JPH0651677A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0651677A
JPH0651677A JP4224934A JP22493492A JPH0651677A JP H0651677 A JPH0651677 A JP H0651677A JP 4224934 A JP4224934 A JP 4224934A JP 22493492 A JP22493492 A JP 22493492A JP H0651677 A JPH0651677 A JP H0651677A
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JP
Japan
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recording material
image forming
material carrying
vibration absorbing
carrying belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP4224934A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Takada
吉宏 高田
Masahiro Inoue
雅博 井上
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0651677A publication Critical patent/JPH0651677A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無端状の記録材担持手段に当接させて振動吸
収手段を設け、記録材担持手段の等速移動を維持する。 【構成】 記録材担持ベルト28の移動方向におけるフ
ァーブラシ34の下流側に、記録材担持ベルト28の記
録材6を吸着、保持する側の面に当接させて振動吸収ロ
ーラ35を設ける。これによって、担持ベルト28のク
リーニング時にファーブラシ34の高速回転により発生
して担持ベルト28に伝達される振動を、この振動吸収
ローラ35で吸収することができ、従って、記録材担持
ベルト28の移動速度にムラが発生することがなくな
り、速度ムラによる画像の色ムラや色ズレの発生を防止
することができる。また、振動吸収ローラ35をファー
ブラシ34の下流側に設けることにより、振動吸収ロー
ラ35の表面にトナーが付着し、振動吸収効果が低減す
ることを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式、静電記
録方式などの複写機、プリンタ等の画像形成装置に関
し、限定するものではないが、例えば複数の画像形成手
段を有し、これら画像形成手段によって像担持体上に複
数の色の異なる可視画像を形成し、これら可視画像を、
記録材担持手段にて担持、搬送される同一の記録材上に
順次に重ね転写するようにしたカラー複写機やカラープ
リンタ等のカラー画像形成装置に好適するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部を備え、各画像
形成部にてそれぞれ色の異なった可視画像(トナー像)
を形成し、これらのトナー像を同一の記録材に順次重ね
転写する画像形成装置、いわゆるカラー画像形成装置が
種々提案されているが、その中で多用されているのが電
子写真方式のカラー画像形成装置である。このような電
子写真方式のカラー画像形成装置は複数の画像形成部、
一般には4つの画像形成部を並置し、これら画像形成部
の像担持体としてそれぞれ専用の感光体ドラムを用い、
各感光体ドラムにブラック、マゼンタ、イエロー、シア
ンの可視画像、即ち、トナー像を別々に作像し、例えば
誘電体ベルトよりなる記録材担持手段にて担持、搬送さ
れる記録材に対して順次に各色のトナー像を重ね転写
し、この記録材上の多重トナー像を定着装置により一括
して加熱定着させることにより所要のフルカラー画像や
マルチカラー画像を得るようにしている。
【0003】このような電子写真方式のカラー画像形成
装置の一例について図14を参照して簡単に説明する。
このカラー画像形成装置は、装置本体内に例えばブラッ
ク、マゼンタ、イエロー及びシアン色の各可視画像(ト
ナー像)を形成することができる第1〜第4の4つの画
像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが直線的に配列され
た構成を有し、各画像形成部Pa〜Pdは像担持体とし
ての専用の感光体ドラム1a、1b、1c及び1dをそ
れぞれ含み、各感光体ドラム1a〜1dは図示矢印A方
向に回転駆動され、その周囲にはそれぞれ専用の画像形
成プロセス手段である、例えば潜像形成部2a、2b、
2c、2d、現像部3a、3b、3c、3d、及びクリ
ーニング部5a、5b、5c、5d等が配設されてい
る。
【0004】また、各画像形成部Pa〜Pdの感光体ド
ラム1a〜1dの下部には、記録材担持手段、本例では
無端移動する記録材担持ベルト8が一対のローラ10
a、10b間に架張された状態で配置され、その内部に
は転写部4a、4b、4c、4dがそれぞれ配設され、
また、記録材担持ベルト8の図において右方には記録材
6を収納する記録材カセット60、ピックアップローラ
12を含む給紙装置が配置されている。さらに、給紙装
置と記録材担持ベルト8との間にはタイミングを取って
記録材6を送給するための一対のレジストローラ13が
配置されており、記録材6は給紙装置からレジストロー
ラ13を介して記録材担持ベルト8上に送給、保持さ
れ、このベルト8の図示矢印C方向への移動に伴なって
各画像形成部Pa〜Pdの転写領域に順次に搬送され
る。
【0005】上述の構成において、まず始めに上記記録
材カセット60よりピックアップローラ12によって送
り出された記録材6はレジストローラ13にその先端を
僅かに挟まれたところでいったん停止し、第1の画像形
成部Paの画像形成プロセスとタイミングを合わせられ
て送り出され、記録材担持ベルト8上に給紙される。こ
の第1の画像形成部Paでは潜像形成部2aによって一
様に帯電された感光体ドラム1aに対してレーザビーム
等により原稿画像におけるブラック成分色の画像情報を
走査してブラック成分色の静電潜像が形成される。この
静電潜像は現像部3aにてブラックトナーが付着されて
ブラックの可視画像となる。
【0006】一方、記録材6は記録材担持ベルト8上に
担持されて搬送され、第1の画像形成部Paの感光体ド
ラム1aの下側の転写領域において転写部4aの転写帯
電手段の作用により感光体ドラム1a上に形成されたブ
ラックの可視画像、即ちトナー像が記録材6上に転写さ
れる。このようにブラックトナー像が記録材6上に転写
されている間に、第2の画像形成部Pbではマゼンタ成
分色の静電潜像が形成され、この静電潜像が現像部3b
でマゼンタトナー像とされ、記録材6が第2の画像形成
部Pbの感光体ドラム1bの下側の転写領域に搬送され
るときにはこのマゼンタトナー像が転写領域に移動し、
転写部4bの転写帯電手段の作用により記録材6上のブ
ラックトナー像の上に重なった状態で転写される。
【0007】以下、第3、第4の画像形成部Pc、Pd
にても第1及び第2の画像形成部Pa、Pbと同様にイ
エロー色、シアン色の各トナー像が順次に形成され、記
録材担持ベルト8によって搬送される記録材6上に順次
にこれらのトナー像が多重転写される。
