JPH0651671B2 - 1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミノ)−プロパンの製法 - Google Patents

1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミノ)−プロパンの製法

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JPH0651671B2
JPH0651671B2 JP61099530A JP9953086A JPH0651671B2 JP H0651671 B2 JPH0651671 B2 JP H0651671B2 JP 61099530 A JP61099530 A JP 61099530A JP 9953086 A JP9953086 A JP 9953086A JP H0651671 B2 JPH0651671 B2 JP H0651671B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C271/00Derivatives of carbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C271/06Esters of carbamic acids

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、α,β−不飽和アルデヒドをN−非置換カル
バミン酸エステルと酸性触媒の存在下に反応させて1,1,
3−トリ(アルコキシカルボニルアミノ)−プロパンと
なし、そしてこれを加熱加圧下に水素化触媒の存在下に
水素分解することによる、非置換又は置換1,3−ジ(ア
ルコキシカルボニルアミノ)−プロパンの製法に関す
る。
置換1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミノ)−プロパ
ン(プロパン−1,3−ジウレタン)は、プロパン−1,3−
ジアミンに加工することができ、他方では有効物質又は
その前生成物例えば2−オキソヘキサヒドロピリミジン
を製造するための重要な中間体である。そのほか1,3−
ジ(アルコキシカルボニルアミノ)−プロパンは、熱分
解して1,3−ジイソシアネートにすることができ、これ
はポリウレタンを製造するための高いイソシアネート価
を有する単量体として用いられる。
N−非置換カルバミン酸エステルをα,β−不飽和アル
デヒドと反応させて1,1,3−トリ(アルコキシカルボニ
ルアミノ)−プロパンを生成しうることは、ケミカル・
レビュウ65巻583頁(1965年)に記載されてい
る。この反応の収率は20〜40%で、触媒としては塩
酸が用いられている。他の2種の刊行物(Glansnik Hem
ijskog Drustva Beograd34巻387〜394頁196
9年及び同書41巻219〜224頁1976年)に
は、特殊な1,1,3−トリ(アルコキシカルボニルアミ
ノ)−プロパンの合成が記載されている。ここでも触媒
として、塩酸ならびに塩化水素及び三弗化硼素エーテラ
ート(腐食性の強い薬品)が用いられている。仕上げ処
理においては、酸を除去するため水洗せねばならない。
トリウレタンの収率は、例外(80%)を除いて20〜
50%の範囲にある。
置換された1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミノ)−
プロパンは、1,3−ジアミノプロパンとクロル蟻酸エス
テルの反応によつて製造できる(ホウベン−ワイルの著
書4版VIII巻138頁参照)。この方法は入手し難い原
料、例えば1,3−ジアミノプロパン化合物を必要とする
ことが欠点である。さらに反応に際して大量の塩化水素
が副生物として生ずる。
西独特許1158492号明細書には、1,1−アルキリ
デンジウレタンとカチオン重合可能なモノ−及び/又は
ポリオレフインとの反応が記載されている。この方法で
は常に希望の1,3−ジウレタンと1,5−ならびに高級ジウ
レタンの混合物が生成する。
本発明の課題は、1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミ
ノ)−プロパンを高純度で、かつ塩素含有出発化合物を
使用しないで製造することを可能にする、冒頭に記載の
方法を開発することであつた。
