JPH0651689U - 流体荷役装置等における緊急切離し装置 - Google Patents

流体荷役装置等における緊急切離し装置

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JPH0651689U
JPH0651689U JP9406491U JP9406491U JPH0651689U JP H0651689 U JPH0651689 U JP H0651689U JP 9406491 U JP9406491 U JP 9406491U JP 9406491 U JP9406491 U JP 9406491U JP H0651689 U JPH0651689 U JP H0651689U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突起に対する氷の付着を防ぎ切離しを的確に
行う。 【構成】 クランプ9,10,11を連結部材12で連
結する。クランプ11のプレート14にロッド6をピン
16で枢着し、クランプ9の取付座22に締結レバー7
と遊動レバー33を枢軸23で枢着する。レバー7は、
ロッド6の係止軸19をレバー7の延長係止部21hに
係止してシリンダ8を縮め枢軸23を中心に回動させて
係止軸19を延長係止部21hで係止部21aに導いて
ピン16と枢軸23の中心を結ぶ直線の延長線の内側に
位置させる。遊動レバーの爪33aをフランジ2aの突
起2bに当接させて遊動レバーにシャーピン24を取り
付ける。シリンダ8の伸長で締結レバーが回動してシャ
ーピンが切断し、ピン34を押して遊動レバーをこじり
回動させる。プッシュロッド35はロッド6を押し爪の
こじり作動が終ると係止軸を延長係止部から外す。突起
に爪が当接しているのでの影響を受けない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、LNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)等の極低温の液 化ガスを輸送する流体荷役装置等に設けられる緊急切離し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、桟橋等に設置されてタンカーへの液化ガス等の積込みまたはタンカー からの積卸しを行う流体荷役装置において、流体荷役装置のローディングアーム とタンカーとの間に配設された輸送管には、緊急切離し装置が設けられる。
【0003】 この緊急切離し装置は、輸送管に設けられた一対のフランジの外周に押し付け られてこれらを挟み付ける円弧状のクランプを一平面内において屈曲自在に複数 連結した挟着機構と、この挟着機構の両端を互いに引き寄せて各クランプをフラ ンジの外周に押し付け、一対のフランジを一体に締結する締結機構とを主体とし ており、緊急時には、上記締結機構の作用を解除して挟着機構による一対のフラ ンジの締結を解き、輸送管を切り離す。
【0004】 ところで、輸送管を流れる液化ガスの冷熱で挟着機構の各クランプとフランジ 等が氷結していると、締結を解除しても、クランプの一部分がフランジに付着し ていてこれから離れず、輸送管の切離しが正常に行われないことがある。この点 は、緊急切離し装置を軽量化するためにその構成部材をアルミニウム合金で製作 した場合、アルミニウム合金は熱伝導性が良いため氷結が強固になり一層顕著に なる。
【0005】 そこで従来においては、挟着機構の一端に取り付けられた締結ロッドを係止す る締結レバーに爪を設け、挟着機構の他端に締結レバーと共に設けられた油圧シ リンダで締結レバーを回動させて締結ロッドの係止を解き、挟着機構による一対 のフランジの締結を解除した後に、締結レバーの上記爪をフランジに設けられた 突起に油圧シリンダの余長で当接させて挟着機構をこじるようにして動かし、フ ランジから外すようにしている(特公平3−13475号公報)。なお、締結ロ ッドと締結レバー、及び油圧シリンダは前記の締結機構を構成している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の緊急切離し装置においては、締結時にフランジの突起から 締結レバーの爪が離されており、突起に氷が付着して自由に成長する。このため 、突起に氷が固く着くと、締結レバーの爪がその氷の上を滑ってしまい、挟着機 構をフランジに対して動かすことができない場合がある。
