JPH0238155Y2 - - Google Patents

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JPH0238155Y2
JPH0238155Y2 JP1624587U JP1624587U JPH0238155Y2 JP H0238155 Y2 JPH0238155 Y2 JP H0238155Y2 JP 1624587 U JP1624587 U JP 1624587U JP 1624587 U JP1624587 U JP 1624587U JP H0238155 Y2 JPH0238155 Y2 JP H0238155Y2
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fastening
clamping mechanism
clamp
flanges
flange
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、LNG(液化天然ガス)やLPG(液
化プロパンガス)等の極低温の液化ガスを輸送す
る流体荷役装置等に主として設けられる輸送管の
緊急切離し装置に関する。
「従来の技術」 例えば、シーバースに接岸した石油タンカーか
ら石油を陸上の貯蔵タンクに荷上げしたり、ある
いは貯蔵タンクから石油タンカーに荷積みする際
に使用される流体荷役装置においては、強風や波
浪等の影響で石油タンカーの動きが大きくなつた
ような場合、そのままであると輸送管が破壊して
おおきな損害を出すことから、輸送管に緊急切離
し装置を設け、その緊急切離し装置の作動で輸送
管を切離してその破壊を防止するようにしてい
る。
上記の緊急切離し装置として、2本の輸送管の
互いに接合させたフランジを挾着する複数のクラ
ンプを連結ロツドでC字状に連結した挾着機構
と、この挾着機構の一端と他端を開放自在に締結
する締結機構とを備え、緊急時に締結機構を作動
させて挾着機構を開放し、クランプによるフラン
ジの挾着を解除するようにしたものが知られてい
る(特開昭55−97590号公報)。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、上気緊急切離し装置の構成では、輸
送対象液がLPG等の極低温の液化ガスであるよ
うな場合、挾着機構を開放しても、フランジやク
ランプの部分に氷が付着していてフランジからク
ランプが外れず、したがつて輸送管が予定通り切
り離されないという事態が生ずる。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、互いに接合されたフランジを挾着
する複数のクランプを連結部材でC字状に連結し
た挾着機構と、この挾着機構に付設され挾着機構
の一端と他端とを開放自在に締結する締結機構と
を具備した流体荷役装置等の緊急切離し装置にお
いて、上記挾着機構に、締結機構による挾着機構
の開放時にシリンダによつて回動させられてフラ
ンジを押圧しクランプをフランジから分離させる
分離用カムを設けることにより、上記従来の問題
点を解消したものである。
「作用」 挾着機構の複数のクランプが互いに接合された
二つのフランジを挾んでそれらのフランジを一体
に結合し、また締結機構が上記挾着機構の一端と
他端とを締結している状態において、切離し指令
により締結機構の開放用シリンダが作動すると、
挾着機構の一端と他端とが開放され、フランジの
挾着機構による挾着が解除される。クランプによ
るフランジの挾着が解除されると、分離用カムが
回動してフランジを押圧し、クランプをフランジ
から強制的に分離させる。
「実施例」 添付図面はこの考案の一実施例を示すもので、
図中、1と2は、輸送管3,4の管端に取り付け
られるカツプリングである。これらのカツプリン
グ1,2の一側の端部には、外面を接合面5a,
6aとなし、かつその接合面5a,6aの裏側
を、外周に近づくにしたがつて薄くなるテーパ状
の傾斜面5b,6bとしたフランジ5,6が形成
されている。
また、7は挾着機構であり、これは複数(図の
ものは5個)のクランプ8と、複数(4本)の連
結部材9とによつて構成されている。クランプ8
は、その内周面に、接合状態のフランジ5,6の
傾斜面5b,6bに合致するV字状の挾着溝8a
を有し、また、外周面の両端に、割り溝8bと透
孔8cが形成された突起8dを有する。連結部材
9は、金属棒よりなり、突起8dの割り溝8bに
入れられた端部の連結孔9aに、上記突起8dの
透孔8cから連結ピン10を差し込まれて5個の
クランプ8を一体に連結し、挾着機構7を構成し
ている。
上記構成の挾着機構7は、カツプリング1のフ
ランジ5の上下に対向する位置に固着された2本
の取付け棒11に、クランプ8の連結ピン10に
一端を枢支されたリンク12の他端をピン13で
