JPH06510842A - 特に内燃機関のためのシリンダーヘッドガスケットと、そのガスケットの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特に自惚機関のための／リンダーへラドガスケットと、そのガスケットの製造方 法 本願発明は、特に向学機関用の／リンダーヘッドガスケットと、その製造方法に 関するものである。

多くのタイプのシリンダーヘッドガスケントが知られているが、これらは主に２ つのカテゴリ一番二分けられる。すなわち、繊維状ガスケットと金属製ガスケッ トすなわちより精確には金属製エラストマーガスケットである。

繊維状ガスケントは、市場の主要部分を構成している。この繊維状ガスケットは 、金属製補強材すなわち特にラッグ（ｔｕｇｓ）が設けられた金属製シートと、 このシートのラッグ上に引っかけられた圧縮できる繊維状金属の厚紙で作られた バッキングと、異なったタイプの強化部材とを備えている。強化部材は、特に部 分的な変形及び／又はアイレット及び／又はインサートに設けられる。

そのようなガスケットは、重要な効果を示す。すなわち、締め付は荷重の良好な 分配を可能にする。それによって、強化部材とガスケットの残りの部分との間の 剛性の違いを緩和することができる。

しかしなから、かき状の材料を有するガスケントは、十分に満足できるものでは ない。

第１に、そのバンキング（ｐａｃｋｉｎｇ）は、半加工された材料を成形するこ とによって行われる。その成形には、その製品を加工し、種々の厚紙をたくさん ストックし、これらの厚紙を受け入れる際に検査を行い、最終製品の検査を行う 必要かある。

バッキングの中央の／−ル特性、それ故、このバンキングを含むガスケットのの 中央のシール特性に関して、非難を招いている。

さらに、強化部材の取り付けは、特別の技術、すなわちシール手段を備えたイン サートの接着によって達成される。これによって、インサートの位置決めにおけ るメインテナンスに関して、インサートの有用性が減少する。そのインサートの 位置決め後に、ガスケットがエンジンに取り付けられる。これは、例えば、バッ キングの取り付は前に、金属製の部品にスポット溶接される。

／リンダーヘッドガスケントは、また、関連する冷却回路と潤滑回路のシールを 確実にする。ガスケットがかぎ状の材料を備えている場合において、スクリーン 印刷作業を採用する必要がしばしば生じる。かぎ状の材料を有するこれらのガス ケットは、含浸やフェスの塗布のような追加処理をしばしば受けなければならな い。

金属製ガスケット、より正確には金属製エラストマーガスケットは、種々の方法 で作られる。そして、第１のタイプのガスケットが知られている。この第１のタ イプのガスケットは、事前に切断され積層された複数のシートを備えている。

このノートはシール手段を備えている。シール手段は、シリンダに対応する開口 部の周囲に設けられている。そして、エラストマービードが成形されている。

このように、気体密閉（タイトシール）は、金属製手段による周知の方法で行わ れている。これは、弾性的反作用の特性を良好にし、変形（クリープ）がなくな り、熱的挙動が良好となる。

流体密閉（タイトソール）は、成形されたエラストマーのビードによって行われ る。

理論的には、そのようなガスケットにより、シリンダーブロックとシリンダーヘ ノドとの間の締付荷重がかなり減少することとなる。というのは、接触圧力が、 ／−ルが必要な部分において、局部化されるからである。

しかしながら、アイレットとエラストマーのビードとの間の剛性の違いにより、 締付は支持部材をガスケントの周辺に無分別に配置した場合、この組立が困難と なる。

この場合、圧力の分布はかなり不連続になり、シリンダーヘッドで応力が集中す る結果となってしまう。しかしながら、この設計は、締付は荷重の減少を可能に する現時点での唯一のものである。

流体密閉（タイトソールりに関しては、成形の品質が高いかぎり完全であるが、 実際、欠点が漏れという形で生じてしまう。というのは、第２のシールが存在せ ず、単に、成形されたヒートが遮断壁を構成するに過ぎないからである。

一方、気体に体するノールは、良好である。というのは、アイレットを採用する 構造は十分試験された方法だからである。

市場には、現在、他のタイプ、すなわち金属製／エラストマー性のガスケットも 存在する。

二のタイプのガスケットは、エラストマー性の薄い被覆でコーティングした積重 ねた／−トを備えている。このノートは、ニトリル系のものから特に選択された もので、厚さ数百ミリメータとなっている。