本発明はこの課題を解決するもので、第一段階でα,β
−不飽和アルデヒドとして一般式 (R1、R2及びR3は後記の意味を有する)で表わされる化
合物を、一般式 (R4は後記の意味を有する)で表わされるカルバミン酸
エステルと0〜150℃の温度で反応させて、一般式 (R1、R2、R3及びR4は後記の意味を有する)で表わされ
る1,1,3−トリ(アルコキシカルボニルアミノ)−プロ
パンとなし、第二段階でこの化合物(IV)を水素化触媒及
び水素の存在下に1〜300バールの圧力において、1
00〜300℃の温度に加熱することを特徴とする、
α,β−不飽和アルデヒドをカルバミン酸エステルと反
応させることによる、一般式 (R1、R2及びR3は同一でも異なつてもよく、それぞれ水
素原子、脂肪族、脂環族、芳香脂肪族又は芳香族の基、
R4は脂肪族、脂環族又は芳香脂肪族の基を意味する)で
表わされる1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミノ)−
プロパンの製法である。
反応は、クロトンアルデヒド及びエチルカルバメートを
使用する場合について次式で示される。
この方法によると意外に簡単にかつ経済的な手段によつ
て、入手しやすい出発物質から塩素含有物質を使用しな
いで、したがつて塩素含有副生物が生成するおそれなし
に、置換された1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミ
ノ)−プロパンが得られる。他の利点は、この方法によ
り得られる生成物の高い純度である。
一般式II及びIIIの出発物質としては、R1、R2及びR3
同一でも異なつてもよく、1〜30個特に1〜12個の
炭素原子を有するアルキル基、シクロアルキル基、7〜
12個の炭素原子を有するアルアルキル基、フエニル基
又は水素原子を意味するものを使用することが好まし
い。前記の基はさらに反応条件下で不活性の基、特にそ
れぞれ1〜4個の炭素原子を有するアルキル基又はアル
コキシ基により置換されていてもよい。一般式IIIにお
けるR4は、好ましくは1〜12個の炭素原子を有するア
ルキル基、シクロアルキル基又は7〜12個の炭素原子
を有するアルアルキル基である。これらの基はさらに反
応条件下で不活性な基、特にそれぞれ1〜4個の炭素原
子を有するアルキル基又はアルコキシ基により置換され
ていてもよい。これに対応する一般式IVの中間生成物及
び一般式Iの目的生成物は、特に好ましい生成物であ
る。
一般式IIの好適な出発物質の例は、アクロレイン、メタ
クロレイン、エチルアクロレイン及びより高級の同族
体、クロトンアルデヒド、2−メチルペンテナール、チ
グリンアルデヒド、桂皮アルデヒド及び2−ベンジルア
クロレインである。
一般式IIIの好適な出発物質の例は、メチル−、エチル
−、プロピル−、イソプロピル−、ブチル−、イソブチ
ル−、二級ブチル−、ペンチル−、3−メチルブチル
−、ヘキシル−、2−エチルヘキシル−、ヘプチル−、
オクチル−、ノニル−、デシル−、ウンデシル−、ドデ
シル−、シクロヘキシル−、シクロペンチル−、ベンジ
ル−及びメトキシエチル−カルバメートである。
式IIIのN−非置換脂肪族カルバメートは、ホスゲンを
使用しないで尿素及び対応するアルコールから製造でき
る。特に好ましいものは、メチル−、エチル−、プロピ
ル−、n−ブチル−及びイソブチルカルバメートであ
る。
一般式(IV)の中間生成物の製造である第一段階の反応
は、0〜150℃好ましくは20〜120℃特に50〜
90℃の温度で、常圧又は加圧下に、非連続的又は連続
的に行われる。加圧下に操作する場合は、1〜10バー
ルの圧力が特に好ましい。反応条件下で不活性な溶剤中
で操作することが好ましいが、溶剤の使用は必要ではな
い。
溶剤としては次のものが好適である。芳香族炭化水素例
えばベンゾール、トルオール、エチルベンゾール、o
−、m−、p−キシロール、イソプロピルベンゾール;
ハロゲン化炭化水素特に塩素化炭化水素、例えば塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素、テトラクロルエチ
レン、1,1,2,2−又は1,1,1,2−テトラクロルエタン、塩
化アミル、ジクロルプロパン、ジクロルブタン、1,1,1
−又は1,1,2−トリクロルエタン、トリクロルエチレ
ン、ペンタクロルエタン、1,2−ジクロルエタン、1,1−
