JPH0651154U - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH0651154U
JPH0651154U JP8744292U JP8744292U JPH0651154U JP H0651154 U JPH0651154 U JP H0651154U JP 8744292 U JP8744292 U JP 8744292U JP 8744292 U JP8744292 U JP 8744292U JP H0651154 U JPH0651154 U JP H0651154U
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JP
Japan
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container
opening
sticking
peeling
peeling force
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Application number
JP8744292U
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English (en)
Inventor
毅 橘
Original Assignee
昭和プロダクツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 容器の開封時において、この容器の開口部
を封止する貼着部の引き剥がし力の変動を防止して、容
器の振れによる収容物の逸失を防止することができると
共に、容器の外形寸法に対して、その収容能力を可及的
に高め、以て著しく経済的な容器を提供すること。 【構 成】 容器1,13の開口部7の貼着部8を貼着
し、前記開口部7を封止してなる容器1,13であって、
前記貼着部8に、この貼着部8が寸断されないように非
貼着部12または弱貼着部15を不連続に混在させたことを
特徴とする容器1,13。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は容器の開口部の貼着部を引き剥がして開封するタイプの容器、例えば 、複写機、ファクス、プリンタ等に使用されるトナー容器や、食品用、医薬品用 等に適した容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、膜体を開口部の周囲に貼着してこれを封止した容器は、様々な用途 に用いられているが、各種容器の中からトナー容器を一例として挙げ、これを図 9及び図10に示して説明する。 図9に示すトナー容器21は、長方形の開口部22の周囲に同じ幅の貼着部23を設 け、この開口部22を膜体24で覆って、ヒートシール或いは接着剤等によって貼着 部23に貼着したものである。また、この膜体24は前記開口部22の長手方向に延長 され、引き剥がし時にこの膜体24を引っ張り易くするためのタブ25が、トナー容 器21の一端で折り返されるように設けられている。
【0003】 前記タブ25を引っ張って、このトナー容器21を開封する場合には、引き剥がし 開始領域である図中A点からD点までの間は強い引き剥がし力が膜体24を介して トナー容器21に掛かるのに対し、D点以降において膜体24を介してトナー容器21 に掛かる引き剥がし力は、急激に減少することとなる。 即ち、このD点を境に引き剥がし力が急激に変動するため、その影響でトナー 容器21が大きく振れて、開封された開口部22からトナーが漏れ、周囲に飛散して しまうという問題があった。
【0004】 また、図10に示すトナー容器21は、引き剥がし開始領域である図中A点からD 点までの幅を広く取り、この引き剥がし開始領域における貼着部23の形状を、ト ナー容器21の端部に向かって先細りとなるように形成し、そのためにトナーを収 容する容積が減少した以外は、図9のトナー容器21と同様のものである。 このトナー容器21のタブ25を引っ張って開封する場合、A点からB点に向かう 最初期には極弱い引き剥がし力しか掛からず、その後徐々に引き剥がし力が増加 するように構成されているため、引き剥がし開始のきっかけが掴み易くなるが、 B点からD点までの間は前記図9のものと同じ一定の引き剥がし力が掛かり、D 点以降において膜体24を介してトナー容器21に掛かる引き剥がし力は急激に減少 するので、このトナー容器21の場合も、D点を境とする引き剥がし力の急激な変 動、及びその反作用の影響でトナー容器21が大きく振れて、開封された開口部22 からトナーが漏れ、周囲に飛散してしまい、汚染の原因になるという問題があっ た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、上記のような引き剥がし力の急激な変動、及びその反作用を防止する ことによって、開封時におけるトナー容器21の振れを防止し、易開封性を得たも のもあり、このトナー容器21を図11に示す。 これは、引き剥がし開始領域である図中A点からD点までの幅を図10のものよ りも更に広く取り、この引き剥がし開始領域において、トナー容器21と膜体24と が貼着されていない非貼着部26を設けることによって、貼着部23の幅を開口部22 の全周で均一にし、トナー容器21の端部において貼着部23がなす角が鋭角となる ように形成したものである。
【0006】 このようにすることによって、A点からB点に向かう引き剥がしの最初期にお いて、引き剥がし開始のきっかけが掴み易くなり、B点とC点との間は前記図9 及び図10のものに比して弱い引き剥がし力で開封することができ、C点からD点 に移行する時には、急激な引き剥がし力の変動も生じることがない。 しかしながらその代償として、このトナー容器21は、その外形寸法に比して、 トナーの収容能力が著しく減少するため、トナー容器21の交換頻度が大幅に増加 することとなり、煩わしい交換作業の回数が増えると共に、非常に不経済なパッ ケージとなってしまい、コストの上昇を招くという問題があった。