【0008】かかる画像形成プロセスが終了すると、記
録材6は記録材担持ベルト8より分離されて定着装置7
に送られ、ここで一括定着されることによって所望のフ
ルカラー画像が得られる。また、転写が終了した各画像
形成部Pa〜Pdの感光体ドラム1a〜1dはクリーニ
ング部5a〜5dで残留トナーが除去され、引き続き行
なわれる次の潜像形成に備える。
【0009】ところで、上記のような画像形成装置で
は、一般に、記録材担持ベルト8としては、ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポ
リウレタン樹脂等の誘電体樹脂からなるフィルムシート
の両端部を互いに重ね合わせて接合し、無端状(エンド
レス形状)にしたものや、一体成型製造法により継目の
ないシームレス状のものが用いられ、図示しない駆動モ
ータによりベルト駆動ローラ10a、10bを図示矢印
B方向に回転させることにより、記録材担持ベルト8が
矢印C方向に移動する。この記録材担持ベルト8を駆動
する際に、駆動モータによってベルト駆動ローラ10
a、10bが回転される際に発生する振動が記録材担持
ベルト8に伝達され、その結果、各画像形成部Pa〜P
dによって記録材6上に転写される画像にズレが生じ、
出力画像に色ムラや色ズレが発生してしまうという問題
が生じる場合があった。
【0010】それ故、従来は、このような画像の色ムラ
や色ズレが発生しないように、記録材担持ベルト8の厚
みや重さを大きくして記録材担持ベルト8の慣性、剛性
を強くしたり、ベルト駆動ローラ10a、10bをより
高精度のパルスモータ等で駆動するようにしていた。
【0011】また、各画像形成部Pa〜Pdによって感
光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が上述の
ように記録材6上に転写された後、記録材担持ベルト8
から記録材6が分離されるが、この一連の記録材6上へ
のトナー像転写に到るまでの過程で、各現像部3a〜3
d及び各クリーニング部5a〜5dからトナーが飛散
し、記録材担持ベルト8上に付着、堆積してしまう場合
があり、このように記録材担持ベルト8がトナーで汚れ
てしまっていると、記録材6の裏側にこのトナーが付着
し、記録材6の裏汚れが発生してしまうという問題が生
じる。
【0012】従って、従来は、このような記録材6の裏
汚れを防止するために、記録材担持ベルト8に当接させ
て、例えばファーブラシなどの担持ベルトクリーニング
手段11を設け、記録材担持ベルト8上に付着、堆積し
た飛散トナーを常時除去するようにしている。
【0013】しかしながら、このように担持ベルトクリ
ーニング手段11としてファーブラシを記録材担持ベル
ト8に当接させ、2000〜3000rpmといった高
速で回転させて記録材担持ベルト8上のトナーを除去す
る際に、ファーブラシのブラシが記録材担持ベルト8に
当接・離間する際の振動が記録材担持ベルト8に伝達さ
れ、記録材担持ベルト8の移動速度に速度ムラが生じ、
結果として、各画像形成部Pa〜Pdによって記録材6
上に転写される画像にズレが生じ、出力画像に色ムラや
色ズレが発生してしまうという問題が生じる場合があっ
た。
【0014】それ故、従来は、このような画像の色ムラ
や色ズレが発生しないように、記録材担持ベルト8の厚
みや重さを大きくして記録材担持ベルト8の慣性、剛性
を強くしたり、担持ベルトクリーニング手段11として
のファーブラシの記録材担持ベルト8への当接力を弱め
て記録材担持ベルト8への振動の伝達を軽減させるよう
にしたり、担持ベルトクリーニング手段11による記録
材担持ベルト8のクリーニング動作を画像形成動作時以
外のときに行なうようにしていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、重い記録材担持ベルト8を移動させる
ためにベルト駆動モータを大きなものにする必要があっ
たり、また、高精度のモータを使用するために装置の構
成が大きくなってしまう上に、コスト的にも高価になっ
てしまうという欠点があった。
【0016】さらに、担持ベルトクリーニング手段とし
てのファーブラシの記録材担持ベルト8への当接力を弱
めた場合には、記録材担持ベルト8のクリーニング能力
が低下し、耐久時や記録材担持ベルト8上に一度に大量
のトナーが付着したとき等においてはトナーを完全に除
去しきれず、記録材の裏面がトナーで汚れてしまうと
か、記録材担持ベルトのクリーニング動作時間の分だけ
余計な時間がかかってしまうといった欠点があった。
【0017】従って、本発明の1つの目的は、無端状の
記録材担持手段に当接させて振動吸収手段を設けること
により、記録材担持手段の等速移動を維持し、記録材上
に転写される画像に色ムラや色ズレが発生しないように
した画像形成装置を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、無端状の記録材担持
手段に当接させた記録材担持手段駆動ローラを振動吸収
体で構成することにより、記録材担持手段の等速移動を
維持し、記録材上に転写される画像に色ムラや色ズレが
発生しないようにした画像形成装置を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、第1の態様においては、像担持体上に可視画像を形
成する画像形成手段と、該画像形成手段によって形成さ
れる可視画像が転写される記録材を担持して前記画像形
成手段の転写部へと搬送する無端状の記録材担持手段
と、該記録材担持手段に当接するクリーニング手段とを
具備する画像形成装置において、前記記録材担持手段に
当接させて振動吸収手段を設けたことを特徴とする画像
形成装置である。
【0020】また、第2の態様においては、本発明は、
像担持体上に可視画像を形成する画像形成手段と、該画
像形成手段によって形成される可視画像が転写される記
録材を担持して前記画像形成手段の転写位置へと搬送す
る無端状の記録材担持手段と、該記録材担持手段に当接
するクリーニング手段とを具備する画像形成装置におい
て、前記記録材担持手段に当接させた記録材担持手段駆
動ローラを振動吸収体で構成することを特徴とする画像
形成装置である。
【0021】さらに、第3の態様においては、本発明
は、像担持体上に可視画像を形成する画像形成手段と、
該画像形成手段によって形成される可視画像が転写され
る記録材を担持して前記画像形成手段の転写部へと搬送
する無端状の記録材担持手段とを具備する画像形成装置
において、前記記録材担持手段に当接させて振動吸収手
段を設けたことを特徴とする画像形成装置である。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。なお、以下の実施例においては
本発明を電子写真方式のカラー画像形成装置に適用した
場合について説明するが、本発明は実施例以外の電子写
真方式、静電記録方式等の種々の構成の画像形成装置に
等しく適用できるものである。
【0023】まず、本発明の第1の実施例について図1
及び図2を参照して説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施例の電子写真方
式のカラー画像形成装置の全体構成を示す。このカラー
画像形成装置は、図14に示した従来のカラー画像形成
装置と同様に、装置本体20内に直線的に配列された第
1、第2、第3及び第4の4つの画像形成部Pa、P
b、Pc及びPdを備え、また、その一側、即ち図1の
右側には給紙部が、その反対側、即ち図1の左側には定
