JPH06509108A - 6位に置換された新規ステロイド、それらの製造方法およびそれらを含む医薬組成物 - Google Patents

6位に置換された新規ステロイド、それらの製造方法およびそれらを含む医薬組成物

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JPH06509108A
JPH06509108A JP5502638A JP50263893A JPH06509108A JP H06509108 A JPH06509108 A JP H06509108A JP 5502638 A JP5502638 A JP 5502638A JP 50263893 A JP50263893 A JP 50263893A JP H06509108 A JPH06509108 A JP H06509108A
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ピアスコ,アラン
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ラボラトアール、テラメックス、エス、ア
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 6位に置換された新規ステロイド、それらの製造方法およびそれらを含む医薬組 成物 本発明は、化学の領域に、そして詳しくは治療化学の領域に関する。本発明のさ らに詳細な主題は、6位に置換された新規ステロイドと、それらの製造方法であ る。
本発明の特定の主題は、部分構造式(A):(式中、Rはヒドロキシ、アシロキ シ、アルコキシ、ハロゲンまたは低級アルキル基を表わし、 Roは水素又はハロゲンか、又はRとRoの両者でカルボニル基の酸素を表わす 。)に相当する、6位に置換された3−ケトーΔ4−19−ノルプレグナン、お よび (以下余白) 部分構造式(B): (式中、R1は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アシロキシまたは低 級アルキルを表わし、 R2゛は水素又はハロゲンか、又はR2とR1’ の両者でカルボニル基の酸素 を表わす。但し、R1とR1゛の両者が水素又はハロゲンであることはない。) に相当する、6位に置換された3−ケト−19−ツルーΔ4,6−プレグナジェ ンよるなる群から選ばれた6位に置換された19−ノルプレグナンである。
二つの部分構造式AおよびBにおいて、ステロイド骨格の他の環は示されていな い。それらはプレグナンの他の環であり、モして17β位の側鎖として炭素原子 2〜8個を有するオキソアルキル型、又は炭素原子2〜8個を有するヒドロキシ アルキル型、又は炭素数2〜8個を有するアシロキシアルキル型を持つことがで きる。lγα位は、水素、炭素数1〜3個を有する遊離、エステル化もしくはア ルキル化ヒドロキシル、ハロゲン又は飽和もしくは不飽和低級アルキル基を含む ことができる。
16位はまた、メチル、エチル、メチレンを持つか、又は17位もしくは15位 の炭素との炭素−炭素間二重結合でもよい。
2位は、ヒドロキシル、ケトンの酸素又はメチレン基を持つこ部分構造式への化 合物の中で、 がホルミル基、ヒドロキシメチル基、アシロキシメチル基、ジ/%ロゲノメチル 基又はアルコキシメチル基を表わす化合物が特ζこ挙げられる。
部分構造式Bの化合物の中で、 がヒドロキシメチル、メトキシメチル、ノ\ロゲノメチル、ホルミル、低級アル キル又はジアルコキシメチル基を表わす化合物が特に挙げられる。
(以下余白) これらのうち、部分構造式(C): に相当する、現在好ましい19−ノルプレグナ−4−エン−6−ヒドロキシメチ ル化化合物が特に挙げられる。式中の点線は6−7位間の任意の二重結合を表わ す。二重結合がない場合、ヒドロキシメチル基はα又はβ配位であることができ る。
これらのプレグナンは、17α位にヒドロキシ又はアルキルを、178位に直鎖 又は分岐オキソアルキル又はヒドロキシアルキル鎖を含むことができる。
本発明はまた、部分構造式(D): の、これまで6−メチル化19−ノルプレグナンの合成中間体として記載された (英国特許第1.515,441号参照)6−メチレン誘導体に関する。
