JPH1045750A - アゾール化合物、その製造方法及び用途 - Google Patents

アゾール化合物、その製造方法及び用途

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JPH1045750A
JPH1045750A JP8249697A JP24969796A JPH1045750A JP H1045750 A JPH1045750 A JP H1045750A JP 8249697 A JP8249697 A JP 8249697A JP 24969796 A JP24969796 A JP 24969796A JP H1045750 A JPH1045750 A JP H1045750A
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JP
Japan
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compound
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phenyl
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dihydro
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Withdrawn
Application number
JP8249697A
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Inventor
Katsumi Ito
克己 伊藤
Kenji Okonogi
研二 小此木
Hiroshi Hosono
博士 細野
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抗真菌活性を有する新規化合物、その製造法及
び用途を提供する。 【解決手段】式(I) 【化1】 [式中、Arは置換されていてもよいフェニル基を、R
1およびR2は同一または異なって水素原子または低級ア
ルキル基を、あるいはR1とR2とが合わさって低級アル
キレン基を、R3は水素原子またはアシル基を、Xは窒
素原子またはメチン基を、およびAは置換基を有してい
てもよい、窒素原子で結合する不飽和6員環状アミド基
をそれぞれ示す]で表される化合物またはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬とりわけ真菌症
治療剤として有用なアゾール化合物、その製造法および
用途に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで抗真菌作用を有する種々のアゾ
ール化合物が報告されている(例えばEP−A−122
056、EP-A-332387、EP-A-122693、GB-A-2159148、EP
-A-657449等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのアゾ
ール化合物は抗真菌作用、抗真菌スペクトル、副作用お
よび薬物の体内動態等の面から医薬品として十分満足で
きるものではない。真菌症治療剤として、より安全性が
高く、体内吸収性がよく、より強い抗真菌活性を有する
化合物が要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々検討
した結果、アゾール化合物の側鎖の末端に不飽和6員環
状アミド基を有することに化学構造上の特徴を有する、
式(I)
【化7】 [式中、Arは置換されていてもよいフェニル基を、R
1およびR2は同一または異なって水素原子または低級ア
ルキル基を、あるいはR1とR2とが合わさって低級アル
キレン基を、R3は水素原子またはアシル基を、Xは窒
素原子またはメチン基を、およびAは置換基を有してい
てもよい、窒素原子で結合する不飽和6員環状アミド基
をそれぞれ示す]で表わされる化合物またはその塩を初
めて製造し、得られた化合物が該化学構造上の特徴に基
づいて優れた医薬特に抗真菌剤としての性質を有してい
ることを見出し、これらに基づいて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、化合物(I)またはその塩、その
製造法および医薬等に関する。
【0005】本明細書において、Arで表される置換さ
れていてもよいフェニル基における置換基としては、例
えばハロゲン(例:フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、
ハロゲン化低級(C1-4)アルキル基およびハロゲン化
低級(C1-4)アルコキシ基等が挙げられる。該置換基
は、好ましくはハロゲン(例:フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素等)等であり、特に好ましくはフッ素である。置換
基の数は1ないし3個が好ましく、さらに好ましくは1
ないし2個である。Arとしては、例えばフェニル基、
ハロゲノフェニル基、ハロゲン化低級(C1-4)アルキ
ルフェニル基、ハロゲン化低級(C1-4)アルコキシフ
ェニル基等が挙げられる。ここにおいて、ハロゲノフェ
ニル基としては、例えば2,4−ジフルオロフェニル、
2,4−ジクロロフェニル、4−クロロフェニル、4−
フルオロフェニル、2−クロロフェニル、2−フルオロ
フェニル、2−フルオロ−4−クロロフェニル、2−ク
ロロ−4−フルオロフェニル、2,4,6−トリフルオ
ロフェニル、4−ブロモフェニル等が挙げられる。ハロ
ゲン化低級(C1-4)アルキルフェニル基としては、例
えば4−トリフルオロメチルフェニル等が挙げられる。
ハロゲン化低級(C1-4)アルコキシフェニル基として
は、例えば4−トリフルオロメトキシフェニル等が挙げ
られる。Arとしては、とりわけ1ないし2個のハロゲ
ンで置換されたフェニル基、例えば2,4−ジフルオロ
フェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロフェ
ニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、2
−フルオロフェニル、2−フルオロ−4−クロロフェニ
ル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、4−ブロモフ
ェニル等が好ましく、このうち特に4−フルオロフェニ
ル、2−フルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニ
ルが好ましい。
【0006】R1またはR2で表される低級アルキル基と
しては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル等の直
鎖もしくは分枝状の炭素数1ないし4個のアルキル基が
挙げられ、なかでもメチルが好ましい。R1とR2は、共
に水素原子、水素原子とメチルまたはメチルとメチルと
の組み合わせが好ましい。また、R1とR2とが相合わさ
って示される低級アルキレン基としては、エチレン、プ
ロピレン、ブチレン等の直鎖状低級(C2-4)アルキレ
ン基が挙げられ、なかでもエチレンが好ましい。R1
2としては、特に、一方が水素原子、他方がメチルで
あることが好ましい。
【0007】R3で表されるアシル基としては、有機カ
ルボン酸から誘導されるアシル基が挙げられ、例えばア
ルカノイル基、好ましくは炭素数1〜7個のアルカノイ
ル基(例えば:ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブ
チリル、イソブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、
ヘプタノイル等)、特に好ましくは炭素数1〜3個のア
ルカノイル基;アリールカルボニル基、好ましくは炭素
数7〜15個のアリールカルボニル基(例;ベンゾイ
ル、ナフタレンカルボニル等)、特に好ましくは炭素数
7〜11個のアリールカルボニル基;アルコキシカルボ
ニル基、好ましくは炭素数2〜7個のアルコキシカルボ
ニル基(例;メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル
等)、特に好ましくは炭素数2〜4個のアルコキシカル
ボニル基;アリールオキシカルボニル基、好ましくは炭
素数7〜15個のアリールオキシカルボニル基(例:フ
ェノキシカルボニル等)、特に好ましくは炭素数7〜1
1個のアリールオキシカルボニル基;アラルキルカルボ
ニル基、好ましくは炭素数8〜20個のアラルキルカル
ボニル基(例:ベンジルカルボニル、フェネチルカルボ
ニル、フェニルプロピルカルボニル、ナフチルエチルカ
ルボニル等)、特に好ましくは炭素数8〜14個のアラ
ルキルカルボニル基;アラルキルオキシカルボニル基、
好ましくは炭素数8〜20個のアラルキルオキシカルボ
ニル基(例:ベンジルオキシカルボニル、ナフチルメチ
ルオキシカルボニル等)、特に好ましくは炭素数8〜1
4個のアラルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。
上記アシル基は、生体内で加水分解され得るものが好ま
しい。その具体例としては、ホルミル、アセチル、ベン
ゾイル、ベンジルカルボニル等が挙げられる。R3として
は水素原子が好ましい。
【0008】Aで表される、置換基を有していてもよ
い、窒素原子で結合する不飽和6員環状アミド基とは、
通常はアミド基の窒素原子で結合する場合を示し、その
ような不飽和6員環状アミド基として、好ましくは式
【化8】 [式中、Z1,Z2,Z3,Z4はそれぞれ独立して、窒素
原子またはメチン基を示し、これらのうち少なくとも2
個はメチン基を示す。]で表される、環内に1ないし3
個の窒素原子を有する不飽和6員環状アミド基である。
ただし、Z3とZ4の両方共がNである場合は除かれる。
このような不飽和6員環状アミド基としては、例えば
【化9】 等が挙げられる。Aで表される置換基を有していてもよ
い、不飽和6員環状アミド基における置換基としては、
例えばハロゲン(例:フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等)、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基、置
換基を有していてもよい芳香族炭化水素基、置換基を有
していてもよい芳香族複素環基等があげられる。不飽和
6員環状アミドにおける置換基の数は1ないし3個、好
ましくは1ないし2個、さらに好ましくは1個であり、
前記した不飽和6員環状アミド基の構成員であるZ1
2,Z3,Z4のいずれかの位置で環構成炭素原子と結
合することが好ましい。
【0009】Aで表される置換基を有していてもよい不
飽和6員環状アミド基における置換基が「置換基を有し
ていてもよい脂肪族炭化水素基」である場合における脂
肪族炭化水素基の例としては、例えばアルキル、シクロ
アルキル、アルケニル、アルキニル基等が挙げられる。
該アルキル基の例としては、例えば直鎖もしくは分枝鎖
状の炭素数1〜12のアルキル基等が挙げられる。具体
的には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル
等が挙げられ、とりわけ炭素数1〜4の低級アルキル基
(例:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル
等)が好ましい。該シクロアルキル基の例としては、例
えば炭素数3〜8のシクロアルキル基等が挙げられる。
具体的には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク
チル等が挙げられ、とりわけ炭素数3〜6のシクロアル
キル基(例:シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル等)が好ましい。該アルケニル
基の例としては、例えば炭素数2〜4のアルケニル基等
が挙げられる。具体的には、ビニル、プロペニル、ブテ
ニル等が挙げられ、とりわけ炭素数2〜3のアルケニル
基(例:ビニル、プロペニル等)が好ましい。該アルキ
ニル基の例としては、例えば炭素数2〜4のアルキニル
基等が挙げられる。具体的には、エチニル、プロピニ
ル、ブチニル等が挙げられ、とりわけ炭素数2〜3のア
ルキニル基(例:エチニル、プロピニル等)が好まし
い。
【0010】Aで表される置換基を有していてもよい不
飽和6員環状アミド基における置換基が「置換基を有し
ていてもよい芳香族炭化水素基」である場合における芳
香族炭化水素基の例としては、例えば炭素数6〜14の
アリール基等が挙げられる。該アリール基の例として
は、例えばフェニル、ナフチル、ビフェニリル、アンス
リル、インデニル等が挙げられ、とりわけ炭素数6〜1
0のアリール基(例:フェニル、ナフチル等)が好まし
い。Aで表される置換基を有していてもよい不飽和6員
環状アミド基における置換基が「置換基を有していても
よい芳香族複素環基」である場合における芳香族複素環
基の例としては、窒素原子、硫黄原子および酸素原子か
ら選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含有する5もしくは
6員芳香族複素環基が挙げられる。該芳香族複素環基
は、ベンゼン環あるいは5もしくは6員の複素環と縮合
していてもよい。このような芳香族複素環基の例として
は、例えばイミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリ
ル、ピラゾリル、ピリジル、チアゾリル、チアジアゾリ
ル、チエニル、フリル、ピロリル、ピラジニル、ピリミ
ジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル等の芳香族複
素環基およびベンズイミダゾリル、イミダゾピリミジニ
ル、イミダゾピリジニル、イミダゾピラジニル、イミダ
ゾピリダジニル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキ
ノリル、キナゾリニル、インドリル等の縮合芳香族複素
環基が挙げられる。芳香族複素環基としては、とりわけ
窒素原子、硫黄原子および酸素原子から任意に選ばれる
1〜3個のヘテロ原子を含有する5もしくは6員の芳香
族複素環基(例:イミダゾリル、トリアゾリル、チアゾ
リル、チアジアゾリル、チエニル、フリル、ピリジル、
ピリミジニル等)が好ましい。
【0011】上記した「置換基を有していてもよい脂肪
族もしくは芳香族炭化水素基または置換基を有していて
もよい芳香族複素環基」における置換基の例としては、
例えば水酸基;エステル化されていてもよいカルボキシ
ル基(例:カルボキシル、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル等の炭素数1〜6の
アルコキシカルボニル等);ニトロ基;アミノ基;アシ
ルアミノ基(例:アセチルアミノ、プロピオニルアミ
ノ、ブチリルアミノ等の炭素数1〜10のアルカノイル
アミノ等);炭素数1〜10のアルキル基でモノもしく
はジ置換されたアミノ基(例:メチルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ、ジブチルアミノ等);C1-3
アルキル(例:メチル等),C7-13アラルキル(例:ベ
ンジル等),C6-14アリール(フェニル、ナフチル
等),C1-3アルカノイル(例:アセチル等),ハロゲ
ン(例:フッ素,塩素等),ハロゲノ−C1-6アルキル
フェニル(例:トリフルオロメチルフェニル等),ハロ
ゲノ−C1-6アルコキシフェニル(例:トリフルオロメ
トキシフェニル、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシフ
ェニル、2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシフェニ
ル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシフェニル
等)等で置換されていてもよい窒素原子、硫黄原子およ
び酸素原子から任意に選ばれる1〜4個のヘテロ原子を
含有する5もしくは6員の複素環基(例:ピロリジニ
ル、モルホリノ、ピペリジノ、ピラゾリジニル、パーヒ
ドロアゼピニル、ピペラジニル、4−ベンジル−1−ピ
ペラジニル、4−アセチル−1−ピペラジニル、4−
(4−トリフルオロメトキシフェニル)−1−ピペラジ
ニル、4−[4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキ
シ)フェニル]−1−ピペラジニル、4−[4−(2,2,
3,3−テトラフルオロプロポキシ)フェニル]−1−ピ
ペラジニル、4−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)フェニル]−1−ピペラジニル、4−[4−(2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)フェニル]−1−
ピペラジニル、4−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)ー1−ピペラジニル、1H−ピロリル、1H−1−
イミダゾリル、1H−1−ピラゾリル、1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル、4H−1,2,4−トリ
アゾール−4−イル、1H−1,2,3−トリアゾール
−1−イル、2H−1,2,3−トリアゾール−2−イ
ル、1H−テトラゾール−1−イル、2H−テトラゾー