ジクロルエタン、n−プロピルクロリド、1,2−シス−
ジクロルエチレン、クロルベンゾール、o−、m−、p
−ジクロルベンゾール、o−、m−、p−クロルトルオ
ール;エーテル例えばジエチルエーテル、エチルプロピ
ルエーテル、n−ブチルエチルエーテル、ジ−n−ブチ
ルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジイソアミルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、クロルシクロヘキシル
メチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン;脂肪族又は脂環
族の炭化水素、例えばヘプタン、ノナン、沸騰範囲が7
0〜190℃のベンジン留分、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、デカリン、石油エーテル、ヘキサン、
リグロイン、2,2,4−トリメチルペンタン、2,2,3−トリ
メチルペンタン、2,3,3−トリメチルペンタン、オクタ
ン;これらの混合物。溶剤は出発物質に対し、50〜1
000重量%、好ましくは100〜1000重量%の量
で用いられる。溶剤の沸点が反応温度と一致するように
溶剤を選ぶことが好ましい。
第一段階の反応は、好ましくは酸性触媒の存在下に行わ
れる。触媒の量は、出発物質IIの1モルに対し、0.001
〜0.2当量特に0.01〜0.15当量である。無機又は有機の
酸が用いられ、一塩基酸の代わりに、当量の多塩基酸を
使用することもできる。問題のない仕上げ処理のために
は、酸性イオン交換樹脂が特に適する。なぜならば反応
の終了後に過するだけで足りるからである。酸性イオ
ン交換樹脂は収率の損失なしに再使用できる。
例えば次の酸が好適である。塩化水素、臭化水素、過塩
素酸、硫酸、燐酸、硝酸、スルホン酸例えばベンゾール
スルホン酸及びp−トルオールスルホン酸、硼弗化水
素、脂肪族カルボン酸例えば蟻酸、クロル酢酸、ジクロ
ル酢酸、トリクロル酢酸、酸性イオン交換樹脂又はこれ
らの混合物。酸は濃厚な形で、相互の及び/又は溶剤特
に水との混合物として用いられる。特に好ましいもの
は、酸性イオン交換樹脂例えばデュオライトC265、
レワソルブAC10又はレワチツトSPC118である。
第一段階の反応を実施するためには、溶剤、酸及び一般
式IIIの化合物の混合物を反応温度にする。この温度
で、場合により同じ溶剤又は他の溶剤に溶解した一般式
IIの化合物を、0.1〜5時間かけて滴加し、冷却せずに
なお0.5〜25時間攪拌する。この反応において遊離す
る水は反応を妨げないが、共沸蒸留により除去すること
ができる。仕上げ処理は常法により例えば蒸留及び/又
は結晶化により行われる。
一般式IVの化合物は、単離しないで第二段階の水素分解
に使用できる。
重合による損失を避けるため、少量の普通の重合防止
剤、例えばハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチル
エーテル又はフエノチアジンの存在下で操作することが
好ましい。
第二段階の水素分解反応は、反応に対し不活性な溶剤中
の一般式IVの化合物を、水素及び普通の水素化触媒の存
在下に、100〜300℃好ましくは130〜200℃
特に150〜180℃の温度に加熱することにより行わ
れる。反応は1〜300バール好ましくは10〜200
バール特に30〜100バールの圧力で行われ、1〜5
0時間後に終了する。仕上げ処理は常法により、例えば
触媒の過、残留物の蒸留及び/又は結晶化によつて行
われる。反応の際に遊離する一般式IIIの出発化合物は
再使用できる。
反応器としては、例えば簡単な鋼製オートクレーブが適
する。反応は非連続的にも連続的にも実施できる。
すべての普通の水素化触媒が第二段階の反応に適する。
例えばラネーニツケル又はラネーコバルトのほか、貴金
属触媒例えば炭末上のパラジウム又は炭末状の白金も用
いられる。触媒は非連続的様式で、化合物IVの使用量に
対し5〜50重量%好ましくは10〜30重量%の量で
用いられる。
特に好適な一般式IVの中間生成物は、好ましいとされる
一般式II及びIIIの出発化合物から製造されるものであ
る。
第二段階の反応のための溶剤としては、反応条件下で不
活性なすべての溶剤が用いられる。特に好ましいものは
