JPH065085U - 電磁継電器の接極子とカードの係合構造 - Google Patents

電磁継電器の接極子とカードの係合構造

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JPH065085U
JPH065085U JP5309392U JP5309392U JPH065085U JP H065085 U JPH065085 U JP H065085U JP 5309392 U JP5309392 U JP 5309392U JP 5309392 U JP5309392 U JP 5309392U JP H065085 U JPH065085 U JP H065085U
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JP
Japan
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armature
card
movable contact
electromagnetic relay
gap
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Pending
Application number
JP5309392U
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English (en)
Inventor
登 友野
孝浩 中林
篤人 小林
Original Assignee
株式会社高見澤電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は接極子の跳ね返りを吸収し、接点間
隙の減少あるいは可動接点が固定接点に再接触すること
を防止する電磁継電器のカード構造を提供することにあ
る。 【構成】 本考案は、接極子の動きをカードを介して可
動接点ばねに伝えて接点の開閉を行う電磁継電器におい
て、前記カードが接極子を鋏込む形状とし、かつ接極子
とカードとの係合部分にギャップを設け、このギャップ
がコイル励磁による接極子の動作方向に有するようにし
た電磁継電器のカード構造に関する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種の産業用機器に利用され、電磁石の励磁による接極子の動作を カードを介して可動接点ばねの制御を行うことに好適な電磁継電器に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、接極子の動きをカードを介して可動接点ばねに伝えて相対向する接点の 開閉を行う電磁継電器において、かつカードが接極子を挟み込む形状をしている このでは、電磁継電器の復帰時に接極子がバックストップに当たって跳ね返り、 その際にその動きが直ちにカードを介して可動接点ばねに伝わることにより、接 点間隙の減少、あるいは可動接点が固定接点に再接触することがあった。
【0003】 即ち、電磁継電器の復帰時に接極子がバックストップに衝突することによる跳 ね返りが、そのままカードを介して可動接点ばねに伝達され、相対向する接点間 隙を小さくしたり、最悪時には可動接点が固定接点に再接触することがある。こ の現象が生じると、接点間隔が小さくなることに起因して、アークが継続し接点 消耗を著しく促進し寿命を短くし、場合によっては接点溶着に至る。また、可動 接点の再接触により接点信号切替えの信頼性を損なう不都合があった。
【0004】 上記の対策として、接点間隔を大きくすることが考えられるが、そのために電 磁継電器が大形化し、かつ負荷が大きくなるので定格消費電力を大きくする必要 があった。また、可動接点ばねの反発力を接極子の跳ね返りより大きくして接点 間隔が小さくならないようにすることが考えられるが、そのために負荷が大きく なるので定格消費電力を大きくするか、もしくは電磁継電器(電磁石の構造)を 大きくする等の対応策が必要であた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は上記問題点に鑑み、カードと接極子との係合部分にギャップを設ける ことを特徴とし、そのギャップにより接極子の跳ね返りを吸収し、接点間隙の減 少あるいは可動接点が固定接点へ再接触するのを防止して、電磁継電器を大きく することもなく、また定格消費電力も大きくすることなく達成することを目的と している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の電磁継電器を実施例に基づいて詳細に説明すると、図1は本考案の電 磁継電器の実施例を示す組立斜視図である。図中1はベースブロックで、固定接 点ばね2の可動接点ばね端子3bがここにインサートモールドされている。3は 可動接点ばねで可動接点ばね端子3bに溶接にて固定されている。4は電磁石組 立でベースブロック1の一方が開口された略円筒上のバリア1bの中に挿入固定 されている。電磁石組立4の一部を構成する接極子7の上部両端をカード6が鋏 込み、その他方のカード6が可動接点ばね3に当接している。この時、接極子7 とカード6との係合部分にギャップGが生じるように形成している。