【0007】 また、このような問題は、以上に例示したトナー容器21のみならず、食品用、 医薬品用等の他の用途に用いられる各種の容器についても同様のことが言え、改 善が要望されていた。 本考案は以上の問題点に鑑みて、容器の開封時において、この容器の開口部を 封止する貼着部の引き剥がし力の変動を防止して、容器の振れによる収容物の逸 失を防止することができると共に、容器の外形寸法に対して、その収容能力を可 及的に高め、以て著しく経済的な容器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案の容器は、容器の開口部の貼着部を貼着し、 前記開口部を封止してなる容器であって、前記貼着部に、この貼着部が寸断され ないように非貼着部または弱貼着部を不連続に混在させたことを特徴とする構成 である。
【0009】 前記容器としては、筒状のものや箱状のもの等、各種形状の容器に適用できる ものであり、特に限定されるものではない。また、前記非貼着部または弱貼着部 の形状、面積、配置、及び貼着部との混在比率等は、貼着部の引き剥がし力の変 動を防止するか、或いはこの変動の反作用を、容器の振れによる収容物の逸失を 防止できる程度に弱めることができれば構わないものであるので、特に限定され るものではない。
【0010】 なお、前記開口部を封止するために膜体を使用する場合には、フィルム状或い はシート状の樹脂材料や、金属箔、紙類等を用途に合わせて適宜使用することが でき、更にこれらを種々組み合わせて積層した複合材料膜としても構わないもの である。
【0011】
【作 用】
本考案の容器は以上の構成を有しており、容器の開口部を囲む貼着部に、この 貼着部が寸断されないように非貼着部または弱貼着部を不連続に混在させたので 貼着部による封止能力には些かの不都合も生じることがなく、且つ、この非貼着 部または弱貼着部の混在によって、引き剥がしの最初期における引き剥がし開始 のきっかけが掴み易くなり、易開封性が得られると共に、前記貼着部における単 位面積あたりの引き剥がし力を任意に調整することができる。
【0012】
【実 施 例】
次に図面を参照して本考案の実施例を説明する。先ず、図1及び図2に示す本 考案の実施例1における容器1は、トナー用の容器1である。この容器1は、円 筒状の紙管2の両端を合成樹脂製のキャップ3,4で封止したものであり、左側 のキャップ3には、複写機、ファクス、プリンタ等のOA機器に装填する場合に 位置決め用に供される突起5が形成されており、右側のキャップ4には、装填時 に手で持つための把手6が形成されている。
【0013】 また、前記紙管2には、この紙管2の長手方向の全長よりも僅かだけ短い開口 部7が形成されており、この開口部7の周囲には、この開口部7の縁を取り囲む ように貼着部8が設けられている。 更にこの貼着部8には、合成樹脂製の膜体(一軸延伸フィルム)9がヒートシ ールによって溶着されており、貼着部8の左端において折り返された膜体9のタ ブ10をシール11によって仮止めしている。
【0014】 そして、前記貼着部8の左端部、即ち膜体9の引き剥がしを開始する部分にお いて、この膜体9が容器1に確実に貼着されている通常の貼着部8と、この膜体 9が容器1に貼着されていない非貼着部12とが混在している。 なお、この貼着部8の引き剥がし開始領域Sに設けられた非貼着部12は、図3 に示す如く円形のものを千鳥状に配置したものであり、左側から1列目の非貼着 部12aに引き剥がし端がかかっている膜体9が完全に引き剥がされないうちに、 2列目の非貼着部12bに繋がるように配置され、且つ、これらの非貼着部12によ って貼着部8の一部が寸断されないように不連続に配置することによって、開口 部7の封止性能が損なわれないようにしている。
【0015】 この実施例の容器1を開封する場合には、前記シール11を剥がして、膜体9を 折り返して形成したタブ10の仮止めを解除し、このタブ10を右方向に引っ張るこ とによって、容器1の開口部7の左端から徐々に開封するのであるが、この時、 上記の如く膜体9を貼着した貼着部8の引き剥がし開始領域Sに非貼着部12を混 在させることにより、この引き剥がし開始領域Sにおける引き剥がし力を減少さ せることができるのである。
【0016】 従って、この引き剥がし開始領域Sにおける引き剥がし力と、この引き剥がし 開始領域Sの後に続く開口部7の長手方向の両側に設けられる通常の貼着部8に おける引き剥がし力との差が大幅に低減するので、この容器1の開口部7を封止 する膜体9の引き剥がし力の変動は殆ど無くなり、引き剥がし力の変動による容 器1の振れを防止することができる。
【0017】 また、このように引き剥がし力の変動による容器1の振れを充分に防止しなが ら、従来のように容器1の外形寸法に対する収容能力を犠牲にする必要が全く無 くなったため、その外形寸法に比して、トナーの収容能力を著しく向上させるこ とができる。 従って、トナー容器1の交換頻度を大幅に減少させることができ、煩わしい交 換作業にかかる手間暇を減少させることができると共に、収容能力の向上によっ て合理的で極めて経済的なパッケージとすることができ、コストの低減を図るこ とができる。
【0018】 次に、図4〜図7に示す実施例2〜5は、それぞれ膜体9の引き剥がし開始領 域Sの拡大図であり、貼着部8に混在する非貼着部12の形状、面積、配置等を種 々変形したものである。 これらは何れも、引き剥がし開始時の最初期から余り大きな引き剥がし力を必 要とせず、引き剥がし力の変動を低減することができるように、貼着部8の左端 となり、タブ10の仮止め時における折り返し端となる部分に非貼着部12を設けて いるため、膜体9を円滑に開封することができ、トナーの飛散を防止することが できる。
