JPS602754B2 - 内燃機関用点火栓 - Google Patents

内燃機関用点火栓

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JPS602754B2
JPS602754B2 JP52062276A JP6227677A JPS602754B2 JP S602754 B2 JPS602754 B2 JP S602754B2 JP 52062276 A JP52062276 A JP 52062276A JP 6227677 A JP6227677 A JP 6227677A JP S602754 B2 JPS602754 B2 JP S602754B2
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TYLKA ETLER PETER
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TYLKA ETLER PETER
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Publication of JPS602754B2 publication Critical patent/JPS602754B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/40Sparking plugs structurally combined with other devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P15/00Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits
    • F02P15/06Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits the electric spark triggered by engine working cylinder compression

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は内燃機関用点火栓に関する。
従来のこの種の点火栓は、ケーシングにアース電極が固
定され、このケーシングに固定された絶綾協同体中に固
定した中心電極を具えたものからなっており、機関の気
筒に取付けられる。
そしてこのような点火栓に点火電圧を分配するために、
通常の点火システムは電源に加えて、点火コイル、コン
タクト・プレー力、デイストリビユータ、コンデンサ等
を有する。コンタクト・プレー力は電源と点火コイルの
一次巻線とによって形成された回路を断続し、これによ
って高電圧が点火コイルの二次巻線に誘起される。ディ
ストリビュータは二次巻線と個々の点火栓との間を連結
して点火電圧を各点火栓に伝達する。コンタクト・プレ
ー力とディストリビュータは直接あるいは間接に機関の
クランク軸によって制御されている。従って点火電圧の
発生および分配には、コンタクト・プレー力、ディスト
リビュータと機関のクランク軸とを機械的に連続するた
めの比較的複雑な構造物を必要とするという欠点がある
。この発明の目的は、前記のような従来の点火栓のもつ
欠点を排除し、点火システム中の従来必要とされた器具
、部材等を省略して点火システムを全体として簡素化す
ることのできる点火栓を提供するにある。
前記の目的は、上部に絶縁協同体を固着したケーシング
の下部内に移動可能に配置した絶縁プランジャに可動一
次接点及び可動二次接点を有する中心電極を設け、絶縁
類同体には一次、二次接続体を取付け、一次後続体には
可動一次接点と一次回路用第1接点組を形成する固定一
次接点が設けられ、二次接続体には可動二次接点と二次
回路用第2接点組を形成する固定二次薮点が設けられ、
絶縁プランジャは機関の気筒内の圧縮ガスの圧力によっ
て上方に、それ以外は下方に移動するようになっており
、第1姥点組はそれぞれ絶縁プランジャの上方、下方へ
の移動時に前後2回開開し、第2接点組は第1接点組の
第1回開後に閉となり、第2回開後に関となるようにな
っていることを特徴とするこの発明による点火栓によっ
て達成される。
すなわちこの発明による点火栓は、デイストリビュータ
との連結をもたずに点火コイルの二次巻線に直接接続さ
れている二次接続体をもち、その一次接続体は点火コイ
