JPH0744450Y2 - レンチソケット - Google Patents

レンチソケット

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JPH0744450Y2
JPH0744450Y2 JP1992004431U JP443192U JPH0744450Y2 JP H0744450 Y2 JPH0744450 Y2 JP H0744450Y2 JP 1992004431 U JP1992004431 U JP 1992004431U JP 443192 U JP443192 U JP 443192U JP H0744450 Y2 JPH0744450 Y2 JP H0744450Y2
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JP
Japan
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socket
vertical groove
wrench
circular vertical
along
Prior art date
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Application number
JP1992004431U
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English (en)
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JPH0650759U (ja
Inventor
裕敏 野田
Original Assignee
株式会社山崎歯車製作所
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インパクトレンチ等の
ボルト締結用ソケットの内径形状を改良したレンチソケ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、軌道用レールをレール押え用
の板ばねを介して木まくらぎ、PCまくらぎ等にボルト
締結する際に、締結手段としてインパクトレンチが一般
に用いられている。
【0003】このインパクトレンチのソケットの内径形
状は、図4(a) に示すように六角形、又は図4(b) に示
すように十二角形であり、六角形状内径のソケットの場
合、該ソケットとボルト或はナットとが嵌合するのは6
0°単位であり、十二角形状内径のソケット場合、該ソ
ケットとボルト或はナットとが嵌合するのは30°単位
であるから、両者に嵌合の位置ずれがあった場合、ソケ
ット側を本体ごと回すか、ボルト或はナット側を回すか
して、両者を適当な嵌合状態にする必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、鉄道敷設用
のインパクトレンチのように連続作業を行うものは、イ
ンパクトレンチを台車に取付けてこのインパクトレンチ
の重量を軽減させるようにバランスアームを取付けて上
下動を容易にしてあるが、このような機構においてはイ
ンパクトレンチを上下動するだけで、インパクトレンチ
を回動方向に移動調整するようにするのは機構が複雑に
なり好ましくない。
【0005】従って、従来の鉄道敷設用のインパクトレ
ンチにおいて、ソケットとボルト等が嵌合しない時はイ
ンパクトレンチのスイッチを一瞬間ONにしてボルト側
に押し込んで嵌合させるというインチング回転を併用し
た面倒な作業を行っていた。そこで、本考案は、インパ
クトレンチ等のボルト締結用ソケットの内径形状を改良
することにより、ソケットやボルト等の嵌合位置を調整
しなくとも、ソケットをボルト等に差込んだだけで容易
に嵌合し合うようにしたレンチソケットを提供すること
を目的とする。
【0006】上記の目的を達成するために、本考案のレ
ンチソケットは、ボルト締結用のソケットにおいて、前
記ソケットの先端面から鉛直に穿設された円形縦溝の周
端面が窪み状に傾斜され、前記円形縦溝の内周に沿って
60°の等間隔で六箇所に三角形状の二面を成す突出部
が前記円形縦溝の軸方向に沿って形成され、前記突出部
の二面の夫々は、該突出部の裾部から前記円形縦溝の中
心に至る線に対して60°の角度を成し、さらに前記各
突出部の先端部には前記周端面の傾斜に沿う稜線を境に
前記円形縦溝の内方に傾斜した二斜面が形成されたこと
を特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成のレンチソケットは、円形縦溝3内に
ボルト頭を嵌合して回動すると、ボルト頭の外周面が円
形縦溝3内の6個の突出部6の一方向の片斜面に当接し
てボルトを締め回すこととなる。この際、ソケット1の
円形縦溝3内には、該円形縦溝3の内周に沿って軸方向
に縦状に延びる三角形状の二面を成す突出部6が60°
の等間隔をおいて六箇所設けられると共に、この突出部
6の斜面に沿う線と該斜面の裾部8から円形縦溝3の中
心9に至る線とが夫々60°となる二等辺を成すように
形成されたため、ソケット1とボルト頭10の回転方向
の位置ずれは、図2に示すようにボルト頭10を回転方
向に±15°の範囲内で嵌め合すことができる。
【0008】また仮に、ソケット1がボルト頭10に対
して回転方向に±15°を越す範囲で当たった場合、即
ち、ソケット1の突出部6がボルト頭10に当たった場
合でも、ソケット1の周端面2と突出部6は円形縦溝3
の内方に傾斜しているから、このソケット1のボルト頭
10に対する回転方向の位置ずれはソケット1のボルト
頭10に対する押込み動作に従って滑り下りることによ
り矯正されて円形縦溝3に嵌り合うこととなる。
【0009】さらに、ソケット1とボルト頭10とに横
方向の位置ずれがあった場合でも、ボルト頭10の下端
側の外周縁がソケット1の周端面2或は突出部6に当た
っていさえすれば、周端面2或は突出部6の傾斜に沿っ
て案内されて、ボルト頭10をソケット1の円形縦溝3
内に嵌合することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0011】図1は本考案のレンチソケットを示す図で
あり、図1(a) はレンチソケットのジョイント部の端面
図であり、図1(b) はレンチソケットの縦断面図であ
り、図1(c) はレンチソケットの先端の端面図である。
図2(a) 及び(b) は本考案のレンチソケットにボルト頭
を嵌合した状態の端面図である。図3は本考案のレンチ
ソケットの内腔を示す斜視図である。