【0019】 なお、前記膜体9を引き剥がして、開口部7の封止を解除するのみならず、こ の膜体9を容器1から完全に取り去ってしまう場合には、引き剥がし終了領域E にも同様な、貼着部8と非貼着部12とを混在させることによって、引き剥がし力 の変動を抑制することができる。 次に、図8に示す本考案の実施例6は、食品用の容器13であり、収納部14を3 箇所に分けて設けたものである。本実施例では、引き剥がし開始領域Sと、各収 納部14同士の間Mと、引き剥がし終了領域Eとに、貼着力を弱めた弱貼着部15を それぞれ不連続に設け、貼着部8に混在させたものである。
【0020】 本実施例の場合も、前記と同様に弱貼着部15を設けたことによって、引き剥が し力を調整し、引き剥がし力には余り大きな変動が生じなくなったので、従来の ような引き剥がし力の変動による容器13の振れを防止することができ、各収納部 14内に収納されている食品が、この容器13から飛び出して、周囲にこぼれ落ちる ような事態を防止することができる。 なお、上記各実施例では、容器13に貼着する膜体9をヒートシールしたもので あるが、接着剤によって貼着するようにしても構わない。
【0021】
【考案の効果】
本考案の容器は、容器の開口部の貼着部を貼着し、前記開口部を封止してなる 容器であって、前記貼着部に、この貼着部が寸断されないように非貼着部または 弱貼着部を不連続に混在させたことを特徴とするので、以下の効果を奏すること ができる。
【0022】 容器の開口部を囲む貼着部に、この貼着部が寸断されないように非貼着部また は弱貼着部を不連続に混在させたことにより、貼着部による封止能力には些かの 不都合も生じることがなく、なお且つ、この非貼着部または弱貼着部の混在によ って、引き剥がし最初期における引き剥がし開始のきっかけが掴み易くなり、易 開封性が得られると共に、前記貼着部における単位面積あたりの引き剥がし力を 任意に調整することができる。
【0023】 従って、容器の開封時において、この容器の開口部を封止する貼着部の引き剥 がし力の変動、及びその反作用を防止して、容器の振れによる収容物の逸失を防 止することができると共に、容器の外形寸法に対して、その収容能力を可及的に 高め、以て著しく経済的な容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1における容器の平面図であ
る。
【図2】図1の容器の側面図である。
【図3】図1の容器の引き剥がし開始領域の要部斜視図
である。
【図4】本考案の実施例2における容器の引き剥がし開
始領域の平面図である。
【図5】本考案の実施例3における容器の引き剥がし開
始領域の平面図である。
【図6】本考案の実施例4における容器の引き剥がし開
始領域の平面図である。
【図7】本考案の実施例5における容器の引き剥がし開
始領域の平面図である。
【図8】本考案の実施例6における容器の斜視図であ
る。
【図9】従来の容器の平面図、及び容積と引き剥がし力
を示す模式図である。
【図10】従来の容器の平面図、及び容積と引き剥がし力
を示す模式図である。
【図11】従来の容器の平面図、及び容積と引き剥がし力
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 容器 7 開口部 8 貼着部 12 非貼着部 13 容器 15 弱貼着部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の開口部の貼着部を貼着し、前記開
    口部を封止してなる容器であって、前記貼着部に、この
    貼着部が寸断されないように非貼着部または弱貼着部を
    不連続に混在させたことを特徴とする容器。
JP8744292U 1992-12-21 1992-12-21 容 器 Pending JPH0651154U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8744292U JPH0651154U (ja) 1992-12-21 1992-12-21 容 器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8744292U JPH0651154U (ja) 1992-12-21 1992-12-21 容 器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0651154U true JPH0651154U (ja) 1994-07-12

Family

ID=13914978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8744292U Pending JPH0651154U (ja) 1992-12-21 1992-12-21 容 器

Country Status (1)

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JP (1) JPH0651154U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021127128A (ja) * 2020-02-10 2021-09-02 株式会社進洋 易開封軟包装体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021127128A (ja) * 2020-02-10 2021-09-02 株式会社進洋 易開封軟包装体

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