着部27がそれぞれ配設されている。また、装置本体2
0内の前記給紙部から前記定着部27に至る経路の下側
には、記録材6を担持、搬送する無端状の記録材担持手
段、本実施例では無端状の記録材担持ベルト28が一対
のベルト駆動ローラ30a、30b間に架張されてい
る。この記録材担持ベルト28は、図示しない駆動モー
タによりベルト駆動ローラ30a、30bが図示矢印B
方向に回転駆動されることによって、図1に矢印Cで示
す方向に駆動され、前記給紙部を通じて送給される記録
材6を担持し、前述した各画像形成部Pa、Pb、Pc
及びPdの転写領域へと順次に搬送する。
【0025】各画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdは
実質的に同一の構成を有し、通常のように図示矢印A方
向に回転駆動される像担持体である感光体ドラム21
a、21b、21c及び21dを含み、各感光体ドラム
の周辺には、本実施例では、感光体ドラム21a〜21
dを一様帯電する一次帯電器22a、22b、22c及
び22d、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像
する現像器24a、24b、24c及び24d、現像さ
れた可視画像(トナー像)を記録材6へ転写する転写帯
電器25a、25b、25c及び25d、感光体ドラム
上に残存するトナーを除去するクリーナ26a、26
b、26c及び26dが感光体ドラムの回転方向に順次
配設されている。また、各感光体ドラム21a、21
b、21c及び21dの上方には像露光装置23a、2
3b、23c及び23dがそれぞれ設けられている。こ
れら像露光装置23a〜23dは、本実施例ではそれぞ
れ半導体レーザ、ポリゴンミラー、fθレンズ等からな
るレーザビームスキャナより構成され、電気ディジタル
画像信号の入力を受けてその信号に対応して変調された
レーザビームを一次帯電器22a〜22dと現像器23
a〜23dとの間で感光体ドラム21a〜21dの母線
方向に走査してこれら感光体ドラム面を露光し、感光体
ドラム21a〜21d上に静電潜像を形成するようにな
っている。
【0026】前記現像器24aにはブラック色のトナー
が、現像器24bにはマゼンタ色のトナーが、現像器2
4cにはイエロー色のトナーが、現像器24dにはシア
ン色のトナーがそれぞれ収容されている。また、像露光
装置23aにはカラー画像のブラック成分像に対応する
画素信号が、像露光装置23bにはマゼンタ成分像に対
応する画素信号が、像露光装置23cにはイエロー成分
像に対応する画素信号が、そして像露光装置23dには
シアン成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力され
る。また、第1の画像形成部Paと給紙部との間には図
示しない適当な記録材吸着手段が設置されており、給紙
部から供給される記録材6を前記記録材担持ベルト28
に確実に吸着させる。一方、第4の画像形成部Pdと定
着部27との間には除電用帯電器29が設けられてお
り、この除電用帯電器29には記録材担持ベルト28に
吸着されている記録材6を分離するために交流電圧が印
加される。
【0027】また、上記給紙部はサイズの異なる記録材
6を収納する2つの給紙カセット60a、60b、これ
ら給紙カセット60a、60bから記録材6を1枚づつ
給紙するためのピックアップローラ31、及び記録材6
を所定のタイミングで記録材担持ベルト28上に給紙す
るための一対のレジストローラ32とから構成されてい
る。
【0028】上記構成のカラー画像形成装置において、
画像形成動作開始信号が装置本体20に入力されると、
感光体ドラム21aは矢印Aの方向に回転を始め、一次
帯電器22aにより一様な帯電を受け、その後レーザビ
ームスキャナ23aにより原稿画像のブラック成分像に
対応する画像信号によって変調を受けたレーザ光が感光
体ドラム21a上に書き込まれ、潜像が形成される。次
に、現像器24aにより潜像がブラックトナーによって
現像され、感光体ドラム21a上にブラックのトナー像
が形成される。
【0029】一方、記録材6はいずれかの記録材カセッ
ト60a、60bからピックアップローラ31により取
り出され、レジストローラ32に送られる。このレジス
トローラ32でいったん停止した記録材6は、感光体ド
ラム21a上に形成されたトナー像とのタイミングを取
って、レジストローラ32により既に移動を開始してい
る記録材担持ベルト28上に送り込まれる。この記録材
担持ベルト28上にタイミングを取って給紙された記録
材6は、記録材担持ベルト28の図示矢印C方向への移
動に伴なって、第1の画像形成部Paの転写領域に搬送
され、ここで転写帯電器25aにより担持ベルト28の
裏側より転写帯電を受けて感光体ドラム21a上のブラ
ックのトナー像が転写される。
【0030】以下同様の工程が残りの第2〜第4の画像
形成部Pb〜Pdにおいても行なわれ、マゼンタのトナ
ー像、イエローのトナー像、そしてアンのトナー像がそ
れぞれ記録材担持ベルト28の移動によって記録材6が
第2〜第4の画像形成部Pb〜Pdの感光体ドラム21
b〜21dの下部を順次に通過して定着部27の方向へ
と搬送される間に、それぞれの転写帯電器25b、25
c、25dにより記録材6上に順次に重ねて転写されて
カラー画像が合成される。
【0031】すべてのトナー像の転写が終了すると、記
録材6は、第4の画像形成部Pdを通過した後、交流電
圧が印加された前記除電用帯電器29により除電され、
記録材担持ベルト28から分離される。記録材担持ベル
ト28から分離された記録材6は定着部27に送られ、
この定着部27内で転写された多重合成画像が熱により
定着された後、記録材排出口から排紙トレイ33上に排
出され、かくして1つの複写サイクルが終了する。
【0032】ところで、前述したように、記録材担持ベ
ルト28は、図示しないパルスモータ等の駆動モータに
よりベルト駆動ローラ30a、30bを矢印B方向に回
転させることによって、矢印C方向へと駆動され、その
際に、記録材担持ベルト28に当接させた担持ベルトク
リーニング手段としてのファーブラシ34を高速回転さ
せることによって、記録材担持ベルト28上に付着、堆
積したトナーを記録材担持ベルト28上から除去するよ
うにしている。
【0033】それ故、本実施例においては、この記録材
担持ベルト28の移動方向におけるファーブラシ34の
下流側の、このファーブラシ34と近接した位置に、記
録材担持ベルト28の記録材6を吸着、保持する側の面
に当接させて振動吸収手段としての振動吸収ローラ35
を設け、ファーブラシ34の高速回転時に記録材担持ベ
ルト28に伝達される振動を吸収するようにしたもので
ある。
【0034】このように、記録材担持ベルト28に当接
させて振動吸収ローラ35を設けると、担持ベルトクリ
ーニング手段としてのファーブラシ34の高速回転時に
発生して記録材担持ベルト28に伝達される振動をこの
振動吸収ローラ35が吸収してしまい、記録材担持ベル
ト28の移動速度ムラによる画像の色ムラや色ズレの発
生を防止することができるようになる。
【0035】また、この振動吸収ローラ35を記録材担
持ベルト28の移動方向に対して、担持ベルトクリーニ
ング手段としてのファーブラシ34の下流側に設けるこ
とにより、この振動吸収ローラ35の表面にトナーが付
着し、振動吸収効果が低減することを防ぐことができる
という利点もある。
【0036】図2は本実施例の振動吸収手段としての振
動吸収ローラ35の構成を説明するための概略図で、振
