JP2014081396A - 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2014081396A
JP2014081396A JP2012227041A JP2012227041A JP2014081396A JP 2014081396 A JP2014081396 A JP 2014081396A JP 2012227041 A JP2012227041 A JP 2012227041A JP 2012227041 A JP2012227041 A JP 2012227041A JP 2014081396 A JP2014081396 A JP 2014081396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image carrier
elastic
photosensitive drum
contact
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012227041A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5975336B2 (ja
Inventor
Masahiko Kato
昌彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012227041A priority Critical patent/JP5975336B2/ja
Publication of JP2014081396A publication Critical patent/JP2014081396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5975336B2 publication Critical patent/JP5975336B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】像担持体とブレード部材との摺接状態が変化することなく、騒音の発生が確実に低減される、画像形成装置、及び、プロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】ブレード部材15aにおけるブレード本体15a1の先端部又はホルダ部材15a2の位置近傍で発生する音の大きさを検出する検出手段15dと、像担持体11に対して接離可能に形成された弾性回転体30と、が設置されている。そして、検出手段15dによって検出された音の大きさが所定の閾値を超えたときに、像担持体11に対して離間する位置にある弾性回転体30を像担持体11に当接する位置に移動させるとともに、その音の大きさに応じて像担持体11に対する弾性回転体30の圧接力を可変している。
【選択図】図2

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに設置されるプロセスカートリッジと、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置では、感光体ドラム、中間転写ベルト等の像担持体にブレード部材(クリーニングブレード)を当接させて、像担持体上に残留する未転写トナーをクリーニングする技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、転写工程後の像担持体上に残留する未転写トナーは、像担持体に当接するブレード部材によって除去される。このブレード部材は、ゴム材料等からなるブレード本体が金属材料等からなるホルダ部材(ホルダ)に片持ち支持にて保持されたものであって、ブレード本体の先端部(自由端側)が長手方向にわたって像担持体に当接している。
一方、特許文献1には、像担持体に摺接するブレード部材のスティックスリップによる騒音(ビビリ音)を低減することを目的として、ブレード部材の近傍に設置した騒音検出手段で検出された騒音レベルに基いて、像担持体に対するブレード部材の接触圧力や接触角度を可変する技術が開示されている。
上述した特許文献1のクリーニング装置は、騒音検出手段で検出された騒音レベルに基いて像担持体に対するブレード本体の摩擦力が変化されるため、ブレード部材のスティックスリップによる騒音を低減する効果がある程度期待できる。
しかし、像担持体に対するブレード本体の接触圧力や接触角度を変化させることで、像担持体とブレード部材との摺接状態も変化してしまうため、ブレード部材によるクリーニング性能が変動してクリーニング不良等の不具合が生じてしまう可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、像担持体とブレード部材との摺接状態が変化することなく、騒音の発生が確実に低減される、画像形成装置、及び、プロセスカートリッジを提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、所定方向に走行する像担持体と、その先端部が前記像担持体に対して長手方向にわたって当接するブレード本体と、前記ブレード本体を保持するホルダ部材と、を具備したブレード部材と、前記ブレード本体の前記先端部又は前記ホルダ部材の位置近傍で発生する音の大きさを検出する検出手段と、前記像担持体に対して接離可能に形成された弾性回転体と、前記弾性回転体が前記像担持体に当接した状態において、前記像担持体に対する前記弾性体回転体の圧接力を可変する可変手段と、を備え、前記検出手段によって検出された音の大きさが所定の閾値を超えたときに、前記像担持体に対して離間する位置にある前記弾性回転体を前記像担持体に当接する位置に移動させるとともに、その音の大きさに応じて前記可変手段によって前記像担持体に対する前記弾性体回転体の圧接力を可変するものである。