本発明は特に、新規化合物として、以下の誘導体に関する。
3、20−ジオキソ−6−ホルミル−17α−アセトキシ−19−ノルプレグナ −4−エン; 3、20−ジオキソ−6−シフルオロメチルー17α−アセトキシ−19−ノル プレグナ−4−エン; 3、20−ジオキソ−6−アセドキシメチルー17α−アセトキシ−19−ノル プレグナ−4,6−ジエン;3、20−ジオキソ−6−メドキシメチルー17α −アセトキシ−19−ノルプレグナ−4.6−ジエン:3、20−ジオキソ−6 −ヒドロキシメチル−17α−ヒドロキシ−19−ノルプレグナ−4.6−ジエ ンおよびその17位アセテート; 3、20−ジオキソ−6−シフルオロメチルー17α−アセトキシ−19−ノル プレグナ−4.6−ジエン:3、20−ジオキソ−6−クロロメチル−17α− アセトキシ−19−ノルプレグナ−4,6−ジエン;3、20−ジオキソ−6− トジロキシメチルー17α−アセトキシ−19−ノルプレグナ−4,6−ジエン ;3、20−ジオキソ−6−ホルミル−17α−アセトキシ−19−ノルプレグ ナ−4,6−ジエン; 3、20−ジオキソ−6−ヒドロキシメチル−17α−メチル−19−ノルプレ グナ−1.4−ジエン;3、20−ジオキソ−6−エチル−1フα−ヒドロキシ −19−ノルプレグナ−4,6−ジエンおよびそのアセテート;3.20−ジオ キソ−6−ブロビルー17α−ヒドロキシ−19−ノルプレグナ−4,6−ジエ ンおよびそのアセテート本発明の化合物は、有用な薬理作用、特に強力な黄体ホ ルモン作用を示す。それ故、それらは潮紅、皮膚荒れ、循環障害のような閉経に 伴う症候群の治療および防止に月経前医薬として使用することができる。
このため、それらは非経口、経口、経直腸、経粘膜又は経皮ルートによって投与 を意図する医薬組成物の形で使用される。それ故、それらはバイアル、注射筒又 は多数回投与ボトル中に包装された注射液又は懸濁液の形で、裸又は被覆錠、糖 衣錠、カプセル、ゼリー、カッシェ、散剤、直腸坐剤またはカプセル、極性溶媒 中の経皮使用のための溶液または懸濁液、クリーム、ゲルまたは軟膏、そして最 後には坐剤の形で提供される。
治療的使用のため、本発明の化合物は、単位投与あたり20〜50mg、好まし くは5〜25mgを変化する投与量において投与される。1日投与量は、治療適 応症および投与ルートの関数として、1日当り5〜200mgの範囲である。
本発明はまた、一般式(■); (式中、R1は低級アルキル基)のエノールエーテルを、対応する6−ホルミル 化誘導体(■): (式中、R2は前記に同じ。)を得るためビルスマイヤーハック型のホルミル化 剤と反応させ、 該化合物を、対応するヒドロキシメチル化誘導体(■):(式中、R1は前記に 同じ。)を得るためアルカリ金属水素化物によって還元し、 (以下余白) 次に対応するアルコキシメチル化誘導体(V):(式中、R5は場合により置換 された低級アルキル基)を得るため、アルキル化ついて酸加水分解するか、又は 一般式(■):(式中、Acは脂肪族、芳香族、複素環カルボキシル酸又は炭素 原子1−10個のシクロアルカンカルボキシル酸のアシル残基を表わす。)を得 るため、アシル化ついで酸加水分解し、そして次にこの化合物を容易に除去し得 る酸の反応性誘導体でアシル化し、次いでハロゲン化誘導体(■): (以下余白) を得るためアルカリ金属フッ化物の作用によりモノ−又はジハロゲン化するか、 又はメチリデン誘導体式(■):を得るため、酸性媒体中脱水反応にかけるか、 またはRoが水素を表わし、Rが低級アルキル基を表わす化合物を製造するため には、ホルミル化誘導体■を、アルキルマグネシウムハライド、アルキル亜鉛ハ ライド又はアルキルカドミウムハライドのようなアルキル金属塩と反応させて対 応するカルビノールとし、この化合物を次に水性酸媒体中で処理して対応するア ルキリデン誘導体とし、次にパラジウムのような貴金属を使用して6−アルキル 化誘導体へ異性化することよりなる、式(A) (式中、RおよびR゛は前記に同じ。)の化合物を製造する方法に関する。
