JPH0650802Y2 - デイスク記憶装置の記憶内容消去装置 - Google Patents

デイスク記憶装置の記憶内容消去装置

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JPH0650802Y2
JPH0650802Y2 JP1986194886U JP19488686U JPH0650802Y2 JP H0650802 Y2 JPH0650802 Y2 JP H0650802Y2 JP 1986194886 U JP1986194886 U JP 1986194886U JP 19488686 U JP19488686 U JP 19488686U JP H0650802 Y2 JPH0650802 Y2 JP H0650802Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は固定ディスク装置などのディスク記憶装置の記
憶内容消去装置に関する。
〔従来の技術〕
周知のとおりディスク記憶装置に情報を記憶させる際に
は、その情報をディスク上に設定されているトラックに
単に書き込むだけでよく、この書き込みはそれ以前に該
トラックに情報が記録されていたか否かを問わずになさ
れるのがふつうである。すなわち、書き込み前にどんな
情報がそこに記憶されていても、書き込みによって新し
い情報と置き換えられてしまう。このため、ディスク記
憶装置のユーザはディスク上の記録情報の消去を意識す
る必要はとくにない。
第3図(a)はトラック上の情報記録の様子を模式的に
示したものである。トラックT0は全く新しいトラックで
あって何の書き込みもなされていない。隣りのトラック
T1との間の中間トラックIT1も同じ状態である。これに
対してトラックT2には情報が書き込まれており、例えば
N,Sを示す左向きと右向きの矢印でこれが示されてい
る。N,Sの各領域の広さは図示のように必ずしも均一で
はないが、もちろんN,Sは必ず交互に書き込まれる。同
図(b)はこれをヘッド3で読み出した読取信号RSの波
形を示すもので、N,Sの境目で正負の極値が現われるア
ナログ波形である。このように一旦書き込みがなされた
トラックから記録情報を消去するには、トラックT1に示
すようにNなりSなり一方の方向に一様に磁化させる。
容易にわかるようにトラックT1にはN,Sの境目がないか
ら、ヘッドでこれを読み出しても読取信号は全く現われ
ず、この意味では全く書き込みのないトラックT0と等価
である。
上述のようにユーザは記録情報の消去の要はないが、デ
ィスクやディスク記憶装置の製作時には主に試験工程で
その必要が生じることがある。ディスク面内の欠陥を検
出するには、面内の全トラックに所定の情報,例えば16
進法の数字FFを一様に書き込んだ上で、それを読み出し
て正しく書き込まれたか否かを判定すればよい。この判
定を使用条件よりも厳密な基準でしたいときがあり、そ
れには前述の情報の書き込み前に全トラック上の情報を
消去しておくのが望ましい。このための消去は前述のよ
うにトラックを一定方向に磁化させることにより行なう
のであるが、このためにはディスク記憶装置に外部装置
を接続してこの一様磁化のための信号をディスク記憶装
置のヘッドに送るとともに、ヘッドの操作系にもこの外
部装置から制御信号を送って所望のトラック上にヘッド
を逐次に位置させながら情報の消去を行なっていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところが、ディスク面上に設定されたトラック相互間の
隙間に何らかの原因で無用な情報が書き込まれている
と、トラック上の記憶情報を読み出したときに稀にでは
あるが読み取りエラーが発生しうることがわかった。こ
の理由を第4図を参照して説明する。
第4図(a)のトラックT0,T1には通常のようにN,Sの交
替パターンが記録情報として書き込まれているが、両ト
ラックT0,T1の間の中間トラックIT1にも図示のように同
様にN,Sの交替パターンが書き込まれているとする。さ
らにヘッド3はトラックT1上の情報を読み取ろうとして
いるが、その位置がトラックT1の中心線からオフトラッ
ク量δだけずれているとする。このときのヘッド3から
の読取信号RSは同図(b)に示すトラックT1上のパター
ンを読み出した読取信号RStと同図(c)に示す中間ト
ラックIT1上のパターンを読み出した読取信号RSiとを合
成した同図(d)に示すような波形になる。この読取信
号RSから情報を再生する上では、、周知のようにその波
形中の正負極値の発生点が交替パターンの境界と判断さ
れるが、同図(d)に示す合成読取信号RSの極値発生点
が同図(b)に示す本来の読取信号RStの極値発生点か
らずれているので、この読取信号RSから記憶情報を再生