【0007】 本考案は、こじり機能を損うような氷が突起に付着することがなく、常に的確 に輸送管を切り離すことができる、流体荷役装置等における緊急切離し装置を提 供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、互いに接合された一対のフランジの 外周に押し付けられてこれらを挟み付ける円弧状のクランプを一平面内において 屈曲自在に複数連結した挟着機構と、上記フランジの外周に巻き付けられた状態 の上記挟着機構の両端を互いに引き寄せることにより各クランプをフランジの外 周に押し付けて上記フランジを締結する締結機構とを具備し、上記締結機構は、 先端部に係止軸を有し上記挟着機構の一端に設けられたヒンジプレートにピンで 上記一平面内において回動自在に取り付けられた締結ロッドと、上記係止軸を係 止させる係止部を有し上記挟着機構の他端に設けられた取付座に枢軸で上記一平 面内において回動自在に取り付けられた締結レバーと、ピストンロッドを上記締 結レバーに連結させて上記挟着機構の他端に設けられたシリンダとを備え、締結 ロッドの係止軸を上記係止部に係止させた締結レバーを上記シリンダの作動によ り上記枢軸を中心に一方向に回動させることにより、上記締結ロッドとともに上 記挟着機構の一端を他端側に引き寄せて締結を行い、上記シリンダで締結レバー を上記枢軸を中心に他方向に回動させることにより締結を解除する構成とされた 流体荷役装置等の緊急切離し装置において、上記枢軸に、爪と受圧部を有し、締 結レバーの上記他方向の回動時にフランジに設けられた突起に上記爪を当接させ た状態で締結レバーで受圧部を押されて枢軸を中心に回動する遊動レバーを枢着 し、また遊動レバーに、締結時において、遊動レバーの爪を上記突起に当接させ た状態を維持させ、締結レバーの上記他方向の回動で破断して締結レバーによる 上記受圧部の押圧を可能にするシャーピンを締結レバーにほぼ接して設けた構成 とした。
【0009】
【作用】
爪を有する遊動レバーが締結レバーとは別に設けられ、この遊動レバーの爪が 一対のフランジの締結時において初めからフランジの突起に当接しているので、 突起に氷が固く付着して締結解除時における遊動レバーのこじり作用を阻害する ことはない。
【0010】
【実施例】
添付図面は本考案の一実施例を示す。図中符号1(図10)は、桟橋に設置さ れる流体荷役装置の2本の輸送管2,2の切離し部である。各輸送管2には相互 いに接合されるフランジ2aがそれぞれ設けられている。各フランジ2aは、接 合面の裏側が外周に近付くにしたがって薄くなるテーパ状の傾斜面とされている 。この切離し部1において、各フランジ2a,2aの両側にはボールバルブ3, 4が設けられ、切離し時に、それぞれローディングアーム側とタンカー側を閉塞 する。
【0011】 緊急切離し装置5は、フランジ2a,2aの周囲に配されてそれらを切離し自 在に接合するものであり、図1に示すように、挟着機構5aと締結機構5bを備 える。
【0012】 挟着機構5aは、複数(図のものは3個)のクランプ9,10,11と複数( 2個)の連結部材12とを交互に連結ピン13で連結して成り、一つの平面内に おいて屈曲自在とされている。各クランプ9,10,11は、自由状態ではフラ ンジ2aの外径よりも大なる所定の径を有する円弧状をなし、内方に撓わまされ て図1の如くフランジ2a,2aを挟着する弾性曲り梁から成る。各クランプ9 ,10,11の内周面には接合状態のフランジ2a,2aの傾斜面に合致するV 字状の挟着溝が形成されている。なお、挟着機構5aの小形のクランプ9には弾 性が付与されていなくてもよい。
【0013】 上記挟着機構5aの各クランプ9,10,11の連結部においては、各クラン プ9,10,11の端部に取り付けられて連結ピン13を支持するヒンジプレー ト14と各クランプ9,10,11との間に位置して断熱板15が介装されてい る。この断熱板15は熱伝導率が低い材料、例えば繊維強化プラスチックにより 形成されている。なお、連結ピン13とヒンジプレート14はステンレス鋼(S US304)で形成され、ヒンジプレート14は入熱を良くするために強度上必 要な面積よりもその平面積を大きくしてある。各クランプ9,10,11はアル ミニウム合金で製作することができる。
【0014】 締結機構5bは、締結ロッド6と締結レバー7、及び油圧シリンダ8を備える 。締結ロッド6は、図6等に示すように、挟着機構5aの一端側、つまり、クラ ンプ11の自由端に設けられたヒンジプレート14にピン16で枢着された回動 部材17と、互いに逆方向に切られた一対のネジ部18a,18bの間に操作部 18cを形成し、一方のネジ部18aを回動部材17に螺入して設けられた調節 ネジ18と、先端に係止軸19を備え調節ネジ18の他方のネジ部18bに螺着 されたリンク部材20とから構成されている。