【0007】 今、図1,図3において、コイル端子5に電位を印加して電磁石組立4のコイ ル4aを励磁すると、接極子7は電磁石組立4の鉄心4bに吸収され矢印P方向 に移動し、前記のギャップG内を移動した後、カード6を押し、このカード6に より可動接点ばね3が押されて、その可動接点3aを固定接点ばね2に設けられ た固定接点2aに当接して導通させる。電磁石組立4のコイル4aの励磁を解け ば可動接点ばね3の復帰力によりカード6が矢印P方向と逆方向に移動し、ベー スブロック1と一体に設けられているバリア1bの壁1cに当たり停止する。
【0008】 また、接極子7はヒンジばね8の復帰力が伴って復旧し、カード6の爪部6a ,6bに当たる。この当った衝撃により接極子7は跳ね返り、再び矢印P方向に 移動するが、接極子7とカード6との係合部分に設けたギャップG(ΔA)によ り、跳ね返った接極子7が再びカード6に当たることを防ぐことができる。これ により、復帰時に発生する接点間隙の減少,相対向する接点の再接触を防ぐこと が可能となる。
【0009】 図2の(a),(b)は従来の電磁継電器の構造を示すもので、(a)図は左 側面図,(b)は正面図である。1はベースブロックで可動接点ばね3と固定接 点ばね2とが圧入固定されている。可動接点ばね3には可動接点3aが溶接ある いはかしめにより固定され、固定接点ばね2には固定接点2aが溶接あるいはか しめにより固定されている。4は電磁石組立でベースブロック1に固定されてい る。カード6はその一方を接極子7,他方を可動接点ばね3に係合されている。 この時、接極子7とカード6は6a,6bの部分で接している。
【0010】 図2の(a),(b)および図4において、コイル端子5に電圧を印加して電 磁石組立4のコイル4aを励磁すると、接極子7は磁極片4cに連結されている 鉄心4bに印加され、矢印P方向に移動してカード6を引上げ、このカード6に より可動接点ばね3が引上げられて、その可動接点3aを固定接点ばね2に設け られた固定接点2aに当接させて導通させる。電磁石組立4のコイル4aの励磁 を解けば電磁石組立4の矢印P方向と逆方向に移動し、このカード6に係合され ている接極子7がバックストップ1eに当たることにより停止する。この時、接 極子7は跳ね返り、再び矢印P方向に移動し、同時にカード6を矢印P方向に引 き上げるため復帰時に接点間隙の減少あるいは接点の再接触が発生しやすくなる 。
【0011】 しかし、本考案では前記したようにコイル4aを励磁した時に接極子が動く方 向Pのカード6と接極子7との係合部分にギャップG(ΔA)を設けたことによ り、接極子7の跳ね返りを吸収でき、復帰時の接点間隙の減少および接点の再接 触を防止することができる。
【0012】 図3,図4はそれぞれ本考案および従来の機能説明図である。 図3において、7は接極子、6はカード,3は可動接点ばねを示す。電磁石組 立4の励磁を解くと、カード6は可動接点ばね3の復元力によりベースブロック 1のバックストップ1cに当たるまで移動して停止する。この時、接極子7はヒ ンジばね8の復元力により移動し、カード6の爪部6aに当たり跳ね返る。この 跳ね返り量ΔBが接極子7とカード6との係合部分のギャップG(ΔA)に対し 、ΔA>ΔBを満足すれば、跳ね返った接極子7がカード6に当たることがなく 、接点間隙が小さくなったり、接点が再接触することはない。なお、点線は接極 子7が跳ね返った状態を示す。
【0013】 図4は従来構造の機能説明図で、7は接極子,6はカード,3は可動接点ばね を示す。電磁石組立4の励磁を解くと、カード6は可動接点ばね3の復元力によ りベースブロック1cに当たるまで移動して停止する。この時、接極子7はヒン ジばね8の復元力により移動し、カード6の爪部6aに当たり跳ね返る。この跳 ね返り量ΔBは直ちにカード6の移動量となり、該カード6が可動接点ばね3を 押すため接点間隙の減少あるいは接点の再接触に繋がる。点線は接極子7が跳ね 返った時の接極子7,カード6および可動接点ばね3の状態を示す。
【0014】 以上のとおり、本考案のカード構造は従来のカード構造に対して、接極子7の 回転の中心位置にカードの支点を設け、2点支持することにより可動接点ばねに より発生する曲げモーメントを0(零)にすることにより、電磁石の動作を繰り 返しても、カード6と接極子7との挟持部にガタが生じ難くなり、電磁継電器の 動作が安定する。
【0015】
【考案の効果】
以上詳細に述べたように、本考案によれば、電磁継電器のカードとして、一端 部で接極子7を挟持し、接極子7の回転の中心位置にカードの支点を設け、2点 支持することにより可動接点ばねにより発生するモーメントに対する強度が増加 し、電磁継電器の動作によるカード6と接極子7との挟持部にガタが生じ難くし たので電磁継電器の動作が極めて安定する。 また、補強のための接着剤が不要となり、小形で経済的な電磁継電器を提供す ることができる。