したのでは読み取りエラーが発生してしまう。
もちろん、ヘッドの位置が第4図(a)に示す程トラッ
クから大きくずれた状態で読取りが行なわれることは稀
であるが、ヘッドのオフトラック量はある限度以下であ
ればよしとされるので、中間トラック上に書き込まれた
情報により読取信号が若干の影響を受けることは避け得
ない。また、中間トラックへの情報の書き込みも正規の
条件下ではない筈であるが、前回の情報の書き込み時に
ヘッドのトラッキングが常に正確になされていたとは保
証できない。従って、前回の書き込み時と今回の読み取
り時におけるトラッキングエラーが悪い条件で重なり合
うと、トラックと中間トラック上の情報を望ましくない
干渉を起こす確率が増加する。かかる不具合をなくすに
は前の第3図(a)のトラックT1と中間トラックIT2に
示すように中間トラックを含めてディスクに記録されて
いる全情報を必要時に消去できるようにしておくのが望
ましい。
しかし、従来からのディスク記憶装置にはそれ単独でデ
ィスク面内の情報を完全消去できる機能はないし、前述
のように外部装置を用いて消去することも一般のユーザ
にはできない。またメーカ側でも前述のようなディスク
の欠陥試験後、ディスク面上の情報を全消去した上でデ
ィスク記憶装置を出荷するのが望ましいが、わざわざ外
部装置を接続して消去するのでは試験の後工程に手間が
掛かり過ぎて量産に適しない。
本考案は、上述の点に鑑み、単一の消去指令によりすべ
ての情報記憶用トラック及びの中間トラックの情報をデ
ィスク記憶装置単独で消去できるようにしたディスク記
憶装置の記憶内容消去装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するため、複数条の情報記
憶用トラックが同心円状に設定されたディスクと、該デ
ィスクを回転駆動するためのスピンドルモータと、前記
ディスクの1回転に1度の割合で同期信号を発生する同
期信号発生手段と、前記トラックに情報の読み書きを行
うためのヘッドと、該ヘッドを前記トラックの径方向に
移動自在に担持するキャリッジと、前記ヘッドの前記径
方向の位置を操作するためのヘッド操作手段と、外部コ
ントローラからのリードライト指令に応答し、前記ヘッ
ドを介して前記トラックの情報の読取信号及び書込信号
を当該コントローラに対して入出力するためのリードラ
イト回路とを備えたディスク記憶装置において、消去指
令に応答して前記リードライト回路を情報の書込み状態
に設定すると共に、当該リードライト回路に情報の消去
のための書込み信号を与える消去信号発生手段と、前記
複数条のトラックのうちの1つに対応した変数を記憶し
てそのトラックを指定するトラック指定手段と、前記消
去指令に応答して前記トラック指定手段が前記複数条の
トラックのうちの一端のものを指定するように前記変数
を初期設定すると共に、前記同期信号に応答して当該ト
ラック指定手段が隣のトラックを指定するように当該変
数を更新する変数設定手段と、前記ヘッドを前記トラッ
ク指定手段により指定されたトラックに位置決めするよ
うに前記ヘッド操作手段に操作指令を与えるヘッド操作
指令手段と、前記変数設定手段により更新された変数が
前記複数条のトラックのうちの他端のものに対応した値
に達した否かを判定し、該否判定に基づいて前記ヘッド
操作指令手段を起動する繰返し制御手段と、前記トラッ
ク指定手段の指定するトラックを前記複数条のトラック
の相互間の中間トラックに切り換え指定するための消去
モード指定手段とを備えることを特徴としている。
〔作用〕
本考案においては、消去指令を与えると、変数設定手段
により初期設定・更新される変数に応じて一端のトラッ
クから他端のトラックへとトラック指定手段により順次
1つのトラックが指定されるので、その指令されたトラ
ックへの位置決めがヘッド操作指令手段により指令され
る。この指令は、繰返し制御手段がヘッド操作指令手段
を起動することにより、ディスク1回転に1回の同期信
号に応答して行われる変数の更新ごとに、他端のトラッ
クに達するまで繰返れるので、ヘッドが位置決めされた
各トラックは、その1回転の間に消去信号発生手段から
の書込み信号がリードライト回路及びヘッドを介して与
えられ、各トラックの情報が順次すべてのトラックにわ
たって消去される。
そして、中間トラックの情報を消去する場合には、消去
モード指定手段をトラック指定手段が中間トラックを指
定するように切り換えた上で、消去指令を与えることに
より、上述と同様に消去できる。
〔実施例〕
以下、第1図と第2図を参照しながら本考案の構成と動
作を具体的に説明する。第1図は本考案による記憶内容
消去装置が組み込まれたディスク記憶装置の要部の構成
を示し、第2図はその動作例を示す流れ図である。
第1図に示されたディスク記憶装置100は固定ディスク