アルカノール及びシクロアルカノール、例えばエタノー
ル、メタノール、n−ブタノール、イソブタノール、n
−プロパノール、イソプロパノール、アミルアルコー
ル、シクロヘキサノール、2−メチル−4−ペンタノー
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2−エチ
ルヘキサノール、メチルグリコール、n−ヘキサノー
ル、イソヘキシルアルコール、イソヘプチルアルコー
ル、n−ヘプタノール、エチルブタノール、ノニルアル
コール、メチルシクロヘキサノール、特に1〜8個の炭
素原子を有するものである。
全反応II+III→IV→Iは、好ましくは式IVの中間生成
物を分離して行われるが、この分離は必要ではない。
本発明により製造される一般式Iの1,3−ジ(アルコキ
シカルボニルアミノ)−プロパンは、例えば置換された
プロパン−1,3−ジアミン(一部はきわめて入手しにく
い)を製造するための価値ある出発物質である。このジ
アミンから既知方法により例えばアルカリ性けん化によ
り、1,3−ジウレタンを簡単に製造できる。1,3−ジウレ
タンはさらに、薬理学的に有効な化合物(J.A.C.S.79
巻3786〜8頁1957年参照)のための中間体とし
て用いられる2−オキソ−ヘキサヒドロピリミジン(西
独特許1238921号参照)の製造に役立つ。そのほ
か一般式Iの1,3−ジウレタンは、1,3−プロパンジイソ
シアネートの製造に用いられる。
実施例1 a)メタクロレイン35gを60〜65℃で40分かけ
て、エチルカルバメート133.5g、酸性イオン交換樹脂
(デュオライトC265)30g、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル0.4g及びクロロホルム400mlの混合
物に滴加する。混合物をこの温度に1時間置いたのち、
イオン交換体を別し、クロロホルムを留去し、酢酸エ
チル/石油エーテルから結晶化する。融点138〜14
0℃の2−メチル−1,1,3−トリ(エトキシカルボニル
アミノ)−プロパンが97g(使用したメタクロレイン
に対し収率60.8%)得られる。
b)前記により得られた2−メチル−1,1,3−トリ(エ
トキシカルボニルアミノ)−プロパン10gをエタノー
ル90mlに溶解し、ラネ−ニツケル3gを添加し、攪拌
式オートクレーブ中で165℃及び水素50バールで1
0時間水素化する。完全な変化率において、2−メチル
−1,3−ジ(エトキシカルボニルアミノ)−プロパンが
95%の選択率で生成する。
水素化触媒として活性炭上のパラジウムを使用する第二
段階の別の操作法: 段階(a)で得られた2−メチル−1,1,3−トリ(エトキシ
カルボニルアミノ)−プロパン10gをエタノール90
mlに溶解し、活性炭上のパラジウム(Pd10%)3g
を添加し、攪拌式オートクレーブ中で165℃及び水素
100バールで15時間水素化する。完全な変化率にお
いて、2−メチル−1,3−ジ(エトキシカルボニルアミ
ノ)−プロパンが96%の選択率で生成する。
実施例2 a)エチルアクロレイン84gを60〜68℃で20分
かけて、エチルカルバメート267g、酸性イオン交換
樹脂(デユオライトC265)30g、ハイドロキノン
モノメチルエーテル0.8g及びクロロホルム400mlの
混合物に滴加する。60分後に触媒を別し、クロロホ
ルムを留去し、残留物を酢酸エチル/石油エーテルから
結晶化する。融点120〜122℃の2−エチル−1,1,
3−トリ(エトキシカルボニルアミノ)−プロパンが2
07g(使用したエチルアクロレインに対し収率62.3
%)得られる。
b)前記により製造された2−エチル−1,1,3−トリ
(エトキシカルボニルアミノ)−プロパン130gをエ
タノール1300mlに溶解し、ラネーニツケル30gを
添加し、水素200バール及び165℃で15時間水素
化する。触媒を別し、溶剤を留去すると、純度94%
の2−エチル−1,3−ジ(エトキシカルボニルアミノ)
−プロパンが90g得られる。単離収率88%。
実施例3 a)クロトンアルデヒド35gを60〜83℃で20分
間に、エチルカルバメート133.5g、酸性イオン交換樹
脂(デユオライトC265)15g、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル0.2g及びトリクロルエチレン200m
lの混合物に滴加する。さらに80℃で30分間放置し
