JPH06375Y2 - 多剤混合容器 - Google Patents

多剤混合容器

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JPH06375Y2
JPH06375Y2 JP14926488U JP14926488U JPH06375Y2 JP H06375 Y2 JPH06375 Y2 JP H06375Y2 JP 14926488 U JP14926488 U JP 14926488U JP 14926488 U JP14926488 U JP 14926488U JP H06375 Y2 JPH06375 Y2 JP H06375Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は多剤混合容器に関する。
〔従来の技術〕
一般に、複数の化粧品、薬剤、調味料などを一つの収納
容器に保管する場合、いわゆる混合容器といわれる容器
が用いられる。保管時、収容物は混合容器内で互いに分
離されているが、いざ使用という時、混合容器は、収容
されていた収容物を容易に混合させあうことのできる構
造になっている。
このような混合容器には、例えば実開昭58−1458
68号に記載されている次のような混合容器が知られて
いる。
すなわち、第14図に示すように、ふた体51を備えた第
1の容器52があり、そのふた体51の中心に円形のくりぬ
き孔53を設け、そのくりぬき孔53から上端縁を結合させ
て有底の筒体54を第1の容器52内に垂設している。有底
の筒体54の周壁55下部には流通孔56を設けている。
更に、有底の筒体54内に、下部側壁57が螺着する第2の
容器58が第1の容器52の上に重なるように設けられてお
り、しかも第2の容器58の底は開口していて有底の筒体
54の底に密着している。
第2の容器58を反時計周りに回すと、第2の容器58の底
部は有底の筒体54の底との密着から開放され、第2の容
器内の内容物が流通孔56を通って第1の容器内52に進入
し、第1の容器52内の第1の内容物と混合される。第1
の容器52のふた体51を外せば混合された内容物を回収で
きる。
また、特開昭55−127067号には第15図にも示
すような、垂直方向全体に内容器を嵌入している次のよ
うな多剤混合容器が記載されている。すなわち、有底の
外容器71の底中心部に栓突起72を設け、有底の外容器71
の中に内容器73を設け、内容器73の底の中心に小さな流
通孔74を設けている。なお、その流通孔74は外容器71の
底部に設けられている栓突起72に嵌合している。なお、
内容器73と外容器74の開口部に両開口部を同時に閉鎖す
るシール75が設けられており、外容器71とシール75とは
剥離自在に、内容器73とシール75とは互いに剥がれない
ように接着しあっている。
外容器71からふた体をはがすと流通孔74の嵌合が外れ、
内容器73の中に収められていた第1の内容物が外容器71
内に流れだし2剤が混合される。
また、実公昭56−9658号公報には有底筒状の容器
に上下に2段の収納室を設け、上段と下段に異なる2種
類の溶液を収めている混合容器が記載されている。収納
物の使用時には上段の液を下段に落下させて上下両液を
混合して用いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記の従来の多剤混合容器は次のようないく
つかの問題点があった。
ふた体51のくりぬき孔53から有底の筒体54を第1の容器
52内に垂設している混合容器の場合、第1の容器52内の
内容物と第2の容器内58の内容物との混合は有底の筒体
54の周壁55下部に設けられた流通孔56を介して行われ
る。ところが第2の容器58は上部開口部が通常封止され
ている。そのため、第2の容器58の下部開口部から内容
物を第1の容器に落下させるには同じ流通孔56から第2
の容器58内に外気を送り込まなければならない。そのた
めじゅうぶんな混合を行うためには容器を多少振ったり
しなければならず、混合に時間もかかって不便であると
いう問題点があった。
外容器71の底の中心部に栓突起72を設けた混合容器の場
合は、内容器73に内容物を充てんした後にシールして保
管されるが、内容器73をシール75に接着するとき位置決
めが難しくて気密性が低く、しばしば保管中に内容器73
の中の内容物が流通孔74から外容器71に洩れだし、開封
時にはもう既に2剤が混合してしまっていて使いものに
ならなくなっていることがあるという問題点があった。
また、内容物を充てんして容器を密封する際、中容器を
治具で保持することが難しく、そのため外容器71の開口
部と内容器73の開口部とを同一平面に設定してシール75
を接着させることが難しく、じゅうぶんなシール強度を
確保することができないという問題点もあった。
また、内容器73内の内容物が排出されるためには内容器
73内に外の空気が入らなければならない。ところが内容
器73は上部が通常シール75でふさがれ、流通孔74は内容