本発明は、像担持体に対して接離可能に弾性回転体を設置して、ブレード本体の先端部やホルダ部材の位置近傍における音の大きさを検出する検出手段の検出結果に基いて、離間状態にある弾性回転体を像担持体に当接させて、その音の大きさに応じて圧接力を可変している。これにより、像担持体とブレード部材との摺接状態が変化することなく、騒音の発生が確実に低減される、画像形成装置、及び、プロセスカートリッジを提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 感光体ドラムに対して弾性回転体が接離される状態を示す拡大図である。 感光体ドラムに当接した弾性回転体の圧接力が可変される状態を示す概略図である。 ブレード部材の先端部の近傍において生じる音圧レベルを示すグラフである。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数の作像部としてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが中間転写ベルト17に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各プロセスカートリッジ(作像部)10Y、10M、10C、10BKの現像部に各色のトナーを補給するためのトナー容器、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11(対象物)、帯電部12、現像部13(現像装置)、クリーニング部15(クリーニング装置)、潤滑剤供給部16(潤滑剤供給装置)が一体化されたものである(図2を参照できる。)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、寿命に達したときに装置本体1に対して交換される。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電ローラ12a(帯電部12)との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。図示は省略するが、レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(不図示である。)により、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12aにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)の感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、潤滑剤供給部16の位置と除電部(不図示である。)の位置とを順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置の記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
なお、図2は黒色用作像部としてのプロセスカートリッジ10BK(モノクロ用のプロセスカートリッジ)を示す構成図である。モノクロ用のプロセスカートリッジ10BKと、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cと、は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、ほぼ同じ構成部材によって構成されているため、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの図示と説明は適宜省略する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電部12(帯電ローラ)と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像部13と、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部15(クリーニング装置)と、感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部16と、感光体ドラム11に対して接離可能に形成された弾性回転体としての弾性ローラ30、が、ケースに一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
感光体ドラム11の導電性支持体(基層)としては、体積抵抗が1010Ωcm以下の導電性材料を用いることができる。
帯電部12(帯電ローラ)は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなるローラ部材であって、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。また、帯電部12(帯電ローラ)は、オゾンの発生を軽減するために、感光体ドラム11に対して接触するように配設されている。
そして、帯電部12には不図示の電源部から所定の電圧(直流電圧に交流電圧を重畳した電圧である。)が印加されて、これにより接触する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
現像部(現像装置)13は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。
現像部13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
トナーは、画質向上のために、円形度が0.98以上の球形トナーを使用している。「円形度」は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2000」(東亜医用電子社製)により計測した平均円形度である。具体的には、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に、分散剤として界面活性剤(好ましくは、アルキルベンゼンスルホン酸塩である。)を0.1〜0.5ml加えて、さらに測定試料(トナー)を0.1〜0.5g程度加える。その後、このトナーが分散した懸濁液を、超音波分散器で約1〜3分間分散処理して、分散液濃度が3000〜10000個/μlとなるようにしたものを上述の分析装置にセットして、トナーの形状及び分布を測定する。
球形トナーとしては、従来から広く用いられている粉砕法によって形状が歪な異形のトナー(粉砕トナー)を加熱処理等して球形化したものや、重合法により製造されたもの等を用いることができる。