ル−2−イル、チアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾ
リル等);炭素数1〜6のアルキル基(例:メチル、エ
チル、ブチル等);炭素数1〜6のアルコキシ基(例:
メトキシ、エトキシ、ブトキシ等);ハロゲン原子
(例:フッ素、塩素、臭素等);ハロゲノ−炭素数1〜
6のアルキル基(例:トリフルオロメチル、ジクロロメ
チル、トリフルオロエチル等);ハロゲノ−炭素数1〜
6のアルコキシ基(例:トリフルオロメトキシ、1,1,2,
2−テトラフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエト
キシ、2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ、2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロポキシ、2,2,3,3,4,4,5,5−オク
タフルオロペントキシ、2−フルオロエトキシ等);オ
キソ基;チオキソ基;メルカプト基;炭素数1〜6のア
ルキルチオ基(例:メチルチオ、エチルチオ、ブチルチ
オ等);炭素数1〜6のアルキルスルホニル基(例:メ
タンスルホニル、エタンスルホニル、ブタンスルホニル
等);炭素数1〜10のアルカノイル基(例:アセチ
ル、ホルミル、プロピオニル、ブチリル等)等が挙げら
れる。
【0012】Aの好ましい例としては、無置換不飽和6
員環状アミド基、フェニルで置換された不飽和6員環状
アミド基、置換フェニルで置換された不飽和6員環状ア
ミド基等が挙げられ、中でも置換フェニルで置換された
不飽和6員環状アミド基が特に好ましい。Aの好ましい
例において、無置換不飽和6員環状アミド基としては例
えば、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル、
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリミジニル、
1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−ピリダジニル等が
挙げられ、フェニルで置換された不飽和6員環状アミド
基としては、例えば1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3
−フェニル−1−ピリジル、1,2−ジヒドロ−2−オ
キソ−4−フェニルー1−ピリジル、1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−5−フェニル−1−ピリジル、1,2−
ジヒドロ−2−オキソ−6−フェニル−1−ピリジル、
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−フェニル−1−ピ
リミジニル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−5−フェ
ニル−1−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−6−フェニル−1−ピリミジニル、1,6−ジヒド
ロ−6−オキソ−5−フェニル−1−ピリダジニル、
1,6−ジヒドロ−6−オキソ−4−フェニル−1−ピ
リダジニル、1,6−ジヒドロ−6−オキソ−3−フェ
ニル−1−ピリダジニル等が挙げられ、置換フェニルで
置換された不飽和6員環状アミド基としては、ハロゲノ
フェニル基で置換された不飽和6員環状アミド基、ハロ
ゲン化(C1-6)アルキルフェニルで置換された不飽和
6員環状アミド基、ハロゲン化(C1-6)アルコキシフ
ェニルで置換された不飽和6員環状アミド基、置換され
ていてもよい5もしくは6員の複素環基で置換されたフ
ェニルで置換された不飽和6員環状アミド基等が挙げら
れる。Aの特に好ましい例としての置換フェニルで置換
された不飽和6員環状アミド基においてハロゲノフェニ
ル基で置換された不飽和6員環状アミド基としては例え
ば、1,2−ジヒドロ−3−ハロゲノフェニル−2−オ
キソ−1−ピリジル、1,2−ジヒドロ−4−ハロゲノ
フェニル−2−オキソ−1−ピリジル、1,2−ジヒド
ロ−5−ハロゲノフェニル−2−オキソ−1−ピリジ
ル、1,2−ジヒドロ−6−ハロゲノフェニル−2−オ
キソ−1−ピリジル、1,2−ジヒドロ−4−ハロゲノ
フェニル−2−オキソ−1−ピリミジニル、1,2−ジ
ヒドロ−5−ハロゲノフェニル−2−オキソ−1−ピリ
ミジニル、1,2−ジヒドロ−6−ハロゲノフェニル−
2−オキソ−1−ピリミジニル、1,6−ジヒドロ−5
−ハロゲノフェニル−6−オキソ−1−ピリダジニル、
1,6−ジヒドロ−4−ハロゲノフェニル−6−オキソ
−1−ピリダジニル、1,6−ジヒドロ−3−ハロゲノ
フェニル−6−オキソ−1−ピリダジニル等が挙げら
れ、ハロゲン化(C1-6)アルキルフェニル基で置換さ
れた不飽和6員環状アミド基としては例えば1,2−ジ
ヒドロ−3−ハロゲン化(C1-6)アルキルフェニル−
2−オキソ−1−ピリジル、1,2−ジヒドロ−4−ハ
ロゲン化(C1-6)アルキルフェニル−2−オキソ−1
−ピリジル、1,2−ジヒドロ−5−ハロゲン化(C
1-6)アルキルフェニル−2−オキソ−1−ピリジル、
1,2−ジヒドロ−6−ハロゲン化(C1-6)アルキル
フェニル−2−オキソ−1−ピリジル、1,2−ジヒド
ロ−4−ハロゲン化(C1-6)アルキルフェニル−2−
オキソ−1−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ−5−ハ
ロゲン化(C1-6)アルキルフェニル−2−オキソ−1
−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ−6−ハロゲン化
(C1-6)アルキルフェニル−2−オキソ−1−ピリミ
ジニル、1,6−ジヒドロ−5−ハロゲン化(C1-6
アルキルフェニル−6−オキソ−1−ピリダジニル、
1,6−ジヒドロ−4−ハロゲン化(C1-6)アルキル
フェニル−6−オキソ−1−ピリダジニル、1,6−ジ
ヒドロ−3−ハロゲン化(C1-6)アルキルフェニル−
6−オキソ−1−ピリダジニル等が挙げられ、ハロゲン
化(C1-6)アルコキシフェニルで置換された不飽和6
員環状アミド基としては、例えば1,2−ジヒドロ−3
−ハロゲン化(C1-6)アルコキシフェニル−2−オキ
ソ−1−ピリジル、1,2−ジヒドロ−4−ハロゲン化
(C1-6)アルコキシフェニル−2−オキソ−1−ピリ
ジル、1,2−ジヒドロ−5−ハロゲン化(C1-6)ア
ルコキシフェニル−2−オキソ−1−ピリジル、1,2
−ジヒドロ−6−ハロゲン化(C1-6)アルコキシフェ
ニル−2−オキソ−1−ピリジル、1,2−ジヒドロ−
4−ハロゲン化(C1-6)アルコキシフェニル−2−オ
キソ−1−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ−5−ハロ
ゲン化(C1-6)アルコキシフェニル−2−オキソ−1
−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ−6−ハロゲン化
(C1-6)アルコキシフェニル−2−オキソ−1−ピリ
ミジニル、1,6−ジヒドロ−5−ハロゲン化
(C1-6)アルコキシフェニル−6−オキソ−1−ピリ
ダジニル、1,6−ジヒドロ−4−ハロゲン化
(C1-6)アルコキシフェニル−6−オキソ−1−ピリ
ダジニル、1,6−ジヒドロ−3−ハロゲン化
(C1-6)アルコキシフェニル−6−オキソ−1−ピリ
ダジニル等が挙げられ、さらに置換されていてもよい5
もしくは6員の複素環基で置換されたフェニルで置換さ
れた不飽和6員環状アミド基としては、例えば、C1-3
アルキル(例:メチル等),C7-13アラルキル(例:ベ
ンジル等),C1-3アルカノイル(例:アセチル等),
ハロゲン(例:フッ素,塩素等),ハロゲノ−C1-6
ルキルフェニル(例:トリフルオロメチルフェニル
等),ハロゲノ−C1-6アルコキシフェニル(例:トリ
フルオロメトキシフェニル、1,1,2,2−テトラフルオロ
エトキシフェニル、2,2,3,3−テトラフルオロプロポキ
シフェニル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシフ
ェニル等)等で置換されていてもよい窒素原子、硫黄原
子および酸素原子から任意に選ばれる1〜4個のヘテロ
原子を含有する5もしくは6員の複素環基で置換された
フェニル基で置換された1,2−ジヒドロ−2−オキソ
−1−ピリジル[例:1,2−ジヒドロ−2−オキソ−
4−[4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)フェニル]−1−ピリジル、1,2−ジヒドロ−2
−オキソ−4−[4−(2H−1,2,3−トリアゾー
ル−2−イル)フェニル]−1−ピリジル、1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−4−[4−(1H−1,2,3−
トリアゾール−1−イル)フェニル]−1−ピリジル、
1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−[4−(1H−1
−ピラゾリル)フェニル]−1−ピリジル、1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−4−[4−(2H−2−テトラゾ
リル)フェニル]−1−ピリジルなど]、1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−1−ピリミジニル[例:1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソ−4−[4−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)フェニル]−1−ピリミジニ
ル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−[4−(2H
−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]−
1−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4
−[4−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イ
ル)フェニル]−1−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ
−2−オキソ−4−[4−(1H−1−ピラゾリル)フ
ェニル]−1−ピリミジニル、1,2−ジヒドロ−2−
オキソ−4−[4−(2H−2−テトラゾリル)フェニ
ル]−1−ピリミジニルなど]、および1,6−ジヒド
ロ−6−オキソ−1−ピリダジニル[例:1,6−ジヒ
ドロ−6−オキソ−4−[4−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)フェニル]−1−ピリダジニ
ル、1,6−ジヒドロ−6−オキソ−4−[4−(2H
−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]−
1−ピリダジニル、1,6−ジヒドロ−6−オキソ−4
−[4−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イ
ル)フェニル]−1−ピリダジニル、1,6−ジヒドロ
−6−オキソ−4−[4−(1H−1−ピラゾリル)フ
ェニル]−1−ピリダジニル、1,6−ジヒドロ−6−
オキソ−4−[4−(2H−2−テトラゾリル)フェニ
ル]−1−ピリダジニルなど]等が挙げられる。
【0013】Aで表される、置換基を有していてもよ
い、窒素原子で結合する不飽和6員環状アミド基は、た
とえば式
【化10】 [式中、Z1、Z2、Z3、Z4は前記と同意義を示し、R
は水素原子、ハロゲン、置換基を有していてもよい脂肪
族炭化水素基、置換基を有していてもよい芳香族炭化水
素基または置換基を有していてもよい芳香族複素環基を
示す]で表される基であってもよく、さらにたとえば式
【化11】 [式中、Rは前記と同意義を示す]で表される基等であ
ってもよい。Aの好ましい例は式
【化12】 [式中、Rは前記と同意義を示す]で表される基など、
特に好ましい例は式
【化13】 [式中、R4は置換フェニルを示す]で表される基など
である。
【0014】Rで示されるハロゲン、置換基を有してい
てもよい脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよい
芳香族炭化水素基または置換基を有していてもよい芳香
族複素環基としては、上記したAで表される不飽和6員
環状アミド基における置換基で例示したものが挙げられ
る。R4で示される置換フェニルとしては、上記したハ
ロゲノフェニル、ハロゲン化(C1-6)アルキルフェニ
ル、ハロゲン化(C1-6)アルコキシフェニル、置換さ
れていてもよい5もしくは6員の複素環基で置換された
フェニル等が挙げられる。
【0015】式(I)で表される化合物は塩としても用
いられ、このような塩としては、薬理学的に許容される
塩、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、燐酸等の無
機酸との塩、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸、フマール
酸、マレイン酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸等の有機酸との塩、例えばナトリウム塩、カリウム塩
等のアルカリ金属塩、例えばカルシウム塩、マグネシウ
ム塩等のアルカリ土類金属塩が挙げられる。式(I)で
表される化合物またはその塩(以下、化合物(I)と略
する)は、分子内に不斉原子を1個以上有しているので
2個以上の立体異性体が存在するが、その立体異性体な
らびにそれらの混合物のいずれも本発明に包含されるも
のである。とりわけR1が水素原子、R2がメチル基であ
る時、Arで表される置換されていてもよいフェニル基
の結合した炭素およびR2の結合した炭素のいずれもが
(R)配置である光学活性体が好ましい。
【0016】化合物(I)の具体例を〔表1〕に示す
が、本発明は〔表1〕に例示された化合物に限定される
ものではない。
【表1】
【0017】
【発明の実施の形態】化合物(I)は、例えば式(II)
【化14】 [式中、記号は前記と同意義を有する]で表される化合
物またはその塩(たとえば化合物(I)と同様の塩等が
用いられる)と、式(III)
【化15】 [式中、記号は前記と同意義を有する]で表される化合
物またはその塩とを反応させ、必要に応じてアシル化す
ることによって製造することができる。本反応は、通常
反応を阻害しない溶媒中で行われる。反応を阻害しない
溶媒としては、例えば水、ケトン類(例:アセトン
等)、スルホキシド類(例:ジメチルスルホキシド
等)、エーテル類(例:ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等)、ニトリル類(例:アセトニ
トリル等)、芳香族炭化水素類(例:ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等)、ハロゲン化炭化水素類(例:ジクロ
ロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン
等)、エステル類(例:酢酸エチル等)、アミド類
(例:ジメチルホルムアミド、アセトアミド、ジメチル
アセトアミド、1−メチル−2−ピロリジノン等)、ウ
レイレン類(例:1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン等)等が用いられる。これらは一種のみで用いて
も、二種以上適当な割合で混合して用いてもよい。
【0018】本反応は、例えば水酸化アルカリ金属
(例:水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム等)、水素化アルカリ金属(例:水素化カリウム、
水素化ナトリウム等)、アルカリ金属炭酸塩(例:炭酸
リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム等)、有機酸塩(例:酢酸ナト
リウム等)、アルカリ金属アルコラート(例:ナトリウ
ムメチラート、カリウムtert−ブチラート、ナトリウム
tert−ブチラート等)、フッ化テトラブチルアンモニウ
ム、ビス(トリノルマルブチルスタニル)オキシド等の
塩基を存在させることが好ましい。また、式(III)で
表される化合物の代りに、その金属(例:ナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属)塩を用いて上記溶媒中で反
応を行うことによっても所望の化合物を製造することが
できる。塩基の使用量は、通常化合物(II)に対し、約
0.001ないし100当量、好ましくは約0.01ないし50当量で
ある。化合物(III)は、化合物(II)に対して約1な
いし100当量、好ましくは約1ないし50当量用いられ
る。反応温度は特に限定されないが、通常約0ないし15
0℃、好ましくは約10ないし120℃である。反応時間は数
分ないし数十時間程度(例えば5分ないし50時間等)で
ある。
【0019】化合物(I)は、例えば式(IV)
【化16】 [式中、Lは脱離基[例:ハロゲン原子(塩素、臭素、
沃素等)またはR7SO3(式中、R7は炭素数1〜4の
低級アルキル基(例:メチル、エチル等)または置換さ
れていてもよいフェニル基(例:上記Arで示される置