装置であって、その1個のみが図示されたディスク1上
には実線で示された多数条のトラックが設定されてお
り、それらの相互間には鎖線で示された中間トラックIT
がそれぞれ介在している。該ディスク1はスピンドルモ
ータ2で駆動されており、その速度は駆動回路2aに与え
られるクロックパルスCPにより一定に保たれている。ス
ピンドルモータ2内には本考案における同期信号として
ディスク1回転に1度の割合でインデックスパルスIDX
を発生させる同期信号発生手段40,例えばホール素子を
用いたパルス発生器が組み込まれている。
ディスク1上の情報の読み書きあるいは本考案における
情報の消去のためのヘッド3は図の左右方向に移動自在
なキャリッジ4により担持されており、該キャリッジ4
に機械的に密に結合されたヘッド操作モータ5の正逆方
向の回転に応じてそのディスクの径方向位置が操作され
る。ヘッド操作モータ5は例えば2相のステッピングモ
ータであり、操作指令を受けてそれに応じた相電流を発
生する駆動回路5aにより給電される。このヘッド操作モ
ータ5と駆動回路5aとが本考案におけるヘッド操作手段
30を構成する。
ヘッド3と接続された本考案における書込手段10は、デ
ィスク記憶装置内に従来からあるいわゆるリードライト
回路をそのまま利用することでよく、ヘッド選択指令HS
により指定されたヘッドをリードライト指令に応じて読
み取りないしは書き込み可能に置く。選択されたヘッド
からの読取信号RSはその読取出力Rから通例のように復
調回路6を介して付属のコントローラ200やホストコン
ピュータに与えられ、逆にコントローラ200からの通常
の書込信号WSはその書込入力Wに与えられる。ディスク
上の情報を消去するための書込信号WDもこの書込入力W
に与えることでよいが、本考案の場合この書込信号WDは
ディスク記憶装置内に組み込まれているプロセッサ7か
ら与えられる。消去のための書込信号WDは前述のように
固定的なもの、例えば0のデータであった、書込手段10
はこれを受けてディスクの媒体を一定の方向に磁化する
に必要な電流をヘッド3に供給する。プロセッサ7は前
述のクロックパルスCP,ヘッド選択指令HSおよびリード
ライト指令RWを発するほか、その内部に本考案における
順序操作手段50をそのソフトウエアの径で含む。
消去モード指定手段20は適宜に設定が可能な図示の2個
のいわゆるデイジタルスイッチであってよく、それらに
より設定された消去モードでMをプロセッサ7内の順序
操作手段50に与える。
以上で本考案による記憶内容消去装置の各部の構成の説
明を終えたので、次に第2図を参照しながらその全体動
作を説明する。消去モード指定手段から指定される前述
の消去モードMは2ビットの信号であり、その下位ビッ
トによりトラックの消去が,上位ビットにより中間トラ
ックの消去が指定されるものとする。すなわち、例えば
消去モードMの値が3であるときはトラックと中間トラ
ックの双方の消去が指定される。この第2図はディスク
記憶装置内のプロセッサ7ないしは順序操作手段50から
見た流れ図である。なお、この実施例の場合ヘッド操作
手段としてのヘッド操作モード5は2相のステッピング
モータであるから、その2個の相電流の作る合成電流ベ
クトルは電気ベクトル線図上で複数個例えば8個の基準
位置をもち、以下この基準位置を0から始まる変数j
(=0〜jm)で表わすこととする。また通例のようにこ
の各基準位置にはトラックまたは中間トラックが交互に
対応するものとし、かつ奇数の変数jにはトラックが,
偶数の変数jには中間トラックが対応するものとする。
さらにトラックと中間トラックとに対する通し番号を0
から始まる変数i(=0〜im)で表わすものとし、上と
同様に奇数の変数iにはトラックが,偶数の変数iには
中間トラックが対応するものとする。
第2図の流れは消去指令ESがディスク記憶装置ないしは
プロセッサ7に与えられたとき起動される。この消去指
令は第1図に示すように適宜なスイッチによって与えて
もよいし、コントローラ200ないしはホストコンピュー
タからの指令の形であってもよい。その最初のステップ
S1では、まず消去モードMを読み取り、リードライト指
令RWに例えば1を入れてそれを書込手段10に与えること
により、ヘッドを書き込み可能状態に置かせる。続くス
テップS2とステップS3はヘッドをディスクの最外径側に
置くためのステップであって、ステップS2ではヘッドが
現在最外径位置にあるか否かを変数iが0か否かで判定
し、否であればステップS3でヘッドをまず最外径位置に
まで移動させる。ヘッドが変数i=0に対応する最外径
位置に置かれた後、ステップS4では書込信号WDに0を入
れてこれを書込手段10の書込入力Wに与えることによ
り、情報の消去のための電流をヘッドに供給させる。こ