ルの一次巻線に直接接続されており、機関の気筒内で起
る燃焼サイクル中に圧力が上昇すると、この圧力はこの
発明による点火栓が具備する絶縁プランジャを移動させ
る。この移動によってまず第1接点組が閉じられ、これ
によって点火コイルの一次回路を閉じ、圧縮圧力によっ
て絶縁プランジャがさらに移動すると、第1接点組は再
び開かれて一次巻線が除勢され、点火電圧が2次巻線に
発生する。第1薮点組が開くに先だって、第2接点組が
閉じられるから、点火電圧は中心電極に加えられ、これ
によって火花のフラッシュオ−バを起こす。従って、点
火栓の外部のコンタクト・プレーかこよる点火電圧の発
生も委せず、また点火栓に所定の時点で火花を発生させ
るのに必要なディストリビュータの設置も不必要である
。よってこの発明による点火栓は、点火システムを簡素
化し、これに伴ってシステムの費用を低減させる。この
発明の他の利点は、ディストリビュータ及びコンタクト
・プレー力を具備しないから、故障発生の恐れが少いと
いうことである。点火栓内の絶縁プランジャを復帰させ
るための偏俺力は、ケーシソグに形成されて絞り効果を
与える少くとも1つの通路を介して、機関の気筒と蓮適
する圧力室内に作用する圧縮圧力又はガス圧力に抗して
プランジャを偏俺する圧縮ばねの圧力によって提供され
る。
この発明の実施例を図面を参照して以下に説明する。第
1図に示す点火栓はその下端に設けられた雄ねじ部分3
によって図示していない機関の気筒に螺着される金属ケ
ーシング2を有する。
研磨されたアース電極5がケーシング2の下端から突出
する中心電極6を取囲むようにねじ部分3の下端に取付
けられる。ケーシング2の上端には、絶縁組同体7がケ
ーシング2と胴体7の肩部との間にガスケット8,9を
介装して結合される。環状冷却ひれ11が熱の放散をよ
くするために、ねじ部分3と隣接したケーシング2の外
側表面に形成されている。これら冷却ひれ11の上方に
おいて、ケーシング2には点火栓レンチが係合される六
角部12が形成されている。胴体7は点火栓用として通
常用いられている耐熱陶器材料で造られ、ほぼ円筒形と
なっている。
棒状の二次接続体15が胴体7の縦軸線と平行に譲頬同
体7を貫通し、接続体15は胴体7の鉄合孔内を猪動可
能である。前記競合孔の下端に雄ねじを施されたスリー
ブ16が胴体7に取付けられる。接続体15はスリーブ
16の区域及び胴体7から突出する上方部分の両方に雄
ねじが施されている。接続体15の下方ねじ部は、スリ
ーブ16にねじ込まれる。ナット17が接続体15の上
方端のねじに螺着され、ナット17はスリーブ16にね
じ込まれた接続体15を固定する。ナット17を繁締し
て接続体15を固定することによって、接続体15は胴
体7に対して所望位置に取付けられる。棒状の一次接続
体18が胴体7を通る接続体15と平行に延び、この接
続体18は接続体15と同機にして、スリーブ19及び
ナット21で胴体7に取付けられ、胴体7に対して調節
するのに優用される。
あらかじめ定めた機関特性の場合、第1図によるスリー
ブ19は省略され、又は第4図に示す部品61,2又は
第5図に示す部品73,3はそれぞれ一体造りとするこ
ともできる。接続体18のねじ付上端22は後述するよ
うに、点火コイルの一次巻線に点火栓を接続する端子を
形成する。胴体7の上面の接続体15と接続体18との
間に溝23が形成され、この溝23内にキャップ25の
ゥヱブ24(第4図参照)が係合され、キャップ25は
端末栓ソケットを形成する。溝23とゥェブ24とは協
働して、接続体18と接続体15との間を漏洩電流が流
れるのを防ぐ。ケーシング2はその中に円筒形でかつ金
属製の穀32、及び絶縁材料製の中子33を有するプラ
ンジャ31を港動可能に配置している。プランジャ31
は段付部分を有し、その細い直径部分をケーシング2の
ねじ部分3の内方の案内表面34によって案内され、太
い方の直径部分をケーシング2の中心に形成された案内
表面35によって案内されて取付けられる。プランジャ
に形成された段部と案内表面34,35を結合するケー
シング2の適合段部との間には軟質材料で造られたりン
グ36が配置され、このリング36の上にプランジャ3
1が最低位置に着座し(第1図)、このリング36はプ
ランジャ31が下降した際、ケーシング2の肩部と衝撃
的に当綾するのを防ぐ。プランジャ31の穀32の上縁
と胴体7の下面との間に、プランジャ31を下方に偏橋
する圧縮ばね37が配置されている。穀32に固定され
