JPH0712796Y2 - 流体荷役装置等における緊急切離し装置 - Google Patents

流体荷役装置等における緊急切離し装置

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JPH0712796Y2
JPH0712796Y2 JP9406491U JP9406491U JPH0712796Y2 JP H0712796 Y2 JPH0712796 Y2 JP H0712796Y2 JP 9406491 U JP9406491 U JP 9406491U JP 9406491 U JP9406491 U JP 9406491U JP H0712796 Y2 JPH0712796 Y2 JP H0712796Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、LNG(液化天然ガ
ス)やLPG(液化石油ガス)等の極低温の液化ガスを
輸送する流体荷役装置等に設けられる緊急切離し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、桟橋等に設置されてタンカーへ
の液化ガス等の積込みまたはタンカーからの積卸しを行
う流体荷役装置において、流体荷役装置のローディング
アームとタンカーとの間に配設された輸送管には、緊急
切離し装置が設けられる。
【0003】この緊急切離し装置は、輸送管に設けられ
た一対のフランジの外周に押し付けられてこれらを挟み
付ける円弧状のクランプを一平面内において屈曲自在に
複数連結した挟着機構と、この挟着機構の両端を互いに
引き寄せて各クランプをフランジの外周に押し付け、一
対のフランジを一体に締結する締結機構とを主体として
おり、緊急時には、上記締結機構の作用を解除して挟着
機構による一対のフランジの締結を解き、輸送管を切り
離す。
【0004】ところで、輸送管を流れる液化ガスの冷熱
で挟着機構の各クランプとフランジ等が氷結している
と、締結を解除しても、クランプの一部分がフランジに
付着していてこれから離れず、輸送管の切離しが正常に
行われないことがある。この点は、緊急切離し装置を軽
量化するためにその構成部材をアルミニウム合金で製作
した場合、アルミニウム合金は熱伝導性が良いため氷結
が強固になり一層顕著になる。
【0005】そこで従来においては、挟着機構の一端に
取り付けられた締結ロッドを係止する締結レバーに爪を
設け、挟着機構の他端に締結レバーと共に設けられた油
圧シリンダで締結レバーを回動させて締結ロッドの係止
を解き、挟着機構による一対のフランジの締結を解除し
た後に、締結レバーの上記爪をフランジに設けられた突
起に油圧シリンダの余長で当接させて挟着機構をこじる
ようにして動かし、フランジから外すようにしている
(特公平3−13475号公報)。なお、締結ロッドと
締結レバー、及び油圧シリンダは前記の締結機構を構成
している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の緊
急切離し装置においては、締結時にフランジの突起から
締結レバーの爪が離されており、突起に氷が付着して自
由に成長する。このため、突起に氷が固く着くと、締結
レバーの爪がその氷の上を滑ってしまい、挟着機構をフ
ランジに対して動かすことができない場合がある。
【0007】本考案は、こじり機能を損うような氷が突
起に付着することがなく、常に的確に輸送管を切り離す
ことができる、流体荷役装置等における緊急切離し装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、互いに接合された一対のフランジの外
周に押し付けられてこれらを挟み付ける円弧状のクラン
プを一平面内において屈曲自在に複数連結した挟着機構
と、上記フランジの外周に巻き付けられた状態の上記挟
着機構の両端を互いに引き寄せることにより各クランプ
をフランジの外周に押し付けて上記フランジを締結する
締結機構とを具備し、上記締結機構は、先端部に係止軸
を有し上記挟着機構の一端に設けられたヒンジプレート
にピンで上記一平面内において回動自在に取り付けられ
た締結ロッドと、上記係止軸を係止させる係止部を有し
上記挟着機構の他端に設けられた取付座に枢軸で上記一
平面内において回動自在に取り付けられた締結レバー