本発明はまた、部分構造式(IV)のエノールエーテル:(式中、R1は低級ア ルキル基)を、水と混和し得る不活性溶媒中キノン脱水素剤の作用にかけ、過剰 の試薬の分解後、部分構造式(C)のヒドロキシメチル化誘導体: を生成せしめ、該化合物をアルキル化剤の作用によってアルコキシメチル誘導体 ヘアルキル化するか、又は有機カルボキシル酸の反応性誘導体の作用によってア シルオキシ誘導体を生成するようにエステル化するか、又は最初前記ヒドロキシ メチル化誘導体の反応性誘導体へ変換し、次にこのエステルを極性溶媒中アルカ リ金属ハライドの作用によりハロゲン化誘導体へ変換することによってハロゲン 化誘導体へ変換することよりなる、部分構造式(B)の化合物を製造する方法に 関する。
本発明の方法においては、前記キノン脱水素剤は、好ましくはジブロモジシアノ ベンゾキノン、クロラニル、ジクロロナフトキノン又はジクロロジシアノベンゾ キノンである。
前記反応性エステルは、好ましくはメタンスルホネート、パラトルエンスルホネ ート又はトリフルオロメタンスルホネートである。
アルカリ金属ハライドは、好ましくは、フッ化ナトリウム又はカリウム、又はア ルカリ金属酢酸塩の存在下塩化ナトリウムである。極性溶媒は、ピリジン、ジメ チルホルムアミドまたはジエチルアセタミドである。
ジハロゲノメチル化誘導体は、部分構造式(III)のホルミル化誘導体を、D AST (ジエチルアミノイオウトリフロライド)のようなジハロゲノスルホニ ウムハライドと反応させることよりなる方法によって得られる。
以下の実施例は、限定なしに本発明を例証する。
実施例1 17α−アセトキシ−3,20−ジオキソ−6−ブロビルー19−ツルー4,6 −プレグナジェン 17α−アセトキシ−3−エトキシ−6−ホルミル−20−オキソ−19−ツル ー3,5−プレグナジェン24g (57,9mM)と、テトラヒドロフラン( THF)240−を窒素雰囲気下フラスコ中へ導入する。攪拌下、25%(すな わち134.4mM)と滴定されたエチルマグネシウムクロライドのTHF溶液 48m1を室温で徐々に加え、1時間攪拌を継続する。媒体を攪拌しながら5N 水性HCI 48dを加える。次に媒体を水ll中へ注ぐ。生成物が沈澱する。
これを塩化メチレンへ取り、蒸発乾固する。残渣28gが得られる。これをシリ カ上でクロマトグラフし、トルエン9.5/酢酸エチル0.5の混液で溶出する 。メタノールから再結晶し、17α−アセトキシ−6−ブロピリデンー3.20 −ジオキソ−19−ツルー4−プレグネン2.3gが得られる。
上の生成物を、還流前220−のメタノール中パラジウム5%のパラジウム化活 性炭1.5gの攪拌懸濁液中へ導入する。混合物を2時間還流下に維持した後、 冷却し、濾過する。蒸発乾固後、得られた生成物をシリカ上でクロマトグラフし 、トルエン95/酢酸エチル0.5の混合物で溶出する。粗製物1.6gが得ら れ、これをイソプロピルエーテルから再結晶する。白色結晶0.9が分離される 。M、p=161−162°CUV=(アセトニトリル)λmax:285nm  ε=24.218 IR(KBr)カルボニル 1705,1648an−’アセテート 1727 an−’ C=Cl614.1574an−’ (’H)NMR<CDCIs 、250MHz)60.70 (s、3.CHs  18)0.908 (t、3.CH,−6−プロピル)2、 07 (s+  3.CHs−アセテート)2、 11 (S、3.CH,−2) 6、Of (s、2. H4およびH7)実施例2 17α−アセトキシ−3,20−ジオキソ−6−エチル−19−ツルー4,6− プレグナジエン 17α−アセトキシ−3−エトキシ−6−ホルミル−20−オキソ−19−ツル ー3,5−プレグナジェン5g (12,07mM)と、テトラヒドロフラン( THF)50−を窒素雰囲気下フラスコへ導入する。マグネシウム化合物3mM /mlと滴定されたメチルマグネシウムクロライドTHF溶液5rnlを攪拌上 室温で懸濁液へ加える。1時間後、5N水性HCI 15−を冷却下に加える。
生成物が沈澱する。濾過後水洗する。4.5g、収率97%。この生成物をシリ カ上でクロマトグラフし、トルエン/酢酸エチル混液(90/10)で溶出する 。メタノール14容から再結晶し、17α−アセトキシ−6−エチリデン−3, 20−ジオキソ−19−ツルー4−ブレグネン1.5gが分離される。