たプランジャ31の中子33は、その上端面に軸方向第
1孔38及び軸方向第2孔39をもっている。
接続体16と同軸に配置されている第1孔38は、接続
体15の下端に形成された固定二次接点41の直径と適
合する直径をもつが、この場合接点41と孔38の壁が
互に接触しないように、接点41と孔38との間にすき
間を設ける。可動二次接点42は導電性材料で造られ、
中心電極6を一体に形成された円筒部46の内側面によ
って形成される。中心電極6はプランジャ31の小直径
部分内の中子33の中に、これと同D‘こ延びるように
挿入されている。第2孔39は接続体18と同軸に形成
されている。第2孔39には案内表面34を通って接続
体18に接続された固定一次接点47が内部に滑敷可能
に配置されている。穀32に挿入された金属ピン45の
端面によって形成された可動一次接点44が孔39の壁
に理込まれている。プランジャ31が上向きに連動する
とき、接点47がまず接点44と接触し、接点41が接
点46に入って接触し、最後にプランジャ31がさらに
上方に移動すると、接点47が接点44との接触を外れ
るように、接点44,47,41が配置される。
図示の実施例において、第1接点組は接点44,47に
よって形成され、第2接点組は接点41,46によって
形成される。第2図は上述式の4点火栓を装着した4気
筒機関の点火システムの回路図である。
第2図において点線で囲んだブロックは点火栓1をあら
わし、ここにおいて2組の接点及び電極が略図で示され
ている。この点火システムは点火スイッチ53を介して
点火コイル52の一次巻線54に接続された電池51を
有する。点火コイル52の二次巻線55は4個の点火栓
の接続ピン15のすべてに対し並列に接続されている。
点火コイル52のアース端子は、一方において点火コン
デンサ56を介してアース電圧に、また他方において4
個の点火栓1の一次端子22のすべてに接続される。第
3図は4行程、4気筒機関の2つの気筒のp−Q線図で
、これらの気筒の作用サイクルは互に180oの位相差
をもつている。この線図はクランク角度Qにおける気筒
の燃焼室内の圧力分布を示す。
.以下に第2図に示す型式の点火システムに
おける第1図に示す点火栓1の作動態線を説明するが、
これについてこの点火栓1は気筒Aに絹付けられ、この
気筒のp−Q線図を第3図の上半部に示す。
燃焼室内の圧力が徐々に上昇し、この圧力はプランジヤ
31の下端面に作用し、これによってプランジャ31を
圧縮ばね37の偏俺力及びプランジャ31の上方に封ぜ
られたガスによって生じた力に抗して上方に移動させる
。これによって接点47はクランク角QIにおいて、接
点44と接触して第1接点組が閉じられる。従って一次
巻線54を通る回路を閉じる。接点47,44はそのま
ま接触を続け、接点41はクランク角度Q3において接
点46内に入る。これによって第2接点組41,46が
閉じるから、薮′点41,46はフラッシュオーバ接点
として作用する。次いでプランジャ31がさらに上方に
移動すると、クランク角の2において接点47は接点4
4との接触が外れるから「一次巻線54は除勢されこれ
によって高い電圧が二次巻線55に誘導される。この電
圧は閉じられた第2接点組41,46を経て中心電極6
に加えられるから、点火火花はクランク角Q2において
中心電極6と、アースされた電極5との間でフラッシュ
オーバする。この瞬間における早期点火の先行量は36
び−Q2である。3600と5400との間のプランジ
ャの次の膨張行程において、圧力は短時間なお上昇し「
それから圧力は急激に低下する。
機関の燃焼室内の圧力低下により、プランジャ31は下
方に移動する。この運動中第1後点組44,47はまず
クランク角Q4において再び閉じられ「それから第2接
点組41,46はクランク角Q6で開かれ、一方第1接
点組44,47はプランジャ31が膨張行程の終末に近
い第1図に示す最初の位置に戻る前にクランク角Q6に
おいて開かれる。クランク角Q5における第1接点組4
4,47の反覆される開き動作は、点火コイル52の二
次巻線55に点火電圧を発生させる。しかし、第2接点
組41,46はその時点で既に開いているので、この点
火電圧は中心電極6に加えられない。第3図の下半部に
は上述の作動サイクルより1800進んだ作動サイクル
をもつ気筒Bのp‐Q線図を示す。
この気筒Bの点火栓の第1、2接点組が閉じられている
時間は、点線曲線および鎖線曲線で示されている。第1
