)で加 熱され、熱媒体循環路11aを通って床暖房用パネル12に内蔵された放熱用熱 交換器13(第2の熱交換器)に供給されて放熱され、レシーバタンク14を通 って熱交換器10に戻る間に僅かに蒸発するが、この蒸発分は湯を沸き上げる毎 にレシーバタンク14に供給される膨張水によって完全に補充できる。そのため レシーバタンク14への手作業による水の補給が不要になる。
【0013】 上記実施例では、ドレン管7をレシーバタンク14に直接接続しているため、 構造は簡単になるものの、必要以上の水がレシーバタンク14に供給されること になる。そのため寒冷地で用いられる熱媒体のように、大量の不凍液を必要とす る場合に、上記実施例を用いると、不凍液の濃度が低下してしまう問題が生じる 。この様な問題を生じさせないようにするためには、ドレン管7からレシーバタ ンク14へ供給する膨張水の量を調節する必要がある。図2(A)及び(B)は 、レシーバタンク14への膨張水の供給量を調節する場合の変形例を示している 。図2(A)の例では、ドレン管7の途中に分路配管(導入路)18を設け、こ の分路配管18により導入路を形成する。分路配管18の径寸法を適宜に選定す れば補給する水の量を調節することができる。また分路配管の途中に流量調節弁 を設けることにより、補給する水の量を調節することもできる。図2(B)の例 では、遠隔制御可能な三方弁19をドレン管7と分路配管18との間に設け、レ シーバタンク14に液面レベルセンサ20を配置し、レシーバタンク14内の液 面レベルが設定レベル以下になると制御装置21が三方弁19を駆動して分路配 管18側に膨張水を導くようにして、レシーバタンク14に補給する水の量を調 節する。なお液面レベルセンサが熱媒体の不足を検出しても直ちに膨張水を得る ことはできないため、液面レベルセンサ20の取付位置は、従来よりも上に配置 するのが好ましい。
【0014】 図3は、ソーラ集熱パネル12´の加熱用熱交換器13´によって加熱された 熱媒体を貯湯タンク2内に配置した放熱用熱交換器10´に供給して、貯湯タン ク2内の湯を加熱するシステムに本考案を適用した実施例の概略構成を示してい る。なお図3において図1の実施例と同様の部分には図1に付した符号と同じ符 号を付して説明を省略する。ソーラ集熱パネル12´は屋根や屋上に配置され、 太陽の光で加熱用熱交換器13´内に供給される熱媒体を加熱する。加熱された 熱媒体は、貯湯タンク2内の放熱用熱交換器10´で放熱する。なお循環ポンプ 15は、貯湯タンク2内の湯温が低下している時に作動させる。本実施例では、 図1の実施例と同様にドレン管7をレシーバタンク14に直接接続しているが、 図2(A)及び(B)に示したように膨張水の供給量を調節できるようにしても よいのは勿論である。
【0015】 上記実施例では、貯湯式温水器として電気温水器を用いたが、石油燃焼式の貯 湯式温水器等の他の貯湯式温水器を用いる場合にも適用できる。
【0016】
請求項1の考案によれば、貯湯式温水器から排出される膨張水の少なくとも一 部をレシーバタンクに導入する導入路を設けるため、排出される膨張水によって 自動的にレシーバタンクに水を補給でき、従来のように人手によってレシーバタ ンクに水を補給する必要がなくなる。そのためレシーバタンクへの水の補給の煩 わしさから解放され、自動化を促進することができる利点がある。また膨張水を 利用するため節水を図れる利点もある。
【0017】 請求項2の考案によれば、ドレン管をレシーバタンクに直接接続して導入路を 形成するため、構造が簡単になる上、センサの故障によって熱媒体が不足する事 態の発生を防止できる。
【図1】本考案を温水床暖房装置に適用した実施例の概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】(A)及び(B)は図1の実施例の変形例を示
す図である。
す図である。
【図3】本考案をソーラシステムによる湯を加熱する貯
湯式電気温水器に適用した実施例の概略構成図である。
湯式電気温水器に適用した実施例の概略構成図である。
【図4】従来の熱媒体循環装置の一例を説明するための
図である。
図である。
1 ケース 2 貯湯タンク 3 給水管 4 排水管 5 給湯管 6 逃がし弁 7 ドレン管 8 主ヒータ 9 追い焚きヒータ 10 熱媒体加熱用熱交換器 11 熱媒体循環路 12 床暖房用パネル 13 放熱用熱交換器 14 レシーバタンク 15 循環ポンプ 16 浴槽 17 減圧弁 18 分路配管 19 遠隔操作可能な三方弁 20 液面レベルセンサ 21 制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 貯湯式温水器の温水タンク内に設けられ
た第1の熱交換器と、前記温水タンクの外部に設けられ
て放熱または集熱のために用いられる第2の熱交換器
と、前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器とを連結
して液状の熱媒体を循環させる熱媒体循環路と、前記熱
媒体循環路の途中に設けられた循環ポンプと、前記熱媒
体循環回路の途中に設けられて熱媒体の一部を蓄えるレ
シーバタンクとを具備してなる熱媒体循環装置であっ
て、 前記温水タンクから膨張水を排出するドレン管から排出
される前記膨張水の少なくとも一部を前記レシーバタン
クに導入する導入路を設けたことを特徴とする熱媒体循
環装置。 - 【請求項2】 前記ドレン管が前記レシーバタンクに直
接接続されて前記導入路が形成されている請求項1に記
載の熱媒体循環装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8739392U JPH0651747U (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 熱媒体循環装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8739392U JPH0651747U (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 熱媒体循環装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651747U true JPH0651747U (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=13913644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8739392U Withdrawn JPH0651747U (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 熱媒体循環装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651747U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006138513A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Sanyo Electric Co Ltd | ヒートポンプ式給湯暖房装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS602754B2 (ja) * | 1976-05-29 | 1985-01-23 | エトラ−・ペ−タ−・テイルカ | 内燃機関用点火栓 |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP8739392U patent/JPH0651747U/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS602754B2 (ja) * | 1976-05-29 | 1985-01-23 | エトラ−・ペ−タ−・テイルカ | 内燃機関用点火栓 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006138513A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Sanyo Electric Co Ltd | ヒートポンプ式給湯暖房装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970826 |