JPH06507389A - トリヘテロアリールメタン、該化合物の製法、該化合物を含有する薬剤及び医薬品の製造への該化合物の使用 - Google Patents

トリヘテロアリールメタン、該化合物の製法、該化合物を含有する薬剤及び医薬品の製造への該化合物の使用

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JPH06507389A
JPH06507389A JP4505937A JP50593792A JPH06507389A JP H06507389 A JPH06507389 A JP H06507389A JP 4505937 A JP4505937 A JP 4505937A JP 50593792 A JP50593792 A JP 50593792A JP H06507389 A JPH06507389 A JP H06507389A
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ボールマン, ロルフ
シュトレールケ, ペーター
ムーン−ザイポルディ, ハンス−ペーター
西野 幸重
シュナイダー, マルティン
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シエーリング アクチエンゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トリヘテロアリールメタン、該化合物の製法、該化合物を含有する薬剤及び医薬 品の製造への該化合物の使用 本発明は、一般式I: Rはシアノ−もしくはCF3−基、フッ素−1塩素−もしくは臭素原子、アルコ キシイミノ基−CH=N−OR’ 又は酸アミド基−C(0)NR’ R’ ( 但し、R′及びR#は相互に無関係にそれぞれ炭素原子1〜6個を有する直鎖状 もしくは分枝鎖状の炭化水素基を表わす)を表わし、 Qはメチン基=CH−又は窒素原子を表わし、又は硫黄−もしくは酸素原子を表 わし、Y及びZはそれぞれ相互に無関係にメチン基=CH−又は窒素原子を表す 〕で示されるトリへテロアリールメタンに関する。
有利にRは、シアノ基又は塩素−もしくは臭素原子である。
R′及びR′には、まず第一に直鎖状飽和C1〜C6−アルキル基が考えられる 。Y及びZはそれぞれ、有利にメチン基である。Xは、Y及びZがそれぞれメチ ン基である場合には、有利に硫黄原子である。
次の化合物は、本発明によれば特に有利である:1−イミダゾリルージ(5−ブ ロモ−2−チェニル)−メタン 1−イミダゾールージ(5−クロロ−2−チェニル)−メタン 5− [(5−シアン−2−チェニル)−(1−イミダゾリル)−メチルコーチ オフエン−2−カルボニトリル 5− [(5−シアン−2−チェニル)−(1,2,4−トリアゾール−1−イ ル)−メチルコーチオフエン−2−カルボニトリル。
一般式Iの本発明によるトリへテロアリールメタンの重要な特徴は、該化合物が 2つの一致する基R−を中心の炭素原子の置換基として有していることである。
従ってアキラルな炭素原子によって、キラル化合物のラセミ化合物の場合に生じ る問題が、本発明による化合物の製造及び使用の場合には回避される。
一般式■の化合物は、エストロゲン生合成阻害剤(アロマターゼ阻害剤)である 。従って該化合物は、エストロゲンによって生じるか又はエストロゲンに依存す る病気の治療に適当である。このようにして該化合物は、エストロゲン誘発性も しくは一刺激性IE例えば乳癌又は前立腺増殖(Prostatahyperp lasie)の治療に適当である(The Lancet、1984.1237 〜1239、J、 Med、 Chew、33.1990.2933)。
また本発明による化合物は、生殖能力への影響にとって重要である。このように して、高められたエストロゲン含量によって生じるヒトの子育症は、新規の作用 物質によって解決することができる。さらに該化合物は、エストロゲン阻害によ って排卵を阻害するために、生殖力のある年令の女性に抗受精剤(Antife rtilitaetsmittel)として使用することができる。