換されていてもよいフェニル基等)を示す)]を示し、
他の記号は前記と同意義を有する]で表される化合物
と、式(III)
【化17】 [式中、記号は前記と同じ意義を有する]で表される化
合物またはその塩とを反応させ、必要に応じてアシル化
することによって製造することもできる。本反応は、通
常反応を阻害しない溶媒中で行われる。反応を阻害しな
い溶媒としては、例えば水、ケトン類(例:アセトン
等)、スルホキシド類(例:ジメチルスルホキシド
等)、エーテル類(例:ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等)、ニトリル類(例:アセトニ
トリル等)、芳香族炭化水素類(例:ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等)、ハロゲン化炭化水素類(例:ジクロ
ロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン
等)、エステル類(例:酢酸エチル等)、アミド類
(例:ジメチルホルムアミド、アセトアミド、ジメチル
アセトアミド、1−メチル−2−ピロリジノン等)、ウ
レイレン類(例:1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン等)等が用いられる。これらは一種のみで用いて
も、二種以上適当な割合で混合して用いてもよい。本反
応は、例えば水酸化アルカリ金属(例:水酸化リチウ
ム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等)、水素化ア
ルカリ金属(例:水素化カリウム、水素化ナトリウム
等)、アルカリ金属炭酸塩(例:炭酸リチウム、炭酸水
素ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム等)、有機酸塩(例:酢酸ナトリウム等)、アル
カリ金属アルコラート(例:ナトリウムメチラート、カ
リウムtert−ブチラート、ナトリウムtert−ブチラート
等)、フッ化テトラブチルアンモニウム、ビス(トリノ
ルマルブチルスタニル)オキシド等の塩基を存在させる
ことが好ましい。
【0020】また、式(III)で表される化合物の代り
に、その金属(例:ナトリウム、カリウム等のアルカリ
金属)塩を用いて上記溶媒中で反応を行うことによって
も所望の化合物を製造することができる。塩基の使用量
は、通常化合物(IV)に対し、約1ないし100当量、好
ましくは約2ないし50当量である。化合物(III)は、
化合物(IV)に対して約1ないし100当量、好ましくは
約2ないし50当量用いられる。反応温度は特に限定され
てないが、通常約0ないし150℃、好ましくは約10ない
し120℃である。反応時間は数十分ないし数十時間程度
(例えば30分ないし50時間等)である。
【0021】化合物(I)は、例えば式(V)
【化18】 [式中、記号は前記と同意義を有する]で表される化合
物またはその塩と、式(VI)
【化19】 [式中、記号は前記と同意義を有する]で表される化合
物またはその塩とを反応させ、必要に応じてアシル化す
ることにより製造することができる。本反応は、通常反
応を阻害しない溶媒中で行われる。反応を阻害しない溶
媒としては、例えば水、ケトン類(例:アセトン等)、
スルホキシド類(例:ジメチルスルホキシド等)、エー
テル類(例:ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等)、ニトリル類(例:アセトニトリル
等)、芳香族炭化水素類(例:ベンゼン、トルエン、キ
シレン等)、ハロゲン化炭化水素類(例:ジクロロメタ
ン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等)、エス
テル類(例:酢酸エチル等)、アミド類(例:ジメチル
ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルアセトアミド、
1−メチル−2−ピロリジノン等)、ウレイレン類
(例:1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)等
が用いられる。これらは一種のみで用いても、二種以上
適当な割合で混合して用いてもよい。本反応は、例えば
水酸化アルカリ金属(例:水酸化リチウム、水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム等)、水素化アルカリ金属
(例:水素化カリウム、水素化ナトリウム等)、アルカ
リ金属炭酸塩(例:炭酸リチウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸セシウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
等)、有機酸塩(例:酢酸ナトリウム等)、アルカリ金
属アルコラート(例:ナトリウムメチラート、カリウム
tert−ブチラート、ナトリウムtert−ブチラート等)、
フッ化テトラブチルアンモニウム、ビス(トリノルマル
ブチルスタニル)オキソド等の塩基を存在させることが
好ましく、中でも水素化ナトリウム及び炭酸カリウムが
好ましい。
【0022】また、式(VI)で表される化合物の代り
に、その金属(例:ナトリウム、カリウム等のアルカリ
金属)塩を用いて上記溶媒中で反応を行うことによって
も所望の化合物を製造することができる。塩基の使用量
は、通常化合物(V)に対し、約0.001ないし100当量、
好ましくは約0.01ないし50当量である。化合物(VI)
は、化合物(V)に対して約0.1ないし100当量、好まし
くは約1ないし50当量用いられる。反応温度は特に限定
されないが、通常約0ないし150℃、好ましくは約10な
いし120℃である。反応時間は数分ないし数十時間程度
(例えば5分ないし50時間等)である。上記原料化合物
(V)の塩は、化合物(I)の塩と同様のものが用いら
れる。
【0023】上記の反応において、それぞれ化合物
(I)でR3が水素原子の化合物が得られた場合、この
化合物またはその塩は、常法に従って、適当なアシル化
剤R3Y[R3は脂肪族または芳香族のカルボン酸残基
(例:アセチル、プロピオニル、ブチリル、エトキシカ
ルボニル、ベンゾイル、置換ベンゾイル等)を、Yは除
去される基(例:塩素、臭素のようなハロゲン原子;活
性エステル基等)を示す]を用いてアシル化反応に付す
ことによりR3がアシル基である化合物(I)に導くこ
とができる。この反応は、通常反応を阻害しない溶媒の
存在下または非存在下で行われる。溶媒の例としては、
アセトンのようなケトン類、ジメチルスルホキシドのよ
うなスルホキシド類、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類、アセトニトリ
ルのようなニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン
のような芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、1,2−ジクロルエタンのようなハロゲン化炭化
水素類、酢酸エチルのようなエステル類、ジメチルホル
ムアミド、アセトアミド、ジメチルアセトアミドのよう
なアミド類、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
のようなウレリレン類等が挙げられる。また、反応促進
のため、塩基(例:ジメチルアミノピリジン、ピリジ
ン、ピロリン、トリエチルアミン)を反応系に加えるこ
とができる。アシル化反応におけるアシル化剤の使用量
は、化合物(I)(R3=H)に対し、約1ないし10当
量、塩基の使用量も、化合物(I)(R3=H)に対
し、約1ないし10当量である。反応温度は特に限定され
ないが、通常約0ないし150℃である。反応時間は数分
ないし数十時間程度(例えば5分ないし50時間等)であ
る。このようにして得られる本発明化合物は、反応混合
物から自体公知の手段、例えば抽出、濃縮、中和、瀘
過、結晶化、再結晶、カラムクロマトグラフィー、薄層
クロマトグラフィー等の手段を用いることによって、単
離、精製することができる。本発明化合物(I)は、水
和物または非水和物であってもよい。
【0024】本発明化合物には少なくとも2個の立体異
性体が存在し得る。これら個々の異性体およびこれらの
混合物のいずれも本発明に包含されるが、所望によりこ
れらの異性体を個別に製造することもできる。例えば、
原料化合物(II)、(IV)および(V)のそれぞれの単
一の異性体を用いて目的とする異性体を得ることができ
るし、また生成物が二種類以上の異性体混合物の場合に
は、これを通常の分離方法、例えば光学活性酸(例:カ
ンファースルホン酸、酒石酸等)との塩を生成させる方
法や、各種クロマトグラフィー、分別再結晶等の分離手
段によってそれぞれの異性体に分離することもできる。
本発明の式(I)で表される化合物の塩は、それ自体公
知の手段に従い、例えば式(I)で表される化合物に前
記した無機酸あるいは有機酸を加えることによって、製
造することができる。本発明における原料化合物(II)
においてR1が水素原子、R2がメチル基、Arが結合し
た炭素が(S)配置,R2の結合した炭素が(R)配置
である化合物(VII)は、次の反応式で示される方法に
よって製造することができる。
【化20】 [式中、Meはメチル基を、Etはエチル基を、Prは
プロピル基を、Phはフェニル基を示し、(R)、
(S)はそれぞれ記号を付した炭素の立体配置を表し、
DMFはジメチルホルムアミドを意味し、その他の記号
は前記と同意義を有する]
【0025】本反応式における化合物(VIII)は、例え
ば次の反応式で示される方法によって製造することがで
きる。
【化21】 [式中、Y1はハロゲン原子(例:塩素、臭素、沃素
等)を、THPはテトラヒドロピラニル基を、Tsはp
−トルエンスルホニル基を示し、DMSOはジメチルス
ルホキシドを意味し、その他の記号は前記と同意義を有
する] また合成中間体(IX)は、例えば次の反応式で示される
方法によっても合成することができる。
【化22】 [式中、記号は前記と同意義を有する]
【0026】本発明における原料化合物(V)におい
て、R1が水素原子、R2がメチル基、Arが結合した炭
素が(R)配置、R2の結合した炭素が(S)配置であ
る化合物(XVIII)
【化23】 [式中、記号は前記と同意義を有する]は、例えばEPO4
21210A、EPO548553AまたはEPO567982Aに記載された方法
またはそれに準じた方法によって合成することができ
る。本発明における原料化合物(IV)において、R1
水素原子、R2がメチル基、Arが結合した炭素が
(S)配置、R2が結合した炭素が(R)配置であり、
LがR7SO3(式中R7は前記と同意義)で表される脱
離基である化合物(XIX)、および原料化合物(VII)
は、例えば次の反応式で示される方法によって製造する
ことができる。
【化24】 [式中、Y2,Y3,Y4,Y5はそれぞれハロゲン原子
(例:塩素、臭素、沃素等)を示し、他の記号は前記と
同意義を有する]
【0027】本反応式における出発化合物(XX)、およ
び出発化合物(XXI)においてY2が塩素原子である化合
物(XXVI)は、例えばそれぞれ次の反応式で示される方
法によって製造することができる。
【化25】 [式中、R5は低級(C1-4)アルキル基(例:メチル、
エチル等)を、Y6はハロゲン原子(例:塩素、臭素、
沃素等)を示し、他の記号は前記と同意義を有する] 上記式中の化合物(XXXI)においてArが2,4−ジフ
ルオロフェニルである化合物の合成法は、特開平5-2300
38号公報に記載されている。
【化26】 [式中、H2/Pd−Cはパラジウムカーボンの触媒を
用いる接触還元を意味し、他の記号は前記と同意義を有
する] 化合物(XXI)におけるY2が塩素原子以外のハロゲン原
子である場合は、上記反応式において、(COCl)2
に代え、それぞれのハロゲン化剤[例:(COB
r)2、PBr3等]を用いて上記方法に準じて反応を行
うことにより、化合物(XXI)を製造することができ
る。
【0028】本発明における原料化合物(VI)におい
て、Aが置換基を有していてもよいフェニル基で4位置
換された1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル
である化合物(XXXVII)は例えば次の反応式で示される
方法によって合成することができる。
【化27】 4で示される置換フェニル基等)を、DIBAHは水
素化ジイソブチルアルミニウムを示し、他の記号は前記
と同意義を有する] 本発明における原料化合物(VI)において、Aが置換基
を有していてもよいフェニル基で4位置換された1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリミジニルである化合
物(XLI)は例えば次の反応式で示される方法によって
合成することができる。
【化28】 [式中、記号は前記と同意義を有する]
【0029】本発明における原料化合物(VI)におい
て、Aが置換基を有していてもよいフェニル基で4位置
換された1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−ピリダジ
ニルである化合物(XLIV)は例えば次の反応式で示され
る方法によって合成することができる。
【化29】 [式中、Buはブチル基を示し、他の記号は前記と同意
義を有する] 本発明における原料化合物(VI)において、Aが置換基
を有していてもよいフェニル基で3位置換された1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジルである化合物
(XLIX)は例えば次の反応式で示される方法によって合
成することができる。
【化30】 [式中、記号は前記と同意義を有する] 本発明における原料化合物(VI)において、Aが置換基
を有していてもよいフェニル基で5位置換された1,6
−ジヒドロ−6−オキソ−1−ピリダジニルである化合
物(LIV)は例えば次の反応式で示される方法によって
合成することができる。
【化31】 [式中、記号は前記と同意義を有する] 本発明における原料化合物(VI)において、Aが置換基
を有していてもよいフェニル基で3位置換された1,6
−ジヒドロ−6−オキソ−1−ピリダジニルである化合
物(LVIII)は例えば次の反応式で示される方法によっ
て合成することができる。
【化32】 [式中、記号は前記と同意義を有する] 前記した原料化合物は、反応混合物から自体公知の手
段、例えば抽出、濃縮、中和、瀘過、再結晶、カラムク
ロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー等の手段を
用いることによって、単離、精製することができる。前
記の本発明化合物および原料化合物の製造法において、
出発化合物がNH2、OH、COOH等の官能基を有す
る場合には、常法に従って保護基を導入した後に目的の
反応に供し、反応後に保護基を除去することもできる。
【0030】本発明化合物は、低毒性で真菌、例えばカ
ンディダ属菌[例:カンディダ アルビカンス、カンデ
ィダ ウティリス、カンディダ グラブラタ等]、ヒス
トプラズマ属菌[例:ヒストプラズマ カプスラツム
等]、アスペルギルス属菌[例:アスペルギルス ニガ
ー、アスペルギルス フミガータス等]、クリプトコッ
カス属菌[例:クリプトコッカス ネオフォルマンス
等]、トリコフィトン属菌[例:トリコフィトン ルプ
ルム、トリコフィトン メンタグロフィテス等]、ミク
ロスポルム属菌[例:ミクロスポルム ギプセウム
等]、マラセチア属菌[例:マラセチア ファーファ
等]等に対して強い抗菌力を有しているので、哺乳動物
(ヒト、家畜、家禽等)における真菌感染症〔例:カン
ジダ属菌による粘膜カンジダ症(鵞口瘡、口角炎、外陰
膣カンジダ症、陰茎カンジダ症)、皮膚カンジダ症(カ
ンジダ性指間び爛症、カンジダ性間擦疹、肛囲カンジダ
症、湿疹状皮膚酵母菌症、カンジダ爪炎、カンジダ爪囲
炎、カンジダ外聴道炎、カンジダ敗血症の皮膚病変、汎
発性表在性カンジダ症、カンジダ肉芽腫、先天性皮膚カ
ンジダ症、カンジジド)、慢性粘膜皮膚カンジダ症およ
び内蔵カンジダ症(呼吸器カンジダ症、消化器カンジダ
症、カンジダ敗血症、カンジダ心内膜炎、泌尿器カンジ
ダ症、眼カンジダ症、中枢神経系カンジダ症、関節およ
び骨カンジダ症、カンジダ腹膜炎、肝カンジダ症、子宮
内カンジダ症)等;ヒストプラズマ属菌による急性肺ヒ
ストプラズマ症、慢性肺ヒストプラズマ症および播種性
ヒストプラズマ症等;アスペルギルス属菌による呼吸器
アスペルギルス症(アレルギー性アスペルギルス症、気
管支アスペルギルス症、アスペルギルス菌球症、肺アス
ペルギルス症(急性侵襲性アスペルギルス症、慢性壊死
性肺アスペルギルス症)、アスペルギルス膿胸)、播種
性アスペルギルス症、中枢神経アスペルギルス症、アス
ペルギルス心内膜炎、アスペルギルス心筋炎、アスペル
ギルス心膜炎、アスペルギルス菌腫症、外耳道アスペル
ギルス症、アスペルギルス爪炎、アスペルギルス爪廓
炎、アスペルギルス角膜炎、アスペルギルス眼内炎、皮
膚アスペルギルス症および副鼻腔眼窩アスペルギルス症
等;クリプトコッカス属菌による肺クリプトコッカス
症、中枢神経クリプトコッカス症、皮膚および粘膜クリ
プトコッカス症、骨および関節クリプトコッカス症、リ
ンパ節クリプトコッカス症、全身性クリプトコッカス症
および造血器クリプトコッカス症等;トリコフィトン属
菌、ミクロスポルム属菌等による頭部白癬、黄癬、ケル
スス禿瘡、白癬性毛瘡、班状小水泡性白癬、輸状湿疹性
