JPH06508897A - パターンシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パターンシート この発明は、複数の平行な列をなしたノく−からなり、好ましくは隣接する列中 のバーが長手方向に相互にずれているバーパターンを有するパターンシートであ って、これを切断して、各々がｂ列のバーで構成されている複数ａの床板を形成 するためのパネルの製造に使用されるパターンシートに関するものである。

近年、積層床材が普及し人気が高まって、多くの市場ではこれが寄木張りの床材 や床全面を覆うカーペットにとって代わり始めている。積層床材の製造では、先 ず熱硬化性の積層化粧板が作られる。通常、この積層板は、フェノール−ホルム アルデヒド樹脂を含浸させた紙シートからなる基層とメラミン−ホルムアルデヒ ド樹脂を含浸させた化粧紙シートからなる化粧表面層とで構成されている。積層 板は、これらの異なる層を高温高圧でプレススることによって作られる。

次いで、このようにして得られた積層板は、例えばノく一ティクルボードからな る支持体に接着される。その後、このようにして作られた積層パネルは切断され て、長辺と短辺に溝とほぞが設けられた多数の床板にされる。このようにして作 成された床板は、多くの場合的７ｍｍの厚さを有している。従って、通常、床の 張り替え時に、この床板は既存の床材の上に配置することが出来る。別の方法に よれば、１枚又はそれ以上の上記の化粧板を、例えばパーティクルボードの基層 シートに直接積層させることが出来る。

バーパターンは、積層床材に非常によく用いられる。

通常、このようなパターンは、幾つかの平行な列をなした同じ幅をもつ木目調の バーで構成されており、隣接する列のバーは長手方向に相互にずらされている。

１つの変形として次第に人気が高まっているものは、そのようなバーパターンを 有するこのような積層パネルから３つのバーを有する床板、即ち、３列のバーを 持った床板を作成するものである。

国際特許出願ＰＣＴ／ＳＥ９０１００１９６号、公開番号Ｗ０９１１０６７２８ 号には、バーパターンを有する積層床材製造用のパターンシートの製造について の開示がなされている。これには、同じ幅のバーからなる列を所要の数だけ有す る床板を得るために十分な精度をもって積層パネルを切断することが出来ないと 述べられている。そこで、上述の問題を回避するために、あるバーが他のバーの 約２倍の幅を持つようにバーパターンが構成される。パネルはこの幅広のバーの 部分で切断されて床板にされる。それによっていかなる鋸の設定エラーをも容易 に調整することが出来る。

長年、我々は鋸の切り目が２列のバー間の境界の所要の位置にくるような性能の 鋸を用いている。従って、鋸で切断されるべき幅広の列のバーを有するパターン を構成する必要はない。

バーパターンを持つパターンシートには１つの問題点がある。この問題点は、上 記国際特許出願には記載されていないし、また、解決もされていないものである 。

例えば、通常、パターン紙をロールの形に巻き取ったものが床板用の積層板の製 造に用いられる。その際、このロールは、全て同じ長さを持ったシートに切断さ れる。

異なるシートにどのようなパターンが配置されるかは考慮されない。そのため、 床板の短辺側の端部において、パターンに関する問題が繰り返して発生する。従 って、バーの長さが変化し、バーがあまりにも長すぎたり、非常に短すぎたりす る場合もある。特に、板の短辺側の端部のブロックが短すぎると、仕上がった床 の印象が見苦しく乱雑な感じになる。バーが短すぎることによって、床板全てを 不良としなければならないことさえ生じる。

その上、ある板の端部のバーの装飾や色が、それに隣接する板の端部のバーと非 常に異なっている場合には、不快な印象が更に強調されてしまう。

この発明によれば、上記の問題を解決し、複数の平行なバーの列を有し、好まし くは、隣接する列のバーが長手方向に相互にずれているパーパターンを有するパ ターンシートを作成することができた。このシートは、各々がｂ列のバーからな る複数ａの床板に切断されるパネルの製造に使用されるようにされている。この パターンシートは、好ましくは全シートにおいて、パターンの位置が正確に同じ となるようにされており、また、好ましく特表子６−５０８８９７　（３） は、バーパターンがその幅方向全体にわたって、パターンシートがａＸｂ列のバ ーを含むように構成され、それによって、各列の左端のバーに連続して（第１図 ）Ｌ、Ｖｌ、ＶｓｌＬ−Ｖｓ、■１、Ｖｌ、Ｖ、、■１等の符号を付し、各列の 右端のバーにＨ３、Ｈｌ、Ｈ，，８４，Ｈｓ、Ｈ６、Ｈｌ、Ｈ８、Ｈｅ等の符号 を付し、各板の少なくとも１列のバー上の同じ序数を持つ左端のバーと右端のバ ー、例えば、Ｖ、とＨｌのパターンを互いにマツチングさせ、これらのバー上の パターンを全ての板の対応する列の端部のバーのパターンとマツチングさせたこ とを特徴とする。