おそらくアロマターゼ阻害剤は、切迫した心筋梗塞の治療にも適当であり、それ というのも、高められたエストロゲン含量がヒトの場合には心筋梗塞に先行して 生じる可能性があるからである(米国特許第4289 762号明細書)。アロ マターゼ阻害作用を有する公知物質は、ステロイドの他にもまた非ステロイド物 質、例えば欧州特許出願公開第0165777〜0165784号明細書に記載 されている種々の含窒素複素環、J、 Med、 Chem、l 986.29 .1362〜1369頁に記載された置換グルタル酸イミド、欧州特許出願公開 第0165904号明細書に記載された置換イミダゾペンゾール、欧州特許出願 公開第0236940号明細書に記載された複素環置換された置換トルエンニト リル並びに米国特許第4 728 465号明細書から開示されている、場合に よっては置換されているフェニル環を有するイミダゾ[l、5a]ピリジン及び 5,6,7.8−テトラヒドロイミダゾ[1,5a]ピリジン、これらのうちで 特に5−(p−シアノフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1 ,5a]ピリジン、塩酸塩が強い作用を有するアロマターゼ阻害剤として有利で ある(CancerRes、48.834〜838頁、1988)。
本出願による化合物は、これまで公知の化合物と比較してアロマターゼの酵素系 をより強力かっ同時により選択的に阻害することを示す、撰択作用は、他の酵素 系がより僅かな程度に損なわれることに示される。
化合物の投与すべき量は広い範囲内で変化し、かつ各作用量を明らかにすること ができる。治療すべき症状及び投与方法に応じて、投与される化合物の量は、1 日あたり0.0001〜10mg/体重kg、特に0.001〜1mg/体重k gであることができる。
経口投与には、カプセル、火剤、錠剤、糖衣錠等が考慮の対象となる。単位容量 は、作用物質の他に薬学的に相容性である担持剤、例えば澱粉、*、ソルビトー ル、ゼラチン5滑剤、珪酸、タルク等を含有していてもよい。経口投与のための 各単位容量は例えば、作用物質(アロマターゼ阻害剤)0.05〜50mgを含 有していてもよい。
非経口投与には、作用物質は生理学的に相容性である希釈剤中に溶解されていて もよいし、懸濁されていてもよい。希釈剤として、溶解助剤、界面活性剤、懸濁 剤−もしくは乳化剤混合物が添加されているか又は添加されていない油が著しく 頻繁に使用される。使用される油の例として次のものが列挙される オリーブ油 、落花生油、綿実油、大豆油、ヒマシ油及びゴマ油化合物は、遅らされた作用物 質の放出を可能にする程度に配合されていてもよい蓄積注射物もしくは埋込調製 物の形で使用することもできる。
埋込調製物は不活性物質として、例えば、生物による分解が可能であるポリマー を含有していてもよいし、合成シリコーン、例えばシリコーンゴムを含有してい てもよい。その上、作用物質は、経皮投与のために例えば硬膏に混入することが できる。
従って本発明は、薬剤及び、エストロゲンによって生じる病気を治療するための 該調剤の製造への化合物の使用に関する。
イミダゾール誘導体の腫瘍阻害作用は、P−450に依存する酵素系の阻害に基 づいている(例えばJ、 P。
Van Wanne及びP、Aj、 Janssen、 J、 Med、 (: hem、32.1988.2231を参照のこと)、イミダゾール−トリアゾー ル誘導体の系からなる抗真菌治療薬の作用は、P−450に依存する生化学反応 の遮断に基づいている(上掲書参照)、さらに、アゾール誘導体が抗真菌並びに 腫瘍阻害の作用を同時に有していることは、特許明細書から公知である(例えば これについては欧州特許出願公開第0165777号明細書、Eli Li1l yを参照のこと)。従って本発明による化合物は、ヒト、動物及び植物の病原細 菌に対する抗真菌作用を有してもいる。
さらに本発明は、一般式Iで示される化合物の製法に関する。
この場合には、 a) 一般式II 〔式中、R1は式IのRと同じ意味を有しているが又は水素原子を表わし、X、 Y及びZは式■に記載された意味を有し、R1はヒドロキシ基又は脱離基を表わ す〕で示される化合物が、基: を生じる試薬を用いてが、 或いは b) 一般式III: 〔式中、R1、X、Y及びZは一般式IIの場合と同じ意味を有する〕で示され る化合物が、塩基の作用下及び場合によっては遷移金属触媒された状態で、基: を生じる試薬を用いて、一般式I a :で示される化合物に変換し、引き続き 、R,が水素原子を表わす場合にはR1は常法によって基Rに変換されるか又は 、R1がH原子を表わさない場合には、即ちR,はRで記載された意味を既に有 しており、場合によ丁てはRで記載された置換基に変換される。