上記生成物を、還流前200−のメタノール中パラジウム5%を有するパラジウ ム化活性炭1.2gの攪拌懸濁液へ加える。45分間還流を維持し、反応液を室 温へ冷却し、濾過し、蒸発乾固する。
残渣をシリカ上でクロマトグラフし、トルエン/酢酸エチル混液(90/10) で溶出する。生成物1gが得られ、メタノールから再結晶する。クリーム色白色 結晶0.5g、Mp=154−156°C(コフラー) UV:(アセトニトリル)λmax:284nm ε=22.33IR(KBr ):カルボニル 1705−1715.1670(211−’アセテー) 17 39cm−’ C=Cl614. 1580cm−’ (’H)NMR: (CDCIs 250MHz)60.71 (S、3.CH I−18)1.08 (t、3. CHs −e−エチル)2、 07 (s、 a、CHs−アセテート)2、 10 (s、3.CHs 21)6、 10  (s、2H,H4およびH7)実施例3 17α−アセトキシ−6−ホルミル−3,20−ジオキソ−19−ツルー4,6 −プレグナジェン 2.3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン2.8gを窒素雰囲気 上攪拌下、アセトン135mt’および水7. lyd中の17α−アセトキシ −3−エトキシ−6−ホルミル−20−オキソ−19−ツルー3.5−プレグナ ジェン5gの溶液へ導入する。温度は19°Cから21″Cへ上昇し、反応液は 着色する。
45分後、水および酢酸エチル中へ取り、IN水酸化ナトリウムそしてつぎ中性 になるまで水洗する。蒸発乾固後、残渣をシリカ上でクロマトグラフし、酢酸エ チルで溶出する。再結晶を熱および冷(−18°C)エチルエーテルから実施す る。結晶をエーテルで洗い、融点的190−200°Cのクリーム色白色結晶5 00■が得られる。
UV:(アセトニトリル)λmax:272nm ε=20.00IR(KBr ):カルボニル 1711.1688.1653cm−’アセテート 1733 an−’ (’H)NMR: (CDC1s 250MHz)δ 0,70 (s、3.C Hs 18)2、 00 (s、3. CHs−アセテート)2.06 (s、 3.CHs 21) 7.01 (d、1.H4,H7) 7.12 (d、1.H4,H7) 9、 59 (s、1.アルデヒド) 実施例4 17α−アセトキシ−6−ヒドロキシメチル−3,20−ジオキソ−19−ツル ー4,6−プレグナジェン(A)および17α−ヒドロキシ−6−ヒドロキシメ チル−3,20−ジオキソ−19−ツルー4,6−プレグナジェン(B)の製造 17α−アセトキシ−3−エトキシ−6−ヒドロキシメチル−20−オキソ−1 9−ツルー3,5−プレグナジェン20g、アセント200rnl(20容)、 水40m1(2容)および2.3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキ ノン18.2g (0,93部)を、磁気攪拌を備えた213頚フラスコ中へ窒 素雰囲気上導入する反応を薄層クロマトグラフィーで追跡する。反応は45分後 終了する。水ll中で沈澱を実施し、生成した沈澱を濾過する。母液をジクロロ メタン500−で2回抽出する。
耳機相を中性pHが得られるまで水洗する。褐色油状物7.8gが得られる。収 率41.9% シリカカラム上で精製を実施し、最初の生成物(A)5.5gおよび2番目の生 成物(B)1.2gがその順序で分離される。
生成物(A)はメタノールから再結晶し、17α−アセトキシ−6−ヒドロキシ メチル−3,20−ジオキソ−19−ツルー4,6−プレグナジェン3gを与え る。Mp=202.4℃NMR: H4sO,37ppm 1プロトンH7sO ,Olppm 1プロトン 6−ヒドロキシメチル s4.34ppm 2プロトンHC21s2.10pp m 3プロトンアセテート s2.O7ppm 3プロトンH−Osl、63p pm 1プロトン HC18sO,73ppm 3プロトン生成物Bもメタノールから再結晶し、1 7α−ヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−3,20−ジオキソ−19−ツルー 4,6−プレグナジェン0.3gを与える。融点(メトラー):25ビCNMR : H4sO,38ppm !