JPH1148699A - 筆洗容器 - Google Patents

筆洗容器

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Publication number
JPH1148699A
JPH1148699A JP9219771A JP21977197A JPH1148699A JP H1148699 A JPH1148699 A JP H1148699A JP 9219771 A JP9219771 A JP 9219771A JP 21977197 A JP21977197 A JP 21977197A JP H1148699 A JPH1148699 A JP H1148699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
container
handle member
brush washing
washing container
Prior art date
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Pending
Application number
JP9219771A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ishibashi
治 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON HIYOUJIYUN KK
Original Assignee
NIPPON HIYOUJIYUN KK
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Publication date
Application filed by NIPPON HIYOUJIYUN KK filed Critical NIPPON HIYOUJIYUN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆洗容器の使い勝手を一層向上させる。 【解決手段】 容器本体1の底部12の略中央から中間
立上部15が立ち上がっている。この中間立上部15の
上部に、把手部材2が適当な高さだけ引き上げたり押し
下げたりできるように取り付けられている。したがっ
て、把手部材2をその移動下限位置まで押し下げること
によって、邪魔にならないようにすることができる。ま
た、各筆洗室1a〜1dに水を汲んだり、筆洗室1a〜
1d内の汚れた水を捨てるために当該筆洗容器を持ち運
ぶ場合は、把手部材2をその移動上限位置まで引き上げ
れば、掴み部21を手で掴みやすくなる。掴み部21の
上面には絵筆Aを置くことができる溝21aが形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水彩絵の具や水性
塗料などによる描画に使った筆の穂先を水洗するための
筆洗容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば小学校の図画工作の授業で水彩画
を描く場合に、絵の具の付着した絵筆を水洗するために
筆洗容器が用いられる。一般に、この種の筆洗容器は、
横長の箱形であって、仕切壁で画成された複数の筆洗室
を有し、互いに対向する外周壁の長手方向中間部分の上
端に一対の把手が取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
構成の筆洗容器は、片側の把手だけを持ち上げた場合は
アンバランスになって容器内の水がこぼれたりしてしま
うため、両側の把手を容器の上部中央に傾倒させるよう
に引き寄せて持たなければならず、画材収納用のバッグ
等に出し入れする時にも不便なことがある。したがって
本発明は、このような不便さを解消し、筆洗容器の使い
勝手を一層向上させることを目的としてなされたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、本発明に係る筆洗容器
は、箱状の容器本体と、この容器本体の底部略中央から
この容器本体の仕切壁以上の高さに立ち上った中間立上
部の上部に配置された把手部材とを備え、前記把手部材
に形成された係合手段と前記中間立上部に形成された係
合手段が上下方向に所定距離だけ移動可能な状態で互い
に係合され、前記把手部材が自らの重量による下方移動
力よりも大きな静止摩擦力で前記中間立上部に摺接して
なるものである。すなわちこのような構成とすれば、当
該筆洗容器をバッグから出したり持ち運んだりする場合
に、前記把手部材を前記中間立上部の上部から引き上げ
ることによって持ち易くし、それ以外の時は前記把手部
材を押し下げることによって邪魔にならないようにして
おくことができる。
【0005】把手部材は、自らの重量による下方移動力
よりも大きな静止摩擦力で中間立上部に摺接しているた
め、この把手部材を引き上げた場合に、引き上げられた
ままの状態が保持され、押し下げた場合はその状態が維
持される。なお、本発明において中間立上部を「仕切壁
以上の高さ」と規定したのは、それより低いと把手部材
