JPH06508592A - 回転盤体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

口転盤 本発明はスライバを紡糸カン、すなわちスライバ容器に収納するための回転盤体 を有する紡糸前処理装置に関するものである。回転盤体は回転盤体テーブル上に 置かれ、その垂直軸を中心として回転せしめられ、偏心的に設けられたスライバ 導管の排出口から回転スライバ容器内にスライバをサイクロイド状に収納する。 スライバ容器の充填度が太き（なるにつれて、堆積されるスライバ頂部が回転盤 体に押しつけられる。そこで回転盤体下面とその下面に押しつけられる容器中の 充満スライバ間の摩擦が甚だしくなる。従ってスライバが障害を受けないように 、回転盤体の下面は間断なく平滑でなければならない。回転盤体の製造はこのよ うな下面に対して影響を及ぼす。 回転盤体の本体部は、例えばアルミニウムのような材料を使用する鋳造品である 。回転盤体の粗らい下面は、追加的処理で研削、研磨され、次いでクロム鍍金さ れる。このような回転盤体下面の表面処理は押しつけられる充満スライバとの摩 擦を低減するために従来から必要不可欠であった。 鋳造体は微細な空隙を有するから、表面の研磨により空隙が露出し、研削、研磨 を改めて行わねばならないことがしばしばある。この研削、研磨が寸法公差を下 廻る事態もあり得る。これは回転盤体の欠陥製品にはがならず、このような事態 は回避されねばならない。 そこで本発明の目的は、回転盤体の製造に際して、このような欠陥製品がもたら されるのを回避することである。 本発明の特徴は、回転盤体の下面（すなわちスライバ容器に対向する面）に、被 覆を固定装着することである。この被覆は、あらかじめ製造されている種々の態 様の被覆板体である。被覆板体は円形であって、回転盤体下面を完全に被覆し、 これと合体する。この場合、被覆板体の回転盤体に対向する面上にねじボルトを 設け、被覆板体と回転盤体とをねじで合体させることができる。 あるいはまた、被覆板体をねじボルトなしに接着剤で回転盤体下面に固定装着す ることもできる。 さらにまたこの被覆板体を回転盤体より若干大きい直径の円形とし、回転盤体に 装着し、被覆円形板体の余分の周縁部を屈曲し、回転盤体周面に設けられた環状 溝に嵌合させ、固定装着する。 本発明のさらに他の特徴によれば、回転盤体下面に、あらかじめ形成されている 被覆板体を装着し、次いでこれを回転板体と合体させる。この場合、被覆板体に はあらかじめ屈曲周縁が形成されており、これにより回転盤体に装着されること ができ、次いでこの周縁部を回転板体の環状周溝に嵌合させ、固定的に合体させ ることができる。 本発明の利点は、これまで行われて来た回転盤体下面の研削、研磨、鍍金、こと にクロム鍍金に要する製造コストを軽減し、さらに回転盤体鋳造体における空隙 のために生ずる欠陥製品の発生率を低減ないし皆無ならしめることである。 被覆ないし被覆板体の固定は、あらゆる回転盤体寸法に対して制約な（行い得る 。回転盤体ベッドにおけるように、被覆板体のための材料選択可能性で同様の表 面特性が達成され得ることも本発明の利点である。 また回転盤体におけるスライバ導管の構成とも関連してさらに他の利点がもたら される。すなわちスライバ導管を回転盤体における鋳造体部材と共に鋳造する際 の綿密性は不必要になされ得る。 本発明を図示の実施態様に関連してさらに具体的に説明する。