それぞれ連結してカツプリング1をC字状に囲ん
で取り付けられている。
また、14は締結機構である。この締結機構1
4は、締結ロツド15と、締結レバー16、及び
開放用シリンダ17とを主体としている。締結ロ
ツド15は、係止軸18を左右の側面に突設した
ブロツク19を自由端に備え、根端部を挾着機構
7の一端部の突起8dに止めピン20により回動
自在に取り付けられている。一方、締結レバー1
6は、上記係止軸18が係止される係止溝16a
と、押圧部16bとを備え、左右2枚、上記ブロ
ツク19の挿入間隙Gをあけて結合プレート21
により一体に結合されており、押圧部16bを締
結ロツド15側に配して挾着機構7の他端の突起
8dに枢軸22でこれも回動自在に取り付けられ
ている。開放用シリンダ17は、ピストンロツド
23の先端を締結レバー16にピン24で連結し
て、締結レバー16が取り付けられた最上部のク
ランプ8の他方の突起8dに固着されたブラケツ
ト25に取付け軸26で回動自在に取り付けられ
ている。
ここで、係止軸18と係止溝16a、及び枢軸
22の関係を説明すると、枢軸22は係止溝16
aの底の部分に設けられており、係止軸18は、
その中心0を上記枢軸22の中心、つまり締結レ
バー16の回動中心01よりもフランジ5,6側に
位置させて係止溝16aに係止するように構成さ
れている。したがつて、係止溝16aに対する係
止軸18の係止状態においては、締結ロツド15
に加わる第3図中右斜下方向(矢印参照)の力
は、締結レバー16を閉方向(第3図において反
時計方向)に回動させるように作用することにな
り、係止軸18が係止溝16aから勝手に滑り出
して挾着機構7の締結を解くことはない。なお、
図のものにおいては、係止軸18の中心0と締結
レバー16の回動中心01との離隔距離dは8mmに
設定されている。締結レバー16には、突起8d
からシヤーピン27が差し込まれ、締結レバー1
6の不測の自由回動が防止されている。
さらにまた、符号28は分離用カムである。こ
の分離用カム28は、挾着機構7の開放時にその
押圧部28aでフランジ5,6の受圧部5c,6
cを押圧してクランプ8をフランジ5,6から分
離させるためのもので、クランプ8の連結ピン1
0に回動自在に枢支され、互いに隣合う分離用カ
ム28,28同志がそれぞれ連結ロツド29で連
結されるとともに、開放用シリンダ17の第1図
において左隣の分離用カム28には、連結ロツド
29aが取り付けられ、該連結ロツド29aの先
端は、受圧ピン31に着脱自在に連結されてい
る。この受圧ピン31は、締結レバー16の開回
動時に、締結レバー16に設けられた突出部16
cの押圧を受けるものであり、開放用シリンダ1
7が取り付けられたクランプ8の突起8dに形成
されたスライド溝(又は孔)8eにスライド可能
に取り付けられている。このため、開放用シリン
ダ17が作動してピストンロツド23が第1図に
おいて右方に伸ばされ、締結レバー16が回動し
てその突出部16cが受圧ピン31を第1図で右
に押圧すると、すべての分離用カム28が連結ピ
ン10を中心に時計方向に回動する。30は分離
用カム28と連結ロツド29,29aを結合して
いる結合ピンである。
次にこの考案の緊急切離し装置の作用を説明す
る。
第1図は緊急切離し装置のフランジ5,6の結
合状態を示すもので、この状態においては、締結
ロツド15の係止軸18が締結レバー16の係止
溝16aに係止し、その中心0を締結レバー16
の回動中心01のフランジ5,6側に位置させてい
るので、フランジ5,6の結合状態がそのまま安
定して維持される。
何等かの事情でフランジ5,6を切り離す必要
が生じた場合、開放用シリンダ17が作動してピ
ストンロツド23を伸長させる。これにより、締
結レバー16は、シヤーピン27を切断して枢軸
22を中心に第3図の2点鎖線のように回動し、
係止溝16aを締結ロツド15側に倒す。このた
め、それまで係止溝16aに係止していた係止軸
18は、係止溝16aから抜け出して締結ロツド
15による挾着機構7の締結を解除する。
この際、各クランプ8に備えられた分離用カム
28が連結ロツド29,29aにより牽引されて
連結ピン10を中心に回動し、その押圧部28a
でフランジ5,6の受圧部5c,6cを押してク
ランプ8をフランジ5,6から強制的に分離させ
る。また、開放用シヤーピン17によつて回動さ
せられた締結レバー16が、その押圧部16bで
フランジ5,6の受圧部5c,6cを押してクラ
ンプ8のフランジ5,6からの分離を助ける。し
たがつて、クランプ8やフランジ5,6の部分に
氷が付着していても確実にフランジ5,6を切り
離すことができる。
上記において、挾着機構7は、リンク12を介
してカツプリング1の取付け棒11に取り付けら
れているため、開放状態において下に落下するよ
うなことはない。