動吸収ローラ35は振動吸収層36と表面層37とから
なる2層構造に構成されており、かつ記録材担持ベルト
28が矢印C方向に移動する際に、軸38を中心として
矢印D方向に回転可能なように構成されている。
【0037】本実施例のように振動吸収ローラ35を構
成すると、担持ベルトクリーニング手段としてのファー
ブラシ34を高速回転させて記録材担持ベルト28の表
面をクリーニングする際に記録材担持ベルト28に伝達
される振動は、この振動吸収ローラ35の振動吸収層3
6で吸収され、また、振動吸収ローラ35の表面層37
を、例えば弗素樹脂コーティング層等の記録材担持ベル
ト28の表面を損傷させにくい材料で形成することによ
り、振動吸収層36には、より振動吸収性の良い材料を
選択することができ、表面層37には、多少振動吸収性
が悪くても耐久性、耐摩耗性に優れた材料を選択するこ
とができるようになり、記録材担持ベルト28及び振動
吸収ローラ35の高耐久性を実現させることができる。
【0038】また、本実施例のように、担持ベルトクリ
ーニング手段による記録材担持ベルト28のクリーニン
グ時に記録材担持ベルトに伝達される振動を、振動吸収
ローラ35を常時記録材担持ベルト28に当接させるこ
とにより、常時吸収することによって、常に記録材担持
ベルト28の等速移動を維持することができるようにな
り、各画像形成部Pa〜Pdによる画像形成動作時にお
いても、担持ベルトクリーニング手段によるクリーニン
グ動作ができるようになり、画像形成時間を大幅に短縮
することができるようになる。
【0039】ところで、本実施例で用いる振動吸収材と
しては、記録材担持ベルト28に伝達される振動の中で
も、特に画像上で目立ち易い周期の振動を吸収できるよ
うな材料を選択すればよく、本発明者達の実験によれ
ば、ウレタンゴム、シリコンゴム、ブチルゴム等の高分
子ゴムや、発泡ポリウレタン、発泡クロロプレン等の発
泡プラスチック、ポリ塩化ビニル系の熱可塑性エラスト
マー、アクリル系ポリマー、シリコーンゲル系ポリマ
ー、ノルボルネル系ポリマー等の高分子樹脂材料を使用
したところ、担持ベルトクリーニング手段としてのファ
ーブラシ34の高速回転時に記録材担持ベルト28に伝
達される振動をかなり吸収でき、記録材担持ベルト28
の移動速度ムラによる画像の色ムラや色ズレも殆どない
高品位の画像を得ることができた。
【0040】次に、本発明の第2の実施例について図3
を参照して説明する。
【0041】本実施例においては、記録材担持ベルト2
8をクリーニングする担持ベルトクリーニング手段を、
ファーブラシ34と弾性体より形成されたクリーニング
ブレード39とからなる複数のクリーニング手段で構成
し、クリーニングブレード39はファーブラシ34と同
じ記録材担持ベルト面側でかつその下流側に配置し、ま
た、振動吸収性の異なる複数の振動吸収ローラ40、4
1をそれぞれ記録材担持ベルト28のファーブラシ34
及びクリーニングブレード39とは対向する面側に当接
させて設け、クリーニング時に記録材担持ベルト28に
伝達される振動を吸収するようにしたものである。他の
構成は上記第1の実施例と同じであるので、図1と対応
する部品、部材、素子等には同一符号を付して必要のな
い限りそれらの説明を省略する。
【0042】前述したように、記録材担持ベルト28の
クリーニング性を維持するために、担持ベルトクリーニ
ング手段としてのファーブラシ34を高速回転させて記
録材担持ベルト28に強く当接させると、ファーブラシ
34の回転時に記録材担持ベルト28に伝達される振動
によって記録材担持ベルト28に移動速度ムラが生じて
しまうことから、本実施例においては、記録材担持ベル
ト28に対するファーブラシ34の当接量(当接時間或
は当接力)を減少させて記録材担持ベルト28に伝達さ
れる振動の度合を軽減させ、一方、記録材担持ベルト2
8へのファーブラシ34の当接量を減少させたことによ
り低下したクリーニング性を補なうために、第2の担持
ベルトクリーニング手段として弾性体で形成されたクリ
ーニングブレード39を記録材担持ベルト28に当接さ
せた構成を採用している。
【0043】また、本実施例のように、複数の担持ベル
トクリーニング手段34、39を記録材担持ベルト28
に当接させる構成を取ると、これらの担持ベルトクリー
ニング手段34、39により記録材担持ベルト28に伝
達される振動の強さを軽減させることは実現できるが、
場合によっては記録材担持ベルト28に伝達される振動
が複数の周波数特性を持った振動の合成振動になってし
まう。
【0044】そこで、本実施例のように、複数の担持ベ
ルトクリーニング手段34、39を記録材担持ベルト2
8に当接させると共に、このときに記録材担持ベルト2
8に伝達される複数の周波数特性を持つような振動を効
率良く吸収できるような、振動周波数特性の異なる複数
の振動吸収ローラ40、41を記録材担持ベルト28に
当接させて設けることにより、記録材担持ベルト28の
高いクリーニング性能を維持でき、さらに、記録材担持
ベルト28に伝達されるさまざまの振動を効率良く吸収
できることから、記録材担持ベルト28の等速移動を常
に維持でき、記録材上に転写される画像に色ムラや色ズ
レが発生することがない高品位な画像を常に形成できる
画像形成装置を提供することができることになる。
【0045】なお、記録材担持ベルト28の振動を吸収
するための振動吸収ローラ40、41の配置位置は、上
記第1の実施例に示したように、記録材担持ベルト28
の記録材吸着保持面側に設けてもよいが、本実施例のよ
うに、記録材担持ベルト28を介して複数の担持ベルト
クリーニング手段34、39の当接部の対向側におい
て、記録材担持ベルト28に当接するように振動吸収ロ
ーラ40、41を配置する構成を取ることにより、担持
ベルトクリーニング手段34、39から記録材担持ベル
ト28に伝達される振動をより効率良く吸収減衰させる
ことができるようになる。
【0046】次に、本発明の第3の実施例について図4
及び図5を参照して説明する。
【0047】図4は本発明の第3の実施例を説明するた
めの電子写真方式のカラー画像形成装置の全体構成を示
す概略断面図であり、上記第1及び第2の実施例と同様
構成のカラー画像形成装置に本発明を適用した場合を示
す。
【0048】本実施例においては、記録材担持ベルト2
8をクリーニングする担持ベルトクリーニング手段とし
て、弾性体であると同時に振動吸収特性を有するクリー
ニングブレード42を具備するベルトクリーナ43を使
用し、このクリーニングブレード42が一方のベルト駆
動ローラ30aの位置において記録材担持ベルトに当接
するようにベルトクリーナ43を配置したものである。
他の構成は上記第1の実施例と同じであるので、図1と
対応する部品、部材、素子等には同一符号を付して必要
のない限りそれらの説明を省略する。なお、ベルトクリ
ーナ43には廃トナーを搬出するための搬送スクリュー
44が設けられている。
【0049】本実施例のように、記録材担持ベルト28
のクリーニング手段として、弾性と振動吸収特性を有す
るクリーニングブレード42を用いると、このブレード
42は高速回転しないので、記録材担持ベルト28にク
リーニングブレード42を当接させたときに記録材担持
ベルト28に伝達される振動の発生量を減少させること
ができる上に、高いクリーニング性能を維持することが
でき、さらに、記録材担持ベルト28に伝達される振動
をクリーニングブレード42自身で吸収できることか
ら、担持ベルトクリーニング手段と振動吸収手段の装置
構成を非常に小さくすることができるという利点もあ