この場合、締付は荷重は、繊維ガスケットと同様に、ガスケット領域にかなり均 等に分布する。

気体密閉（タイトソール）は、ボアに対応する開口部の領域における、積重ねシ ートの周囲の変形によって、得られる。

この場合、気体密閉は良好となる。というのは、ニトリルニラストマーノワスか な変形（クリープ）により、アイレットが良好に適合するからである。

一方、このタイプのガスケントは、重大な欠点を有している。実際、エラストマ ーが大変薄い層に付着されたとき、液体用のかなり長い漏れ通路が形成される。

これは、このタイプのガスケットに良好な液体密閉（タイトシーノリを与える。

しかし、これは、激しい凹凸の吸収を許容しない。さらに、接合面は、大変良好 な面状態に機械加工されなけれはならない。

その上、付着されたエラストマ一層の厚さを変えることは不可能である。といの は、これらのエラストマーは、厚い層においてもろくなるからである。どんな場 合においても、エラストマーは、積み重なった別個のシート間に侵入しない。

それゆえ、各ノートは、／−ル作用のみを行うエラストマーによって、互いに接 合されない。

さらに、シートか平らな場合、弾性効果がなく、そのような／−トに要求される 適合性はかなり劣ることになる。

また、次のことのも注意しなけらばならない。すなわち、ニトリルニラストマー の付着はこわれ易く、薄い層を採用した場合、成形では製造できず、これはその 適合性をさらに制限することになる。

最後に、そのようなガスケットにおいては、部分的に剛性を変えることは容易で はない。それ故、そのガスケットは、完全に均質となり、関連した回路の領域に おけるリブの周辺を除いて、その領域全体にわたって同一な圧力でアイレットの 外側で締め付けられる。

本願発明の目的は、上述しＩニジリンダ−へラドガスケットの欠点を解決し、付 加された効果を提供するものである。

実際、本願発明によるシリンダーヘッドガスケットによれば、締付は荷重を部分 的に変え、ガスケットの全領域にわたって、締付は荷重が、良好に分布されるこ ととなる。繊維ガスケットの場合、液体密閉（タイトシール）を行うために、ス クリーン印刷や種々の連続した処理を必要としたが、本願発明のガスケットはこ れらの処理を避けることができる。というのは、そのガスケットは、流体に関し て、最大漏れ通路に、２重のシール、すなわち第１のシールと第２のシールとを 提供するからである。その上、本願発明によれば、エラストマーの成形から得ら れた一体形のガスケントを提供する。それは、改良された取付の容易性を提供す る。このガスケットは、大変精密な公差を備えており、締め付けられた際の厚さ を大変精密にすることができる。

さらに、そのガスケットは、気体気体（タイトソール）を提供する、全て周知な アイレット装置を設けるようにしてもよい。そのアイレット装置は、信頼性があ り、十分試験された疑うことのできない品質を有している。

正確さは別として、製造には、特定の手段を必要としない。数多くの工程が減ら される。このガスケットを構成する個々の金属製シートが、完全に互いに接合こ のガスケットは、また、摩滅現象に十分に耐え得る効果を有している。エラスト マーのクリープ（ｃｒｅｅｐ）故に、接合面の激しい凹凸を吸収でき、圧痕を受 ける能力が高くなる。

製造の間、簡単な重量制御により、このガスケットの全ての構成部品の組立をチ ックすることができる。エラストマー組成物の色彩効果によって、同じエンジン 、例えばディーゼルエンジンをシールするために設けられたシリンダーへラドガ スケットの個々の厚さを区別することができる。

そのため、本願発明は、通常の金属製／エラストマーシリンダーへラドガスケッ トと、関連した製造方法を提供する。

特に内燃機関のための、本願発明のシリンダーへラドガスケットは、補強材を備 え、該補強材は少なくとも１つの金属製のシートを有しており、該金属製のシー トには、エラストマー材料が結合されている。また、本願発明のシリンダーへラ ドガスケットは、内燃機関の７リンダー、関連した冷却回路と潤滑回路、及び締 め付は用のスタッドに対応する開口部を特に備えている。前記本願発明のシリン ダーへ７ドガスケツトは、当該シリンダーへラドガスケットの少なくとも一部の 領域に分配された弾性支持部材を備えていることを特徴としている。