白癬、渦状癬、汗疱状白癬、爪白癬、白癬疹および白癬
性肉芽腫等;マラセチア属菌による癜風等〕の予防、治
療に用いることができ、さらにはアトピー性皮膚炎の予
防、治療に用いることができる。さらに本発明化合物
は、農業用抗真菌剤としても用いることができる。本発
明化合物をヒトに投与する場合は、それ自体あるいは適
宜の薬理学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤等と混
合し、経口投与剤(例:散剤、顆粒、錠剤、カプセル剤
等)、非経口投与剤[例:注射剤、外用剤(例:経鼻投
与製剤、経皮製剤等)、坐剤(例:直腸坐剤、膣坐剤
等)等]等の医薬組成物として経口的または非経口的に
安全に投与することができる。
【0031】これらの製剤は、製造工程において通常一
般に用いられる自体公知の方式により製造することがで
きる。製剤中の本発明化合物の配合割合は、その形態に
も異なるが、抗真菌剤一般に用いられる割合でよく、た
とえば上記した経口投与剤においては約10ないし95
重量%である。例えば注射剤は、本発明化合物を分散剤
[例:ツイーン(Tween)80(アトラスパウダー社
製、米国)、HCO60(日光ケミカルズ製)、カルボ
キシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等]、保
存剤(例:メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジ
ルアルコール、クロロブタノール等)、等張化剤(例:
塩化ナトリウム、グリセリン、ソルビトール、ブドウ糖
等)等とともに水性注射剤に、あるいは植物油(例:オ
リーブ油、ゴマ油、ラッカセイ油、綿実油、コーン油
等)、プロピレングリコール等に溶解、懸濁あるいは乳
化して油性注射剤に成形することにより製造される。経
口投与製剤は、本発明化合物に、例えば賦形剤(例:乳
糖、白糖、デンプン等)、崩壊剤(例:デンプン、炭酸
カルシウム)、結合剤(例:デンプン、アラビアゴム、
カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
ヒドロキシプロピルセルロース等)または滑沢剤(例:
タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリ
コール6000等)等を添加して圧縮成形し、次いで必要に
応じての味のマスキング、腸溶性あるいは持続性の目的
のため自体公知の方法でコーティングすることにより製
造することができる。コーティング剤としては、例えば
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ポリオキシエチレングリコール、ツイーン
80、プルロニック F68、セルロースアセテートフタレー
ト、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、
ヒドロキシメチルセルロースアセテートサクシネート、
オイドラギッド(ローム社製、西ドイツ、メタアクリル
酸、アクリル酸共重合)および酸化チタン、ベンガラ等
の色素等が用いられる。
【0032】本発明化合物は、固状、半固状または液状
の外用剤としても用いることができる。例えば固状の外
用剤は、本発明化合物をそのまま、あるいは賦形剤
(例:グリコール、マンニトール、デンプン、微結晶セ
ルロース等)、増粘剤(例:天然ガム類、セルロース誘
導体、アクリル酸重合体等)等を添加、混合して粉状の
組成物とすることにより製造される。半固状の外用剤の
場合には、水性または油性のゲル剤、あるいは軟膏状と
して用いることが好ましい。液状の外用剤は、注射剤の
場合とほとんど同様で、油性あるいは水性懸濁剤とする
ことにより製造される。上記した固状、半固状または液
状の外用剤に、pH調節剤(例:炭酸、リン酸、クエン
酸、塩酸、水酸化ナトリウム等)、防腐剤(例:パラオ
キシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、塩化ベン
ザルコニウム等)等を加えてもよい。具体的には、例え
ばワセリン、ラノリン等を基剤として、1gあたり本発
明化合物を通常約0.1ないし100mg含有する軟膏剤とし
て、皮膚あるいは粘膜等の殺菌、消毒に用いることがで
きる。本発明化合物は、油性または水性の固状、半固状
あるいは液状の坐剤とすることもできる。坐剤を製造す
る際の油性基剤としては、例えば高級脂肪酸のグリセラ
イド[例:カカオ脂、ウィテップゾール類(ダイナマイ
トノーベル社製)等]、中級脂肪酸[例:ミグリオール
酸(ダイナマイトノーベル社製)等]、あるいは植物油
[例:ゴマ油、大豆油、綿実油等]等が挙げられる。ま
た水性基剤としては、例えばポリエチレングリコール
類、プロピレングリコール等が挙げられ、水性ゲル基剤
としては、例えば天然ガム類、セルロース誘導体、ビニ
ール重合体、アクリル酸重合体等が挙げられる。
【0033】本発明化合物(I)の投与量は感染の状
態、投与ルートによっても異なるが、例えばカンディダ
感染症の治療の目的で成人(体重50kg)患者に投与する
場合、経口投与では、約0.01ないし100mg/kg/日、好
ましくは約0.1ないし50mg/kg/日である。さらに好ま
しくは約0.5ないし10mg/kg/日である。本発明化合物
(I)を農業用抗真菌剤として用いる場合には、本発明
化合物を適当な液体担体(例えば溶媒)に溶解するか、
あるいは分散させ、また適当な固体担体(例えば希釈
剤、増量剤)と混合するかあるいはこれに吸着させ、所
要の場合はさらにこれに乳化剤、懸濁剤、展着剤、浸透
剤、湿潤剤、粘しょう剤、安定剤等を添加し、乳剤、水
和剤、粉剤、粒剤等の剤型として使用すればよい。これ
らの製剤は自体公知の方法で調整することができる。本
発明化合物の使用量は、例えば、稲いもち病の防除に際
しては、水田1アールあたり約25ないし150g、より好ま
しくは約40ないし80gである。上記液体担体としては、
例えば水、アルコール類(例:メチルアルコール、エチ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、エチレングリコール等)、エーテル類
(例:ジオキサン、テトラヒドロフラン等)、脂肪族炭
化水素類(例:ケロシン、灯油、燃料油等)、芳香族炭
化水素類(例:ベンゼン、トルエン類)、ハロゲン化炭
化水素類(例:メチレンクロリド、クロロホルム等)、
酸アミド類(例:ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド等)、エステル類(例:酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等)、ニトリル類(例:アセトニトリル、プロピオニ
トリル等)等が用いられ、これらは1種または2種以上
を適当な割合で混合して使用することができる。上記固
体担体としては、植物性粉末(例:大豆粉、たばこ粉、
小麦粉等)、鉱物性粉末(例:カオリン、ベントナイト
等)、アルミナ、硫黄粉末、活性炭等が用いられ、これ
らは1種または2種以上を適当な割合で混合して使用す
ることができる。本発明化合物(I)において、たとえ
ばAが式(A)で示される化合物を化合物(V)と化合
物(VI)の反応によって製造する際、式(LX)で表され
る化合物が副生物として得られる場合がある。
【化33】 [式中、記号は前記と同意義を有する] これらの化合物も抗真菌活性を有しており、抗真菌剤と
して有用である。式(LX)で表される化合物の具体例を
〔表2〕に示す。
【表2】
【0034】
【実施例】以下、参考例、実施例および製剤例を記載
し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限
定されない。1H−NMRスペクトルは、内部基準とし
てテトラメチルシランを用いてバリアンジェミニ200
(200MHz)型スペクトルメーターで測定し、全δ
値をppmで示した。混合溶媒において( )内に示した
数値は、各溶媒の容量混合比である。%は、特記しない
限り重量パーセントを意味する。また、シリカゲルクロ
マトグラフィーにおける溶媒の比は、混合する溶媒の容
量比を示す。実施例中の記号は次のような意味を有す
る。 s:シングレット、d:ダブレット、t:トリプレッ
ト、q:クワルテット、dd:ダブルダブレット、t
t:トリプルトリプレット、m:マルチプレット、b
r:幅広い、J:カップリング定数
【0035】参考例1 A) (1S)−1−[(2R)−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−2−オキシラニル]エタノール
(0.500g)のジクロロメタン(5ml)溶液に、ア
ルゴン雰囲気下−60℃でジイソプロピルエチルアミン
(0.48ml)を加え、ついでトリフルオロメタンスル
ホン酸無水物(0.46ml)を3分間で滴下した。−6
0℃で20分間、ついで−30℃で20分間撹拌した
後、反応液をシリカゲルを用いるフラッシュカラムクロ
マトグラフィーに付し、ジクロロメタン−ヘキサン
(1:1)で溶出した。目的分画を約5mlになるまで濃
縮し、残留物を4,5−ジヒドロ−5−[4−(2,2,
3,3−テトラフルオロプロポキシ)フェニル]−3
(2H)−ピリダジノン(0.606g)、1−メチル
−2−ピロリドン(15ml)と水素化ナトリウム(60
〜72%油性:76mg)から調製した溶液に−20℃で
加え20分間撹拌した。反応液を更に0℃で20分間撹
拌した。反応液に水(50ml)を注入し、酢酸エチル
(50ml×3)で抽出した。酢酸エチル層を水(50ml
×2)、ついで飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去すると、
無色油状物が得られた。本品をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=1/4→1
/2)に付し、ついで逆相クロマトグラフィー(溶出液:
水/メタノール=1/4)に付して精製すると、2−
[(1R,2S)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−2,3−エポキシ−1−メチルプロピル]−5−
[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)フ
ェニル]−3(2H)−ピリダジノン(0.259g,
28%)及び(2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−[(1R)−1−[5−[4−(2,2,
3,3−テトラフルオロプロポキシ)フェニル]−3−
ピリダジニルオキシ]エチル]オキシラン(0.102
g,11%)が得られた。 2−[(1R,2S)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2,3−エポキシ−1−メチルプロピル]−5
−[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)
フェニル]−3(2H)−ピリダジノン:無色結晶1 H−NMR(CDCl3)δ:1.44(3H,d,J=7.1Hz),2.8
8(1H,d,J=4.6Hz),3.13(1H,d,J=4.6Hz),4.42(2H,tt,J=1
1.8Hz,2Hz),5.86(1H,q,J=7.1Hz),6.07(1H,tt,J=53.1Hz,
4.6Hz),6.74-6.84(2H,m),6.92(1H,d,J=2.3Hz),7.06(2H,
d,J=8.8Hz),7.34(1H,dt,J=6.5Hz,8.3Hz),7.56(2H,d,J=
8.8Hz),8.06(1H,d,J=2.3Hz) IR(KBr)cm-1:1660,1600,1510,1430,1280 (2R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−
[(1R)−1−[5−[4−(2,2,3,3−テトラ
フルオロプロポキシ)フェニル]−3−ピリダジニルオ
キシ]エチル]オキシラン:無色油状物1 H−NMR(CDCl3)δ:1.46(3H,dd,J=6.6Hz,1.3
Hz),2.92(1H,d,J=5.3Hz),3.29(1H,d,J=5.3Hz),4.43(2H,
tt,J=11.8Hz,1.5Hz),5.85(1H,q,J=6.6Hz),6.08(1H,tt,J
=53.1Hz,4.6Hz),6.82-6.96(2H,m),7.06(1H,d,J=1.9Hz),
7.08(2H,d,J=8.8Hz),7.54-7.60(1H,m),7.64(2H,d,J=8.8
Hz),9.07(1H,d,J=1.9Hz) IR(Neat)cm-1:1600,1510,1430,1380,1220 B) 参考例1−A)と同様にして、(1S)−1−
[(2R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2
−オキシラニル]エタノールと5−[4−(2,2,3,
3−テトラフルオロプロポキシ)フェニル]−3(2
H)−ピリダジノンから2−[(1R,2S)−2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−2,3−エポキシ−1
−メチルプロピル]−5−[4−(2,2,3,3−テト
ラフルオロプロポキシ)フェニル]−3(2H)−ピリ
ダジノン及び(2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−[(1R)−1−[5−[4−(2,2,
3,3−テトラフルオロプロポキシ)フェニル]−3−
ピリダジニルオキシ]エチル]オキシランが得られた。
【0036】参考例2 参考例1−A)と同様にして次の化合物が得られた。 2−[(1R,2S)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2,3−エポキシ−1−メチルプロピル]−4
−(4−メトキシフェニル)−3(2H)−ピリダジノ
ン:無色結晶 収量及び収率:70mg,19%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.44(3H,d,J=7.1Hz),2.8
8(1H,d,J=4.6Hz),3.11(1H,d,J=4.6Hz),3.84(3H,d,J=1.3
Hz),5.94(1H,q,J=7.1Hz),6.70-6.82(2H,m),6.94(2H,dd,
J=9Hz,1.3Hz),7.18(1H,dd,J=4.2Hz,1.3Hz),7.25-7.39(1
H,m),7.71(2H,dd,J=9Hz,1.3Hz),7.82(1H,dd,J=4.2Hz,1.
3Hz) IR(KBr)cm-1:1640,1610,1585,1510,1255
【0037】参考例3 塩化アセトアミドピリジニウム(3.625g)のメタノール(5
0ml)溶液中に、50%ジメチルアミン水溶液(2ml)と4'-(2,
2,3,3-テトラフルオロプロポキシ)シンナムアルデヒド
(5.244g)を加え、室温で1.5時間撹拌した。反応液を減
圧下に濃縮し、残留物を170℃で10分間加熱した。反応
液を冷却後、水(50ml)を加え酢酸エチル(50ml x 3)で抽
出した。抽出液を水(50ml)、続いて飽和食塩水(30ml)で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液:酢酸エチル→メタノール/酢酸エチル=
1/19)に付して精製し、酢酸エチルから再結晶する
と、4-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロプロポキシ)フェニ
ル]-2(1H)-ピリドン(2.977g、収率50%)が無色結晶とし
て得られた。1 H-NMR (CDCl3) δ:4.42(2H, tt, J=
11.8Hz, 1.4Hz), 6.09(1H,
tt, J=53.2Hz, 4.8Hz),
6.54(1H, dd, J=6.8Hz, 1.8
Hz), 6.76(1H, d, J=1.8H
z), 7.04(2H, d, J=9Hz),
7.44(1H, d, J=6.8Hz),
7.60(2H, d, J=9Hz), 13.0
1(1H, br) 元素分析値: C1411NO として 計算値: C, 55.82 ; H, 3.68 ; N, 4.65 実測値: C, 55.65 ; H, 3.69 ; N, 4.67 IR (KBr) cm-1 : 1650, 1580, 1520, 1480, 1440
【0038】参考例4〜参考例6 参考例3と同様にして次の化合物が得られた。 参考例4 4-フェニル-2(1H)-ピリドン:淡黄色結晶 収率:74%1 H-NMR (DMSO-d6) δ:6.52(1H, dd, J=6.8Hz, 1.8Hz),
6.60(1H, d, J=1.8Hz), 7.45-7.52(4H, m), 7.68-
7.73(2H, m), 11.64(1H, brs) 元素分析値: C11H9NO として 計算値: C, 77.17 ; H, 5.30 ; N, 8.18 実測値: C, 77.01 ; H, 5.28 ; N, 8.22 IR (KBr) cm-1 : 1660, 1620, 1520, 1460, 1240 参考例5 4-[4-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)フェニル]-2(1H)
-ピリドン:無色結晶収率:75%1 H-NMR (DMSO-d6) δ:6.58(1H, dd, J=6.8Hz, 1.8Hz),
6.68(1H, d, J=1.8Hz), 7.48(1H, d, J=6.8Hz), 7.