る。
【0050】また、本実施例においては、担持ベルトク
リーニング手段としてのクリーニングブレード42が記
録材担持ベルト28に当接し、記録材担持ベルト28上
に付着、堆積したトナーを除去する際に、クリーニング
ブレード42の記録材担持ベルト28への当接状態を一
定にしてクリーニング性を向上させ、さらに、クリーニ
ングブレード42の記録材担持ベルト28への当接時の
振動の発生を極力防止し、記録材担持ベルト28の移動
速度ムラによる画像の色ズレ、色ムラの程度を極力軽減
させることができるように、クリーニングブレード28
を、記録材担持ベルト28の移動方向である矢印C方向
に対して、第1の画像形成部Paの上流側のベルト駆動
ローラ30aの記録材担持ベルト28を介した対向側に
配置するようにしている。
【0051】図5は本実施例の担持ベルトクリーニング
手段と振動吸収手段としてのクリーニングブレード42
の構成を説明するための概略図であり、同図(A)は上
記第1の実施例で説明したウレタンゴム、シリコンゴム
等を板状に形成したクリーニングブレード42を記録材
担持ベルト28に対してカウンタ方向に当接させた状態
を示している。
【0052】図5(B)は本実施例のクリーニングブレ
ード42の他の構成を示すもので、クリーニングブレー
ド42を、振動吸収層45と表面層46とからなる2層
構造に構成したものである。このようにクリーニングブ
レード42を振動吸収層45と表面層46との2層構造
に構成すると、上記第1の実施例の振動吸収ローラ35
の場合と同様に、記録材担持ベルト28に伝達される振
動は振動吸収層45で吸収され、表面層46により記録
材担持ベルト28とクリーニングブレード42との摩擦
力を軽減させ、移動する記録材担持ベルト28とクリー
ニングブレード42とが接触することにより発生する振
動を防止し、さらに、記録材担持ベルト28及びクリー
ニングブレード42の摩耗、損傷も防止することができ
る。
【0053】なお、表面層46の材料としては、本発明
者達の実験によれば、ポリウレタン樹脂フィルムシート
とポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムシートから
なる記録材担持ベルトとウレタンゴムからなるクリーニ
ングブレードに対して、弗素樹脂をコーティングしたと
ころ、記録材担持ベルトとクリーニングブレードの滑り
性も良く、振動吸収性も良いことが確認できた。
【0054】図5(C)は本実施例のクリーニングブレ
ード42のさらに他の構成を示すもので、クリーニング
ブレード42を、表面層46と振動吸収周波数特性の異
なる2つの振動吸収層47、48とを重ね合わせた3層
構造に構成したものである。このように、振動吸収周波
数特性の異なる複数の振動吸収層47、48を重ね合わ
せると、記録材担持ベルト28に伝達されるさまざまの
振動を低周波数領域から高周波数領域まで、効率的に吸
収することができるようになる。なお、振動吸収層は3
層以上重ねてもよい。
【0055】ところで、図1、図3、或は図4の画像形
成装置においては、たとえファーブラシのような記録材
担持ベルト28へ振動を伝達するような担持ベルトクリ
ーニング手段が設けられていなくても、或は上記第1〜
第3の各実施例に示したように、担持ベルトクリーニン
グ手段から記録材担持ベルト28へ振動が伝達されなく
なっても、記録材担持ベルト28は、図示しないパルス
モータ等の駆動モータによりベルト駆動ローラ30a、
30bを矢印B方向に回転させることによって、矢印C
方向へと移動される。このため、ベルト駆動ローラ30
a、30bを矢印B方向へと回転させる際に発生する駆
動モータの駆動時の振動がこれらのベルト駆動ローラ3
0a、30bを介して記録材担持ベルト28へと伝達さ
れ、記録材担持ベルト28の移動速度に速度ムラを生じ
させ、その結果、各画像形成部Pa〜Pdによって記録
材6上に転写される画像にズレが生じ、出力画像に色ム
ラや色ズレが発生してしまう。
【0056】それ故、本発明の第4の実施例において
は、図6に示す電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いて、記録材担持ベルト28に当接し、駆動するベルト
駆動ローラ30a、30bを振動吸収材で構成し、駆動
モータの振動がベルト駆動ローラ30a、30bを介し
て記録材担持ベルト28に伝達されないようにしたもの
である。なお、図6に示すカラー画像形成装置は前記図
1、図3、或は図4の画像形成装置から単に担持ベルト
クリーニング手段を省いただけのものであり、他の構成
は同じであるので、対応する部品、部材、素子等に同一
符号を付して必要のない限りそれらの説明を省略する。
【0057】このように、記録材担持ベルト28に当接
するベルト駆動ローラ30a、30bを振動吸収材で構
成すると、駆動モータからベルト駆動ローラ30a、3
0bの駆動時に発生される振動をベルト駆動ローラ30
a、30bが吸収してしまうので、記録材担持ベルト2
8へ振動が殆ど伝達されず、従って、記録材担持ベルト
28の移動速度ムラによる画像の色ムラや色ズレの発生
が防止され、劣化のない高品位の画像を形成することが
できるようになる。
【0058】ところで、本実施例で用いる振動吸収材と
しては、駆動モータからの振動の中でも、特に画像上で
目立ち易い周期の振動を吸収できるような材料を選択す
ればよく、本発明者達の実験によれば、ウレタンゴム、
シリコンゴム、ブチルゴム等の高分子ゴムや、発泡ポリ
ウレタン、発泡クロロプレン等の発泡プラスチック、ポ
リ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマー、アクリル系ポ
リマー、シリコーンゲル系ポリマー、ノルボルネル系ポ
リマー等の高分子樹脂材料を使用したところ、駆動モー
タからの振動をかなり吸収でき、記録材担持ベルト28
の移動速度ムラによる画像の色ムラや色ズレも殆どない
高品位の画像を得ることができた。
【0059】図7は本発明の第5の実施例のカラー画像
形成装置に使用されたベルト駆動ローラ30a、30b
の構成を説明するための概略図で、ベルト駆動ローラ3
0a、30bを、駆動モータに連結された軸50を中心
として、振動吸収層51と表面層52とからなる2層構
造に構成したものである。図7には一方のベルト駆動ロ
ーラ30aのみを示すが、他方のベルト駆動ローラ30
bも全く同じに構成されている。
【0060】本実施例のようにベルト駆動ローラ30
a、30bを構成すると、駆動モータからベルト駆動ロ
ーラ30a、30bに伝達される振動は、ベルト駆動ロ
ーラ30a、30bの振動吸収層51で吸収し、また、
記録材担持ベルト28に対する駆動力(搬送力)はベル
ト駆動ローラ30a、30bの表面層52によって与え
るという機能分離型のローラ構成を採用することができ
る。従って、振動吸収層51の材質には、より振動吸収
性の良い材料を選択することができ、また、表面層52
には、記録材担持ベルト28の搬送性に適し、かつ摩
耗、傷等のローラ劣化に対してより優れた材料を選択す
ることができるようになり、ベルト駆動ローラ30a、
30bをより振動吸収性に優れ、かつ高耐久性を満足さ
せたものにすることができる。
【0061】図8はベルト駆動ローラ30a、30bの
他の構成を示すもので、ベルト駆動ローラ30a、30
bを、振動吸収性の異なる2つの振動吸収層53、54
と表面層55とを重ね合わせた3層構造に構成したもの
である。
【0062】つまり、ベルト駆動ローラ30a、30b
