JPH06508284A - 内視鏡による摘出器具、ワイヤバスケット結石摘出器具、ステント・リトリーバ、スネア等に関する改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 内視鏡による摘出器具、ワイヤバスケント結石摘出器具、ステント・リドリーバ 、スネア等に関する改良発明の背景 発明の分野二　本発明の分野は、医療摘出器具、特にｔ者から内視鏡によって異 物を除去するのに使用される器具の分野である。

従来技術の記載　胃腸病学の医療分野においては、摘出器具は、患者の体内の異 物を内視鏡によって切開し及び／又は把持して取り出すのに通常使用される。例 えば、ワイヤバスケットによる結石摘出器具は、患者の胆管から胆石を取り出す のに使用することができる。このような手術においては、結石摘出器具は、保持 カニユーレ内に収納されたワイヤバスケットを備え、内視鏡内に挿入される。ワ イヤバスケットは、挿入されると、次いで保持カニユーレから延び、予め成形さ れたバスケット形状に開（。次いで、このバスケットを操作して胆石を把持し患 者の体内から取り出す。

従来技術によるワイヤバスケット結石摘出器具等に使用されるワイヤ材料は、最 も一般的には、単一フィラメントか又は撚られたステンレス鋼のワイヤであり、 この材料は、意図された目的に対して満足すべきものであることがわかっている 。

このステンレス鋼ワイヤは、予め成形された形状を維持し、繰り返し使用した後 においても、保持カニユーレから延ばされると、そのバスケット形状に戻る。し かしながら、使用しない期間が長すぎる場合又は長期間に亙って繰り返し使用し た後は、これらのワイヤバスケントは、徐々にその予め成形された形状が失われ 、やがては交換する必要がある。この医療技術分野は、より長く且つ正確に設計 された形状を保持し、従って、それほど頻繁に交換する必要がない改良された摘 出器具が実現されれば利益を受けるであろう。

発明の概要 本発明は、より長い期間に亙って作動有効性を維持し、従って、それほど頻繁に 交換する必要がない内視鏡による摘出器具を医療従事者に提供する。器具の寿命 のこのような延長は、複合的なワイヤの構造を用いることによって達成され、こ の複合的なワイヤ構造は、一つの実施例によれば、６本の撚られたステンレス鋼 ワイヤによって周囲を取り巻いたニチノール材料からなる内側の単一フィラメン トワイヤからなる。第２の実施例においては、この内側ニチノール材料は、５本 の撚られたステンレス鋼ワイヤによって取り巻かれている。例えば、この材料を 使用して一般的な方法によってワイヤバスケットが作られた後、予め成形された 形状に作られたバスケットに熱が加えられて、内側ニチノール・コアの記憶特性 が設定される。これにより、製造が容易で長期間連続して繰り返し使用した後又 は長期間使用しなかった後においてさえ、作動有効性を維持することができる耐 久性のあるワイヤバスケットが得られる。

図面の簡単な説明 第１ａ図は、本発明において使用される１×７撚り線形状を示す図であり、ニチ ノール材料からなる芯線が６本の撚られたステンレス鋼ワイヤによって取り巻か れている。第１ｂ図は、第１ａ図に示した複合構造の断面図である。

第２ａ図は、ニチノール材料からなる芯線が５本の撚られたステンレス鋼ワイヤ によって取り巻かれた、本発明において使用される１×６撚り線形状を示す図で ある。第２ｂ図は、第２ａ図に示した複合構造の断面図である。

第３図は、本発明によるワイヤバスケット結石摘出器具の部分破断及び部分断面 した図であり、ワイヤバスケット７７が保持カニユーレ７９内に保持されている 。

第４図は、第３図のワイヤバスケット結石摘出器具を示す図であり、ワイヤバス ケット７７が保持カニユーレ７９から外方に延びて予め成形されたバスケット形 状となっている。

好ましい実施例の説明 本発明の原理の理解を早める目的のために、図示された実施例を参照し、特定の 用語を使用して説明する。しかしながら、これらの実施例は、本発明の範囲を限 定することを意図してはおらず、図示したものに代替え及び更に変形を加えて本 発明の原理を適用することは、本発明に関する当業者が一般的に想到できること であることは理解されるであろう。

図面を参照する上第１ａ図は、１×７形状すなわちニチノール材料からなる芯線 １１が６本の換られたステンレス鋼ワイヤ１２ａ−ｆからなる撚り線１２によっ て周囲を取り巻かれている形状に形成された摘出ワイヤ１０を示している。