90(2H, d, J=8.8Hz), 7.99(2H, d, J=8.8Hz),8.27(1H,
s), 8.38(1H, s), 10.47(1H, brs) IR (KBr) cm-1 : 1660, 1530, 1510, 1455, 1275 参考例6 4-[4-(2H-1,2,3-トリアゾール-2-イル)フェニル]-2(1H)
-ピリドン:無色結晶収率:64%1 H-NMR (DMSO-d6) δ:6.57(1H, dd, J=7Hz, 1.8Hz),
6.67(1H, d, J=1.8Hz),7.48(1H, d, J=7Hz), 7.92(2H,
d, J=8.8Hz), 8.13(2H, d, J=8.8Hz), 8.17(2H, s),
11.15(1H, br) IR (KBr) cm-1 : 1685, 1565, 1515, 1410, 1230
【0039】参考例7 3,4-ジヒドロ-3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-2
(1H)-ピリジノン(0.894g)及び炭酸カリウム(粉末状:1.
382g)をN,N-ジメチルホルムアミド(10ml)に加え、100℃
で24時間加熱撹拌した。反応液を冷却後、冷水(100ml)
に注ぎ酢酸エチル(50ml x 3)で抽出した。抽出液を水(5
0ml)、続いて飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサ
ン/酢酸エチル=1/2→1/3)に付して精製し、ヘキサン
とジイソプロピルエーテルの混液から結晶化させると、
3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-2(1H)-ピリドン
(0.473g, 収率53%)が無色結晶として得られた。1 H-NMR (CDCl3) δ:6.39(1H, t, J=6.8Hz), 7.28(2H,
d, J=8.6Hz), 7.40(1H, dd, J=6.8Hz, 2.2Hz), 7.60
(1H, dd, J=6.8Hz, 2.2Hz), 7.76(2H, d, J=8.6Hz),
12.60(1H, br) 元素分析値: C12H8F3NO2 として 計算値: C, 56.48 ; H, 3.16 ; N, 5.49 実測値: C, 56.20 ; H, 3.16 ; N, 5.22 IR (KBr) cm-1 : 1645, 1620, 1560, 1510, 1270
【0040】参考例8 4'-ヒドロキシアセトフェノン(39.76g)、2,2,3,3-テト
ラフルオロプロピルヨージド(91.70g)、炭酸カリウム
(粉末状:84.72g)及びヨウ化カリウム(4.81g)をN,N-ジ
メチルホルムアミド(300ml)に加え、80℃で20時間加熱
撹拌した。反応液を減圧下で約100mlまで濃縮し、冷水
(400ml)に注ぎ酢酸エチル(200ml x 3)で抽出した。抽出
液を水(200ml)、続いて飽和食塩水(200ml)で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)に付して精製し、ジ
イソプロピルエーテルと酢酸エチルの混液から結晶化さ
せると4'-(2,2,3,3-テトラフルオロプロポキシ)アセト
フェノン(70.06g, 収率96%)が無色結晶として得られ
た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.58(3H, s), 4.42(2H, tt, J=1
1.8Hz, 1.4Hz), 6.07(1H, tt, J=53.2Hz, 4.6Hz), 6.
98(2H, d, J=8.8Hz), 7.98(2H, d, J=8.8Hz) 4'-(2,2,3,3-テトラフルオロプロポキシ)アセトフェノ
ン(8.39g)をトリス(ジメチルアミノ)メタン(5.66g)に加
え1時間加熱還流した。反応液を冷却後、冷水(100ml)に
注ぎ酢酸エチル(75ml x 4)で抽出した。抽出液を飽和食
塩水(100ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル
=1/4)に付して精製し、ジイソプロピルエーテルから結
晶化させると、3-ジメチルアミノ-1-[4-(2,2,3,3-テト
ラフルオロプロポキシ)フェニル]-2-プロペン-1-オン
(9.24g、収率90%)が無色結晶として得られた。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.75-3.25(6H, br), 4.38(2H,
t, J=11.8Hz), 5.68(1H,d, J=12.2Hz), 6.04(1H, tt,
J=53.2Hz, 4.8Hz), 6.93(2H, d, J=8.4Hz), 7.80(1
H, d, J=12.2Hz), 7.91(2H, d, J=8.4Hz) 3-ジメチルアミノ-1-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロプロ
ポキシ)フェニル]-2-プロペン-1-オン(4.456g)及び尿素
(1.315g)を2N-塩化水素メタノール溶液(25ml)に加え、1
2時間加熱還流した。反応液を冷却後、冷水(100ml)に注
ぎ飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチル
(100ml x 3)で抽出した。抽出液を水(100ml)、続いて飽
和食塩水(100ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル→メタノ
ール/酢酸エチル=1/5)に付して精製し、エタノールか
ら結晶化させると4-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロプロポ
キシ)フェニル]-2(1H)-ピリミジノン(2.093g, 収率47
%)が無色結晶として得られた。1 H-NMR (DMSO-d6) δ:4.72(2H, t, J=13.2Hz), 6.72
(1H, tt, J=53Hz, 5Hz),6.98(1H, d, J=6.6Hz), 7.20
(2H, d, J=8.8Hz), 7.99(1H, d, J=6.6Hz), 8.13(2H,
d, J=8.8Hz), 11.50-12.00(1H, br) 元素分析値: C13H10F4N2O2 として 計算値: C, 51.66 ; H, 3.34 ; N, 9.27 実測値: C, 51.56 ; H, 3.26 ; N, 9.34 IR (KBr) cm-1 : 1655, 1605, 1580, 1455, 1430
【0041】参考例9 5-エトキシ-3-(4-フルオロフェニル)-4,5-ジヒドロ-2(3
H)-フラノン(6.84g)及びヒドラジン一水和物(5.37ml)を
酢酸−水(16 : 11, 40ml)に加え、1.5時間加熱還流し
た。反応液を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1
00ml)に注ぎ、ジエチルエーテル(80ml x 3)で抽出し
た。抽出液を飽和食塩水(100ml)で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキ
サン/酢酸エチル=1/1→1/2)に付して精製し、ジイソ
プロピルエーテルから結晶化させると4-(4-フルオロフ
ェニル)-4,5-ジヒドロ-3(2H)-ピリダジノン(2.543g, 39
%)が無色結晶として得られた。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.73(1H, ddd, J=17.8Hz, 9.8Hz,
3.2Hz), 2.88(1H, ddd,J=17.8Hz, 7.6Hz, 3.2Hz), 3.
71(1H, dd, J=9.8Hz, 7.6Hz), 7.06(2H, dd, J=8.8Hz,
8.6Hz), 7.22(2H, dd, J=8.8Hz, 5.4Hz), 7.76(1H,
t, J=3.2Hz), 8.56(1H, br) IR (KBr) cm-1 : 1670, 1600, 1505, 1390, 1260
【0042】参考例10 参考例9と同様にして次の化合物が得られた。 4,5-ジヒドロ-4-(4-メトキシフェニル)-3(2H)-ピリダジ
ノン: 無色結晶 収率:61%1 H-NMR (CDCl3) δ:2.73(1H, ddd, J=17.8Hz, 9.2Hz,
3.2Hz), 2.85(1H, ddd,J=17.8Hz, 7.6Hz, 3.2Hz), 3.
67(1H, dd, J=9.2Hz, 7.6Hz), 3.80(3H, s),6.89(2H,
d, J=8.8Hz), 7.16(2H, d, J=8.8Hz), 7.25(1H, t, J=
3.2Hz), 8.55(1H, br) 元素分析値: C11H12N2O2 として 計算値: C, 64.69 ; H, 5.92 ; N, 13.72 実測値: C, 64.65 ; H, 5.84
; N, 13.62 IR (KBr) cm−1 : 1670, 16
10, 1510, 1390, 1260
【0043】参考例11 5−エトキシ-4-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロプロポキ
シ)フェニル]-4,5-ジヒドロ-2(3H)-フラノン(0.836g)及
びヒドラジン一水和物(0.400g)を酢酸−水(16 : 11, 5m
l)に加え、1.5時間加熱還流した。反応液を冷却後、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(30ml)に注ぎ、酢酸エチル
(30ml x 3)で抽出した。抽出液を飽和食塩水(30ml)で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を
留去した。残留物をヘキサンとエタノールの混液から結
晶化させると5-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロプロポキ
シ)フェニル]-4,5-ジヒドロ-3(2H)-ピリダジノン(0.615
g, 収率81%)が無色結晶として得られた。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.60(1H, dd, J=17.2Hz, 11.2Hz),
2.82(1H, dd, J=17.2Hz, 7.4Hz), 2.73(1H, ddd, J=
11.2Hz, 7.4Hz, 2.6Hz), 4.36(2H, tt, J=11.8Hz, 1.4
Hz), 6.07(1H, tt, J=53.2Hz, 4.8Hz), 6.96(2H, d,
J=8.8Hz), 7.17(1H, d, J=2.6Hz), 7.20(2H, d, J=8.
8Hz), 8.52(1H, brs) 元素分析値: C13H12F4N2O2 として 計算値: C, 51.32 ; H, 3.98 ; N, 9.21 実測値: C, 51.27 ; H, 3.92 ; N, 9.03 IR (KBr) cm-1 : 1680, 1630, 1520, 1350, 1250
【0044】参考例12 参考例11で得られた5-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロプ
ロポキシ)フェニル]-4,5-ジヒドロ-3(2H)-ピリダジノン
(0.153g)及び炭酸カリウム(粉末状:0.207g)をN,N-ジメ
チルホルムアミド(5ml)に加え、室温で3時間加熱撹拌し
た。反応液を冷水(30ml)に注ぎ酢酸エチル(15ml x 3)で
抽出した。抽出液を水(20ml)、続いて飽和食塩水(20ml)
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶
媒を留去した。残留物をヘキサンとジイソプロピルエー
テルの混液から結晶化させると、5-[4-(2,2,3,3-テトラ
フルオロプロポキシ)フェニル]-3(2H)-ピリダジノン(0.
139g,収率92%)が無色結晶として得られた。1 H-NMR (CDCl3) δ:4.42(2H, t, J=11.8Hz), 6.07(1
H, tt, J=53.2Hz, 4.8Hz),7.03(1H, s), 7.07(2H, d,
J=8.8Hz), 7.59(2H, d, J=8.8Hz), 8.07(1H, s),10.5
6-10.80(1H, br) IR (KBr) cm-1 : 1650, 1600, 1535, 1510, 1240
【0045】参考例13 参考例8で得られた4'-(2,2,3,3-テトラフルオロプロポ
キシ)アセトフェノン(56.29g)及びグリオキシル酸一水
和物(6.90g)の混合物を100℃で2時間加熱撹拌した。反
応液を40℃まで冷却後、水(30ml)及び25%アンモニア水
を加え、塩化メチレン(60ml x 4)で洗浄した。本アンモ
ニア溶液にヒドラジン一水和物(3.75g)を加え、2時間加
熱還流した。反応液を冷却後、析出物を濾取し水で洗浄
した。本粗結晶を酢酸エチルから再結晶することにより
6-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロプロポキシ)フェニル]-3
(2H)-ピリダジノン(16.73g, 収率74%)が無色結晶とし
て得られた。1 H-NMR (CDCl3) δ:4.41(2H, tt, J=11.8Hz, 1.4Hz),
6.08(1H, tt, J=53.2Hz, 4.8Hz), 7.03(2H, d, J=8.8
Hz), 7.07(1H, d, J=9.8Hz), 7.73(1H, d, J=9.8Hz),
7.77(2H, d, J=8.8Hz), 11.35(1H, brs) 元素分析値: C13H10F4N2O2 として 計算値: C, 51.66 ; H, 3.34 ; N, 9.27 実測値: C, 51.54 ; H, 3.25 ; N, 9.13 IR (KBr) cm-1 : 1680, 1670, 1590, 1515, 1260
【0046】参考例14〜参考例16 参考例3と同様にして次の化合物が得られた。 参考例14 4-[4-(1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)フェニル]-2(1H)
-ピリドン: 淡黄色結晶 収率: 65%1 H-NMR (DMSO-d6) δ:6.60(1H, d, J=7Hz), 6.70(1H,
s), 7.49(1H, d, J=7Hz), 7.94(2H, d, J=8.8Hz),
8.01(1H, s), 8.04(2H, d, J=8.8Hz), 8.92(1H,
s), 11.55-11.76(1H, br) IR (KBr) cm-1 : 1660, 1530, 1475, 1450 参考例15 4-[4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-2(1H)-ピリド
ン: 淡黄色結晶 収率: 67%1 H-NMR (DMSO-d6) δ:6.55(1H, dd, J=2.6Hz, 1.4Hz),
6.56(1H, d, J=7Hz),6.65(1H, s), 7.46(1H, d, J=7
Hz), 7.79(1H, d, J=1.4Hz), 7.81(2H, d, J=8.8Hz),
7.96(2H, d, J=8.8Hz), 8.59(1H, d, J=2.6Hz),
11.59(1H, brs) 元素分析値: C14H11N3O として 計算値: C, 70.87 ; H, 4.67 ; N, 17.71 実測値: C, 70.54 ; H, 4.80 ; N, 17.63 IR (KBr) cm-1 : 1660, 1600, 1560, 1530, 1390 参考例16 4-[4-(2H-テトラゾール-2-イル)フェニル]-2(1H)-ピリ
ドン: 淡黄色結晶収率: 59 %1 H-NMR (DMSO-d6) δ:6.60(1H, dd, J=6.6Hz, 1.8Hz),
6.71(1H, d, J=1.8Hz), 7.54(1H, d, J=6.6Hz), 8.