このような球形トナーを用いる場合、従来は、クリーニングブレード15aと感光体ドラム11との僅かな隙間に入り込んでやがてその隙間をすり抜けてクリーニング不良が生じることがあった。しかし、本実施の形態では、潤滑剤供給部16によって潤滑剤を感光体ドラム11表面に塗布して、感光体ドラム11上におけるトナー剥離性(除去性)を向上させるために、クリーニング不良の発生が抑止される。
クリーニング部15(クリーニング装置)は、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。クリーニング部15は、樹脂材料又は金属材料からなる構造体としての筐体15c(ハウジング)、筐体15cに保持されて感光体ドラム11(対象物)に当接するクリーニングブレード15a(ブレード部材)、クリーニング部15内に回収されたトナーを廃トナーとして廃トナー回収容器(不図示である。)に向けて搬送する搬送コイル15b、検出手段(音圧検出手段)としてのマイクロフォン15d(マイク)、等で構成されている。
ブレード部材としてのクリーニングブレード15aは、主として、ウレタンゴム等のゴム材料からなり略板状に形成されたブレード本体15a1(ブレード)と、板金で形成されてブレード本体15a1を保持するホルダ部材15a2(ブレードホルダ)と、で構成されている。そして、クリーニングブレード15aのブレード本体15a1は、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング部15内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電ローラ12aによる放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等がある。
なお、本実施の形態において、マイクロフォン15dで検出される音(騒音)の大きさに応じて、弾性ローラ30(弾性回転体)が感光体ドラム11に接離するように構成されているが、これについては後で詳しく説明する。
潤滑剤供給部16は、固形潤滑剤16b、感光体ドラム11と固形潤滑剤16bとに摺接する潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ状ローラ)、固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する圧縮スプリング16c、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化する薄層化ブレード16d、等で構成される。なお、薄層化ブレード16dは、潤滑剤供給ローラ16aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側の位置で感光体ドラム11に対してカウンタ方向に当接するように構成されている。
このように構成された潤滑剤供給部16によって、感光体ドラム11上に薄層化された潤滑剤が供給される。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像部13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、不図示のトナー補給部によってトナー容器28から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写のトナーが、クリーニングブレード15aによってクリーニング部15内に回収される。
ここで、図示は省略するが、装置本体1に設けられたトナー補給部は、交換可能に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像部13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像部13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像部13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像部13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像部13の第2搬送スクリュ23b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
以下、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10BK(画像形成装置1)において、特徴的な構成・動作について詳述する。
先に図2を用いて説明したように、本実施の形態におけるクリーニングブレード15a(ブレード部材)には、ブレード本体15a1やホルダ部材15a2の他に、ブレード本体15a1の先端部(感光体ドラム11との摺接位置である。)やホルダ部材15a2の位置近傍で発生する音の大きさ(音圧)を検出する検出手段(音圧検出手段)としてのマイクロフォン15dが筐体15cに設置されている。
ここで、ブレード本体15a1は、その先端部(自由端側)が感光体ドラム11に対して長手方向(図2の紙面垂直方向である。)にわたって当接するとともに、その根元部がホルダ部材15a2に固定・保持されている。ブレード本体15a1は、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、略板状に形成されている。
ホルダ部材15a2は、略板状の板金で形成されていて、ブレード本体15a1が接着等によって固定・保持されている。また、ホルダ部材15a2は、クリーニング装置15の筐体15cに固定保持されている。
一方、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10BKには、弾性回転体としての弾性ローラ30が、感光体ドラム11(像担持体)に対して接離可能に設置されている。
詳しくは、弾性ローラ30(弾性回転体)は、芯金上に、制振性(振動減衰性)に優れた発泡材料やゴム材料(例えば、ブチルゴム等である。)などの弾性材料が形成されたローラ部材であって、クリーニングブレード15a(ブレード部材)の近傍の位置であって、クリーニングブレード15aに対して感光体ドラム11の走行方向下流側の位置(潤滑剤供給部16に対して上流側の位置である。)に配設されている。