接点組44,47がこの気筒B内で行なわれる膨張サイ
クル行程中に開くクランク角Q‘よ、一次巻線54をよ
ぎる回路が閉じた状態に保たれるクランク角Q量,Q2
間の部分を占めるから、クランク角Q7においては何等
の中断(遮断)も起らず、したがって点火電圧も発生し
ない。同様のことがクランク角Q5においても、気筒A
内で行なわれる作動サイクルよりも1800だけ遅れて
いる作動サイクルをもつ気筒Bの第1接点組44,47
が閉じられる範囲内に収まる。クランク角は5又はq了
それぞれにおける第1接点組44,47の第2番目の開
き動作が、クランク角Q2における所望の点火が実施さ
れるのを防止しないために、クランク角の差8=Q2−
ひ7がゼロより大きいことに注意することが必要である
。もしクランク角QTがクランク角QIより4・さげれ
ば、点火電圧が発生したにしても、気筒Aの第2銭点組
41,46が閉じられていないから、点火火花は発生し
ない。上述の状態は点火栓1の対応する調節及び寸法決
めによって、別の気筒内の圧力分布を基礎として容易に
実現できる。この状態が互に接近して継続する作動サイ
クルをもつ2つの気筒「例えば気筒A,Bに対しておこ
れば、この状態は残りの気筒においてもおこることにな
る。第4図はこの発明の第2実施例を示す。
この点火栓の構成部品で第1図のそれと同一であるもの
については、同一符号で示し、その詳細説明を省略する
。第4図に示す点火栓1においては、二次接続体15お
よび一次接続体18は胴体7に非糟動的にかつ気密状態
で取付けられ、これによって第1図のものにおけるねじ
スリーブ16,19及び固定ナット17,21は省略さ
れる。胴体7はねじスリーブ61内に堅固に挿入されて
いる。このスリーブ61はケーシング2の上端において
雌ねじ量こ螺合され、ナット62によってケーシング2
との間にガスケット63を介して取付けられる。スリー
ブ61とケーシング2との間の相対位置を変えることに
よって、プランジャ31に対する円板47とスタッド4
1の位置、従ってクランク角Q1,Q2,Q3,Q4,
Q5,Q6を変えることができる。ケーシング2はこの
点火栓亀がシリンダヘッドにねじ込まれたとき〜気密式
に封止されてガス‘まねとして作用するプランジャ31
の上方の圧力室67を機内の内部に接続する少くとも1
つの通路を内部に具えている。
この通路は案内表面34に形成された少くとも1個の藤
方向溝64及びケーシング2の案内表面35に形成され
た1個の軸方向溝65をもちL軸方向溝64,65を連
結する半径方向溝66を有している。軸万向溝65はプ
ランジャ31の穀32の上縁の上を終端とする。溝64
,65,66は案内表面の全周を占めるものではなく、
溝相互間にこれら表面の十分な部分を残しているから、
これらの表面はそれらの案内機能を遂行できる。圧力室
内には圧縮ばねが配置されない。圧縮圧力がプランジャ
31を所定の距離だけ上方へ移動すると、プランジャ3
1は圧力室67に開〇する軸方向溝65の末端を閉じ、
これによってこれらの溝はもはや機関の圧縮室とは接続
されない。この構造において、この通路の出口孔は機関
の第4サイクル中に存在するガスを電極に対して吹付け
、これによって電極を清浄にするような方式で傾斜して
配置することもできる。
同時にこの遠路も清浄される。このガスは点火栓全体に
ついても言うことができ、このようにして冷却される。
圧縮行程中ガスは最初溝64,65,66に形成された
通路を通って機関燃焼室から圧力室67に流入して、圧
力室67内での圧力上昇が起り機関の燃焼室内の圧力上
昇をおくらせる。プランジャ31がそののち圧縮圧力に
よって軸方向溝65の閉口部を闇じるように上方に移動
されると、圧力室67はガスが充満され、これによって
圧力室67はガスばねとして作用し、プランジャの移動
量に比例する対抗力または反力を発生し、これによりプ
ランジャ31が次に燃焼室内に存在する圧力に比例して
移動される。第1、2接点組の接触において、この変位
は第1図による実施例について説明したものと同様の開
開動作をあらわす。しかし第4図に示す実施例のもつ特
殊形態により、ガスばねは機関の運転状態、特に回転速
度に従う。さらに高速度によって機関の燃焼室内に遠か
な圧力上昇が起った場合、溝64,65,66によって
形成された通路内のガス流の抑制作用により、鞄方向溝
65の開□端が閉じられた瞬間に、圧力室67が低速度
時におけるよりも少量のガスを有することとなる。この