第１ａ図に示されているように、巻き線間の空間は、巻き線の相対的な向きを示 す図示目的のためのものであり、実際に作られた摘出ワイヤ１０はこのように離 れてはいない。摘出ワイヤ１０の撚り線構造は、０．０５３インチの右巻の撚り 目を有する。内側ワイヤ１１の直径は０００５インチであり、周囲のワイヤ１２ ａ−ｆの直径は各々０００４インチである。摘出ワイヤ１０の全体の外径は００ １３インチである。第１ｂ図は、摘出ワイヤ１０の複合構造の断面図である。

第２ａ図は、１×６構造内に形成された第２の摘出ワイヤ２０を示す図であり、 ニチノール材料からなる芯線２１が５本のステンレス鋼ワイヤ２２ａ−ｅからな る撚り線２２によって取り巻かれている。第１ａ図と同様に、第２ａ図に示され た巻き線間の空間は、巻き線の相対的な向きを示す図示目的のためのものであり 、実際に形成された摘出ワイヤ２０ではこのようになされていない。摘出ワイヤ ２０の構造は、領　０８２インチの右巻きの懲り目を有する。内側ワイヤ２１の 直径は領　００５インチであり、周囲のワイヤ２２ａ−ｅは、各々、直径が０． ０５５インチである。摘出ワイヤ２０の全体の直径は０．０１フインチである。

第１ｂ図は、摘出ワイヤ２０の複合構造の断面図である。

第３図及び第４図は、組み合わせられて本発明に従って作られたワイヤバスケッ ト結石摘出器具の作動を示している。第３図は、ワイヤバスケット組立体７１と 保持カニユーレ７９とを含むワイヤバスケット結石摘出器具７０の部分破断部分 断面図である。ワイヤバスケット組立体７１は、プッンユロツド７２、ブツシュ ロッド／ケーブルはんだ付は結合部７６及び摘出ワイヤ７７ａ−ｄを含む。摘出 ワイヤ７７ａ−ｄは、第１ａ−ｂ図のワイヤ１０に対して示された複合構造から なり、各々、ワイヤ１０に関して図示し説明したように、６本のステンレス鋼ワ イヤ１２ａ〜ｂからなる撚り線によって周囲を巻かれたニチノールからなる芯線 １１を含む。第３図において、ワイヤバスケット組立体７１が保持カニユーレ７ ９に対して引っ込んだ状態で示されており、ワイヤバスケット７７は、保持カニ ユーレ７９内に保持され且つ保持カニユーレ７９によってつぶされた状態で保持 されている。第４図は、第３図のワイヤバスケット結石摘出器具７０を示してお り、ワイヤバスケット７７が保持カニユーレ７９から延びて、作動のために予め 成形されたバスケット形状になった状態を示している。これは、保持カニユーレ ７９から先端方向へワイヤバスケット７７を突出させるようにプノンユロッド７ ２を押し、ワイヤバスケット７７に予め成形された形状を呈するようにさせるこ とによって達成される。

ワイヤバスケット結石摘出器具７０を製造する方法を、第３図及び第４図に示さ れたワイヤバスケット結石摘出器具７０の部品と第１ａ−ｂ図に示された摘出ワ イヤ構造を参考にして以下に説明する。摘出ワイヤ７７ａ−ｄは、６本のステン レス鋼ワイヤからなる撚り線１２によって取り巻かれた形状記憶材料にニチノー ル）からなる内側単一フィラメントワイヤを含む複合構造によってほぼ等しい長 さに作られる。摘出ワイヤは、一端をステンレス鋼の撚り線１２と共にはんだ付 けすることによってプソンユロノド／ケーブルはんだ付は結合部７３に結合され 且つ結合部７３においてプソソユロソド７２に取り付けられる。摘出ワイヤ７７ ａ〜ｄはまた、先端においてステンレス鋼撚り線１２と共にはんだ付けすること によって、先端のバスケットハブはんだ付は結合部７６に結合される。摘出ワイ ヤ７７ａ−ｄは、次いで、摘出ワイヤ７７ａ−ｄの先端からある設定距離にある 設計位置で、ステンレス鋼撚り線１２と共にはんだ付けすることによって、基端 側のバスケットハブはんだ付は結合部７５に結合される。

次いで、基端側バスケットハブはんだ付は結合部７５と先端側バスケットハブは んだ付は結合部７６との間の領域で摘出ワイヤ７７ａ−ｄを互いに分離し、第４ 図に示されているように、使用するための所望の形状に曲げることによって、ワ イヤバスケット７７が形成される。結合部７４と７５との間の摘出ワイヤ７７ａ −ｄの残りの部分は互いに撚られてケーブル７４が形成される。ワイヤバスケッ ト７７が形成された後に、ワイヤバスケット７７に熱が加えられて、内側の単一 フィラメントワイヤ１１の形状記憶特性が設定される。冷却後、次いで、ワイヤ バスケット組立体７１は保持カニユーレ７９内に配置されて、摘出器具７０の組 立が完了する。