02(2H, d, J=8.8Hz), 8.22(2H, d, J=8.8Hz),9.32(1H,
s), 11.48-11.84(1H, br) IR (KBr) cm-1 : 1690, 1565, 1530, 1480, 1450
【0047】参考例17 参考例1で得た(2R)−2−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−2−[(1R)−1−[5−[4−(2,
2,3,3ーテトラフルオロプロポキシ)フェニル]−
3−ピリダジニルオキシ]エチル]オキシラン(62m
g)、1H−1,2,4−トリアゾール(23mg)及
び炭酸カリウム(90mg)をN,N−ジメチルホルム
アミド(5ml)に加え、かき混ぜながら90℃で5時
間加熱した。反応液を冷却後、水(25ml)に注入
し、酢酸エチル(20mlx3)で抽出した。抽出液を
水(20ml)続いて飽和食塩水(20ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留
去した。残留物を分取用TLCプレート(溶出液:酢酸
エチル/ヘキサン=3/1)に付して精製すると(2
R,3R)−2−(2,4ージフルオロフェニル)−3
−[5−[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ポキシ)フェニル]−3−ピリダジニルオキシ]−1−
(1H−1,2,4−トリアゾールー1ーイル)−2−
ブタノール(32mg,45%)が無色粉末として得ら
れた。1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.28(3H, d, J=6.4Hz),
4.44(2H, t, J=11.8Hz), 4.76(1H, d, J=14.2Hz),
5.04(1H, d, J=14.2Hz), 5.10(1H, s), 6.09(1H, tt,
J=53.2Hz, 4.4Hz), 6.18(1H, q, J=6.4Hz), 6.74-6.
87(2H, m), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.16(1H, d, J=1.8
Hz), 7.52-7.70(1H, m), 7.66(2H, d, J=9Hz), 7.80
(1H,s), 7.87(1H,s), 9.13(1H, d, J=1.8Hz) IR(KBr)cm-1: 1650, 1600, 1520, 1430, 13
90
【0048】参考例18 (1S)−1−[(2R)−2−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−2−オキシラニル]エタノール(0.600
g)のジクロロメタン(5ml)溶液に、アルゴン雰囲
気下−60℃でジイソプロピルエチルアミン(0.57m
l)を加え、ついでトリフルオロメタンスルホン酸無水
物(0.56ml)を3分間で滴下した。−60℃で2
0分間ついで−30℃で20分間撹拌した後、反応液を
シリカゲルを用いるフラッシュクロマトグラフィーに付
し、ジクロロメタン−ヘキサン(1:1)で溶出した。
目的画分を約5mlになるまで濃縮し、残留物を6−
[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)
フェニル]−3(2H)−ピリダジノン(0.725
g)、N,N−ジメチルホルムアミド(8ml)と水素
化ナトリウム(60〜72%油性:90mg)から調製
した溶液に−20℃で加え20分間撹拌した。反応液を
更に0℃で20分間撹拌した後、反応液に水(40m
l)を注入し酢酸エチル(30mlx3)で抽出した。
酢酸エチル層を水(30mlx2)ついで飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=1/5〜1/
4)に付して精製し、ヘキサン−ジイソプロピルエーテ
ルから結晶化すると、(2R)−2−(2,4−ジフル
オロフェニル)−2−[(1R)−1−[6−[4−
(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)フェニ
ル]−3−ピリダジニルオキシ]エチル]オキシラン
(0.108g,10%)が無色結晶として得られた。
本品(40mg)、1H−1,2,4−トリアゾール
(15mg)及び炭酸カリウム(58mg)をN,N−
ジメチルホルムアミド(2ml)に加え、かき混ぜなが
ら90℃で5時間加熱した。反応液を冷却後、水(20
ml)に注入し、酢酸エチル(10mlx3)で抽出し
た。抽出液を水(10ml)続いて飽和食塩水(10m
l)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=2/1〜
3/1)に付して精製し、ジイソプロピルエーテルから
結晶化すると、(2R,3R)−2−(2,4ージフル
オロフェニル)−3−[6−[4−(2,2,3,3−
テトラフルオロプロポキシ)フェニル]−3−ピリダジ
ニルオキシ]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)−2−ブタノール(32mg,70%)が
無色結晶として得られた。1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.28(3H, d, J=6.4Hz),
4.43(2H, t, J=11.8Hz), 4.76(1H, d, J=14.2Hz),
5.03(1H, d, J=14.2Hz), 5.04(1H, s), 6.10(1H, tt,
J=53.2Hz, 4.8Hz), 6.20(1H, q, J=6.4Hz), 6.76-6.
86(2H, m), 7.08(2H, d, J=9Hz), 7.12(1H, d, J=9H
z), 7.53-7.65(1H, m), 7.81(1H,s), 7.82(1H, d, J
=9Hz), 7.86(1H,s), 8.02(2H, d, J=9Hz) IR(KBr)cm-1: 1610, 1510, 1500, 1440, 14
20 元素分析値: C25H21F6N5O3 として 計算値: C, 54.25 ; H, 3.82 ; N, 12.65 実測値: C, 54.01 ; H, 4.07 ; N, 12.52
【0049】実施例1 (2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)メチル]オキシラン(0.753g)、4
−フェニル−2(1H)−ピリドン(0.770g)及
び炭酸カリウム(粉末状:2.073g)を1−メチル
−2−ピロリドン(20ml)に加え、アルゴン雰囲気下
かき混ぜながら100℃で26時間加熱した。反応液を
冷却後、水(100ml)に注ぎ酢酸エチル(50ml×
3)で抽出した。酢酸エチル層を合わせ、水(50ml)
続いて飽和食塩水(50ml)で洗浄した。酢酸エチル層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=1/3→1/2→2/1)に
付して精製した後、酢酸エチル−ヘキサンから結晶化さ
せると、1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフル
オロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピ
ル]−4−フェニル−2(1H)−ピリドン(化合物
;0.617g,収率49%)及び(2R,3R)−
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(4−フェ
ニル−2−ピリジルオキシ)−1−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール(0.38
6g,収率30%)が得られた。 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−
フェニル−2(1H)−ピリドン:無色結晶1 H−NMR(CDCl3)δ:1.23(3H,d,J=7.2Hz),4.0
5(1H,d,J=14.4Hz),5.27(1H,d,J=14.4Hz),5.36(1H,s),6.
01(1H,q,J=7.2Hz),6.55(1H,dd,J=7.2Hz,1.8Hz),6.68-6.
92(3H,m),7.41-7.68(6H,m),7.75(1H,s),7.81(1H,s),7.8
6(1H,d,J=7.2Hz) IR(KBr)cm-1:1665,1595,1500,1395,1280 元素分析値:C2320242として 計算値:C,65.40; H,4.77; N,13.26 実測値:C,65.16; H,4.68; N,13.21 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−(4−フェニル−2−ピリジルオキシ)−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブ
タノール:無色結晶1 H−NMR(CDCl3)δ:1.22(3H,d,J
=6.2Hz),4.73(1H,d,J=14.4H
z),5.00(1H,d,J=14.4Hz),5.
30(1H,s),5.85(1H,q,J=6.2H
z),6.74−6.85(2H,m),7.06(1
H,d,J=1.6Hz),7.19(1H,dd,J
=5.4Hz,1.6Hz),7.45−7.66(6
H,m),7.76(1H,s),7.92(1H,
s),8.22(1H,d,J=5.4Hz)
【0050】実施例2〜4 実施例1と同様にして次の化合物が得られた。 実施例2 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−
[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)フ
ェニル]−2(1H)−ピリドン(化合物):無色粉
末 収量及び収率:0.348g,32%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.22(3H,d,J=7.2Hz),4.0
4(1H,d,J=14.2Hz),4.42(2H,t,J=11.8Hz),5.27(1H,d,J=1
4.2Hz),5.35(1H,s),6.00(1H,q,J=7.2Hz),6.09(1H,tt,J=
53.2Hz,4.8Hz),6.52(1H,dd,J=7.4Hz,2.2Hz),6.74-6.88
(2H,m),6.79(1H,d,J=2.2Hz),7.04(2H,d,J=8.8Hz),7.41-
7.54(1H,m),7.61(2H,d,J=8.8Hz),7.75(1H,s),7.81(1H,
s),7.85(1H,d,J=7.4Hz) IR(KBr)cm-1:1660,1610,1580,1500,1250 元素分析値:C2622643として 計算値:C,56.25; H,4.01; N,10.14 実測値:C,56.35; H,4.07; N,10.15 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−[4−[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプ
ロポキシ)フェニル]−2−ピリジルオキシ]−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブ
タノール:無色結晶 収量及び収率:0.387g,35%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.21(3H,d,J
=6.6Hz),4.42(2H,t,J=11.8H
z),4.73(1H,d,J=14.4Hz),4.
99(1H,d,J=14.4Hz),5.30(1
H,s),5.85(1H,q,J=6.6Hz),
6.09(1H,tt,J=53.2Hz,4.8H
z),6.75−6.85(2H,m),7.02(1
H,d,J=1.6Hz),7.05(2H,d,J=
9Hz),7.15(1H,dd,J=5.4Hz,
1.6Hz),7.50−7.63(1H,m),7.
62(2H,d,J=9Hz),7.77(1H,
s),7.91(1H,s),8.21(1H,d,J
=5.4Hz)
【0051】実施例3 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−
[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)フ
ェニル]−2(1H)−ピリミジノン(化合物):無
色結晶 収量及び収率:0.220g,20%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.22(3H,d,J=7Hz),4.08
(1H,d,J=14Hz),4.44(2H,t,J=11.8Hz),5.33(1H,d,J=14H
z),5.50(1H,s),5.88(1H,q,J=7Hz),6.08(1H,tt,J=53Hz,
4.8Hz),6.76-6.87(2H,m),6.87(1H,d,J=7.2Hz),7.05(2H,
d,J=9Hz),7.38-7.50(1H,m),7.76(1H,s),7.82(1H,s),8.1
8(2H,d,J=9Hz),8.19(1H,d,J=7.2Hz) IR(KBr)cm-1:1650,1600,1505,1450,1260 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−[4−[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプ
ロポキシ)フェニル]−2−ピリミジニルオキシ]−1
−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−
ブタノール:無色結晶 収量及び収率:0.183g,17%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.28(3H,d,J=6.2Hz),4.4
5(2H,t,J=11.8Hz),4.46(1H,s),4.77(1H,d,J=14.4Hz),4.
99(1H,d,J=14.4Hz),6.01(1H,q,J=6.2Hz),6.10(1H,tt,J=
53.2Hz,4.8Hz),6.76-6.88(2H,m),7.08(2H,d,J=9Hz),7.3
8(1H,d,J=5.2Hz),7.51-7.60(1H,m),7.73(1H,s),7.93(1
H,s),8.12(2H,d,J=9Hz),8.57(1H,d,J=5.2Hz)
【0052】実施例4 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−3−
(4−トリフルオロメトキシフェニル)−2(1H)−
ピリドン(化合物):無色粉末 収量及び収率:0.20g,23%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.24(3H,d,J=7.2Hz),4.0
1(1H,d,J=14.2Hz),5.26(1H,d,J=14.2Hz),5.38(1H,s),6.
11(1H,q,J=7.2Hz),6.40(1H,t,J=7Hz),6.75-6.87(2H,m),
7.27(2H,d,J=8.2Hz),7.41-7.50(1H,m),7.53(1H,dd,J=7H
z,2Hz),7.69-7.75(4H,m),7.87(1H,dd,J=7Hz,2Hz) IR(KBr)cm-1:1645,1590,1550,1500,1250 元素分析値:C2419543として 計算値:C,56.92; H,3.78; N,11.06 実測値:C,56.83; H,3.92; N,10.93
【0053】実施例5 2−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−
(4−フルオロフェニル)−3(2H)−ピノダジノン
(化合物) (2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)メチルオキシラン(0.753g)、4,5−
ジヒドロ−4−(4−フルオロフェニル)−3(2H)
−ピリダジノン(0.865g)及び炭酸カリウム(粉
末状:2.073g)を1−メチル−2−ピロリドン
(20ml)に加え、アルゴン雰囲気下かき混ぜながら1
00℃で24時間加熱した。反応液を冷却後、水(10
0ml)に注ぎ酢酸エチル(50ml×3)で抽出した。抽
出液を水(50ml)続いて飽和食塩水(50ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留
去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=1/1→2/1→3/1)に
付して精製した後、ヘキサン−エタノールから結晶化さ
せると標記化合物(0.285g,収率22%)が淡黄
色結晶として得られた。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.24-1.36(3H,br),4.25
(1H,d,J=14Hz),5.01(1H,d,J=14Hz),5.24-5.37(1H,br),
6.05-6.25(1H,br),6.77-6.88(2H,m),7.17(2H,t,J=8.6H
z),7.28-8.02(7H,m) IR(KBr)cm-1:1655,1600,1505,1275,1230 元素分析値:C2218352として 計算値:C,59.86; H,4.11; N,15.87 実測値:C,59.84; H,4.27; N,15.68
【0054】実施例6 4−[4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)フェニル]−2(1H)−ピリドン(0.703
g)と1−メチル−2−ピロリドン(30ml)の混合物
に水素化ナトリウム(60〜72%油性、60mg)を加
えて室温で1.5時間かき混ぜた後、(2R,3S)−
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−2
−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル
オキシラン(0.502g)を加え、アルゴン雰囲気下
かき混ぜながら100℃で20時間加熱した。反応液を
冷却後、水(100ml)に注ぎ、酢酸エチル−テトラヒ
ドロフラン(1:1,50ml×3)で抽出した。抽出液
を水(50ml×2)、続いて飽和食塩水(50ml)で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を
留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:酢酸エチル)に付して精製した後、メタノ
ールから再結晶を行うと、1−[(1R,2R)−2−
(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1
−メチル−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)プロピル]−4−[4−(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)フェニル]−2(1H)−ピリド
ン(化合物;0.417g,収率43%)及び(2
R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−[4−[4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)フェニル]−2−ピリジルオキシ]−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノー
ル(0.217g,収率22%)が得られた。 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−
[4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フ
ェニル]−2(1H)−ピリドン:無色針状晶1 H−NMR(CDCl3)δ:1.24(3H,d,J=7Hz),4.05(1
H,d,J=14.4Hz),5.26(1H,d,J=14.4Hz),5.38(1H,d,J=1.6H
z),6.02(1H,q,J=7Hz),6.55(1H,dd,J=7.8Hz,2.2Hz),6.76
-6.88(2H,m),6.85(1H,d,J=2.2Hz),7.41-7.56(1H,m),7.7
5(1H,s),7.76(2H,d,J=8.8Hz),7.81(1H,s),7.83(2H,d,J=
8.8Hz),7.91(1H,d,J=7.8Hz),8.14(1H,s),8.63(1H,s) IR(KBr)cm-1:1650,1600,1530,1500,1270 元素分析値:C2521272として 計算値:C,61.35; H,4.32; N,20.03 実測値:C,61.08; H,4.32; N,20.04 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−[4−[4−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)フェニル]−2−ピリジルオキシ]−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブ
タノール:無色結晶1 H−NMR(CDCl3)δ:1.22(3H,d,J=6.4Hz),4.73
(1H,d,J=14.4Hz),4.99(1H,d,J=14.4Hz),5.14(1H,s),5.9
0(1H,q,J=6.4Hz),6.75-6.85(2H,m),7.07(1H,s),7.19(1
H,d,J=5.6Hz),7.50-7.62(1H,m),7.76(1H,s),7.77(2H,d,
J=8.8Hz),7.83(2H,d,J=8.8Hz),7.89(1H,s),8.15(1H,s),
8.26(1H,d,J=5.6Hz),8.63(1H,s)
【0055】実施例7〜8 実施例6と同様にして次の化合物が得られた。 実施例7 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−
[4−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フ
ェニル]−2(1H)−ピリドン(化合物):無色結
晶 収量及び収率:50mg,33%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.24(3H,d,J=7.4Hz),4.06
(1H,d,J=14.2Hz),5.27(1H,d,J=14.2Hz),5.37(1H,d,J=1.