本願発明の他の特徴によれば、前記補強材は、前記ガスケットを構成する前記エ ラストマー材料に埋め込まれている。

本願発明の特定の実施例によれば、前記分配された弾性支持部材は、弾性変形部 を備えており、前記弾性変形部は前記１つあるいは複数のシートに設けられてお り、前記弾性変形部は前記１つのシートの各側部あるいは前記複数のシートの各 々から突出している。

本願発明の他の特徴によれば、前記１つあるいは複数のシートに設けられた前記 弾性変形部は、前記１つのシートあるいは前記複数シートの各々の中央平面に対 して、対称である。

他の特徴によれは、前記補強材は、積み重ねられたシートを備えており、これら のシートの少なくとも１つには、分配された弾性支持部材が設けられており、他 のノートは平らになっている。

本願発明は、前記補強材のシートの少なくとも１つが、すくなくとも１つの局部 化された切断部分を備えており、これにより、この切断部分の領域における当該 ガスケットの剛性を調整できることを特徴としている。

本願発明の特定の実施例においては、前記補強材の前記シートが、可変可能な厚 さを備えている。

前記７−トは、あらかじめ硬化させるための加工されたシートであり、前記シー トには、切断され曲げられた薄板状部分があり、この薄板状部分は、Ｓ字状の変 形を得るために次いで較正されており、これらの薄板状部分は良好な弾性特性を 有している。

特定の実施例によれば、前記ガスケットは、少なくとも１つの強化部材を備えて おり、この強化部材は、前記シリンダーに対応する各開口部の周辺領域に配置さ れており、力に耐えるべき性能を部分的に増加させるために特に設けられている 。

本願発明の他の特徴によれば、前記強化部材は、前記補強材及び／又はアイレッ トを構成する前記１つあるいは複数のシートの局部化された変形部である。

特定の実施例によれば、前記強化部材は、前記インサートタイプの追加された部 材である。

他の特徴によれは、前記補強材の前記シートは、前記バッキングを構成するエラ ストマー材料によって互いに接合されている。

前記シリンダーへラドガスケットは、また、前記強化部材を構成する前記追加さ れた部材が、前記バンキングの前記エラストマー材料によって前記補強材に接合 されているという特徴を有している。

さらに、前記バンキングは、前記関連した回路に対応する開口部の領域で特にエ ラストマー材料の部分をシールする、局部化された余分の厚さを備えている。

さらに、前記バッキングは、作動状態における前記シリンダーヘッドと前記シリ ンダーブロックの変形の差を調整できるように、可変可能な厚さを有している。

本願発明の他の特徴によれば、前記バッキングは、その２つの側面の少なくとも 一方にくぼみを備えており、これにより、前記シリンダーヘッドと前記シリンダ ーブロックとの前記接合面の圧痕を受けるための性能を改良できるようになって いる。

本願発明の特定の実施例によれば、前記エラストマー材料は、低い動的粘度を備 えており、７リコーン系から特に選択され、前記具なった間隙に充てん可能とな っている。

本願発明のシリンダーヘッドガスケットを製造する方法は、少なくとも１つのノ ートを変形させる段階を備え、前記ノートは、その平面の各側で製造されるべき ガスケットの形状を有しており、これにより、補強材に、分配された弾性支持部 材を設けることができ、選択的に、複数のシートを積み重ねる段階と、選択的に 、強化部材を位置決めする段階と、エラストマー材料のバッキングを付着させる 段階とを備えている。

本願発明の他の実施例によれば、前記１つあるいは複数のシートを変形させるた めに、前記方法は、特に切断と曲げによって薄板状部分を形成する段階と、この ようにして薄板状部分を設けた前記１つあるいは複数のシートを較正して、変形 前の前記／−トの公称厚さよりも厚い自由厚さを前記１つあるいは複数のシート に与える段階とを備えており、それによって、このようにして設けられた前記薄 板状部分が、荷重下のスプリングのように作動する。

特定の実施例によれは、前記補強材が前記強化部材を備え及び／または前記バッ キングの付着が成形によって行われる場合において、前記方法は、従前の変形を 行わずに、前記補強材を備えた型の、要求された位置に、前記強化部材を配置す る段階と、型締圧と前記型の輪郭によって、前記型自身でその要求された変形を 行う段階とを備えている。

