JPH06510227A - 一対の脱湿器を備えた圧縮空気システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一対の脱湿器を備えた圧縮空気システム本発明は、圧縮空気が貯蔵リザーバに連 通される前に圧縮空気を乾燥させるための一対の脱湿器を有する車両用の圧縮空 気システムに関する。

現代の大型車両は、ブレーキを作動させる圧縮空気システムを備えている。ある 車両では、圧縮空気システムは、バルクローダおよび又は他の装置のような装備 品を作動させるのにも使用される。通常の圧縮空気ブレーキシステムは、車両の 空気圧縮機に負荷が及ぼされないときパージされる単一の脱湿器のみを必要とし ているが、圧縮空気を使用して高空気消費量率で装備品を作動させる車両は、連 続流れシステムを必要としている。連続流れシステムは、平行して作動される一 対の脱湿器を必要としており、脱湿器の一方がパージされている間、脱湿器の他 方は圧縮空気を乾燥させるのに使用される。従って、従来技術のシステムは、２ つの脱湿器の入口すなわち供給口を交互に切り換える、脱湿器とは別個の切換弁 を必要としていた。この切換弁には、凍結しないように、脱湿器内に収容された ヒータと同様なヒータを設けなければならなかった。

本発明は、従来技術で必要とされたヒータ付き３方向弁を取り除き、別個のヒー タ付き弁を必要としない簡単でより確実なシステムを提供する。

本発明のかかる利点および他の利点は、添付図面を参照して以下の説明から明ら かになるであろう。

第１図は、本発明の圧縮空気システムの概略図である。第２図は、第１図に示し たシステムに使用される脱湿器の横断面図である。

次に図面を参照すると、全体として参照符号１ｏで示された自動車の圧縮空気供 給システムは、普通のｑ−車用の空気圧縮機１２を有しており、この空気圧縮機 １２は、システムｌＯが使用される車両のエンジン（図示せず）によって動力供 給される。空気圧縮機１２は、クランクシャフト１４を回転させることによって 作動される往復動型圧縮機である。空気圧縮機１２には、出口すなわち吐出口１ ６が設けられており、吐出口１６は、吐出ライン２ｏによって普通のリザーバｌ ８に連結されている。吐出ライン２０は、吐出ライン２０に並列に連結された普 通の脱湿器２６．２８の供給口２２．２４に連結されている。脱湿器２６．２８ の吐出口３０．３２は、リザーバ１８に連結されている。脱湿器２６．２８はさ らに、制御口３４．３６を有しており、脱湿器２６．２８は、対応する制御口３ ４又は３６に伝達された圧力信号に応答して後述するパージ又は再生サイクルを 開始する。各脱湿器２６．２８は同じものであり、これらは第２図に示されてい る。

空気圧縮機１２は、全体として参照符号３８で示された普通の調圧器によって制 御される。調圧器３８の供給口４０は、リザーバ１８に連結されている。リザー バ１８内の圧力レベルが所定のレベルに達するとき、調圧器３８は開放して空気 圧縮機１２を非作動状態にする圧力信号を伝達する。空気圧縮機１２は、例えば 、調圧器３８により伝達された圧力を用いて圧縮機１２の弁の開放を保持するこ とによって非作動状態にすることができ、或いは、調圧器３８により発生された 圧力信号を用いて、クランクシャフト１４をエンジンから遮断する空圧作動式ク ラッチ（図示せず）を作動させることができる。

リザーバ１８内の圧力レベルが所定レベルに達するときに調圧器３８によって発 生された圧力信号は、調圧器３８の吐出口４２および出口ライン４４を介して、 全体として参照符号４８で示された電磁作動空気制御弁の入口４６に伝達される 。

出口ライン４４は又、弁４８と同じ別の電磁作動弁５２の入口５０に連結されて いる。弁４８．５２は、全体として参照符号５４で示された制御モジュールの一 部をなしている。制哩モジュール５４内の電線は鎖線によって示されており、モ ジュール５４内の空気ラインは実線によって示されている。弁４８は又、脱湿器 ２６の制御口３４に連結された吐出口５６を有しており、弁５２は、脱湿器２８ の制御口３６に連結された吐出口５８を有している。

弁４８．５２はそれぞれの供給口６０．６２を有しており、供給口６０，６２は 、普通の圧力防護弁６６の吐出口６４に連結されている。圧力防護弁６６の供給 口６８は、リザーバ１８に連結されている。圧力防護弁６６は普通のものであり 、リザーバ１８内の圧力レベルが所定レベルに達するまで連通を遮断するように 閉鎖されたままであり、リザーバ１８内の圧力レベルが所定レベルに達したとき 、圧力防護弁６６が開放してリザーバ１８から弁４８．５２の口６ｏ、６２に圧 力を伝える。弁４８．５２の各々は、供給口６０．６２が閉鎖され、かつ、調圧 器３８の吐出口に連結されている対応する口４６又は６０に吐出口５８．６゜が 連通される通常状態から、電気信号によって作動される。