そして、図2〜図4を参照して、この弾性ローラ30(弾性回転体)は、接離機構31によって感光体ドラム11(像担持体)に対して接離されるように形成されている。また、この接離機構31は、弾性ローラ30が感光体ドラム11に当接した状態において、感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力を可変する可変手段としても機能するように構成されている。
詳しくは、図4を参照して、弾性ローラ30の長手方向両端部には、不図示のリニアステージ(スライド移動機構)に接続されたロードセル32と、ロードセル32と弾性ローラ30の軸部30aを回転可能に支持する軸受35との間に設置されて弾性ローラ30を感光体ドラム11に当接させる方向に付勢する付勢部材としての圧縮スプリング33と、を具備した接離機構31が設置されている。
そして、リニアステージによってロードセル32が基準位置(圧縮スプリング33の長さが自由長になる位置である。)に移動しているときには、弾性ローラ30は感光体ドラム11に対して離間位置に退避することになる(図2、図3(A)の状態である。)。これに対して、リニアステージによってロードセル32が感光体ドラム11に近づく位置(圧縮スプリング33の長さが自由長よりも短くなる位置である。)に移動すると、弾性ローラ30は感光体ドラム11に対して圧接することになる(図3(B)、図4の状態である。)。
さらに、弾性ローラ30が感光体ドラム11に当接(圧接)した状態で、リニアステージによってロードセル32の位置(感光体ドラム11又は弾性ローラ30に対する対向距離である。)を調整することで、感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力を増減することができる。
具体的に、弾性ローラ30が感光体ドラム11に当接した状態で、ロードセル32の位置を感光体ドラム11(又は弾性ローラ30)に近づく方向に移動させた場合には、感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力が増加することになる。これに対して、弾性ローラ30が感光体ドラム11に当接した状態で、ロードセル32の位置を感光体ドラム11(又は弾性ローラ30)から遠ざかる方向に移動させた場合には、感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力が減少することになる。
また、ロードセル32は、感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力を圧縮スプリング33を介して検知する圧接力検出手段としても機能している。そして、ロードセル32の検出結果に基いて、リニアステージによるロードセル32の位置調整をおこなうことで、感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力を所望の値に微調整できることになる。
そして、このような弾性ローラ30の接離動作(圧接力の可変をともなう接離動作である。)は、マイクロフォン15d(検出手段)で検出される音(騒音)の大きさ(音圧)に応じておこなわれる。
詳しくは、マイクロフォン15dによって検出された音の大きさが所定の閾値を超えたときに、感光体ドラム11に対して離間する位置にある弾性ローラ30を感光体ドラム11に当接する位置に移動させるとともに、その音の大きさに応じて接離機構31(可変手段)によって感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力を可変している。具体的に、本実施の形態では、通常時に弾性ローラ30は図3(A)に示すように離間状態にあって、マイクロフォン15dによって検出された音圧が所定の閾値(例えば、100dBである。)を超えたときに弾性ローラ30が図3(B)に示すように当接状態になるように、制御部40によって接離機構31を制御している。さらに、そのとき検出された音圧のレベルに応じて、感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力が最適化されるように制御部40によって接離機構31を制御している。
そして、マイクロフォン15d(検出手段)によって検出された音の大きさが上述した閾値よりも小さくなったときに、弾性ローラ30を感光体ドラム11に対して離間する位置(図2、図3(A)の位置である。)に移動させることになる。
なお、図3を参照して、制御部40は、FFT装置42、ピーク検出部43、駆動制御部44等からなる演算部41と、接離機構31を駆動するドライバ45と、で構成されている。
これにより、感光体ドラム11とクリーニングブレード15a(ブレード本体15a1)との摺接状態がほとんど変化せずにクリーニング性が悪化することなく、スティックスリップによる騒音の発生を確実に低減することができる。
特に、このようなスティックスリップによる騒音は、周囲の温湿度の変化や、ブレード本体15a1や感光体ドラム11の経時劣化の程度や、感光体ドラム11上のトナーの付着状態、などによって、その発生の有無や程度が不安定に変化するものであるため、本実施の形態のようにマイクロフォン15d(検出手段)で検出される音(騒音)の大きさ(音圧)に応じて弾性ローラ30の接離をおこなうのが有用である。
また、本実施の形態では、指向性の高いマイクロフォン15d(検出手段)によって音圧を検出しているので、圧電素子等の振動検出手段によってホルダ部材15a2等の振動レベル(振動状態)を検出する場合に比べて、騒音を精度よく検出することができる。
ここで、上述した感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力の可変制御は、マイクロフォン15d(検出手段)によって検出される音の大きさ(音圧レベル)が最小になるように、接離機構31(可変手段)を制御することでおこなうことができる。すなわち、閾値を超える音圧レベルがマイクロフォン15dによって検出されたときに、引き続きマイクロフォン15dで音圧レベルを検出しながら、弾性ローラ30の圧接力を可変しながらその音圧レベルが一番小さくなる圧接力を求めて、その圧接力によって弾性ローラ30を感光体ドラム11に当接させる。このような場合には、スティックスリップによる騒音をさらに確実に低減することができる。