4Hz),5.95-6.10(1H,m),6.58(1H,dd,J=7.4Hz,2.2Hz),6.7
0-6.85(2H,m),6.87(1H,d,J=2.2Hz),7.41-7.56(1H,m),7.
75(1H,s),7.75(2H,d,J=8.8Hz),7.81(1H,s),7.86(2H,s),
7.89(1H,d,J=7.4Hz),8.21(2H,d,J=8.8Hz)IR(KBr)cm
-1:1655,1575,1495,1410,1380 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−[4−[4−(2H−1,2,3−トリアゾール−
2−イル)フェニル]−2−ピリジルオキシ]−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブ
タノール:無色結晶 収量及び収率:24mg,15%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.22(3H,d,J=6.2Hz),4.74
(1H,d,J=14.4Hz),5.00(1H,d,J=14.4Hz),5.20(1H,s),5.8
8(1H,q,J=6.2Hz),6.76-6.85(2H,m),7.10(1H,d,J=1.4H
z),7.22(1H,dd,J=5.4Hz,1.4Hz),7.50-7.63(1H,m),7.77
(1H,s),7.77(2H,d,J=8.8Hz),7.87(2H,s),7.91(1H,s),8.
22(2H,d,J=8.8Hz),8.25(1H,d,J=5.4Hz)
【0056】実施例8 2−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−6−
[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)フ
ェニル]−3(2H)−ピリダジノン(化合物):無
色粉末 収量及び収率:0.31g,16%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.25-1.45(3H,br),4.28(1
H,d,J=14Hz),4.44(2H,t,J=11.8Hz),5.01(1H,d,J=14Hz),
5.24-5.45(1H,br),6.00-6.18(1H,br),6.10(1H,tt,J=53.
2Hz,4.8Hz),6.76-6.90(2H,m),7.07(2H,d,J=9Hz),7.12(1
H,d,J=11.4Hz),7.54-7.98(6H,m) IR(KBr)cm-1:1665,1595,1515,1500,1420 元素分析値:C2521653として 計算値:C,54.25; H,3.82; N,12.65 実測値:C,54.03; H,4.08; N,12.42
【0057】実施例9 2−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−5−
[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)フ
ェニル]−3(2H)−ピリダジノン(化合物) 参考例1で得た2−[(1R,2S)−2−(2,4−
ジフルオロフェニル)−2,3−エポキシ−1−メチル
プロピル]−5−[4−(2,2,3,3−テトラフルオ
ロプロポキシ)フェニル]−3(2H)−ピリダジノン
(175mg)、1H−1,2,4−トリアゾール(62m
g)及び炭酸カリウム(粉末状:249mg)をN,N−ジ
メチルホルムアミド(7ml)に加え、かき混ぜながら9
0℃で5時間加熱した。反応液を冷却後、水(35ml)
に注入し、酢酸エチル(30ml×3)で抽出した。抽出
液を水(30ml)続いて飽和食塩水(30ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留
去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=2/1)に付して精
製した後、ヘキサン−酢酸エチルから結晶化させると、
標記化合物(128mg,64%)が無色結晶として得ら
れた。1 H−NMR(CDCl3)δ:1.40(3H,br),4.24(1H,d,J
=14Hz),4.41(2H,t,J=12Hz),5.03(1H,d,J=14Hz),5.15-5.
40(1H,br),5.90-6.15(1H,br),6.08(1H,tt,J=53Hz,4.4H
z),6.75-6.90(2H,m),7.10(1H,br),7.10(2H,d,J=8.8Hz),
7.51-7.71(2H,m),7.63(2H,d,J=8.8Hz),7.85-8.05(1H,b
r),8.20(1H,br) IR(KBr)cm-1:1660,1610,1500,1425,1275
【0058】実施例10 参考例2で得た2−[(1R,2S)−2−(2,4−
ジフルオロフェニル)−2,3−エポキシ−1−メチル
プロピル]−4−(4−メトキシフェニル)−3(2
H)−ピリダジノンから実施例9と同様にして2−
[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−
(4−メトキシフェニル)−3(2H)−ピリダジノン
(化合物10)を得た。無色粉末 収量及び収率:37mg,48%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.28(3H,br),3.87(3H,s),
4.22(1H,d,J=14Hz),5.03(1H,d,J=14Hz),5.39(1H,br),6.
19(1H,br),6.78-6.89(2H,m),7.00(2H,d,J=9Hz),7.33(1
H,d,J=3.5Hz),7.52-7.65(2H,m),7.81-7.97(4H,m) IR(KBr)cm-1:1650,1610,1510,1
425,1255
【0059】実施例11〜実施例13 実施例6と同様にして次の化合物が得られた。 実施例11 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4
−[4−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イ
ル)フェニル]−2(1H)−ピリドン(化合物
):無色結晶 収量及び収率: 0.206g, 23% H−NMR(CDCl3)δ: 1.24(3H, d, J=7.2H
z), 4.06(1H, d, J=14.2Hz), 5.27(1H, d J=14.2Hz),
5.39(1H, d, J=1.6Hz), 6.03(1H, dq, J=1.6Hz,7.2H
z), 6.57(1H, dd, J=7.4Hz, 2.2Hz), 6.75-6.85(2H,
m), 6.87(1H, d,J=2.2Hz), 7.42-7.57(1H, m), 7.76
(1H,s), 7.79(2H, d, J=8.6Hz), 7.82(1H, d, J=1H
z), 7.91(2H, d, J=8.6Hz), 7.91(1H, s), 7.93(1H,
d, J=7.4Hz), 8.08(1H, d, J=1Hz) IR(KBr)cm-1: 1655, 1590, 1575, 1530, 15
00 元素分析値: C25H21F2N7O2 として 計算値: C, 61.35 ; H, 4.32 ; N, 20.03 実測値: C, 61.05 ; H, 4.30 ; N, 20.08 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−[4−[4−(1H−1,2,3−トリアゾール
−1−イル)フェニル]−2−ピリジルオキシ]−1−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−
ブタノール:無色結晶 収量及び収率: 0.139g, 16%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.22(3H, d, J=6.2H
z), 4.74(1H, d, J=14Hz), 4.99(1H, d J=14Hz), 5.
16(1H, s), 5.90(1H, q, J=6.2Hz), 6.76-6.85(2H,
m), 7.08(1H, d, J=1.4Hz), 7.20(1H, dd, J=5.4Hz,
1.4Hz), 7.50-7.62(1H, m), 7.77(1H,s), 7.80(2H,
d, J=8.8Hz), 7.90(1H, s), 7.90(1H, d, J=1.2Hz),
7.91(2H, d, J=8.8Hz), 8.07(1H, d, J=1.2Hz), 8.2
7(1H, d, J=5.4Hz) IR(KBr)cm-1: 1600, 1545, 1530, 1500, 14
20 元素分析値: C25H21F2N7O2 として 計算値: C, 61.35 ; H, 4.32 ; N, 20.03 実測値: C, 61.20 ; H, 4.39 ; N, 20.01
【0060】実施例12 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4
−[4−(1H−1−ピラゾリル)フェニル]−2(1
H)−ピリドン(化合物12):無色結晶 収量及び収率: 0.348g, 39%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.24(3H, d, J=7.2H
z), 4.05(1H, d, J=14.2Hz), 5.27(1H, d J=14.2Hz),
5.37(1H, s), 6.00(1H, q, J=7.2Hz), 6.52(1H, d
d, J=2.2Hz, 1.8Hz), 6.57(1H, dd, J=7.4Hz, 2.2Hz),
6.76-6.88(2H, m),6.86(1H, d, J=2.2Hz), 7.41-7.5
5(1H, m), 7.72(2H, d, J=8.8Hz), 7.75(1H,s), 7.7
7(1H, d, J=1.8Hz), 7.81(1H, s), 7.83(2H, d, J=8.
8Hz), 7.88(1H, d, J=7.4Hz), 8.00(1H, d, J=2.2Hz) IR(KBr)cm-1: 1650, 1605, 1570, 1530, 15
00, 1390 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−[4−[4−(1H−1−ピラゾリル)フェニ
ル]−2−ピリジルオキシ]−1−(1H−1,2,4
−トリアゾールー1−イル)−2−ブタノール: 無色
結晶 収量及び収率: 0.326g, 33%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.22(3H, d, J=6.4H
z), 4.74(1H, d, J=14.4Hz), 5.00(1H, d J=14.4Hz),
5.24(1H, s), 5.88(1H, q, J=6.4Hz), 6.52(1H, d
d, J=2.4Hz, 1.8Hz), 6.75-6.84(2H, m), 7.08(1H,
d, J=1.4Hz), 7.20(1H, dd, J=5.4Hz, 1.4Hz), 7.50-
7.62(1H, m), 7.73(2H, d, J=8.8Hz), 7.76(1H, d, J
=1.8Hz), 7.76(1H, s), 7.84(2H, d, J=8.8Hz), 7.9
1(1H, s), 8.00(1H, d, J=2.4Hz), 8.23(1H, d, J=5.
4Hz) IR(KBr)cm-1: 1605, 1525, 1500, 1475, 1390 元素分析値: C26H22F2N6O2 として 計算値: C, 63.93 ; H, 4.54 ; N, 17.20 実測値: C, 63.60 ; H, 4.56 ; N, 16.98
【0061】実施例13 1−[(1R,2R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4
−[4−(2H−2−テトラゾリル)フェニル]−2
(1H)−ピリドン(化合物13):無色結晶 収量及び収率: 0.252g, 35%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.25(3H, d, J=7.2Hz),
4.06(1H, d, J=14.2Hz), 5.28(1H, d J=14.2Hz),
5.40(1H, d, J=1.4Hz), 6.03(1H, dq, J=1.4Hz,7.2H
z), 6.58(1H, dd, J=7.4Hz, 2.2Hz), 6.74-6.84(2H,
m), 6.88(1H, d, J=2.2Hz), 7.42-7.57(1H, m), 7.7
7(1H,s), 7.82(1H,s), 7.83(2H, d, J=8.8Hz), 7.93
(1H, d, J=7.4Hz), 8.29(2H, d, J=8.8Hz), 8.71(1H,
s), IR(KBr)cm-1: 1660, 1600, 1580, 1500, 14
15 元素分析値: C24H20F2N8O2 として 計算値: C, 58.77 ; H, 4.11 ; N, 22.85 実測値: C, 58.47 ; H, 4.28 ; N, 22.65 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−[4−[4−(2H−2−テトラゾリル)フェニ
ル]−2−ピリジルオキシ]−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール:無色結
晶 収量及び収率: 0.115g, 16%1 H−NMR(CDCl3)δ:1.23(3H, d, J=6.4Hz),
4.75(1H, d, J=14.2Hz), 5.00(1H, d J=14.2Hz), 5.
15(1H, s), 5.91(1H, q, J=6.4Hz), 6.75-6.86(2H,
m), 7.11(1H, d, J=1.4Hz), 7.22(1H, dd, J=5.4Hz,
1.4Hz), 7.54-7.59(1H, m), 7.78(1H,s), 7.84(2H,
d, J=8.8Hz), 7.91(1H, s), 8.29(1H, d,J=5.4Hz),
8.30(2H, d, J=8.8Hz), 8.71(1H,s) IR(KBr)cm-1: 1600, 1550, 1500, 1480, 1420 元素分析値: C24H20F2N8O2 として 計算値: C, 58.77 ; H, 4.11 ; N, 22.85 実測値: C, 58.80 ; H, 4.19 ; N, 23.06
【0062】実施例14 4−[4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)フェニル]−2−(1H)−ピリドン(0.440
g)と1−メチル−2−ピロリドン(20ml)の混合
液に、水素化ナトリウム(60〜72%油性、45m
g)を加えて室温で2時間撹拌した後、(2R,3S)
−2−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−2−
[(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチ
ル]オキシラン(0.350g)を加え、アルゴン雰囲
気下、撹拌しながら100℃で19時間加熱した。反応
液を冷却後、酢酸エチル(100ml)で希釈し、1N
塩酸(50mlx2)、水(40mlx2)続いて飽和
食塩水(40ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液:メタノール/酢酸
エチル=1/19)に付して精製すると、1−[(1
R,2R)−2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒド
ロキシー1ーメチル−3−(1H−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)プロピル]−4−[4−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル]−2
(1H)−ピリドン(化合物14,83mg,収率12
%)及び(2R,3R)−2−(2ーフルオロフェニ
ル)−3−[4−[4−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)フェニル]−2−ピリジルオキシ]−
1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−
2−ブタノール(46mg,収率7%)が得られた。 1−[(1R,2R)−2−(2−フルオロフェニル)
−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−[4−
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニ
ル]−2(1H)−ピリドン(化合物14):無色結晶1 H−NMR(CDCl3)δ:1.24(3H, d, J=7Hz),
4.06(1H, d, J=14.2Hz),5.28(1H, s), 5.32(1H, d, J=
14.2Hz), 6.08(1H, q, J=7Hz), 6.56(1H, dd,J=7.4H
z, 2.2Hz), 6.87(1H, d, J=2.2Hz), 7.01-7.51(4H,
m), 7.74(1H,s),7.77(2H, d, J=9Hz), 7.79(1H, s),
7.84(2H, d, J=9Hz), 7.94(1H, d, J=7.4Hz), 8.15
(1H, s), 8.65(1H, s) IR(KBr)cm-1: 1655, 1580, 1530, 1480, 13
80 (2R,3R)−2−(2ーフルオロフェニル)ー3ー
[4ー[4ー(1H−1,2,4−トリアゾールー1ー
イル)フェニル]ー2ーピリジルオキシ]ー1ー(1H
−1,2,4−トリアゾールー1ーイル)ー2ーブタノ
ール:無色結晶 1H−NMR(CDCl3)δ: 1.22(3H, d, J=6.4H
z), 4.77(1H, d, J=14.4Hz), 5.00(1H, s), 5.04(1
H, d J=14.4Hz), 5.98(1H, q, J=6.4Hz), 6.99-7.27
(3H, m), 7.09(1H, d, J=1.4Hz), 7.19(1H, dd, J=5.