本願発明は、添付した図面を参照して説明される。

図１は、本願発明によるシリンダーへラドガスケットを製造するためのシートの 部分断面図である。

図２は、本願発明による／リンダーへラドガスケットの部分断面図である。

図３は、本願発明による積み重ねられたシートを備えたシリンダーヘッドガスケ ノトの他の実施例を示す図である。

図４は、／リンダーヘッドガスケットの他の実施例を示す図であり、エンジンの ７リンダーに対応する開口部周辺で、アイレットが、シートの前の周辺変形部に 取り付けられた状態を示している・ 図５及び図６は、本願発明によるシリンダーへラドガスケットを製造するための 特定の方法の概略図である。

図７は、その作動を説明するために、本願発明によるシリンダーへラドガスケッ トの薄板状部分を概略的に示している。

図８は、本願発明によるシリンダーへラドガスケットの上面図である。

図９は、図８の線９−９でとった断面図である。

図１に示されているのは、補強材８である。補強材８は、複数の薄板状部分１２ を有する１枚のンー１０を備えている。これらの薄板状部分は、プレス加工によ って７−トに切断されている。また、薄板状部分は、そのようなプレス加工によ り変形され、第１の変形部１４が、薄板状部分の脚部に設けられている。次いで 、薄板状部分は較正されて、他の方向に向いた第２の変形部１６が薄板状部分に 設けられている。

較正後の薄板状部分が、十分に１字形に可撓性の変形をすると、公称厚さ二が、 自由厚さ旦になる。それ故、２つの変形を備えている。

薄板状部分は、そのノートの各個において、対称に分配されている。実際、各薄 板状部分は、２つの突出部１８からなっている。これらの突出部の切断形状は、 はぼ長方形となっている。

この図１において、前記ソートは、ハツチングによる平断面で示されている。

また、第１の平行な列の薄板状部分２０が実線で示されている。また、平断面の 薄板状部分の列に平行な第３の列の薄板状部分２２も、実線で示されている。こ れらの薄板状部分は、実際、ジグザグに配置されている。

この／−トは、通常、加工硬化金属の１枚のシートであり、このシートは、弾性 特性をより与えるために、特定の処理を受けることができる。

一方、それを較正することにより、前記フックを、多くのリターンスプリングの ように形成する弾性薄板状部分に変形することができる。

図２には、薄板状部分を設けると共に図Ｉの較正を行ったシートが使用されてお り、この／−トは、本願発明によるシリンダーへラドガスケットを提供している 。

／リンダヘッドガスケット２２は、シート１０と、バッキング２４とを備えてい る。シートｌｏには、薄板状部分が設けられている。また、シートｌ　Ｆ）は、 較正か行われ、その結果、補強材８を構成している。バッキング２４は、エラス トマーマトリックス２５によって形成されている。

図２において、／リンダーヘッドガスケントは、シリンダーブロック１１に取り 付けられている。そして、工〉ジンのシリンダーに対応する開口１３が示されて いる。

さらに、線図で表されたように、シリンダーへラドガスケットは、よく知られた タイプの断面Ｃ字形のアイレットを備えている。このアイレットは、開口１３に 整合している。

／リンダーヘンドガスケントに設けられた補強材８は、バッキング２４のエラス トマーマトリックス２５に埋め込まれている。

薄板状部分の全ては、分配された弾性支持部材２８を構成している。

このガスケットの製造は、次の工程からなる：まず、ノートを変形させて、分配 された弾性支持部材２８を構成する薄板状部分を形成し、 強化部材、ずなわらアイレット２６を所定位置に配置し、エラストマーマトリッ クスのバンキング２４を付着させる。

この付着は、エラス（・マーを射出成形することによって、有効に達成される。

同様に、成形操作を行うと同時に、型を閉じるための力を利用して、強化部材を 変形させるようにしてもよい。この点については、後述する。

薄板状部分に関しては、これら薄板状部分は、プレス加工によって容易に製造で き、次に、較正用の装置に導かれる。

図７は、最前面における薄板状部分１２と、背後の薄板状部分２２とを、概略的 に示している。バッキング２４のエラストマーマトリックス２５も、概略的に示 されている。

各突出部１８のＳ字形の変形によって、リターンスプリングと同様な弾性特性が そこに与えられている。

こられの突出部は完全に対称であるため、分配された弾性支持部材は、シリンダ ーブロックと７リンダーヘノドとの接合面において、ガスケットの各端部で同質 の態様で作動する。