の書込信号WDは前述のように以降の消去動作を通じて一
定に保たれる。
ステップS5では消去モードMが2か否か,すなわち中間
トラックの消去のみが指定されているか否かを判定す
る。否の場合はステップS6に入って2個の変数i,jに1
を入れ、かつ操作指令DSjをヘッド操作手段30の駆動回
路5aに与える。この操作指令は変数jの関数であって、
ヘッド操作モータ5のもつ相電流ベクトルの基準位置が
これによって指定される。今の場合はj=1であるか
ら、ヘッドはi=0に対応するディスクの最外径の中間
トラックの位置からその一つ内径側のi=1に対応する
最外径トラック上に移動される。ステップS5の判定結果
が然りであるときは動作はステップS7に入り、2個の変
数i,jに0を入れるだけとする。もちろんこの場合ヘッ
ドはi=0に対応する最外径中間トラックの位置にあ
る。いずれの場合も動作はついでステップS8に入ってフ
ラグFに0を立てる。
このステップS8の段階ではヘッドが現在あるトラックな
り中間トラックの消去がすでに始まっているのである
が、これに続くステップS9では同期信号発生手段40から
のインデックスパルスIDXの到来を持つ。インデックス
パルスIDXが到来すると動作はステップS10に入り、フラ
グFが0か否かを判定する。前のステップS8でフラグF
に0が立っているから動作はステップS11に移り、ここ
でフラグFの値を1に変えた上で流れをステップS9に返
えす。最初から2番目のインデックスパルスIDXが到来
すると流れはステップS10を経てステップS12に移る。こ
のステップS9からステップS11までのループ動作によ
り、1番目のインデックスパルスIDXから2番目のイン
デックスパルスIDXに至るまでの間,つまりディスクの
1周に亘ってトラックなり中間トラックなりに対する情
報の消去が完全に行なわれる。
ステップS12では変数iに2を加えることにより、もう
一つの内径側のトラックなり中間トラックが指定され
る。続くステップS13ではこの変数iの値がその最大値i
mよりも大か否かが判定される。最初の内はもちろん否
であるから、動作はステップS14に移る。ステップS14か
らステップS19までの流れはヘッドを次のトラックなり
中間トラックなりに移すステップである。ステップS14
では変数jに1を加え、次のステップS15ではこの変数
jがその最大値jmより大か否かを判定する。大であると
きに限りステップS16で変数jに0を入れることで電流
ベクトルの位置を回転させた上で、ステップS17におい
て操作指令DSjを駆動回路5aに発してヘッドを1ステッ
プ移動させる。続くステップS18でフラグFが0か否か
を判定するが、前のステップS11でフラグFには1が立
っているから、判定結果は否となって動作はステップS1
9に入り、ここでフラグFの値を0で置き換えて流れを
ステップS14に返えす。ステップS17でヘッドをもう1ス
テップ移動させた上でステップS18からループを抜け出
す。この合わせて2ステップの移動により、ヘッドはあ
るトラックから次のトラックに,あるいは或る中間トラ
ックから次の中間トラックに移動される。ステップS18
からループを抜けた後に動作は前のステップS9に帰り、
前と同様にトラックなり中間トラックなりの消去とヘッ
ドの移動とを繰り返えす。
以上の繰り返えし動作が進み、ヘッドが最内径のトラッ
クなり中間トラックなりに達した後は変数iの値がその
最大値imを越えるので、動作の流れはステップS13から
ステップS20の方に進む。このステップS20では消去モー
ドMが3か否かが判定され否のときは全動作を終える。
消去モードMが3,すなわちトラックと中間トラックの双
方の消去が指定されているとき、動作はステップS21に
移るが、この時までにトラックの方の消去はすでに済ん
でいるので、このステップS21では中間トラックの消去
を次に指定するために、消去モードMの値を2で置き換
えた上で流れをステップS3に戻す。中間トラックの消去
がすべて済んだ後はステップS20を経て全動作が終結さ
れる。
以上説明した実施例のほか、本考案は種々の態様で実施
をするこができる。例えば第2図に示した動作ステップ
はあくまでヘッド操作手段としてステッピングモータが
用いられた場合に対する例であって、これにボイスコイ
ルモータが用いられた場合は上述の流れをむしろ簡単化
しながら本考案を容易に実施することができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、記憶内容消去装置を構成
する諸手段はすべてディスク記憶装置内にあらかじめ組
み込まれるので、ディスク記憶装置に消去指令を与える
だけで、そのディスク上に書き込まれている全情報を中
間トラック内にあるものを含めてディスク記憶装置単独