【提出日】平成4年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の電磁継電器を実施例に基づいて詳細に説明すると、図1は本考案の電 磁継電器の実施例を示す組立斜視図である。図中1はベースブロックで固定接点 ばね2と可動接点ばね端子3bが、ここに圧入またはインサートモールドされて いる。3は可動接点ばねで可動接点ばね端子3bに溶接にて固定されている。4 は電磁石組立でベースブロック1の一方が開口された略円筒上のバリア1bの中 に挿入固定されている。電磁石組立4の一部を構成する接極子7の上部両端をカ ード6が鋏込み、その他方のカード6が可動接点ばね3に当接している。この時 、接極子7とカード6との係合部分にはギャップGが生じるように形成している 。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 今、図1,図3において、コイル端子5に電圧を印加して電磁石組立4のコイ ル4aを励磁すると、接極子7は電磁石組立4の鉄心4bに吸引され矢印P方向 に移動し、前記のギャップG内を移動した後、カード6を押し、このカード6に より可動接点ばね3が押されて、その可動接点3aを固定接点ばね2に設けられ た固定接点2aに当接して導通させる。電磁石組立4のコイル4aの励磁を解け ば可動接点ばね3の復帰力によりカード6が矢印P方向と逆方向に移動し、ベー スブロック1と一体に設けられているバリア1bの壁1cに当たり停止する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 また、接極子7はヒンジばね8の復帰力に伴って復旧し、カード6の爪部6a ,6bに当たる。この当った衝撃により接極子7は跳ね返り、再び矢印P方向に 移動するが、接極子7とカード6との係合部分に設けたギャップG(ΔA)によ り、跳ね返った接極子7が再びカード6に当たることを防ぐことができる。これ により、復帰時に発生する接点間隙の減少,相対向する接点の最接触を防ぐこと が可能となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 図2の(a),(b)において、コイル端子5に電圧を印加して電磁石組立4 のコイル4aを励磁すると、接極子7は継鉄4bに連結されている磁極片4cに 吸引 され、矢印P方向に移動してカード6を引上げ、このカード6により可動接 点ばね3が引上げられて、その可動接点3aを固定接点ばね2に設けられた固定 接点2aに当接させて導通させる。電磁石組立4のコイル4aに係合されている 接極子7がバックストップ1eに当たることにより停止する。この時、接極子7 は跳ね返り、再び矢印P方向に移動し、同時にカード6を矢印P方向に引き上げ るため復帰時に接点間隙の減少あるいは接点の再接触が発生しやすくなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 図3,図4はそれぞれ本考案および従来の機能説明図である。 図3において、7は接極子、6はカード,3は可動接点ばねを示す。電磁石組 立4の励磁を解くと、カード6は可動接点ばね3の復元力によりベースブロック 1のバックストップ1cに当たるまで移動して停止する。この時、接極子7はヒ ンジばね8の復元力により移動し、カード6の爪部6a,6bに当たり跳ね返る 。この跳ね返り量ΔBが接極子7とカード6との係合部分のギャップG(ΔA) に対し、ΔA>ΔBを満足すれば、跳ね返った接極子7がカード6に当たること がなく、接点間隙が小さくなったり、接点が再接触することはない。なお、点線 は接極子7が跳ね返った状態を示す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【考案の効果】
以上詳細に述べたように、本考案によれば、接極子とカード間にギャップを持 ち、このギャップをコイル励磁による接極子の動作方向に確保することにより、 復帰時の接点間隙の減少あるいは接点が再接触することのない電磁継電器を提供 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電磁継電器の組立斜視図である。
【図2】従来の電磁継電器を示し、図2の(a)は正面
図,図2の(b)は側面図である。
【図3】本考案の電磁継電器の機能説明図である。
【図4】従来の電磁継電器の機能説明図である。
【符号の説明】 1 ・・・・・ベースブロック 1b・・・・・バ
リヤ 2・・・・・・固定接点ばね 2a・・・・・固
定接点 3・・・・・・可動接点ばね 3a・・・・・可
動接点 3b・・・・・可動接点ばね端子 4・・・・・・電磁石組立 5・・・・・・コイル端子 6・・・・・・カード 6a,6b・・カードの爪部 7・・・・・・接極子 8・・・・・・復帰ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接極子の動きをカードを介して可動接点ば
    ねに伝えて接点の開閉を行う電磁継電器において、該カ
    ードが接極子を挟み込む形状で、かつ接極子とカードと
    の係合部分にギャップを形成し、該ギャップをコイル励
    磁による接極子の動作方向に設けたことを特徴とする電
    磁継電器の接極子とカードの係合構造。
JP5309392U 1992-06-19 1992-06-19 電磁継電器の接極子とカードの係合構造 Pending JPH065085U (ja)

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ID=12933172

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011060547A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Fujitsu Component Ltd 電磁継電器

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