器73の下面に一つであることから、いざ混合という段に
なると外容器71に第1の内容物が流れ出にくい。したが
って混合を迅速にするには内容器73上部のシール75を剥
さなければならず、それだけ開封・混合に手間がかかる
という問題点もあった。
有底筒状の容器に上下に2段の収納室を設けている混合
容器の場合、混合時にのみ用いられる余分の空間を下段
に対し必要とし、それだけ容器の体積が大きくなってし
まっているという問題点があった。
本考案は、上記のような従来の問題点を鑑み、保管中に
収納剤が自然に混合してしまうこともなく、保管時の気
密性に優れ、内部に余分の空間も必要としないで、しか
も内容物の混合も簡単に迅速に行うことができる多剤混
合容器を提供することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記のような課題を解決するため、次のような
手段を採る。
開口部周縁同士を剥離自在に接着することにより、第1
の内容物Aを収容すべき外容器1と、第2の内容物を収
容すべき内容器2とを重ね、この内容器2に、開口部周
縁2aからつまみ部2bを容器外方に向けて突設するととも
に、少なくとも1本の引き裂き自在な破断線2cをつまみ
部2bに隣接した部位から容器内方に向けて刻設し、更に
内容器2の開口部にふた用フィルム3を剥離自在に、し
かも外容器1と内容器2との接着力よりは弱い接着力で
接着した。
外容器1は合成樹脂製、金属製又はガラス製がよい。内
容器2は若干柔軟性のある合成樹脂製、又は、金属ホイ
ルと合成樹脂とのラミネート材で形成されているとよ
く、その中でも特に1軸方向に裂け易い材質で形成され
ていることが好ましい。
また、破断線は1本でも2本でもよく、直線でも螺旋で
もよい。破断線が2本少し幅広に平行に設けられれば、
それぞれの破断線の長さは多少短くても流通孔4は大き
く形成される。
ふた用フィルム3は合成樹脂シート、又は、金属ホイル
と合成樹脂とのラミネートシートで形成されていること
が好ましい。
接着剤にはふた用フィルム3と内容器2の材質に適合す
るもの、及び、内容器2と外容器1の材質に適合するも
のの2種類の接着剤を用い、更に、内容器2と外容器1
との接着に用いる接着剤には、ふた用フィルム3と内容
器2の接着に用いる接着剤より接着強度が強いものを選
択する。
〔作用〕
本考案に係る多剤混合容器は、つまみ部2bを引くと内容
器2の底が破断線2cに沿い内容器2の底中心に向かって
引き裂かれ、同時にふた用フィルム3も内容器2が裂け
た幅で剥離する。内容器2の開口部周縁2aで引き裂かれ
なかった部分は外容器1に接着したまま残り、内容器2
に流通孔4が形成され、内容器2に収められていた第2
の内容物Bは外容器内に落下する。
つまみ部2bの反対側にもう一つ第2のつまみ部が2e設け
られていると、内容器2と外容器1とを完全に剥離させ
て第2の内容物Bを外容器内1に完全に混入させること
ができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を説明する。
<実施例1> 第1の実施例は次のとおりである。第1図から第5図ま
でに示すように、第1の内容物Aを収容すべき有底の円
筒形をした外容器1を設け、その外容器1の上端は周状
につば部1aを備えている。
外容器1内には外容器1に重なるようにして、第2の内
容物Bを収容すべき円形の内容器2が設けられてあり、
内容器2の周縁2aは外容器1の開口部周縁に設けられた
つば部1aに剥離自在に接着している。
内容器2には周縁2aから容器の外方に突き出してつまみ
部2bが設けられている。また、つまみ部2bを間にしてつ
まみ部1bに隣接する円周上の部位2点から底部内方に向
かい、2本の平行な引き裂き自在な破断線2c,2dが外底
面側に刻まれている。
更に、内容器2のつまみ部2aのちょうど反対側に第2の
つまみ部2eが突設されている。
また、この内容器2の開口部を、内容器2と外容器との
接着力よりは弱い接着力でふた用フィルム3が着脱自在
に覆っている。
つまみ部2bに指を当てて外容器1からふた用フィルム3
とともにつまみ部2aを剥すようにすると破断線で内容器
が引き裂かれて流通孔4ができ、内容器2の内容物は流
通孔4から外容器1に落下して混合される。
外容器1を手に持って容器全体を傾斜させれば混合され
た内容物を流通孔4から回収することができる。すなわ
ち、開封・混合操作は1回の操作で行うことができる。
ただし、本実施例では、流通孔4を開口した後、第2の
つまみ部2eを持って内容器2を剥せば、内容器2内の全
ての内容物を外容器1内にほとんど余りなく落下させる
ことができる。そして、混合物を外容器1から回収する
際にも、内容器2が邪魔にならない。それだけでなく、
第2のつまみ部2eによって内容器2及びふた用フィルム
3が完全に取り除かれてあれば、必要に応じて第三の混
合物を更に簡単に添加混合することもできる。
本実施例は、外容器1につば部1aが設けられているから