また、感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力と、スティックスリップによる騒音の減衰性と、がほぼ比例関係にある場合などには、上述した感光体ドラム11に対する弾性ローラ30の圧接力の可変制御は、マイクロフォン15dによって検出される音の大きさが大きいときに、マイクロフォン15dによって検出される音の大きさが小さいときよりも、弾性ローラ30の圧接力が大きくなるように、接離機構31(可変手段)を制御することができる。このような場合には、弾性ローラ30の圧接力の可変制御が簡素化されることになる。
以下、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10BK(画像形成装置1)の構成や動作について、さらに補足的に説明する。
感光体ドラム11に対してクリーニングブレード15a(ブレード本体15a1)が摺接すると、ブレード本体15a1の先端部がスティックスリップ振動を起こして、それがホルダ部材15a2の自励振動を誘発して、ホルダ部材15a2の固有振動数に相当する騒音を発生させることがある。本実施の形態では、この騒音を検出する手段として、クリーニング装置15の筐体15cにマイクロフォン15d(検出手段)を設置している。このマイクロフォン15dは、ホルダ部材15a2や感光体ドラム11とブレード本体15a1との摺接位置に近接するように設置されていて、スティックスリップによる騒音以外の音(駆動音や紙搬送音等である。)の影響を除去して、クリーニングブレード15aの周辺の騒音のみを選択的に検出できるように構成されている。
マイクロフォン15d(検出手段)によって検出された音圧データは、A/D変換された後に演算部41のFFT装置42(高速フーリエ変換装置)によって周波数解析がおこなわれる。なお、FFT装置42として、専用のDSPボードやソフトウェアを用いることができる。
そして、FFT装置42の解析結果から、ピーク検出部43(音圧ピーク検出部)にて騒音の発生の有無を判定する。具体的に、所定の閾値を超える騒音が発生している場合には、周波数解析した音圧データ上に特定の周波数の強いピークが検出されることになる。具体的に、図5(B)は、弾性ローラ30を設置しなかった場合(又は、弾性ローラ30の当接動作をおこなわなかった場合)の、周波数解析した音圧データの一例を示すものであって、この音圧データでは周波数が2000Hzの近傍において音圧レベルが120dB程度の強いピークが検出されている。
そして、予め設定された閾値を超えるようなピークが測定された場合には、騒音が発生したものとして、駆動制御部44によってドライバ45を介して接離機構31を駆動して、弾性ローラ30を感光体ドラム11の表面に押し当てる。このとき、ロードセル32によって弾性ローラ30の圧接力を検出しながら、検出される音圧データに基いて弾性ローラ30の圧接力が最適化されるように接離機構31が駆動される。
これによって、感光体ドラム11における振動の増加率が大きく低下して、スティックスリップによって生じる騒音が軽減されることになる。具体的に、図5(A)は、マイクロフォン15dの検出結果に基いて弾性ローラ30の接離動作をおこなった場合(本実施の形態における構成を採用した場合である。)の、周波数解析した音圧データの一例を示すものであって、この音圧データでは周波数が2000Hzの近傍において120dB程度の音圧レベルの強いピークが消失している。
なお、FFT装置42、ピーク検出部43、駆動制御部44は、演算部41にソフトウェア又は専用ボードとして内蔵されている。
ここで、図3(B)に示すように、弾性ローラ30(弾性回転体)は、感光体ドラム11に当接したときに、感光体ドラム11との摩擦抵抗によって感光体ドラム11の走行方向に沿って回転することになる(連れ回り方向の回転であって、図3(B)の反時計方向の回転である。)。
これにより、弾性ローラ30を非回転で感光体ドラム11に摺接させる場合に比べて、感光体ドラム11や弾性ローラ30が磨耗劣化したり、感光体ドラム11に摩擦振動を生じさせたりすることなく、スティックスリップによる騒音を減衰させることができる。
なお、弾性ローラ30が感光体ドラム11に当接したときに、感光体ドラム11の走行方向に沿って弾性ローラ30が確実に回転するように、感光体ドラム11との当接位置における線速が感光体ドラム11の線速と同等になるように駆動手段によって弾性ローラ30を回転駆動することもできる。
具体的に、図示は省略するが、マイクロフォン15dによって検出された音圧が所定の閾値を超えたときに、離間状態にあった弾性ローラ30が当接状態になるように接離機構31を制御するとともに、駆動手段としての駆動モータによって弾性ローラ30を回転駆動する(感光体ドラム11との当接位置における線速比が1となるように図3(B)の反時計方向に回転駆動する)。
これにより、弾性ローラ30が当接することによって感光体ドラム11の駆動トルクが増加することなく、スティックスリップによる騒音を減衰させることができる。
ここで、図4を参照して、本実施の形態において、弾性ローラ30は、感光体ドラム11に対して長手方向(図4の左右方向であって、図2及び図3の紙面垂直方向である。)の全域にわたって当接するように、感光体ドラム11に対して長手方向の長さが同等又はそれよりも僅かに長くなるように形成されている。これにより、感光体ドラム11に対する制振効果が高められて、スティックスリップによる騒音を効率的に減衰させることができる。
特に、本実施の形態では、弾性ローラ30が感光体ドラム11に対して長手方向の全域にわたって均一に当接するように、感光体ドラム11の回転軸と弾性ローラ30の回転軸との平行度が高くネジレが生じないように形成されている。これにより、感光体ドラム11の偏心や速度変動などが生じることなく、スティックスリップによる騒音を確実に減衰させることができる。
また、本実施の形態では、先に説明したように、弾性ローラ30が、クリーニングブレード15aの近傍の位置であって、クリーニングブレード15aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側の位置であって、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側の位置に配設されている。
