JPH0650747Y2 - トルクセンサ - Google Patents
トルクセンサInfo
- Publication number
- JPH0650747Y2 JPH0650747Y2 JP4376389U JP4376389U JPH0650747Y2 JP H0650747 Y2 JPH0650747 Y2 JP H0650747Y2 JP 4376389 U JP4376389 U JP 4376389U JP 4376389 U JP4376389 U JP 4376389U JP H0650747 Y2 JPH0650747 Y2 JP H0650747Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- resistor
- steering
- contact piece
- contact
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、自動車の電動式パワーステアリング装置に
用いるトルクセンサに関する。
用いるトルクセンサに関する。
(従来の技術) 一般に、自動車のパワーステアリング装置は、操舵によ
るトーションバーのねじれ角を検知する手段としてトル
クセンサを備えている。
るトーションバーのねじれ角を検知する手段としてトル
クセンサを備えている。
このトルクセンサの一例を第3図に示す。
1はトルクセンサで、抵抗器2、およびこの抵抗器2に
摺接し操舵トルクを受けて動く摺動子3からなる。
摺接し操舵トルクを受けて動く摺動子3からなる。
摺動子3は、右方向への操舵に際して抵抗器2の一端2a
側に動き、左方向への操舵に際して抵抗器2の他端2b側
に動くようになっている。
側に動き、左方向への操舵に際して抵抗器2の他端2b側
に動くようになっている。
また、抵抗器2の一端2aに端子Aを接続し、他端2bに端
子Bを接続し、両端子A,B間に直流電圧5Vを印加してい
る。さらに、摺動子3に端子Cを接続し、その端子Cに
プルダウン抵抗4を接続している。そして、プルダウン
抵抗4に生じる電圧が検知出力としてマイクロコンピュ
ータ5に入力される。
子Bを接続し、両端子A,B間に直流電圧5Vを印加してい
る。さらに、摺動子3に端子Cを接続し、その端子Cに
プルダウン抵抗4を接続している。そして、プルダウン
抵抗4に生じる電圧が検知出力としてマイクロコンピュ
ータ5に入力される。
マイクロコンピュータ5は、パワーステアリング装置の
主制御部をなすもので、プルダウン抵抗4に生じる電圧
のレベルに応じてトーションバーのねじれ角を検出す
る。
主制御部をなすもので、プルダウン抵抗4に生じる電圧
のレベルに応じてトーションバーのねじれ角を検出す
る。
すなわち、第4図に示すように、右方向への操舵を行な
うと、摺動子3が抵抗器2の一端2a側に動き、プルダウ
ン抵抗4に生じる電圧が高レベルとなる。左方向への操
舵を行なうと、摺動子3が抵抗器2の他端2b側に動き、
プルダウン抵抗4に生じる電圧が低レベルとなる。
うと、摺動子3が抵抗器2の一端2a側に動き、プルダウ
ン抵抗4に生じる電圧が高レベルとなる。左方向への操
舵を行なうと、摺動子3が抵抗器2の他端2b側に動き、
プルダウン抵抗4に生じる電圧が低レベルとなる。
この場合、マイクロコンピュータ5は、入力電圧が2.5V
以上であれば右方向への操舵がなされたとに判断し、2.
5Vより小さければ左方向への操舵がなされたと判断す
る。
以上であれば右方向への操舵がなされたとに判断し、2.
5Vより小さければ左方向への操舵がなされたと判断す
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記のような接触式のトルクセンサ1の場
合、接触不良を起こす可能性がある。
合、接触不良を起こす可能性がある。
仮に、抵抗器2と摺動子3との間に接触不良が生じる
と、プルダウン抵抗4に生じる電圧は零Vまたはそれに
近い値となる。こうなると、マイクロコンピュータ5は
左方向への操舵がなされたと誤判断してしまう。
と、プルダウン抵抗4に生じる電圧は零Vまたはそれに
近い値となる。こうなると、マイクロコンピュータ5は
左方向への操舵がなされたと誤判断してしまう。
この考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、接触不良が生じても、操舵方
向に対する誤判断を未然に防止し得る安全性にすぐれた
トルクセンサを提供することにある。
その目的とするところは、接触不良が生じても、操舵方
向に対する誤判断を未然に防止し得る安全性にすぐれた
トルクセンサを提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 中間位置を接地点として一端側および他端側にそれぞれ
電圧が印加される抵抗器と、この抵抗器にその中間位置
をニュートラル位置として摺接し操舵トルクを受けて且
つ操舵方向に応じて抵抗器の一端側または他端側に動く
摺動子と、この摺動子の一端側方向への動きに際しその
摺動子と接触する第1接片と、前記摺動子の他端側方向
への動きに際しその摺動子と接触する第2接片とを備
え、これら第1接片および第2接片の出力を操舵の両方
向にそれぞれ対応する検知出力とする。
電圧が印加される抵抗器と、この抵抗器にその中間位置
をニュートラル位置として摺接し操舵トルクを受けて且