を矢印B方向へと回転させるための駆動力が駆動モータ
からギアを介してベルト駆動ローラに伝達される場合等
においては、ベルト駆動ローラ30a、30bには駆動
モータを駆動する際に発生する周波数の振動の他に、こ
のギアの回転時に発生する周波数の振動が伝達されるか
ら、周波数の異なる複数の周波数の振動が伝達されてし
まい、結果的に画像上に複数の周波数に応じたピッチで
の色ムラや色ズレが発生してしまう。
【0063】従って、このような場合に、本例のよう
に、この複数の周波数の振動に対してそれぞれの振動を
効果的に吸収できるような複数の振動吸収材を用いてベ
ルト駆動ローラ30a、30bを構成すると、即ち、振
動吸収周波数特性の異なる複数の振動吸収層53、54
を重ね合わせて複数の周波数の振動に対しても振動吸収
効果を有するように構成すると、記録材担持ベルト28
にこれらの複数の周波数の振動を伝達させることがなく
なり、色ムラや色ズレのない高品位の画像を形成できる
画像形成装置を提供することができる。
【0064】また、ここで用いる振動吸収材としては、
上記第4の実施例で示したような高分子樹脂材料を組み
合わせてもよいし、さらには、ポリプロピレン等に炭酸
カルシウムやガラス繊維、亜鉛等を分散させた高比重樹
脂や、0.5mm〜2mm程度のペレット状の粒子を凝
集させた粒子プラスチックや、高分子樹脂粒子の熱焼結
体を用い、高分子樹脂への分散比率、空隙率や粒子の大
きさを調整し、所望の周波数の振動をより吸収し易くし
た材料を組み合わせて用いることにより、ベルト駆動ロ
ーラでの振動吸収率をさらに向上させることができる。
なお、表面層55には上記第5の実施例と同様に、記録
材担持ベルト28の搬送性に適し、かつ摩耗、傷等のロ
ーラ劣化に対してより優れた材料を選択することは言う
までもない。また、振動吸収層は必要に応じて3層以上
重ねてもよい。
【0065】図9は本発明の第6の実施例を説明するた
めの電子写真方式のカラー画像形成装置の全体構成を示
す概略断面図であり、上記第4の実施例と同様構成のカ
ラー画像形成装置に本発明を適用した場合を示す。
【0066】本実施例においては、ベルト駆動ローラ3
0a、30bと近接した位置において、記録材担持ベル
ト28の記録材6を吸着、保持する側の面とは反対側の
面に当接させて振動吸収手段としての振動吸収ローラ7
0a、70bを設け、これら振動吸収ローラ70a、7
0bによって、図示しない駆動モータによりベルト駆動
ローラ30a、30bが回転駆動されるときにこの駆動
モータより発生され、ベルト駆動ローラ30a、30b
を介して記録材担持ベルト28に伝達される振動を、吸
収するようにしたものである。
【0067】このように、第1のベルト駆動ローラ30
aと第1の画像形成部Paとの間で記録材担持ベルト2
8に当接させて第1の振動吸収ローラ70aを設け、ま
た、第2のベルト駆動ローラ30bと第4の画像形成部
Pdとの間で記録材担持ベルト28に当接させて第2の
振動吸収ローラ70bを設けると、ベルト駆動ローラ3
0a、30bの回転駆動時に駆動モータから発生されて
記録材担持ベルト28に伝達される振動をこの振動吸収
ローラ70a、70bが吸収してしまうため、記録材担
持ベルト28の移動速度に振動による速度ムラが発生せ
ず、従って、各画像形成部Pa〜Pdにおいて画像の色
ムラや色ズレのない高品位の画像を安定して形成するこ
とができる。
【0068】図10は本実施例の振動吸収手段としての
振動吸収ローラ70a、70bの構成を説明するための
概略図で、これら振動吸収ローラ70a、70bは同一
の構成(構造)でよいので、図10には一方の振動吸収
ローラ70aのみを代表例として図示する。図10に示
すように、振動吸収ローラ70aは振動吸収層71と表
面層72とからなる2層構造に構成されており、かつ記
録材担持ベルト28が矢印C方向に移動する際に、軸7
3を中心として矢印D方向に回転可能なように構成され
ている。
【0069】本実施例のように振動吸収ローラ70a、
70bを構成すると、ベルト駆動ローラ30a、30b
を駆動モータによって回転駆動する際に、この駆動モー
タからベルト駆動ローラ30a、30bに伝達される振
動は、振動吸収ローラ70a、70bの振動吸収層71
で吸収し、また、記録材担持ベルト28に対する駆動力
(搬送力)はベルト駆動ローラ70a、70bの表面層
72によって与えるという機能分離型のローラ構成を採
用することができる。従って、振動吸収層71の材質に
は、より振動吸収性の良い材料を選択することができ、
また、表面層72には、記録材担持ベルト28の搬送性
に適し、かつ摩耗、傷等のローラ劣化に対してより優れ
た材料を選択することができるようになり、ベルト駆動
ローラ70a、70bをより振動吸収性に優れ、かつ高
耐久性を満足させたものにすることができる。なお、他
の構成は上記第4の実施例と同じであるので、図6と対
応する部品、部材、素子等には同一符号を付して必要の
ない限りそれらの説明を省略する。
【0070】ところで、本実施例で用いる振動吸収材と
しては、駆動モータからの振動の中でも、特に画像上で
目立ち易い周期の振動を吸収できるような材料を選択す
ればよく、本発明者達の実験によれば、ウレタンゴム、
シリコンゴム、ブチルゴム等の高分子ゴムや、発泡ポリ
ウレタン、発泡クロロプレン等の発泡プラスチック、ポ
リ塩化ビニル系の熱可塑性エラストマー、アクリル系ポ
リマー、シリコーンゲル系ポリマー、ノルボルネル系ポ
リマー等の高分子樹脂材料を使用したところ、駆動モー
タからの振動をかなり吸収でき、記録材担持ベルト28
の移動速度ムラによる画像の色ムラや色ズレも殆どない
高品位の画像を得ることができた。
【0071】図11は本発明の第7の実施例を説明する
ための電子写真方式のカラー画像形成装置の全体構成を
示す概略断面図であり、上記第6の実施例と同様構成の
カラー画像形成装置に本発明を適用した場合を示す。
【0072】本実施例においては、各画像形成部Pa〜
Pdにおいて、記録材担持ベルト28が感光体ドラム2
1a〜21dに最も近接するそれぞれの転写部の上流側
及び下流側で、記録材担持ベルト28の記録材6を吸
着、保持する側の面とは反対側の面に当接させて振動吸
収手段としての振動吸収ブレード80a、80b、80
c、80d、80eを設け、これら振動吸収ブレード8
0a〜80eによって、転写時に発生し、記録材担持ベ
ルト28に伝達される振動を、吸収するようにしたもの
である。
【0073】本発明者達の実験によれば、記録材担持ベ
ルト28を矢印C方向へと移動させて各画像形成部a〜
Pdによって感光体ドラム21a〜21d上に形成され
た画像を各転写部で記録材6上に転写する際に、転写時
での画像劣化をなるべく防止するために記録材担持ベル
ト28上の記録材6と各感光体ドラム21a〜21dと
はほぼ隙間なく当接させており、このため記録材6が感
光体ドラム21a〜21dに接離する際の衝撃波及び感
光体ドラム21a〜21dが矢印A方向に回転するとき
に発生する振動や回転ムラが記録材6を介して記録材担
持ベルト28に伝達されてしまい、結果的にやはり記録
材担持ベルト28の移動速度に速度ムラが発生し、画像
に色ムラや色ズレが発生してしまうことが判明した。
【0074】それ故、本実施例においては、各転写部に
おいて記録材担持ベルト28の記録材6へ感光体ドラム
21a〜21d上の画像を転写する際に発生する振動を
なるべく早く減衰させ、さらに、隣接する画像形成部で
の転写時における振動による干渉を防止するために、記
録材担持ベルト28が感光体ドラム21a〜21dに最