これにより、弾性ローラ30が感光体ドラム11に当接する位置はクリーニング工程後の位置であって潤滑剤供給工程前の位置であることになり、感光体ドラム11上でおこなわれる作像プロセスに影響を与えることなく、弾性ローラ30を感光体ドラム11に当接させることができる。
なお、弾性ローラ30を設置する位置は、上述した位置以外の位置に設定することもできる。その場合、弾性ローラ30を感光体ドラム11に当接させたときに、感光体ドラム11上でおこなわれる作像プロセスに影響を与えないように、弾性ローラ30にトナーや潤滑剤が付着しないような電圧(例えば、トナーや潤滑剤の帯電極性に対して同極性の電圧である。)を印加することが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、感光体ドラム11(像担持体)に対して接離可能に弾性ローラ30(弾性回転体)を設置して、ブレード本体15a1の先端部やホルダ部材15a2の位置近傍における音の大きさを検出するマイクロフォン15d(検出手段)の検出結果に基いて、離間状態にある弾性ローラ30を感光体ドラム11に当接させて、その音の大きさに応じて圧接力を可変している。これにより、感光体ドラム11とクリーニングブレード15a(ブレード部材)との摺接状態が変化することなく、騒音の発生を確実に低減することができる。
なお、本実施の形態では、作像部における各部(感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15、潤滑剤供給部16、弾性ローラ30である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。
これに対して、作像部の各部をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、単体で装置本体1に交換可能に設置されるように構成することもできる。そして、このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2成分現像剤を用いる2成分現像方式の現像装置13が搭載された画像形成装置に対して本発明を適用したが、1成分現像剤を用いる1成分現像方式の現像装置13が搭載された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、感光体ドラム11上に残留した未転写トナーをクリーニングするクリーニングブレード15aと感光体ドラム11との間で生じる騒音を低減するために、本発明を適用した。これに対して、感光体ベルト上に残留した未転写トナーをクリーニングするクリーニングブレードと感光体ベルトとの間で生じる騒音を低減するために、本発明を適用することができる。また、中間転写ベルトや中間転写ドラム等の像担持体(中間転写体)上に残留した未転写トナーをクリーニングするクリーニングブレードと中間転写体との間に生じる騒音を低減するために、本発明を適用することができる。例えば、図1に示す中間転写ベルト17上の未転写トナーをクリーニングするクリーニング装置(中間転写クリーニング装置)におけるクリーニングブレードの近傍に、本実施の形態におけるマイクロフォン15dや弾性ローラ30を設置することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化するブレード部材としての薄層化ブレード16dと感光体ドラム11との間で騒音が生じる場合には、その騒音を低減するために、本発明を適用することもできる。
また、本実施の形態では、ゴム材料で形成されたブレード本体15a1が設置されたクリーニング装置15に対して本発明を適用した。これに対して、ゴム材料以外の材料(例えば、板バネ材料等である。)で形成されたブレード本体15a1が設置されたクリーニング装置15に対しても本発明を適用することができる。そして、そのような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、所定方向に走行する対象物としての感光体ドラム11に当接するブレード部材としてのクリーニングブレード15aに対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、所定方向に走行する対象物に当接するブレード部材であれば、それらのすべてに本発明を適用することができる。そして、そのような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置(現像部)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置(クリーニング部)とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、本願において、「長手方向」とは、像担持体の走行方向に対して直交する方向であるものと定義する。したがって、「長手方向」は、像担持体における回転軸方向(又は、主走査方向)と同じ方向になる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
11 感光体ドラム(像担持体)、
15 クリーニング部(クリーニング装置)、
15a クリーニングブレード(ブレード部材)、
15a1 ブレード本体、
15a2 ホルダ部材、
15c 筐体(構造体)、
15d マイクロフォン(検出手段)、
30 弾性ローラ(弾性回転体)、
31 接離機構、
32 ロードセル(圧接力検出手段)、
33 圧縮スプリング(付勢部材)。
特開2010−145430号公報

Claims (7)

  1. 所定方向に走行する像担持体と、
    その先端部が前記像担持体に対して長手方向にわたって当接するブレード本体と、前記ブレード本体を保持するホルダ部材と、を具備したブレード部材と、
    前記ブレード本体の前記先端部又は前記ホルダ部材の位置近傍で発生する音の大きさを検出する検出手段と、
    前記像担持体に対して接離可能に形成された弾性回転体と、
