JPH06511090A - ケーシングを固定するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ケーシングを固定するための装置 技　術　分　野 本発明は、特にレベル計の電子装置ケーシングであるケーシングを固定するため の装置であって、螺嵌部材と、測定値を物理的に検出するセンサと、解離可能な 結合部とを備えており、前記螺嵌部材によってレベル計は、測定媒体を取り囲ん でいる壁部内に固定されており、また電子装置ケーシングは、前記結合部材によ って螺嵌部材に結合されかつ軸方向でその位置をセンサに対し確定されて保持さ れている形式のものに関する。

背　景　技　術 この種のケーシングは、電子的な回路及びセンサの電子的な接続手段を、外界に 対し絶縁して保護しつるように取り囲むという課題を有している。従ってこの種 のセンサは、物理的な特性をプロセス媒体によって検出するために使用されつる ようになっている必要がある。これに対しセンサは、測定位置において有害な種 々の環境作用に晒されている。

この場合センサは、物理的な測定値検出体であり、該検出体を介してプロセス媒 体の物理的な特性、例えば充填高さ、圧力、温度等を確認することができる。

このような測定値検出体は、例えば容量型センサ、振動制限スイッチ、圧力セン サ、温度センサ、又はその他のセンサであって宜い。上記の課題を解決するため これらの測定値検出体は、測定値を物理的に検出するための手段の外に、物理的 な測定値を電気信号に変換しうるような電気的な手段も有している。この電気的 な手段は、電子的な回路としてプリント配線板上に実現されている。

例えば測定値検出体が振動制限スイッチであって、そのセンサが容器の充填状態 の確認及び又は管理のために使用されている場合には、電子装置ケーシングは、 振動に対してセンサを励磁するという課題を有している別の電子的な回路も取り 囲んでいる。更に、測定値検出体がその機能のために必要な電気的なエネルギを 受取りかつ電気的な測定信号を測定位置から離れて配置された評価装置又はアク チュエータに伝達している、電気的な接続導管のための接続手段も、電子ケーシ ングによって取り囲まれている。

測定位置における環境が苛酷であるため、接続部は電子装置ケーシングと螺入部 材との間で少な（ともダスト及び跳返り水に対しシールされて取り囲まれていな ければならない。従ってこれらの部材間の接続は、このような測定値検出体の機 能を確実に保持するために重要な意味を有している。

電子ケーシングによって取り囲まれた電気的な接続手段の電気的な接続部を接続 するため電子装置ケーシングは、センサの機能及び容器壁に対するシール作用の ために必要な組込み位置にあっても、その位置において接続導管又はその他の厄 介な特性に対応して軸方向対称状に配向されていなければならない。従って電子 装置ケーシングは通常、該ケーシングが螺嵌部材に所定の軸方向角度だけ回転可 能に固！定されていて、接続導線の接続のために好都合な位置に再び不動に固定 されつるように構成されている。

ドイツ国特許公告公報第２７４４８６４号明細書の特に図１、図２及び図３によ れば容量型センサが公知であり、該容量型センサは、センサとしてのセンサロッ ドの部分と、センサを容器壁内及び電子袋！ケーシング内に固定するための螺嵌 部材とから成っている。

ケーシングを解離可能に結合するため螺嵌部材に対称的に配分された３つのねじ ピンが配置されており、該ねじピンはナツトを用いてシール部及び挟着リングを 閉じ込め乍ら電子ケーシングと螺嵌部材との間で解離可能な結合部を形成してい る。

イギリス国特許公告公報第１５１８８１８号明細書の特に図４によれば同じよう に容量型センサが公知であり、この例では解離可能な結合のために電子装置ケー シングと螺嵌部材との間において、ウェブピン及びナツトの代わりに円筒ねじ及 びねじ孔が解離可能な結合を形成している。

これらの総ての固定装置の欠点は、電子装置ケーシングがセンサに対し軸方向で 異なった３つの位置を占めることができるだけであるという点であり、そのため には３つのねじ結合部を完全に弛めてケーシングを回転せしめ、かつ新しい位置 には３つのねじ結合部を用いて再度不動に位置せしめなければならない。更にケ ーシングの位置を夫々変更する際には、ねじ結合部の上方に亘って配置された電 気的な回路を切り離して分解しなければならず、かつ移動の後は再度挿入して接 続しなければならない。更にこの３つのねじ結合部には多（の時間と作業コスト とが必要である。