パターンシート上のバーパターンの位置を上記のようにすることによって、バー パターンは異なるシートにおいて長さ方向全体に望ましい態様でマツチングする 。ロール状のパターン紙をこのように正確に切断することを容易にするために、 装飾プリントを行うのと同時に、ペーパーウェブの側縁部に実際の装飾に加えて 特別な切断用の印をプリントすればよい。その後、これらの切断用の印は紙の切 断時に使用される。

この発明の一推奨実施例によれば、パターンシート上のパターンは、各板の少な くとも２つのバー列において、好ましくは、各板の全てのバー列において、ｖｌ とＨｌ等同じ序数を付した左端と右端のバーが互いにマツチングするように構成 される。

この構成より、各板のある左端のバーが、別の板の対応する左端のバーと互いに マツチングし、かつ、その板の右端のバーともマツチングしているという簡単な 相関関係があることがわかる。

そこで、マツチングした端部バーには、その左端のバーにＶ、右端のバーにＨの 符号を付けることが出来る。

左ｍノｔ＜−ｖ、、Ｖ＊＋ｈ、Ｖ＊＋＊ｂ、”’　”・Ｖ＊＋　ｆａ−１１ｋは 、それに対応する右端のバー）１、Ｈｌ。５、Ｈｍ＋Ｚ％、・・・・・・Ｈｓ＋ １ｍ−１１にとマツチングする。

更に、ｖｌは、左端のバーＶ、。、Ｖｓ＋＊Ｔｈ、・・・・・・Ｌ＋＋＠−１１ ％の全てとマツチングし、■、は、右端のバーＨ１゜Ｔｈ、Ｈｍ＋＊ｂ、・・・ ・・・Ｈｓ＋＋ａ−目すの全てとマツチングする。

パターンシートの幅方向の床板の数をａとし、ｂを板一枚あたりのバーの列の数 とする。ｎは１からｂまでの任意の順序を示す序数である。従って、ａが３、ｂ が３の場合、順序を示す数がｉ４及び７、また、２．５及び８、更に、３．６及 び９の右端と左端のバーがそれぞれマツチングしたパターンを有することになる 。

マツチングしたパターンという表現は、パターンが全く同じ色彩と外観を有する ことを意味するものではない。

好ましくは、マツチングするパターンというのは、木目パターンで類似した色彩 を有しているパターンであるが、木目は少々異なっていてもよい。ａが３、ｂが ３である上記の例では、左端のバー及び右端のバー、Ｖ３、ｖ４、■１、Ｈ３、 Ｈｔ及びＨｔは色が薄く、また、Ｖｔ５Ｖｓ、Ｖｓ、Ｈｌ、Ｈ，及びＨｌは色が 濃く、更に、■８、Ｖ、、■、、Ｈ８、Ｈａ及ヒＨ＠（Ｄ色の濃さはその中間で あるような態様でデザインされた／＜ターンマツチングを使用出来る。これらの マツチングする端部バーの木目は、ある程度異なっていてもよい。

また、互いに隣接する短い端部バーをコントラストに富んだ色彩で整合させる別 の方法も可能である。例えば、Ｖ、、　Ｖ、及びＶ、の色を薄くし、Ｈｔ−Ｈａ 及びＨｌの色を濃くするというようなことができる。

従って、上位概念的に言って、パターンをマツチングさせるという表現は、個々 の短い端部バーの色彩とパターンとを、予定された最適の外観を床板によって作 ることが出来るように予め決定することを意味する。従って、短い端部バーの色 彩及びパターンは偶然に決まるものではない。

好ましくは、この発明によるパターンシートは、パーパターンの繰り返しを有す るロールとして作られ、好ましくは全てのシートにおいて同じパターンが正確に 同じ位置にくるように、ロールがシートに切断される。勿論、そのようにするか わりに、パターンを個別のシートにプリントすることも可能である。しかし、こ の方法はコストが高いため、通常は不利である。

通常、全ての列のバーは実質的に同じ幅を有している。

しかし、列の幅を異なるようにすることも可能である。

例えば、各板で、ある列の幅を狭くし、別の列の幅をその２倍にし、再び列の幅 を狭くすることが出来る。上述のように、各板のバーの列の数は通常は３である が、この数を、例えば２．４、或いはそれより多くすることが出来る。

この発明を、添付の図を参照して更に説明する。第１図は、この発明の一実施例 によるパターンシートの外観を示す。第２図は、このようなパターンシートを用 いて作られた床板を組み合わせて床を完成させた様子を示している。