電磁弁４８．５２のソレノイドは、単一極の二重動作継電器７０によって作動さ れる。継電器７０の端子７２．７４は、弁４８．５２を作動させるように接続さ れている。継電器７０は、普通のタイマ７６によって制御される。継電器７゜は 、タイマ７６の各タイミングサイクルの終了に応答して、端子７２から端子７４ に或いは端子７４から端子７２に臨機応変に切り換わる。電力が車両の電源から タイマ７６および継電器７０に供給され、電源は車両の点火スイッチ７８によっ て制御される。点火スイッチ７８は、圧力防護弁６６の吐出口６４と弁４８．５ ２の供給口６０．６２との間に連結された常開圧力スイッチ８ｏと、常閉低圧ス イッチ８２とを介して、タイマ７６と継電器７０の両方に連結されている。スイ ッチ８０は、圧力防護弁６６の吐出口６４のところの圧力と略同じ圧力で閉鎖し 、スイッチ８２は、ライン４４の圧力レベルが所定レベルに達したとき開放する 。スイッチ８２は通常、スイッチ８０、タイマ７６、継電器７００間を接続する ように閉鎖されている。

次に第２図を参照して、全体として参照符号２６で示された脱湿器を詳細に説明 するが、上述のように、脱湿器２８は脱湿器２６と同じものである。脱湿器２６ は、全体として参照符号８４で示したハウジングを存する。ハウジング８４は、 供給口すなわち入口２２と、吐出口２４と、制御口３４とを備えている。排気口 ８６が、後述するように、大気雰囲気への排気を可能にする。供給口２２は、全 体として参照符号８８で示したパージ弁に連通している。パージ弁８８は、ハウ ジング８４の対応する弁座領域９２と係合する弁座領域９ｏを備えている。しか しながら、バネ９４が、弁座領域９０を弁座領域９２から遠去がる方へ付勢して いる。パージ弁８８はさら（士、ピストンが図示した位置に付勢されたときに付 勢されてハウジングの対応する弁座と係合する排気弁座９６を備えている。従っ て、パージ弁８８が図示した通常の上位置にあるとき、供給口２２がら連通され た圧縮空気は、弁座領域９０．９２を介して環状チャンバ９８に流入し、排気口 ８６は、排気弁座９６のハウジングとの密封係合によって遮断される。

パージ弁８８は、制御容積ｌＯに連通している制御口３４から伝達された圧力信 号に応答し、バネ９４の力に打ち勝って弁座領域９０を付勢し弁座９２と密封係 合させ、これにより、供給口２２を遮断すると同時に、弁座９６を駆動して、排 気口８６を通る流れをハウジングから遠去かる方へ制御する。パージ制御弁８８ が図示した位置にあるときに供給口２２を介して連通される空気は、チャンバ９ ８から、通路１００，１０２および破砕アルミニウムの油分離器１０４を介して 乾燥ベッド１０６に連通される。圧縮空気が乾燥ベッド１０６に通され、そこで 圧縮空気から水分が除去され、圧縮空気は、逆止弁１０８を介してパージ容積＋ １０に流入する。空気は、パージ容積１００から普通の逆止弁１１２を介して吐 出口２４に、そして、そこから上述したようにリザーバ１８に連通される。

信号が制御口に伝達され制御容積１００に伝えられるとき、パージ弁８８は第２ 図で見て下方に駆動さ札これにより、供給口２２を閉鎖し排気口８６への通路１ ００．１０２を開放する。従って、乾燥ベッド１０６およびパージ容積１００に 貯蔵された圧縮空気は、排気口８６を介して大気雰囲気に排気され、これにより 、乾燥ベッド１０６をパージする。流れ制限オリフィス１１４が、パージ容積１ ００から乾燥ベッド１０６への流れを制限する。

作動に際して、エンジンが始動したとき供給リザーバ１８は完全に空になってい るものと仮定する。従って、圧力防護弁６６は開放され、圧力スイッチ８ｏは継 電器７０とタイマ７６への電力を遮断している。さらに、調圧器３８からの吐出 ライン４４は通気されている。その際電磁制御弁４８．５２が消勢され口４６． ５０が通気されているので、両方の脱湿器２６．２８の制御口３４．３６も通気 され〜従って、脱湿器２６．２８はいずれもパージサイクルを開始せず、脱湿器 ２６．２８は、圧縮機１２によって生成された圧縮空気を乾燥させ、圧縮空気は リザーバ１８に連通される。圧力防護弁６６は所定の圧力レベルで開放し、これ により、リザーバ１８から弁４８．５２の供給口６０，６２に圧力を吐出する。