4Hz, 1.4Hz), 7.53-7.61(1H, m), 7.77(1H,s), 7.78
(2H, d, J=9Hz), 7.84(1H, s), 7.85(2H,d, J=9Hz),
8.16(1H, s), 8.28(1H, d, J=5.4Hz), 8.64(1H, s) IR(KBr)cm-1: 1610, 1550, 1530, 1505, 14
80 元素分析値: C25H22FN7O2 として 計算値: C, 63.69 ; H, 4.70 ; N, 20.79 実測値: C, 63.16 ; H, 4.78 ; N, 20.73
【0063】実施例15〜実施例17 実施例14と同様にして次の化合物が得られた。 実施例15 1−[(1R,2R)−2−(2ーフルオロフェニル)
−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−[4−
(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニ
ル]−2(1H)−ピリドン(化合物15):無色結晶 収量及び収率: 0.421g, 30%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.24(3H, d, J=7.2H
z), 4.06(1H, d, J=14Hz), 5.27(1H, s), 5.33(1H,
d, J=14Hz), 6.08(1H, q, J=7.2Hz), 6.58(1H, dd, J
=7.4Hz, 2Hz), 6.88(1H, d, J=2Hz), 7.01-7.55(4H,
m), 7.74(1H,s),7.76(2H, d, J=8.8Hz), 7.82(1H,
s), 7.87(2H, s), 7.93(1H, d, J=7.4Hz), 8.21(2H,
d, J=8.8Hz) IR(KBr)cm-1: 1660, 1590, 1575, 1525, 14
80 元素分析値: C25H22FN7O2 として 計算値: C, 63.69 ; H, 4.70 ; N, 20.79 実測値: C, 63.43 ; H, 4.66 ; N, 20.76 (2R,3R)−2−(2ーフルオロフェニル)−3−
[4−[4−(1H−1,2,3−トリアゾール−2−
イル)フェニル]−2−ピリジルオキシ]−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノ
ール:無色結晶 収量及び収率: 0.238g, 17%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.22(3H, d, J=6.4H
z), 4.77(1H, d, J=14.4Hz), 5.05(1H, d J=14.4Hz),
5.06(1H, s), 5.96(1H, q, J=6.4Hz), 6.98-7.28(3
H, m), 7.11(1H, d, J=1.6Hz), 7.21(1H, dd, J=3.8H
z, 1.6Hz), 7.53-7.61(1H, m), 7.76(1H, s), 7.77
(2H, d, J=8.8Hz), 7.86(1H, s), 7.87(2H,s), 8.22
(2H, d, J=8.8Hz), 8.26(1H, d, J=3.8Hz) IR(KBr)cm-1: 1605, 1545, 1520, 1470, 14
05 元素分析値: C25H22FN7O2 として 計算値: C, 63.69 ; H, 4.70 ; N, 20.79 実測値: C, 63.63 ; H, 4.76 ; N, 20.83
【0064】実施例16 1−[(1R,2R)−2−(2ーフルオロフェニル)
−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,2,
4ートリアゾール−1−イル)プロピル]−4−[4−
(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニ
ル]−2(1H)−ピリドン(化合物16):無色結晶 収量及び収率: 0.195g, 13%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.24(3H, d, J=7.2H
z), 4.07(1H, d, J=14Hz), 5.28(1H, s), 5.32(1H,
d, J=14Hz), 6.08(1H, q, J=7.2Hz), 6.57(1H, dd, J
=7.2Hz, 2Hz), 6.87(1H, d, J=2Hz), 7.02-7.56(4H,
m), 7.75(1H, s),7.79(1H,s), 7.80(2H, d, J=8.8H
z), 7.91(1H, d, J=1.2Hz), 7.91(2H, d,J=8.8Hz),
7.95(1H, d, J=7.2Hz), 8.08(1H, d, J=1.2Hz) IR(KBr)cm-1: 1655, 1575, 1525, 1480 (2R,3R)−2−(2−フルオロフェニル)−3−
[4−[4−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−
イル)フェニル]−2−ピリジルオキシ]−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノ
ール:無色結晶 収量及び収率: 0.115g, 7%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.22(3H, d, J=6.2H
z), 4.77(1H, d, J=14.2Hz), 5.00(1H, s), 5.04(1
H, d, J=14.2Hz), 5.97(1H, q, J=6.2Hz), 6.99-7.66
(4H, m), 7.09(1H, d, J=1.4Hz), 7.19(1H, dd, J=5.
6Hz, 1.4Hz), 7.76(1H,s), 7.80(2H, d, J=8.8Hz),
7.84(1H, s), 7.90(1H, s), 7.90(2H, d, J=8.8Hz),
8.07(1H, s), 8.28(1H, d, J=5.6Hz) IR(KBr)cm-1: 1610, 1545, 1520, 1475, 13
95
【0065】実施例17 1−[(1R,2R)−2−(2ーフルオロフェニル)
−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−[4−
(2H−2−テトラゾリル)フェニル]−2(1H)−
ピリドン(化合物17):無色結晶 収量及び収率: 0.160g, 25%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.25(3H, d, J=7.4Hz),
4.06(1H, d, J=14.2Hz), 5.28(1H, s), 5.32(1H,
d, J=14.2Hz), 6.08(1H, q, J=7.4Hz), 6.57(1H, dd,
J=7.4Hz, 2.2Hz), 6.88(1H, d, J=2.2Hz), 6.95-7.1
1(4H, m), 7.74(1H,s), 7.78(1H,s), 7.82(2H, d, J
=8.8Hz), 7.95(1H, d, J=7.4Hz), 8.29(2H, d, J=8.6
Hz), 8.70(1H, s), IR(KBr)cm−1: 1650, 1590, 1580, 1525,
1480 元素分析値: C24H21FN8O2 として 計算値: C, 61.01 ; H, 4.48 ; N, 23.72 実測値: C, 60.56 ; H, 4.53
; N, 23.56 (2R,3R)−2−(2−フルオロフェニル)−3−
[4−[4−(2H−2−テトラゾリル)フェニル]−
2−ピリジルオキシ]−1−(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)−2−ブタノール:無色結晶 収量及び収率: 0.106g, 17% H−NMR(CDCl3)δ:1.22(3H, d, J=6.2Hz),
4.77(1H, d, J=14.6Hz), 4.99(1H, s), 5.04(1H,
d, J=14.6Hz), 5.98(1H, q, J=6.2Hz), 6.99-7.31(3
H, m), 7.11(1H, d, J=1.6Hz), 7.21(1H, dd, J=5.6H
z, 1.6Hz), 7.52-7.61(1H, m), 7.77(1H,s), 7.84(2
H, d, J=8.6Hz), 7.84(1H, s), 8.29(1H, d, J=5.6H
z), 8.29(2H, d, J=8.6Hz), 8.70(1H,s) IR(KBr)cm-1: 1605, 1545, 1475, 1420, 14
00 元素分析値: C24H21FN8O2 として 計算値: C, 61.01 ; H, 4.48 ; N, 23.72 実測値: C, 60.90 ; H, 4.60 ; N, 23.58
【0066】実施例18 (2R,3S)−2−(2−フルオロフェニル)−3−
メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)メチル]オキシラン(0.350g)、4−
[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)
フェニル]−2−(1H)−ピリドン(0.632g)
及び炭酸カリウム(粉末状:1.037g)を1−メチ
ル−2−ピロリドン(15ml)に加え、アルゴン雰囲
気下、撹拌しながら100℃で20時間加熱した。反応
液を冷却後、水(100ml)に注入し、酢酸エチル
(100mlx3)で抽出した。抽出液を合わせ、水
(70ml)続いて飽和食塩水(70ml)で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液:酢酸エチル/ヘキサン=1/1〜2/1)に付し
て精製し、エーテルとヘキサンの混液から結晶化させる
と、1−[(1R,2R)−2−(2ーフルオロフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−
[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)
フェニル]−2(1H)−ピリドン(化合物18,0.
307g,収率38%)及び(2R,3R)−2−(2
ーフルオロフェニル)−3−[4−[4−(2,2,
3,3−テトラフルオロプロポキシ)フェニル]−2−
ピリジルオキシ]−1−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−2−ブタノール(0.199g,収
率25%)が得られた。 1−[(1R,2R)−2−(2ーフルオロフェニル)
−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−4−[4−
(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)フェニ
ル]−2(1H)−ピリドン(化合物18):無色結晶1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.22(3H, d, J=7.2Hz),
4.05(1H, d, J=14Hz),4.41(2H, t, J=12Hz), 5.24(1
H, d, J=1.6Hz), 5.31(1H, d, J=14Hz), 6.06(1H, d
q, J=1.6Hz, 7.2Hz), 6.08(1H, tt, J=53.2Hz, 4.8H
z), 6.52(1H, dd,J=7.4Hz, 2.2Hz), 6.79(1H, d, J=
2.2Hz), 7.00-7.50(4H, m), 7.03(2H, d,J=8.8Hz),
7.61(2H, d, J=8.8Hz), 7.74(1H,s), 7.78(1H,s),
7.88(1H, d,J=7.4Hz) IR(KBr)cm-1: 1660, 1605, 1570, 1525, 15
10 元素分析値: C26H23F5N4O3 として 計算値: C, 58.43 ; H, 4.34 ; N, 10.48 実測値: C, 58.04 ; H, 4.36 ; N, 10.47 (2R,3R)−2−(2ーフルオロフェニル)ー3ー
[4ー[4ー(2,2,3,3ーテトラフルオロプロポ
キシ)フェニル]ー2ーピリジルオキシ]ー1ー(1H
−1,2,4−トリアゾールー1ーイル)ー2ーブタノ
ール:無色結晶1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.21(3H, d, J=6.4Hz),
4.42(2H, tt, J=11.8Hz, 1.6Hz), 4.75(1H, d, J=1
4.4Hz), 5.03(1H, d, J=14.4Hz), 5.09(1H, s),5.93
(1H, q, J=6.4Hz), 6.09(1H, tt, J=53.2Hz, 4.8Hz),
6.98-7.32(3H, m), 7.03(1H, d, J=1.6Hz), 7.05(2
H, d, J=8.8Hz), 7.14(1H, dd, J=5.6Hz,1.6Hz), 7.5
2-7.65(1H, m), 7.63(2H, d, J=8.8Hz), 7.76(1H,s),
7.85(1H,s), 8.21(1H, d, J=5.6Hz) IR(KBr)cm-1: 1610, 1545, 1520, 1475, 14
00 元素分析値: C26H23F5N4O3 として 計算値: C, 58.43 ; H, 4.34 ; N, 10.48 実測値: C, 58.13 ; H, 4.43 ; N, 10.61
【0067】製剤例1 上記実施例2によって得られた化合物を用いて、下記
に示す処方の全成分を混和し、ゼラチンカプセルに充填
し、カプセル1個当たり、50mgの化合物を含有するカ
プセル剤を製造した。 実施例2の化合物 50mg 乳糖 100mg コーンスターチ 40mg ステアリン酸マグネシウム 10mg 合計 200mg 製剤例2 上記実施例3によって得られた化合物とステアリン酸
マグネシウムを可溶性デンプンの水溶液で顆粒化し、乾
燥後、乳糖及びコーンスターチと混合した。混合物を圧
縮成型し、下記に示す処方の錠剤を製造した。 実施例3の化合物 50mg 乳糖 65mg コーンスターチ 30mg 可溶性デンプン 35mg ステアリン酸マグネシウム 20mg 合計 200mg
【0068】実験例1 方法:5週令のCrj:CDF1マウスに最小致死量の
カンディダ アルビカンスTAを静脈内に接種した。試
験化合物を30%HPCD(ヒドロキシプロピル−β−
シクロデキストリン)溶液として感染直後に1回経口投
与した。薬効は、感染7日後のマウスの生存率からリー
ド・アンド・ムンチ(Reed and Muench)法により算出
されるED50値によって示した。 結果:本発明化合物の実験的マウス感染症における感染
防御効果を〔表3〕に示す。
【表3】 化合物番号 ED50(mg/kg)p.o. −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2.0 0.22 0.18 0.40 0.088 0.19 0.18 11 0.19 12 2.8 13 0.041 14 0.07 15 0.18 16 0.35 17 0.044 18 0.35 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0069】
【発明の効果】本発明の化合物またはその塩は、低毒性
で優れた抗真菌活性を有する。従って、本発明の化合物
またはその塩は、抗真菌剤として、哺乳動物の真菌感染
症の予防及び治療に用いることができる。また、本発明
の化合物またはその塩は、農業用抗真菌剤としても用い
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 401/14 249 C07D 401/14 249 403/06 237 403/06 237 239 239

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 【化1】 [式中、Arは置換されていてもよいフェニル基を、R
    1およびR2は同一または異なって水素原子または低級ア
    ルキル基を、あるいはR1とR2とが合わさって低級アル
    キレン基を、R3は水素原子またはアシル基を、Xは窒
    素原子またはメチン基を、およびAは置換基を有してい
    てもよい、窒素原子で結合する不飽和6員環状アミド基
    をそれぞれ示す]で表される化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】R1およびR2の一方が水素原子で、他方が
    低級アルキル基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】Xが窒素原子である請求項1記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】Arがハロゲン原子で置換されたフェニル
    基である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】Arが1つまたは2つのフッ素原子で置換
    されたフェニル基である請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】Aにおける不飽和6員環状アミド基が式 【化2】 [式中、Z1、Z2、Z3およびZ4はそれぞれ独立して窒
    素原子またはメチン基を示し、これらのうち少なくとも
    2個はメチン基を示す]で表される基である請求項1記
    載の化合物。
  7. 【請求項7】Aにおける不飽和6員環状アミド基の置換
    基が置換されていてもよいフェニル基である請求項1記
    載の化合物。
  8. 【請求項8】(1)式(II) 【化3】 [式中、Arは置換されていてもよいフェニル基を、R
    1およびR2は同一または異なって水素原子または低級ア
    ルキル基を、あるいはR1とR2とが合わさって低級アル
    キレン基を、およびAは置換基を有していてもよい、窒
    素原子で結合する不飽和6員環状アミド基をそれぞれ示
    す]で表される化合物またはその塩と、式(III) 【化4】 [式中、Xは窒素原子またはメチン基を示す]で表され
    る化合物またはその塩とを反応させるか、または、(2)
    式(V) 【化5】 [式中の記号は前記と同意義を示す]で表される化合物
    またはその塩と、式(VI) 【化6】 [式中の記号は前記と同意義を示す]で表される化合物
    またはその塩とを反応させ、必要に応じてアシル化する
    ことを特徴とする請求項1記載の化合物の製造法。
  9. 【請求項9】請求項1記載の化合物を含有する医薬組成
    物。
  10. 【請求項10】抗真菌剤である請求項9記載の医薬組成
    物。
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