締め付けによる荷重が加えられたとき、ガスケットは押しつぶされる。そして、 分配された弾性支持部材によって、荷重は、ガスケットの全領域にわたって加え られている。すなわち、アイレットの部分を除いて同質状態に分配された多くの リターンスプリングによって、よく知られたように、荷重のほぼ５０％が吸収さ れる。

エラストマーは、荷重を加えることにより、わずかに伸長する。一方、それは、 突出部の間では、厚さ二と厚さ旦との間に分配されていると共に、突出部の頂部 にも分配されていることがわかる。しかし、エラストマーは、大変薄い層となっ ている。

一方、この層は、特定の作用は有していない。一端や他端がら突出する各一対の 突出部は、エラストマーによって平面状に囲まれていることがわかる。平面状に 囲むことによって、このガスケットに、関連流体に対して最大漏洩通路を与えて いる。

さらに、気密性（ガスタイトンール）が、アイレットのようなよく知られた強化 部材によって確実に保たれている。そのようなアイレットは高品質を有している 。これらの構造は、長期にわたって試みられている。

その上、多くの既存のアイレットにより、適合性を良くすることができる。エラ ストマーによる接合により、事前の位置決めを効果的に行うことができることか ら、新しいアイレットでさえ考察可能となる。

図３は、シリンダーへラドガスケント３２の変形例を示している。このシリンダ ーへ７ドガスケント３２は、多数７−ト、すなわち２つのシート３４．３６を何 する補強材３０を備えている。

これらのシートには、薄板状部分が設けられている。また、これらのシートは、 上述したシート１０と同様な方法で較正が行われている。

この場合、アイレット３８は、２つのシートを同時にっがむことができるように 、取り付けられており、これらのシートは変形されている。エラストマーマトリ ックス３７、すなわちバッキング３９が、積み重ねられたシートの両側を覆って いる。また、エラストマーマトリックス３７は、シートの間にも侵入しており、 これにより、／−トを互いに接合している。

同様に、アイレットは、そのエツジに接合されている。一方、エラストマーは、 アイｔ／ノドの内部に入り込んでいない。これは、エラストマーの流れる通路が 、補強材上のアイレットによる残留締付力によって塞がれているからである。こ の残留締付力は、エラストマーを射出する際の圧力よりも大きくなっている。

多数のノートを備えるシリンダーへラドガスケットの場合において、各シートは 、たった１つの／−トが部分的に残るように、あるいは、逆に、その挿入タイプ の部材が／−１・の間に配置されその剛性が部分的に増加するように、切断する ようにしてもよい。

バッキングは、ガスケントが１つのシートを備えている場合と同じように、成形 することによって製造される。また、圧痕を受ける耐久性を向上させるために、 バッキングの表面には、くぼみ（ｉｍｐｒｅｓｓｉｏｎ）が設けられている。こ のくぼみは、例えは、カップ形状を備えている。

図４において、ガスケット４０は補強材４１を備えている。補強材４１は、積み 重ねられた３つの＞−ト４２，４３．４４を備えている。中央のシート４３は、 平ら１こなっており、一方、上側のシート４２と下側のシート４４は、薄板状部 分が設けられていると共に、較正されたタイプとなっている。

積み重ねられた。−トは、開口部１３の周囲で、変形されている。開口部１３は 、エンジンの、リンターに相当する部分である。下側シートと上側シートは、そ れぞれボス５１６を備えている。

積み重ねられた／−１・は、エラストマーマトリ・ソクス４９内に埋められてい る。

これにより、密封か保証されると共に、３つのシートの互いの接合が保証されて いる。−例として述へられたこの実施例は、現在よく知られているアイレットの 全てのタイプを備えることかできるように構成できる。それは、二つに折ったＣ 字状の形を有するアイレットの１つの変形と、中央のインサートかあるいはワッ ／セーの形をした付加インサートを備えている積み重ねられた３つのシートとの 関係しているかどうかである。

図５及び図６は、本願発明にょるシリンダーヘソドガスヶットを製造する特別の 方法の２つの異なった工程を示している。

実際、補強材５０を較正する積み重ねられた３つのシート５１，５２．５３は、 型５４に配置される。この型５４の面５５．５６には、それぞれ、くぼみ５７と 対向ボス５８とが設けられている。アイレット５９を構成する強化部材は、型に よる変形を受けることなしに、シート５１，５２．５３のエツジ部に配置される 。