プロトンH7sO,0ippm 1プロトン 6−ヒドロキシメチル s4.33ppm 2プロトンHC21s2.3 pp m 3プロトンH−06sl、63ppm 1プロトンHC18sO,81pp m 3プロトン実施例5 17α−アセトキシ−6−アセドキシメチルー3,20−ジオキソ−19−ツル ー4,6−プレグナジェンの製造実施性IVの生成物1g、20m1のピリジン (20体積)、2mlの無水酢酸(2体積)を、順次、マグネティックスターラ ーと冷却基を取り付けた100m1の三つロフラスコに加える。溶液を60°C にて35分間加熱する。水/氷浴中において沈殿を生じさせる。生成物を濾過し 、シリカカラム上で精製する。0.7gの白色の生成物が得られる。
NMR: H4S 6.32 ppm 1プロトンH736,01ppm 1プ ロトン 6−アセトキシ 34.72 ppm 2プロトン(CH,プロトン)HC21 S 2.11 ppm 3プロトンアセトキシのメチル 3 2.07 ppm  6プロトン(17α−及び6−アセトキシ) HC18S 0.72 ppm 3プロトン実施例6 17α−アセトキシ−6−(ヒドロキシメチル、ヘミサクシネート)−3,20 −ジオキソ−19−ツルー4,6−プレグナジェンの製造 先の生成物(A)のIg、20m1のピリジン(20体積)及び0.6gの無水 コハク酸を、順次、マグネティックスターラーと冷却装置とを取り付けた100 m1の三つロフラスコ内へ加える。
溶液を、60°Cにて4時間加熱する。過剰の酸無水物を、水で分解させる。生 成物をトルエンで抽出し、水洗する。生成物をシリカカラム上で精製する。0. 25gの白色の生成物が得られる。
NMR: H4S 6.38 ppm 1プロトンH736,01ppm 1プ ロトン 6位の2個のメチレンプロトン S 4.75 ppm 2プロトン6位の4個 の ヘミスクシネートプロトン S 2.66 ppm 4プロトンHC21S 2 .11 ppm 3プロトン17α−アセトキシのメチル S 2.02 pp m 3プロトンHC18S O,72PPDI 3 プロトン実施例7 17β−アセトキシ−17α−エチニル−6−メチリデン−3−オキソ−4−エ スレンの製造 2.8gの17β−アセトキシ−3−エトキシ−17α−エチニル−6−ホルミ ル−3,5−エトラジエン、8.5mlの(無水)エタノール(3,03体積) 、7mlのジメチルホルムアミド(2,5体積)、及び0.13gの水素化ホウ 素ナトリウム(0,046p)を、攪拌下に且つ窒素雰囲気下に、50m1の三 つロフラスコ内に加える。22時間攪拌の後に反応を停止させる。2. 8ml の(1体積)の2N硫酸、6ml (2,1体積)のDMF、及び6ml (2 ,1体積)の(無水)エタノールより構成される溶液を10分間かけて加えるこ とによって、反応媒体を加水分解する。2゜1g(収率=84%)のクリーム白 色の生成物が得られる。
融点=157°C0 この化合物は、本出願人名義になる1989年5月24日提出のフランス特許出 願第89.06790号に既に記述されている。
フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AU、 BG、 BR,CA、 C3,FI、 HU、JP、 KR。
NO,PL、 RO,RU、 US (72)発明者 チェルナティンスキー、クロードフランス国エフ06240ポ ーツレイル、リュー、ポールードゥメールプロロンジェ、シエマン・デ・ルポア ール(番地なし)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.部分式(A): ▲数式、化学式、表等があります▼(A)(式中、Rは、ヒドロキシ、アシルオ キシ、アルコキシ、ハロゲン又は低級アルキル基を表し、 R′は、水素、ハロゲンを表すか、又はRとR′は、一緒になって、カルボニル 基の酸素を形作る。)に対応する、6位の置換された3−ケト−Δ4−19−ノ ルプレグナンと、 部分式(B): ▲数式、化学式、表等があります▼(B)(式中、R1は、水素、ハロゲン、ヒ ドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アシルオキシメチル又は低級アルキル を表し、R′1は、水素又はハロゲンを表すか、又はR1及びR′1は、一緒に なって、カルボニル基の酸素を形作る。但し、R1及びR′1の双方ともが水素 又はハロゲンではない。)に対応する、6位の置換された3−ケト−19−ノル −Δ4,6−プレグナジェンと、 からなる群より選ばれる、6位の置換された19−ノルプレグナン。
