JPH06510736A - 板ガラスを曲げ及び焼戻しする方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 板ガラスを曲げ及び焼戻しする方法 本発明は特に自動車のバックライトやサイドウィンドーのような板ガラスを曲げ 及び焼戻しするだめの方法で、この方法に於いてリング状金型によって支持され た板ガラスが曲げ温度まで加熱され、板ガラスは正確な曲げ形状に近くなるよう に重力的に曲げられる。

それほど複雑でない曲げ形状は重力的げを用いることにより得られる。一方、よ り複雑な曲げ形状の製造はリング状金型に加えて少なくとも全面金型や部分金型 を板ガラス上に用いることが必要となる。もし、高架金型がガラスと接触してい るかあるいは単に噴射オリフィスが設けられている場合、板ガラスの支持されて いない部分の制御されない下方への曲げを防ぐために、一般に下方金型が必要と される。特に板ガラスを最終的な形状に曲げる十分な高温度を維持し、焼戻しす るのに十分な温度に上昇させる必要がある場合には問題が生じる。従来の曲げ成 形技術を用いる際、板ガラスは曲げ工程中で、ある程度冷める傾向にある。曲げ 操作後の温度の増加は板ガラスが熱効果が加わる一自由表面を有するので、所望 の曲げ形状をどのようにして維持するかという問題を含んでいる。これらの解決 策で板ガラスの加熱は、曲げ金型装置に板ガラスを搬送する前に、水平コンベア ロールの頂部で行われ、この場合移送の間の板ガラスの位置決めが問題となる。

板ガラスが加熱操作の前にすでにリング状金型の上に直接位置決めされている場 合には、この問題は生じない。

本発明の目的は板ガラスの曲げ及び焼戻しする方法を提供することであり、この 方法では曲げられた板ガラスの温度を一定にしても板ガラスの曲げ形状を保持ま たは制御でき、必要であれば焼戻しに十分な温度に加熱される。

この目的は添付の請求項１に記載されている特徴に基いた本発明の手段により達 成される。

本発明の一実施態様を本発明の方法を実施するための装置の略式断面図に示す添 付図面を参照し詳述する。

対応する炉装置が本願出願人による先行のヨーロッパ特許公報第０１３２７０１ 号及び同第０３７０３１３号に詳述されており、このような装置の一般的な操作 原理や構造的な詳細の点についてはこれを参照する。

搭載工程において、上方コンベアトラック（１）の挿入端部に位置した搭載ステ ーションのリング状金型（６）上に板ガラスは置かれ、同時に正確に位置決めさ れる。金型（６）はワゴン（３）に運ばれ、このワゴン（３）の前壁は連続する 予熱ステーション（５）をそれぞれから離隔する。ステーション間には開閉する ゲートを設けてもよい。ワゴン（３）（４）は同時にトラック（１）上で一つの ワゴンの長さ分たけ前進する。従ってリング状金型（６）の上に置かれた一枚の ガラス（７）は予熱及び予備曲げステーション（５）を介して断続的に搬送され る。第１予備曲げステーションでガラスは電気抵抗で加熱され、かつ前記ガラス の上面と底面に熱風噴射によって加熱することも可能である。熱風は下方に位置 する炉に含まれた開口部（１２）を介して吸い込まれ、オリフィス（１３）を介 してステーション（５）に噴射される。もし必要であれば、噴射エアーを加熱す るためにヒーターを採用することも可能である。

最終ステーション（５′）で板ガラス（７）は電気抵抗エレメント（１４）によ って最終曲げ形状に近い重力的げになるのに十分な温度に加熱される。予備曲げ 操作に続きガラスは炉の出口端部に位置した曲げステーション（１７）に搬送さ れ、ここでリング状金型（６）によって支持された板ガラスに高架全面金型（１ ５）が接近し、この高架全面金型（１５）の表面形状（１６）は実質的に所望の 最終曲げ形状に対応する。移送中に生じる曲げを予想する必要がありそして、従 って金型（１５）の表面形状は僅かに“短い”。金型（１５）はその表面のオリ フィスが、同時に吸気と噴射に用いることができるように二重チャンネルが設け られている。このような金型の操作や製造方法は本願出願人の先行のヨーロッパ 特許出願第０４４８９５９号及び同第０４５１４６９号に詳述されている。金型 （１５）の噴射力は板ガラスを最終曲げ形状に押圧する正圧を金型と板ガラス間 に製するために吸気力よりも大きくなるように調節される。従ってこの曲げでは 、板ガラスの頂面と接触せずに行われる。曲げ操作の後、吸引力は噴射力に対し 増加し、曲げられた板ガラスは前記高架押圧曲げ金型（１５）の吸気あるいは吸 引手段によってリング状金型（６）から持ち上げられる。リング状金型（６）と 供にワゴン（３）はホイスト（１０）によって下降させ、トラック（２）に沿い 炉の底部を介してホイスト（１１）によってワゴン（３）を上昇することにより 、搭載ステーションの挿入口端部へと戻る。図に示した実施態様とは異なり、作 業を始める前に最初に、金型（６）とワゴン（３）を移動方向とは逆に搬送し、 下降させる方が好ましい。従って、板ガラスが高架全面金型（１５）によって支 持されている間、曲げられる板ガラスは固定加熱エレメントによって下方から加 熱される。これとは別に、金型を介して循環される空気だけによって温度を均一 化することも可能である。