緊急切離し装置をフランジ5,6に装着するに
は、受圧ピン31から連結ロツド29aを外して
同ピン孔をクランプ8上にある固定ピン16dに
セツトし、カムを組立時フランジに千渉しない位
置に固定しておき締結レバー16を締結ロツド1
5側に倒してその係止溝16aに係止軸18を挿
入し、開放用シリンダ17を作動させてピストン
ロツド23を縮小させることにより、締結レバー
16を開放用シリンダ17側に引き起こし、係止
軸18を係止溝16aの底に移動させた後、突起
8dから締結レバー16にシヤーピン27を差し
込む。その後連結ロツド29aを固定ピン16d
から外して受圧ピン31にセツトし装着を完了す
る。
なお、図の分離用カム28は、締結機構14に
よる挾着機構7の開放後、押圧部28aでフラン
ジ5,6の受圧5c,6cを同時に押すようにな
つているが、時間をずらして順次受圧部5c,6
cを押すようにすることもできる。このようにし
た場合には、比較的小さい力でクランプ8の分離
をなすことができる。また図のものは、開放用シ
リンダ17が分離用カム28を回動させる構成と
なつているが、専用のシリンダを設け、そのシリ
ンダで分離用カム28を回動させるように構成す
ることもできる。さらにまた、連結ロツド29,
29aはワイヤロープやチエーン等の索条体に代
えてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案の緊急切離し装
置には、分離用カムが設備され、クランプを強制
的にフランジから分離させる構成となつているた
め、クランプやフランジに氷が付着していても、
常に適確にフランジを切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はこの考案に係る流体荷役装置等における緊急
切離し装置の正面図、第2図はクランプとフラン
ジ等の関係を示す断面図、第3図は第2図の(
−)部分の断面図、第4図は第1図の(−
)線に沿う断面図、第5図は第1図の(−
)線に沿う断面図、第6図は第1図の(−
)線に沿う断面図、第7図は第1図の(−
)線に沿う断面図である。 5,6……フランジ、7……挾着機構、8……
クランプ、9……連結部材、14……締結機構、
17……開放用シリンダ、28……分離用カム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに接合されたフランジを挾着する複数の
    クランプを連結部材でC字状に連結した挾着機
    構と、この挾着機構に付設され挾着機構の一端
    と他端とを開放自在に締結する締結機構とを具
    備した流体荷役装置等における緊急切離し装置
    において、上記挾着機構に、締結機構による挾
    着機構の開放時にシリンダによつて回動させら
    れてフランジを押圧しクランプをフランジから
    分離させる分離用カムが設けられたことを特徴
    とする流体荷役装置等における緊急切離し装
    置。 (2) 上記シリンダに締結機構の開放用シリンダが
    用いられたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の流体荷役装置等における緊
    急切離し装置。
JP1624587U 1987-02-06 1987-02-06 Expired JPH0238155Y2 (ja)

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JP1624587U JPH0238155Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06

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JPS63125283U JPS63125283U (ja) 1988-08-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008108296A1 (ja) * 2007-03-02 2008-09-12 The Yokohama Rubber Co., Ltd. マリンホース

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008108296A1 (ja) * 2007-03-02 2008-09-12 The Yokohama Rubber Co., Ltd. マリンホース
US8056934B2 (en) 2007-03-02 2011-11-15 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Marine hose

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