  2. 2.基: ▲数式、化学式、表等があります▼ が、ホルミル基、ヒドロキシメチル基、アシルオキシメチル基、ジハロゲノメチ ル基又はアルコキシメチル基を表すものである部分式(A)よりなる、請求項1 に記載の化合物。
  3. 3.基: ▲数式、化学式、表等があります▼ が、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、モノハロゲノメチル、ホルミル、低級 アルキル又はジアルコキシメチルを表すものである部分式(B)よりなる、請求 項1に記載の化合物。
  4. 4.部分式(C): ▲数式、化学式、表等があります▼(C)(式中、点線は所望により6位−7位 の二重結合を表す。)に対応する、請求項1に記載の化合物。
  5. 5.3,20−ジオキソ−6−ホルミル−17α−アセトキシ−19−ノルプレ グナ−4−エンと、 3,20−ジオキソ−6−ジフルオロメチル−17α−アセトキシ−19−ノル プレグナ−4−エンと、3,20−ジオキソ−6−アセトキシメチル−17α− アセトキシ−19−ノルプレグナ−4,6−ジエンと、3,20−ジオキソ−6 −メトキシメチル−17α−アセトキシ−19−ノルプレグナ−4,6−ジエン と、3,20−ジオキソ−6−ヒドロキシメチル−17α−ヒドロキシ−19− ノルプレグナ−4,6−ジエン及びその17位の酢酸エステルと、 3,20−ジオキソ−6−ジフルオロメチル−17α−アセトキシ−19−ノル プレグナ−4,6−ジエンと、3,20−17α−アセトキシ−6−クロロメチ ル−19−ノルプレグナ−4,6−ジエンと、 3,20−ジオキソ−6−トシルオキシメチル−17α−アセトキシ−19−ノ ルプレグナ−4,6−ジエンと、3,20−ジオキソ−6−ホルミル−17α− アセトキシ−19−ノルプレグナ−4,6−ジエンと、 3,20−ジオキソ−6−ヒドロキシメチル−17α−メチル−19−ノルプレ ケナ−4,6−ジエンと、3,20−ジオキソ−6−エチル−17α−ヒドロキ シ−19−ノルプレグナ−4,6−ジエン及びその酢酸エステルと、3,20− ジオキソ−6−プロピル−17α−ヒドロキシ−19−ノルプレグナ−4,6− ジエン及びその酢酸エステルと、及び3,20−ジオキソ−6−ピパロイルオキ シメチル−17α−アセトキシ−19−ノルプレグナ−4,6−ジエンとからな る群より選ばれる、請求項1乃至4のいずれかに記載の化合物。
  6. 6.部分式(A): ▲数式、化学式、表等があります▼(A)(式中、Rは、ヒドロキシ、アシルオ キシ、アルコキシ、ハロゲン又は低級アルキル基を表し、 R′は、水素、ハロゲンを表すか、又はRとR′は、一緒になって、カルボニル 基の酸素を形作る。)に対応する、6位の置換された3−ケト−Δ4−19−ノ ルプレグナンと、 部分式(B): ▲数式、化学式、表等があります▼(B)(式中、R1は、水素、ハロゲン、ヒ ドロキシル、アルコキシ、アシルオキシ、アシルオキシメチル又は低級アルキル を表し、R′1は、水素又はハロゲンを表すか、又はR1及びR′1は、一緒に なって、カルボニル基の酸素を形作る。但し、R1及びR′1の双方ともが水素 又はハロゲンではない。)に対応する、6位の置換された3−ケト−19−ノル −Δ4,6−プレグナジェンと、 からなる群より選ばれる、プレダナン誘導体の少なくとも1を活性成分として、 薬剤学的に許容し得る無毒の不活性な賦形剤又は担体と組み合わせ又は混合して 含有す得る、薬剤学的組成物。
  7. 7.部分式(D): H▲数式、化学式、表等があります▼(D)(及び分子の残りはプレダナン構造 である。)の少なくとも1の化合物を活性成分として、薬剤学的に許容し得る無 毒の不活性な賦形剤又は担体と組み合わせ又は混合して含有する薬剤学的組成物 。
  8. 8.活性成分の割合が単位投与量当たり1乃至50mgである、請求項6又は7 に記載の薬剤学的組成物。
