JPH06507267A - 共通のアースを有する多極遮蔽コネクター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 共通のアースを有する多極遮蔽コネクター技術分野 本発明は共通アースを有し、雄部分および雌部分を含む多極遮蔽コネクターに関 するものであって、この多極遮蔽コネクターは、前記雄部分が電気的絶縁性材料 によって作られて前記雌部分に適応するようになされ、少なくとも一部分前記雌 部分を包囲する複数の部分を有する本体を含み、この本体がさらに前記包囲する 複数の部分に平行な前記本体の基部を通って伸長するコネクターピンの複数の横 列および縦列を含むようになされていて、また前記雌部分が電気的絶縁性材料に よって作られた本体を含み、この本体が前記雄部分の本体上の前記包囲する複数 の部分の間に挿入されるようになされ、また複数の孔部分を設けられて、これら の孔部分内に前記雄部分のピンが嵌合するとともに、これらの孔部分から複数の チャンネルが伸長して、接点装置から前記ピンに伸長する接点導線または導電体 を収容するようになっている。

背景の技術 この種の遮蔽された多極コネクターはこの技術分野では公知である。この遮蔽部 は金属プレートによって構成され、これらの金属プレートが雌部分の本体の溝内 に複数の孔および接続導線の複数のチャンネルの横列の間に挿入されるようにな っている。これらのプレートはまた或る場合には絶縁材料によって被覆されるよ うになっている。これらのプレートは電気的に互いに接続されてアース装置に接 続され、雌部分の廻りに遮蔽部を形成するようになっている。この種の構造の欠 点は、これらのものが比較的多くの別々の構成要素を含み、このことがコネクタ ーを組立てる仕事を複雑にするとともに時間のか一るものになしている。さらに 、雌部分の遮蔽部は完全には前記部分の廻りに伸長してはおらず、雄部分上の遮 蔽が完全に欠如している。従って、これらのコネクターを介して伝達される信号 は妨害を受け易く、特に高周波信号の場合に妨害を受け易い。

他の早期に知られていた構造の場合には、雌部分が絶縁材料によって被覆された 多数の遮蔽金属プレート附形部を含んでいる。電気的接続装置および接続導線が これらのプレートおよび財形部の間に配置されている。この構造もまた比較的複 雑で、コネクターを組立てる仕事も複雑である。このようなコネクターも完全に 包囲する遮蔽部を欠いていて、雄部分もまた遮蔽部を設けられていない。

しかし、同軸装置の形状の完全に遮蔽された装置もこの技術分野では公知である 。しかし、このような装置は唯１つの導電体しか有しておらず、すなわちこれら の装置は単極構造である。

発明の開示 本発明の目的は、前述の種類のコネクターの早期のもの一構造に関連する欠点を 回避し、同軸装置と同様の良好な遮蔽特性を有し、簡単で目的によく適合する構 造を有し、組立が容易に行い得るとともに、その雌部分および雄部分の両者とも その周囲を完全に遮蔽されるような多極コネクターを提供することである。上述 の目的は以下の請求の範囲に限定される特徴を有するコネクターによって達成さ れる。

本発明によって構成された遮蔽コネクターは先ず第１に雄部分および雌部分の両 方に関して完全に遮蔽される利点を与え、また高周波信号の妨害のない伝達を可 能になす。さらに、このようなコネクターは簡単な方法で製造され、組立てられ ることができる。何故ならばこのコネクターは極く僅かな数の構成要素しか含ん でいないからである。

本発明は以下に本発明の望ましい例示的な実施例および添付図面を参照してさら に詳細に説明される。

図面の簡単な説明 第１図は本発明のコネクターの第１の実施例の斜視図であって、組立てられた状 態のコネクターを示し、第２図および第３図はそれぞれコネクターの雄部分およ び雌部分を示し、第４図および第５図は斜視図にて雌部分の一部分を形成する種 々のプレートを示し、第６図は組立状態のコネクターを通る断面図であり、第７ 図は本発明のコネクターの第２の実施例の斜視図であって、このコネクターを組 立状態で示しており、第８図は第７図に示される雄部分を示し、第９図は斜視図 にて第７図に示された雌部分の一部分を形成するプレートを示し、第１０図は雄 のコネクタ一部分の構成要素部分の構造を示している。