摘出ワイヤ１０と２０に使用される形状記憶材料は、約５５％のニッケルと４４ ％のチタンと、銅（１５０ｐｐｍ）、鉄（１１０ｐｐｍ）及びマンガン（２１ｐ ｐｍ）からなる微Ｉ元素とから構成されるニチノール（ｎｉｔｉｎｏｌ）として 知られているニッケル・チタン合金である。形状記憶材料としてのニチノール芯 線１１及び２１は、超弾力性を有し、その結果、熱をかけて適当な予め設計され た温度にすると、成形された形状を保持する超弾力性を示す。この特性は、ワイ ヤバスケット若しくはスネアのようなその他の摘出形状を形成するために、この ようにして作られた摘出ワイヤが曲げられる形状への向きを補強する役目を果た す。ここに記載したニチノールからなる内側コアと周囲を取り巻くステンレス鋼 の撚り線とを備えた複合構造を使用することによって、ニチノール材料はそれ程 容易に結合することができないにも拘わらず、周囲のステンレス鋼の拗り線１２ 及び２２が結合点７３．７５および７６において互いに容易にはんだ付けするこ とができ、製造が容易である。製造効率、耐久性の延び、動作の信頼性が改良さ れることに加えて、ここに記載の複合構造を使用することによって、摘出ワイヤ の成形のために単一の超弾力性の材料を使用するよりも材料コストの節約もでき る。

ここでは、摘出ワイヤ構造の２つの特定の例を記載したが、本発明の範囲に含ま れる他の形状も適する。また、ステンレス鋼が特に撚り線１２及び２２に適して いるけれども、形状記憶材料に対して容易に結合させることができる他の材料は 別の構造において満足すべき役目を果たすことができる。更に、本発明が４本の ワイヤからなるバスケット内に組み入れられた例が提供されているけれども、本 発明が有効であるワイヤバスケットステント・リドリーバ、スネア等のための多 くの他の摘出形状があることも理解されるべきである。従って、図面及び上記の 説明によって本発明を図示し且つ詳細に説明したけれども、これは例示であって 本発明の特徴を限定するものではないと考えられるべきものであり、単に好まし い実施例が示され且つ説明されたものであり、本発明の精神に含まれる全ての変 更及び変形に対して保護を与えられることが望まれていることが理解されるべき である。

補正婁の翻ｆｌ’ｉ’　ｆ場出婁 （Ｑ　Ａ　２．ｋａＴＴ：ｌ７１Ｂｉｌｈ）（特許法第１８４条の８） 平成　５年１２月７６日 １、特許８願の表示 ＰＣＴ／ＵＳ９２１０５１８３ ２、発明の名称 内視鏡による摘出器具、ワイヤバスケット結石摘出型態ステント・リドリーバ、 スネア等に関する改良３、特許出願人 住　所　アメリカ合衆国ノース・カロライナ州２７１０５゜ウィンストンーセイ レム、ベサニア・ステーション拳ロード名　称　ウィルソン−クック・メディカ ル・インコーホレーテッド４、代理人 住　所　東京都千代田区大手町二丁目２番１号新大手町ビル　２０６区 電話　３２７０−６６４１〜６６４６ ５、補正書の提出日 請求の範囲 １、保持カニユーレと、患者内から異物を摘出するための予め成形された形状に 伸びることができる少なくとも１つの摘出ワイヤと、を含む医療用摘出器具であ って、 形状記憶材料からなる単一フィラメントの内側ワイヤの周囲を、当該形状記憶材 料に対して比較的容易に結合させることができる材料からなる複数の撚られた外 側ワイヤによって取り巻いた複合構造によって、前記切開／摘出ワイヤを形成し たことを特徴とする摘出器具。