【0012】ソケット1の全体構成は、図1に示す如き
であり、ジョイント部11には角形の縦孔12を設け、
該ジョイント部11の外周側方から縦坑12を経てピン
孔13が穿設してある。
【0013】ソケット1の先端部(図1(b) の下方部)
は、図1(c) に示すように、内腔に端面を開放した円形
縦溝3を穿設し、該円形縦溝3の周端面2は窪み状に3
0°傾斜させてある。
【0014】また、円形縦溝3内には、その内周に沿っ
て60°の等間隔をおいて六箇所に該円形縦溝3の軸方
向に沿って一定距離だけ縦状に延びる三角形状の二面を
成した突出部6が形成され、突出部6を形成した部分の
さらに内腔部は、該突出部6の成す内径より小径とされ
たことにより、ボルト頭10の端面を当接してボルト頭
の沈み過ぎを防止してある。
【0015】このようなソケット1において、突出部6
はその斜面に沿う線と該斜面の裾部8から円形縦溝3の
中心9に至る線とが夫々60°となる二等辺を成すよう
に形成してある。
【0016】また、円形縦溝3内の突出部6の先端部5
には、該先端部5にソケット1の外縁部の内周端2の傾
斜角30°に沿って同様に傾斜した稜線7を境として、
円形縦溝3の内方に傾斜した二斜面が形成されている。
【0017】このようなレンチソケットの使用上の作用
は、上記作用の欄で述べたと同様であるが、ただしこの
実施例においては、ソケット1の周端面2と突出部6の
傾斜角を30°としてあるが、本考案はこれに限定され
るわけではなく、それ以外の傾斜角でも適用可能であ
る。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のレンチソ
ケットによれば、締結すべきボルト頭に対してソケット
1を回転方向に±15°の許容範囲で嵌合することがで
き、しかもソケットの周端面と突出部における先端部が
周端面の傾斜に沿う稜線を境に内方に傾斜した二斜面に
形成されたことにより、ソケットをボルト頭に押し込ん
だだけでソケットの内径とボルト頭との位置ずれを横方
向にも回転方向にも容易に矯正することができるから、
インチング回転を併用したりしなくても、ソケットを押
し込むだけで完全な嵌合状態にすることが可能である。
【0019】このようなレンチソケットは、特に鉄道敷
設用のインパクトレンチのような上下機構を具備した装
置に適し、インパクトレンチを回動方向に移動調整する
ような複雑な機構を備えなくても、本考案の簡易な構成
により作業性を飛躍的に向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案のレンチソケットを示す図であ
り、図1(a) はレンチソケットのジョイント部の端面図
であり、図1(b) はレンチソケットの縦断面図であり、
図1(c) はレンチソケットの先端の端面図である。
【図2】図2(a) 及び(b) は本考案のレンチソケットに
ボルト頭を嵌合した状態の端面図である。
【図3】図3は本考案のレンチソケットの内腔を示す斜
視図である。
【図4】図4は従来のレンチソケットの端面図である。
【符合の説明】
1…ソケット、2…周端面、3…円形縦溝、5…先端
部、6…突出部、7…稜線、8…裾部、9…円形縦溝の
中心、10…ボルト頭。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト締結用のソケット(1)におい
    て、前記ソケット(1)の先端面から鉛直に穿設された
    円形縦溝(3)の周端面(2)が窪み状に傾斜され、前
    記円形縦溝(3)の内周に沿って60°の等間隔で六箇
    所に三角形状の二面を成す突出部(6)が前記円形縦溝
    (3)の軸方向に沿って形成され、前記突出部(6)の
    二面の夫々は、該突出部(6)の裾部(8)から前記円
    形縦溝(3)の中心(9)に至る線に対して60°の角
    度を成し、さらに前記各突出部(6)の先端部(5)に
    は前記周端面(2)の傾斜に沿う稜線(7)を境に前記
    円形縦溝(3)の内方に傾斜した二斜面が形成されたこ
    とを特徴とするレンチソケット。
JP1992004431U 1992-01-11 1992-01-11 レンチソケット Expired - Lifetime JPH0744450Y2 (ja)

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JP1992004431U JPH0744450Y2 (ja) 1992-01-11 1992-01-11 レンチソケット

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JP1992004431U JPH0744450Y2 (ja) 1992-01-11 1992-01-11 レンチソケット

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Publication Number Publication Date
JPH0650759U JPH0650759U (ja) 1994-07-12
JPH0744450Y2 true JPH0744450Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=11584063

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JP1992004431U Expired - Lifetime JPH0744450Y2 (ja) 1992-01-11 1992-01-11 レンチソケット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWM398998U (en) * 2010-08-13 2011-03-01 Xi-Gang Xu Quick coupling sleeve with guiding feature
JP7201983B2 (ja) * 2018-07-06 2023-01-11 Tone株式会社 ソケット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS642876A (en) * 1987-06-24 1989-01-06 Yonden Engineering Co Ltd Tool for turning bolt
JPH0239874U (ja) * 1988-09-07 1990-03-16

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