と、ピストンロッドを上記締結レバーに連結させて上記
挟着機構の他端に設けられたシリンダとを備え、締結ロ
ッドの係止軸を上記係止部に係止させた締結レバーを上
記シリンダの作動により上記枢軸を中心に一方向に回動
させることにより、上記締結ロッドとともに上記挟着機
構の一端を他端側に引き寄せて締結を行い、上記シリン
ダで締結レバーを上記枢軸を中心に他方向に回動させる
ことにより締結を解除する構成とされた流体荷役装置等
の緊急切離し装置において、上記枢軸に、爪と受圧部を
有し、締結レバーの上記他方向の回動時にフランジに設
けられた突起に上記爪を当接させた状態で締結レバーで
受圧部を押されて枢軸を中心に回動する遊動レバーを枢
着し、また遊動レバーに、締結時において、遊動レバー
の爪を上記突起に当接させた状態を維持させ、締結レバ
ーの上記他方向の回動で破断して締結レバーによる上記
受圧部の押圧を可能にするシャーピンを締結レバーにほ
ぼ接して設けた構成とした。
【0009】
【作用】爪を有する遊動レバーが締結レバーとは別に設
けられ、この遊動レバーの爪が一対のフランジの締結時
において初めからフランジの突起に当接しているので、
突起に氷が固く付着して締結解除時における遊動レバー
のこじり作用を阻害することはない。
【0010】
【実施例】添付図面は本考案の一実施例を示す。図中符
号1(図10)は、桟橋に設置される流体荷役装置の2
本の輸送管2,2の切離し部である。各輸送管2には相
互いに接合されるフランジ2aがそれぞれ設けられてい
る。各フランジ2aは、接合面の裏側が外周に近付くに
したがって薄くなるテーパ状の傾斜面とされている。こ
の切離し部1において、各フランジ2a,2aの両側に
はボールバルブ3,4が設けられ、切離し時に、それぞ
れローディングアーム側とタンカー側を閉塞する。
【0011】緊急切離し装置5は、フランジ2a,2a
の周囲に配されてそれらを切離し自在に接合するもので
あり、図1に示すように、挟着機構5aと締結機構5b
を備える。
【0012】挟着機構5aは、複数(図のものは3個)
のクランプ9,10,11と複数(2個)の連結部材1
2とを交互に連結ピン13で連結して成り、一つの平面
内において屈曲自在とされている。各クランプ9,1
0,11は、自由状態ではフランジ2aの外径よりも大
なる所定の径を有する円弧状をなし、内方に撓わまされ
て図1の如くフランジ2a,2aを挟着する弾性曲り梁
から成る。各クランプ9,10,11の内周面には接合
状態のフランジ2a,2aの傾斜面に合致するV字状の
挟着溝が形成されている。なお、挟着機構5aの小形の
クランプ9には弾性が付与されていなくてもよい。
【0013】上記挟着機構5aの各クランプ9,10,
11の連結部においては、各クランプ9,10,11の
端部に取り付けられて連結ピン13を支持するヒンジプ
レート14と各クランプ9,10,11との間に位置し
て断熱板15が介装されている。この断熱板15は熱伝
導率が低い材料、例えば繊維強化プラスチックにより形
成されている。なお、連結ピン13とヒンジプレート1
4はステンレス鋼(SUS304)で形成され、ヒンジ
プレート14は入熱を良くするために強度上必要な面積
よりもその平面積を大きくしてある。各クランプ9,1
0,11はアルミニウム合金で製作することができる。
【0014】締結機構5bは、締結ロッド6と締結レバ
ー7、及び油圧シリンダ8を備える。締結ロッド6は、
図6等に示すように、挟着機構5aの一端側、つまり、
クランプ11の自由端に設けられたヒンジプレート14
にピン16で枢着された回動部材17と、互いに逆方向
に切られた一対のネジ部18a,18bの間に操作部1
8cを形成し、一方のネジ部18aを回動部材17に螺
入して設けられた調節ネジ18と、先端に係止軸19を
備え調節ネジ18の他方のネジ部18bに螺着されたリ
ンク部材20とから構成されている。
【0015】上記締結ロッド6は挟着機構5aが屈曲す
る平面内においてピン16を支点に回動自在である。係
止軸19は横断面形状が円形に形成され、リンク部材2
0の両側にその中心線の方向をピン16の軸方向と平行
にして突設されている。
【0016】調節ネジ18はターンバックルとして機能
し、締結ロッド6の長さを調節自在にしている。なお、
この締結ロッド6の回転ヒンジ部分、すなわち、ヒンジ
プレート14とクランプ11との間にも、前記同様に断