２、前記撚られたワイヤがステンレス鋼によって作られている、請求の範囲第１ 項に記載の摘出器具。

３、前記撚られたステンレス鋼ワイヤが５本のワイヤを含む、請求の範囲第２項 に記載の摘出器具。

４、前記ステンレス鋼ワイヤが６本のワイヤを含む、請求の範囲第２項に記載の 摘出器具。

５、前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１項に記載の摘出器具 。

６　前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第４項に記載の摘出器具 。

７、前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第５項に記載の摘出器具 。

８、前記内側ワイヤの直径が約０．００５インチであり、前記周囲のワイヤの直 径が各々約０．００５５インチである、請求の範囲第６項に記載の摘出器具。

９　前記内側ワイヤの直径が釣り　００５インチであり、前記周囲のワイヤの直 径が各々約０．０００４インチである、請求の範囲第７項に記載の摘出器具。

１０、保持カニユーレと、患者内から異物を摘出するための予め成形された形状 に伸びることができる少な（とも１つの摘出ワイヤと、を含む医療用摘出器具を 製造する方法であって、 形状記憶材料からなる単一フィラメントの内側ワイヤの周囲を、当該形状記憶材 料に対して比較的容易に結合させることができる材料からなる複数の燃られた外 側ワイヤによって取り巻いた複合構造によって、前記摘出ワイヤを形成し、前記 撚られたワイヤをはんだ付けすることによって前記摘出ワイヤを摘出器具組豆体 に結合し、 前記摘出ワイヤを前記摘出器具内で使用するために所望の形状に成形し、前記形 状記憶材料からなる内側単一フィラメントの形状記憶特性を設定するために、前 記成形された摘出ワイヤに熱を加えること、からなる方法。

１１、前記撚られたワ・イヤがステンレス鋼によって作られる、請求の範囲第１ ０項に記載の医療用摘出器具を製造する方法。

１２　前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１０項に記載の医療 用摘出器具を製造する方法。

１３、前記撚られたステンレス鋼ワイヤが５本のワイヤを含む、請求の範囲第１ １項に記載の医療用摘出器具を製造する方法。

１４　前記ステンレス鋼ワイヤが６本のワイヤを含む、請求の範囲第１１項に記 載の医療用摘出器具を製造する方法。

１５、前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１３項に記載の医療 用摘出器具を製造する方法。

１６　前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１４項に記載の医療 用摘出器具を製造する方法。

１７、前記内側ワイヤの直径が約０．００５インチであり、前記周囲のワイヤの 直径が各々約０．００５５インチである、請求の範囲第１５項に記載の医療用摘 出器具を製造する方法。

１８、前記内側ワイヤの直径が約１００５インチであり、前記周囲のワイヤの直 径が各々約０．０００４インチである、請求の範囲第１６項に記載の医療用摘出 器具を製造する方法。

１９、保持カニユーレと、患者内から異物を摘出するための予め成形された形状 に伸びることができる複数の摘出ワイヤと、を含む医療用摘出器具を製造する方 法であって、 形状記憶材料からなる単一フィラメントの内側ワイヤの周囲を、当該形状記憶材 料に対して比較的容易に結合させることができる材料からなる複数の撚られた外 側ワイヤによって取り巻いた複合構造によって、はぼ等しい長さの複数の摘出ワ イヤを形成し、 前記摘出ワイヤの端部で前記撚られたワイヤをはんだ付けすることによって摘出 ワイヤの端部を結合し、 前記摘出ワイヤの先端から設定された距離の設定位置において、前記撚られたワ イヤを当該設定位置にはんだ付けすることによって、前記摘出ワイヤを結合し、 前記設定位置と前記摘出ワイヤの先端との間の領域において、前記摘出ワイヤを 、前記医療用摘出器具において使用するのに望ましい形状に成形し、前記形状記 憶材料からなる前記内側単一フィラメントのワイヤの形状記憶特性を設定するた めに、前記成形された摘出ワイヤに熱をかけること、からなる方法。

２０、前記撚られたワイヤがステンレス鋼によって作られる、請求の範囲第１９ 項に記載の医療用摘出器具を製造する方法。

２１、前記撚られたステンレス鋼ワイヤが５本のワイヤを含む、請求の範囲第２ ０項に記載の医療用摘出器具を製造する方法。

２２、前記ステンレス鋼ワイヤが６本のワイヤを含む、請求の範囲第２０項に記 載の医療用摘出器具を製造する方法。

２３、前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１９項に記載の医療 用摘出器具を製造する方法。

フロントページの続き （７２）発明者　マーチル、°マーク・カランアメリカ合衆国ノース・カロライ ナ州 （７２）発明者　フレムンド、ズデネ・アンソニー

Claims (23)