発明を実施する最良の態様 第１図は斜視図にて本発明の多極遮蔽コネクターの第１の実施例を示している。

このコネクターは雄部分ｌおよび雌部分２を含み、概略的に示された印刷回路盤 またはカード３上に取付けられて、これに接続されている。

第２図からさらによく判るように、雄部分ｌは実質的にＵ形の本体４を含み、こ の本体は電気的絶縁材料によって作られている。多数のコネクターピン７が複数 の横列および縦列の配置されていて、これらのピンは本体４の基部５を通って雌 部分２を包囲する脚部６に平行に伸長している。図示の実施例の場合、コネクタ ーはピンの４つの横列および６つの縦列を有するが、本発明はこの特定の数に制 限されるものではなく、またコネクターがそれぞれさらに少ない数またはさらに 多くの数の横列および縦列を含むようになし得ることは理解されるところである 。基部５は突出部８を設けられ、これらの突出部はそれぞれ脚部６０間で突出す るそれぞれのピン７を包囲していて、これらの突出部は雌部分２の対応する凹部 または空所とともに高周波信号の漏話を阻止するウェーブトラップを形成してい る。

雌部分２は第３図にさらに明瞭に示されている。判るように、この雌部分は本体 ９を含んでいて、この本体は電気的絶縁材料によって作られて、本体４を包囲す る脚部６０間に配置されてこの本体４の雄部分に適応されるようになっている。

この本体９は第４図によるような中間プレートＩＯおよび第５図によるような端 部プレート１１によって構成されている。プレートｌＯおよび１１はこれらのプ レートの間のそれぞれの分離平面が雄部分１のピンの１つの縦列に対応するよう になされている。

従って図示の実施例の場合、雌部分２は５つの中間プレート１０および２つの端 部プレート１１を含んでいる。

第４図および第５図はそれぞれプレートｌＯおよびｌｌの構造を示している。こ れらのプレートは、図面に示されるように端部プレート１１が一方の側面だけに しか凹部を存しないのに対して、中間プレー）１０が両方の側面に対応する凹部 を有することを除いて、凹部１２と互いに同様な状態で設けられている。必要な ２つの端部プレート１１はそれぞれ互いに鏡像対称的になされている。図示の実 施例の場合、プレートｌＯおよび１１はまた肩部または当接部１３を設けられ、 これらの肩部は、雌部分が取付けられる印刷回路カード３に当接するようになっ ている。これらのプレートはまた貫通孔１４を設けられ、これらの貫通孔によっ てプレートがともにねじ止めまたはボルト止め、またはその他の手段で結合され て雌部分の本体９を形成するようになされている。

凹部１２は雄部分！に対面するプレート１０および１１の側面から、最初ビン７ の方向に伸長し、その後でこれらの凹部は下方に向って印刷回路カード３に対面 する雌部分２の側面に向って湾曲している。これらのプレートＩＯおよび１１が 組立てられて雌部分２を形成した時に、互いに対面して当接する凹部１２は接続 装置１５および接続導線または導電体１６を受入れるチャンネルを形成するが、 これらの内の唯１つの接続装置および１つの接続導線だけが中間プレート１０内 に定位置に示されていて、図示のために第４図にはさらに他の１つの接続装置お よびさらに他の１つの接続導線が対応するピン７の２つの変形形態とともにプレ ートの外側に引出されて示されている。これらの凹部１２は雄部分ｌに対面する 部分１７内にてこれらの凹部が突出部８に対応し、これらの突出部とともに高周 波信号の漏話を阻止する前述のウェーブトラップを形成するようになっている。

この部分１７に隣接した位置にて、凹部１２はさらに幅の狭い部分１８を設けら れ、この部分がコネクターの雄部分内のコネクタービン７に対応するようになっ ている。

コネクターを遮蔽するために、雄部分ｌおよび雌部分２の両者の表面は、コネク ターの雄部分ｌのそれぞれのピンの廻りの突出部８上の表面１９および部分１７ および狭い部分１８の間の当接面２０の位置からの凹部１２の表面に対する部分 を除いて金属化される。従って、部分１７も金属化される。雌部分２のプレート ｌＯおよび１１は互いに電気的に接続され、金属化の結果としてこの雌部分は完 全に外部の妨害に対して遮蔽される。この金属化の結果として、ピンおよび接続 導線は完全に外部環境から遮蔽される。雌部分２はまた印刷回路カード３上で最 外部に位置するアース面に対してコネクターの雌部分２のプレー）１０および１ １の金属化された表面を通して接続される。雄部分ｌおよび雌部分２の間の接触 は直接にこのアース面内で行われ、基体部分５および内方に面する雄部分の脚部 ６の側部の金属化された表面が第６図に明らかに示されるように雌部分の本体９ の対応する表面と滑動するようになされる。図示のために、第６図には唯１つの 接続装置および唯１つの接続導線が雄部分内に定位置に引入れられるように示さ れているが、この図面は如何にしてピン７および接続装置１５０間に電気的接触 が作られるか、また如何にして接続導線または導電体１６が印刷面カード３に接 続されるかを示している。種々の部分の金属化された表面の間およびまたプレー トｌＯおよび１１の間の接触をそれぞれ改善するために、これらの表面は小さい 不規則性を有してボスを打出されて、これらの表面の間に正しい接触が得られる ようになすのが望ましい。