で自動的に消去をすることができる。これによって、量
産されるディスク記憶装置のディスクに対する情報の書
き込みと読み取りの試験を済ませた後、ディスク記憶装
置自体にそのディスク面の情報を完全に消去させた上で
出荷できる。従って中間トラックに残存する情報に起因
する情報の読み取りエラー発生のおそれがなくなる。ユ
ーザの使用中に何らかの原因で中間トラックに無用な情
報が誤って書き込まれてしまった場合にも、ユーザは必
要に応じて消去モードを指定しながらディスク面上の無
用な情報を消去することによって、ディスクをいわば新
品同様に更新をすることができる。
本考案の構成とそれに対する説明からわかるように、本
考案の実施のために従来からのディスク記憶装置に追加
すべき部分は僅少ですみ、僅かな失費増でメーカ、ユー
ザ双方にとり有利な上記の利便を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に関するもので、第1図は
本考案によるディスク記憶装置の記憶内容消去装置を実
施したディスク記憶装置の要部の構成例を示す構成図、
第2図はその動作を示す流れ図である。第3図および第
4図は従来技術に関するもので、それぞれディスク面内
のトラックおよび中間トラックに書き込まれた情報の説
明図および該情報を読み出した読取信号の波形図であ
る。図において、 1:ディスク、2:スピンドルモータ、3:ヘッド、5:ヘッド
操作モータ、5a:ヘッド操作モータ用駆動回路、7:プロ
セッサ、10:書込手段、20:消去モード指定手段、30:ヘ
ッド操作手段、40:同期信号発生手段、50:順序操作手
段、100:ディスク記憶装置、200:コントローラ、CP:ク
ロックパルス、δ:オフトラック量、DS,DSj:操作指
令、ES:消去指令、F:フラグ、HS:ヘッド選択指令、IDX:
同期信号としてのインデックスパルス、IT,IT1,IT2:中
間トラック、i:トラックおよび中間トラックの通し番号
を表わす変数、im:変数iの最大数、j:ヘッド操作モー
タとしてのステッピングモータのもつ電流ベクトルの基
準ベクトル番号を表わす変数、jm:変数jの最大値、M:
消去モード、RS:情報の読取番号、RSi:中間トラック上
の情報の読取信号、RSt:トラック上の情報の読取番号、
RW:リードライト指令、S1〜S21:動作ステップ、T,T0〜T
2:トラック、WD:消去のための書込信号、WS:一般の情報
の書込信号、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数条の情報記録用トラックが同心円状に
    設定されたディスクと、該ディスクを回転駆動するため
    のスピンドルモータと、前記ディスクの1回転に1度の
    割合で同期信号を発生する同期信号発生手段と、前記ト
    ラックに情報の読み書きを行うためのヘッドと、該ヘッ
    ドを前記トラックの径方向に移動自在に担持するキャリ
    ッジと、前記ヘッドの前記径方向の位置を操作するため
    のヘッド操作手段と、外部コントローラからのリードラ
    イト指令に応答し、前記ヘッドを介して前記トラックの
    情報の読取信号及び書込信号を当該コントローラに対し
    て入出力するためのリードライト回路とを備えたディス
    ク記憶装置において、消去指令に応答して前記リードラ
    イト回路を情報の書込み状態に設定すると共に、当該リ
    ードライト回路に情報の消去のための書込み信号を与え
    る消去信号発生手段と、前記複数条のトラックのうちの
    1つに対応した変数を記憶してそのトラックを指定する
    トラック指定手段と、前記消去指令に応答して前記トラ
    ック指定手段が前記複数条のトラックのうちの一端のも
    のを指定するように前記変数を初期設定すると共に、前
    記同期信号に応答して当該トラック指定手段が隣のトラ
    ックを指定するように当該変数を更新する変数設定手段
    と、前記ヘッドを前記トラック指定手段により指定され
    たトラックに位置決めするように前記ヘッド操作手段に
    操作指令を与えるヘッド操作指令手段と、前記変数設定
    手段により更新された変数が前記複数条のトラックのう
    ちの他端のものに対応した値に達した否かを判定し、該
    否判定に基づいて前記ヘッド操作指令手段を起動する繰
    返し制御手段と、前記トラック指定手段の指定するトラ
    ックを前記複数条のトラックの相互間の中間トラックに
    切り換え指定するための消去モード指定手段とを備える
    ことを特徴とするディスク記憶装置の記憶内容消去装
    置。
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