JPH0650895U - ボードイレイザー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄作業が楽に行えるボードイレイザーを提
供する。 【構成】 ボードイレイザーの本体１は、方円形上面８
と半円形側面９を有する握持部２と、該握持部半円形側
面に相対向する嵌入口７に着脱自在に内嵌されたイレイ
ザー４から成る略函形である。握持部２の側面には凹部
６が形成され、該凹部６には磁石が固定されている。
又、握持部２の方円形上面には収納部としてペンホール
ダー５が開口されている。イレイザー４はスポンジ製の
核部１０とこれを覆うフェルト１１から構成され、その
周囲には４つの払拭面１１ａを有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、汎用のホワイトボードに適用されるボードイレイザーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、汎用されるホワイトボードイレイザーは図７に示すように、握持部７１ にイレイザー７２が固定され、取り外しできないように構成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来のホワイトボードイレイザーにあっては、イレ イザー７２が握持部分７１に固定され、一体となっている為、着脱が効かず、払 拭面７３の手入れ及び洗浄に手間が掛かり、面倒である、という欠点があった。

【０００４】 本考案は、上記のような欠点を解消するために創案されたものであり、洗浄作 業が楽に行えるボードイレイザーの提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するために、本考案におけるボードイレイザーにあっては、イ レイザーと握持部分を夫々単独に設け、更に、握持部からイレイザーを着脱自在 にして、イレイザーに複数の払拭面を設けた。又、握持部分の一部に開口する収 納部及び磁石を形成し、握持部分には手指がイレイザーに触れない余裕代を設け た。

【０００６】

【作用】

前記構成において、ボードイレイザー本体から握持部とイレイザー夫々を独立 させ、着脱自在にしたため、握持部からイレイザーが取り外せるようになり、イ レイザーのみの洗浄が可能になる。

【０００７】 又、複数の払拭面をイレイザーに設けたことにより、汚損が生じた時には、イ レイザーの面を取り換えるだけで常に新しい面を使って払拭ができる。

【０００８】 更に、イレイザーにスペアーを装備すれば、払拭面の摩耗に応じてイレイザー そのものが取り換えられる。

【０００９】 そして、握持部の一部に、開口する収納部を設けることで、従来、ホワイトボ ード周りに放置されるままであった、ホワイトボード使用に伴う筆記具及び備品 が整理できる。

【００１０】 又、握持部分の一部に磁石を設けることで、場合によっては、筆記具あるいは 備品を収納したままホワイトボードに固定し、握持部からイレイザーを取り外す だけでイレイザーのみを単独で使用することもできる。

【００１１】 その上、握持部に、握持した時の状態で手指がイレイザーと接触することのな い余裕代を設けることにより、手指がイレイザーの払拭面に及ばなくなる。

【００１２】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。図１、２、４、６に示すよ うに、ボードイレイザーの本体１は、方円形上面８と半円形側面９を有する握持 部２と、該握持部半円形側面に相対向する嵌入口７に着脱自在に内嵌されたイレ イザー４から成る略函形である。握持部２の側面には凹部６が形成され、該凹部 ６には磁石３が固定されている。（図３参照）。又、握持部２の方円形上面には 収納部としてペンホールダー５が開口されている。イレイザー４はスポンジ製の 核部１０とこれを覆うフェルト１１から構成され、その周囲には４つの払拭面 １１ａを有する。

【００１３】 以上の構成を有する本実施例においては、通常は、図３に示すようにボードイ レイザーは握持部２側面の前記磁石３によってホワイトボード１２に固定され、 ホワイトボード１２を使用する際に有する備品、例えば、ペン１３をペンホール ダー５に収納することでホワイトボード周りを整理する。

【００１４】 使用時には、ペンホールダー５の中身を取り出し、ホワイトボード１２からボ ードイレイザー１を取り外す。イレイザー４に相対向する握持部２を持ち、ホワ イトボード１２の面に対してイレイザー４を任意の方向に自在に移動させ、ホワ イトボード１２に詳録されたものを払拭する。

【００１５】 汚損発生の場合は、本体１からイレイザー４を取り外した後、イレイザー４の 複数面の中から、使用する側が汚損度が少なく、払拭の目的を満足させる、と思 う払拭面１１ａを任意に選択し、その面を外側にして再び本体１に取り付ける。 こうした作業を適宜繰り返し、夫々の払拭面１１ａを順次使用して行くことで、 一面における払拭の反復化が避けられる為、イレイザー４の摩耗を押え、耐久性 が持続される。

【００１６】 そして、払拭面１１ａの４面全部に払拭効果の不良が見られる場合には、本体 よりイレイザー４だけを取り外して、洗浄する。これで、楽に洗浄作業が行える 。

【００１７】

【考案の効果】

以上説明したように本考案においては、着脱自在なイレイザーを握持部に設け たことで、汚損発生時には、握持部から取り外してイレイザーのみを洗浄できる ため、洗浄が楽に行える。

【００１８】 更に、イレイザーに複数の払拭面を設けたことで、払拭面が一面のみに限定さ れていた従来品に比べ、夫々の払拭面を順次取り換えるだけで、新しい払拭面で の払拭が随時可能になる。又、払拭面が一面に限定されていた従来品に比べ、払 拭面の数に反比例して洗浄回数及びそれに伴う時間は短縮されるため、摩耗が防 止され、耐久性も持続する。

【００１９】 又、本考案は、ボードイレイザー本来の利用目的に加え、握持部の一部に設け た収納部を筆記具及び備品保管の為の収納に、取り外してイレイザーは払拭に、 というふうに握持部とイレイザー夫々が用途に併せて単独でも機能できる。更に 、ホワイトボードを使用しない時は、ボードイレイザーを握持部側面に接続され る磁石を介してホワイトボードに固定し、握持部に設けた収納部をペンホールダ ーとして筆記具を保管すれば、ホワイトボード周りが整理できる。

【００２０】 又、握持部分に、握持した時の手指がイレイザーと接触しない余裕代を設ける ことにより、手指がイレイザーの払拭面に及ばなくなるため、手指が汚れなくな る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。

【図２】同実施例における使用状態を示す参考図であ
る。

【図３】同実施例における図５のＡ−Ａ断面図である。

【図４】同実施例における底面図である。

【図５】同実施例における背面図である。

【図６】同実施例における平面図である。

【図７】従来のホワイトボードイレイザーの外観斜視図
である。

【符号の説明】

１ ホワイトボードイレイザー本体 ２ 握持部 ３ 磁石 ４ イレイザー ５ ペンホールダー ６ 凹面 ７ 矩形嵌入口 ８ 方円形上面 ９ 半円形側面 １０ 核部 １１ 払拭面 １１ａ 払拭面 １２ ホワイトボード １３ ペン

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 握持部と、該握持部に着脱自在なイレイ
   ザーとを有したことを特徴とするボードイレイザー。
2. 【請求項２】 前記イレイザーに複数の払拭面を設けた
   ことを特徴とする請求項１記載のボードイレイザー。
3. 【請求項３】 前記握持部分に、その一部に開口する収
   納部を設けたことを特徴とする請求項１又は２記載のボ
   ードイレイザー。
4. 【請求項４】 前記握持部分の一部に磁石を設けたこと
   を特徴とする請求項１、２、又は３記載のボードイレイ
   ザー。
5. 【請求項５】 前記握持部分に、握持したときの手指が
   イレイザーに触れない余裕代を設けたことを特徴とする
   請求項１、２、３又は４記載のボードイレイザー。