これらの導電体は前記ウェーブトラップを形成する突出部８および対応する凹部 １２の部分によってこれらの部分の間の接合部を外部環境に対して遮蔽するが、 これらの表面は金属化によって電気的接触状態になされる。

雄部分！および雌部分２の間に配置されるアース面もまた図示されていない１つ またはそれ以上のビンを残余のピンよりも長くすることによって電気的に接触さ れて、これらの部分が組立てられた時に接続装置１５および雌部分２のアース接 続導電体１６の間に最初に電気的接触が作られるようになされる。

第７図は本発明のコネクターの他の例示的な実施例を示している。第８図に示さ れるように、雄部分ｌは雌部分２を完全に包囲する箱形の部分６を有する本体４ を含んでいる。既述の実施例の場合と同様に、コネクタービン７が本体４の基部 ５を通って部分６内の空間に伸長して、雌部分に接触するようになされている。

雄部分および雌部分の間のさらに良好な遮蔽および電気的接触を得るために、包 囲する部分６の内面、すなわち雌部分２に対面する側面は弾性的な金属舌片２１ を設けられ、これらの舌片は雌部分と接触して、コネクターの廻りの良好な遮蔽 部を形成する。これらの金属の舌片の構造およびその雄部分内への取付は方法が 第１０図を参照して以下に詳細に説明される。この実施例の場合、雌部分２は多 数の同軸導線１６に対する接続部分を形成するように企図されていて、前述の方 法で中間プレートｌＯおよび端部プレート１１によって構成されているが、これ らの内１つの中間プレート１０が第９図に示されている。既述の実施例と同様に 、唯１つの接続装置１５がこの図面では定位置に引入れられている。この実施例 と既述の実施例との間の相違点は、この場合凹部１２がプレートを横切って横方 向に伸長し、また拡大部分２２が凹部内に形成されていることである。この拡大 された部分もまた金属化されている。同軸導線１６の遮蔽部はこの拡大された部 分２２内にあり、この遮蔽部は外端部が露出されるようにして、金属のスリーブ ２３によって強固に緊締され、このスリーブが同軸導線を包囲して拡大された部 分２２と接触を行うようになっている。

雄部分および雌部分の間の改善された遮蔽部の他の実施例においては、雄部分ｌ は突出部８に対応する開口２５を設けられた薄い金属プレート２４の形状の附加 的なアース接続装置を設けられることができる。舌片２６は開口２５０部分の材 料からパンチ加工され、このプレートの平面に垂直に曲げられて、突出部に当接 して雌部分の対応する部分１７と接触するようになっている。突出部８は第１０ 図に示されるように舌片２６を収容するための対応する凹部２７を設けられてい るが、この図面はプレート２４が取付けられる雄部分および分解された図面内の 種々の構成要素を示している。簡単のために、唯１つのプレートしか示されてい ないが、実際には４つのプレート２４が必要で、これらのプレートはそれぞれ開 口２５の一側に沿ってパンチ加工された複数の舌片２６を設けられる。何故なら ば１つの開口の材料から４つの舌片をパンチ加工することは不可能であるからで ある。

これらのプレートは雄部分に取付けられて、舌片がそれぞれの突出部８の総ての ４つの側面に当接するようになされる。

第８図に示された前述の金属舌片２１は舌片２６と同様の方法で突出部８に対応 する開口を設けられて、雄部分１の基部５に適応されるようになされた金属プレ ートをパンチ加工することによって形成されることができ、その際対応する基部 の外側に残ったプレートの材料がプレートの平面に直角に曲げられて、舌片２１ を形成するようになされる。従って、この場合には唯１つの金属プレートしか必 要でない。

前述の実施例が種々の方法で組合されることができることは理解される。例えば 、第２図による雄部分ｌはまた第７図および第９図による雌部分２とともに使用 されることができ、また第１θ図による漏話を阻止する改善された保護および（ または）第８図によるＥＭＣ遮蔽部が本発明の種々の変形形態に選択的に使用さ れることができる。