図６に示されるように、型が閉じられたとき、強化部材、すなわち現具体例であ るアイレット５９は、変形され、ポス５８とくぼみ５７との間で形成される形を 受け入れる。

次いで、エラストマーが射出される。これにより、３つのシートが接合され、ア イレットがシートのエツジに保持される。

型による製造を正確に行うには、アイレットは厳格な公差で位置決めされなけれ ばならないことを心に留める必要がある。

図８は、上からみたシリンダーへラドガスケット３２を示している。開口部１３ は／リンダー、アイレット３８及びバッキング３９に対応している。

また、締付はスタッドの通路に対応する開口部８ｏや、関係した流体回路すなわ ち冷却流体や潤滑流体の通路に対応する開口部８１や、いくつかの特別なキャピ ティ８２か、示されている。

図８の線９−９でとったシリンダーへラドガスケットの断面が、図９に示されて いる。

本願発明によれば、関係した流体回路に対応する開口部８１の部位に、その流体 用の特別のガスケットを配置するようにしてもよい。

実際に、成形作業のために、エラストマーは、余分な厚さで、関係した回路の開 口部の周囲に付着される。この方法により、そのようなガスケットは、優れた流 体密閉（タイトシール）を行うことができる。

さらに、周辺リップがエラストマーマトリックスの全体に成形されたとき、引裂 きに対して高い抵抗を有することができる。

上述されたノリンダーへラドガスケットの効果は、相当なものである。

実際、分配された弾性支持部材や変更可能な剛性により、１つのゾーンから他の ガスケットにかけての過度の変形を避けることができる。

最後に、剛性が制御されることにより、接合の平衡状態がよくなる。剛性を制御 することにより、力の伝達を制御することが可能となることが理解される。

エンジンのシリンダーブロックにシリンダーヘッドを締め付ける力が均等に分配 され且つ制御されることから、ガスケットがその剛性によってエンジンの剛性に 寄与できるという直接の結果が生じる。

本願発明のガスケントによれば、ガスケットの耐用期間の間は、締め付けられた 厚さを効果的に制御できることから、将来のエンジン全てに対して重要な効果を 与えることかでさる。それ故、燃焼室の容積が変化せず、燃焼の品質の変動を避 けることができる。これにより、汚染の防止も可能となる。

エラストマーの色（カラー）が変化することに気づいたが、これは興味深いこと である。この場合、色のコードは、厚さと、シリンダーブロックの頂部デザイン に対するピストンの位置関係とによって決定される。これは、ディーゼルエンジ ンの場合に、特に興味深い。

実際、ガスケットの厚さは、わずかの増加量で変化仕ることができる。この目的 のためには、このガスケットを製造するときスペーサ部材の機能を果たす薄いノ ートを加えることで十分である。