外容器1と内容器2とを接着力の弱い接着剤であっても
比較的強固に結合させることができる。また、つば部1a
の幅を狭くすれば接着力を小さくすることもできる。
<実施例2> 第2の実施例は次のとおりである。第6図から第10図
までに示すように、内容器2は底部が一方向に少し傾斜
して設けられ、底が最も深くなっている部分直近の周縁
から外方に少し突き出してつまみ部2aが設けられ、つま
み部2aに隣接して、破断線2cが底部中心方向に一本刻設
されている。そのほかは第1の実施例と同様である。
内容器2の底を傾斜して設け、つまみ部2aに隣接して、
破断線2cを底部中心方向に一本刻設しているから、つま
み部2aをもって内容器2を引き裂けば大きい流通孔4が
形成され、混合時に第2の内容物Bが内容器2にそのま
ま残留していることが更に少ない。
第1の内容物Aと第2の内容物Bとの混合物を回収する
際、第2のつまみ部2bを持って内容器2を引きはがせば
内容器2の底に更に邪魔されることなく中の混合物を取
り出すことができる。
<実施例3> 第3の実施例は次のとおりである。第11図から第13
図までに示すように、外容器1の周壁1bに周縁の一部を
外方に突き出して注ぎ口1cを設け、内容器2の2本の破
断線2c,2dはその間に注ぎ口1cを挟むようにして刻設し
てある。第2のつまみ部は設けられていない。そのほか
は第1の実施例と同様である。
つまみ部2bに指を当てて外容器1からふた用フィルム3
とともにつまみ部2bを剥すようにすると破断線2c,2dで
内容器2が引き裂かれて内容物の流通孔4ができ、内容
器2の内容物は流通孔4から外容器1に落下して混合さ
れる。
外容器1で混合された内容物は再び流通孔4を通って排
出されるが、注ぎ口1cが外容器1の周壁に周縁の一部を
外方に突き出して設けられているから、排出操作が容易
になる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成でなるから、保管中に収納剤
が自然に混合してしまうこともなく、保管時の気密性に
優れ、容器内に余分空間も必要としない。しかもつまみ
部を持って開けば開封・混合操作を1つの操作で、迅速
に行うことができ内容物の混合も簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)は実施例1の底面図、(2)は断面図、第
2図(1)は実施例1の密封時の斜視図、(2)は密封
時の断面図、第3図(1)は実施例1の開封時の斜視
図、(2)は開封時の断面図、第4図(1)は実施例1
の第2のつまみ部開封時の斜視図、(2)は第2のつま
み部開封時の断面図、第5図(1)は実施例1の内容器
を引き剥した後の斜視図、(2)は内容器を引き剥した
後の断面図、第6図(1)は実施例2の底面図、(2)
は断面図、第7図(1)は実施例1の密封時の斜視図、
(2)は密封時の断面図、第8図(1)は実施例2開封
時の斜視図、(2)は開封時の断面図、第9図(1)は
実施例2の第2のつまみ部開封時の斜視図、(2)は第
2のつまみ部開封時の断面図、第10図(1)は実施例
2の内容器を引き剥した後の斜視図、(2)は内容器を
引き剥した後の断面図、第11図(1)は実施例3の底
面図、(2)は断面図、第12図(1)は実施例3の密
封時の斜視図、(2)はの密封時の断面図、第13図
(1)は実施例3の開封時の斜視図、(2)は開封時の
断面図、第14図はふた体のくりぬき孔から有底の筒体
を第1の容器内に垂設している混合容器の断面図、第1
5図は外容器の底の中心部に栓突起を設けた混合容器の
断面図である。 1…外容器 2…内容器 2a…内容器開口部周縁 2b…つまみ部 2c…破断線 2e…第2のつまみ 3…ふた用フィルム A…第1の内容物 B…第2の内容物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部周縁同士を剥離自在に接着すること
    により、第1の内容物Aを収容すべき外容器1と、第2
    の内容物を収容すべき内容器2とを重ね、この内容器2
    に、開口部周縁2aからつまみ部2bを容器外方に向けて突
    設するとともに、少なくとも1本の引き裂き自在な破断
    線2cを、つまみ部2bに隣接した部位から容器内方に向け
    て刻設し、更に内容器2の開口部にふた用フィルム3を
    剥離自在に、しかも外容器1と内容器2との接着力より
    は弱い接着力で接着した多剤混合容器。
  2. 【請求項2】内容器2において、前記つまみ部2bと反対
    側の開口部周縁2aから第2のつまみ部2eを突設した請求
    の範囲第1項記載の多剤混合容器。
JP14926488U 1988-11-16 1988-11-16 多剤混合容器 Expired - Lifetime JPH06375Y2 (ja)

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