も近接する転写部のそれぞれの上流側及び下流側で振動
吸収ブレード80a〜80eを記録材担持ベルト28に
当接させ、転写時に発生し、記録材担持ベルト28に伝
達される振動を、吸収して画像に色ムラや色ズレが発生
するのを防止するようにしたものである。
【0075】図12は本実施例の振動吸収手段としての
振動吸収ブレード80a〜80eの構成を説明するため
の概略図である。各振動吸収ブレード80a〜80eは
同一構成(構造)でよいので、図12ではこれらを代表
して振動吸収ブレード80として示す。同図(A)は上
記第6の実施例で示した振動吸収材を板状に形成した振
動吸収ブレード80を支持部材81により支持して記録
材担持ベルト28に対して当接させた状態を示してい
る。
【0076】図12(B)は本実施例の振動吸収ブレー
ド80の他の構成を示すもので、振動吸収ブレード80
を、振動吸収層82と表面層83とからなる2層構造に
構成したものである。このように振動吸収ブレード80
を振動吸収層82と表面層83との2層構造に構成する
と、上記第6の実施例の振動吸収ローラ70a、70b
の場合と同様に、記録材担持ベルト28に伝達される振
動は振動吸収層82で吸収され、表面層83により記録
材担持ベルト28と振動吸収ブレード80との摩擦力を
軽減させ、移動する記録材担持ベルト28と振動吸収ブ
レード80とが接触することにより発生する振動を防止
し、さらに、記録材担持ベルト28及び振動吸収ブレー
ド80の摩耗、損傷も防止することができる。
【0077】なお、表面層83の材料としては、本発明
者達の実験によれば、ポリウレタン樹脂フィルムシート
とポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムシートから
なる記録材担持ベルトとウレタンゴムからなる振動吸収
ブレードに対して、弗素樹脂をコーティングしたとこ
ろ、記録材担持ベルトと振動吸収ブレードの滑り性も良
く、振動吸収性も良いことが確認できた。
【0078】図12(C)は本実施例の振動吸収ブレー
ド80のさらに他の構成を示すもので、振動吸収ブレー
ド80を、表面層83と振動吸収性の異なる2つの振動
吸収層84、85とを重ね合わせた3層構造に構成した
ものである。このように、振動吸収スペクトルの異なる
複数の振動吸収層84、85を重ね合わせると、低周波
数の振動から高周波数の振動まで記録材担持ベルト28
に伝達されるさまざまの振動をくまなく吸収することが
可能となり、記録材担持ベルト28に伝達される振動を
より効果的に吸収することができるようになる。なお、
振動吸収層は3層以上重ねてもよい。また、本実施例の
ように振動吸収性の異なる複数の振動吸収材を層状に重
ね合わせて一枚のブレード構成にする以外に、振動吸収
性の異なるそれぞれの振動吸収材を別々のブレード構成
にして記録材担持ベルト28に当接させても、同様な振
動吸収効果を得ることができる。
【0079】図13は本発明の第8の実施例を説明する
ための電子写真方式のカラー画像形成装置の全体構成を
示す概略断面図であり、上記第4の実施例と同様構成の
カラー画像形成装置に本発明を適用した場合を示す。
【0080】記録材6は記録材カセット60a又は60
bからピックアップローラ31で送り出され、レジスト
ローラ32により同期を取られて記録材担持ベルト28
上に送給される。この際、記録材6は給紙ガイド90に
より案内されて記録材担持ベルト28上にその先端部が
接触した後、記録材担持ベルト28上に保持される。こ
のため、記録材6の先端部が記録材担持ベルト28に接
触したときに記録材担持ベルト28に振動を発生させ、
結果的にやはり記録材担持ベルト28の移動速度に速度
ムラが発生し、画像に色ムラや色ズレが発生してしまう
ことがある。
【0081】それ故、本実施例では、記録材6を記録材
担持ベルト28上に給紙する給紙ガイド90の排紙口と
対向する記録材担持ベルト28の記録材6を担持しない
面側に、記録材担持ベルト28に当接させて振動吸収手
段としての振動吸収ローラ91を設けたものである。こ
れによって記録材6の先端部が記録材担持ベルト28に
接触したときに記録材担持ベルト28に発生する振動が
この振動吸収ローラ91により吸収されるから、記録材
担持ベルト28の移動速度に振動による速度ムラが発生
せず、従って、各画像形成部Pa〜Pdにおいて画像の
色ムラや色ズレのない高品位の画像を安定して形成する
ことができる。
【0082】上記振動吸収ローラ91は上記第6の実施
例において説明した振動吸収ローラ70a、70bと同
様の材料及び構成のものでよいので、ここではその説明
を省略する。また、他の構成は上記第4の実施例と同じ
であるので、図6と対応する部品、部材、素子等には同
一符号を付してそれらの説明を省略する。
【0083】なお、上記実施例では本発明を電子写真方
式のカラー画像形成装置に適用した場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の種
々の構成の電子写真方式のカラー或は単色(白黒)の画
像形成装置や、静電記録方式等の画像形成装置にも等し
く適用できることは言うまでもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、像担持体上に形成される可視画像が転写
される記録材を担持、搬送する無端状の記録材担持手段
に当接するクリーニング手段の下流側に、記録材担持手
段に当接させて振動吸収手段を設けたので、記録材担持
手段をクリーニングする際にクリーニング手段から記録
材担持手段に伝達される振動がこの振動吸収手段によっ
て吸収されてしまい、記録材担持手段の等速移動を維持
することができる。従って、記録材上に転写される画像
に色ムラや色ズレが発生せず、常時高品位の画像を安定
に形成することができるという効果がある。
【0085】また、本発明の画像形成装置によれば、像
担持体上に形成される可視画像が転写される記録材を担
持、搬送する無端状の記録材担持手段に当接し、この記
録材担持手段を移動させる記録材担持手段駆動ローラを
振動吸収体で構成したので、記録材担持手段を移動させ
る際に発生する振動がこの記録材担持手段駆動ローラに
よって吸収されてしまい、記録材担持手段の等速移動を
維持することができる。従って、記録材上に転写される
画像に色ムラや色ズレが発生せず、常時高品位の画像を
安定に形成することができるという効果がある。
【0086】さらに、本発明の画像形成装置によれば、
像担持体上に形成される可視画像が転写される記録材を
担持、搬送する無端状の記録材担持手段に当接させて振
動吸収手段を設けたので、記録材担持手段に伝達される
さまざまの振動がこの振動吸収手段によって吸収されて
しまい、これら振動に起因する記録材担持手段の移動速
度の変化を防止することができる。従って、記録材上に
転写される画像に色ムラや色ズレが発生せず、常時高品
位の画像を安定に形成することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電子写真方式のカラー
画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図2】図1のカラー画像形成装置に使用された振動吸
収ローラの構成を説明するための概略図である。
【図3】本発明の第2の実施例の電子写真方式のカラー
画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の電子写真方式のカラー