の取付位置が低過ぎて使いにくくなってしまい、しかも
前記仕切壁で画成された筆洗室に入れた水に没してしま
うことにもなるからである。
【0006】本発明において付加される一層好ましい構
成としては、把手部材の掴み部の上面に、この掴み部の
長手方向に延びて筆の柄を支持可能な溝が形成される。
この場合は、例えば使用中の筆や洗った筆で机などを汚
したり濡らしたりしないように前記筆を一時的に置くた
めの手段として利用できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る筆洗容器の
好ましい一実施形態を示すもので、参照符号1は上端が
開放された横長の箱状の容器本体、参照符号2はこの容
器本体1に取り付けられた把手部材で、双方とも合成樹
脂成形品である。なお、以下の説明では、便宜上、容器
本体1の長手方向と平行な方向をX方向、幅方向と平行
な方向をY方向、上下方向をZ方向と定義する。
【0008】容器本体1内には、その底部12から立ち
上がって外周上端縁11よりも低い位置で折り返された
形状のX方向仕切壁13及びY方向仕切壁14によっ
て、X方向に細長い大きな一つの筆洗室1aと、この筆
洗室1aにY方向に隣接すると共にX方向に並んだ三つ
の小さな筆洗室1b〜1dが画成されている。上端外周
縁11やX方向仕切壁13の上端縁には、Y方向に互い
に対応する位置に所要数のアール状凹部11a,13a
が形成されており、図中一点鎖線で示すように、絵筆A
をこの凹部11a,11a間あるいは11a,13a間
に架け渡した状態で、転がらないように一時的に置いて
おくことができるようになっている。またY方向仕切壁
14の上部には、絵筆Aの穂先をしごいて梳き洗いする
ための櫛歯14aが形成されている。
【0009】容器本体1の底部12の略中央からは、外
周上端縁11よりも高く(したがってX方向仕切壁13
及びY方向仕切壁14よりも高く)立ち上がりY方向に
対して扁平な中間立上部15が、前記X方向仕切壁13
と一体に形成されている。この中間立上部15の上面
は、X方向中間部が下側へアール状に凹んでおり、図2
及び図3に示すように、この凹んだ部分151のX方向
両側には、上部が開放されて下側へ縦穴状に延びる一対
の収納部152,152が形成されている。
【0010】把手部材2は、X方向に延びる掴み部21
と、この掴み部21の両端から下方へ延びる一対の摺動
柱22,22からなる略コ字形を呈するものであって、
前記摺動柱22,22が容器本体1の中間立上部15の
収納部152,152にZ方向に挿抜されるようになっ
ている。前記摺動柱22,22の互いの対向面における
下端部近傍には、それぞれ係合手段としてZ方向に延び
る案内突条221とこの案内突条221の下端に位置す
る鈎状突起222が突設されており、これら案内突条2
21及び鈎状突起222は、支持溝152,152に開
設された係合手段としてのZ方向に延びる案内スリット
153,153に、Z方向移動自在に嵌め込まれてい
る。そしてこれによって、把手部材2は必要に応じて適
当な高さΔzだけ引き上げたり押し下げたりできるよう
に、中間立上部15の上部に取り付けられている。
【0011】すなわち、把手部材2を図3に一点鎖線で
示す位置まで押し下げた場合は、その各摺動柱22の下
端が収納部152の下端壁152aに当接することによ
って、把手部材2の移動下限が規定される。そしてこの
状態では、把手部材2の掴み部21と中間立上部15の
上面の凹んだ部分151との間に手指を入れることがで
きる程度の空間Sが形成されるようになっており、この
ため把手部材2を引き上げる際に、この把手部材2の掴
み部21を容易に掴むことができる。また、把手部材2
を図3に実線で示す高さまで引き上げた場合は、これに
伴って案内スリット153内を上方へ移動する鈎状突起
222が中間立上部15の上部内壁面154(案内スリ
ット153の上端縁)に掛合することによって、把手部
材2の移動上限が規定される。
【0012】把手部材2における摺動柱22,22の互
いの対向面22a,22aは、中間立上部15をX方向
両側から挟み込むように、中間立上部15の端壁155
(収納部152,152の内壁)に弾性的に圧接し、す
なわち適当な摩擦力で接触している。このため、把手部
材2を図3に一点鎖線で示す位置から引き上げた状態で
は、前記摩擦力によって、把手部材2は引き上げられた
高さに保持され、また、前記各摺動柱22が各収納部1
52の両側面152b,152bによってY方向両側か
ら支持されていること、及びZ方向に延びる案内突条2
21と案内スリット153とが係合していることによっ
て自立状態が保持される。
【0013】したがって、上記実施形態の筆洗容器を例
えば画材用のバッグ(図示省略)などに収納する場合
は、把手部材2をその移動下限位置まで押し下げて図1
に示す状態にすれば、コンパクトに収納することがで
き、机の上などに置いて使用する場合にも、把手部材2
を押し下げておくことによって邪魔にならないようにす
ることができる。また、各筆洗室1a〜1dに水を汲ん
だり、筆洗室1a〜1d内の汚れた水を捨てるために当
