JPH0650759U - レンチソケット - Google Patents

レンチソケット

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JPH0650759U
JPH0650759U JP443192U JP443192U JPH0650759U JP H0650759 U JPH0650759 U JP H0650759U JP 443192 U JP443192 U JP 443192U JP 443192 U JP443192 U JP 443192U JP H0650759 U JPH0650759 U JP H0650759U
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socket
vertical groove
circular vertical
end surface
along
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JP443192U
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Inventor
裕敏 野田
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株式会社山崎歯車製作所
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Abstract

(57)【要約】 〔構成〕ソケットの先端面から鉛直に円形縦溝3を穿設
して該円形縦溝3の周端面2を窪み状に傾斜させると共
に、円形縦溝3の内周に沿って等間隔で六箇所に該円形
縦溝3の軸方向に沿って縦状に延びる三角形状の突出部
6を形成し、該突出部6の先端部5は該先端部5に前記
ソケット1の外縁部の周端面2の傾斜に沿って傾斜した
稜線7を成して該稜線7を境に円形縦溝3の内方に傾斜
した二等面を成し、さらに突出部6はその斜面に沿う線
と該斜面の裾部8から円形縦溝3の中心9に至る線とが
夫々60°となる二等辺を成すように形成した。 〔効果〕ボルト頭に対するソケット内腔を回転方向に互
いに±15°の許容範囲で嵌め合すことができ、また横
方向と回転方向のずれは外縁部の周端面2と突出部6の
先端部5の傾斜によりソケットをボルト頭に押し込んだ
だけで容易に嵌合させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インパクトレンチ等のボルト締結用ソケットの内径形状を改良した レンチソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、軌道用レールをレール押え用の板ばねを介して木まくらぎ、PCま くらぎ等にボルト締結する際に、締結手段としてインパクトレンチが一般に用い られている。
【0003】 このインパクトレンチのソケットの内径形状は、図4(a) に示すように六角形 、又は図4(b) に示すように十二角形であり、六角形状内径のソケットの場合、 該ソケットとボルト或はナットとが嵌合するのは60°単位であり、十二角形状 内径のソケット場合、該ソケットとボルト或はナットとが嵌合するのは30°単 位であるから、両者に嵌合の位置ずれがあった場合、ソケット側を本体ごと回す か、ボルト或はナット側を回すかして、両者を適当な嵌合状態にする必要があっ た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、鉄道敷設用のインパクトレンチのように連続作業を行うものは、イ ンパクトレンチを台車に取付けてこのインパクトレンチの重量を軽減させるよう にバランスアームを取付けて上下動を容易にしてあるが、このような機構におい てはインパクトレンチを上下動するだけで、インパクトレンチを回動方向に移動 調整するようにするのは機構が複雑になり好ましくない。
【0005】 従って、従来の鉄道敷設用のインパクトレンチにおいて、ソケットとボルト等 が嵌合しない時はインパクトレンチのスイッチを一瞬間ONにしてボルト側に押 し込んで嵌合させるというインチング回転を併用した面倒な作業を行っていた。 そこで、本考案は、インパクトレンチ等のボルト締結用ソケットの内径形状を 改良することにより、ソケットやボルト等の嵌合位置を調整しなくとも、ソケッ トをボルト等に差込んだだけで容易に嵌合し合うようにしたレンチソケットを提 供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案のレンチソケットは、ボルト締結用のソ ケット1において、前記ソケットの先端面から鉛直に円形縦溝3を穿設して該円 形縦溝3の周端面2を窪み状に傾斜させると共に、前記円形縦溝3の内周に沿っ て60°の等間隔をおいて六箇所に該円形縦溝3の軸方向に沿って縦状に延びる 三角形状の突出部6を形成し、該突出部6の先端部5は該先端部5に前記ソケッ ト1の外縁部の周端面2の傾斜に沿って傾斜した稜線7を成して該稜線7を境に 前記円形縦溝3の内方に傾斜した二等面を成し、さらに前記突出部6はその斜面 に沿う線と該斜面の裾部8から前記円形縦溝3の中心9に至る線とが夫々60° となる二等辺を成すように形成した。
【0007】
【作用】
上記構成のレンチソケットは、円形縦溝3内にボルト頭を嵌合して回動すると 、ボルト頭の外周面が円形縦溝3内の6個の突出部6の一方向の片斜面に当接し てボルトを締め回すこととなる。 この際、ソケット1の円形縦溝3内には、該円形縦溝3の内周に沿って軸方向 に縦状に延びる三角形状の突出部6が60°の等間隔をおいて六箇所設けられる と共に、この突出部6の斜面に沿う線と該斜面の裾部8から円形縦溝3の中心9 に至る線とが夫々60°となる二等辺を成すように形成されたため、ソケット1 とボルト頭10の回転方向の位置ずれは、図2に示すようにボルト頭10を回転 方向に±15°の範囲内で嵌め合すことができる。
【0008】 また仮に、ソケット1がボルト頭10に対して回転方向に±15°を越す範囲 で当たった場合、即ち、ソケット1の突出部6がボルト頭10に当たった場合で も、ソケット1の周端面2と突出部6は円形縦溝3の内方に傾斜しているから、 このソケット1のボルト頭10に対する回転方向の位置ずれはソケット1のボル ト頭10に対する押込み動作に従って滑り下りることにより矯正されて円形縦溝 3に嵌り合うこととなる。