つ操舵方向に応じて抵抗器の一端側または他端側に動く
摺動子と、この摺動子の一端側方向への動きに際しその
摺動子と接触する第1接片と、前記摺動子の他端側方向
への動きに際しその摺動子と接触する第2接片とを備
え、これら第1接片および第2接片の出力を操舵の両方
向にそれぞれ対応する検知出力とする。
(作用) 操舵しない場合、摺動子はニュートラル位置つまり抵抗
器の中間位置に存し、第1接片および第2接片には電圧
が生じない。
器の中間位置に存し、第1接片および第2接片には電圧
が生じない。
操舵を行なうと、摺動子が抵抗器の一端側または他端側
に動き、第1接片また第2接片に電圧が生じる。
に動き、第1接片また第2接片に電圧が生じる。
仮に抵抗器と摺動子との間に接触不良が生じた場合、第
1接片および第2接片に生じる電圧は共に零またはそれ
に近い値となる。
1接片および第2接片に生じる電圧は共に零またはそれ
に近い値となる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明
する。
する。
第1図において、10はトルクセンサで、抵抗器11、摺動
子12、第1接片13、および第2接片14からなる。
子12、第1接片13、および第2接片14からなる。
抵抗器11は、一端11aを端子A、他端11bを端子Bに接続
するとともに、中間位置11cを端子Cに接続している。
そして、端子Cを接地点として、端子A,C間(一端11a
側)に直流電圧5Vを印加し、端子B,C間(他端11b側)に
も同様に直流電圧5Vを印加している。
するとともに、中間位置11cを端子Cに接続している。
そして、端子Cを接地点として、端子A,C間(一端11a
側)に直流電圧5Vを印加し、端子B,C間(他端11b側)に
も同様に直流電圧5Vを印加している。
摺動子12は、抵抗器11にその中間位置11cをニュートラ
ル位置として摺接し、操舵トルクを受けて且つ操舵方向
に応じて抵抗器11の一端11a側または他端11b側に動くよ
うになっている。すなわち、右方向への操舵に際して一
端11a側に動き、左方向への操舵に際して他端11b側に動
く。
ル位置として摺接し、操舵トルクを受けて且つ操舵方向
に応じて抵抗器11の一端11a側または他端11b側に動くよ
うになっている。すなわち、右方向への操舵に際して一
端11a側に動き、左方向への操舵に際して他端11b側に動
く。
第1接片13は、摺動子12の一端11a側方向への動きに際
し、その摺動子12と接触するものである。
し、その摺動子12と接触するものである。
第2接片14は、摺動子12の他端11b側方向への動きに際
し、その摺動子12と接触するものである。
し、その摺動子12と接触するものである。
第1接片13に端子Dを接続し、その端子Dにプルダウン
抵抗21を接続する。そして、プルダウン抵抗21に生じる
電圧を検知出力としてマイクロコンピュータ30の入力ポ
ートP1に入力する。
抵抗21を接続する。そして、プルダウン抵抗21に生じる
電圧を検知出力としてマイクロコンピュータ30の入力ポ
ートP1に入力する。
また、第2接片14に端子Eを接続し、その端子Eにプル
ダウン抵抗22を接続する。そして、プルダウン抵抗22に
生じる電圧を検知出力としてマイクロコンピュータ30の
入力ポートP2に入力する。
ダウン抵抗22を接続する。そして、プルダウン抵抗22に
生じる電圧を検知出力としてマイクロコンピュータ30の
入力ポートP2に入力する。
つぎに、上記のような構成において第2図を参照しなが
ら動作を説明する。
ら動作を説明する。
まず、操舵しない場合、摺動子12はニュートラル位置つ
まり抵抗器11の中間位置11cに存し、プルダウン抵抗21,
22には電圧が生じない。
まり抵抗器11の中間位置11cに存し、プルダウン抵抗21,
22には電圧が生じない。
右方向への操舵を行なうと、摺動子12が抵抗器11の一端
11a側に動き、摺動子12および第1接片13を通してプル
ダウン抵抗21に電圧が生じる。この電圧は、操舵トルク
に対応するレベルとなり、マイクロコンピュータ30の入
力ポートP1に入る。
11a側に動き、摺動子12および第1接片13を通してプル
ダウン抵抗21に電圧が生じる。この電圧は、操舵トルク
に対応するレベルとなり、マイクロコンピュータ30の入
力ポートP1に入る。
左方向への操舵を行なうと、摺動子12が抵抗器11の他端
11b側に動き、摺動子12および第2接片14を通してプル
ダウン抵抗22に電圧が生じる。この電圧は、操舵トルク
に対応するレベルとなり、マイクロコンピュータ30の入
力ポートP2に入る。
11b側に動き、摺動子12および第2接片14を通してプル
ダウン抵抗22に電圧が生じる。この電圧は、操舵トルク
に対応するレベルとなり、マイクロコンピュータ30の入
力ポートP2に入る。
マイクロコンピュータ30は、入力ポートP1への入力電圧
が上昇すると、右方向への操舵がなされたと判断し、か
つ入力電圧のレベルから操舵トルクを判断する。また、
入力ポートP2への入力電圧が上昇すると、左方向への操
舵がなされたと判断し、かつ入力電圧のレベルから操舵
トルクを判断する。
が上昇すると、右方向への操舵がなされたと判断し、か
つ入力電圧のレベルから操舵トルクを判断する。また、
入力ポートP2への入力電圧が上昇すると、左方向への操
舵がなされたと判断し、かつ入力電圧のレベルから操舵
トルクを判断する。