【0015】 上記締結ロッド6は挟着機構5aが屈曲する平面内においてピン16を支点に 回動自在である。係止軸19は横断面形状が円形に形成され、リンク部材20の 両側にその中心線の方向をピン16の軸方向と平行にして突設されている。
【0016】 調節ネジ18はターンバックルとして機能し、締結ロッド6の長さを調節自在 にしている。なお、この締結ロッド6の回転ヒンジ部分、すなわち、ヒンジプレ ート14とクランプ11との間にも、前記同様に断熱板15が介装され、ピン1 6はステンレス鋼(SUS304)よりなる。
【0017】 また、締結レバー7は、図4〜図6等に示すように、互いの対向面に円弧状の 係止部(溝)21aを有する一対のレバー半体21e,21fを、それらの間に 隙間Gを形成して連結片21dにより一体に連結して成る。この締結レバー7は 、挟着機構5aの他端、つまりクランプ9の自由端に設けられた取付座22に枢 軸23で枢着されて挟着機構5aの屈曲平面内において枢軸23を中心に回動自 在に設けられている。
【0018】 ここで、各係止部21a,21aは締結ロッド6の各係止軸19,19をそれ ぞれ係止するものである。締結ロッド6のリンク部材20は、2個のレバー半体 21e,21fの隙間Gに自由に出入して各係止軸19,19を各係止部21a ,21aにそれぞれ係止させる。一方のレバー半体21eの係止部21aには延 長係止部21hが連設されている。延長係止部21hは、係止部21aに係止し ている係止軸19の係止部21aからの離脱側に突き出されている。
【0019】 締結機構5bの油圧シリンダ8は、枢軸23を支点に締結レバー7を回動させ るものであり、クランプ9に設けられた取付座26に取付軸27により挟着機構 5aの屈曲平面内において回動自在に取り付けられている。油圧シリンダ8のピ ストンロッド28には連結金具29が取り付けられており、該連結金具29は締 結レバー7に結合ピン30で回動自在に連結されている。
【0020】 また、符号32は半円弧形板の一端側(図1において左端側)に該半円弧形板 の円弧部32aの外周より外方に突出したカム部32bを有するカムである。カ ム32はレバー半体21eの図4と図5における下部に固定して取り付けられて いる。レバー半体21eと取付座22の間には遊動レバー33が、枢軸23に回 動自在に枢着されて設けられている。遊動レバー33の一端には、ボルトよりな る遊動レバーピン34が、その先端(受圧部)34aをレバー半体21eの回動 面に突き出して着脱自在に螺着されている。
【0021】 遊動レバー33はその他端に爪33aを有する。遊動レバー33には小孔33 bが形成され、該小孔33bにはシャーピン24が挿通されている。シャーピン 24は、図6に示すように遊動レバー33の爪33aがフランジ2aの突起2b に当接した状態で締結レバー7に接しており、枢軸23を中心とする締結レバー 7の図6における時計回りの解除回動時に締結レバー7によって切断される。
【0022】 連結金具29にはプッシュロッド35が取り付けられている。プッシュロッド 35は油圧シリンダ8が伸長して締結レバー7を図6で時計回りに回動させる時 に、図7に示すように締結ロッド6の先端を押して締結ロッド6をピン16を中 心に図7で時計回りに強制的に回動させる。
【0023】 締結ロッド6と締結レバー7、遊動レバー33、及びカム32等の関係は次の ように定められている。 すなわち、シリンダ8のピストンロッド28を伸ばして締結レバー7を締結ロ ッド6側(図6等において時計回り)に回動させ、その係止部21a,21aに 係止軸19,19を接触させた締結準備状態(ほぼ図7に示す状態、正しくは図 7の状態よりシリンダ8のピストンロッド28がもう少し伸びた状態)において は、ピン16の中心と係止軸19の中心とを結ぶ第1の直線と、枢軸23の中心 と係止軸19の中心とを結ぶ第2の直線の挟角が鋭角となり、係止部21aの締 結ロッド6側の端縁21c(図4と図5)が上記第1直線の内方(フランジ2a 側)となるように定められている。なお、延長係止部21hについては後述する 。
【0024】 また、締結レバー7に対する締結ロッド6の締結状態(図6)においては、係 止部21aの端縁21cが上記第1直線を越えて外方に突出し、かつ係止軸19 の中心がピン16の中心と枢軸23の中心とを結ぶ第3の直線の延長線の内方と なるように設定されている。
【0025】 延長係止部21hは、レバー半体21eの係止部21aの外方(図6で下側) に突き出しており、締結レバー7が遊動レバーピン34を押して遊動レバー33 を回動させ、爪33aによる突起2bのこじり作用が終った後に図8のように係 止軸19の係止を解くように設定されている。