該筆洗容器を持ち運ぶ場合は、把手部材2をその移動上
限位置まで引き上げれば、図4に示すように、中間立上
部15の上面の凹んだ部分151と把手部材2の掴み部
21との間の空間Sが大きくなって、前記掴み部21が
手で掴みやすくなる。
【0014】把手部材2の掴み部21の上面及び摺動柱
22,22の外側面には連続した溝が形成されており、
掴み部21の上面の溝21aには、図5に示すように絵
筆Aを置くことができるようになっている。掴み部21
は上側へ凸のなだらかなアーチ状に形成されており、溝
21aもこれに倣って上側へ凸に湾曲しているが、この
溝21aのX方向両端近傍には一対の支持突起21b,
21bが形成されており、絵筆Aをほぼ水平に、かつ安
定的に支持することができる。したがって、使用中の絵
筆や洗った絵筆で机などを汚したり濡らしたりしないよ
うに前記筆を一時的に置くことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る筆洗容器によると、次のよ
うな効果が実現される。 (1) 持ち運びの際には把手部材を引き上げることによっ
て持ち易くし、それ以外の時は把手部材を押し下げるこ
とによって邪魔にならないようにできる。 (2) 把手部材は引き上げた状態又は押し下げた状態が維
持されるので、ガタつかない。 (3) 把手部材の掴み部に筆を置くことができるので便利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筆洗容器の一実施形態の全体の外
観を示す斜視図である。
【図2】上記実施形態において中間立上部から把手部材
を取り外した状態を示す要部斜視図である。
【図3】上記実施形態における把手部材の動作を示す動
作説明図である。
【図4】上記実施形態における把手部材を引き上げて手
で掴んだ状態を示す要部斜視図である。
【図5】上記実施形態における把手部材の掴み部上に絵
筆を置いた状態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 容器本体 13 X方向仕切壁 14 Y方向仕切壁 15 中間立上部 152 収納部 153 案内スリット 2 把手部材 21 掴み部 21a 溝 22 摺動柱 221 案内突条(係合手段) 222 鈎状突起(係合手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状の容器本体と、 この容器本体の底部略中央からこの容器本体の仕切壁以
    上の高さに立ち上った中間立上部の上部に配置された把
    手部材とを備え、 前記把手部材に形成された係合手段と前記中間立上部に
    形成された係合手段が上下方向に所定距離だけ移動可能
    な状態で互いに係合され、 前記把手部材が自らの重量による下方移動力よりも大き
    な静止摩擦力で前記中間立上部に摺接してなることを特
    徴とする筆洗容器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 把手部材の掴み部の上面に、この掴み部の長手方向に延
    びて筆の柄を支持可能な溝が形成されていることを特徴
    とする筆洗容器。
JP9219771A 1997-08-01 1997-08-01 筆洗容器 Pending JPH1148699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9219771A JPH1148699A (ja) 1997-08-01 1997-08-01 筆洗容器

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JP9219771A JPH1148699A (ja) 1997-08-01 1997-08-01 筆洗容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1148699A true JPH1148699A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16740758

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JP9219771A Pending JPH1148699A (ja) 1997-08-01 1997-08-01 筆洗容器

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JP (1) JPH1148699A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100945830B1 (ko) * 2009-07-03 2010-03-08 서민진 미술용 물통
CN109367280A (zh) * 2018-10-27 2019-02-22 康鑫 一种毛笔加工用笔头理顺装置

Cited By (2)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011017