熱板15が介装され、ピン16はステンレス鋼(SUS
304)よりなる。
【0017】また、締結レバー7は、図4〜図6等に示
すように、互いの対向面に円弧状の係止部(溝)21a
を有する一対のレバー半体21e,21fを、それらの
間に隙間Gを形成して連結片21dにより一体に連結し
て成る。この締結レバー7は、挟着機構5aの他端、つ
まりクランプ9の自由端に設けられた取付座22に枢軸
23で枢着されて挟着機構5aの屈曲平面内において枢
軸23を中心に回動自在に設けられている。
【0018】ここで、各係止部21a,21aは締結ロ
ッド6の各係止軸19,19をそれぞれ係止するもので
ある。締結ロッド6のリンク部材20は、2個のレバー
半体21e,21fの隙間Gに自由に出入して各係止軸
19,19を各係止部21a,21aにそれぞれ係止さ
せる。一方のレバー半体21eの係止部21aには延長
係止部21hが連設されている。延長係止部21hは、
係止部21aに係止している係止軸19の係止部21a
からの離脱側に突き出されている。
【0019】締結機構5bの油圧シリンダ8は、枢軸2
3を支点に締結レバー7を回動させるものであり、クラ
ンプ9に設けられた取付座26に取付軸27により挟着
機構5aの屈曲平面内において回動自在に取り付けられ
ている。油圧シリンダ8のピストンロッド28には連結
金具29が取り付けられており、該連結金具29は締結
レバー7に結合ピン30で回動自在に連結されている。
【0020】また、符号32は半円弧形板の一端側(図
1において左端側)に該半円弧形板の円弧部32aの外
周より外方に突出したカム部32bを有するカムであ
る。カム32はレバー半体21eの図4と図5における
下部に固定して取り付けられている。レバー半体21e
と取付座22の間には遊動レバー33が、枢軸23に回
動自在に枢着されて設けられている。遊動レバー33の
一端には、ボルトよりなる遊動レバーピン34が、その
先端(受圧部)34aをレバー半体21eの回動面に突
き出して着脱自在に螺着されている。
【0021】遊動レバー33はその他端に爪33aを有
する。遊動レバー33には小孔33bが形成され、該小
孔33bにはシャーピン24が挿通されている。シャー
ピン24は、図6に示すように遊動レバー33の爪33
aがフランジ2aの突起2bに当接した状態で締結レバ
ー7に接しており、枢軸23を中心とする締結レバー7
の図6における時計回りの解除回動時に締結レバー7に
よって切断される。
【0022】連結金具29にはプッシュロッド35が取
り付けられている。プッシュロッド35は油圧シリンダ
8が伸長して締結レバー7を図6で時計回りに回動させ
る時に、図7に示すように締結ロッド6の先端を押して
締結ロッド6をピン16を中心に図7で時計回りに強制
的に回動させる。
【0023】締結ロッド6と締結レバー7、遊動レバー
33、及びカム32等の関係は次のように定められてい
る。すなわち、シリンダ8のピストンロッド28を伸ば
して締結レバー7を締結ロッド6側(図6等において時
計回り)に回動させ、その係止部21a,21aに係止
軸19,19を接触させた締結準備状態(ほぼ図7に示
す状態、正しくは図7の状態よりシリンダ8のピストン
ロッド28がもう少し伸びた状態)においては、ピン1
6の中心と係止軸19の中心とを結ぶ第1の直線と、枢
軸23の中心と係止軸19の中心とを結ぶ第2の直線の
挟角が鋭角となり、係止部21aの締結ロッド6側の端
縁21c(図4と図5)が上記第1直線の内方(フラン
ジ2a側)となるように定められている。なお、延長係
止部21hについては後述する。
【0024】また、締結レバー7に対する締結ロッド6
の締結状態(図6)においては、係止部21aの端縁2
1cが上記第1直線を越えて外方に突出し、かつ係止軸
19の中心がピン16の中心と枢軸23の中心とを結ぶ
第3の直線の延長線の内方となるように設定されてい
る。
【0025】延長係止部21hは、レバー半体21eの
係止部21aの外方(図6で下側)に突き出しており、
締結レバー7が遊動レバーピン34を押して遊動レバー
33を回動させ、爪33aによる突起2bのこじり作用
が終った後に図8のように係止軸19の係止を解くよう
に設定されている。
【0026】更に、カム32は、常時は、その円弧部3
2aがフランジ2aの突起2bから若干離間している