【0026】 更に、カム32は、常時は、その円弧部32aがフランジ2aの突起2bから 若干離間しているが、カム32が締結レバー7と共に回動して、図9に示すよう に、延長係止部21hから係止軸19が外ずされた後において、そのカム部32 bがフランジ2aの外周面を押圧し、取付座22をフランジ2aの半径方向外側 に動かして突起2bから爪33aを外すように設定されている。
【0027】 次に上記のように構成された本考案に係る流体荷役装置等における緊急切離し 装置の作用を説明する。 図1と図6は締結状態を示すもので、締結ロッド6の係止軸19,19は、締 結レバー7の係止部21a,21aに係止され、シリンダ8の縮小により、その 中心を、ピン16の中心と枢軸23の中心を結ぶ第3直線の延長線の内側に位置 させて安定している。また、遊動レバー33はシャーピン24の締結レバー7に 対する接触で図6における反時計回りの自由回動を止められ、爪33aをフラン ジ2aの突起2bに当接させている。
【0028】 上記の締結状態において、切離し指令が出されると、油圧シリンダ8が作動し てピストンロッド28を伸長させる。ピストンロッド28の伸長により締結レバ ー7が枢軸23を中心に図6で時計回りに回動し、シャーピン24を切断した後 、遊動レバーピン34の先端34aを図7のように押して遊動レバーピン34を 枢軸23を中心に図7で時計方向に回動させる。この際、プッシュロッド35が 締結ロッド6を押して該ロッド6をピン16を中心に図7で時計回りに回動させ る。この作動で挟着機構5aによるフランジ2a,2aの挟着が少し緩められる とともに、遊動レバー33の爪33aが突起2bを押圧し、挟着機構5a全体を こじり移動させて氷による付着を解く。
【0029】 遊動レバー33による上記のこじり作動が終るまで延長係止部21hは係止軸 19を係止しており、こじり作動が終ると同時に延長係止部21hから係止軸1 9が外される。挟着機構5aのそれまで撓められていた各クランプ9,10,1 1は元の状態に戻り、一対のフランジ2a,2aの締結が解除される。
【0030】 ピストンロッド28の伸長継続で締結レバー7は更に回動する。締結レバー7 のこの回動でカム32はフランジ2aの外周面を押し、取付座22をフランジ2 aの半径方向外側(図8と図9で下方)に動かして突起2bから遊動レバー33 の爪33aを外ずさせる。
【0031】 一対のフランジ2a,2aを再び締結する場合は、図9の締結解除状態におい て遊動レバーピン34を遊動レバー33から取り外し、遊動レバー33を図9で 反時計回りに少し回動させてその爪33aを突起2bの左側に位置させる。
【0032】 次に、締結ロッド6の各係止軸19,19を締結レバー7の各係止部21a, 21aに係止させ(図7)、ピストンロッド28を縮小移動させることにより、 ピン16と枢軸23の中心を結ぶ第3直線の延長線を越えて該延長線の内側に係 止軸19,19の中心を移す。この際、挟着機構5aの両端が互いに近づいてそ の径を縮小し、各クランプ9,10,11を撓わめて一対のフランジ2a,2a を締結する。その後、小孔33bにシャーピン24を取り付け、また、遊動レバ ーピン34を遊動レバー33に装着して締結作業を完了する。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、互いに接合された一対のフランジの外周に押 し付けられてこれらを挟み付ける円弧状のクランプを一平面内において屈曲自在 に複数連結した挟着機構と、上記フランジの外周に巻き付けられた状態の上記挟 着機構の両端を互いに引き寄せることにより各クランプをフランジの外周に押し 付けて上記フランジを締結する締結機構とを具備し、上記締結機構は、先端部に 係止軸を有し上記挟着機構の一端に設けられたヒンジプレートにピンで上記一平 面内において回動自在に取り付けられた締結ロッドと、上記係止軸を係止させる 係止部を有し上記挟着機構の他端に設けられた取付座に枢軸で上記一平面内にお いて回動自在に取り付けられた締結レバーと、ピストンロッドを上記締結レバー に連結させて上記挟着機構の他端に設けられたシリンダとを備え、締結ロッドの 係止軸を上記係止部に係止させた締結レバーを上記シリンダの作動により上記枢 軸を中心に一方向に回動させることにより、上記締結ロッドとともに上記挟着機 構の一端を他端側に引き寄せて締結を行い、上記シリンダで締結レバーを上記枢 軸を中心に他方向に回動させることにより締結を解除する構成とされた流体荷役 装置等の緊急切離し装置において、上記枢軸には、爪と受圧部を有し、締結レバ ーの上記他方向の回動時にフランジに設けられた突起に上記爪を当接させた状態 で締結レバーで受圧部を押されて枢軸を中心に回動する遊動レバーが枢着され、 また遊動レバーには、締結時において、遊動レバーの爪を上記突起に当接させた 状態を維持させ、締結レバーの上記他方向の回動で破断して締結レバーによる上 記受圧部の押圧を可能にするシャーピンが締結レバーにほぼ接して設けられた構 成とされているので、フランジに設けられた突起に氷が付着して成長することが ない。このため、遊動レバーの爪が氷で滑ることがなく、突起を常に的確に押し てこじり作用を生じさせ、氷結に阻害されることなく輸送管を切り離すことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すもので、流体荷役装