    前記弾性回転体が前記像担持体に当接した状態において、前記像担持体に対する前記弾性体回転体の圧接力を可変する可変手段と、
    を備え、
    前記検出手段によって検出された音の大きさが所定の閾値を超えたときに、前記像担持体に対して離間する位置にある前記弾性回転体を前記像担持体に当接する位置に移動させるとともに、その音の大きさに応じて前記可変手段によって前記像担持体に対する前記弾性体回転体の圧接力を可変することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出手段によって検出される音の大きさが最小になるように前記可変手段によって前記像担持体に対する前記弾性体回転体の圧接力を可変することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段によって検出される音の大きさが大きいときに、前記検出手段によって検出される音の大きさが小さいときよりも、前記可変手段によって前記像担持体に対する前記弾性体回転体の圧接力が大きくなるように可変することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記検出手段によって検出された音の大きさが前記閾値よりも小さくなったときに、前記弾性回転体を前記像担持体に対して離間する位置に移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記弾性回転体は、前記像担持体に当接したときに、前記像担持体の走行方向に沿って回転することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記弾性回転体は、前記ブレード部材の近傍の位置であって、前記ブレード部材に対して前記像担持体の走行方向下流側の位置に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    所定方向に走行する像担持体と、
    その先端部が前記像担持体に対して長手方向にわたって当接するブレード本体と、前記ブレード本体を保持するホルダ部材と、を具備したブレード部材と、
    前記ブレード本体の前記先端部又は前記ホルダ部材の位置近傍で発生する音の大きさを検出する検出手段と、
    前記像担持体に対して接離可能に形成された弾性回転体と、
    前記弾性回転体が前記像担持体に当接した状態において、前記像担持体に対する前記弾性体回転体の圧接力を可変する可変手段と、
    を備え、
    前記検出手段によって検出された音の大きさが所定の閾値を超えたときに、前記像担持体に対して離間する位置にある前記弾性回転体を前記像担持体に当接する位置に移動させるとともに、その音の大きさに応じて前記可変手段によって前記像担持体に対する前記弾性体回転体の圧接力を可変することを特徴とするプロセスカートリッジ。
JP2012227041A 2012-10-12 2012-10-12 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ Active JP5975336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012227041A JP5975336B2 (ja) 2012-10-12 2012-10-12 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012227041A JP5975336B2 (ja) 2012-10-12 2012-10-12 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014081396A true JP2014081396A (ja) 2014-05-08
JP5975336B2 JP5975336B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=50785662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012227041A Active JP5975336B2 (ja) 2012-10-12 2012-10-12 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5975336B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545949A (ja) * 1991-08-14 1993-02-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH0651677A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Canon Inc 画像形成装置
JPH08137357A (ja) * 1994-11-15 1996-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US20040042822A1 (en) * 2002-06-10 2004-03-04 Takatsugu Fujishiro Image forming apparatus, drum unit, image forming module, and method of insertion and removal of a damper into and from an image carrier drum
JP2004078179A (ja) * 2002-06-21 2004-03-11 Ricoh Co Ltd 像担持体の振動吸収方法およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2007171283A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 回転駆動装置、転写ユニット及び画像形成装置
US20090190939A1 (en) * 2008-01-30 2009-07-30 Osamu Satoh Image forming apparatus