結果ガスばねは弱まるから、機関の燃焼室内に存在する
圧力が下った状態でプランジャ31は、第2接点組41
,46を閉じ及び開く位置をとるから、点火が行われる
クランク度角Q‘ま上死点から一層離れ、このことは高
速度時において望ましい早期点火を提供することとなる
。第5図に示す第3実施例において、第1図に示す実施
例と類似の部品には同一符号を付してある。
第5図において、点火栓1のケーシングはねじ部分3と
、下端に雌ねじをもち、この雌ねじがねじ部分3の雄ね
じと螺合する円筒形スリーブ部分4とを有する。ねじ部
分3上のスリーブ部分4の位置は、ナット71によって
固定されるが、この場合このナット71とスリーブ部分
4の下端との間には環状のシールリング72が臭設され
る。スリーブ部分4の上端には、雄ねじを具えたスリー
ブ73が蝿着され、このスリーブ73はナット74によ
って、これとの間に適切な気密シールを提供するシール
リング75を用いてスリーブ部分4の所定位置に固定さ
れる。スリーブ73の中に胴体7が固定され、この胴体
7はケーシングと同軸関係に支持され、上端にねじを具
えた二次接続体15を支持する。スリーブ部分4内でス
リーフ73の鞠方向位置を変動することによって、接続
体15とプランジャ31との間の相対位置は所望どおり
に調節できる。ほぼ円筒形のプランジャ31は金属穀3
2及び絶縁性陶器材料の中子33を有する。中子33は
薄い下方部分と厚い上方部分とをもち、下方部分のみが
穀32によって囲まれている。中心電極6が中子33の
鞠方向中心を貫通し、該電極6はその上端をプランジヤ
31の端面まで延ばし、かつ中心電極6の全長に亘つて
延びる藤方向内孔78を具え、これによって点火栓1が
機関のシリンダヘッドにねじ込まれたとき、圧力室とし
て形成されたプランジャ31上方の空所と機関の燃焼室
との間を蓮通させる。中子33の大蚤部分はその外周表
面に環状溝77を具え、この溝の中に鞠方向に割目を設
けた環状ばねからなる可動一次磯点79が配置される。
接点79はその弾性のゆえに、スリーブ部分4の内側に
形成された案内表面と接触して、この表面に沿って糟勤
可能に取付けられる。これに反して中子33の大蓬部分
の外側表面は、案内表面35からある距離を隔てて配置
されている。スリーブ部分4は凹部81を具え、この中
にリング状の固定一次接点82が着座している。接点8
2と凹部81との間には、例えば陶器のような非導電性
でかつ耐熱性の絶縁胴体83が配置され、この胴体83
はスリーブ部分4から接点82を電気的に絶縁するのに
使用される。接点82の内側表面は案内表面35と整合
されているが、胴体83の内側表面はこの案内表面35
に対して外方へわずかに偏位されている。接点82の下
緑と凹部81の下緑との間の距離は、接点79の高さよ
りも小さい。スリーブ部分4は凹部81の部分に孔を有
し、これを通って接点82に導通結合された一次接続体
84が、スリーブ部分4の外側まで延びている。スリー
ブ部分4を通る接続体84の通路も、同様に電気的に絶
縁されている。接続体15の下端は中心電極6の聡方向
内孔78と同軸的に配置されて、軸万向内孔78と間隙
をもって鉄合するような寸法の直径を有する固定二次接
点41を有する。圧縮ばね37がプランジャ31の上端
面と当接し、このばねはスリーブ部分4の肩部と押当て
られる。図示の実施例において、第2接点組は接点41
と中心電極6の接点76とによって形成され、第1接点
組は接点79、接続体82及びスリーブ部分4によって
形成される。
第2銭点綴41,76の閉じは、プランジャ31が上方
に移動するとき、鞠方向内孔78に接点41を進入させ
ることによって実施される。これによって接点41は同
時に「鞠方向内孔78によって形成された通路と圧力室
67との間の接続を中断する。第1接点組4,T9,8
2は接点82の下縁と凹部81の下縁との間を鞠渡して
導通接続する環状接点79によって閉じられる。接点7
9の下緑が凹部81の下縁を通過したとき、第1接点組
4,79,82が再び開かれる。第5図の点火千全iの
機能は、第2,3図について説明したように、第1図の
点火栓1の機能と同じであり、相違するところは回転速
度に応答する点火進行を行うことであるが、これは第4
図の実施例の場合と同じである。第5図の実施例の利点
よ、すべての構成要素(接続スリーブ84を除き)が軸
方向に対称形態をもつことで、第1接点組79,82の
構造および接続体82と接点79との間の摩耗を補償で
きる接点79の弾性によって、セラミックに対する金属