同時に、圧力スイッチ８０は、電磁エネルギーをタイマ７６と継電器７ｏに伝達 する。調圧器３８がカットアウト圧力のはるか下方にあるので、ライン４４は通 気されたままであり、従って、スイッチ８２は閉鎖されたままである。

電力がタイマ７６と継電器７０に伝達されるとき、継電器の接極子は、各タイミ ングサイクルの終了時に、端子７２．７４の間を前後に移動する。圧力防護弁６ ６が開放しているときには継電器７０の接極子が端子７４と接触しているものと 仮定すると、弁５２は付勢されて、脱湿器２８の制御口３６に圧力信号を供給す る。従って、脱湿器２８がパージサイクルを開始し、乾燥ベッドを大気雰囲気に 開放して乾燥ベッドのパージを可能にし、供給口２４が閉鎖される。しかしなが ら、空気が脱湿器２６の空気供給口２２に流入し続け、空気は乾燥剤によって通 常のやり方で処理され水分を除去する。タイマ７６が小休止した後、継電器７０ の接極子が他方の端子７２に移動され、これにより、弁４８を付勢し弁５２を消 勢する。従って、制御口３６への圧力信号は遮断され、これにより、脱湿器２８ の排出口を閉鎖し供給口２４を開放し、従って、空気圧縮機１２によって発生さ れた圧縮空気は脱湿器２８によって通常のやり方で乾燥される。同時に、圧力信 号は脱湿器２６の制御口３４に伝えられてパージサイクルを開始させ、供給口２ ２を閉鎖し排出口を開放する。

脱湿器２６．２８は、リザーバ１８内の圧力レベルが調圧器３８によって設定さ れたカットアウト圧力に達するまで、このようにしてパージサイクルと乾燥サイ クルとを交互に行い続ける。このとき、調圧器３８は、脱湿器１２を非作動状態 にし且つ圧力信号を導管４４を介して伝える圧力信号を発生させる。スイッチ８ ２は導管４４の圧力レベルに応答してタイマ７６および継電器７ｏへの動を遮断 する。従って、弁４８と５２は両方とも消勢される。しかしながら、上述のよう に、弁５２が消勢されたとき、弁５２の口５ｏは吐出口５８に連通される。

弁４８が消勢されたとき、弁４８の口４６は吐出口５６に連通される。圧力信号 がいま導管４４内にあるので、圧力信号が弁４８．５２の吐出口５６．５Ｂに伝 えられる。従って、圧力信号は、脱湿器２６．２８の制御口３４．３６に同時に 伝えられる。かくして、調速器３８が空気圧縮機１２を非作動状態にするとき、 脱湿器２６と２８の両方でパージサイクルが開始される。