この従来技術を改良するため実用的には電子装置ケーシングと螺嵌部材との間の 結合が公知であり、この場合は、電気的な回路を切り離したり又はねじ結合部も 弛めることなしに、電子装置ケーシングを無段階に殆ど３６０６だけその対称軸 線を中心に旋回せしめることができる。しかしこのような結合部はセンサに対す るその位置でケーシングを不動に位置せしめることができない、つまり接続導管 の接続後でもケーシングが更に回転可能であるという欠点を有しており、これに よって接続導管の損傷が極めて簡単に惹き起こされるおそれがある。

発明の開示 これに対し本発明の課題は、電子装置ケーシングと螺嵌部材との間でダスト及び 跳返り水に対しシールされて解離可能である結合部を提供して、電子ケーシング が同じ様に軸方向で無段階にほぼ３６０°その対称軸を中心に回転することがで きるようにし、かつ螺嵌部材に対し各任意の位置に不動に位置せしめることがで きるようにし、またそのために容易に弛めて再びロックすることができるように することにある。更に上記の構成によって、電子装置ケーシングの内側に配置さ れた電子的な回路がケーシングの回転の場合にもその位置で不動に位置すること ができるように保証することにある。

本発明では、電子装置ケーシングと螺嵌部材との間の解離可能な結合が、挟持デ ィスクを貫通している唯一つのねじと、螺嵌部材に係合している挟持ディスクの 突起とによって形成されていることによって、上記課題を解決することができた 。

本発明のその他の特徴が請求項２以下に述べられている。

図面の簡単な説明 図１は本発明の装置が利用されている。レベル計の図である。

図２は図１のレベル計の断面図である。

図３は本発明の装置に利用された挟持ディスクの断面図と平面図である。

実施例の説明 次に本発明を図面に基づいて詳細に説明することにする。

図１には測定値検出体１が図示されており、該検出体１は、例えば図示されてい ない容器のレベルの測定及び又は監視のためのレベル計である。レベル計１は、 測定媒体が所定のレベルに到達した場合にレベル計１が測定媒体と接触すること ができるように、容器の壁内に配！されている。このレベル計１は、センサ２、 螺嵌部材３及び電子装置ケーシング４から構成されている。

螺嵌部材３はねじ山３１及び六角頭３２を有している。この六角頭３２は回転モ ーメントの導入に役立ち、該モーメントを介してねじ山３２を備えたレベル計１ が、容器壁を貫通するねじ孔内に螺嵌可能である。

ねじ孔をシールするために螺嵌部材３は、図示されていないシールリングの間挿 の元でシール面３３によって容器壁に支持されている。このシールされた支持作 用と機能とに規定されてレベル計は、容器壁内で不動の位置を占めている。

充填物質によってオーバラップを確認するためセンサ２ひいては振動ロッド２１ ．２２が、電子ケーシング４によって取り囲まれた第１励磁回路によって反対方 向の振動を励磁している。振動ロッドが測定媒体に接続された場合には、振動ロ ッド２１，２２の、ひいてはセンサの、振動周波数が変化する。振動周波数の変 化を確認するためレベル計１は、同じ様に電子ケーシング４内に位置する別の回 路を有している。レベル計１を測定位置から離れて配置された測定ステーション に接続し、かつ該ステーションを介してレベル計１が機能に必要なエネルギの供 給を受け、更には測定値に対応する電気的な信号をこのステーションに伝達して いる電気的な接続導線にレベル計１を接続するために、接続導線がＰＧ螺着部を 介してケーシング４内に挿入されている。

極めて稀ではあるが、電子装置ケーシング内で接続導線の接続が極めて困難であ る場合がある。それは、電子装置ケーシング４が、挿入手段及び接続手段のアク セスが極めて困難であるような位置を占めている場合である。この困難さは、不 動に位置するセンサによって規定され、また測定個所の狭められた別の特性によ って規定されている。しかし容器内で不動に位置するセンサの位置はこれを変え ることが許されないので、螺嵌部材と電子ケーシング４との間の接続部は、電子 ケーシング４がその位置を軸方向で変えることができて、更にケーシングが、接 続導線の接続を可能にするような位置を占めることができるように構成されてい なければならない。