補正書の翻訳文提出書

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．特に内燃機関用のシリンダーヘッドガスケットであって、補強材（８）を備 え、該補強材は少なくとも１つの金属製のシート（１０）を有しており、該金属 製のシートには、エラストマー材料（２５）のパッキング（２４）が結合されて おり、 また、内燃機関のシリンダー、関連した冷却回路と潤滑回路、及び締め付け用の スタッドに対応する開口部（１３）を特に備えたシリンダーヘッドガスケットに おいて、 当該シリンダーヘッドガスケットの少なくとも一部の領域に分配された弾性支持 部材（２８）を備えていることを特徴とするシリンダーヘッドガスケット。
2. ２．請求項１に記載したガスケットにおいて、前記補強材（８）が、前記パッキ ング（２４）を構成する前記エラストマー材料に埋め込まれていることを特徴と するガスケット。
3. ３．請求項１または請求項２に記載したガスケットにおいて、前記分配された弾 性支持部材（２８）は、弾性変形部（１２）を備えており、前記弾性変形部は前 記１つあるいは複数のシートに設けられており、前記弾性変形部は前記１つのシ ートの各側部あるいは前記複数のシートの各々から突出していることを特徴とす るガスケット。
4. ４．請求項３に記載したガスケットにおいて、前記１つあるいは複数のシートに 設けられた前記弾性変形部は、前記シートあるいは前記各シートの中央平面に対 して、対称であることを特徴とするガスケット。
5. ５．請求項１ないし４のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記補強 材は、積み重ねられたシート（４２、４３、４４）を備えており、これらのシー トの１つは、弾性支持部材を有していない平らなシートであり、スペーサ部材の 作用をなすために設けられていることを特徴とするガスケット。
6. ６．請求項１ないし５のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記補強 材のシートの少なくとも１つが、すくなくとも１つの局部化された切断部分を備 えており、これにより、この切断部分の領域における当該ガスケットの剛性を調 整できることを特徴とするガスケット。
7. ７．請求項１ないし６のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記補強 材の前記シートが、可変可能な厚さを備えていることを特徴とするガスケット。
8. ８．請求項１ないし７のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記シー トが、あらかじめ硬化させるための加工されたシートであり、前記シートは、薄 板状部分が設けられ、Ｓ字状の変形を得るために較正されていることを特徴とす るガスケット。
9. ９．請求項１ないし８のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、少なくと も１つの強化部材（２６、３８、４８）を備えており、この強化部材は、前記シ リンダーに対応する各開口部の周辺領域に配置されており、荷重を受ける剛性と 性能を部分的に増加させるために特に設けられていることを特徴とするガスケッ ト。
10. １０．請求項９に記載したガスケットにおいて、前記強化部材（４２、４４）は 、前記補強材及び／又はアイレットを構成する前記１つあるいは複数のシートの 局部化された変形部（４６）であることを特徴とするガスケット。
11. １１．請求項９に記載したガスケットにおいて、前記強化部材は、前記インサー トタイプの追加された部材であることを特徴とするガスケット。
12. １２．請求項１ないし１１のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記 補強材の前記シートは、前記パッキングを構成するエラストマー材料によって接 合されていることを特徴とするガスケット。
13. １３．請求項１１ないし１２に記載したガスケットにおいて、前記強化部材を構 成する前記追加された部材が、前記パッキングの前記エラストマー材料によって 前記補強材に接合されていることを特徴とするガスケット。
14. １４．請求項１ないし１３のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記 パッキング（３９）は、前記関連した回路に対応する開口部（８１）の領域で特 にシールするために、エラストマー材料の局部化された余分の厚さを備えている ことを特徴とするガスケット。
15. １５．請求項１ないし１４のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記 パッキングは、作動状態における前記シリンダーヘッドと前記シリンダーブロッ クの変形の差を考慮できるように、可変可能な厚さを有していることを特徴とす るガスケット。
16. １６．請求項１ないし１５のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記 パッキングは、その２つの面の少なくとも一方にくぼみを備えており、これによ り、前記シリンダーヘッドと前記シリンダーブロックとの前記接合面に、圧痕を 受けるための性能を改良したことを特徴とするガスケット。
17. １７．請求項１ないし１６のいずれか１項に記載したガスケットにおいて、前記 エラストマー材料は、低い動的粘度を備えており、シリコーン系から特に選択さ れ、前記種々の間隙に充てん可能となっていることを特徴とするガスケット。
18. １８．請求項１ないし１７のいずれか１項に記載したシリンダーヘッドガスケッ トを製造する方法において、 少なくとも１つの金属製のシートを変形させる段階を備え、前記シートは、その 平面の各側で製造されるべきガスケットの形状を有しており、これにより、補強 材に、分配された弾性支持部材を設けることができ、選択的に、複数のシートを 積み重ねる段階と、選択的に、強化部材を所定位置に位置決めする段階と、エラ ストマー材料のパッキングを付着させる段階とを備えることを特徴とするシリン ダーヘッドガスケットの製造方法。
19. １９．請求項１８に記載したガスケットの製造方法において、前記１つあるいは 複数のシートを変形させるために、特にプレス成形によって薄板状部分を形成す る段階と、このようにして薄板状部分を設けた前記１つあるいは複数のシートを 較正して、変形前の前記シートの公称厚さよりも厚い自由厚さを前記１つあるい は複数のシートに与える段階とを備えており、それによって、このようにして設 けられた前記薄板状部分が、荷重下のスプリングのように作動することを特徴と するシリンダーヘッドガスケットの製造方法。
20. ２０．請求項１８又は１９に記載したシリンダーヘッドガスケットの製造方法に おいて、 前記補強材が強化部材を備え且つ前記パッキングの付着が成形によって行われる 場合において、 従前の変形を行わずに、前記補強材を備えた型の要求された位置に、前記強化部 材を位置決めする段階と、 型締圧と前記型の輪郭によって、前記型自身でその要求された変形を行う段階と を備えたことを特徴とするシリンダーヘッドガスケットの製造方法。