リザーバ１８内の圧力が調圧器３″′８のカットイン圧力以下に下降するとき、 調圧器３８は空気圧縮機１２を再び作動状態にし、導管４４ｅ通気させる。する と、タイマおよび継電器は再び、上述のように脱湿器２６．２８の間でパージサ イクルと乾燥サイクルとを交互に行いはじめる。調圧器３８のカットイン圧力が 弁６６の閉鎖圧力よりもかなり上方にあるので、スイッチ８０は閉鎖したままで あり、従って、空気圧縮機が再び作動状態にされたとき、電気エネルギーは継電 器およびタイマに直ちに利用される。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８）　ψ ６、’、２１ 平成　年　月　日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．空気を圧縮するための空気圧縮機（１２）と、圧縮された空気を貯蔵するた めのりザーバ（１８）と、空気圧縮機（１２）を作動および非作動状態にしてリ ザーバ（１８）内の圧力レベルを所定限度内に維持するための、リザーバ（１８ ）内の圧力レベルに応答する調圧器（３８）と、空気圧縮機（１２）とリザーバ （１８）との間に平行に連結されていて、空気に同伴した水分を除去するための 一対の脱湿器（２６、２８）とを含み、該脱湿器（２６、２８）は各々、空気圧 縮機（１２）に連結された供給口（２２、２４）と、リザーバ（１８）に連結さ れた吐出口（３０、３２）と、パージサイクルの際排出口を開放し排出口を介し てパージ空気を排気させて対応する脱湿器をパージするための、圧力信号に応答 する制御口（３４、３６）とを有する、圧縮空気システムにおいて、 前記制御口（３４、３６）における圧力制御信号は供給口（２２、２４）を同時 に遮断し、脱湿器の一方の空気乾燥サイクルおよび脱湿器の他方のパージサイク ルを開始し、空気乾燥機（１２）が調圧器（３８）によって非作動状態にされる まで定期的に脱湿器の間で乾燥サイクルとパージサイクルとを切り換えるための 制御手段（５４）を有することを特徴とする圧縮空気システム。 ２．前記制御手段（５４）は、一対の電動弁手段（４８、５２）を有しており、 該電動弁手段は各々、対応する脱湿器（２６）又は（２８）の制御口（３４、３ ６）に連結され、電気信号が対応する電動弁手段（４８、５２）に伝達されると き乾燥パージ制御信号を脱湿器に伝えることを特徴とする請求の範囲第１項に記 載の圧縮空気シテスム。 ３．前記制御手段（５４）は、対応する脱湿器（２６）又は（２８）でパージサ イクルが開始されようとするとき、対応する脱湿器の制御口（３４、３６）に乾 燥パージ制御信号を伝えるための手段（５２、５６、７０、７６）を有しており 、制御手段（５４）は、リザーバ（１８）内の圧力レベルが所定レベル以下であ るときは制御手段（５４）を非作動状態にし、リザーバ（１８）内の圧力レベル が所定レベル以上であるときには制御手段（５４）を作動状態にするための、リ ザーバ（１８）内の圧力レベルに応答する手段（６６、８０）をさらに有してお り、これにより、脱湿器（２６、２８）のいずれかへの前記乾燥パージ制御圧力 信号の伝達は、リザーバ（１８）内の圧力レベルが所定レベル以下であるときに は妨げられることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の圧縮空気システム。 ４．前記手段（６６、８０）は、リザーバ（１８）内の圧力レベルに応答する常 閉圧力応答弁（６６）を有しており、該常閉圧力応答弁（６６）は、リザーバ（ １８）内の圧力レベルが所定レベルに達したとき開放し、弁（６６）に連結され ていて、常閉圧力応答弁（６６）が開放したとき制御手段（５４）を作動させる ための圧力応答切換弁をさらに有することを特徴とする請求の範囲第３項に記載 の圧縮空気システム。 ５．制御手段（５４）は、対応する脱湿器の制御口（３４、３６）に各々連結さ れた一対の電動弁手段（４８、５２）を有しており、前記対応する脱湿器（２６ ）又は（２８）は、制御口（３４、３６）における圧力レベルに応答して対応す る脱湿器をパージさせる手段と、制御信号を電動弁手段（４８、５２）間で規則 的に切り換えるためのタイマ（７６）とを有していることを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の圧縮空気システム。 ６．電動弁手段（４８、５２）は各々、制御手段（５４）が作動されるときリザ ーバ（１８）に連通される第１の口（５８、６０）と、前記乾燥パージ圧力制御 信号を対応する脱湿器に伝える第２の口（５６、６２）と、調圧器（３８）に連 結されていて、調圧器（３８）が空気圧縮機（１２）を非作動状態にするとき前 記圧力制御信号を受け入れるための第３の口（５６、６２）とを有しており、前 記電動弁手段（４８、５２）は各々、第３の口（５６、６２）を第２の口（５６ 、６２）と連結する通常状態から、第１の口（５８、６０）を第２の口（５６、 ６２）と連結して第３の口（５６、６２）を遮断する作動状態に切り換えるよう に、制御信号に応答することを特徴とする請求の範囲第２項乃至第５項のいずれ か１項に記載の圧縮空気システム。 ７．前記制御手段（５４）は、リザーバ（１８）内の圧力レベルが所定レベル以 下にあるときには制御手段（５４）を非作動状態にし、リザーバ（１８）内の圧 力レベルが所定レベル以上にあるときには制御手段（５４）を作動状態にするた めの、リザーバ（１８）内の圧力レベルに応答する手段（６６、８０）を有して おり、これにより、前記乾燥パージ制御圧力信号の、脱湿器（２６、２８）のい ずれかへの伝達は、リザーバ（１８）内の圧力が所定レベル以下であるときには 、妨げられることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の圧縮空気システム。 ８．前記制御手段（５４）は、空気圧縮機の非作動状態に応答して制御手段（５ ４）を非作動にする手段（６６、８０）を有することを特徴とする請求の範囲第 １項、第２項、第５項又は第６項のうちいずれか１項に記載の圧縮空気システム 。 ９．前記制御手段（５４）は、空気圧縮機（１２）の非作動状態に応答して脱湿 器（２６、２８）の両方をパージする手段（８２）を有することを特徴とする請 求の範囲第１項乃至第８項のいずれか１項に記載の圧縮空気システム。