通常、一般式IIの化合物中の脱離基R,はヒドロキシ基であり、それというの も、なお特筆すべきことに、この出発化合物を良好に得ることができるからであ る。しかしながら、一般式IIの化合物と基:を生じる試薬との反応の前に、ヒ ドロキシ脱離基をより良好な脱離基と置換することは、宥和である。
この場合には、殊に塩化チオニルを用いてヒドロキシ官能基をクロロ官能基に変 換することが挙げられる。
基: を生じる試薬として、本発明によれば1.1−カルボニトリル(IH−イミダゾ ール)、1.1−カルボニル−ジトリアゾール、1.1−スルフィニルージ(I H−イミダゾール)、l、1−スルフィニル−ジトリアゾール、N−トリアルキ ルシリルイミダゾール、N−トリアルキルシリルトリアゾール、しかしまたイミ ダゾ・−ル及び1,2.4−トリアゾール並びにアルカリイミダゾリドもしくは アルカリトリアゾリド(アルカリ−リチウム、ナトリウム)が好適である。
一般式rl[の化合物と基: を生じる試薬との反応は、中心の炭素原子のプロトンを式IIIの化合物から分 離することが可能である強塩基の作用下で実施される。
一般式IIIの化合物から生じたカルバニオンと基:を生じる試薬とのカップリ ングに、遷移金属触媒、例えばテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム( 0)を使用することができる。
基 の源として、式 で示される、相応する臭素−もしくはフッ素化合物を使用することができ;例え ば5−ブロモチオフェン−2−カルボニトリル及び5−フルオロチオフェン−2 −カルボニトリルが挙げられる。
今得られた一般式の化合物のR,が水素原子を表わす場合には、該R,,はRで 挙げられた置換基の1つとなお置換される。このために先ず塩素化もしくは臭素 化が行なわれ、さらに必要に応じてハロゲン官能基がCuCN、PdO/シアニ ド又はN i O/シアニドとの反応によってシアノ官能基に変換される。Ra もしくはRがシアノ官能基である場合には、これらの基は最終的に公知方法でア ルコキシイミノ基又は酸アミドに変換される。
次に、本発明を例につき詳説する。これらの実施例には、一般式IIもしくはI IIの出発物質としてのジ(2−チェニル)−メタノール(例1a)、ジ(5− クロロ−2−チェニル)−メタノール(例2b)、 ■−(5−ブロモ−2−チェニルメチル)−イミダゾール(例3a)、 5−(1−イミダゾリルメチル)−チオフェン−2−カルボニトリル(例3b) 並びに 5− (1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−チオフエンー2−カル ボニトリル(例4a)の製造も示されている。別の出発化合物は、反応成分の相 応する適合による類似の方法で得ることができるl−イミダゾリルージ(5−ブ ロモ−2−チェニル)−メタン a)1.1−ジ(2−チェニル)−メタノールジエチルエーテル100m1中の チオフェン12゜6gにヘキサン中の1.6モルのn−ブチルリチウム溶液94 m1を一10℃で徐々に添加し、20分間撹拌し、−40℃に冷却し、かつジエ チルエーテル20m1中のチオフェンアルデヒド10.58m1を添加し、−4 0℃で30分間撹拌し、25℃に加熱し、かつ1時間撹拌した。後処理の際に氷 水を添加し、ジエチルエーテルで抽出し、飽和食塩溶液で洗浄し、硫酸ナトリウ ム上で乾燥し、かつ真空中で蒸発濃縮した。
粗製ジ(2−チェニル)−メタノール26gが得られた。
b) l−イミダゾリルージ(2−チェニル)−メタン 粗製1.1−ジ(2−チェニル)−メタノール26gに、テトラヒドロフラン1 32m l中で少量ずつl。
1′ −カルボニルジーIH−イミダゾール32.7gを添加し、25℃で15 分間撹拌した。さらに徐々に水を添加し、酢酸エステルで2回抽出し、水で洗浄 し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、かつ真空中で蒸発濃縮した。シリカゲルでのク ロマトグラフィー処理後に純粋l−イミダゾリルージ(2−チェニル)−メタン 15゜4gが融点68〜69℃の淡褐色の結晶として得られた。
c)l−イミダゾリルージ(5−ブロモ−2−チェニル)−メタン l−イミダゾリルージ(2−チェニル)−メタン20gに48%の臭化水素酸水 溶液中で48%の水性臭化水素酸24m1中の臭素8mlの溶液を一20℃で徐 々に添加し、25℃で24時間放置した。さらに6Nの苛性ソーダでアルカリ化 し、酢酸エステルで4回抽出し、飽和食塩溶液で中和洗浄し、硫酸ナトリウム上 で乾燥し、かつ真空中で蒸発濃縮した。シリカゲルでのクロマトグラフィー処理 後に純粋1−イミダゾリルージ(5−ブロモ−2−チェニル)−メタン15゜8 gが融点88〜90℃の淡褐色の結晶として得られた。