図２には螺嵌部材３と電子装置ケーシング４との部分的な断面図が示されている 。ねじ山３とは反対側の側部では六角頭３２に管状のピン３４が接続されている 。このピン３４は、直径が同一ではなく、該ピン３４にはより小さな直径の２つ の短い区分３５．３６が１体成形されている。ケーシング４を螺嵌部材３に固定 し、かつセンサと電子的な回路との間に接続導線を配置するために、ケーシング ４の底４２にスリーブ４３が１体成形されている。ピン３４はスリーブ４３を完 全に貫通して、一部分がケーシング４の内室４４に突入している。より小さな直 径の短い区分３５．３６によって２つの溝が形成されている。溝３５内にはリン グ状のシールリングが配置されており、該リングは、ケーシング４の内室４４を 外界に対しダスト密及び跳返り水密にシールしている。

レベル計１の電気的な回路６は、図示されていない電子構造部材と接続導線とに よってプリント配線板６１上に形成されている。回路６を電気的に絶縁するため 、回路６は絶縁体６によって取り囲まれている。しかし絶縁体６２はケーシング ４の内室４４を完全には貫通していな（て、室４５を円形区分の基面によって自 由開放している。絶縁体６２の底には絶縁スリーブ６３が突き出ており、該絶縁 スリーブ６３は、センサ２と電気的な回路６との間で内方の電気的な接続部を絶 縁して取り囲んでいる。

はぼ３６０°だけ回転可能でかつ夫々の位置において不動に位置して解離可能で ある、螺嵌部材３と電子装置ケーシング４との間の結合は、容易にアクセス可能 な単一の円筒ねじ４６によって形成されている。このため円筒ねじ４６が挟持リ ング４７を貫通している。挟持リング４７は使用状態では、該リング４７がピン ３４によって貫通されてピン３４の溝３６に支持されつるような位置を占めてい る。

図３には挟持リング４７の断面図と平面図とが図示されている。挟持リング４７ は、はぼ楕円形であって開口４８によって貫通されている。しかし開口４８は円 形ではな（て挟持リング４７の長手方向に若干より多く延びている。カラー４９ は、挟持リング４７を取り巻いているが、完全に取り巻いているのではなくて、 保持プレート５０で終了している。保持プレート５０は、これが底５１に対し僅 かの間隔で底５１に対し平行に延びることができるような位置を占めており、ね じ孔５２によって貫通されている。２つの突起５３．５４が開口４８内に突入し ている。この突起５３゜５４は、その内方でケーシング４がその位置で不動に位 置可能であるようなロック装置を形成している。更に挟持リング４７には連行器 ５５が１体成形されている。この連行器５５は、弾性的な詰物５６によって取り 囲まれた、絶縁体６２の底に１体成形されている保持部６４を貫通している。

螺嵌部材３と電子装置ケーシング４との間の解離可能な結合は、螺嵌部材３の、 シールリング３７を備えたピン３４を、ケーシング４のスリーブ４３内に挿入す るような形式で行われる。その後で、円筒ねじ４６を螺嵌した後ケーシング４の 内室４４の底４２への挟持リング４７の挟着を行う。ビン３４はこの状態で既に 開口４８を貫通する。次いで挟持リング４７を底４２の上面に対し平行に押し込 んで、円筒ねじ４６が底４２に位置する支持孔５７の上方の位置を占めることが できるようにする。この位置で両突起５３．５４が溝３６に突入する。次にドラ イバを用いて容易にアクセス可能な円筒ねじ４６を更にねじ孔５２内に締め込む 。その際円筒ねじ４６は支持孔５７の底に支持される。この円筒ねじ４６が挟持 リング４７の保持プレート５０を持ち揚げる。その際挟持リング４７は旋回点５ ８を中心に旋回運動を行う。この旋回運動は、突起５３．５４が溝３６の、内室 ４４とは反対側のリング状の壁面に支持されるようになるまで続行される。旋回 点５８と突起５３．５４との間のレバーアームが異なり、また突起５３．５４と 円筒ねじ４６との間のレバーアームが異なっているため、突起５３．５４と溝３ ６の壁部との間に挟着結合が形成されるようになり、該挟着結合は電子装置ケー シング４をその位置に安定して不動に位置せしめることができる。電子ケーシン グ４の位置の変更のためには、容易にアクセス可能な円筒ねじ４６を弛めるだけ で宜く、これによって電子装置ケーシング４は、ピン３４上で対称軸線を中心に ほぼ３６０°回転可能となり、かっこの運動中滑動して溝３６を貫通している突 起５３．５４によってだけ保持されている。円筒ねじ４６の締付けによって挟着 結合を再度形成することができ、かつ電子装置ケーシング４をその新しい位置で 螺嵌部材３に対して不動に位置せしめることができる。