第１図のパターンシートは、実質的に同じ幅を有する９列のバーで構成されてい る。パターンシートの左端のバーに、■２、Ｖ３、Ｖ８、ｖ４、Ｖｌ、■１、■ １、■、及びＶ、の符号を付し、右端のバーに、Ｈ３、）いＨｌ、ＨいＨ，、Ｈ いＨｌ、Ｈｌ及びＨｌの符号を付しである。

第１図に示すように、同じ順序を示す数が付された左端と右端のバーのパターン は、全ての列で互いにマツチングしている。第１図及び第２図では、説明のため 、それぞれの列におけるこれらのマツチングした端部バーの間に配置されたバー については、パターンを示していない。しかし、実際には、バーは全く任意のパ ターンが施されている。

従って、異なる左端のバーと右端のバーのパターンは、以下のように互いにマツ チングする。

ＶｓとＨい 特表十６−５０８８９７　（４） Ｖ、とＨ，がマツチングする。

更に、異なる左端のバーのパターンは、以下のように互いにマツチングする。

ｖｌがＶ、及びＶ、に、 Ｖ、がＶ、及びＶ、に、 Ｖ、がＶ、及びＶ、にマツチングする。

更に、異なる右端のバーのパターンは、以下のように互いにマツチングする。

ＨｌがＨ４及びＨｌに、 ■！がＩｓ及びＨｌに、 １（ｓがＨｌ及びＨｌにマツチングする。

第１図のパターンシートはメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を含浸させ、フェノ ール−ホルムアルデヒド樹脂を含浸させた原紙シートを含む熱硬化性の化粧積層 板の製造時に化粧面として使った。この積層板は、高温で積層板用プレスでプレ スする通常の方法により作成した。

その後、積層板をパーティクルボードからなるベースに接着した。

次いで、得られた積層パネルを鋸で切断し、３枚の床板を作った。正確に列３と ４との間及び列６と７との間を鋸で長手方向に切断した。その後、床板の長辺及 び短辺に溝とほぞを設けた。

この発明により、全てのシート上のパターンが同じ位置にある何枚かのパターン シートを、上記のようにして床板の製造に使用した。

第２図には、このような幾つかの床板を組み合わせて床を完成させた様子が示さ れている。左端のバーと右端のバーのパターンが互いにマツチングしていること がわかる。

本願発明によれば、床の設置者は、短い端部をマツチングさせることによりて、 予め決められた多数の互いに整合したａｌもの異なる組み合わせを得ることが出 来るという大きな利点が得られる。床の設置者は、前もって時間をかけて様々な 板のパターンを調べておく必要がない。床の設置者は、自由に次々と板を配置す ることが出来る。即ち、端部バーがパターンに関してマツチングしているという 事実を積極的に利用することが出来る。

この発明は、発明の範囲内で様々に改変することが出来るため、図示した実施例 に制限されるものではない。

ｔリ　ｌ の２ 補正書の翻訳文提出書

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．複数の平行な列をなしたバーで構成され、隣接する列のバーが好ましくは長 手方向に相互に偏位しているバーパターンを有し、各々がｂのバー列からなる複 数ａの床板に切断されるパネルの作成に使用されるパターンシートであって、特 徴として、好ましくは全てのシートにおいて、パターンが正確に同じ位置にあり 、また、好ましくは、幅全体にわたるバーパターンが、パターンシートがａ×ｂ のバー列を含むように構成され、それによって、各列の左端のバーに順に連続し て（第１図）Ｖ１、Ｖ２、Ｖ３、Ｖ４、Ｖ５、Ｖ６、Ｖ７、Ｖ８、Ｖ９、等の符 号が付され、各列の右端のバーにＨ１、Ｈ２、Ｈ３、Ｈ４、Ｈ５、Ｈ６、Ｈ７、 Ｈ８、Ｈ９等の符号が付され、各板の少なくとも１つのバー列上の、例えば、Ｖ １とＨ１のような同じ序数を付した左端と右端のバーのパターンが互いにマッチ ングし、またこれらのバー上のパターンが全ての板の対応する列の端部バーのパ ターンとマッチングする、パターンシート。
2. ２．全てのバー列において、Ｖ１とＨ１等の同じ序数を付した左端と右端のバー のパターンが、互いにマッチングしていることを特徴とする、請求項１に記載の パターンシート。
3. ３．ａが３でｂが３であり、それによって、序数１、４及び７、序数２、５及び ８、及び序数３、６及び９を付した全ての右端のバーと全ての左端のバーとが互 いにマッチングするパターンを有していることを特徴とする、請求項１又は２に 記載のパターンシート。
4. ４．繰り返しバーパターンを有するロールの形で作られ、それによって、ロール を切断して、好ましくは全てのシート上のパターンが正確に同じ位置にあるシー トを形成したことを特徴とする、請求項１乃至３のいずれか１つに記載のパター ンシート。
5. ５．全ての列におけるバーが実質的に同じ幅を有することを特徴とする、請求項 １乃至４のいずれか１つに記載のパターンシート。