例 2 1−イミダゾリルージ(5−クロロ−2−チェニル)−メタン a)5−クロロ−2−チオフェンカルボアルデヒドジエチルエーテル25m1中 の2−クロロチオフェン3gにヘキサン中の1.6モルのn−ブチルリチウム溶 液15.8mlを浴温度−78℃で徐々に添加し、1時間撹拌し、N−ホルミル モルホリン2.95m1を一50℃で添加し、−50℃で1時間撹拌した。後処 理の際に反応混合物を炭酸水素ナトリウム溶液に添加し、ジエチルエーテルで抽 出し、飽和食塩溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、かつ真空中で蒸発濃 縮した。粗製5−クロロ−2−チオフェンカルボアルデヒド3.6gが油として 得られた。
b) ジ(5−クロロ−2−チェニル)−メタノールジエチルエーテル30m1 中の2−クロロチオフェン2.7gにヘキサン中の1.6モルのn−ブチルリチ ウム溶液14.3mlを浴温度−78℃で徐々に添加し、1.5時間撹拌し、− 50℃でジエチルエーテル20m1中の5−クロロ−2−チオフェンカルボアル デヒド3gを添加し、浴温度−78℃で15分間撹拌した。後処理の際に2Nの 塩酸15m1を添加し、水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出し、飽和食塩溶液 で中和洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、かつ真空中で蒸発濃縮して乾燥させ た。粗製ジ(5−クロロ−2−チェニル)−メタノール5.6gが得られた。
c)1−イミダゾリルージ(5−クロロ−2−チェニル)−メタン 粗製ジ(5−クロロ−2−チェニル)−メタノール5.5gにテトラヒドロフラ ン100m1中で少量ずっl、1′−カルボニルビス−IH−イミダゾール5゜ 1gを添加し、25℃で15分間撹拌した。さらに徐々に水を添加し、酢酸エス テルで2回抽出し、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、かつ真空中で蒸発 濃縮した。シリカゲルでのクロマトグラフィー処理後に純粋1−イミダゾリルー ジ(5−クロロ−2−チェニル)−メタン4.4gが融点75〜76℃の淡褐色 の結晶として得られた。
例 3 5− [(5−シアン−2−チェニル)−(1−イミダゾリル)−メチルコーチ オフエン−2−カルボニトリル a)1−(5−ブロモ−2−チェニルエメチル)−イミダゾール 5−ブロモ−2−チオフェンカルボアルデヒド20gを2−プロパツール100 m1中の硼水素化ナトリウム4gを用いて常法で5−ブロモ−2−チオフェンメ タノール20gに還元した。この化合物をジクロロメタン30m1に溶解し、か つチオイルクロリド25m1と25℃で2時間撹拌した。真空中での蒸発濃縮及 びトルエンを用いた2回の後蒸留の後に残留物をジメチルホルムアミド15m1 に溶解し、かっジメチルホルムアミド30m1中のイミダゾール7.14g及び 水素化ナトリウム−油懸濁液(85%)3.15gから得られたイミダゾールナ トリウム溶液に滴加した。
25℃で20時間後にこの混合物を2Nの塩酸に添加し、かつエーテルで抽出し た。水性相を炭酸カリウムでアルカリ化し、かつ酢酸エステルで抽出し、有機相 を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で蒸発濃縮し、かつ原管(K ugelrohr)で蒸留した。0.03ミリバールで沸点170℃の1−(5 −ブロモ−2−チェニルエメチル)−イミダゾール17.3gが得られた。
b)5− (1−イミダゾリルメチル)−チオフェン−2−カルボニトリル 1−(5−ブロモー2−チェニルエメチル)−イミダゾール10gをジメチルホ ルムアミド150 m l中の銅(I)シアニド10gで20時間還流した。さ らにこの混合物を水に添加し、結晶を吸引濾過し、がっ25%のアンモニア水2 00m1と室温で1時間撹拌した。さらに酢酸エステルで抽出し、水で洗浄し、 硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で蒸発濃縮し、かつ原管で蒸留した。5−( 1−イミダゾリルメチル)−チオフェン−2−カルボニトリル6.2gが融点7 3〜75℃の橙色の結晶として得られた。