このような構成によれば、仮に抵抗器11と摺動子12との
間に接触不良が生じた場合、プルダウン抵抗21,22に生
じる電圧は共に零Vまたはそれに近い値となる。このと
き、マイクロコンピュータ5はどちらの方向へも操舵が
なされていないと判断することになる。つまり、従来の
ような誤判断を防ぎ、フェイルセーフとなる。
間に接触不良が生じた場合、プルダウン抵抗21,22に生
じる電圧は共に零Vまたはそれに近い値となる。このと
き、マイクロコンピュータ5はどちらの方向へも操舵が
なされていないと判断することになる。つまり、従来の
ような誤判断を防ぎ、フェイルセーフとなる。
なお、この考案は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案によれば、中間位置を接地点
として一端側および他端側にそれぞれ電圧が印加される
抵抗器と、この抵抗器にその中間位置をニュートラル位
置として摺接し操舵トルクを受けて且つ操舵方向に応じ
て抵抗器の一端側または他端側に動く摺動子と、この摺
動子の一端側方向への動きに際しその摺動子と接触する
第1接片と、前記摺動子の他端側方向への動きに際しそ
の摺動子と接触する第2接片とを備え、これら第1接片
および第2接片の出力を操舵の両方向にそれぞれ対応す
る検知出力とするようにしたので、接触不良が生じて
も、操舵方向に対する誤判断を未然に防止し得る安全性
にすぐれたトルクセンサを提供できる。
として一端側および他端側にそれぞれ電圧が印加される
抵抗器と、この抵抗器にその中間位置をニュートラル位
置として摺接し操舵トルクを受けて且つ操舵方向に応じ
て抵抗器の一端側または他端側に動く摺動子と、この摺
動子の一端側方向への動きに際しその摺動子と接触する
第1接片と、前記摺動子の他端側方向への動きに際しそ
の摺動子と接触する第2接片とを備え、これら第1接片
および第2接片の出力を操舵の両方向にそれぞれ対応す
る検知出力とするようにしたので、接触不良が生じて
も、操舵方向に対する誤判断を未然に防止し得る安全性
にすぐれたトルクセンサを提供できる。
第1図はこの考案の一実施例の構成を示す図、第2図は
同実施例における出力電圧の変化を示す図、第3図は従
来のトルクセンサを構成を示す図、第4図は従来のトル
クセンサにける出力電圧の変化を示す図である。 10…トルクセンサ、11…抵抗器、12…摺動子、13…第1
接片、14…第2接片、21,22…プルダウン抵抗、30…マ
イクロコンピュータ。
同実施例における出力電圧の変化を示す図、第3図は従
来のトルクセンサを構成を示す図、第4図は従来のトル
クセンサにける出力電圧の変化を示す図である。 10…トルクセンサ、11…抵抗器、12…摺動子、13…第1
接片、14…第2接片、21,22…プルダウン抵抗、30…マ
イクロコンピュータ。
Claims (1)
- 【請求項1】中間位置を接地点として一端側および他端
側にそれぞれ電圧が印加される抵抗器と、この抵抗器に
その中間位置をニュートラル位置として摺接し操舵トル
クを受けて且つ操舵方向に応じて抵抗器の一端側または
他端側に動く摺動子と、この摺動子の一端側方向への動
きに際しその摺動子と接触する第1接片と、前記摺動子
の他端側方向への動きに際しその摺動子と接触する第2
接片とを具備し、これら第1接片および第2接片の出力
を操舵の両方向にそれぞれ対応する検知出力とすること
を特徴とするトルクセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4376389U JPH0650747Y2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | トルクセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4376389U JPH0650747Y2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | トルクセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02135833U JPH02135833U (ja) | 1990-11-13 |
JPH0650747Y2 true JPH0650747Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31556454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4376389U Expired - Lifetime JPH0650747Y2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | トルクセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650747Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP4376389U patent/JPH0650747Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02135833U (ja) | 1990-11-13 |
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