【特許請求の範囲】
1. １．保持カニューレと、患者内から異物を摘出するための予め成形された形状に 伸びることができる少なくとも１つの摘出ワイヤと、を含む医療用摘出器具であ って、 形状記憶材料からなる単一フィラメントの内側ワイヤの周囲を、当該形状記憶材 料に対して容易に結合させることができる材料からなる複数の撚られたワイヤに よって取り巻いた複合構造によって、前記摘出ワイヤを形成したことを特徴とす る摘出器具。
2. ２．前記撚られたワイヤがステンレス鋼によって作られている、請求の範囲第１ 項に記載の摘出器具。
3. ３．前記撚られたステンレス鋼ワイヤが５本のワイヤを含む、請求の範囲第２項 に記載の摘出器具。
4. ４．前記ステンレス鋼ワイヤが６本のワイヤを含む、請求の範囲第２項に記載の 摘出器具。
5. ５．前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１項に記載の摘出器具 。
6. ６．前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第４項に記載の摘出器具 。
7. ７．前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第５項に記載の摘出器具 。
8. ８．前記内側ワイヤの直径が約０．００５インチであり、前記周囲のワイヤの直 径が各々約０．００５５インチである、請求の範囲第６項に記載の摘出器具。
9. ９．前記内側ワイヤの直径が約０．００５インチであり、前記周囲のワイヤの直 径が各々約０．０００４インチである、請求の範囲第７項に記載の摘出器具。
10. １０．保持カニューレと、患者内から異物を摘出するための予め成形された形状 に伸びることができる少なくとも１つの摘出ワイヤと、を含む医療用摘出器具を 製造する方法であって、 形状記憶材料からなる単一フィラメントの内側ワイヤの周囲を、当該形状記憶材 料に対して容易に結合させることができる材料からなる複数の撚られたワイヤに よって取り巻いた複合構造によって、前記摘出ワイヤを形成し、前記撚られたワ イヤをはんだ付けすることによって前記摘出ワイヤを摘出器具組立体に結合し、 前記摘出ワイヤを前記摘出器具内で使用するために所望の形状に成形し、前記形 状記憶材料からなる内側単一フィラメントの形状記憶特性を設定するために、前 記成形された摘出ワイヤに熱を加えること、からなる方法。
11. １１．前記撚られたワイヤがステンレス鋼によって作られる、請求の範囲第１０ 項に記載の医療用摘出器具を製造する方法。
12. １２．前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１０項に記載の医療 用摘出器具を製造する方法。
13. １３．前記撚られたステンレス鋼ワイヤが５本のワイヤを含む、請求の範囲第１ １項に記載の医療用摘出器具を製造する方法。
14. １４．前記ステンレス鋼ワイヤが６本のワイヤを含む、請求の範囲第１１項に記 載の医療用摘出器具を製造する方法。
15. １５．前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１３項に記載の医療 用摘出器具を製造する方法。
16. １６．前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１４項に記載の医療 用摘出器具を製造する方法。
17. １７．前記内側ワイヤの直径が約０．００５インチであり、前記周囲のワイヤの 直径が各々約０．００５５インチである、請求の範囲第１５項に記載の医療用摘 出器具を製造する方法。
18. １８．前記内側ワイヤの直径が約０．００５インチであり、前記周囲のワイヤの 直径が各々約０．０００４インチである、請求の範囲第１６項に記載の医療用摘 出器具を製造する方法。
19. １９．保持カニューレと、患者内から異物を摘出するための予め成形された形状 に伸びることができる複数の摘出ワイヤと、を含む医療用摘出器具を製造する方 法であって、 形状記憶材料からなる単一フィラメントの内側ワイヤの周囲を、当該形状記憶材 料に対して容易に結合させることができる材料からなる複数の撚られたワイヤに よって取り巻いた複合構造によって、ほぼ等しい長さの複数の摘出ワイヤを形成 し、 前記摘出ワイヤの端部で前記撚られたワイヤをはんだ付けすることによって摘出 ワイヤの端部を待合し、 前記摘出ワイヤの先端から設定された距離の設定位置において、前記撚られたワ イヤを当該設定位置にはんだ付けすることによって、前記摘出ワイヤを結合し、 前記設定位置と前記摘出ワイヤの先端との間の領域において、前記摘出ワイヤを 、前記医療用摘出器具において使用するのに望ましい形状に成形し、前記形状記 憶材料からなる前記内側単一フィラメントのワイヤの形状記憶特性を設定するた めに、前記成形された摘出ワイヤに熱をかけること、からなる方法。
20. ２０．前記撚られたワイヤがステンレス鋼によって作られる、請求の範囲第１９ 項に記載の医療用摘出器具を製造する方法。
21. ２１．前記撚られたステンレス鋼ワイヤが５本のワイヤを含む、請求の範囲第２ ０項に記載の医療用摘出器具を製造する方法。
22. ２２．前記ステンレス鋼ワイヤが６本のワイヤを含む、請求の範囲第２０項に記 載の医療用摘出器具を製造する方法。
23. ２３．前記形状記憶材料がニチノールである、請求の範囲第１９項に記載の医療 用摘出器具を製造する方法。