JP2011164575A (ja) * 2010-01-14 2011-08-25 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545949A (ja) * 1991-08-14 1993-02-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH0651677A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Canon Inc 画像形成装置
JPH08137357A (ja) * 1994-11-15 1996-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US20040042822A1 (en) * 2002-06-10 2004-03-04 Takatsugu Fujishiro Image forming apparatus, drum unit, image forming module, and method of insertion and removal of a damper into and from an image carrier drum
JP2004078179A (ja) * 2002-06-21 2004-03-11 Ricoh Co Ltd 像担持体の振動吸収方法およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2007171283A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 回転駆動装置、転写ユニット及び画像形成装置
US20090190939A1 (en) * 2008-01-30 2009-07-30 Osamu Satoh Image forming apparatus
JP2009205121A (ja) * 2008-01-30 2009-09-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011164575A (ja) * 2010-01-14 2011-08-25 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5975336B2 (ja) 2016-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5622098B2 (ja) 画像形成装置
JP2016031481A (ja) 画像形成装置
JP5888598B2 (ja) プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP6070027B2 (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP2017207565A (ja) 回転駆動装置、及び、画像形成装置
JP5610147B2 (ja) クリーニングブレード、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5569741B2 (ja) 潤滑剤ユニット、潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5975336B2 (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP2014170254A (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2016206252A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2012103530A (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2016038424A (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP6611073B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2014002352A (ja) ブレード部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2013231929A (ja) ブレード部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2016218422A (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP7412677B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2013003173A (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP7157371B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2012088362A (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2010128457A (ja) 画像形成装置
JP2015090422A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、クリーニングブレード
JP2013235079A (ja) ブレード部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2016103006A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2017090827A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160707

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5975336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151