の滑り摩擦を防止できることである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の縦断正面図、第2図は
この発明による点火栓を具備した4気筒機関の電池点火
システムの回路図、第3図はそれぞれ1800位相のず
れた作動サイクルを有する4行程機関の2つの気筒につ
いて示されたp−Q線図、第4図はこの発明の第2実施
例の縦断正面図ト第5図はこの発明の第3実施例の一部
縦断正面図である。 1・・・・・・点火栓、2・・・・・・ケーシング、5
…・・・ア−ス電極、6・・…・中心電極、7…・・・
絶縁組同体、15……二次接続体、18・・・・・・一
次接続体、22・・・・・・一次端子、31・・・・・
・絶縁プランジャ、32・・…・ジャケット、33・・
…・中子、37・…・・圧縞ばね、38・・・…第1孔
ト39……第2孔、41……固定二次接点、亀2・・・
・・・可動二次接点、43…・・・スタッド、亀4……
可動一次接点、47……固定一次接点、51…・・・電
池、52・…・・点火コイル、53…・・・点火スイッ
チ、54…・・・一次巻線「 65・・・・・・次巻線
、56…・・・点火コンヂンサ、64,65・・・…麹
方向溝、66…・・・半径方向溝、67…・・・圧力室
、76・・…可動二次接点、77・・・・・・環状溝、
78…・・・藤向内孔、79・・・・・・可動一次綾点
、81…・・・凹部、82・・・・・・固定一次接点、
83・・・・・・絶縁類同体、84・・…・一次綾競体
。 Fig.I Fig,2 Fig−ム Fig.3 Fig.5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アース電極5が固定されたケーシング2と、このケ
    ーシング2の上部に固定された絶縁胴体7又は83と、
    ケーシング2の下部内に軸方向に移動可能に配置され、
    機関の気筒内の圧縮ガスの圧力によって上方に移動し、
    それ以外は下方に移動するようになっている絶縁プラン
    ジヤ31と、この絶縁プランジヤ31に設けられた可動
    一次接点44又は49及び可動二次接点46又は76を
    有する中心電極6と、絶縁胴体7又は83に取付けられ
    た一次接続体18又は84及び二次接続体15とを具え
    、一次接続体18又は84には可動一次接点44又は7
    9と一次回路用第1接点組を形成する固定一次接点47
    又は82が設けられ、二次接続体15には可動二次接点
    46又は76と二次回路用第2接点組を形成する固定二
    次接点41が設けられ、第1接点組はそれぞれ絶縁プラ
    ンジヤ31の上方、下方への移動時に前後2回閉開し、
    第2接点組は第1接点組の第1回閉後に閉となり、第2
    回閉後に開となるように構成されていることを特徴とす
    る内燃機関用点火栓。 2 絶縁プランジヤ31の下方への移動は、ケーシング
    2内において絶縁プランジヤ31の上方に配置されてい
    る圧縮ばね37によってなされるようになっている特許
    請求の範囲第1項に記載の点火栓。 3 絶縁プランジヤ31の下方への移動は、ケーシング
    2の内面に設けられた一連の通路64,66,65を通
    って、絶縁プランジヤの上方に形成された圧力室67に
    流通する機関の気筒内の圧縮ガスの圧力によってなされ
    るようになっている特許請求の範囲第1項に記載の点火
    栓。 4 二次接続体15は絶縁胴体7に対して上下位置調節
    可能に取付けられている特許請求の範囲第1項に記載の
    点火栓。 5 絶縁胴体7はケーシング2に対して上下位置調節可
    能に取付けられている特許請求の範囲第1項に記載の点
    火栓。
JP52062276A 1976-05-29 1977-05-30 内燃機関用点火栓 Expired JPS602754B2 (ja)

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US4114068A (en) 1978-09-12
FR2353149B1 (ja) 1983-05-06
JPS52147242A (en) 1977-12-07
DE2624238A1 (de) 1977-12-15

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