全面金型（１５）はセラミック製で、その表面形状（１６）はガラス（７）の最 終曲げ形状と実質的に対応する。全面金型の内部には二重マニホールドが設けら れており、ガラス表面に吸気と噴射の両方を行うためにノズルオリフィスで表面 （１６）に開口している。

板ガラスが負圧で全面金型（１５）によって支持されるように板ガラスが保持さ れる時点で、ガラスは正確にその最終形状に達し、そして保持される。最も複雑 な形状の場合高架全面金型（１５）の吸引段階では最終形状に達するには不十分 であり、さらに下方部分あるいは下方全面金型によって、または砕片によって押 圧し、これによってガラスの最外縁部は高架全面金型（１５）に対して押圧され る。

板ガラスが全面金型（１５）の吸引によって支持されている間、この板ガラスは ガラスの底面に熱風を噴射することによって同時に下方から加熱される。噴射の 目的はガラス内の温度差を均一化することと、このガラスを焼戻し温度に加熱す ることである。熱風噴射の代りに、あるいはこれに加えて下方加熱抵抗を設置す ることも可能である。加熱焼戻しもまた金型（１５）の噴射オリフィスを介して 噴射された熱風を用いることによって行うこともできる。また前記金型（１５） の下方から、横方向に移動可能な加熱装置を設置することも可能であり、これに より板ガラス（７）を垂直方向に可動な金型によって上昇させたり下降させたり することができる。従ってステーション（１７）には、このステーション（１７ ）と外部焼戻しステーションの間で特別な焼戻しフレーム（８′）を操作するた めにも用いられる水平ガイド部（９）を設けることができる。加熱装置がステー ション（１７）の側部に移動した際、ガイド（９）に沿った前記焼戻しフレーム （８′）かトラック（１）に沿った前記焼戻しフレーム（８）のいづれかが前記 金型（１５）の下方に移動する。焼戻し操作において、加熱された一枚のガラス （７）を全面金型（１５）から前記金型（１５）の下方に位置する焼戻しフレー ム（８′）あるいは（８）上へ移動させる。焼戻しフレーム（８′）を例えばサ イドウィンドー用に、焼戻しフレーム（８）をバックライト用に用いることがで きる。焼き戻しフレーム（８）はガラスを素早く急冷機（１９）へと搬送するの に用いられる。焼戻しされた一枚のガラスは、焼戻しフレーム（８）から高架ピ ックアップ手段（２０）によってロールコンベア（２２）上に持ち上げられ、ガ ラスはロールコンベア（２２）からアフタークーラー（２１）を介して積卸しス テーション（２３）へと移動する。

本発明は上述された実施態様だけに限らず、添付の請求の範囲内で多くの詳細を 変更することも可能である。従って、例えばホイスト（１０）により前記ワゴン （３）を上昇させ、ガラス（７）に接近するように不動の金型（１５）を設ける ことも可能である。また加熱焼戻しをステーション（１７）と（１９）の間に配 した加熱焼戻しステーションで行うこともでき、これによって前記金型（１５） は曲げステーション（１７）と加熱焼戻しステーションの間で水平国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．リング状金型（６）によって支持された板ガラス（７）を曲げ温度に加熱し 、重力によって正確な曲げ形状に近くなるように曲げる特に自動車のバックライ トやサイドウィンドーなどの車輌用窓ガラスを曲げ及び焼戻しする方法に於いて 、曲げ操作の後、前記板ガラス（７）が上面から少なくとも部分的に、非接触の 高架金型（１５）によって支持されている間に、ガラスの温度差は均一化される ことを特徴とする方法。
2. ２．曲げ工程の間、前記高架金型（１５）の噴射力は吸気力よりも大きくなるよ うに調節され、これによって表面（１６）と板ガラス（７）の間で、板ガラスを 最終曲げ形状に押圧するための正圧を製することを特徴とする、請求項１記載の 方法。
3. ３．曲げ操作の後、板ガラスは高架押圧曲げ金型（１５）によって支持され前記 板ガラスが前記高架押圧曲げ金型（１５）で支持されている間、板ガラスは加熱 されることを特徴とする、請求項１または２記載の方法。
4. ４．曲げステーション（１７）で曲げられた前記板ガラスは、非接触の高架全面 金型（１５，１６）によって上昇させたり下降させたりすることを特徴とする、 請求項１乃至３のいづれか１項に記載の方法。