c)5−[(5−シアン−2−チェニル)−(1−イミダゾリル)−メチルコー チオフエン−2−カルボニトリル 5−(1−イミダゾリルメチル)−チオフェン−2−カルボニトリル2.14g にテトラヒドロフラン50m1中で2モルのリチウムジイソプロピルアミン7゜ 1mlを一50°Cで徐々に添加し、かつ−50℃で30分間撹拌した。この溶 液にテトラヒドロフラン20m1中のテトラキストリフェニルホスフィンパラジ ウム(0)517mgを一30’Cで徐々に滴加し、25℃で1時間撹拌した0 次に6−ブロモチオフェン−2−カルボニトリル2.12gを添加し、かつ25 ℃2゜5時間撹拌した。後処理の際に反応溶液をINの塩酸に添加し、かつジク ロロメタンで抽出した。水性相を2Nの苛性ソーダでpH10にアルカリ化し、 かつジクロロメタンで抽出し、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し 、真空中で蒸発濃縮して乾燥させ、シリカゲルでクロマトグラフィー処理した。
純粋5−[(5−シアン−2−チェニル)−(1−イミダゾリルメチル)−チオ フェン−2−カルボニトリル1.5gが、メタノール性硝酸で融点78〜81℃ の結晶ニトレートに変換される油として得られた。
例 4 5− [(5−シアン−2−チェニル)−(1,2,4−トリアゾール−1−イ ル)−メチルコーチオフエン−2−カルボニトリル a)5− (1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−チオフェン−2− カルボニトリルジメチルホルムアミド100ml中の1.2.4−トリアゾール l1g及び水素化ナトリウム4.7gに1−ブロモ−5−シアン−2−チェニル メタン33gで水浴冷却下で添加し、かつ25℃で20時間放置した。さらにこ の混合物を2Nの塩酸に添加し、2回ジエチルエーテルで抽出し、2Nの塩酸で 洗浄し、集められた水性相を炭酸カリウムでアルカリ化し、3回酢酸エステルで 抽出し、水及び飽和食塩溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で蒸 発濃縮し、かつ原管で蒸留した。5− (1,2,4−トリアゾール−1−イル メチル)−チオフェン−2−カルボニトリル6.2gが0.003ミリバールで の沸点205℃の油として得られた。
b)5−[(5−シアン−2−チェニル)−(1,2゜4−トリアゾール−1− イル)−メチルコーチオフエン−2−カルボニトリル 5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−チオフェンー2−カルボ ニトリル2.14gにテトラヒドロフラン50m1中で2モルのリチウムジイソ プロピルアミン7、1 m lを一50’Cで徐々に添加し、かつ−50℃で3 0分間撹拌した。この溶液にテトラヒドロフラン20m1中のテトラキストリフ ェニルホスフィンパラジウム(0)517mgを一30℃で徐々に滴加し、25 ℃で1時間撹拌した。次に5−ブロモチオフェン−2−カルボニトリル2.12 gを添加し、かっ25°Cでさらに2.5時間撹拌した。後処理の際に反応溶液 をINの塩酸に添加し、かつジクロロメタンで抽出した。水性相を2Nの苛性ソ ーダでpH10にアルカリ化し、かつジクロロメタンで抽出し、有機相を水で洗 浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で蒸発濃縮して乾燥させ、シリカゲル でクロマトグラフィー処理した。純粋5−[(5−シアン−2−チェニル)−( 1,2,4−トリアゾール−1−イル)−メチルコーチオフエン−2−カルボニ トリル1.32gが融点143〜144℃の帯黄色の結晶として得られた。
国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き (72)発明者 ムーンーザイボルディ、 ハンスーペータドイツ連邦共和国  D−1000ベルリン28 アム ヴアルディディル 23 (72)発明者 西野 卓型 ドイツ連邦共和国 D −1000ベルリン22 ランツエンドルファー ヴエ ーク 14(72)発明者 シュナイダー、 マルチインドイツ連邦共和国 D  −1000ベルリン28 シュルフゼーシュトラーセ 6アー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式I: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、 Rはシアノ−もしくはCF3−基、フッ素−、塩素−もしくは臭素原子、アルコ キシイミノ基−CH=N−OR′又は酸アミド基−C(O)NR′R′′(但し 、R′及びR′′は相互に無関係にそれぞれ炭素原子1〜6個を有する直鎖状も しくは分枝鎖状の炭化水素基を表わす)を表わし、Qはメチン基=CH−又は窒 素原子を表わし、Xは硫黄−もしくは酸素原子を表わし、Y及びZはそれそれ相 互に無関係にメチン基=CH−又は窒素原子を表す〕で示されるトリヘテロアリ ールメタン。