本発明は前述の図示された実施例に制限されるものではなく、種々の修正が請求 の範囲内で行い得ることが理解されるところである。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．共通のアースを有し、雄部分（１）および雌部分（２）を含んでいて、その 際前記雄部分が電気的絶縁材料によって作られて、前記雌部分に適応され、前記 雌部分を少なくとも一部分包囲する部分（６）を有する本体（４）を含み、また その際前記本体が前記包囲する部分（６）に平行に前記本体の基部（５）を通っ て伸長するコネクターピン（７）の横列および縦列を含み、またその際前記雌部 分が電気的絶縁材料によって作られて、前記雄部分の本体の前記包囲する部分の 間に挿入されるように企図されて、前記雄部分のピンを受入れる孔部分（１８） および前記孔部分から前記ピンに接続される接続装置（１５）に伸長する接続導 線（１６）を受入れるように企図されたチャンネルを設けられた本体（９）を含 むようになされた多極遮蔽コネクターにおいて、前記雌部分（２）の本体（９） が多数のプレート（１０、１１）によって構成されていて、これらのプレートが 前記ピン（７）の縦列に対応するピッチを有し、また前記プレートの互いに対面 する側面がそれぞれ前記ピンの縦列に対応する孔部分（１８）および前記接続導 線（１５）のためのチャンネルの半体部分を形成するようになされていて、また 前記雄部分（１）の本体（４）および前記雌部分（２）のプレート（１０、１１ ）の両者の外側を形成する表面が前記ピン（７）を直接取巻く面積部分およびそ れぞれ前記孔部分（１８）および前記チャンネル内の面積部分を除いて金属化さ れていることを特徴とする多極遮蔽コネクター。
2. ２．前記雄部分（１）が突出部（８）を設けられていて、これらの突出部がウェ ーブトラップを形成して、前記包囲する部分（６）の間で突出するそれぞれのピ ン（７）を包囲し、また前記雌部分（２）のプレート（１０、１１）の凹部（１ ２）が対応する部分（１７）を設けられ、前記突出部（８）および前記部分（１ ７）もまた金属化されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載されたコ ネクター。
3. ３．前記雄部分（１）の突出部（８）に対応する開口（２５）を有する金属プレ ート（２４）が、前記基部（５）に当接するように配置されていて、また前記金 属プレートが弾性的舌片（２６）を設けられ、これらの舌片が前記開口の廻りに 配置されて、前記プレートに垂直に伸長しており、また前記突出部（８）が前記 舌片に対応する凹部（２７）を設けられていることを特徴とする請求の範囲第２ 項に記載されたコネクター。
4. ４．前記雄部分（１）が前記雌部分（２）を完全に包囲する部分（６）を設けら れていて、また前記包囲する部分の内方に向く表面が弾性的な金属舌片（２１） を設けられ、これらの舌片が前記コネクターを組立てた状態で前記雌部分のプレ ート（１０、１１）に当接するようになされていることを特徴とする請求の範囲 第１項から第３項までの内の何れか１項に記載されたコネクター。
5. ５．前記雄部分（１）の本体がＵ形の形状を有し、前記Ｕ形の脚部（６）が前記 ピン（７）に平行に伸長するようになされていることを特徴とする請求の範囲第 １項から第３項までの内の何れか１項に記載されたコネクター。
6. ６．前記金属化された表面がボスを打出されるようになされていることを特徴と する前掲請求の範囲の何れか１項に記載されたコネクター。
7. ７．前記ピン（７）の内の若干のものが残余のピンよりも長くなされて、アース ピンを形成するようになされていることを特徴とする前掲請求の範囲の何れか１ 項に記載されたコネクター。
8. ８．前記雌部分（２）が印刷回路カード（３）または同様のものに取付けられる ように企図されて、前記印刷回路カードの１つの縁部に当接する当接部（１３） を設けられていることを特徴とする前掲請求の範囲の何れか１項に記載されたコ ネクター。
9. ９．前記接続導線（１６）が同軸ケーブルになされていて、これの遮蔽部が包囲 するスリーブ（２３）によって固定され、前記雌部分（２）のそれぞれの凹部（ １２）の対応する拡大された部分（２２）内に電気的接触が作られるようになさ れていることを特徴とする請求の範囲第１項から第７項までの内の何れか１項に 記載されたコネクター。
10. １０．前記雌部分（２）のプレート（１０、１１）が互いに合致する貫通孔（１ ４）を設けられて、前記孔を通して挿入されるボルトまたは同様の緊締装置によ ってともに保持されるようになされていることを特徴とする前掲請求の範囲の何 れか１項に記載されたコネクター。