置等における緊急切離し装置の締結状態の平面図であ
る。
【図2】 連結部材によるクランプの連結部分の正面図
である。
【図3】 ヒンジプレートに対する締結ロッドの枢着状
態を示す正面図である。
【図4】 締結ロッドと締結レバー等の関係を示す図1
の(IV−IV) 矢視図である。
【図5】 締結ロッドと締結レバー等の関係を示す図1
の(V−V)矢視図である。
【図6】 締結状態を示す要部の平面図である。
【図7】 締結解除の初期状態(又は締結準備状態の一
例)を示す要部の平面図である。
【図8】 締結解除完了の直前状態を示す要部の平面図
である。
【図9】 締結解除の完了状態を示す要部の平面図であ
る。
【図10】 一対のフランジのクランプによる締結状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
2a フランジ 2b 突起 5a 挟着機構 5b 締結機構 6 締結ロッド 7 締結レバー 8 シリンダ 9,10,11 クランプ 16 ピン 19 係止軸 21a 係止部 22 取付座 23 枢軸 24 シャーピン 28 ピストンロッド 33 遊動レバー 33a 爪 34a 先端(受圧部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接合された一対のフランジの外周
    に押し付けられてこれらを挟み付ける円弧状のクランプ
    を一平面内において屈曲自在に複数連結した挟着機構
    と、上記フランジの外周に巻き付けられた状態の上記挟
    着機構の両端を互いに引き寄せることにより各クランプ
    をフランジの外周に押し付けて上記フランジを締結する
    締結機構とを具備し、上記締結機構は、先端部に係止軸
    を有し上記挟着機構の一端に設けられたヒンジプレート
    にピンで上記一平面内において回動自在に取り付けられ
    た締結ロッドと、上記係止軸を係止させる係止部を有し
    上記挟着機構の他端に設けられた取付座に枢軸で上記一
    平面内において回動自在に取り付けられた締結レバー
    と、ピストンロッドを上記締結レバーに連結させて上記
    挟着機構の他端に設けられたシリンダとを備え、締結ロ
    ッドの係止軸を上記係止部に係止させた締結レバーを上
    記シリンダの作動により上記枢軸を中心に一方向に回動
    させることにより、上記締結ロッドとともに上記挟着機
    構の一端を他端側に引き寄せて締結を行い、上記シリン
    ダで締結レバーを上記枢軸を中心に他方向に回動させる
    ことにより締結を解除する構成とされた流体荷役装置等
    の緊急切離し装置において、上記枢軸には、爪と受圧部
    を有し、締結レバーの上記他方向の回動時にフランジに
    設けられた突起に上記爪を当接させた状態で締結レバー
    で受圧部を押されて枢軸を中心に回動する遊動レバーが
    枢着され、また遊動レバーには、締結時において、遊動
    レバーの爪を上記突起に当接させた状態を維持させ、締
    結レバーの上記他方向の回動で破断して締結レバーによ
    る上記受圧部の押圧を可能にするシャーピンが締結レバ
    ーにほぼ接して設けられたことを特徴とする流体荷役装
    置等における緊急切離し装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11153282A (ja) * 1997-09-05 1999-06-08 Giorgio Bormioli 迅速開放用結合手段を備えたパイプ結合装置
KR101245508B1 (ko) * 2012-09-06 2013-03-19 국방과학연구소 기구식 날개 폴딩 지그장치
JP2013545943A (ja) * 2010-10-26 2013-12-26 カー エス ベー エス.アー.エス. 着脱式クランプモジュールを備える連結装置

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