  9. 9.活性成分の割合が単位投与量当たり5乃至25mgである、請求項8に記載 の薬剤学的組成物。
  10. 10.一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中、R2は、低級アルキル基で ある。)のアルキルケタールを、Vilsmeier−Hackタイプのホルミ ル化剤の作用に付して対応する6−ホルミル化誘導体(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(式中、R2は、前記の意味を有 する。)を形成し、これをアルカリ金属混合水酸化物の作用によって還元して対 応するヒドロキシメチル化誘導体(IV):▲数式、化学式、表等があります▼ (VI)(式中、R2は、前記定義に同じである。)を形成し、次いでこれをア ルキル化に付し、続いて酸加水分解して式(V)▲数式、化学式、表等がありま す▼(V)(式中、R3は、所望により、置換された低級アルキル基である。 )のアルコキシメチル化誘導体を得るか、又はアシル化に付し、続いて酸加水分 解して式(VI):▲数式、化学式、表等があります▼(VI)(式中、ACは 、1乃至10個の炭素原子を有する、脂肪族、芳香族、複素環有機カルボン酸又 はシクロアルキルカルボン酸のアシル残基を表す。)のアシルオキシメチル化誘 導体を得るか、又は容易に不安定化する酸の官能基誘導体によってアシル化し、 ついでこれを、アルカリ金属フッ化物の作用によるモノ又はジハロゲネーション に付して、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VII)(式中、Xは、水素又はハロゲン 原子である。)のハロゲン化誘導体を形成するか、又は 酸性媒体中における脱水に付してメチリデン誘導体(VIII):▲数式、化学 式、表等があります▼(VIII)を得ることよりなる、式(A): ▲数式、化学式、表等があります▼(A)(式中、R及びR′は、前記定義に同 じである。)の化合物を製造するための方法。
  11. 11.一般式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III)のエノールエーテルを、式R、M 及びX(式中、Rは、低級アルキル基、Mは、マグネシウム、亜鉛又はカドミウ ム原子であり、そしてXは、フッ素を以外のハロゲン原子である。)のアルキル 金属塩と反応させて部分式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R2及びRは前記定義に同じである。)のカルビノールを形成し、これ を酸性媒体中において脱水及び加水分解に付して、部分式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは、低級アルキル基である。)のアルキリデン化合物を得、これを、 プラチナ族の金属の作用によって異性体化して、部分式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基である。)の3−ケト−6−アルキルーΔ4,6− プレグナジエンとすることよりなる、置換基Rが低級アルキル基である、一般式 Bの化合物を得るための方法。
  12. 12.部分式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)(式中、R2は、低級アルキル基で ある。)のエノールエーテルを水と混和し得る不活性溶媒中においてキノン系脱 水素剤の作用に付して、過剰の試薬をこわした後部分式(C):▲数式、化学式 、表等があります▼(C)のヒドロキシメチル化誘導体を形成し、これをアルキ ル化剤の作用によってアルコキシメチル誘導体とするか、又は 有機カルボン酸の機能的誘導体の作用によってエステル化してアシルオキシ化誘 導体とするか、又は ヒドロキシメチル化誘導体の反応性エステルに先ず変換し次いでこのエステルを 、極性溶媒中においてアルカリ金属ハロゲン化物の作用によってハロゲン化誘導 体へと変換することよりなる、請求項1に記載の部分式(B)の化合物を得るた めの方法。
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