【図１］　回転盤体および紡糸カンの縦断面図、【図２】　回転盤体上にあらか じめ設けられたカバープレートの断面図、

【図３】　回転盤体の環状溝を包囲するカバープレートの断面図、

【図４】　回転盤体上における円形カバープレートの断面図、

【図５】　回転盤体の環状溝 図１において、図示されていない紡糸事前処理装置、例えば延伸装置あるいはカ ーディング装置における回転盤体１が示されている。スライバはスライバ導管２ の導入口５から進入し導管内を走過し、排出口６から導管を退出する。スライバ 導管は回転盤体の中央に配置され、回転盤体１は、スライバ装填の間口転軸１１ を中心として回転する。回転軸１１を中心とする回転盤体の回転により、紡糸カ ン、すなわちスライバ容器１ｏ内にスライバを円形状に装填する。同時に容器１ ｏが回転することにより、スライバはサイクロイド状に容器内に収納され、これ により容器１０内におけるスライバのより均斉でより大量の収納が可能となる。 鋳造体部材４はスライバ導管２と円板体３とを結合し、これによりスライバ導管 が常に正しい位置に保持され、外部的影響によりその長さを変更しない。スライ バ導管２は、その排出部６において同様に鋳造体部材８により固定されており、 これによりスライバ導管２と回転盤体１ないし被覆７との間において回転盤体下 面の間断のない連続性が保証される。回転盤体１の下面には被覆７が設けられ、 これはスライバに対して摩擦の少ない材料、好ましくは特殊鋼、黄銅、セラミッ クなどが形成される。これにより摩擦が減少されるだけでなく、被覆の摩耗が低 減される。さらにまたこれにより回転盤体１の底面の高コストを必要とする処理 、ことに研削、研磨が回避され得る。なおスライバ導管２鋳造体部材と共に形成 する際にそれほど綿密な注意を払う必要がない。被覆７の封止部はスライバ導管 の末端横断面のみであるからである。さらにスライバ導管の直径が変更されると きには、その型を変えるだけでよい。図１に示されるように、被覆７は回転盤体 １の裏面に密着して装着されており、その本体部はアルミニウムで鋳造されてお り、スライバ容器１０に対向する回転盤体裏面は、研磨しあるいは鍍金する必要 はない。図２に示されるように、回転盤体１にあらかじめ装着されている被覆板 体１２を使用することができる。この被覆板体は屈曲された周縁を有し、これに より回転盤体１に装着される。その固定は、回転盤体１の周縁に形成された環状 溝９に被覆板体１２の屈曲周縁を嵌合させることにより行われる。この固定状体 が図３に示されている。 図４による他の実施態様において、回転盤体１の裏面に装着されるべき被覆板体 １３が示されている。この被覆板体１３は、回転盤体１より若干大きい直径を有 し、周縁の屈曲と同時に回転盤体１の環状溝９に嵌合せしめられる。これにより 被覆板体１３は図５に示されるように回転盤体１に固定装着される。 本発明のさらに他の特徴は、被覆板体が円形であって、回転盤体の裏面と密着し 、合体することである。なお図示されていないが、被覆板体の回転盤体対向面に ねじボルトを設け、回転盤体のねじ孔にねじ込み、場合によりナツトで係止して もよい。 本発明の他の特徴によれば、被覆板体は接着剤で回転盤体裏面に固定される。 上述した被覆板体７．１２．１３は特殊鋼で構成され得るが、またセラミックで 構成することもできる。 なおスライバと接触する被覆板体面に、オレンジ果皮面、皮革面のように微細な 凹凸を設け、被覆板体にスライバの繊維が付着するのを阻止することもできる。 フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。 ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、　ＰＴ、ＳＥ ）、ＪＰ、　ＲＵ、　ＵＳ（７２）発明者　ハウナー、フリードリヒドイツ連邦 共和国、８０７０、インゴルシュタット、ツェクルシュトラーセ、１２

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．鋳造された主要部を有し、非処理状態で大きい表面粗さを示す表面を有する 、紡糸前処理の回転盤体であって、この回転盤体裏面に非摩擦性材料から成る被 覆が密着して装着されていることを特徴とする回転盤体。
2. ２．回転盤体より大きい直径を有する円形被覆板体が回転盤体裏面に装着され、 次いで突出する周縁部を屈曲し、回転盤体周縁の環状溝に嵌合させることを特徴 とする、請求項１による回転盤体。
3. ３．あらかじめ形成されている、屈曲周縁を有する被覆板体を回転盤体裏面に装 着し、屈曲周縁を回転盤体周縁の環状溝に嵌合させることを特徴とする、請求項 １による回転盤体。
4. ４．回転盤体裏面に適合密着する被覆板体を使用し、この被覆板体に複数本のね じボルトを配設し、これらを回転盤体裏面のねじ孔にねじ込んで被覆板体が回転 盤体に固定装着されていることを特徴とする、請求項１による回転盤体。
5. ５．回転盤体に適合密着する被覆板体が、回転盤体に接着剤により接着装着され ていることを特徴とする、請求項１による回転盤体。
6. ６．被覆板体が特殊鋼で構成されていることを特徴とする、請求項１から５のい ずれかによる回転盤体。
7. ７．被覆板体がセラミックで構成されていることを特徴とする、請求項４もしく は５による回転盤体。
8. ８．スライバ容器に対向する被覆板体面に微細な凹凸が形成されていることを特 徴とする、請求項１から７のいずれかによる回転盤体。
9. ９．上述した微細な凹凸が、オレンジ果皮ないし皮革の表面に類似するパターン であって、これによりスライバからの繊維の被覆板体面への付着を阻止すること を特徴とする、請求項８による回転盤体。