が、カム32が締結レバー7と共に回動して、図9に示
すように、延長係止部21hから係止軸19が外ずされ
た後において、そのカム部32bがフランジ2aの外周
面を押圧し、取付座22をフランジ2aの半径方向外側
に動かして突起2bから爪33aを外すように設定され
ている。
【0027】次に上記のように構成された本考案に係る
流体荷役装置等における緊急切離し装置の作用を説明す
る。図1と図6は締結状態を示すもので、締結ロッド6
の係止軸19,19は、締結レバー7の係止部21a,
21aに係止され、シリンダ8の縮小により、その中心
を、ピン16の中心と枢軸23の中心を結ぶ第3直線の
延長線の内側に位置させて安定している。また、遊動レ
バー33はシャーピン24の締結レバー7に対する接触
で図6における反時計回りの自由回動を止められ、爪3
3aをフランジ2aの突起2bに当接させている。
【0028】上記の締結状態において、切離し指令が出
されると、油圧シリンダ8が作動してピストンロッド2
8を伸長させる。ピストンロッド28の伸長により締結
レバー7が枢軸23を中心に図6で時計回りに回動し、
シャーピン24を切断した後、遊動レバーピン34の先
端34aを図7のように押して遊動レバーピン34を枢
軸23を中心に図7で時計方向に回動させる。この際、
プッシュロッド35が締結ロッド6を押して該ロッド6
をピン16を中心に図7で時計回りに回動させる。この
作動で挟着機構5aによるフランジ2a,2aの挟着が
少し緩められるとともに、遊動レバー33の爪33aが
突起2bを押圧し、挟着機構5a全体をこじり移動させ
て氷による付着を解く。
【0029】遊動レバー33による上記のこじり作動が
終るまで延長係止部21hは係止軸19を係止してお
り、こじり作動が終ると同時に延長係止部21hから係
止軸19が外される。挟着機構5aのそれまで撓められ
ていた各クランプ9,10,11は元の状態に戻り、一
対のフランジ2a,2aの締結が解除される。
【0030】ピストンロッド28の伸長継続で締結レバ
ー7は更に回動する。締結レバー7のこの回動でカム3
2はフランジ2aの外周面を押し、取付座22をフラン
ジ2aの半径方向外側(図8と図9で下方)に動かして
突起2bから遊動レバー33の爪33aを外ずさせる。
【0031】一対のフランジ2a,2aを再び締結する
場合は、図9の締結解除状態において遊動レバーピン3
4を遊動レバー33から取り外し、遊動レバー33を図
9で反時計回りに少し回動させてその爪33aを突起2
bの左側に位置させる。
【0032】次に、締結ロッド6の各係止軸19,19
を締結レバー7の各係止部21a,21aに係止させ
(図7)、ピストンロッド28を縮小移動させることに
より、ピン16と枢軸23の中心を結ぶ第3直線の延長
線を越えて該延長線の内側に係止軸19,19の中心を
移す。この際、挟着機構5aの両端が互いに近づいてそ
の径を縮小し、各クランプ9,10,11を撓わめて一
対のフランジ2a,2aを締結する。その後、小孔33
bにシャーピン24を取り付け、また、遊動レバーピン
34を遊動レバー33に装着して締結作業を完了する。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、互いに
接合された一対のフランジの外周に押し付けられてこれ
らを挟み付ける円弧状のクランプを一平面内において屈
曲自在に複数連結した挟着機構と、上記フランジの外周
に巻き付けられた状態の上記挟着機構の両端を互いに引
き寄せることにより各クランプをフランジの外周に押し
付けて上記フランジを締結する締結機構とを具備し、上
記締結機構は、先端部に係止軸を有し上記挟着機構の一
端に設けられたヒンジプレートにピンで上記一平面内に
おいて回動自在に取り付けられた締結ロッドと、上記係
止軸を係止させる係止部を有し上記挟着機構の他端に設
けられた取付座に枢軸で上記一平面内において回動自在
に取り付けられた締結レバーと、ピストンロッドを上記
締結レバーに連結させて上記挟着機構の他端に設けられ
たシリンダとを備え、締結ロッドの係止軸を上記係止部
に係止させた締結レバーを上記シリンダの作動により上
記枢軸を中心に一方向に回動させることにより、上記締
結ロッドとともに上記挟着機構の一端を他端側に引き寄
せて締結を行い、上記シリンダで締結レバーを上記枢軸
を中心に他方向に回動させることにより締結を解除する