  2. 2.Rがシアノ基、塩素原子もしくは臭素原子を表わす、請求項1記載のトリヘ テロアリールメタン。
  3. 3.R′及びR′′が直鎖状飽和C1〜C6−アルキル基を表わす、請求項1記 載のトリヘテロアリールメタン。
  4. 4.Y及びZがそれぞれメチン基を表わす、請求項1記載のトリヘテロアリール メタン。
  5. 5.Xが硫黄原子を表わす、請求項4記載のトリヘテロアリールメタン。
  6. 6.1−イミダゾリル−ジ(5−プロモ−2−チエニル)−メタン 1−イミダゾリル−ジ(5−クロロ−2−チエニル)−メタン 5−[(5−シアン−2−チエニル)−(1−イミダゾリル)−メチル]−チオ フェン−2−カルボニトリル 5−[(5−シアン−2−チエニル)−(1,2,4−トリアゾール−1−イル )−メチル]−チオフェン−2−カルボニトリルである、請求項1記載のトリヘ テロアリールメタン。
  7. 7.一般式I: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、R、R′、R′′、Q、X、 Y及びZは請求項1に記載された意味を有する〕で示されるトリヘテロアリール メタンを製造する方法において、a)一般式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中、Raは式Iの場合のRと同 じ意味を有しているか又は水素原子を表わし、X、Y及びZは式Iに記載された 意味を有し、R1はヒドロキシ基又は脱離基を表わす〕で示される化合物を、基 :▲数式、化学式、表等があります▼ を生じる試薬を用いてか、 或いは b)一般式III: ▲数式、化学式、表等があります▼(III)〔式中、Ra、X、Y及びZは一 般式IIの場合と同じ意味を有する〕で示される化合物を、塩基の作用下及び場 合によっては遷移金属触媒された状態で、基: ▲数式、化学式、表等があります▼ を生じる試薬を用いて、一般式Ia: ▲数式、化学式、表等があります▼(Ia)で示される化合物に変換し、引き続 き、Raが水素原子を表わす場合にはRaを常法によって基Rに変換するか又は 、RaがH原子を表わさない場合には、即ちRaはRで記載された意味を既に有 しており、場合によってはRで記載された置換基に変換することを特徴とする、 トリヘテロアリールメタンの製法。
  8. 8.基: ▲数式、化学式、表等があります▼ を生じる試薬との反応前に一般式IIの化合物中のヒドロキシ脱離基をより良好 な脱離基に変換する、請求項7記載の方法。
  9. 9.ヒドロキシ脱離基を塩素原子に変換する、請求項8記載の方法。
  10. 10.基: ▲数式、化学式、表等があります▼ を生じる試薬として、1,1−カルボニル−ジ(1H−イミダゾール)、1,1 −カルボニル−ジ(トリアゾール)、1,1−スルフイニル−ジ(1H−イミダ ゾール)、1,1−スルフィニルージトリアゾール、N−トリアルキルシリルイ ミダゾール、N−トリアルキルシリルトリアゾール、しかしまたイミダゾール及 び1,2,4−トリアゾールを使用する、請求項7記載の方法。
  11. 11.基: ▲数式、化学式、表等があります▼ を生じる試薬として、アルカリイミダゾリドもしくはアルカリトリアゾリドを使 用する、請求項7記載の方法。
  12. 12.一般式IIIの化合物と基: ▲数式、化学式、表等があります▼ を生じる試薬との反応にリチウムジイソプロピルアミドを塩基として使用する、 請求項7記載の方法。
  13. 13.遷移金属触媒としてテトラキストリフェニルホスフィンバラジウム(0) を添加する、請求項12記載の方法。
  14. 14.薬剤において、該薬剤が請求項1から6までのいずれか1項に記載のトリ ヘテロアリールメタン少なくも1つ及び薬剤用担持剤を含有していることを特徴 とする、薬剤。
  15. 15.医薬品の製造への、請求項1から6までのいずれか1項に記載のトリヘテ ロアリールメタンの使用。
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