挟持リング４７を組み付けた直後電子的な回路を、完全な絶縁体６２を内室４４ 内に挿入することによって組み込むことができる。このため解離可能な結合のた めの唯一の結合ねじ４６には、電子的な回路６が挿入されているのにかかわらず 、室４５を貫いて随時容易にアクセス可能である。

組み付けられた状態で絶縁体６２は、弾性的な詰物５６を含めて挟持ディスク４ ７の連行器５５が保持部６４を貫通することができるような位置を占めている。

これによって、対称軸線を中心にしたケーシング４の各回転運動の際、絶縁体６ ２もその位置で保持されて連行されつるようになり、ひいてはセンサ２と電子回 路６との間に形成された内方結合導線の損傷が、電子ケーシング４の軸方向の運 動によって排除されつるようになっている。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．殊にレベル計の電子装置ケーシングであるケーシングを固定するための装置 であって、螺嵌部材と、測定値を物理的に検出するセンサと、解離可能な結合部 とを備えており、前記螺嵌部材によってレベル計は、測定媒体を取り囲んでいる 壁部内に固定されており、また電子装置ケーシングは、前記結合部材によって螺 嵌部材に結合されかつ軸方向でその位置をセンサに対し確定されて保持されてい る形式のものにおいて、電子装置ケーシング（４）と螺嵌部材（３）との間の解 離可能な結合が、狭持ディスク（４７）を貫通している唯一つのねじ（４６）と 、螺嵌部材（３６）に係合している狭持ディスク（４７）の突起（５３，５４） とによって形成されていることを特徴とする、ケーシングを固定するための装置 。
2. ２．狭持ディスク（４７）がねじ（４６）の緊締及び弛緩によって旋回点（５８ ）を中心に旋回可能であることを特徴とする、請求項１記載の装置。
3. ３．狭持ディスク（４７）の突起（５３，５４）が螺嵌部材（３）の溝（３６） のリング面に支持されて、突起（５３．５４）と溝（３６）との間に挟着結合が 形成されうるように構成されており、該挟着結合は、軸対象なすべての位置で電 子ケーシング（４）をセンサに対して固定することを特徴とする、請求項１記載 の装置。
4. ４．挟着結合部（３６，５３，５４）が、ねじ（４６）の締込み又は弛緩によっ て形成又は解除されることを特徴とする、請求項３記載の装置。
5. ５．ねじ（４６）が狭持ディスク（４７）の保持プレート（５０）のねじ孔（５ ２）を貫通してケーシング（４）の底（４２）に支持されていることを特徴とす る、請求項４記載の装置。
6. ６．螺嵌部材（３）のピン（３４）がケーシング（４）のスリーブ（４３）及び 狭持ディスク（４７）の開口（４８）を貫通していることを特徴とする、請求項 １記載の装置。
7. ７．電子装置ケーシング（４）が軸線対称にピン（３４）を中心に旋回可能であ ることを特徴とする、請求項６記載の装置。
8. ８．レベル計（１）の、絶縁体（６２）によって取り囲まれた回路（６）が、ね じ（４６）の解放及び緊締のための自由空間（４５）が形成されてる位置を、ケ ーシング（４）の内室（４４）内で占めていることを特徴とする、請求項１から ７までのいずれか１項記載の装置。
9. ９．狭持ディスク（４７）が側方でケーシング（４）の底（４２）の上面に平行 にスライド可能であることを特徴とする、請求項６記載の装置。
10. １０．絶縁体（６２）に保持部（６４）が１体成形されており、その保持部（６ ４）に、狭持ディスク（４７）の連行部（５５）が弾性的な詰物（５６）が詰め られた状態で、ケーシング（４）が軸線対称に旋回する際にその位置が保持され て連行されうるように、噛み合っていることを特徴とする、請求項８記載の装置 。
11. １１．電子装置ケーシング（４）と螺嵌部材（３）との間の結合部がダスト及び 跳返り水に対してシールされていることを特徴とする、請求項１記載の装置。