構成とされた流体荷役装置等の緊急切離し装置におい
て、上記枢軸には、爪と受圧部を有し、締結レバーの上
記他方向の回動時にフランジに設けられた突起に上記爪
を当接させた状態で締結レバーで受圧部を押されて枢軸
を中心に回動する遊動レバーが枢着され、また遊動レバ
ーには、締結時において、遊動レバーの爪を上記突起に
当接させた状態を維持させ、締結レバーの上記他方向の
回動で破断して締結レバーによる上記受圧部の押圧を可
能にするシャーピンが締結レバーにほぼ接して設けられ
た構成とされているので、フランジに設けられた突起に
氷が付着して成長することがない。このため、遊動レバ
ーの爪が氷で滑ることがなく、突起を常に的確に押して
こじり作用を生じさせ、氷結に阻害されることなく輸送
管を切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すもので、流体荷役装
置等における緊急切離し装置の締結状態の平面図であ
る。
【図2】 連結部材によるクランプの連結部分の正面図
である。
【図3】 ヒンジプレートに対する締結ロッドの枢着状
態を示す正面図である。
【図4】 締結ロッドと締結レバー等の関係を示す図1
の(IV−IV) 矢視図である。
【図5】 締結ロッドと締結レバー等の関係を示す図1
の(V−V)矢視図である。
【図6】 締結状態を示す要部の平面図である。
【図7】 締結解除の初期状態(又は締結準備状態の一
例)を示す要部の平面図である。
【図8】 締結解除完了の直前状態を示す要部の平面図
である。
【図9】 締結解除の完了状態を示す要部の平面図であ
る。
【図10】 一対のフランジのクランプによる締結状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
2a フランジ 2b 突起 5a 挟着機構 5b 締結機構 6 締結ロッド 7 締結レバー 8 シリンダ 9,10,11 クランプ 16 ピン 19 係止軸 21a 係止部 22 取付座 23 枢軸 24 シャーピン 28 ピストンロッド 33 遊動レバー 33a 爪 34a 先端(受圧部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接合された一対のフランジの外周
    に押し付けられてこれらを挟み付ける円弧状のクランプ
    を一平面内において屈曲自在に複数連結した挟着機構
    と、上記フランジの外周に巻き付けられた状態の上記挟
    着機構の両端を互いに引き寄せることにより各クランプ
    をフランジの外周に押し付けて上記フランジを締結する
    締結機構とを具備し、上記締結機構は、先端部に係止軸
    を有し上記挟着機構の一端に設けられたヒンジプレート
    にピンで上記一平面内において回動自在に取り付けられ
    た締結ロッドと、上記係止軸を係止させる係止部を有し
    上記挟着機構の他端に設けられた取付座に枢軸で上記一
    平面内において回動自在に取り付けられた締結レバー
    と、ピストンロッドを上記締結レバーに連結させて上記
    挟着機構の他端に設けられたシリンダとを備え、締結ロ
    ッドの係止軸を上記係止部に係止させた締結レバーを上
    記シリンダの作動により上記枢軸を中心に一方向に回動
    させることにより、上記締結ロッドとともに上記挟着機
    構の一端を他端側に引き寄せて締結を行い、上記シリン
    ダで締結レバーを上記枢軸を中心に他方向に回動させる
    ことにより締結を解除する構成とされた流体荷役装置等
    の緊急切離し装置において、上記枢軸には、爪と受圧部
    を有し、締結レバーの上記他方向の回動時にフランジに
    設けられた突起に上記爪を当接させた状態で締結レバー
    で受圧部を押されて枢軸を中心に回動する遊動レバーが
    枢着され、また遊動レバーには、締結時において、遊動
    レバーの爪を上記突起に当接させた状態を維持させ、締
    結レバーの上記他方向の回動で破断して締結レバーによ
    る上記受圧部の押圧を可能にするシャーピンが締結レバ
    ーにほぼ接して設けられたことを特徴とする流体荷役装
    置等における緊急切離し装置。
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