画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図5】図4のカラー画像形成装置に使用されたクリー
ニングブレードの構成を説明するための概略図である。
【図6】本発明の第4の実施例の電子写真方式のカラー
画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図7】図6のカラー画像形成装置に使用されたベルト
駆動ローラの構成を説明するための概略図である。
【図8】本発明の第5の実施例の電子写真方式のカラー
画像形成装置に使用されたベルト駆動ローラの構成を説
明するための概略図である。
【図9】本発明の第6の実施例の電子写真方式のカラー
画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図10】図9のカラー画像形成装置に使用された振動
吸収ローラの構成を説明するための概略図である。
【図11】本発明の第7の実施例の電子写真方式のカラ
ー画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図12】図11のカラー画像形成装置に使用された振
動吸収ブレードの構成を説明するための概略図である。
【図13】本発明の第8の実施例の電子写真方式のカラ
ー画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
【図14】従来の電子写真方式のカラー画像形成装置の
一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
Pa〜Pd 画像形成部 6 記録材 20 装置本体 21a〜21d 感光体ドラム 22a〜22d 一次帯電器 23a〜23d 像露光装置 24a〜24d 現像器 26a〜26d 転写帯電器 27 定着部 28 記録材担持ベルト 30a、30b ベルト駆動ローラ 31 ピックアップローラ 32 レジストローラ 34 ファーブラシ 35 振動吸収ローラ 36 振動吸収層 37 表面層 38 軸 39 クリーニングブレード 40、41 振動吸収ローラ 42 クリーニングブレード 43 ベルトクリーナ 45 振動吸収層 46 表面層 47、48 振動吸収層 50 軸 51 振動吸収層 52 表面層 53、54 振動吸収層 55 表面層 70a、70b 振動吸収ローラ 71 振動吸収層 72 表面層 73 軸 80 振動吸収ブレード 80a〜80e 振動吸収ブレード 81 支持部材 82 振動吸収層 83 表面層 84、85 振動吸収層 90 給紙ガイド 91 振動吸収ローラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に可視画像を形成する画像形
    成手段と、該画像形成手段によって形成される可視画像
    が転写される記録材を担持して前記画像形成手段の転写
    部へと搬送する無端状の記録材担持手段と、該記録材担
    持手段に当接するクリーニング手段とを具備する画像形
    成装置において、前記記録材担持手段に当接させて振動
    吸収手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記振動吸収手段は、前記記録材担持手
    段の移動方向に対して、前記クリーニング手段の下流側
    に設けることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング手段はファーブラシ或
    はクリーニングブレードの少なくともどちらか一方であ
    ることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記振動吸収手段はローラ状構成或はブ
    レード状構成であることを特徴とする請求項1の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上に可視画像を形成する画像形
    成手段と、該画像形成手段によって形成される可視画像
    が転写される記録材を担持して前記画像形成手段の転写
    位置へと搬送する無端状の記録材担持手段と、該記録材
    担持手段に当接するクリーニング手段とを具備する画像
    形成装置において、前記記録材担持手段に当接させた記
    録材担持手段駆動ローラを振動吸収体で構成することを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記記録材担持手段駆動ローラは表面層
    と振動吸収体層とからなる2層構造に構成されているこ
    とを特徴とする請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記記録材担持手段駆動ローラは表面層
    と振動吸収性の異なる複数の振動吸収体層とからなる多
    層構造に構成されていることを特徴とする請求項5の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体上に可視画像を形成する画像形
    成手段と、該画像形成手段によって形成される可視画像
    が転写される記録材を担持して前記画像形成手段の転写
    部へと搬送する無端状の記録材担持手段とを具備する画
    像形成装置において、前記記録材担持手段に当接させて
    振動吸収手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記振動吸収手段は、前記画像形成手段
    の転写部の上流側及び下流側の少なくともどちらか一方
    で前記記録材担持手段に当接させて設けることを特徴と
    する請求項8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記振動吸収手段はローラ状構成であ
    ることを特徴とする請求項8の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記振動吸収手段はブレード状構成で
    あることを特徴とする請求項8の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記振動吸収手段は、記録材を前記記
    録材担持手段上に送給する給紙ガイドの排紙口と対向す
    る前記記録材担持手段の側において、この記録材担持手
    段に当接した状態で設けられていることを特徴とする請
    求項8の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7321742B2 (en) 2002-06-10 2008-01-22 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, drum unit, image forming module, and method of insertion and removal of a damper into and from an image carrier drum
JP2014081396A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP2016180888A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 富士ゼロックス株式会社 定着装置用加圧ユニット、定着装置、及び画像形成装置

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