【0009】 さらに、ソケット1とボルト頭10とに横方向の位置ずれがあった場合でも、 ボルト頭10の下端側の外周縁がソケット1の周端面2或は突出部6に当たって いさえすれば、周端面2或は突出部6の傾斜に沿って案内されて、ボルト頭10 をソケット1の円形縦溝3内に嵌合することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0011】 図1は本考案のレンチソケットを示す図であり、図1(a) はレンチソケットの ジョイント部の端面図であり、図1(b) はレンチソケットの縦断面図であり、図 1(c) はレンチソケットの先端の端面図である。図2(a) 及び(b) は本考案のレ ンチソケットにボルト頭を嵌合した状態の端面図である。図3は本考案のレンチ ソケットの内腔を示す斜視図である。
【0012】 ソケット1の全体構成は、図1に示す如きであり、ジョイント部11には角形 の縦孔12を設け、該ジョイント部11の外周側方から縦坑12を経てピン孔1 3が穿設してある。
【0013】 ソケット1の先端部(図1(b) の下方部)は、図1(c) に示すように、内腔に 端面を開放した円形縦溝3を穿設し、該円形縦溝3の周端面2は窪み状に30° 傾斜させてある。
【0014】 また、円形縦溝3内には、その内周に沿って60°の等間隔をおいて六箇所に 該円形縦溝3の軸方向に沿って一定距離だけ縦状に延びる三角形状の突出部6を 形成し、突出部6を形成した部分のさらに内腔部は、該突出部6の成す内径より 小径とすることにより、ボルト頭10の端面を当接してボルト頭の沈み過ぎを防 止してある。
【0015】 このようなソケット1において、突出部6はその斜面に沿う線と該斜面の裾部 8から円形縦溝3の中心9に至る線とが夫々60°となる二等辺を成すように形 成してある。
【0016】 また、円形縦溝3内の突出部6の先端部5は該先端部5にソケット1の外縁部 の周端面2の傾斜角30°に沿って同様に傾斜した稜線7を成し、該稜線7を境 に円形縦溝3の内方に傾斜した二等面をなす三角形状としてある。
【0017】 このようなレンチソケットの使用上の作用は、上記作用の欄で述べたと同様で あるが、ただしこの実施例においては、ソケット1の周端面2と突出部6の傾斜 角を30°としてあるが、本考案はこれに限定されるわけではなく、それ以外の 傾斜角でも適用可能である。
【0018】
【考案の効果】
インチング回転 以上説明したように、本考案のレンチソケットによれば、締結 すべきボルト頭に対するソケット1の内腔を回転方向に互いに±15°の許容範 囲で嵌め合すことができ、またソケット1の周端面2と突出部6の内方への傾斜 により、ソケットをボルト頭に押し込んだだけでソケット1の内径とボルト頭1 0との位置ずれを横方向にも回転方向にも容易に矯正することができるから、イ ンチング回転を併用したりしなくても、嵌合作業が従来に比較して非常に容易と なる。
【0019】 このようなレンチソケットは、特に鉄道敷設用のインパクトレンチのような上 下機構を具備した装置に適し、インパクトレンチを回動方向に移動調整するよう な複雑な機構を備えなくても、本考案の簡易な構成により作業性を飛躍的に向上 するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案のレンチソケットを示す図であ
り、図1(a) はレンチソケットのジョイント部の端面図
であり、図1(b) はレンチソケットの縦断面図であり、
図1(c) はレンチソケットの先端の端面図である。
【図2】図2(a) 及び(b) は本考案のレンチソケットに
ボルト頭を嵌合した状態の端面図である。
【図3】図3は本考案のレンチソケットの内腔を示す斜
視図である。
【図4】図4は従来のレンチソケットの端面図である。
【符合の説明】
1…ソケット、2…周端面、3…円形縦溝、5…先端
部、6…突出部、7…稜線、8…裾部、9…円形縦溝の
中心、10…ボルト頭。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルト締結用のソケット1において、前記
    ソケットの先端面から鉛直に円形縦溝3を穿設して該円
    形縦溝3の周端面2を窪み状に傾斜させると共に、前記
    円形縦溝3の内周に沿って60°の等間隔をおいて六箇
    所に該円形縦溝3の軸方向に沿って縦状に延びる三角形
    状の突出部6を形成し、該突出部6の先端部5は該先端
    部5に前記ソケット1の外縁部の周端面2の傾斜に沿っ
    て傾斜した稜線7を成して該稜線7を境に前記円形縦溝
    3の内方に傾斜した二等面を成し、さらに前記突出部6
    はその斜面に沿う線と該斜面の裾部8から前記円形縦溝
    3の中心9に至る線とが夫々60°となる二等辺を成す
    ように形成したことを特徴とするレンチソケット。
JP1992004431U 1992-01-11 1992-01-11 レンチソケット Expired - Lifetime JPH0744450Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992004431U JPH0744450Y2 (ja) 1992-01-11 1992-01-11 レンチソケット

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Publication Number Publication Date
JPH0650759U true JPH0650759U (ja) 1994-07-12
JPH0744450Y2 JPH0744450Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=11584063

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051101A (ja) * 2010-08-13 2012-03-15 Shakuko Kyo 急速結合ソケット
JP2020006470A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 Tone株式会社 ソケット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS642876A (en) * 1987-06-24 1989-01-06 Yonden Engineering Co Ltd Tool for turning bolt
JPH0239874U (ja) * 1988-09-07 1990-03-16

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JPH0744450Y2 (ja) 1995-10-11

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