たのち触媒を別し、溶剤を留去し、酢酸エチル/石油
エーテルから結晶化する。融点103〜105℃の3−
メチル−1,1,3−トリ(エトキシカルボニルアミノ)−
プロパンが83g(使用したクロトンアルデヒドに対し収
率52%)得られる。
b)前記により得られた3−メチル−1,1,3−トリ(エ
トキシカルボニルアミノ)−プロパン10gを、攪拌式
オートクレーブ中でラネーニツケル3g及びエタノール
100mlを用いて、165℃及び水素200バールで1
5時間水素化する。完全な変化率において、1−メチル
−1,3−ジ(エトキシカルボニルアミノ)−プロパンが
96%の選択率で生成する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一段階でα,β−不飽和アルデヒドとし
    て一般式 (R1、R2及びR3は後記の意味を有する)で表わされる化
    合物を、一般式 (R4は後記の意味を有する)で表わされるカルバミン酸
    エステルと0〜150℃の温度で反応させて、一般式 (R1、R2、R3及びR4は後記の意味を有する)で表わされ
    る1,1,3−トリ(アルコキシカルボニルアミノ)−プロ
    パンとなし、第二段階でこの化合物(IV)を水素化触媒及
    び水素の存在下に1〜300バールの圧力において、1
    00〜300℃の温度に加熱することを特徴とする、
    α,β−不飽和アルデヒドをカルバミン酸エステルと反
    応させることによる、一般式 (R1、R2及びR3は同一でも異なつてもよく、それぞれ水
    素原子、脂肪族、脂環族、芳香脂肪族又は芳香族の基、
    R4は脂肪族、脂環族又は芳香脂肪族の基を意味する)で
    表わされる1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミノ)−
    プロパンの製法。
  2. 【請求項2】第一段階で触媒特に酸性イオン交換樹脂の
    存在下に操作することを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】第一段階で20〜120℃の温度で、そし
    て第二段階で130〜200℃/10〜200バールの
    温度で操作することを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】水素化触媒としてラネーニツケル又は活性
    炭上のパラジウムを使用することを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】第一段階で重合防止剤の存在下に操作する
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第4項
    のいずれかに記載の方法。
JP61099530A 1985-05-11 1986-05-01 1,3−ジ(アルコキシカルボニルアミノ)−プロパンの製法 Expired - Lifetime JPH0651671B2 (ja)

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DE19853517110 DE3517110A1 (de) 1985-05-11 1985-05-11 Verfahren zur herstellung von 1,3-di(alkoxicarbonylamino)-propanen
DE3517110.3 1985-05-11

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JPS61260051A JPS61260051A (ja) 1986-11-18
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DE3632010A1 (de) * 1986-09-20 1988-04-07 Basf Ag Neue 2-(alkoxymethyl)-pentan-1,5-diisocyanate, -diurethane und -dicarbamidsaeurechloride, verfahren zu ihrer herstellung und deren verwendung

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